2020/08/25

クラッチトラブルに泣いたアロンソのインディ500

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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『世界三大レース』の制覇が夢であることを隠さない元F1チャンピオンであるフェルナンド・アロンソにとって、今年の挑戦は不本意なものとなった。
26番手からスタートした今回のレース、アロンソの結果は21位フィニッシュという厳しいもの。
これについて本人はレース後次のように語っている。

「これだけ後方からのスタートというのは最初から厳しいものだったね。
スタートしてからレースのほとんどをバックマーカー(周回遅れ)として走らなくてはならなかったんだから。
そして今年、勝利の女神が僕に向かってほほ笑むことは最後までなかったよ。
レース序盤はオーバーステアに苦しんだし、その修正ができてからマシンのバランスは良くなったけれど、今度はクラッチが働かなくなってしまい、ピットインする度に押し掛けでスタートするしかなかったんだ。
これじゃ、周回遅れを取り戻すなんてできやしないよ」

2021年から2年間、再び古巣ルノー・チームでF1を戦うことが決まっているアロンソにとって、少なくともこの間はインディ500から離れることになる。

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2020/08/24

佐藤琢磨(ホンダ)、再び『インディ500』を征す

佐藤 琢磨 (C)Honda Racing
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8月23日(日)、インディアナポリス・モータースピードウェイで行われた『第104回インディ500決勝』で、レイホール・レターマン・レーシングに所属する日本の元F1ドライバー佐藤琢磨(ホンダ)が、2017年以来となる自身通算2度目の優勝を果たした。

3番手スタートの佐藤琢磨は2番からスタートのベテラン、スコット・ディクソンとトップ争いを演じていたが、残り5周というところで他車がクラッシュし、イエローコーションのままフィニッシュ。
その時点でトップに立っていた佐藤琢磨がインディカー・シリーズ6勝目、インディ500では2度目となる勝利を飾ったもの。
なおインディ500の勝利で自身の世界三大レース制覇を狙ったアロンソ(シボレー)は21位だった。

レース結果はこちら
NHK-BS1のテレビ放映は8月24日(月)18時から21時50分まで。

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2020/08/18

インディ500挑戦のアロンソと佐藤琢磨で明暗分かれる

佐藤 琢磨 (C)Indycar Media
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共にインディ500レースの公式予選を終えた元F1ドライバーのフェルナンド・アロンソと佐藤琢磨で明暗が分かれたようだ。

今シーズン、アロンソ本人も事実上最後の機会と捉えるインディ500レースへの挑戦だが、この週末2日間に渡って行われた公式予選で、アロンソ(シボレー)のグリッドはプラクティスでウォールにヒットするシーンもあってか全33台中の26番手という結果に留まったもの。
約3時間にも渡る長丁場のレースとはいえ、この位置からの制覇はなかなか困難なこと。
来シーズンは再びF1に2年契約で復帰するアロンソだが、ルノー・チームということでインディ500との掛け持ちはおそらく無理、そうすると事実上これが念願である『世界三大レース制覇』へのラストチャンスになるかも知れない。

一方昨年14番グリッドから3位フィニッシュした佐藤琢磨(ホンダ)は今回の予選で3番手という結果を残し、レースでは自身初となるフロントロウからのスタートを確定させている。
すでに日本人として唯一の優勝経験もある佐藤琢磨、23日(日)深夜インディアナポリスからの朗報に期待が掛かる。

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2020/08/14

アロンソ、「今年がインディ500制覇ラストチャンス」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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新型コロナウイルスの影響により、今年のインディ500レースは8月23日(日)に延期、これに伴い今週末から恒例の予選セッションが始められる。
かねての夢である『世界三大レース』制覇を目指し、前F1ドライバーのフェルナンド・アロンソは今年もマクラーレン・グループの協力を得て万全の体制により優勝を狙っている。
しかし本人はこれについて「インディ500挑戦は今年が最後のチャンスになるだろう」と、引き締めている。

というのもアロンソはすでに2021年より古巣であるルノー・チームからのF1復帰が決まっていて、インディカー・シリーズとまったく関わりのないルノー・チームに在籍しながらのインディ500挑戦はこれまでと異なり困難とみられているからだ。
ルノーとの契約が明ける2023年にはフリーの身になるが、バックアップなしにインディ500制覇が見込めるだけの体制を再び築くというのは事実上不可能となりそうだ。

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2020/07/30

「F1でもスクリーン方式に」と、マーカス・エリクソン

Image (C)INDYCAR Media
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元ザウバー・チーム等のF1ドライバーで、現在はインディカー・シリーズに参戦するマーカス・エリクソン(29歳:スウェーデン)が、「F1でもインディカー方式のコクピット保護デバイスを導入すべき」と進言している。

現在F1では『ハロー・システム』と呼ばれるTバー方式のピラーでドライバー頭部を護っている。
一方、インディカー・シリーズでは透明な強化プラスティックによる『エアロスクリーン』方式を採用している。
これについてエリクソンは、「僕はF1のものもインディカーのものも両方経験しているけれど、間違いなくエアロスクリーンのほうが優れていると思う。
ハロー並みの強度を持ち合わせた上で、ドライバーからの視野は格段にいいからね。
細かいデブリ(破片)などからの安全も担保されているし。
僕は将来F1だけでなくヨーロッパ地域のレースでもみんなエアロスクリーンになっていくと思うな」と、持論を展開している。

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2020/05/26

ピエロ・フェラーリ氏、インディ参戦計画を後押し

Piero Lardi Ferrari (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリF1チームのマッティア・ビノット代表が先に明らかにしたインディカー・シリーズ参戦案だが、フェラーリの創始者の子息で現在同社の副会長を務めるピエロ・フェラーリ氏(75歳:イタリア)がこの計画に賛意を示したことにより現実味が増してきた。

既報のようにF1はバジェットキャップ(予算制限)として大幅なコスト削減案に同意したが、フェラーリ・チームはこれにより大幅な余剰人員を抱えることになるため新たな活動計画の一端としてインディカー・シリーズ挑戦を挙げたもの。

これについてピエロ氏は次のように専門紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』で語っている。
「フェラーリはまず社会的責任を負った企業であるということ。
そのためには従業員の雇用を護る必要があるということだ。
したがって新たにインディカー・シリーズに挑戦するというのは理に適ったものといえる。
実はフェラーリはかつてアルベルト・アスカリと共にインディ500に参戦したこともある。
だからもし父(エンツォ)が存命していたら、きっとこの計画に賛同するに違いない」

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2020/05/15

フェラーリ、「F1コスト削減強行ならインディカー参戦も」

Indycar Image (C)Honda Racing
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ベッテルの離脱に加えサインツを獲得してF1で注目を集めたフェラーリ・チームだが、今度はさらにインディカー・シリーズ参戦という新たな話題で関心を呼びそうだ。
これは同チームのマッティア・ビノット代表が地元イタリアのテレビ局『スカイ・イタリア』で明らかにしたもの。
それによればこれにはF1がいま進めているコスト削減が関係しているとのこと。

「かねてコスト削減を進めているF1は、現在コストキャップの上限を年間1億7500万ドル(約187億円)までの低下で合意されているが、今回の新型コロナウイルスの影響によるF1の財政悪化でさらに大きく削減しようとしている。
われわれには企業として従業員の雇用を維持する社会的責務があるが、しかしそれほど縮小となればファクトリーの人員を維持できなくなってしまう。
従って余剰人員対策として考えているのがインディカー・シリーズへの参戦だ。
幸い、アンドレッティ(F1王座にも輝いたマリオ氏)からは熱心に誘われていたしね」と、前向き姿勢。

インディカー・シリーズの主戦場である米国はフェラーリにとっても重要な市場であるが、ただインディカーはF1に比べ制約が多いのが少々難点か。

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2020/05/11

アロンソのF1復帰の道、より困難に

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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前マクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソ(38歳:スペイン)が諦めていないと認めるF1復帰の道だが、ここでも新型コロナウイルスの影響により困難なことになっているようだ。

ドライバーにとっての勲章とされる『世界三大レース』制覇に、あとインディ500レースだけとしているアロンソにとって今シーズンの喫緊の目標は同レースの優勝にあるのは言うまでもない。
そのため再びマクラーレンが造った『アロー・マクラーレンSP』からスポット参戦することがすでに決まっている。

それでもアロンソが2021年シーズンのF1復帰を模索していたことは衆知の事実。
しかしF1レギュレーションの大幅改訂が1年先送りになったことでドライバー市場が滞り、アロンソにとってF1シートを見つける可能性は低いものとなた。
さらに今般の新型コロナウイルス騒動は、アロンソの計画をも大きく阻害する状況になってしまっている。

一方、トヨタWECチームですでに2回のルマン24時間レース制覇を果たしたアロンソが、通算3度目の優勝を狙う可能性もある。
『世界三大レース』制覇を果たしてもアロンソが初ではないが、ルマン3勝を加えると史上初の快挙ということになる。

なお今年のインディ500レースは8月23日(日)への延期が決まっている。

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2020/04/26

ノリス(マクラーレン)、インディカー・レースで実力みせる

Lando Norris (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームのF1ドライバーであるランド・ノリス(20歳:イギリス)がインディカー・レースでいきなり優勝を飾ってその実力を見せつけた。
といっても、これは今シーズン各分野で行われているバーチャル・レースでのこと。

F1同様、新型コロナウイルスの影響で今シーズンレースができていないインディカー・シリーズは『iRacing』と共同でバーチャル・レースを展開。
今回第5戦のサーキット・オブ・ジ・アメリカズにノリスが初参戦、ポールポジションを獲得すると決勝レースでもベテランのウィル・パワーらを抑えてみごと初優勝を遂げてみせた。

なお同レースに参戦した佐藤琢磨はオープニングラップで大きく順位を落とし、結局30位に留まっている。

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2020/04/13

ダラーラ社、医療用マスク製作で貢献

Dallara DW12 (C)Indycar Media
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メルセデスらF1チームが英国で新型コロナウイルス対策用の医療機器の製作で協力していることが報じられたが、今度は現在インディカー・シリーズなどで専用マシンを独占供給するダラーラ社が医療用マスクやガウンを製作して貢献していることがわかった。
これはイタリアの本社だけでなく、アメリカの拠点も同様。

ダラーラは1988年から1992年に掛けてフォード・エンジンを搭載したマシンでF1にワークス参戦(最高3位)したこともあるが、多くはプライベートチームからの受託でマシンを提供してきた。
現在はF1を除いたF2、インディカー、スーパー・フォーミュラなど多くのカテゴリーでトップシェアを占めている。

これについてダラーラUSAのステファーノ・デポンデイ/CEOは「新型コロナウイルスは人類全体の危機だ。技術があるのだからこれに協力するのは企業の使命に他ならない」と、前向きな姿勢をみせた。

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