2020/08/14

F1予選モード、ベルギーGPから禁止へ

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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F1は、俗に『パーティモード』と呼ばれる予選だけの特別モードについて、次戦ベルギーGP(8月30日決勝から禁止する方針を示唆した。

これは通常のPU(パワーユニット)のモード(設定)を、公式予選のセッション時だけ最大パワー仕様に変更してラップタイムを早めるというもの。
燃費や耐久性もあり、決勝レース時には通常に戻して走ることになる。

メルセデスAMGチームは、以前からこれを使って予選を優位に戦っていたとされている。
このため禁止ということになれば、メルセデス製パワーユニットを使用するメルセデスAMGチームや今シーズンパフォーマンスを上げているレーシング・ポイントらに大きな影響が出るものとみられる。

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2020/08/11

ルノー、『ピンク・メルセデス』への抗議取り下げ

Racing Point 『RP20』 (C)Racing Point F1
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アニバーサリーGPのレーススチュワード(審査委員)が明らかにしたところによれば、ルノー・チームは今週提出していたレーシング・ポイントのマシンについてのさらなる抗議を正式に取り下げたことがわかった。
これにより規定の抗議料もルノー側に返還されるとのことだ。

レーシング・ポイントの2020年型社『RP20』は、『ピンク・メルセデス』と揶揄されたごとくメルセデスAMGチームの2019年チャンピオン・マシンに酷似していると指摘され、とりわけ今回はフロントのブレーキダクト内部の構造に焦点が当たっていたもの。

同チームに対してはすでに2台合わせて15点のコンストラクターズ・ポイント剥奪と計40万ユーロ(約5千万円)の罰金が科せられ、本来なら今回56点となるところを41点に減点とされたことがわかっている。

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2020/08/08

フェラーリ、レーシング・ポイントへの寛大処分に反発

Racing Point 『RP20』 (C)Racing Point F1
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FIA(国際自動車連盟)のレーススチュワードは、ルノー・チームから抗議を受けていたレーシング・ポイント『RP20』のブレーキダクトについて、競技規則に違反しているとして15ポイントの剥奪と40万ユーロ(約5千万円)の罰金を科したが、これにフェラーリ・チームが甘いと強い反発をみせパドックで波紋を呼んでいる。

FIAによれば、このブレーキダクトはメルセデスAMGチームのものを完全コピーしたものと認められるものの、ダクト自体がF1テクニカル・レギュレーションに違反するものではないためとの見解を示している。

注目されるのは、このポイント剥奪処分によりルノー・チームはコンストラクターズ・ランキングで逆転というメリットがある一方、フェラーリ・チームには直接の恩恵がないという背景が影響しているとみられること。
なおこの裁定については、レーシング・ポイント自身も上訴する権利が残されていて、今後の展開は予断を許さないものとなっている。

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2020/08/05

『ピンク・メルセデス』の命運、5日(水)に

Racing Point 『RP20』 (C)Racing Point F1
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FIA(国際自動車連盟)は、今年のパドックで他チームから『ピンク・メルセデス』と揶揄されているレーシング・ポイント・チームの2020年型マシン『RP20』について、今週の5日(水)にあらためて合法かどうかの審査を行う構えという。

この問題についてはこれまでも審議の対象とされているが、現在に至るまではレギュレーション違反とはされていない。
しかしイギリスGPを受けての週末に再びルノー・チームから異議申し立てが行われたため開かれるもののようだ。
今回の焦点は、フロントのブレーキダクト内部の構造にあるのではないかと言われている。
ただ結論が出るまでには1週間程度掛かる見通しという。

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2020/07/31

それでも『DASシステム』開発継続のメルセデス

Mercedes Duo (C)Mercedes Motorsports
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2014年から6年連続のチャンピオン獲得、さらに今シーズンは開幕から新機軸として『DASシステム』を投入、ここまで3連勝と気を吐いている。
同システムは今季メルセデスAMGチームだけが使っているもので、コーナリングの立ち上がりの安定性に寄与するとして『W11』の優位性にさらに拍車を掛けるものと評価されている。
しかしこのシステムについてFIA(国際自動車連盟)は有効なのは今季限りとしたため、レッドブル・レーシングなど続いた他チームも現在はみな開発を断念したとされる。

それでもメルセデスAMGチームは同システムの開発を継続、技術部門の責任者であるジェームズ・アリソン/テクニカル・ディレクターは「たとえその威力はわずかなものだとしても、効果が確認できるのであればわれわれはそれに最大限取り組んでいく」と、『王者の論理』を展開している。

ただ今週のイギリスGPでも同チームが他を圧倒するようであれば、シーズンの魅力は逆に低下しかねない様相だ。

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2020/07/29

レッドブル、『DASシステム』の開発を断念

Redbull Honda 『RB16』 (C)Redbull Racing
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レッドブル・レーシングは、開発中と伝えられてきた『DASシステム』の独自開発を断念したことがわかった。

『DASシステム』は今季メルセデスAMGチームが採用している画期的なステアリング・システムで、コーナリング中のドライバーがステアリングホイールを前後に動かすことによりフロントタイヤのトー角を変化させることができるもの。
これにより安定したコーナーの立ち上がりが可能になるとみられている。

当初、他チームからはこのシステムがレギュレーション違反であるとの指摘がされたが、FIA(国際自動車連盟)は今シーズンに限ってこれに合法とのお墨付きを与えている。

これを受けレッドブル・レーシングでは同様のシステムを独自に開発中と伝えられたが、ドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が報じるところによれば、同チームのヘルムート・マルコ博士は「われわれにはDAS以前に解決しなければならない課題がある」と、開発の断念を指示したということだ。

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2020/07/27

F1予算制限に、ドライバーへの給与論争

Image
F1はかねて課題であったコスト削減の一環として、2021年の予算額を1億4500万ドル(約155億円)とするなどのバジェットキャップ(予算制限)を合意しているが、実はこの中にはドライバーへの報酬は含まれていない。
これについて中団グループのチームからはこれも含めるべきとの論議が提出されている。

たとえばレーシング・ポイントのオットマー・サフナウアー代表は、「F1ドライバーの中にはわれわれの想像がつかないほどの高給を貰っている者が複数いるのに、これを野放しにしていては予算制限の意味がない。
いつまで経っても財政規模の豊かなチームしか勝てないというものだ」と、指摘している。

一方、高給ドライバーの雇用者とみられるメルセデスAMGチームのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは、「バジェットキャップにドライバーへの報酬を含めれば、実質的にF1ドライバーのサラリーを制限することになる。
それはスーパースターたちがF1から去ることを誘発するもので、F1がモーターレーシングの最高峰ではなくなってしまう」と、否定的な見解を示している。

目下現役ドライバー最高額とされるのはハミルトン(メルセデス)で推定5400万ドル(約58億円)、これにベッテル(フェラーリ)が3630万ドル(約39億円)で続くとみられている。

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2020/07/04

FIA、『DASシステム』(メルセデス)への抗議を却下

Mercedes 『W11』 (C)Mercedes Motorsport
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2020年開幕戦のオーストリアGPを前に、メルセデスAMGチームが採用した『DASシステム』に対する抗議をFIA(国際自動車連盟)が正式に却下していたことがわかった。

『DASシステム』(デュアル・アクシス・ステアリング・システム)は、先に行われたWMSC(世界モータースポーツ評議会)で今季限りとされていたが、FIAがあらためてこれを確認した形。

ステアリングを操作する際に前輪のキャンバー角を変更するとみられるこのシステムに対しては、レギュレーション違反であるとしてレッドブル・レーシングが抗議していたもの。
今回のオーストリアGPフリー走行では、コクピットを撮影した国際映像によりすでにメルセデスAMGチームが実際に投入していることが確認されている。

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2020/06/15

F1、なおも『リバースグリッド』導入諦めず

Start Scene (C)Mercedes Motorsports
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F1が今シーズンから導入を図ったいわゆる『リバースグリッド方式』は、メルセデスAMGチームらの反対により全会一致とはならず却下された。

これは、まず予選ないしスプリントでの予選レースを行い、その結果を元に決勝レースのスターティンググリッドをリバースグリッド(順位と逆の)方式で決めるというもの。
これにより、速いドライバー・マシンがグリッド後方からスタートすることでレース中のオーバーテイク・シーンが増加、レースの迫力が増すというメリットが期待されている。
今シーズンはオーストリアGPなどW開催のイベントがあるため、2戦目にこの方式を導入して変化をつける狙いがあったとみられる。

却下とはなったもののしかしF1では早くもこれを来シーズンの課題として再提案する構えをみせているという。
というのも、シーズン途中での変更には全会一致が必要なものの、シーズン前であれば多数決で変更できると解釈されているからだ。
ただ今シーズンの終了が当初予定より大幅に遅れる見込みのため、オフの時間的猶予は多くない。

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2020/06/07

メルセデス、「リバースグリッドは支持されてない」

Start Scene (C)Mercedes Motorsports
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レッドブル・レーシングらが熱心に進める『リバースグリッド方式』だが、これに反対しているとされるメルセデスAMGチームは、この方式がF1ファンに支持されていないことが理由であるとした。
これは同陣営を率いるトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターが英専門誌に明らかにしたもの。

「F1では以前にもこのリバースグリッド方式の導入が話題になったことがあるけれど、しかしファンの支持が得られずに立ち消えとなったんだ。
今回だってそうだよ。
騒いでいるのは一部の勢力だけで、ファンが望んでいるものじゃない。
F1ファンはもっと真剣な争いを期待しているんだから、われわれはそれに応えなくてはならないということだ」

リバースグリッド方式は、まず予選ないしスプリントでの予選レースを行い、その結果を元に決勝レースのスターティンググリッドをリバース(順位と逆の)方式で決めるというもの。
これにより、速いドライバー・マシンがグリッド後方からスタートすることでレース中のオーバーテイク・シーンが増加、レースの迫力が増すというメリットが期待される。
ただレース方式の変更には全チームの同意が必要とされていて、現状ではメルセデスAMGチーム&レーシング・ポイント2チームが反対しているとみられる。

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