2023/02/03

ルノー初勝利のジャンピエール・ジャブイーユ氏が死去

Image (C)Renault F1 UK
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1970年代に活躍したジャンピエール・ジャブイーユ氏(フランス)が2月2日死去した。享年80歳。

ジャブイーユ氏は1974年、遅咲きの31歳でウィリアムズ・チームからフランスGPでF1初挑戦。
その後サーティーズやティレルと経由、1979年のやはりフランスGPでターボ・エンジンの先駆者であったルノーに念願のF1初勝利をもたらせた。
通算2勝、ポールポジション6回。

F1引退後はスポーツカーレースでも活躍、さらにプジョーF1の責任者も務めた。

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2023/01/08

キャデラック・ブランドはルノー製パワーユニットか

Cadillac (C)General Motors
1新規参戦を目論むアンドレッティ・グローバルが、ゼネラルモーターズと提携、キャデラック・ブランドで臨むとの情報が報じられたが、実質はルノー製パワーユニットを搭載するということだ。

これはレギュレーションが変更される2026年シーズンを待たずしての参戦をするためには新規開発では間に合わず既存のエンジン・サプライヤーに頼らざるを得ないためだ。

オール・アメリカンを目指したアンドレッティ親子だが、肝心の心臓部は残念ながらフランス製ということになりそうだ。

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2023/01/02

ルノー・スポール、「エンジン・トラブルは補機類」

Alpine Renault 『A522』 (C)Alpine F1
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昨シーズン、エンジンにトラブルが複数回起き、アロンソが不満を示したアルピーヌF1のトラブルについて、同チームにPU(パワーユニット)を供給するルノー・スポールの責任者であるブルーノ・ファミン氏は次のように説明している。

「トラブルはPU(パワーユニット)本体ではなく、補機類に多くあったことがわかっている。
例えばウォーターポンプであったりね。
元々ポテンシャルはあるエンジンなので、こうしたことが足を引っ張ったのは残念なことだが、解決の糸口は見えているので大丈夫だ」

それでもコンストラクターズ・ランキング4位と中団グループを制したアルピーヌF1だが、2023年はさらなる上位進出を窺っている。

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2022/11/08

アルピーヌF1、「次の課題はPU信頼性の確保」

Fernando Alonso (C)Alpine F1
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コンストラクターズ・ランキングで目下、ライバルであるマクラーレンとの間でわずか7点差という熾烈な戦いを繰り広げているアルピーヌF1チームだが、最大の課題は搭載するルノー製パワーユニットの信頼性にあるとされている。

これは来季、同チームを離脱することが確定しているフェルナンド・アロンソが強く指摘しているもの。
事実、今季すでにアロンソが4回、僚友オコンも3回リタイヤを喫している。

これについて同チームのオットマー・サフナウアー代表は「この問題についてはわれわれとルノーとの決断は一致している。
まずPU(パワーユニット)のパフォーマンスをトップチームのレベルまで引き上げる。
そしてそこからトラブルを解消し、信頼性のレベルを高めていこうとするものだ」と、説明。
そして来シーズンには信頼性の問題に引っ張られることなく、上位入賞ができると自信をみせた。

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2022/04/29

ルカ・デメオ/CEO(ルノー)、アンドレッティへの供給認める

Mario Andretti (C)Williams F1
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F1への新規参戦を目指しているとされる『アンドレッティ・グローバル』は、すでにルノー・スポールからのエンジン供給で内諾を得たことが伝えられているが、これをルノーのルカ・デメオ/CEOが認める発言を行ったことがわかった。
実際にエンジン供給契約にあたるのはアルピーヌのローラン・ロッシ/CEOだが、親会社であるルノーのボスが認めたことで一気に現実味を増したことになる。

そのルカ・デメオ/CEOによれば、「新しくF1を志すチームが増えるのはF1全体にとって良いこと。
アンドレッティによるF1プロジェクトの一翼を担えるというのわれわれもF1の一員として光栄なこと」と、歓迎する姿勢をみせた。

アンドレッティ・グローバルは現在インディカー・シリーズなどに参戦するアンドレッティ・オートスポーツを率いる元F1チャンピオンのマリオ・アンドレッティ氏がF1参戦に向けて設立した新組織。
一時はハースF1チームの買収にあたったとされるが合意に至らなかったとされる。

まだ最終決定はされていないが、今回エンジン・サプライヤーを確保したのは参戦に向けてのの大きなステップとなる。
なおワークスチームであるアルピーヌF1チームしか供給先を持たないルノーにとってもアンドレッティとの提携は好都合な話と言えそうだ。

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2022/04/20

アルピーヌF1(前ルノー)、新規参入優遇には警戒感

Alpine Renault (C)Alpine F1
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2026年シーズンからのF1レギュレーション変更に向け、VW(フォルクスワーゲン)グループのアウディ&ポルシェらの新規参入がいよいよ具体的な形勢になりつつあるが、過度の新規参入優遇には既存のチームから警戒の声も聞かれている。

その一つ、ルノー・スポールからPU(パワーユニット)供給を受けるアルピーヌF1チームのローラン・ロッシCEO(最高経営責任者)は、次のように語っている。
「モーターレーシングがスポーツであり続けるためには公正さの維持が不可欠だ。
F1へのエンジン・サプライヤー新規参戦は歓迎されることだが、彼らが過度に優遇されることには慎重であるべきだ」

同氏はさらに、緊密な関係にあるアウディ&ポルシェが共同して作業を進めればバジェットキャップ(予算制限)が骨なしになることや、レッドブル・パワートレインズを通じてホンダのノーハウがポルシェに流出する可能性も指摘、警戒感を表した。

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2022/01/11

アルピーヌ、「2022年パワーユニットに手応え」

BP Castrol/Alpine (C)Alpine F1
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これまでのものから大きな変更が施される2022年仕様のPU(パワーユニット)だが、ベンチテストを終えたアルピーヌはその完成具合に十分な手応えを掴み取ったようだ。

新しいレギュレーションでは、使用される燃料が『E10』と呼ばれる90%の化石燃料と自然由来のバイオエタノールを10%混合したものになることからどれだけパワーダウンを食い止めるか各エンジン・サプライヤーに技術挑戦が求められているもの。

アルピーヌはルノー製パワーユニットが搭載されるが、ベンチテストの結果では順調に開発が進められたと報告されている。
なおフェラーリ・チームでも同様に『E10』でパワーダウンした分に相当する約20馬力の取り戻しに成功したとアピールしているが、アルピーヌ・パワー(ルノー)がBPカストロール、フェラーリはシェルから燃料提供を受けている。

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2021/12/01

シリル・アビテブール氏(元ルノー)、リカルドとの約束果たす

Cyril Abiteboul (C)Renault Sport F1
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現マクラーレン・レーシングのダニエル・リカルドが、ルノー時代に当時のシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターと交わした約束が、このほど果たされることがわかった。

これは、リカルドが表彰台をゲットした場合、当時の上司であるアビテブール氏がタトゥを入れるというもの。
リカルドはアイフェルGPでみごと3位に入って賭に勝ってみせた。
アビテブール氏は昨季限りでルノーを退社しているが、遅ればせながらタトゥを入れていることを今回リカルドが自身のSNSで明らかにしたとのことだ。

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2021/10/19

レミ・タフィン氏(前ルノー)、『オレカ』入り

Remi Taffin (C)Renault Sport
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前ルノー・スポールのレミ・タフィン/エンジン・テクニカル・ディレクターが退社、今後はフランスのレーシング・コンストラクターである『オレカ』に移籍することがわかった。

パリの専門学校で機械エンジニアリングを学んだタフィン氏は1998年F3チーム『シグナチュール』に加入してモーターレーシングのキャリアを開始。
翌1999年にはルノー・スポールに加入、F1エンジンのテクニカル・ディレクターを務め、アロンソの連続タイトル獲得に貢献するなどルノーの活躍を支えてきた。

一時はレッドブル・レーシング入りも噂されてきた同氏だが、今後はその経験を活かし、スポーツカーレースにも参画するものとみられる。

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2021/08/12

ルノー退社のレミ・タフィン、レッドブルに移籍か

Remi Taffin (C)Renault Sport
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1999年にルノーに加入、以来アロンソのレースエンジニアなどを経て、現在はエンジン・テクニカル・ディレクターの重職を務めていたレミ・タフィン氏が、20年以上在籍したルノー・スポールを退社したことが確認された。

注目を集めるのはその移籍先で、来季はホンダF1から自前の『レッドブル・パワートレインズ』を通じてF1を戦うレッドブル陣営に移籍するのではないか、との見方が広まってきているという。

今季はアルピーヌF1に搭載されたルノー・スポール製のPU(パワーユニット)は先のハンガリーGPでチームに初勝利をもたらせたばかり。
これを知り尽くしたレミ・タフィン氏の獲得はタイトル獲得を狙うレッドブル・レーシングには大きな財産になりそうだが、一方ライバルらからの反発も避けられなさそうだ。

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