2020/05/24

F1チーム、バジェットキャップ(予算制限)で合意

Image (C)Ex.Sahara Force India F1
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例年繰り返されてきたコスト削減の声に加え、今シーズン襲っている新型コロナウイルスの影響もあり画期的な大幅なバジェットキャップ(予算制限)案がF1チーム間で合意されたことが英国メディアの報道でわかった。

それによれば、すでに1億7500万ドル(約187億円)とされていた2021年の上限額は1億4500万ドル(約155億円)まで減額、さらに2022年には1億4000万ドル(約150億円)、2023年から2025年には1億3500万ドル(約144億円)まで段階的に減じられるという。
これは2021年に想定された22戦よりレース数が増えた場合には、1戦あたり100万ドル(約1億700万円)増額される。
減戦の場合はこの逆に減額となる。

なお合意案では他にも、チームが使用できる風洞とCFDの時間を制限。
来年から上位チームの空力開発をより厳しく制限するため、今年タイトルを獲得したチームは基準値の90パーセント、引き続き2位以下は選手権の順位に従ってその数値が2.5パーセントずつ増えていき、最下位のチームは112.5パーセントの開発が許可されることになった。
2022年以降は、1位に許されるのは基準値の70パーセントとなり、順位がひとつ落ちるにごとに5パーセント増やされ、最下位のチームは115パーセントが許される。
なお新規参入チームは、最下位チームと同じ作業量を行うことが認められるという。

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2020/04/29

F1、工場閉鎖期間をさらに延長へ

Factory Image (C)Ferrari S.p.A
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F1は、新型コロナウイルスの影響によるチームの工場閉鎖期間をさらに延長することを正式に決めた。

それによれば当初2週間(14日間)の工場閉鎖、その後3週間(21日)まで、さらに現在は5週間(35日)まで大幅に拡大されてきたものを、既報の通り今回さらに4週間延長し、計9週間(63日間)にするというもの。
ただエアロダイナミックスの開発は例外とされる。
また閉鎖開始から51日以降であれば、開発期間が長いイブのプロジェクトに対して、最大10名によるリモート作業が認められる。
早期に工場閉鎖へと追い込まれたフェラーリやアルファタウリ(旧トロ・ロッソ)などイタリア系チームは逆に他チームに先んじて再開が許されることになる。

なお、ホンダなど4者のパワーユニット供給者の閉鎖期間は現在の5週間(35日)から7週間(49日)への拡大に留められた。

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2020/04/27

F1規則変更に『セーフガード条項』導入の動き

FIA
FIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)は、スムーズな規則変更に備えるため、これまで全チーム一致が必要とされていた分野に『セーフガード条項』を設け、事態への迅速な対応に突破口を開こうとしているようだ。

FIAによれば、セーフガード条項はそれぞれの選手権等において、規則修正のために全競技者一致の合意を得るという現在の必要条件に打ち勝つものであり、選手権に参戦する競技者のうちの多くの同意を得ることで、より短期間で規則を修正することを可能にしようというもの。
新型コロナウイルスの影響による今シーズンの状況はまさにこのセーフガード条項に該当するという考えだ。

F1がいま来季以降のコスト削減について導入しようとしているバジェットキャップ(予算制限)にフェラーリ・チームのみが反対しているため改定案が事実上宙に浮いていることが念頭にあるとみられる。
ただフェラーリには過去にFIAないしFOA(フォーミュラ・ワン・アドミニストレーション)と結ばれた強固な密約が存在するという噂があり、まだ最終的にどう結着するかは予断を許さない状況だ。

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2020/04/08

2022年バジェットキャップ(予算制限)は合意できず

 Image
ファクトリー閉鎖期間の拡大が決定されたF1関係者によるテレビ会議だったが、もうヒツトの主要課題であった2022年からのバジェットキャップ(予算制限)では合意を得ることができなかったという。

これは今年の新型コロナウイルスの影響で、当初導入予定だった2021年から翌年まで延期されたF1の大幅ルール改定に合わせさらに制限額を減じようとするもの。
具体的には、1チーム総額1億7500万ドル(約191億円)とされた限度額を一気に総額1億ドル(約109億円)まで減額するという提案だ。
なおこの上限額にはドライバーの給与、マーケティング費用、法務および財務費用、そしてFIAが認めた非F1活動等の費用は含まれない。

しかしこれにフェラーリとレッドブル・レーシングら2チームが反対の意向をみせていると伝えられている。
これは、フェラーリはアルファロメオやハースなど、またレッドブルはアルファタウリにそれぞれ供給する一部コンポーネンツの開発・製作を負担しているため、他チームとは事情が異なるというのがその理由と推測されている。
ただそれであればメルセデスAMGチームも同様と考えられるが、ここでもメルセデスのF1ワークス参戦撤退という噂がさらに現実味を帯びる要素となっているようだ。

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2020/04/02

F1新ルール、さらに2023年まで先送りする案も

F1 2021 Car (C)FIA
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F1が2021年からの導入を予定していた大幅なルール変更は新型コロナウイルスによる影響で2022年から導入することに1年先送りとされたが、いまさらにこれを2023年まで遅らせようとする動きが顕在化しつつある。
その背景にはいま世界を襲っているウイルスによる財政面での悪影響が想像以上にF1チームをも苦しめていることがあるという。

レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表によれば、変更をする都度新たなコストが生まれるため、今F1に最も必要とされているのは規則の安定性という。
ホーナー代表はコスト削減のため図られているバジェットキャップ(予算制限)だけでは必ずしも効果的でなく、それよりも規則変更自体を先送りして新たなシャシー開発に掛かる費用を削減したほうが財政面では有効で、F1の継続に資すると主張した。

この規則変更先送り案にはすでにプライベートの雄であるウィリアムズ・チームのクレア・ウィリアムズ副代表らも賛同の意向をみせているという。

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2020/04/01

F1カレンダー変更、最少6チームの同意で可能に

FIA
F1は、31日(火)開いたWMSC(世界モータースポーツ評議会)で、これまで全チームの同意が必要とされたカレンダー変更をチームの60%の同意で変更できるものとした。
これにより今シーズンのような緊急事態での変更にも迅速に対応できるようになるとみられる。

その他、前述の2022年用マシンの年内開発凍結、すでに明らかにされていたエンジン変更に関わるマクラーレン・チームへの特例、またF1チームだけでなくメルセデス、フェラーリそしてホンダらのエンジン・サプライヤーについてもファクトリーの3週間の一時閉鎖義務などが確認されている。

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FIA、2022年の規則変更、年内の開発を禁止

FIA
F1で2021年シーズンから行われる筈だったレギュレーションの大幅変更について、FIA(国際自動車連盟)はすでにこの導入を2022年まで1年先送りとしているが、これに合わせてさらに2020年末まで事前の開発が禁止とされたことがわかった。

2020年のスケジュールはすでに大幅に遅れていて、各チーム共に財政面で苦慮している状況。
開発を許すとチームはさらに出費を強いられることやチーム間格差が拡大する懸念もあることからこれを禁じた形だ。

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2020/03/21

2021年の規則変更先送りでマクラーレンに想定外の負担も

McLaren 『MCL35』 (C)McLaren Group
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新型コロナウイルス問題による開催の遅れで、F1は2021年シーズンに予定されていた大幅なレギュレーション変更の導入を翌2022年からと1年先送りにすることを決定した。
これによりF1チームの経済的負担をかなり軽減できるとの見通しだ。

ところがこれがマクラーレン・チームに思わぬ負担を強いることとなったようだ。
というのも、同チームは現在のルノー製パワーユニット搭載を2020年限りで終了、2021年からは4年契約でメルセデス製パワーユニットを搭載することになっていたからだ。

本来なら2021年に向け新レギュレーションとメルセデス製パワーユニット搭載に合わせたマシンを開発するところを、2021年まで現行のマシンを走らせるとするとわずか1シーズンのためにエンジン変更という大幅な改造を強いられるからだ。

またこれは逆にホンダF1にとっては朗報(?)と言えるかも知れない。
ホンダのレッドブルとの供給契約は2021年までになっているが、本来であれば新レギュレーションのマシンをこの1シーズンのために開発しなければならない筈だったが、1年先送りで2020年マシンの継続使用が可能になったからだ。

とはいえ何が起きてもおかしくないこのF1という世界ではまだ誰も安穏としてはいられない。

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2020/03/20

新型コロナウイルス騒動、2021年の規則変更に影響も

F1 2021 Car (C)FIA
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現在2020年のグランプリ開催に大きな混乱を与えている新型コロナウイルス騒動が、2021年に予定されるF1の大幅なレギュレーション変更にまで影響を与えることになるのが必至の様相になってきた。
とりわけカレンダーが12月まで食い込むことになると、当然のことながら2021年新型車の開発に支障の出ることが懸念される。

F1関係者の多くがこれを認めていて、新レギュレーションの導入はいったん翌2022年まで延期し、2021年は現在のルールのままでいくことが検討され始めているとのこと。
ただこれには全チームの合意が必要となるが、しかしここでもある『紅いチーム』からは難色が示されていて全チーム一致という条件が見通せない状況であるという。

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2020/03/11

メルセデスら2チーム、車両規定違反の疑いでマシン修正へ

Mercedes 『W11』 (C)Mercedes Motorsports
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FIA(国際自動車連盟)は、メルセデスAMGの新型車『W11』と同じくレーシング・ポイントの新型車『RP20』について、車両規定違反の疑いがあるとしていずれも修正を命じたことを明らかにした。

それによればこれらのマシンが採用したリヤブレーキの冷却装置について、F1レギュレーションで定めたダクトの位置・寸法を逸脱している疑いがあると判定されたとみられる。
これについては他チーム(レッドブルか)から指摘があったということで、開幕戦を前に緊急措置が取られた形。

なおレーシング・ポイントのマシンも同じ指摘を受けたことは、同マシンが『ピンク・メルセデス』と揶揄されたことを改めて裏付けてしまった形だ。

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