FIA(国際自動車連盟)が矢継ぎ早にF1の改革を進める一方で、F1チームの集まりであるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)が5日(木)ジュネーブで会合、終了後独自のF1改革案を提示した。
提案は多岐に渡るが、その要旨は次のようなものとなっている。
【テクニカル】
2009年シーズン
・1エンジンあたりの走行距離を100%以上増加させる。
(1ドライバー、シーズンあたりエンジン8基まで)
・風洞およびCFD(計算流体力学)使用を削減。
・チームあたり1シーズンのエンジン料金を800万ユーロとする(約9億8千万円)
2010年シーズン
・ チームあたり1シーズンのエンジン料金を500万ユーロとする(約6億2千万円)
・ チームあたり1シーズンのギアボックス料金を150万ユーロとする(約1億8千万円)
・ KERSの標準化(チームあたり1シーズンの目標を100万~200万ユーロとして入札を行う(約1億2千万円万~2億4千万円)
・ 2009年の空力的開発支出をさらに50%削減する。
・ シーズン中のシャシー、ボディワーク、空力学的開発反復数を特定する(承認制)
・ 新奇な金属および複合素材を広範囲に渡り禁止する。
・ 標準化テレメトリおよび無線システムを一本化する。
【スポーティング】
2009年シーズン
・ テストの制限(50%)
・ グランプリ優勝者の差別化と報酬を大きくするための新しいポイント・システムを導入する(12-9-7-5-4-3-2-1)
・ レース開始時の燃料搭載量、タイヤ仕様、給油データを公表する。
2010年シーズン
・ 新たな予選フォーマットを提言する。
・ ポイント獲得のさらなる新しいシステムを検討する(例:レース中の最速ピットストップに対するコンストラクターズ・ポイントの付与等)
・ テストをさらに削減する(オフテストは1台4日、シーズン前シェイクダウンは1台1日)
・ レース距離をより短縮する(250kmまたは最長1時間40分)
ただし商業権保有者の承認待ち
【コマーシャル】
2009年シーズン
・メディアに対するデータ提供を増大させる。
・観客との関わりを改善するため、テニスやクリケットのようにF1活動を説明的かつ動的に見せる方法を探索する。
・グランプリ期間中にチーム広報がテレビ出演することを許可する。
・チームやFOTAのウェブサイトを通した消費者経験の強化を図る。
・グランプリ週末中のドライバーによるサイン会を義務化する。
2010年シーズン
・ テレビ放送を通じ、消費者経験を強化する取組みを図る。