2020/12/01

ペレス落胆、「キャリア左右しかねないリタイヤ」

Sergio Perez (C)Racing Point
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このほど行われたバーレーンGP決勝レースで、表彰台獲得まであとわずか3周と迫った54周目、大きな炎と白煙と共に戦列を去る羽目となったセルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)は、心の中においてもそのショックを隠せない様子だ。

「このレース結果は僕にとっても、またチームにとっても到底受け入れがたいものだ。
もちろん僕がもう一つF1のトロフィーを増やしたかどうかなんてグロージャンのあのアクシデントと比べたら屁でもないことだけどね。
まずは彼の回復を心から願っているよ」

その上でペレスは、「僕らはあの時点まで完璧なレースをしていた。
チェッカーまであとわずか、表彰台はもうほぼ手中に収めていたんだ。
でも突然起きたMGU-K(運動エネルギー回生システム)の電気トラブルですべてを失ってしまった。
それは単に3位というレース結果を失っただけでなく、僕の今後のF1人生をも奪ったかも知れないことだ」と、悔やんだ。

まだ来季シートが確保できていないペレスにとって、そのポジションを窺っていたアルボン(レッドブル)との直接バトルだっただけに取りこぼし感はなおさらだ。

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バーレーンGPレース中の『横断男』、厳重対処

Lando Norris (C)McLaren Group
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野良犬がコースに迷い込んだり、マシンが真っ二つにちぎれたり、あるいは裏返しになるなど想定外の珍事が続出したバーレーンGPだったが、さらに危険な『事件』が起きていたことがわかった。

これはマクラーレン・チームのランド・ノリスが報告しもので、同選手によればレース終盤、ペレス(レーシング・ポイント)のマシンから出火してイエローコーションになった際、目の前のコースを突然男が横切ったというもの。
しかも男は左右の確認すら怠っていたという。
この一部始終は実際、ノリスのマシンの車載カメラ画像に記録されていた。

報告を受けたFIAレースディレクターのマイケル・マシ氏は、「事件はコントロールタワーの与り知らぬところで起きた。
しかし絶対にあってはならないことで、今後調査のうえ厳重に対処する」と、語った。

伝えられるところでは、男はサーキットのコースマーシャルで当時消火活動にあたろうとしたとみられる。
F1では過去に同様のケースでドライバー&横断者の双方が死亡する事故が起きている。

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2020/11/30

ハミルトン、ミディアム – ミディアム – ハードと繋ぐ完璧な2ストップ戦略で優勝 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorspotrs
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2020 バーレーングランプリ 決勝
2020年11月29日、サヒール

キーポイント
• ハースのロマン・グロージャンの重大な事故後のバリア補修のために、レースは1時間以上遅延しました。幸い、グロージャンは軽症でした。
• リスタートルールの下、各チームはタイヤ交換と修理を行うことができました。メルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタス、ルノーのダニエル・リカルド、マクラーレンのランド・ノリスの4名はタイヤ交換を行いませんでした。
• 3周目からのリスタート時、上位9名はミディアムタイヤを装着していました。ハードを装着したドライバー中最上位グリッドのドライバーは、10番グリッドに位置したアルファタウリのピエール・ガスリーでした。
• リスタート後、セーフティーカーが導入されたことと、サーマル・デグラデーションと摩耗を抑制する比較的冷涼な気温25℃・路面温度26℃というコンディションが、スティントを伸ばす効果をもたらしました。
• ポールポジションからスタートしたハミルトンが2ストップ戦略で優勝しました。P Zeroイエロー・ミディアムタイヤでスタートしたハミルトンは、19周目に中古のミディアムへ、35周目にP Zeroホワイト・ハードタイヤへ交換し、22周のファイナルスティントを走行しました。
• 2位を獲得したレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ハミルトンと異なる戦略を採りました。スタート時と再スタート時にミディアムを使用したフェルスタッペンは、第3・第4スティントを新品のハードタイヤで、ファイナルスティントで中古のミディアムで走行しました。フェルスタッペンとハースのケビン・マグヌッセンのみが、4回タイヤ交換を行いました。
• 今年のバーレーングランプリのタイヤ選択が昨年より一段階軟らかいものだったこともあり、ピットストップ数は例年よりも多くなりました。

各コンパウンドのパフォーマンス
• ハード C2 : 6名を除く他の完走者がファイナルスティントで使用したハードタイヤは、路面が粗いバーレーンの路面でスピードと強さを示しました。ガスリーは、1周目を除く全ラップを2セットのハードで走行し、6位を獲得しました。
• ミディアムC3 : 本日の代表的なコンパウンドとなりました。予選Q2をミディアムで通過したトップ10グリッドを含む大半のドライバーがスタート時に装着したミディアムは、性能と耐久性の良好なバランスを示しました。ハミルトンは、レースの半分以上をミディアムで走行しました。フェルスタッペンは、11周のファイナルスティントをミディアムで走行し、ファステストラップポイントを獲得しました。
• ソフト C4 : マクラーレンのカルロス・サインツのみがレッド・ソフトでスタートしました。リスタート時、サインツとアルファタウリのダニール・クビアトの2名のみがソフトを装着しました。冷涼なコンディション下でソフトが機能したこともあり、15番グリッドからスタートしたサインツは、一時3位を走行し、最終的には5位でフィニッシュしました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「まず何よりも、オープニングラップでの重大事故においてロマン・グロージャンが軽症で済んだことが救いでした。このことに比べれば、他の出来事は大きな意味を持ちません。そして、現代の安全基準が、この事故から命を救ったと思います。レースに関して、長い中断が戦略に影響を及ぼしました。すなわち、カルロス・サインツがリスタート後のスティントで示した通り、ソフトタイヤが予想以上の性能を発揮しました。また、ミディアムタイヤのスティントがより長くなったと思います。この点は、ハミルトンの走行に代表されます。ハミルトンは、2つのロングスティントをミディアムで走行後、ハードタイヤへ交換してフィニッシュしました。ガスリーが2セットのハードを使用した2ストップ戦略で6位を獲得するなど、レース全体を通して、広範囲に渡る戦略が展開されました。F2でもタイヤマネジメントが極めて重要となり、ミディアムタイヤが数名のドライバーにとって重要な役割を演じました。デレトラズのみがミディアムでスタートし、その後ハードへ交換する戦略を完璧に活かし、Formula 2の特徴とも言える後方からの激しい追い上げを見せました」

ピレリジャパン・プレスリリース

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クビアト(アルファタウリ)、事故でペナルティ・ポイント

FIA
29日(日)行われたバーレーンGP決勝レース中に起きたストロール(レーシング・ポイント)とクビアト(アルファタウリ)との接触事故について、同GPのレーススチュワード(審査委員)は関連したビデオやテレメトリーのデータ等を検証した結果、クビアトにその大きな原因があるとして、ペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。
今回の処分でクビアトは過去12か月で計4点のペナルティ・ポイントということになった。

なおクビアトにはレース中、すでに10秒のストップ&ゴー・ペナルティが科せられているが、結果11位でゴールしたことを考えるとこのタイムペナルティがなければポイントを獲得できたかも知れない。

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ホンダ系チーム、決勝レースコメント(11/29)

Podium Scene (C)Redbull Racing
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第15戦バーレーンGPの決勝は、Aston Martin Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンが2位・3位でそろって表彰台に登壇。
Scuderia AlphaTauri Hondaのピエール・ガスリーも6位入賞を果たし、Hondaパワーユニット勢は3台がポイントを獲得しました。

オープニングラップでロマン・グロージャンはダニール・クビアトの前を横切る形でコースアウトし、高速でコース外のバリアに衝突。
マシンは真っ二つに割れ、大きな炎が上がりましたが、幸いにもグロージャンは自力で脱出し、深刻な事態は免れました。
これにより赤旗が掲示され、レースは1時間以上中断となります。

レースはスタンディングスタートで再開されましたが、そのグリッドは2番手にフェルスタッペン、5番手にアルボン、9番手にガスリー、15番手にクビアトとなりました。
Red Bull Racingは2人ともスタート時に履いていたミディアムタイヤで再開に臨み、首位のルイス・ハミルトン(メルセデス)を追いました。

クビアトは、再開後のレースでも、ターン8でイン側に切り込んできたランス・ストロール(レーシングポイント)と交錯し、ストロールのマシンは横転してストップ。
これによりセーフティカーが出動し、クビアトには10秒のタイム加算ペナルティーの裁定。ピットイン時に消化し、大幅にポジションを落とす結果となりました。

ミディアムタイヤでスタートしたガスリーは、赤旗中断の間にタイヤ交換を行い、ハードに変更して再開後のレースに臨みました。

また、フェルスタッペンは、1度目のピットストップを終えたあと、ハミルトンよりも先にピットインをして新品タイヤに交換する戦略を採ります。
しかし、2度目のピットストップでは作業時間が多くかかってしまったこともあり、ハミルトンの約3秒後方でレースに復帰します。

アルボンは、リスタート後にバルテリ・ボッタス(メルセデス)の前方で4番手につけると、前を行くセルジオ・ペレス(レーシングポイント)へプレッシャーをかけながらレースを進めます。
ミディアムタイヤで2スティントを走行した後、ハードタイヤへの交換を行うも、なかなか差を詰めることができませんでしたが、残り3周となったところでペレスのMGU-Kにトラブルが発生してリタイア。
これで3位を手に入れたアルボンは、自身2度目の表彰台登壇を果たしました。
また、Honda PUとしてのダブル表彰台は、昨年のブラジルGP以降で通算3度目となります。

アルボンが2ストップ、フェルスタッペンは3ストップとなる一方で、ガスリーは1ストップ戦略を採用。
ハードタイヤを持たせながら粘り強く走りますが、終盤で5番手から7番手までポジションダウン。
しかし、ペレスのリタイアによって順位を1つ上げ、6位でフィニッシュしました。

クビアトは、10秒のペナルティーにもかかわらず、11番手まで追い上げましたが、前を行くシャルル・ルクレール(フェラーリ)に迫っていたところで、ペレスのリタイアによるセーフティカーが出動。
そのままレース終了となり、11位でチェッカーフラッグを受けました。

次戦は1週間後、再びバーレーン・インターナショナル・サーキットが舞台となりますが、コースレイアウトが外周ルートを使用する形に大きく変更され、サクヒールGPとして開催されます。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(決勝 2位)

「もちろんレースの初めで今日のような大きな炎を見るのはとてもショッキングです。
ああいった炎が出るということは悪いことが起こっているということなので、ロマン(グロージャン)が自力で脱出できたことや、治療で治るケガだったことにみんなが胸をなでおろしましました。
彼の少しでも早い回復を祈っています。
ああいった事故はなるべく見たくないものですが、ドライバースーツの安全性は素晴らしいですし、ヘイローがガードレールを彼の頭の上に押し上げたことで、本当に今日は彼の命を救ったと思います。
レースではルイス(ハミルトン)についていくためににできることをすべてしたので、あれ以上できることはあまりなかったのですが、残念ながら僕たちにはスピードが足りていませんでした。
もう少しプレッシャーをかけられたかもしれませんが、マシンのペースを考えれば結局は2位が今日のベストな結果だったと思います。
ダブル表彰台はチームにとって素晴らしいことですし、アレックスのことを思うとうれしく感じます。
ここではマシンの動きはいいようなので来週レイアウトが変わってどうなるか楽しみですが、できればもう少しペースを上げて、できる限りのリザルトを得られればと思っています」


【アレクサンダー・アルボン(レッドブル)】(決勝 3位)

「今日の結果は運の要素があったことは否定しませんし、セルジオはいいレースをしていました。
ただ、僕らも何かが起こったときに、チャンスをつかみ取ることができる位置にいたからこその結果なので、とてもうれしいです。
チームはセルジオのエンジンに問題が起こっているかもしれないと伝えてくれたとき、彼のマシンからオイルが漏れているかもしれないと考えました。
そこで彼の真後ろにはつきたくないと思い、ラインを外して走り、それがうまくいきました。
金曜日のマシンダメージから、チームのみんなは素晴らしい仕事ぶりで土曜に向けてマシンを準備してくれたので、こうしてそれに報いることができてよかったです。
このレースウィークでは、ペースがずっとよかったので、それが結果に結びついてうれしいです。
結果には表れていませんでしたが、ここ数戦で徐々に向上していたと思いますし、今週末さらに前進できたことに満足しています。
来週は異なるレイアウトですが、特性は似ているので、この再現ができればと思っています。パドックの全員がそうだったように、僕もロマンがあのアクシデントの後で、自力でマシンから出たのを見てほっとしました。
あの場面を見返すとショッキングですし、安全分野の担当チームは素晴らしい仕事をしてくれたと思います」

【ダニール・クビアト(アルファタウリ)】(決勝11位)

「11位で終えるというのはとてもフラストレーションが溜まります。
オープニングラップでは、ロマンの動きに最初は少し怒りを感じましたが、炎が上がり、クラッシュのひどさを目の当たりにして、とても心配になりましたし、無事を願っていました。
幸いなことに深刻な状態にならなくてよかったです。
その後、2度目のレーススタートでは、ストロールとのインシデントが起こりました。
僕は彼の内側にいたのに、彼はまるで僕がいないかのようにターンインしてきたと感じました。
自分のマシンを完全に縁石の内側に入れましたが、あれ以上できることはありませんでした。
したがって、この僕へのペナルティーというスチュワードの見解には同意できません。この裁定で僕のレースは台無しになってしまったので、残念です。
憤りを感じますが、残念ながら結果は覆りません」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(決勝 6位)

「今日なによりも大切なのは、ロマンがあの恐ろしいクラッシュから自力で脱出する姿を見られたことです。
ショッキングなシーンでしたが、彼が無事だったことを心からうれしく思いましたし、彼が回復して、早く復帰してくれることを願っています。
パフォーマンス面では、自分たちの仕事ぶりに大満足です。
ギャンブルとも言えるリスキーな戦略を採りましたが、それが功を奏しました。
自分のキャリアでも一番タフなレースだったかもしれません。
コクピットの中で多くのハードワークをして、なるべくタイヤを傷めないようにマネージしながらプッシュして、可能な限り多くの周回を走ろうと取り組みました。
本当に難しいことをやってのけなければいけませんでしたが、僕らにとっては今年のベストレースの一つと言える結果を得ることができました。
最大の結果を残し、またポイントを獲得できたことがうれしいです」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「本日のレースは、スタート直後の大きな事故でいきなり長い赤旗中断となりましたが、Aston Martin Red Bull Racingのフェルスタッペン選手が2位、アルボン選手が3位表彰台と、我々にとって中東3連戦の初戦はポジティブな結果となりました。

2人のドライバーともにレースを通して堅実なドライブでダブルポディウム、加えてフェルスタッペン選手がファステストラップを獲得してくれことをとてもうれしく思っています。
Scuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手は全マシンの中で唯一の1ストップ作戦を取りましたが、こちらも粘り強くタイヤをマネージしながら6位と、いい結果でレースを終えてくれました。
クビアト選手については再開直後の接触によりペナルティーを受け、11位と惜しくも入賞を逃しました。
来週は、今週と同じバーレーン・インターナショナル・サーキットで、レイアウトを変えてのレースが行われます。
今回のいい結果を次戦、そして最終戦のアブダビGPにつなげ、さらによい戦いができるように準備を進めていきます。

最後に、スタート直後のクラッシュでハースのグロージャン選手に幸いにも深刻なケガがなかったことにとてもホッとしています。
昨今では稀に見る大きな事故でしたが、現代のF1マシンの安全性の高さを証明することとなったと感じており、FIAやチームの安全に対する取り組みに、改めて敬意を表したいと思います」

提供:本田技研工業(株)

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レーシング・ポイント、痛恨のWリタイヤ

Sergio Perez (C)Racing Point
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前戦のトルコGPまで、メルセデス&レッドブルに次ぐコンストラクターズ・ランキング3位とチーム史上最高の成績を挙げていたレーシング・ポイントだが、今回はストロールが社と接触して転覆リタイヤ、ペレスに至ってはあとチェッカーまで数周というところまで表彰台圏内を走っていながら派手な炎と白煙を上げてリタイヤするなど共倒れに。

一方、直接のライバルであるマクラーレンは前戦とは打って変わってノリスが4位、サインツも5位でフィニッシュするなど大量得点を重ね、レーシング・ポイントを逆転する好成績を見せつけた。

これにより大量17ポイントもの差を付けられてランキング4位に転落したレーシング・ポイントでは、ピット・ギャントリーで頭を抱えるオットマー・サフナウアー代表の姿が国際映像で世界に配信される始末となった。

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大波乱のバーレーンGPはレッドブルがW表彰台獲得

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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11月29日(日)17時10分(日本時間:23時10分)から今季F1第15戦バーレーンGPの決勝レースがバーレーン国際サーキットを舞台に全57周で行われた。
ピレリは今回5種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC2、ミディアムのイエローにC3、そしてレッドのソフトにC4という中間の部類に位置する3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。
スタート時の天候は曇り、気温は25度、路面温度28度、路面はドライコンディションと報告されている。

スタート直後、1コーナー先で後方に位置したグロージャン(ハース)がコースアウト・クラッシュ、炎上して赤旗中断となった。
マシンは前後に真っ二つという大事故になったが幸いドライバーに大きな怪我はない模様。
他のすべてのマシンはピットレーンに一列になって留め置かれている。

約80分ほど遅れてレース再開。
セーフティカーに先導されて隊列は再始動の後、グリッドに着いて再度スタンディングスタートとなった。
この段階での上位はハミルトン(メルセデス)、フェルスタッペン(レッドブル)、ペレス(レーシング・ポイント)、ボタス(メルセデス)、アルボン(レッドブル)、リカルド(ルノー)、ノリス(マクラーレン)、オコン(ルノー)、ガスリー(アルファタウリ)、ベッテル(フェラーリ)の順となっている。
しかしストロール(レーシング・ポイント)のマシンが他車と接触して転覆、レースはダブル・イエローコーション&セーフティカー先導に。

9周目、今度は無事にレース再開。
ストロールと接触のあったクビアト(アルファタウリ)に10秒のタイムペナルティが通告される。
残り3周となった54周目、2位を走っていたペレス(レーシング・ポイント)が炎と白煙を上げてストップ、レースは再びセーフティカー先導となり、そのままチェッカーフラッグとなった。
優勝はポールポジションからスタートのハミルトン(メルセデス)で、アイフェルGP以来5戦連続で今季11勝目、自身通算95回目の快挙となった。
2位フェルスタッペン、3位アルボンとレッドブルの二人が共に表彰台獲得で、アルボンにとっては今年のトスカーナGP以来2度目の最高位、またレッドブルにとってW表彰台は2017年の日本GP以来の快挙になった。

4-5位はマクラーレンのノリスとサインツが入り、今回ノーポイントに終わったレーシング・ポイントを逆転する結果になった。
6位ガスリー(アルファタウリ)、7位リカルド(ルノー)、8位ボタス(メルセデス)、9位オコン(ルノー)、10位ルクレール(フェラーリ)までが入賞。
以下、11位ペナルティに泣いたクビアト(アルファタウリ)、12位ラッセル(ウィリアムズ)、13位ベッテル(フェラーリ)、14位ラティフィ(ウィリアムズ)、15位ライコネン(アルファロメオ)、16位ジョビナッツィ(アルファロメオ)、17位マグヌッセン(ハース)、最後ストップした18位のペレス(レーシング・ポイント)までが完走。
リタイヤとなったのはストロール(レーシング・ポイント)とグロージャン(ハース)となった。

次戦のF1第16戦サクヒールGPは来週、12月06(日)20時10分(日本時間:翌2時10分)から今度は同じバーレーン・サーキットの外周コースを舞台に全87周で行われる。

バーレーンGP決勝レースの結果はこちら
バーレーンGPの画像はこちら

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2020/11/29

ホンダ系チーム、公式予選コメント(11/28)

Alexander Albon (C)Redbull Racing
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今日のバーレーンGPの予選で、HondaのPUを搭載した4台すべてが予選Q3への進出を果たしました。
Honda勢の4台揃ってのQ3進出はエミリア・ロマーニャ以来の2戦ぶり、今季2回目となります。

昨日のFP2でのアルボンのクラッシュの後、Aston Martin Red Bull Racingは、シャシーの交換を行い、今日のセッションにマシンを間に合わせました。
FP3ではアルボンが力強いペースで走り、チームメートのフェルスタッペンはトップタイムを記録。
予選ではScuderia AlphaTauri Hondaの2台も競争力のあるペースで走り、Honda PUを搭載した4台は危なげなくQ1突破を果たしました。

明日のスタートタイヤを決めることになる予選Q2では、どのチームもソフトタイヤでの決勝スタートを避けるべく、ミディアムタイヤでのQ2突破を目指し、接戦を繰り広げました。
Red Bull Racingのフェルスタッペンとアルボンはトップ5でQ3に進出し、Scuderia AlphaTauriのクビアトとガスリーも9~10番手でQ3進出を果たしました。

Q3では、フェルスタッペンが最初のタイムアタックでトップから0.2秒差でメルセデスの2台の間に入ります。
しかし、最後のタイムアタックではライバルほどタイムを伸ばせず、3番手に終わりました。
フェルスタッペンは路面の汚れが少ない奇数列からスタート。
予選自己ベストタイの結果だったチームメートのアルボンは、その隣の4番グリッドからレースを開始します。

トップ4以降のバトルは10番手までの7台が0.296秒の間に入る接戦になりました。
僅差の戦いの中で、ガスリーが8番手、クビアトが10番手でQ3を終えています。
結果としてイモラでの予選と同じく全4台がトップ10入りを果たし、明日は4台ともに戦略的に有利なミディアムタイヤでレースをスタートします。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(予選 3位)

「予選のアタックはまずまずでしたが、低速コーナーでリアのグリップを欠いてしまった部分がありました。ただ全体としてはいい予選だったと思います。

もちろんポールポジションを獲りたかった気持ちはありますが、それは現実的ではない状況でしたし、あまり汚れていない奇数側3番グリッドからのスタートという結果は悪くないと思っています。
ここはタイヤに非常に厳しいサーキットなので、ベストな選択をしていければと思いますし、レースがどうなるか楽しみにしています。
僕たちはタイヤについていくつかの選択肢を残しているので、明日のレースで正しいチョイスをできることを願っています。
メルセデスと戦えるかという点についてはいつも難しい部分ですし、今日も彼らはいい走りを見せていました。
ただ、明日のレースではできる限り彼らの近くを走り、チャンスを見出せればと考えています」

【アレクサンダー・アルボン(レッドブル)】(予選 4位)

「もう少しいい結果が欲しかったと思う部分もありますが、自身の予選でのベストリザルトに並べたことはうれしく思っていますし、昨日起こったことを考えればいい結果だと感じています。
2台が2列目からスタートできるということも、メルセデスと戦っていくうえでは僕たちにメリットをもたらしてくれます。
FP3でも調子が良かったので、プッシュしていくつもりで予選に臨みました。
昨日に比べて僕たちは驚くほど速くなっていましたが、まだロングランは走っていないので、明日のレースでどうなるかが楽しみです。
明日はミディアムタイヤでのスタートになりますが、ここではタイヤの摩耗が激しいのでタイヤマネジメントがキーになります。
明日は間違いなく面白いレースになると思います!」

【ダニール・クビアト(アルファタウリ)】(予選10位)

「予選では、いい走りができて、非常に満足しています。
Q2で、2種類のコンパウンドのタイヤでそれぞれ一発勝負を行いましたが、手堅い走りができました。
プレッシャーがありましたが、やり切りました。
Q3ではいくつかミスがあったのと、フロントウイングのセッティングがわずかに悪かったので、結果に対してそれほど満足していません。
しかし、予選全体では力強い走りができましたし、いい位置から決勝をスタートできます。
このトラックではタイヤの消耗が激しいので、ここまでの想定とは違います。
これまでもタイヤマネジメントが難しいレースはいくつかありましたが、明日は特に興味深いチャレンジになると思います」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(予選 8位)

「2台がそろってQ3に進出し、ポジティブな結果になりました。
チームのことを考えるとうれしいのですが、僕自身は8番手という結果に少しがっかりしています。
レースウイークに入って非常に好調だったので、今日はもっといい結果を望んでいました。
トップ5まで0.1秒差という接戦でしたし、3列目からスタートしたかったと感じています。
しかし、結果は結果ですし、決勝のスタート位置としては十分にいいグリッドだと思います。
明日のレースは非常にエキサイティングなものになることを予想していますし、いい順位でフィニッシュするチャンスがあると考えています。
戦略面では、普段とは少し異なるものになる気がしていますし、チームによって異なるオプションを取る可能性もあると思います。
タイヤのデグラデーションがキーになりますし、明日のレースが楽しみです」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日のバーレーンGP予選は、4台が揃ってQ3進出を果たし、まずまずの結果になりました。
Aston Martin Red Bull Racingのフェルスタッペン選手が3番手、アルボン選手が4番手と、2台揃って2列目からレースをスタートできることは、悪くないと思っています。
Scuderia AlphaTauri Hondaの2台については調子のよさを見せていただけに、非常に僅差での8番手と10番手はやや残念な部分もありますが、ロングランペースは悪くないのでレースでポジションを上げてくれればと考えています。
ここのところ予選結果を上手くレースの結果に繋げられていないので、チームと連携して明日はよいポジションでフィニッシュできるように準備を進めます」

提供:本田技研工業(株)

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アルボン(レッドブル)、汚名返上の予選4番手

Alexander Albon (C)Redbull Racing
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28日(土)行われたバーレーンGP予選で、レッドブル・レーシングは2台が揃って第2列に並ぶ3-4番グリッドを獲得した。
明らかにポールポジションを狙っていたフェルスタッペンはともかく、アルボンにとって4番グリッドは2年に渡るF1生活で自己最高位に並ぶものだ。

前日のフリー走行2回目セッションでは派手なコースアウト・クラッシュを演じ、マシンを大破させ大きなショックを受けたアルボン。
チーム代表であるクリスチャン・ホーナー氏からは明らかに不興を買ったようで「正直言ってかなりの損害額」と、指摘されていた。

まだ不透明な来季シートとの兼ね合いもあり、落ち込んでいたアルボンだったが、この予選結果は明らかに励まされるもの。
本人は「まだ予選が終わっただけ。
これを結果に結び付けて名誉挽回を果たしたい」と、日曜日の決勝レースに意欲をみせている。

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バーレーンGP予選、メルセデスAMG勢フロントロウに並ぶ

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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11月28日(土)17時(日本時間:23時)からバーレーン・サーキットを舞台に2020年F1第15戦バーレーンGPの公式予選が始められた。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。

再び全車ソフトタイヤとなった予選Q3、最初のアタックではハミルトンがトップに。
2番手フェルスタッペン、続いてボタス、ペレス、ガスリーの順。
2度目のアタックを終え、ポールポジションを獲得したのはハミルトン(メルセデス)でこれはポルトガルGP以来となる今季10回目、自身通算98回目の快挙となった。
2番手も僚友ボタスがつけ、メルセデスAMG勢のフロントロウ独占。
3番手フェルスタッペン、4番手アルボンとレッドブル勢が2列目に並んだ。
5番手ペレス(レーシング・ポイント)、6番手リカルド(ルノー)、7番手オコン(ルノー)、8番手ガスリー(アルファタウリ)、9番手ノリス(マクラーレン)、10゛んてがクビアト(アルファタウリ)となった。

バーレーンGP決勝レースは29日(日)17時10分(日本時間:23時10分)から全57周で行われる。

バーレーンGP公式予選の結果はこちら
バーレーンGPの画像はこちら

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