2021/06/12

メルセデス、マジック・ブレーキの改善を図る

Image (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームは、アゼルバイジャンGP決勝レースで同チームのルイス・ハミルトンに起きたいわゆる『マジック・ブレーキ』のトラブルについて、次戦フランスGPまでに解決策を講じることを言明した。

これは、アゼルバイジャンGPの終了間際、赤旗中断からの再スタート時ハミルトンがブレーキを温めるための装置であるマジック・ブレーキをフォーメーションラップ中に作動させたたまま、解除のボタンを操作するのを忘れたと報道されているもの。
そのためフロントにブレーキバランスが偏り、制動が間に合わずにオープニングラップの1コーナーで、真っ直ぐコースオフしたというものだ。

同チームで技術部門を預かるマイク・エリオット/ディレクターは、「今回のトラブル原因がドライバーの誤った動作であるとしても、そうした間違いの起きないシステムを開発しておかなければならない」とした。

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2021/06/10

事故後のセーフティカー導入の遅れに非難の声

Mercedes AMG F1 Safetycar (C)Mercedes Motorsport
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アゼルバイジャンGP決勝レースではストロール(アストンマーティン)、フェルスタッペン(レッドブル)と2度に渡るタイヤバースト事故によりコース上にデブリ(破片)が散乱、イエローコーションとなったが、この際のセーフティカー導入に時間が掛かったことに非難の声が挙がっている。

その一人であるフェラーリ・チームのルクレールは、「路面はあんなひどい状況だったのに、なんでセーフティカーの導入に時間が掛かったのかわからない。
僕の考えでは、他車の安全を守るため、直ちにレースを止めるべきだったと思うな。
路面には様々なパーツが散らかっていて、僕らはどこを通ったらいいのかわからないくらいだったんだから。
あれじゃいつまた大きな事故が起きてもおかしくないほどさ」と、糾弾した。

FIA(国際自動車連盟)ではこうした声を受け、次戦フランスGPでのドライバーズ・ブリーフィングでこの件について説明と確認をするとしている。

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アゼルバイジャンGPも最速ピットストップはレッドブル

Redbull/Pitstop (C)RedBull Racing
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今回行われたアゼルバイジャンGP決勝レースで最速のピットストップタイム(DHLファステスト・ピットストップ・アワード)を記録したのは、前戦のモナコGPに続いて常連レッドブル・レーシングのクルーだった。

12周目にピットインしたマックス・フェルスタッペンに対してのもので、全チーム中最速となる1.98秒を記録したもの。
2-3番手には共に2.13秒の同タイムでライコネン(アルファロメオとラッセル(ウィリアムズ)が並んだ。
なおレッドブルの今季最速ピットストップは開幕バーレーン戦の1.93秒というもの。

このレースの『ドライバー・オブ・ザ・デー』は、11番手スタートから2位に入ったアストンマーティンF1のセバスチャン・ベッテルが2戦連続で選ばれた。
またDHLファステストラップ・アワードを受賞したのは、トップを走行していながらもタイヤトラブルによって戦線離脱を喫したフェルスタッペンが44周目に記録した1'44.481。
フェルスタッペンはリタイヤのため無効とみられたが、公式記録で完走扱いとなったため、獲得が決まった。

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2021/06/09

ロス・ブラウン氏、再スタートの決断を支持

Image (C)Mercedes Motorsports
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アゼルバイジャンGP決勝レース、残り実質わずか2周というところで再スタートの決定をしたFIA(国際自動車連盟)のマイケル・マシ/レースディレクターの判断について、F1のロス・ブラウン/モータースポーツ・ディレクターが支持する発言をしている。

この判断については、すでにレースが成立する75%の距離を終えていたことから、さらなる危険防止のためあえて再スタートをする必要はなかったとする意見も多かった。
しかしブラウン氏は、「わずか2周のスプリントレースで、これほどエキサイティングなレースができることを立証した」と、称賛。
今シーズンF1が予定しているイギリスGPなどの『スプリントレース案』にも繋がるものだとしている。

確かに今回はこの2周だけで、中身の濃い大きな順位変動がもたらされた。

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「アクシデント納得できない」ストロール(アストンマーティン)

Image (C)Aston Martin F1 Team
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アゼルバイジャンGP決勝レースで、タイヤバーストにより戦線離脱を余儀なくされたアストンマーティンF1のランス・ストロールは、「なぜストレートでスピンしたのかわからない」と、疑問を投げ掛けた。

「それまで順調で何の兆候もなかったので突然のアクシデントには納得できない。
今後のためにも、早く正確な事故原因を究明して対処しなければ、われわれは安心してレースできないよ」と、訴えた。
これについてF1タイヤを独占供給するピレリでは路面のデブリ(破片)によるものとの見解を示しているが、まったく同様のアクシデントに見舞われたレッドブルのフェルスタッペン共々この説明に納得てきない姿勢をみせている。

なおトラブルなく走り切ったチームメイト(ベッテル)のほうはチーム設立以来の最高位となる2位表彰台を獲得している。

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ベッテル(アストンマーティン)、「チームのため良い結果」

Sebastian Vettel (C)Pirelli Motorsport
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今シーズン体制を一新して臨むアストンマーティンF1は、新たに迎え入れた元F1チャンピオンであるセバスチャン・ベッテルの手により、開幕6戦にして初の2位表彰台を獲得した。

予選11番グリッドからの快挙に、ベッテル自身も喜びを隠していない。
「こうしてチームに2位という素晴らしい結果をプレゼントできてうれしいよ。
発展途上のこのチームにとって2位というのは大きな意味があるし、まさに天にも昇る心地さ。
まさか11番グリッドから表彰台に上がれるなんてレース前には予想もしていなかったけれど、この週末みんなが頑張ってマシンは大きな進歩を遂げていたからね。
結果はそのご褒美さ」

1959年から1960年に掛けて参戦した当時のアストンマーティンの最高位は6位というものだった。
またベッテルにとっても表彰台は昨年のトルコGP(フェラーリ)以来の快挙ということになった。

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2021/06/08

ルクレール(フェラーリ)、「木の枝が転落のきっかけ」

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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アゼルバイジャンGPをポールポジションからスタートしながら、4位フィニッシュと表彰台にも届かずにレースを終えたフェラーリ・チームのシャルル・ルクレールは、「路面の木の枝がそもそもの始まりだった」と、述懐した。

それによればルクレールは、無難にスタートを決めて1位のポジションのままレースをリード。
そして3周目のこと、路面に落ちていた木の枝を確認。
これを避けるためコーナーをショートカットした形になりアドバンテージを得ないために一瞬スピードを落としたのだという。
しかしこれで後続のハミルトン(メルセデス)に追撃のチャンスを与えることとなり、順位を落とすきっかけになったとのこと。
その後は前車の起こす乱気流にも悩まされ、さらに順位を落とす結果となった。

これで2019年のシンガポールGP以来、5戦連続でポールポジションの優位を活かせないレースが続くこととなった。

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ノリス(マクラーレン)、グリッド降格ペナルティに不満顔

Digiflag (C)Renault F1 UK
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アゼルバイジャンGP決勝レースで、赤旗中断のシグナルが呈示された際に十分な減速を行わずにピットレーン入口を過ぎ、コースに留まったノリス(マクラーレン)に対し、レーススチュワードは3グリッド降格と3点のペナルティ・ポイントを科したが、本人はこれに不満を示している。

「僕らはその瞬間まで全力を出して走っているんだ。
最高速で走っているのにいきなり赤旗が出てもスピードは落ちないしあそこからピットに入ることのほうが危険だよ」と主張。

しかしこれについてFIA(国際自動車連盟)のレースディレクターであるマイケル・マシ氏は、「赤旗は最大級の危険を示すものだから、いかなる時にも直ちに減速してピットに戻るのが鉄則。
これは6歳で初めてカートに乗る子どもだってみんな知ってること。
安全にモータースポーツをやるための基本中の基本なんだ」と、一蹴、取り合わない姿勢をみせた。
それでも本来なら5グリッド降格のところを3グリッドに留めたのは赤旗が出された時のノリスの位置を考慮したものとみられている。

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薄氷だった、優勝のペレス(レッドブル)

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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信じられないタイヤトラブルにより首位のフェルスタッペンが戦線を去った後、みごとにそのポジションを守り切ってレッドブル・レーシングに優勝トロフィーを持ち帰ったセルジオ・ペレスだったが、実はこちらもトラブルを抱えての走行で、まさに薄氷を踏む思いだったようだ。

ペレスによれば、レース終盤マシンはハイドロリック系のトラブルに見舞われていて、エンジニアとの無線交信の結果、トラブルが深刻な結果を招く前にマシンを止めることを決断、実際にピットレーン出口にストップ、パルクフェルメへはメディカルカーに便乗して戻っていた。

「最後の数周はハラハラだった」と明かすペレスは、それでも「フェルスタッペンの無念を晴らすためにも絶対に勝ちたかった」と、打ち明けた。

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2021/06/07

ピレリ、「タイヤトラブルはデブリのせい」

事故と無関係です (C)Mercedes Motorsports
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日曜日に行われたアゼルバイジャンGP決勝レースでは、ストロール(アストンマーティン)、そしてフェルスタッペン(レッドブル)とまったく同じようなタイヤトラブルによりマシンを大破するアクシデントに見舞われた。
いずれもコーナーではない箇所で、突然左リヤタイヤがビード部分から破損するという深刻なもの。

その症状からパドックではタイヤ自体の構造的な欠陥を懸念する声が聞かれたが、これについてF1タイヤの独占サプライヤーであるピレリタイヤのマリオ・イゾーラ/ヘッド・オブ・カーレーシングは直ちに否定した。
それによれば「現時点での初期所見」としながらも、損傷は路面に残されたマシンのデブリ(破片)がタイヤを傷つけた可能性が高いというもの。
だ正確な原因を突き止めるにはイタリア・ミラノの研究所に現物を持ち帰って検査する必要性があるとしている。

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