ニース、フランスGPの開催を窺う
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Jean Alesi (C)Mercedes Motorsport
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新しくポールリカール・サーキットの代表に就いた元F1ドライバーのジャン・アレジ氏は、今年のカレンダーから外れたフランスGPについて自身の見解を示した。
現代F1スタートした1950年から開催されたフランスGPの開催地はランス・サーキットだったが、近代はポールリカールとマニクールが開催を巡って騒動が続いた。
これについてアレジ氏は「フランスGPがカレンダーから脱落した原因は政治にある」と英『オートスポーツ』誌で指摘したもの。
アレジ氏は「(関心持たず)大統領が来ないグランプリなんてウチくらいのもの」として、フランスで政治的なバックアップがないことを憂えた。
新規開催希望地が門前列を成す現状では、一旦消滅したグランプリの復活はなかり困難なことになる。
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Tyre Work (C)Pirelli Motorsport
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24(日)行われたフランスGP決勝レースで最速のピットストップタイム(DHLファステスト・ピットストップ・アワード)を記録したのは、またしても常連であるレッドブル・レーシングのクルーだった。
それによれば最速は優勝したマックス・フェルスタッペンを2.44秒の作業でコースに復帰させた際に記録されたのもの。
今回の2位はアルファタウリでピエール・ガスリーの2.53秒、3位はマクラーレン・レーシングのダニエル・リカルドの2.75秒だった。
なおこのレースの『ドライバー・オブ・ザ・デー』に選ばれたのはグリッド最後列から5位となったカルロス・サインツ(フェラーリ)。
またボーナスの1ポイントが与えられるこのレースの『ファステストラップ・アワード』も、同じくカルロス・サインツが51周目に記録した1'35.781で獲得した。
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Image (C)Mercedes Motorsports
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FIA(国際自動車連盟)は、先に行われたフランスGPの決勝レース終盤、VSC(バーチャル・セーフティカー)からの再スタート時、コンピュータ・システムに問題があったことを認めた。
これはイエローコーション中の作業が終わり、レース再開を通知するためにコントロールタワーから全チームにVSCの終了を自動送信するもの。
かし今回はこの通知が2回送られたということでチームやドライバーに混乱があったことがわかっている。
実際、レッドブルのペレスはこのせいで再スタート時メルセデスのラッセルにオーバーテイクを許し、表彰台を逸したとみられている。
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THE RACE TYRE STORY
・レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、1ストップ戦略でフランスグランプリを制し、今シーズン7勝目を挙げました。P Zeroイエロー・ミディアムタイヤでスタートしたフェルスタッペンは、16周目にP Zeroホワイト・ハードタイヤへ交換しました。このタイミングは、フェラーリのシャルル・ルクレールがコースアウトしたことに伴うセーフティーカー導入の数周前でした。
・セーフティーカー導入が戦略に大きな影響を及ぼし、多くのドライバーがこの機会を活用してピットストップを行いました。ハードタイヤでスタートしたドライバーはわずか3名だったことから、大半のピットストップはミディアムからハードへ交換するものでした。
・その中の1名であるフェラーリのカルロス・サインツは、グリッドペナルティーによる後方のスタートから5位でフィニッシュしました。セーフティーカー導入周回中にミディアムへ交換したサインツは、残り11周時点で再度ミディアムへ交換する戦略を採りました。サインツを含む2ストッパーは、わずか3名でした。
・非常に暑いコンディションとなり、スタート直後の路面温度は57℃でした。
HOW THE COMPOUNDS MADE THE DIFFERENCE
・ハード C2: 耐久性と性能の両面を提供したハードは、レースの鍵を握るコンパウンドとなりました。昨日まで、ハードでのロングランを実行したチームが皆無であった中、フェルスタッペンは、このレースでハードタイヤでの最長となる36周のスティントを走行しました。
・ミディアム C3: 大半のドライバーがミディアムでスタートしました。厳しいコンディション下、ミディアムは、予測よりも小さいデグラデーションと良好なバランスを示しました。中でもサインツは、第2スティントをミディアムで24周を走行し、後方のスタートから表彰台争いに加わるまでの追い上げを見せました。また、サインツはミディアムでファステストラップを記録しました。
・ソフト C4: 高いデグラデーションを示すソフトを使用する1ストップ戦略は難しいことから、予選の主役であったソフトは、レースでは使用されませんでした。
ピレリ F1およびカーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「グリップと性能によって1ストップが可能に」
「路面温度が57℃に達する非常に暑いコンディションであったことから、我々は2ストップが主流になると想定していました。しかし、結果的には、ハードおよびミディアムが厳しいコンディションに対応できたことによって、当初予測した最速戦略である1ストップが可能となりました。高温のコンディション下では想定通りの高いデグラデーションとブリスターの発生が見られたものの、エキサイティングで予測不能なレースにおいて、タイヤの性能そのものは損なわれることがありませんでした」
ピレリジャパンプレスリリース
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Start Signal (C)Mercedes Motorsports
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フランスGPのレーススチュワード(競技委員)は、PU(パワーユニット)交換等によるペナルティのため次のようにスターティンググリッドを発表した。
それによれば、サインツ(フェラーリ)とマグヌッセン(ハース)が共にグリッド最後尾となっている。
【スターティンググリッド】
1. ルクレール(フェラーリ)
2. フェルスタッペン(レッドブル)
3. ペレス(レッドブル)
4. ハミルトン(メルセデス)
5. ノリス(マクラーレン)
6. ラッセル(メルセデス)
7. アロンソ(アルピーヌ)
8. 角田裕毅(アルファタウリ)
9. リカルド(マクラーレン) *
10. オコン(アルピーヌ) *
11. ボタス(アルファロメオ) *
12. ベッテル(アストンマーティン) *
13. アルボン(ウィリアムズ) *
14. ガスリー(アルファタウリ) *
15. ストロール(アストンマーティン) *
16. 周冠宇(アルファロメオ) *
17. シューマッハ(ハース) *
18. ラティフィ(ウィリアムズ) *
19. サインツ(フェラーリ) *
20. マグヌッセン(ハース) *
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FIA
フランスGPのレーススチュワード(審査委員)が、23日(土)行われたフリー走行3回目セッションでピエール・ガスリーにピットレーン速度違反があったとして、スクーデリア・アルファタウリに罰金を科したことがわかった。
それによればフランスGPのピットレーン速度は制限60キロのところ゛カスリーは77.8キロで走行したということで、罰金1,000ユーロ(約13万9千円)を科したことを明らかにしたもの。
レギュレーションでは制限を超えたキロ数に100ユーロを乗じた金額の罰金が科せられることが決まっているが、最大1,000ユーロを上限としている。
マシントラブルで予選Q1敗退を喫したガスリーにとっては散々なことになった。
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Carlos Sainz (C)Ferrari S.p.A
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フランスGPのレーススチュワードは、複数のコンポーネンツ交換によりフェラーリ・チームのカルロス・サインツが日曜日の決勝レースを最後尾グリッドからスタートすることを通知した。
当初はシーズン4基目のICE(エンジン)本体投入によりグリッド10番降格ペナルティとされていたが、この際他にも4基目のTC(ターボチャージャー)、4基目のMGU-K(運動エネルギー回生システム)、4基目のMGU-H(熱エネルギー回生システム)が一気に投入されるためだ。
サインツはこのため予選Q3ではトゥを使わせるなどルクレールのサポート役に徹し、そのチームプレーにパドックでは「称賛の声」が聞かれた。
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