2023/03/28

フェラーリ、「ルクレールのPU(パワーユニット)使用可能」

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームは前戦サウジアラビアGPで早くも3基目のES(バッテリー)及びCE(コントロール・エレクトロニクス)を投入。
これにより予選グリッド10番降格のペナルティを受けたが、その後の検査で開幕戦で念のため交換した最初のPU(パワーユニット)はまだ使用可能であると判断された。
これによりルクレールは残りのシーズンで1基分余裕が生まれたことになる。

これについて同チームのフレデリック・バッサー代表は「もちろんこれで1シーズンが賄える訳ではないが、いくばくかの余裕は得られたことになる」と、歓迎した。
ルクレールは開幕戦バーレーンGPの予選で今季最初となるマシントラブルに見舞われていた。

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フェルスタッペン(レッドブル)、ブランド名でナイキと対立

Image (C)Redbull Racing
将来的にアパレル・ブランド業界への進出を図っているとされるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だが、そのファッション・ブランド名を巡って業界大手のナイキ社と対立していることがわかった。

それによればフェルスタッペンがF1チャンピオンであることから『Max 1』をブランド名にするとした。
しかしこれがすでにナイキで使われている『Air Max』に類似しているとして、ベネルクスの知的財産庁を舞台に調査と報告合戦が繰り広げられているとのこと。
『Max』がフェルスタッペンの本名であるだけに判断は難しそうだ。

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ウィリアムズ、搭載PU(パワーユニット)変更の可能性

Wiliams 『FW45』 (C)Williams Racing
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F1レギュレーションでは、エンジン・サプライヤーであるマニュファクチャラーが供給できるのは最大3チームまでとされているが、現実にはメルセデスは自身のワークスチームに加え、マクラーレン、アストンマーティン、そしてウィリアムズと全4チーム体制となっている。

これは特例としてFIA(国際自動車連盟)が認めたものだが、エンジン規則が大幅に変更される2026年には見直されるものとみられている。
その場合、現在最も戦闘力を欠いていると評価されるウィリアムズが供給を打ち切られる可能性が高い。

その場合の候補に挙げられている一つがホンダだ。
かつてウィリアムズ・ホンダは一時代を席巻した名コンビだが、当時とはかなり事情が異なることもあり見通しは不透明なままだ。

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2023/03/27

アルファタウリ、再びチーム名変更の可能性も

Alphatauri 『AT04』 (C)Scuderia Alphatauri
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レッドブル・グループの一員ででレッドブル・レーシングの弟分として戦うスクーデリア・アルファタウリだが、2020年から使われてきたその名称が、再び変更になるかも知れない。

これは同グループのヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーが示唆したもので、その背景には同チームの戦績不振があるとされる。

アルファタウリはイタリア製ファッション・ブランドで、F1での活躍を舞台にファッション界での市場拡大を狙ってプロモーション活動を大きく展開してきた。
しかし2021年のコンストラクターズ・ランキング6位が最高で、今季はまだ1ポイントすら稼げず最後尾というのが現実。
同じくファッションのほうでも期待した拡大には至っていないという。
マルコ氏は「大きなテコ入れをしなくてはならない」と、改革の必要性を口にしている。

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フォース・インディアのモーターホームがオークションに

Force India Motorhome (C)Force India F1
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2008年から2018年まで参戦していたフォース・インディア・チームのモーターホームが売却されることがわかった。

それによれば販売はドイツのオークション・サイトである『イーベイ』で行われ、落札予想価格は50万ユーロ(約7千万円)とのこと。
モーターホームはバス・トイレやキッチン、ベッドルーム、応接室も完備していて、生活に困らないということだ。

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不振のマクラーレン、アゼルバイジャンGPで進化型投入へ

Image (C)Pirelli Motorsport
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今季ここまで思わぬ不振に喘ぐマクラーレン・レーシングでは、4月30日(日)に行われる第4戦アゼルバイジャンGPに大幅改良を施した『MCL60』を投入することを明らかにした。

同チームを率いるザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターは、「改良型では戦闘力のアップはもちろんだが、一足飛びに大幅させるのは困難なこと。
まず先にわれわれが解決しなくてはならないのは信頼性の向上だ。
開幕戦で直面したようなマシントラブルによるリタイヤなどあってはならないことだからね」と、説明した。

少なくともコンストラクター4位以上を狙っていた同チームにとっていまだノーポイントというのは想定外の躓きだ。

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2023/03/26

ウォルフ代表(メルセデス)、「マシンは生まれ変わる」

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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開幕2戦を終え、ランキング3位と事前の期待を裏切る戦況のメルセデスAMGチームでは、今後数か月以内に今季マシン『W14』の大幅進化型を投入することを明らかにした。

これはトト・ウォルフ代表が語ったもので、すでに同チームのマイク・エリオット/テクニカル・ディレクターにすべての分野での見直しを指示したとのことだ。

同チームではルイス・ハミルトンとの新しい契約について協議が進行中とされていたが、ここまでの思わぬ不振で交渉まで中断に追い込まれたと伝えられている。
なおハミルトンは最初のタイトルのみマクラーレンでのもので、あとの6回はすべて現メルセデスAMGチームで獲得したものだ。

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ネルソン・ピケ、人種差別発言で巨額罰金

Nelson Piquet (C)Williams F1
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元ウィリアムズ・チーム等で3度のチャンピオンにが約ネルソン・ピケ氏(70歳:ブラジル)が、人種差別発言をしたとして、地元ブラジルの裁判所から500万レアル(約1億2千万円)もの巨額罰金を科せられたことがわかった。

それによればピケ氏は過去に行われたインタビューで、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)に対し、人種差別的発言で誹謗中傷したというもの。
本人は差別する意図を否定しているが、厳罰が下された。

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アロンソ(アストンマーティン)、来季限りで引退か

Fernando Alonso (C)Aston Martin F1 Team
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一度はF1引退を表明しながらも復活、41歳という現役最高齢でかつ複数年契約を求めてアルピーヌF1からアストンマーティンへの移籍を果たしたフェルナンド・アロンソは、言葉通り2024年末までとされる現在の契約満了と共に再び引退するようだ。

これは同選手と親しいスポーツ・ジャーナリストであるアンドレア・シュラガーさんが示唆したもの。
それによれば本人は今全身全霊を掛けてF1に打ち込んでいて、その覚悟は中途半端なものではない、と讃えている。

現在、歴代最多出走記録を更新し続けるアロンソが最後に表彰台に上がったのは2021年のカタールGP以来のこと、しかし今季ここまで2戦連続で表彰台を獲得してみせている。

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2023/03/25

イタリアで2つのグランプリは2025年限りか

Monza/Bank (C)Williams F1
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フェラーリ・チームの地元でもあり、今年もイタリアGP(モンツァ)&ロマーニャGP(イモラ)と1国2グランプリ開催が認められているイタリアだが、現行の開催契約はいずれも2025年までということで、2026年以降の2グランプリ開催は危ぶまれているようだ。

懸念を示すのは同国のACN(各国のモータースポーツ権能団体)であるACI(Automibile Club d'Italie:イタリア自動車クラブ)のアンジェロ・スティッキ・ダミアーニ会長だ。
それによれば人気上昇中のF1には現在世界各地から開催希望が寄せられており、F1側が施設などハード面に加え、年々高額になるとされる開催権料についてもさらに強気になっていて、トータルの経費が増大しているとのこと。
「示される施設改修などをすべて行えば、スタンドが満員になっても赤字が免れない」と、頭を抱えているという。

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