2024/11/01

ホンダとアルピーヌに予算上限違反で罰金

Federation International Automobile
Fia_logo_m4_20241101090401FIA(国際自動車連盟)はHRC(ホンダ)とアルピーヌ(ルノー)に対し、バジェットキャップ(予算制限)協定に違反があったとしてそれぞれ60万ドル(約9千万円)と40万ドル(約6千万円)の罰金を科したことを明らかにした。
ただ違反は意図した悪意のあるものではなく複雑な財務手続き上の軽微なものであると説明している。
またこの処分に対する異議は受けられないとしている。

2023年からF1は増大する一方の開発費用を抑制するためメルセデス、フェラーリ、ホンダそしてルノーの4エンジン・サプライヤーについて予算上限を設けている。

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2024/10/18

F1、来季からファステストラップ・ポイント廃止

Federation International Automobile
Fia_logo_m3_20241018152301FIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)は2019年シーズンから決勝レース中の最速ラップ記録者に与えられてきたファステストラップ・ポイント(1点)を今シーズン限りで廃止することを決めた。
主な理由はこの制度が本来の目的から外れ、レース戦略上恣意的に使われてきたことによるようだ。

また若手ドライバー育成を目的に導入されている金曜日のフリー走行1回目セッションでの新人の走行機会を来シーズンからこれまでの倍に拡大することも承認された。

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2024/06/15

FIA、6月中に2026年F1技術規則最終決定へ

FIA
Fia_logo_m3_20240614123101F1は2026年シーズンから大きくレギュレーションの変更を予定しているが、その内容が6月中に最終決定、正式発表される見通しだ。

これについては暫定的に内容が示されていたものだが、準備の遅れている一部チームから10月まで延期が申し入れられていたとされる。
しかしメルセデスAMGチームがこれに反対する姿勢をみせたため、FIA(国際自動車連盟)は当初の通り最終決定を6月末までに決定することになった。

F1の大変革を前に、舞台裏では早くもチーム間による熾烈な駆け引きが始まっているようだ。

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2024/06/13

FIA、「2026年アクティブ・エアロ自動化せず」

DRS Image
Drs_ferrari_l2026年から行われるF1レギュレーション変更で、FIA(国際自動車連盟)はアクティブ・エアロと呼ばれる新エアロダイナミックスを導入する方針を示しているが、この作動について、自動化はしないことを表明した。

これは、F1マシンの前後ウイングのフラップを可動式とし、フラップを閉じてダウンフォースが最大限発揮されるZモードと、フラップが開いてダウンフォースと空気抵抗が削減されるXモードを切り替えるとされる、現行のDRS(ドラッグ・リダクション・システム)の進化型といえる。

ただその作動がドライバー制御なのか、それとも自動制御なのかはこれまで不明だったため、チーム側から明確にするよう求められていたものだ。
これについてFIA技術部門は「まだ流動的ではあるものの、手動式を想定している」と回答したという。

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2024/05/10

再びポイント・システム見直しの動き

Image
M_verstappen_prize_lF1のポイント・システムを見直そうとする動きが再び盛り上がっている。

F1では現在上位10台までポイントが付与されるようになっているが、マシンの熟成に伴い完走率が高まり、ポイントを獲得するのは上位チームに限られるようになってきている。
こうしたことから入賞枠を拡大し、下位チームの持つ不満の救済にも繋げようとするものだ。

具体的に入賞枠をどこまで拡大するかについてはまだ議論を待つ必要があるが、拡大の基本方針についてはすでにF1委員会で同意が得られているとされる。
ただポイント・システムはチャンピオンシップの根幹に関わるものであることから、頻繁な変更は許されないとし、決定には慎重さが求められている。

【現在のポイント・システム】
1位:25ポイント
2位:18ポイント
3位:15ポイント
4位:12ポイント
5位:10ポイント
6位: 8ポイント
7位: 6ポイント
8位: 4ポイント
9位: 2ポイント
10位: 1ポイント
【FastestLap:1ポイント】
【スプリントレース】
1位: 8ポイント
2位: 7ポイント
3位: 6ポイント
4位: 5ポイント
5位: 4ポイント
6位: 3ポイント
7位: 2ポイント
8位: 1ポイント

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2024/04/23

来季に向け、新ポイント・システムの動き

Image
Start_signal_現在、上位10名までに与えられているF1のポイント・システムだが、これを拡大しようとする動きが拡大していることがわかった。

それによれば入賞圏内を上位の5チーム10台が独占する傾向が強まっていて、レースの盛り上がりを欠くだけでなく、下位チームの運営を脅かすまでに至っているのだという。

そうしたことから新たな改定案ではポイントは上位10位から12位までへと拡大、1位から順に25-18-15-12-10-8-6-5-4-3-2-1というポイントとするものだ。

ただ変更するためにはFIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)だけでなく、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)やF1チームの過半数の同意が必要となる。

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2023/12/29

ペナルティ・ポイント年間1位はペレス

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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F1はレギュレーションに違反したりアクシデントの原因を作った場合にペナルティ・ポイントが科せられることになっている。
ペナルティ・ポイントは最大12か月を限度として集計され、累積12ポイントに達するとスーパーライセンスが停止され次のレースに参加できないことになる。

2023年シーズン終了時点でペナルティ・ポイント最上位はドライバーズ・ランキング2位のペレス(レッドブル)で、計7点となっている。
以下、2位はサージェント(ウィリアムズ)で計6点、3位ストロール(アストンマーティン)で計5点、4位は共に計4点のハミルトン(メルセデス)とラッセル(メルセデス)、6位は共に計3点の角田裕毅(アルファタウリ)とヒュルケンバーグ(ハース)、8位に共に計2点のフェルスタッペン(レッドブル)、サインツ(フェラーリ)とボタス(アルファロメオ)、デ・フリース(アルファタウリ)そして周冠宇(アルファロメオ)と続いている。

2022年に比べて大きく減少を果たした角田のものは、スペインGPで周冠宇を、またオランダGPではラッセルをそれぞれコース外に押し出した行為がペナルティに問われたものとなっている。

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2023/12/21

FIA、F1ファクトリーの抜き打ち検査も

Ferrari Factory Image (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)はF1各チームに対して行われているファクトリーへの立ち入り検査について、2024年シーズンは前触れなく抜き打ちで行う方針を通知した。

F1レギュレーションは複雑で、ルールの解釈を巡りFIAとチーム側とのせめぎ合いが繰り返し行われている。
そのためチームが規則を遵守しているかの検査が随時行われているが、これまではすべて事前に期日を通知して行われてきたとのこと。
FIAのシングルシーター担当者である元フェラーリのニコラス・トムバジス氏は「抜き打ちでなければ検査の効果が薄い」と指摘しているものだ。
ただ実現にはチーム側との交渉が難航することだろう。

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2023/12/09

F1、2026年マシン開発を2025年まで禁止に

FIA
F1の技術的な取り決めを検討するF1委員会での合意を受け、FIA(国際自動車連盟)は大きく仕様が変更される2026年以降のF1マシンについて、開発作業開始時期を2025年1月まで禁止することを決定、各チームに通達した。

衆知のように2026年からF1は地球環境保護の観点から主にパワーユニットに関する規定が大幅に変更される他、エアロダイナミックス面においても改定の方向が示されているが、これによりCFD(計算流体力学)や風洞実験等の開発が2024年末まで出来ないことになるようだ。

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FIA、コクピットの酷暑対策を検討開始

Nikolas Tombazis (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)は、一部のグランプリでコクピット内部が耐えられないレベルの高温になるとして、その対策に乗り出す意向を明らかにした。

今年のカタールGPではとりわけ苛酷なコンディションとなり、レース後脱水症状を訴えるドライバーが相次いだことがその背景にある。

FIAでシングルシーターの技術責任者を務めるニコラス・トムバジス氏(元フェラーリ/チーフ・デザイナー)は、新開発のドライバー冷却装置を念頭に置いていることを示唆した。

ただ安全規則や車両重量に関わるケースが考えられるため、その場合にはレギュレーションの改定が必要になりそうだ。

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