2017/04/23

マクラーレン首脳、「ホンダは余計に迷宮に陥った」

E.Boullie & S.Vandorne (C)McLaren Group
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バーレーン合同テスト2日目、それまで様々なトラブルが相次いで満足な周回ができずにいたマクラーレン・ホンダだが、突然マシンは好調さを取り戻し、この日ステアリングを握ったストッフェル・バンドーンはベストタイムが全体でも4番手、前日17周だった周回数も81周の多きを数えてみせた。

この「変貌ぶり」にチームは表向きこれを歓迎しているものの、マクラーレン・チームのエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターは次のように不安を明らかにした。

「確かに突然マシンが好調さを取り戻したのは事実だ。
我々はこれまでにMGU-H(排気熱エネルギー回生装置)を都合4回も交換したが、しかし決定的な原因が見つかって解消された訳でもない。
つまり、事情が掴めないままにトラブルが見えなくなってしまったんだ。
そして残念ながらこれは決して好ましい状況ではない、迷宮だ。
おそらくホンダも懸念が一掃されてはいないだろう。
ダイナモでは異常がないのに実車になるとトラブルが出る。
これは彼らのこれまでの開発手順に変更が必要なのかも知れない」

ただマシントラブルが実車とのコンビになった時に初めて現れるのは、パワーユニットそのものに問題があるのではなくシャシー側との組み合わせに原因があるとの見方もされている。

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レッドブル首脳、「独立系エンジン供給がF1継続の条件」

Helmut Marko (C)RedBull Racing
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自動車メーカー系ではないプライベートチームとして何度もチャンピオンに輝いてきたレッドブル・レーシングだが、2014年に導入された現在のエンジン・レギュレーション以降はタイトルから遠ざかったままだ。

これについて同陣営でレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は、「F1継続には独立系エンジン・サプライヤーが不可欠」との見解を示した。

「FIA(国際自動車連盟)とF1チームとは2021年から現行エンジンに代わる、新たなものを導入することになっているが、その際に独立系サプライヤーが現れなければ今と同じことの繰り返しになる。
遅くともその時までにそれが成されなければ、我々は重要な決定をしなければならない。
つまり、F1からの撤退だ」

現行の1.6リッターV型6気筒ターボ・エンジンの価格はおよそ2千万ユーロ(23億4千万円)から3千万ユーロ(35億1千万円)にも達するとされるが、プライベートチームらはこれを1千万ヨーロ(約11億7千万円)程度にまで下げることを要求している。

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バレンティーノ・ロッシ、アロンソのインディ500参戦を支持

Valentino Rossi (C)Ferrari S.p.A
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実に9回に渡るモトGPチャンピオンで2輪のスーパースターとされるバレンティーノ・ロッシ(38歳:イタリア)が、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)の『インディ500レース』挑戦を支持している。

「F1でモナコGPは特別なものだから、これを欠場するというのは驚いたけれど、それだけマシンの状態が悪いんだろう。
でも、彼がインディ500にチャレンジするというのは素晴らしい挑戦だと思う。
僕も一度だけNASCARのマシンで走ったことがあるけれど、オーバルコースというのはサーキットとは全然違うもの。
彼にはぜひこの挑戦を活かして欲しいね」

ロッシはフェラーリ・チームやミハエル・シューマッハとも関係が深く、自身も異カテゴリーへに積極的に挑戦、F1マシンでのテスト機会も豊富だ。

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2017/04/22

カナダGPも今年の高速F1に備えサーキット設備の改修へ

Techpro Barrier
今年、F1はタイヤやマシンのレギュレーション変更に伴いかなりの高速化が図られているが、その影響でパーマネント・サーキットでない一部グランプリではコースオフした際などの安全性に懸念が示されている。

その一つで普段は公園の一般道を使用するカナダGPのジル・ビルニューブ・サーキットでは、FIA(国際自動車連盟)の勧告を受けランオフエリアの拡大等の改修を行っていることを明らかにした。

コースのレイアウトそのものに変更はないものの、これまでコンクリートブロックや鋼鉄製のガードレールだったバリアは、その多くがより安全性が高いとみられるテックプロ製のものに置き換えられる見通しという。

今年のカナダGPは6月11日(日)に行われるが、主催者は5月中に改修が終えられるとしている。

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ペナルティ喫したサインツ(トロ・ロッソ)、「相手が未熟」

Carlos Sainz (C)Scuderia Toro Rosso
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先のバーレーンGPで起きたランス・ストロール(ウィリアムズ)とのアクシデントについて、その責任を問われたカルロス・サインツ(トロ・ロッソ)が、納得できないと不満の姿勢をみせている。

これは決勝レース中、ストロールのマシンに追突した形になったサインツに非があるとして、バーレーンGPのレーススチュワード(競技審査委員)から次戦ロシアGPでの予選グリッド3番降格に加えペナルティ・ポイント2点という重い処分がサインツだけに下されたもの。

これについてサインツは、「あの時僕はもうコーナーに向けてターンインを始めていたんだ。
ところが廻りが見えていないストロールが、それに気づかず無理に切り込んできたから起きたもの。
少なくともこれはレーシング・インシデント(出来事)としてお咎めなしになると思った。
なのにこんな一方的な処分は不当だよ」と、サインツ。

同選手はまた「他のドライバーだったらこんな事故は起きなかった」として、新人ストロールの未熟な腕前に原因の多くがあると主張した。

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マッサ(ウィリアムズ)、「バトンはテスト参加すべきだった」

Felipe Massa (C)Williams F1
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マクラーレン・チームではフェルナンド・アロンソが『インディ500レース』参戦のため第6戦モナコGPを欠場、代役には昨季までのレースドライバーだったジェンソン・バトンが務めることが決まっている。
しかし貴重なテスト機会だった今回のバーレーン合同テストでマクラーレンは初日がオリバー・ターベイ、2日目がストッフェル・バンドーンといずれの陽にもバトンの参加はなかった。

これについてウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサは次のように語っている。

「バトンが復帰してくれるというのはうれしいよ。
彼はまだ素晴らしい腕前を持っているし、モナコのような特殊なグランプリでは彼しか代役はいないと思っていたからね。
でも、彼はどうして今回のテストに参加しなかったんだろう。
去年と同じものならともかく、今年はレギュレーションが変更されてマシンは大きく変わってしまっているからね。
タイヤも去年とは違うし、いくらでも好きに走れるテストはとてもいい機会なんだけどな」と、バトンとは一つ違いのベテランは首を傾げた。

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2017/04/21

アロンソ、インディ500レース参戦に向け着々と準備

すでに今季F1第6戦のモナコGPを欠場し、インディカー・シリーズの最高峰『インディ500レース』への初挑戦を決めているマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソは、現在今週末アラバマ州のバーバー・モータースポーツパークで行われる『ホンダ・インディ・グランプリ・オブ・アラバマ』を訪問して視察をしている。

その後いったん4月30日(日)のF1ロシアGP参戦のためヨーロッパに戻るが、終了後再び渡米、5月3日(水)に初めて本番の舞台であるインディアナポリス・モータースピードウェイでアンドレッティ・オートスポーツのマシンで初走行を行う予定という。

例えF1チャンピオンといえどもインディ500参戦の際にはルーキー・テストを受けなければならず、アロンソもその例外ではないが、チームの総帥マイケル・アンドレッティ氏は「われわれはルーキーの扱いに慣れているので何も心配はない」と、落ち着いたところをみせている。

ちなみにマイケル氏はアロンソとは逆にインディカー・チャンピオンとしてマクラーレンからF1に参戦したが、この時はルールの不公平さもあり成功を収めることはできなかった。
(父親のマリオ氏はF1でもチャンピオンになっている)

Mario Andretti (C)Williams F1
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フェラーリ・テスト、災いはマシンでなくピットガレージに

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームはバーレーン合同テスト2日目にエースのセバスチャン・ベッテルを参加させたが、トラブルのため走行時間が失われる事態に見舞われた。
しかしトラブルはマシンにだけでなく、ピットガレージでも起きていたことが判明、パドックで恰好の話題になっている。

今季ザウバー・チームからの参戦もあったアントニオ・ジョビナッツィから『SF70H』のステアリングを引き継いだアロンソは、午前の走行で小さな電気系のトラブルが見つかりガレージに戻されたとされる。
トラブルはパーツを交換して再びコースに戻る予定だったが、その際になんとフェラーリ・チームだけピットガレージが停電。
現代のF1ではピットガレージにテレメトリー等を始めとする重要設備が集中していて、当然のことながら停電になるとそれらの機能が失われてしまう。

その後電気設備は修復されたものの、ライバルであるメルセデスAMGチームのボタスがこの日トータル143周を周回したのに対しベッテルのほうは半分以下の64周に留まった。

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ポルシェ・チーム、ルマン24時間へのアロンソ起用否定

Porsche LM24 Team (C)Porsche AG
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来月のインディ500レース参戦に加え、さらに来年はルマン24時間レース出場の噂も出ているフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)だが、その候補チームとして名前が挙げられたポルシェ・チームは、しかしこれを否定している。

これは同チームを率いるアンドレア・ザイドル代表が語ったもので、「われわれのルマン参戦は長期に渡る安定的な計画に基づいたものだ。
来年の参戦体制はすでに決まっていて、変更の考えはない。
もちろん新たに3台目を加えるということも計画にない」と、アロンソ起用の可能性を一蹴した。

実は2015年にもアロンソにポルシェからルマン参戦の噂が出たが、この時は契約上の問題からホンダに拒否されたと伝えられている。
ただしその現契約は2017年末で満了するため、いまのところルマン参戦に問題はない。

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2017/04/20

マクラーレン・ホンダ、合同テスト最終日は順調

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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今シーズン、ここまでマシントラブルが続いたマクラーレン・ホンダ・チームだが、19日(水)のバーレーン合同テスト最終日は順調な周回をみせた。

この日『MCL32』のステアリングを握ったのはレースドライバーのストッフェル・バンドーンで、一日を通じて順調に周回を重ねてセットアップを進めトータル81周を周回、ベストタイムも全12台中の4番手とこれまでにない好位置につけた。

ホンダR&Dチーフエンジニアの中村聡氏は、この日のテストについて次のように語っている。
「昨日のテスト初日はMGU-H(熱エネルギー回生システム)関連の問題によりあまり周回を重ねられなかったが、今日はスケジュール通りにテストプログラムを消化できた。
MGU-Hの問題については懸命に分析を行い、今回のテストで一連の問題に対し暫定的な対策を施し、今日の走行で対策の方向性をある程度確認できた。
今日はそれ以外にもドライバビリティや振動の問題に進歩が見られた。
今回得られた貴重なデータを元にこれからも改善を続け、できるだけ早くライバルに追い付けるよう努力を続けたい」

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