2019/04/18

ロス・ブラウン氏、ガスリーの最速ラップ挑戦容認

Pierre Gasly (C)Redbull Racing
拡大します
今シーズンから新たに導入されたファステストラップ・ポイント制度では、レース終盤にこの1ポイント獲得のためだけにタイヤ交換してアタックすることを強く警戒しているが、中国GPではレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーがまさにこの作戦でファステストラップを記録した。

これについては一部に懐疑的な見方をする向きもあるが、ロス・ブラウン/モータースポーツ・ディレクターはこれを成功した一例だとして歓迎する姿勢をみせた。

「われわれが導入した新たなポイント獲得正ドライバーは明らかに成功している。
毎レース、ファンは誰がレース中のファステストラップを記録するか、固唾を呑んで見守っているではないか。
この制度は、F1で新しいエキサイティングな魅力を引き出したんだ。
ガスリーの件についても、まったく問題はない。
彼はレギュレーション通り10位以内を走行していたのだから、何ら問題を指摘される理由はないよ。
実際、同じ頃にやはりタイムアタックを検討していた他チームの無線も私は聞いている」

ガスリーが最速タイムを記録したのはレースが終わるわずか2周前のことだった。

|

2019/04/10

予選にQ4導入案も、タイヤ負担が課題に

Tyre Work (C)Mercedes Motorsports
拡大します
F1レギュレーションの改定を検討しているF1ストラテジーグループの会合で、2020年シーズンの予選から現行のQ1、Q2、Q3に加え、Q4を新設してより魅力ある公式予選を演出する案が討議されていることが伝えられた。
しかしこれについて、チーム側ばかりでなくタイヤを供給するピレリの側からも難色が示されていることがわかった。

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、「われわれにとって問題は単純。
Q4までやったとしてタイヤがまだ残っているかということだよ。
おそらく現在準備されている1台あたり13セットというタイヤでは不十分になる。
タイヤがないから走らない、となったら改訂の意味がなくなるだろう」と、首を傾げる。

一方ピレリタイヤの側でも、「いま、さらに13セット以上のタイヤを無償で用意しろというのは無理なこと。
タイヤが不足すればそれを理由に走らないチームが出ることは当然考えられる」と、早急なタイヤ数の増加には及び腰だ。

単純に1台に1セットずつ増やしたとしても全体では80本の増加。
問題はコスト面だけでなく、グランプリ毎の物流や管理、現場のスペース、スタッフの仕事量など強いられるであろう負担増加は枚挙に暇がない。

|

2019/03/26

「見えないスタートジクナル」に追加策も

Signal Image (C)Ferrari S.p.A
拡大します
今シーズン、F1はレース中のオーバーテイクの機会増加を見据え、いくつかのエアロダイナミックス変更を実施しているが、高さ、幅ともに拡大されたリヤウィングもその一つ。しかし開幕戦を終え、その変更によるマイナス面が指摘されることとなってきた。
思わぬミスで予選下位に留まり17番グリッドという後方からのスタートを強いられたピエール・ガスリー(レッドブル)は、「スタートジクナルが見えなかった」と、吐露した。
「グリッドに着いたとき、肝心のスタートジクナルが僕のところからは見えないことに気が付いたんだ。しかたないから、周囲のクルマの動きを見てスタートしたよ。当然のこと出遅れて、2つ3つポジションを失ったんじゃないか」(ちなみに全20台なので3つ以上は下がらない)
18番手スタートだったサインツ(マクラーレン)も同様に訴えていて、次戦バーレーンGPでは後方グリッドのためスタートジクナルが追加されるなどの改善が図られることになるかも知れない。

|

2019/03/25

マクラーレン・チーム、2021年の規約次第でF1撤退も

McLaren Motorhome (C)McLaren Group
拡大します
F1を運営するリバティ・メディアとF1チーム、そしてFIA(国際自動車連盟)は2021年に予定されるF1レギュレーションの大幅な改訂に向けて協議を重ねていて、今週も何らかの発表が予定されている。

これに対し有力チームの一つであるマクラーレン・チームは、「新しいレギュレーションが将来的なF1活動に寄与するものでなければF1からの撤退もあり得る」との強気姿勢をみせた。
これは同チームのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターがイギリスの有力紙『ガーディアン』に語ったもの。

「われほわれが長期的にF1にコミットするには二つの条件が欠かせない。
その一つは財政的に存続が可能であること。
そしてもう一つは公平な競争が提供されることだ。
新たに提示される規約がこれに合致しないものだとしたら、われわれがF1に参戦することはなくなる」と、アメリカ出身のビジネスマンは迫った。

|

2019/03/21

新たに導入のオーバーテイク策に懐疑的な声も

Image (C)Haas F1 Team
拡大します
F1はレース中のオーバーテイク・シーンを増加させるため、マシン・エアロダイナミックスに複数の規約変更を導入したが、開幕戦を終えた限りでは期待した効果はあまりみられなかったようだ。

この変更は、オーバーテイクを難しくしている一つの理由であるマシン後部の乱気流を減らすことを目的として、幅広のリヤウィングの採用に加え、フロントウィングの簡素化やバージボードにも制限を加えるなどしたもの。
オーストラリアGPでみごとなオーバーテイク・シーンを演じたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)でさえ、「これまでと変わらず今年のマシンでもオーバーテイクはとても難しい」と明かしている。

ただDRS(ドラッグ・リダクション・システム)の変更については「前車に追い付くのが容易になった」との前向きな声も聞かれる。
開幕戦の地アルバートパーク特設コースは従来からオーバーテイクの難しいサーキットに挙げられていて、ほんとうの評価は第2戦のバーレーン国際サーキット以降のパーマネント・サーキットでのレースを見極める必要があるというのが一致した見方のようだ。

|

2019/03/20

初の最速ポイント得たボタス、「シーズン最後に効く」

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
拡大します
今シーズンからF1でも60年ぶりに復活した決勝レース中の「ファステストラップ・ポイント」をみごと獲得してみせたのは、このレースでひさびさの優勝を遂げたバルテリ・ボタス(メルセデス)だった。
これによりボタスは1戦終了後のポイント・ランキングで早くも「26ポイント」という新鮮な表示をモノにしている。

これについて当のボタスは、次のようにその価値を強調した。
「もちろんとてもうれしいし、名誉なことだよ。
これはこのレースで一番速かったという勲章でもあるんだしね。
わずか1ポイントに過ぎないけれど、チャンピオンシップの展開によってはこれが大きな影響力を持つこともない訳じゃない。
そのためにも今回、25ではなく26のポイントを得たのは僕にとってとても重要なことなんだ。
この新しいシステムが定着するかは今後のレース次第。
言われるように、ファステストラップを得るため終盤タイヤをフレッシュなものに履き替えるという作戦もあるだろう。
でもそれはこの賞の本質を見失った、誤った行為だよ」

かつてF1にこの賞があった当時は優勝しても8ポイントだったため、現在とは比べものにならないほど価値があった。

|

2019/03/13

『ファステストラップ・ポイント』該当者なしも

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
拡大します
ついにF1でも今季開幕戦からの導入が正式に決定した『ファステストラップ・ポイント』だが、該当者ゼロというケースもあることがわかった。

これは、周回遅れなどのマシンが燃料の軽くなったレース終盤、新品のタイヤに履き替えて意図的にファステストラップだけを狙うのを阻止するため、該当するのはトップ10以内でフィニッシュしたものに限ったため。

この場合、ドライバーズ・チャンピオンシップにおいてもコンストラクターズ・チャンピオンシップにおいても当該ドライバー・マシンはポイントを獲得する資格を逸するが、その場合でも繰り上がりはないとされる。
ただ10位以内かどうかの結果はレースが終わるまでわからず。
このため、せっかく導入された新システムでも、結果的に『該当者なし』とされる盛り上がりに欠けたケースも少なからず表れそうだ。

| | トラックバック (0)

2019/03/12

『ファステストラップ・ポイント』正式導入へ

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
拡大します
F1でも検討されていたレース中のファステストラップを記録した者に与えられるいわゆる『ファステストラップ・ポイント』の導入が正式に決まった。
今週に迫った今季開幕戦オーストラリアGPからさっそく実施される。

これは先にWMSC(世界モータースポーツ評議会)で承認されていたもので、その後チーム側の電子投票を経て正式に決定されたもの。
ただ周回遅れなどのマシンが燃料の軽くなったレース終盤、新品のタイヤに履き替えて意図的にファステストラップだけを狙うのを阻止するため、該当するのはトップ10以内でフィニッシュしたものに限られる。

F1におけるファステストラップ・ポイント制度はかつて1950年から1959年までも存在したことがある。
なお2018年はメルセデスのバルテリ・ボッタスが、最多7回のファステストラップを記録した。

| | トラックバック (0)

2019/03/09

泣きっ面に蜂? ウィリアムズがマシン修正迫られる

Williams Mercedes 『FW42』 (C)ROKiT Williams Racing
拡大します
2019年新型車の完成が遅れ、バルセロナでのシーズン前テストでも十分な準備ができなかったウィリアムズ・チームだが、来週に迫った開幕戦に向けさらなるハードワークを迫られそうだ。

それによれば『FW42』に導入された新機軸のフロント・サスペンションやサイドミラーについて、レギュレーションに抵触する怖れがあるとしてFIA(国際自動車連盟)のテクニカル・オフィサーから疑問が投げ掛けられているとのこと。
このままメルボルンに持ち込むと、最悪レギュレーション違反を問われてペナルティないし失格の可能性も考えられるという不穏なケース。

このため同チームでは開幕戦までに該当部分の修正を行うようで、それでなくとも準備遅れによる混乱のところ、メカニックにはさらに作業に拍車が掛かることになりそうだ。

| | トラックバック (0)

今季開幕戦から『ファステストラップ・ポイント』実施か

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
拡大します
今季開幕戦からF1でもレース中のファステストラップを記録した者にいわゆる『ファステストラップ・ポイント』が与えられることになるかも知れない。
これはリバティ・メディアがF1をより盛り上げるためファンから募集したアイデアの一つで、すでに他のカテゴリーでは実績があるシステムだが、F1でも過去1950年代に一時的に導入されたもので初の試みという訳ではない。

すでにWMSC(世界モータースポーツ評議会)では承認されたということで、1週間後に迫った今季開幕戦までに電子投票で各チームの合意が得られれば実施されることになる。
ちなみに昨シーズン最も多くファステストラップを記録したのはボタス(メルセデス)だった。

ただこれまでF1ではトラブル等で好成績が望めなくなった周回遅れ等のマシンがこのファステストラップだけのためにニュータイヤに履き替えて挑戦するケースがみられたため、「トップ10以内でフィニッシュ」との条件が課せられる見通しという。

| | トラックバック (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

A-1リンク BMW DRS DTM F1 F1テスト F2 F3 FIA GP2 GP3 GPDA IMSA INDY KERS NASCAR US-GP USF1 VW WEC WRC WTCC アイルトン・セナ アウディ アストンマーティン アゼルバイジャン アゼルバイジャンGP アブダビGP アメリカGP アラン・プロスト アルガルブ アルガルブ・サーキット アルゼンチンGP アルド・コスタ アルバートパーク アルファロメオ アルフォンソ・セリス アレクサンダー・アルボン アレクサンダー・ロッシ アレクサンドル・ブルツ アレックス・リン アンディ・ソウセック アントニオ・ジョビナッツィ アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ イギリスGP イタリアGP イモラ イルモア インテルラゴス インディアナポリス インドGP ウィリアムズ ウィリ・ウェバー ウィル・スティーブンス エイドリアン・スーティル エイドリアン・ニューイ エイボン エステバン・オコン エステバン・グティエレス エマニュエル・ピロ エリック・ブイユ エンジン エンツォ・フィティパルディ オトマー・サフナウアー オランダ オースティン オーストラリアGP オーストリアGP カタール カナダGP カルロス・ゴーン カルロス・サインツJr. カート キミ・ライコネン キャノピー キャラミ・サーキット ギド・ヴァン・デル・ガルデ ギュンター・シュタイナー クムホ クリスチャン・クリエン クリスチャン・ホーナー クレア・ウィリアムズ グッドウッド グレーム・ロードン ケビン・マグヌッセン ケータハムF1 ゲルハルト・ベルガー コスワース コリン・コレス コンコルド協定 ザウバー ザク・ブロウン ザンドフールト シャルル・ピック シャルル・ルクレール シリル・アビテブール シルバーストーン シンガポールGP ジェラール・ロペス ジェローム・ダンブロシオ ジェンソン・バトン ジェームズ・キー ジャガー ジャッキー・スチュワート ジャック・エイトケン ジャック・ビルニューブ ジャン・アレジ ジャン・エリック・ベルニュ ジャン・トッド ジュリアーノ・アレジ ジュール・ビアンキ ジョナサン・ニール ジョニー・ハーバート ジョリオン・パーマー ジョン・エルカン ジョン・サーティーズ ジョン・ブース ジョージ・ラッセル ジョーダン・キング ジーン・ハース スティーブ・ニールセン ステファンGP ステファーノ・ドメニカリ ストッフェル・バンドーン スパフランコルシャン スペインGP スポンサー スージー・ウォルフ スーパーライセンス スーパー・アグリ スーパー・フォーミュラ セバスチャン・ブエミ セバスチャン・ベッテル セバスチャン・ロウブ セパン・サーキット セルゲイ・シロトキン セルジオ・ペレス セルジオ・マルキオンネ ソチ タイGP タイヤ ダカールラリー ダニエル・ジュンカデラ ダニエル・ティクトゥム ダニエル・リカルド ダニカ・パトリック ダニール・クビアト ダビデ・バルセッキ ダン・ティクタム チェイス・キャリー チェコ チャーリー・ホワイティング チョウ・グアンユー テレビ ディーター・ツェッチェ ディートリッヒ・マテシス デイトナ デイモン・ヒル デビッド・クルサード デビッド・シューマッハ デビッド・リチャーズ デモラン デュランゴ デンマークGP トト・ウォルフ トニー・フェルナンデス トヨタ トルコGP トロ・ロッソ ドイツGP ドニントンパーク ナイジェル・マンセル ナイトレース ニキ・ラウダ ニコラス・トッド ニコラス・ラティフィ ニコ・ヒュルケンバーグ ニコ・ロズベルグ ニック・ハイドフェルド ニック・フライ ニュルブルクリンク ニュージャージー ネルソン・アンジェロ・ピケ ハロー ハンガリーGP ハンガロリンク ハンコック ハースF1 バルセロナ バルテリ・ボタス バレンシア バレンシアGP バレンティーノ・ロッシ バーニー・エクレストン バーレーンGP バーレーン国際サーキット パスカル・ウェーレイン パストール・マルドナド パット・シモンズ パット・フライ パディ・ロウ ヒスパニア・レーシング ピエール・ガスリー ピレリ ファン・モントーヤ フィリピン フェラーリ フェリッペ・ナスル フェリッペ・マッサ フェルナンド・アロンソ フォース・インディア フォード フォーミュラE フラビオ・ブリアトーレ フランク・ウィリアムズ フランスGP フランツ・トスト フレデリック・バッサー ブラジルGP ブラバム ブランズハッチ ブリヂストン ブルガリア ブルーノ・セナ ブレンドン・ハートリー ヘルマン・ティルケ ヘルムート・マルコ ヘレス ベトナム ベルギーGP ペドロ・デ・ラ・ロサ ペーター・ザウバー ホセ・マリア・ロペス ホッケンハイム ホンダ ホー・ピン・トゥン ポルシェ ポルトガル ポールリカール ポール・ストゥダート マイアミ マイク・ガスコイン マイク・コフラン マイケル・アンドレッティ マウリツィオ・アリバベーネ マクラーレン マセラティ マックス・チルトン マックス・フェルスタッペン マッティア・ビノット マニクール マリオ・アンドレッティ マルク・ジェネ マルコ・アンドレッティ マルコ・マッティアッチ マルシア マレーシアGP マ・キンファ マーカス・アームストロング マーカス・エリクソン マーク・ウェバー マーク・スミス マーティン・ブランドル ミカ・サロ ミカ・ハッキネン ミシュラン ミック・シューマッハ ミハエル・シューマッハ ムジェロ メキシコGP メルセデス モトGP モナコGP モニシャ・カルテンボーン モンツァ ヤス・マリーナ・サーキット ユナイテッドステーツGP ヨースト・カピート ヨーロッパGP ラスベガス ラファエル・マルシエロ ラルフ・シューマッハ ランス・ストロール ランド・ノリス ランボルギーニ リオ・ハリアント リザーブドライバー リバティ・メディア ルイス・カミレッリ ルイス・ハミルトン ルイス・ペレス・サラ ルカ・フィリッピ ルカ・モンテツェモロ ルノー ルマン24時間レース ルーベンス・バリチェッロ レギュレーション レッドブル レッドブルリンク レーシング・ポイント レース・オブ・チャンピオンズ ロシアGP ロス・ブラウン ロバート・クビサ ロバート・ドーンボス ロブ・スメドリー ロブ・ホワイト ロベルト・メルヒ ロマン・グロージャン ロリー・バーン ロングビーチ ロンドンGP ロン・デニス ロータス ローマ ローラ ワールドシリーズbyルノー ヴィジャイ・マルヤ 上海サーキット 中国GP 中嶋一貴 中嶋大祐 佐藤万璃音 佐藤公哉 佐藤琢磨 八郷隆弘 南アフリカ 国本京佑 富士スピードウェイ 小暮卓史 小松礼雄 小林可夢偉 山本尚貴 山本左近 新型車発表 日本GP 松下信治 武藤英紀 浜島裕英 片山右京 牧野任祐 田辺豊治 福住仁嶺 角田裕毅 鈴木亜久里 鈴鹿サーキット 長谷川祐介