2020/03/21

2021年の規則変更先送りでマクラーレンに想定外の負担も

McLaren 『MCL35』 (C)McLaren Group
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新型コロナウイルス問題による開催の遅れで、F1は2021年シーズンに予定されていた大幅なレギュレーション変更の導入を翌2022年からと1年先送りにすることを決定した。
これによりF1チームの経済的負担をかなり軽減できるとの見通しだ。

ところがこれがマクラーレン・チームに思わぬ負担を強いることとなったようだ。
というのも、同チームは現在のルノー製パワーユニット搭載を2020年限りで終了、2021年からは4年契約でメルセデス製パワーユニットを搭載することになっていたからだ。

本来なら2021年に向け新レギュレーションとメルセデス製パワーユニット搭載に合わせたマシンを開発するところを、2021年まで現行のマシンを走らせるとするとわずか1シーズンのためにエンジン変更という大幅な改造を強いられるからだ。

またこれは逆にホンダF1にとっては朗報(?)と言えるかも知れない。
ホンダのレッドブルとの供給契約は2021年までになっているが、本来であれば新レギュレーションのマシンをこの1シーズンのために開発しなければならない筈だったが、1年先送りで2020年マシンの継続使用が可能になったからだ。

とはいえ何が起きてもおかしくないこのF1という世界ではまだ誰も安穏としてはいられない。

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2020/03/20

新型コロナウイルス騒動、2021年の規則変更に影響も

F1 2021 Car (C)FIA
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現在2020年のグランプリ開催に大きな混乱を与えている新型コロナウイルス騒動が、2021年に予定されるF1の大幅なレギュレーション変更にまで影響を与えることになるのが必至の様相になってきた。
とりわけカレンダーが12月まで食い込むことになると、当然のことながら2021年新型車の開発に支障の出ることが懸念される。

F1関係者の多くがこれを認めていて、新レギュレーションの導入はいったん翌2022年まで延期し、2021年は現在のルールのままでいくことが検討され始めているとのこと。
ただこれには全チームの合意が必要となるが、しかしここでもある『紅いチーム』からは難色が示されていて全チーム一致という条件が見通せない状況であるという。

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2020/03/11

メルセデスら2チーム、車両規定違反の疑いでマシン修正へ

Mercedes 『W11』 (C)Mercedes Motorsports
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FIA(国際自動車連盟)は、メルセデスAMGの新型車『W11』と同じくレーシング・ポイントの新型車『RP20』について、車両規定違反の疑いがあるとしていずれも修正を命じたことを明らかにした。

それによればこれらのマシンが採用したリヤブレーキの冷却装置について、F1レギュレーションで定めたダクトの位置・寸法を逸脱している疑いがあると判定されたとみられる。
これについては他チーム(レッドブルか)から指摘があったということで、開幕戦を前に緊急措置が取られた形。

なおレーシング・ポイントのマシンも同じ指摘を受けたことは、同マシンが『ピンク・メルセデス』と揶揄されたことを改めて裏付けてしまった形だ。

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2020/03/07

FIA、ヘルメット・カラーリングの回数制限撤廃

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は、WMSC(世界モータースポーツ評議会)の承認を経てF1ドライバーのヘルメットに対する現行のカラーリング変更の回数制限を今シーズンから撤廃することを明らかにした。

現在F1レギュレーションでは、シーズン中「実質的に同じ色合いのヘルメット」をドライバーに課していて、変更は年1回だけとしているが、これについてはドライバーから反発の声がくすぶっていたもの。
元々この規定は観客からマシン識別の視認に役立てようとする狙いとするものだったが、ドライバーやチームによればプロモーション活動にも支障が生じていたとのこと。
これによりシーズン中に移籍した場合などでもカラーリングの変更が許されることになる。

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フェラーリ問題で7チーム側が説明再要求

FIA
FIA(国際自動車連盟)は、メルセデスなど7チームから求められたフェラーリ・チームとの合意内容の開示について合意に至った経緯について説明を行ったが、チーム側はこれに納得せず再度明確にすることを要求した。
要求したのはフェラーリ自身とフェラーリ製パワーユニットを搭載するハースとアルファロメオを除いた、メルセデス、レッドブル、マクラーレン、ルノー、アルファタウリ、レーシング・ポイント、そしてウィリアムズの7チーム。

FIAは2月28日(金)にフェラーリとの間で和解したことを発表、和解の一環としてフェラーリはFIAによる『二酸化炭素排出量と持続可能な燃料の研究開発』を支援するとした。
しかし、具体的な合意内容についてはフェラーリとFIAの間で保持するとして明確にしない不明瞭なものだった。
そのため前述の7チームは、両者が交わした合意について再度内容を明らかにするよう要求する共同声明を発表したもの。

2020年シーズン開幕までわずか1週間というこの時点で、FIAは新型コロナウイルス問題にも匹敵する難題を抱えた形だ。

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2020/03/06

FIA、フェラーリ問題についてチーム側に説明

FIA
FIA(国際自動車連盟)は、メルセデスなど7チームから求められたフェラーリ・チームとの合意内容の開示について、合意に至った経緯について説明を行った。

それによればFIAは、フェラーリ製パワーユニットの合法性に疑問を抱いたが決定的な結果が得られる確信が持てなかったため、問題を正式に表面化する代わりに合意を結ぶことを決めたという。
FIAは完全には納得しなかったものの、その背景には問題が複雑であること、違反の明確な証拠を発見する難しさなどからこれ以上追及しても決定的な解決策は得られないと判断したとしている。
しかし求められた合意内容について具体的な開示はなかったとされる。

なお声明を発表したのはフェラーリ自身とフェラーリ製パワーユニットを搭載するハースとアルファロメオを除く、メルセデス、レッドブル、マクラーレン、ルノー、アルファタウリ、レーシング・ポイント、そしてウィリアムズの7チーム。

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2020/03/05

FIAによるフェラーリとの合意で7チームが共同声明

FIA
かねて疑惑が掛けられていたフェラーリ・チームによる燃料規定違反疑惑問題について、FIA(国際自動車連盟)が不明瞭な和解をしたことに他チームから不満と失望の声が高まっている。
中には『フェラーリへの特別扱い』だとする反発から、今回の評決に対して次のステップを検討中であるとしていたが、結果7チームが共同声明を発表する事態となった。

声明を発表したのはフェラーリ自身とフェラーリ製パワーユニットを搭載するハースとアルファロメオを除く、メルセデス、レッドブル、マクラーレン、ルノー、アルファタウリ、レーシング・ポイント、そしてウィリアムズの7チーム。
声明では公開されなかった合意内容の開示を求めているが、いまのところFIAは対応を明確にしていない。

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2020/03/04

フェラーリとの不明瞭和解で他チームからFIAに不満の声

FIA
FIA(国際自動車連盟)が、フェラーリ・チームに掛けられていた燃料規定違反疑惑問題について不明瞭な和解をしたことで、他チームからは不満と失望の声が高まっている。

これは、同チームがレギュレーションで定められている燃料流量制限を回避する抜け穴を発見し、規定を潜り抜けてパワーを得ているとの疑惑が表面化していたもの。
しかしFIAのテクニカル部門はこの疑惑について詳細を明らかにしいまま和解で合意した。

ある関係者は、「フェラーリのものがレギュレーションに合法であるならばそう明確にすればいい。不明朗な表現で収束させたこと自体が怪しい」と、疑惑の目を向けている。
他チームからは、また『フェラーリへの特別扱い』だとする反撥が起きており、今回の評決に対して次のステップを検討中であるとした。

昨シーズン、このシステムを使ったフェラーリは通算3勝を記録している。

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2020/03/03

メルセデスAMG、「DASシステムの投入時期は未定」

Mercedes 『W11』 (C)Mercedes Motorsports
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バルセロナ・サーキットで行われたシーズン前テスト2日目、メルセデスAMGチームがその存在を明らかにしてパドックを驚かせたいわゆる『DASシステム』(デュアル・アクシス・ステアリング・システム)だが、これを開幕戦から投入するかどうかはまだ確定していないということだ。

これはコーナリングの際中、ドライバーがステアリングホイールを前後にスライドすることによりフロントタイヤのトー角を変化させることを可能とし、マシンのコーナリングを安定させアドバンテージが得られるとするシステム。

レギュレーションの不備を巧みに突いたとされ、同チームでは現状違法ではないということを事前にFIA(国際自動車連盟)に確認したということだが、それでも他チームからは疑問の声が挙がっているもの。
そうしたことも含め、メルセデスAMGチームでは投入時期の判断をまだ決めかねているようだ。

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2020/02/29

FIA、フェラーリ・チームの燃料規定違反疑惑で和解発表

FIA
FIA(国際自動車連盟)は、フェラーリ・チームに掛けられていた燃料規定違反疑惑問題について、同チームと和解することで合意したことを明らかにした。

これは、同チームがレギュレーションで定められている燃料流量制限を回避する抜け穴を発見し、規定を潜り抜けてパワーを得ているとの疑惑が表面化していたもの。
しかし合意の内容については「詳細は当事者間で保持される」としていて、明確にされていない。

これについて他チームから問題提起されていただけでなくFIA自身も疑惑の目を注いでいたことは間違いないが、不明朗な形で収束されたことでまたF1におけるフェラーリ・チームの特殊性が浮き彫りになった形だ。
今後、他のチームから不満が大きくなるかも知れない。

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