2024/10/04

「戦犯はメルセデス」と、エクレストン氏見解

Hockenheimring
Hockenheimring_l2過去ミハエル・シューマッハやセバスチャン・ベッテルなど歴史に残るチャンピオンを複数輩出する黄金時代を築いたドイツだが、近年はF1人気が低迷。
隆盛を誇ったドイツGPも完全消滅の危機にさらされている始末だ。

これについてかつてF1を率いた元FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)代表のバーニー・エクレストン氏は、「責任はメルセデスにある」と、ヨーロッパ地域最大のメデイァ・グループである『RTL』(ラジオ・テレビジョン・ルクセンブルグ)で語っている。

それよれば財政面でもかつてF1に協力的だったメルセデスは、人気に陰りを見せ始めてきてもF1と危機感を共有することなく、現在の深刻な状況を招いてしまったのだという。
エクレストン氏はまた「今のF1はアメリカの顔色を向きすぎている」とも、指摘している。

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2023/01/19

ドイツ、グランプリの無料放送が途絶える

Mick Schumacher (C)Haas F1 Team
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ミハエル・シューマッハやセバスチャン・ベッテル、そしてニコ・ロズベルグら幾多のチャンピオンを輩出したドイツだが、1991年以来続いてきたグランプリの無料放送が今年ついに途絶えることがわかった。

これはドイツの専門紙『ビルト』が報じたもの。
それによれば昨年まで『スカイ・スポーツ』が最大4戦を無料放送していたものの、年々増加する放映権料の問題などから今季は断念に追い込まれたという。

ドイツはF1の名門国だが、現在はドイツGPも行われていない。
またF1レジェンドの血筋を引くミック・シューマッハがハースF1のレースシートを失ったことも影響したようだ。

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2021/04/03

ドイツGP、代替開催で復活の準備

Hockenheimring (C)Pirelli Motorsport
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F1のCEO(最高経営責任者)を務めるステファーノ・ドメニカリ氏が、ドイツ国内のメディアに対し、現在開催が途絶えているドイツGPの復活について言及した。

F1ではドライバーズ・チャンピオンシップでもコンストラクターズ・チャンピオンシップでも大記録を残すドイツだが、残念ながら興行的な問題から現在グランプリは開催されていない。
しかしドメニカリ氏によれば、新型コロナウイルスがいまだ収束の兆しをみせていないことからもしも今シーズン予定される23戦の中で中止になるイベントがあった場合の代替候補としてドイツGPが期待されているとのこと。

ただその場合にホッケンハイムリンクになるのかニュルブルクリンクになるのかは明確にしなかった。
さらに今年の開催がなかった場合でも、ドイツGPは来シーズンのカレンダー復活有力候補であるとした。

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2020/07/24

ニュルブルクリンクでのドイツGP開催が有力に

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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F1ではセバスチャン・ベッテルに加えメルセデスAMGチームと、共にドイツを母国とする顔ぶれが王座に輝くなどしているが、肝心のドイツGPについては最後まで残ったホッケンハイムでの開催が途絶えるなど人気低迷に喘いでいるのが実状だ。
しかしここに来てドイツ北西部に位置するニュルブルクリンクでの開催が急浮上、再びドイツでのグランプリ開催が現実になる勢いをみせている。

古くは1951年に初開催という歴史を持つニュルブルクリンクでのF1は、一時ヨーロッパGPとしたりルクセンブルグGPとしたり、またホッケンハイムとの交互開催になったりと翻弄されたが、2013年を最後に開催が途絶えていた。
もし今年復活開催となれば実に17年ぶりということになる。
ちなみに2013年の最後のウィナーは当時レッドブル・ルノーのベッテルだった。

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2020/06/18

後半スケジュール決断遅れるF1に不満の声も

Hockenheim Image (C)Ferrari S.p.A
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前半8戦の改訂スケジュールは確定したものの、第9戦以降のレースについては一向にその内容が伝わって来ないF1について、候補地と目されるサーキットからは悲痛な声が聞かれてきた。
その一つとされるホッケンハイムリンクの責任者は次のようにドスイツの『RTLテレビ』で心情を吐露している。

「おわかりのように、グランプリの開催には様々な準備や調整が必要になる。
それはたとえ無観客レースであってもだ。
それに比べF1の決断は遅すぎる。
決定が遅れるほど問題は大きくなるばかり。
われわれはいつまでもそれを待ち続けることはできないんだ」

それでもヨーロッパ地域における新たな開催地候補には他にもアルガルベ(ポルトガル)やムジェロ(イタリア)、イモラ(イタリア)など枚挙に暇がない。

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2020/05/21

イギリスGP黄信号で、ドイツGP復活に追い風

Hockenheimring (C)Pirelli Motorsport
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既報のように2連戦も期待されたイギリスGPの開催が政府の隔離義務方針により危うくなったことで、急速に高まってきたのがホッケンハイムリンクでのドイツGPのようだ。

2019年まで開催された同グランプリは、王者メルセデスの地元であるにも関わらず昨季限りで消滅が決まっている。
しかし地元ドイツの日刊紙『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』によれば、イギリスGPの開催が不可能となった場合、代替開催候補の筆頭がドイツGPの復活になるのだという。

当事者であるホッケンハイムのマネージャーはすでにF1当局と交渉を再開したことを認めており、異例の復活開催に前向き姿勢。
もはしF1が行えない場合には他のイベントを開催する計画もあるということで早期の結論を求めているとのことだ。

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2020/04/30

ホッケンハイム、今季のドイツGP復活開催を模索

Hockenheimring (C)Pirelli Motorsport
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現役チャンピオンであるハミルトン、そしてメルセデスAMGチームの母国でもあるドイツだが、残念ながら今年のカレンダーにその名前はない。
しかしここに来て2019年までの開催地であるホッケンハイムリンクが、混乱する今シーズンを救済するため復活開催に向け模索していることがドイツの日刊紙『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の報道で明らかとなった。

それによれば同サーキットはかつてのF1運営者であるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)を通じ、リバティ・メディアに対して今シーズンのカレンダーに復活させるのにどれくらいの準備期間が必要か打診をしたとのこと。

ホッケンハイムリンクでは「契約など法律的な問題がクリアされれば、われわれがF1救済の一助として開催に乗り出すことにやぶさかでない」と、復活に前向きな姿勢を隠していない。
ただ今年の契約が破談となって間もないこともあり、わずかな期間で開催実現まで達することができるかは疑問だ。

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2019/12/22

ファン投票による『2019年ベストレース』はドイツGP

Race Scene (C)Mercedes Motorsports
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『2019年ベストレース』はドイツGPに決まった。
これは世界のF1ファン約1万3千人が投票により選んだもの。

今年のドイツGPはスタート前から雨が降り路面はウェットコンディション、今シーズン初のウェット宣言がされる中でレースはセーフティカーがフォーメーションラップを3周するという異例の形で始められた。
その後コンディションは目まぐるしく変化し、セーフティカー導入が4回、バーチャル・セーフティカーが2回、そして5台のリタイヤ車を出すなど今季一番の波乱のレースが展開された。
レースは常勝軍団だったメルセデスAMG勢が討ち死に、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがオーストリアGPに続く今季2勝目を記録する結果となった。
ただ2020年のカレンダーにドイツGPはない。

ちなみに2番目は同じくフェルスタッペンが今季3勝目を記録したブラジルGP、3番目はボタス(メルセデス)が優勝した開幕戦オーストラリアGPと久々にフェラーリ(ルクレール)が勝ったイタリアGPが同ポイントで並んだ。

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2019/07/31

ガスリー(レッドブル)追い詰められるもシート喪失は否定

Race Battle (C)Redbull Racing
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今シーズン、レッドブル・レーシングのレースドライバーに抜擢されたピエール・ガスリーだが、エースのフェルスタッペンと比べられるとその立場には辛いものがある。
せっかく前戦イギリスGPで4位に入ったものの、今回はチームメイトが劇的な2勝目を挙げた一方で自身はポイント獲圏外、ホンダ勢の中で唯一ノーポイントに終わった。

そこで再びパドックではガスリーがレースシートを失うのではないか、との噂が持ち上がっているが、同チームのクリスチャン・ホーナー代表はこれを強く否定した。

「ガスリーが外部でいろいろ言われているのは承知しているが、われわれがドライバーの交代を考えているなどいうことはない。
今回も彼のレースは浮き沈みの激しいものだったが、それぞれ止むを得ない事情があったことも理解している。
確かにチームメイトと比べれば成績は見劣りするものだが、一戦一戦、彼は成長を遂げているんだ。
もう少し長い眼で見守る必要があるよ」

ただ今回元レッドブルのクビアト(トロ・ロッソ)が好成績(3位)を挙げたこともガスリーにはプレッシャーになりそうだ。

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アルファロメオ・レーシング代表、降格裁定に控訴の構え

Frederic Vasseur (C)Renault Sport
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ドイツGPでW入賞を果たしながらレース後には一転マシンにレギュレーション違反があったとして30秒加算のペナルティ、入賞圏外に落とされたアルファロメオ・レーシングでは、この裁定には抗議すると息巻いている。

そう語るのは元ルノー・チーム代表で、2017年のザウバー・チーム時代から代表を務めるフレデリック・バッサー氏。

「こんなに素晴らしいエキサイティングなレースだったのに、スチュワードの決定はせっかくのレースをブチ壊す最悪なものだよ。
しかも問題はわれわれの知らない時、セーフティカーの後ろを走っている時に突然起きてしまったものなんだ。
トラブルについては究明することを約束するが、ペナルティについては考え直してもらわないと。
なぜなら今回の入賞は彼らの働きに対する正当な報酬なんだからね」

このペナルティにより、本来入賞圏外の筈だったハミルトン(メルセデス)とクビサ(ウィリアムズ)がポイント獲得を果たしている。

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