2019/07/15

危険だったアルボン(トロ・ロッソ・ホンダ)のトラブル

Alexander Albon (C)Scuderia Toro Rosso
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イギリスGP決勝レース終盤、ポイント圏内の10位を走りながらもファイナルラップに12位まで順位を落としたトロ・ロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンだったが、スローダウンの原因は推察されたタイヤが原因ではなく、PU(パワーユニット)の電気系のトラブルだったことがわかった。

これはホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターが明らかにしたもので、トラブルがハイブリッド仕様の高圧電力系だったため、安全面のリスクを考慮して2度目のピットストップが行えなかったとのこと。
そのためアルボンは痛んだタイヤのままで孤独の走りを続けざるを得なかったようだ。

予選9位からのスタートということでポイント獲得が期待されたアルボンだったが、残念ながら今季4回目の入賞はならなかった。

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2019/07/14

ホンダ系チーム、公式予選コメント(7/13)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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マシンバランスの最適化に苦戦したRed Bull Toro Rosso Hondaのクビアト選手は、惜しくも0.072秒足りずQ1にて敗退。17番グリッドという結果となりました。
一方、チームメートのアルボン選手とAston Martin Red Bull Racingのフェルスタッペン選手、ガスリー選手はQ2でもすばらしいパフォーマンスを発揮し、トップ10を決めるQ3へと進出。
フェルスタッペン選手はQ3でポールポジションに迫る速さをみせ、トップとわずか0.179秒差のタイムをマークしチェッカーを受けました。
激しい接戦となった予選でフェルスタッペン選手は決勝4番グリッドを獲得し、すべてのセッションにおいてフェルスタッペン選手に迫る勢いを見せたガスリー選手が5番グリッドに続く結果となりました。

Aston Martin Red Bull Racingの両選手は、ベストタイムを出したQ2で使用したミディアムタイヤで明日の決勝レースをスタートすることになります。

アルボン選手はQ3の2回目のアタックで、すべてのセクターで自己ベストタイムを0.15秒ずつ更新する走りを見せ、ルノーのヒュルケンベルグ選手を抑えて9番グリッドを獲得しました。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(予選4位)

「明日の決勝は2列目グリッドからスタートとなり、満足しています。
予選の前はあまり納得がいかず、いいマシンのバランスを探していました。
高速コーナーが続くこのサーキットでは、いいラップタイムを出すにはマシンに十分な自信が必要です。
予選までにすばらしい改善を見せ、いいセットアップを見つけることができました。
残念なことに、ラグの問題があり低速コーナーでタイムロスをしてしまいましたが、ポールポジションとのタイム差は本当にわずかだったので、『すべてパーフェクトだったらポールポジション争いもできたかもしれない』と思うと歯がゆい結果ではあります。
このコースのストレートに最適なウイング角を見つけられていると思います。
今日の予選でのマシンのバランスには手応えを感じているので、普段からよりよいパフォーマンスを発揮できている決勝レースには自信があります。
タイヤへの負担が大きいコースのため、戦略が重要となりますが、決勝でいい戦いができるよう全力を尽くします」

【ピエール・ガスリー(レッドブル)】(予選5位)

「いいグリッドポジションを予選で獲得できましたし、チームとして大きく前進することができたのではないでしょうか。
フリー走行での感触はよく、レースウイークを通してチーム一丸となって改善に努めたおかげで、予選には万全な体制で臨めたと思います。
Q3では完ぺきなラップとはなりませんでしたが、ミディアムタイヤで5番グリッドから決勝をスタートできることに満足しています。
このレースウイークを通してポジティブな結果を出せていますし、これまでより大きく改善できている手応えもあるので、あとは明日の決勝に集中するだけです。
金曜日でのレースペースの手応えはよく、マシンの仕上がりにも十分自信があるので、明日のレースがとても楽しみです」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(予選17位)

「マシンのバランスにあまり納得がいかず、正しい方向性を見出せなかったように感じました。
この週末で自分のリズムがつかめずにいるので、明日の決勝でなにができるか十分に解析する必要があると思います。
P3では著しい改善が見られたのですが、予選では思ったようなマシンのパフォーマンスは発揮されませんでした。
今日のように中団が僅差であると、たった0.1、2秒でもQ2進出を逃す大きな差となってしまうようです」

【アレクサンダー・アルボン(トロ・ロッソ)】(予選9位)

「今日の結果にとても満足しています。
このレースウイークではどのセッションでもトップ10入りすることができましたが、他のどのチームも予選では手強い相手になると予想していました。
しかし走れば走るほどマシンのバランスもよくなり、予選をうまくまとめることができたのではないかと思います。
タフなレースが続きましたが、再びQ3に進出することができました。
マシンの仕上がりにはとても満足していますし、このサーキットが大好きです。
レースウイークを通してマシンの感触はよく、路面が次第にグリップし始めると、さらにマシンのパフォーマンスを引き出して走行することができました。
P2の結果からレースでのペースはよかったですし、タイヤとの相性もよさそうなので、明日はどんなレースを見せることができるかとても楽しみです」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日の予選では、3台のマシンがQ3に進出することができました。
Aston Martin Red Bull Racingの2台はフェルスタッペン選手が4番手、ガスリー選手が5番手といいポジションですので、明日のレースで表彰台争いに絡めるよう、きっちりと準備を進めます。

Red Bull Toro Rosso Hondaのアルボン選手もモナコ以来のQ3進出を果たし9番手ですので、明日は確実にポイント獲得につなげたいと思います。
クビアト選手については0.07秒という非常に僅差でQ2進出を逃したことは残念でしたが、ロングランペースは悪くありませんので、ポイント圏内を目指してチャレンジを続けていければと考えています」

提供:本田技研工業(株)

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2019/07/13

ホンダ系チーム、フリー走行コメント(7/12)

Honda F1 Staff (C)Honda Racing
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先日のオーストリアGPでのRed Bullのマックス・フェルスタッペンの優勝に続くかたちで、今日はピエール・ガスリーがFP1で後続と約0.5秒もの差をつけてトップタイムをマーク。
フェルスタッペンも3番手となりましたが、セッション自体は何人かのドライバーがコースオフのために赤旗中断となるなど、難しい状況でした。

Toro Rossoのアレクサンダー・アルボンも芝生を横切りコースオフしてしまった選手の一人ではありましたが、FP1をチームメートのダニール・クビアトより4つ上の9番手で終え、力強さをみせました。

午後のセッションもHonda勢4台中3台がトップ10入りを決めるポジティブな結果となりました。
ガスリーがトップとわずか0.5秒差で5番手となり、風によるマシンのバランスに苦戦したフェルスタッペンが7番手に続きました。
アルボンはFP2も9番手のタイムをマークし、クビアトはわずか0.011秒差の11番手。

Toro RossoとしてはFP1よりもいいかたちでFP2を終えました

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(3-7番手)

「FP1・FP2ともいいバランスを見つけだすことができず、今日は僕にとってあまり満足のいく日ではありませんでした。
風の影響でスライドし、リアタイヤがうまくグリップしなかったので、改善の策を見つけなければなりません。
とても満足しているとは言えないですが、タイム間はとても僅差なのでポジティブにとらえています。
新しい路面はとてもグリップするので、どのドライバーも気に入っていると思います。
舗装自体はいいのですが、特にコース上のターン6とターン9の進入部分に、バンプのある部分があります。
高速コーナーのあるこのサーキットはタイヤに厳しいコースなので、明日と決勝でみんながどのタイヤを使うのかがおもしろいポイントとなりそうです。
メルセデスとフェラーリとの差は僅差なので、このレースウイークに期待できるポテンシャルは僕たちも持ち合わせていると感じています」

【ピエール・ガスリー(レッドブル)】(1-5番手)

「今シーズン一番のレースウイーク初日の金曜日となり、とてもうれしいです。
オーストリアGPのあとにいくつか変更を行い、どう改善していけるか計画を立ててきました。
改善できる点はまだあると思いますし、FP2は完ぺきな走りをした上でのベストタイムではなかったですが、総合的には満足しています。
まだ初日なので喜ぶのには早いかもしれませんが、今の方向性で進歩を続けていく必要があると思います。
明日は重要なときにミスをせず、パフォーマンスをみせることが大切ですが、今日の感触としては以前より大きく改善されていると感じました。
ここは高速サーキットですし、今日のような風ではマシンのバランスが逐一変わり、難しいコンディションですが、それは全員にとって同じです」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(13-11番手)

「セッション開始直後は、路面が汚れていたため、ターマックの感触が違うように感じましたが、周を重ねるごとにコンディションは改善していきました。
今日は多くの周回を走行したおかげでマシンへの理解も深めることができたので、さらに先へ進むためにベストを尽くすだけです。
中団のタイムはいつも通り僅差なので、マシンのポテンシャルをすべて引き出せるよう努力し、明日の予選を戦います」

【アレクサンダー・アルボン(トロ・ロッソ)】(9-9番手)

「今日は僕たちにとってとてもいい結果で終えられた一日となりました。
直近の2戦ではなかなかつかめなかったマシンのバランスも見つけることができ、正しい方向性に進んでいると感じています。
中団ポジションでの結果となりましたが、ロングランとショートランのどちらでも安定した走りをすることができました。
まだ改善できる点はあるので、明日はQ3への進出を果たすために万全に準備をして挑みたいと思います」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日のイギリスGP初日は、新しいトラック舗装や、強い風の影響などを少々受けましたが、大きなトラブルなく順調な一日となりました。
特にここ数戦やや苦しんでいたRed Bull Toro Rosso Hondaの2台がまずまずのポジションにいることは、ポジティブだと思っています。

先日、シルバーストーンサーキットでのグランプリ開催について、新たに5年契約の締結が発表されましたが、ここはHondaにとって数々のすばらしい思い出があるサーキットですし、喜ばしいことだと感じています」

提供:本田技研工業(株)

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2019/07/09

ホンダF1、「次の改善課題は予選モード」と意欲

Powered by Honda (C)Scuderia Toro Rosso
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信頼性の向上と決勝レースでのパフォーマンスアップを狙ってホンダ製パワーユニットの仕様は現在『スペック3』まで来ているとされるが、当然のことながらホンダはまださらなるアップグレードを追求して止むところを知らない。
ホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターによれば、次に克服すべきテーマは「予選モードの改善」であるとのことだ。

「もちろんパワーユニット自体の信頼性やパワーアップは引き続き重要な課題だが、われわれに課せられた喫緊の要事は予選モードの改善にあると考えている。
レース仕様でまだライバルに後れを取っているのは事実であるものの、予選ほどではないと受け止めているからだ。
予選モードが良くなれば必然的に高位置のグリッド獲得に繋がる訳で、それはまた勝利への近道になるに違いない」

予選モードとは言っても現代のハイブリッド仕様では、かつてのターボ時代のようにただ過給圧を高めるというような単純なものではない。

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2019/07/08

『エクソンモービル』、「オーストリアGP勝利は3者提携成功の証し」

David Tsurusaki/Exxon Mobil (C)RedBull Racing
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先のオーストリアGPにおけるマックス・フェルスタッペンによる劇的勝利は、レッドブル&ホンダ両者にとっての初勝利であるだけでなく、やはり今年新たにパートナーシップ契約を結んだ石油会社『エクソンモービル』にとってもうれしい成果となった。

昨季までルノー製パワーユニットを搭載していたレッドブル・レーシングは、本家ルノーが『BPカストロール』の燃料やオイル等を使用しているため開発に支障が生じていたとのこと。
しかしエクソンモービルでグローバル・モータースポーツ・テクノロジーマネージャーを務めるデビッド・ツルサキ氏によれば、今シーズンからはホンダと共に3者が一体となって開発が進められていることから今回の勝利もその成果であるというものだ。

現代のF1では燃料やオイル等もPU(パワーユニット)のパフォーマンス発揮に密接な関係を持っているが、供給する石油会社は各陣営によって異なり、メルセデスはペトロナス、フェラーリはシェル、ルノーはBPカストロールとそれぞれ契約している。

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2019/07/03

田辺豊治氏(ホンダ)、「レッドブルも冷却は限界だった」

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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2位のボタス(メルセデス)、1位のルクレール(フェラーリ)を相次いでオーバーテイクして今季初勝利をもぎ取ったレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だが、大きなカギになったのはボタスとのバトルだったという。

これはホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターがレース後、明らかにしたもの。
「メルセデスはボタスのマシンが冷却面で厳しい状況だったとしているが、それについてはわれわれも苦しんでいた。
実際、PU(パワーユニット)をセーブするためにパワーモードを制限せざるを得なかったからね。
そんな状況の中、メルセデスをオーバーテイクできたことは誇りに思う。
しかし彼らとの差はまだまだ大きいのは認めるけれどね」

日曜日のレーススタート時、気温33度、路面温度は52度まで上昇と報告されていた。
なお、トップのフェラーリ(ルクレール)とのバトルで決め手となったのはタイヤの状態だったとみられている。

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2019/07/02

優勝フェルスタッペン(レッドブル)、「ホンダのために良かった」

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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昨年に続いてグループのホームでもあるオーストリアで勝利を記録したレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン(21歳:オランダ)だが、レース後強調したのはホンダのことだった。

「これでいくつかの噂話は封じることができたんじゃないかな。
チームがホンダとのパートナーシップを決めた時、多くの人はそれは間違いだと指摘したよね。
僕がこれを理由にチームを離れるなんて言う人すらいたよ。
でも今回の結果はそんなものを吹き飛ばすものになった筈。
ホンダの人たちにとっても勇気づけられることになった思うな。
でも僕たちの目標はこんなものじゃない。
これからもっともっと高みを見据えていかなければならないんだよ」

ゴール後、フェルスタッペンが繰り返し胸に貼られたホンダのロゴを誇らしげに指していたのが印象的だった。

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レッドブル代表、「スチュワードの判断に敬意」

C.Horner & T.Tanabe (C)Honda Racing
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今季初優勝を遂げたレッドブル・レーシングだが、一時はこの快挙をブチ壊すかも知れなかったレーススチュワード(審査委員)による「審議」について、同チームのクリスチャン・ホーナー代表が次のように言及した。

「トム・クリステンセンとオーストリアGPのスチュワードは完全に正しい判断をしたね。
ビデオを見れば、明らかにフェルスタッペンのほうが先にコーナーの頂点に達していたのだから、われわれはそういう判断がくだされると確信していたよ。
この判断はF1にとって当然のこと。
でも、しばしばそれが危ういこともあるのが現実からね。
今回はそれがあるべき姿になったと言えるんだろう、敬意を表するよ」

さらに「ホンダに復帰後初の勝利をプレゼントできてうれしい」とも付け加えた。
レッドブルは表彰台に通常のチームスタッフではなく、ホンダの田辺豊治/テクニカルディレクターを上げる粋な配慮をみせた。

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2019/07/01

ホンダ系チーム、決勝レースコメント(6/30)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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2番グリッドからスタートしたフェルスタッペンでしたが、スタートでチームメートのピエール・ガスリーの前方となる7番手まで順位を落とします。
そこから追い上げを見せ、ランド・ノリス(マクラーレン)、キミ・ライコネン(アルファロメオ)を早々にオーバーテイク。
5番手までポジションを戻しました。

ミディアムタイヤでスタートしたフェルスタッペンは、第1スティントを長く走る戦略を採り、31周目にピットインしてハードタイヤに交換。
4番手となってコースへ復帰し、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の前方に出ました。
ここから、前を行くセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)をとらえるべく、猛チャージをかけます。

フェルスタッペンは、見事なバトルを見せ、前方の3台をコース上で次々とオーバーテイク。
残り3周で首位に躍り出ると、チェッカーまでリードを保ち、Honda にとってはF1復帰後初、さらにRed Bullとの提携後の初優勝を果たしました。

ガスリーは、ソフトタイヤでのスタートとなり、レース前半の25周目にピットイン。
この戦略では、なかなかポジションを上げられない状態が続きます。
ライコネンの前には出られたものの、2台のマクラーレンに挟まれた状態でペースを上げられず、7位でフィニッシュ。
6ポイントを獲得しました。

レースは出走した全20台が完走し、Red Bull Toro Rosso Hondaの2台は中団の混戦の中で苦戦を強いられます。
アレクサンダー・アルボンは、ミディアムタイヤでスタートし、35周目にタイヤ交換を行うと、その後はチェッカーまでランス・ストロール(レーシングポイント)の追い上げに費やし、15位となりました。

ダニール・クビアトは、ダウンフォースを増したマシンセットアップだったにもかかわらず、前日の予選でアタックを妨害されて後方からのスタートとなったことが影響し、苦しいレースとなりました。
アルボンと似たような戦略で32周目にピットインしてハードタイヤに交換しましたが、17位でのフィニッシュとなりました。

Toro Rosso勢は、前戦でクビアトが、今回アルボンがスペック3のPUを投入したことで、それぞれグリッドペナルティーを受けて厳しい戦いとなりました。
2週間後のイギリスGPでは、ペナルティーなしでのレースになるため、中団での戦いで優位に立つべく準備を進めていきます。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(1位)

「最高のレースができましたし、チームに2度目のホームGP優勝を届けられてうれしいです。

スタートではアンチストールを作動させてしまい、7番手までポジションを落とすという残念な形になりました。
ただ、そこからのペースは本当によくて、冷静になるよう努めながらプッシュし続けました。
第2スティントでは、マシンが素晴らしい力を発揮し、これが勝利の決め手になりました。
そうは見えなかったと思いますが、バルテリをパスしてから、かなり力強いペースがあるので勝てるかもしれないと思うようになりました。
とにかくプッシュして全力で走り、決してあきらめませんでした。
残り数周でシャルルをパスしたときは、最高にハッピーな気分でした。
かなりの接近戦になりましたが、もしあのようなバトルができないのなら、家にいた方がましだと思います。

Aston Martin Red Bull Racingのみんなに大きな感謝を伝えたいです。
どんな週末でもみんな本当によくやってくれましたし、アップグレードもうまく機能したと思います。
ここにいるクルーやファクトリーのスタッフ、そしてもちろんHondaのみんなにも感謝しています。
彼らにとっては、ここまでの間、簡単な道のりではなかったと思います。
彼らのためにも、今日勝利できたことは本当に最高だったと思います」

【ピエール・ガスリー(レッドブル)】(7位)

「今日は厳しく、難しいレースでした。
第1スティントではソフトタイヤで思うようなペースがなく、前のマシンにも引っかかってしまいました。
第2スティントでは序盤にプッシュしすぎて、ピットアウト後の2周を終えた時点でタイヤを傷めて大きなブリスターができてしまいました。
そこからはペースを上げられず、ランド(ノリス)を捕らえることができませんでした。

新たなアップグレードによりマックスがうまくいってよかったです。
素晴らしい仕事を成し遂げてくれたことがポジティブですし、次のシルバーストーンが楽しみです。
僕自身については、パフォーマンスに満足できていませんし、もっとレースをうまく進められればと思っています。
僕には競争力がありますが、まだやるべきことが残っています。
マシンから何を引き出せるのかをきちんと見つけられていないので、プッシュし続けていかなければなりませんが、マシンがうまく機能しているのは分かりましたし、今後のレースに向けて、僕らの方向性は正しいと思います。
もっとたくさんのことを学ばなければなりませんし、チームメートのマックスからも得ることがある筈です。
もっと結果を出したいですし、僕にはそれができる筈ですから、取り組み続けていきます」

【クリスチャン・ホーナー(レッドブル・レーシング代表)】

「今日のマックスのパフォーマンスは驚異的でした。
ここオーストリアで勝てて、HondaにF1復帰後初の勝利をプレゼントできて、信じられない気分です。
ホームレースでの優勝は、Red Bullファミリーの全員にとってすごく大きな意味があります。
(Red Bull創業者の一人である)マテシッツ氏は、Aston Martin Red Bull RacingとToro Rossoを通じて、F1というスポーツへ多くのリソースを投じてくれていますから、ホームグランプリ2年連続優勝には大きな意味があると思います。

レース後、正式に勝利が決まるまで少し待たなければなりませんでしたが、スチュワードは正しい判断をしてくれました。
シャルルとマックスの間に起こったのは、激しいレースであり、2人の若いドライバーのバトルは、F1というスポーツを象徴するような場面だったと思います。
F1は、近年さまざまな批判にさらされていますが、今日のレースはオーバーテイクやタイヤのデグラデーションによるドラマが起こり、とてもエキサイティングで、これぞ求められている姿だったのではないでしょうか。

オーストリアに来た時点では優勝候補ではなかったのに、ここで勝てるなんて夢が叶ったような気分ですし、今日はマックスの勝利の中でも最高の形だと思います。
ピエールにとっては厳しいレースでしたが、少しでも順位を上げようとして、ライコネンをパスすることもできました。
ベンチマークとなるチームメートがこのパフォーマンスをすると、目標がものすごく高くなってしまいますが、時間が経って彼に自信が着いてくれば、その差は縮められる筈です。
われわれのコンストラクターズ選手権での目標はフェラーリなので、2台のマシンができるだけ多くのポイントを獲得していかなければなりません」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(17位)

「昨日の予選後にこうなることが分かっていたとはいえ、今日は楽しめるレースではなかったことは確かです。
ダウンフォースを増やしていたので、レースではなす術なしの状態でした。
今日は僕らの日ではなく、すべてがうまくいかないレースウイークとなってしまいました。
ただ、これが真の実力でないことは分かっていますから、リセットして前へ進まなければなりません。
この2戦のことは忘れて、次戦からまたマシンのすべての力を引き出せるように取り組んでいきます」

【アレクサンダー・アルボン(トロ・ロッソ)】(15位)

「残念ながら、今日の僕らには十分なペースがなく、特に第1スティントでは厳しかったです。
レース後半は悪くなかったのですが、第1スティントでかなりの差ができてしまっていました。
金曜日の段階では、ロングランはかなりいい手応えがあったので、この結果には納得がいっていません。
この2戦ともにマシンバランスに苦しんでおり、どこが改善できるかを見つけて向上させていく必要があります」

【フランツ・トスト(トロ・ロッソ代表)】

「まず初めに、HondaとRed Bull Racingを祝福します。
マックス・フェルスタッペンは最高の走りを見せ、ここレッドブルリンクで素晴らしい勝利をつかみ取りました。
Hondaの仲間たちは、この結果を出すために、さくらで驚異的な仕事を続けてくれていましたし、チームの働きぶりも最高でした。
Toro Rossoについては、今日はあまり言うことがありません。
いいパフォーマンスができませんでした」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「まず最初に、昼夜を問わず懸命にPU開発を続けてくれた、HRD-Sakura、HRD-MKの仲間たち、そしてそれを支えてくれた家族に、『やったよ!ありがとう!』と伝えたいです。

今日の力強い走りで我々に優勝をもたらしてくれたフェルスタッペン選手、素晴らしいマシンを作ってくれたAston Martin Red Bull Racing、そしてここまで一緒に一歩ずつ前進を続けてきたRed Bull Toro Ross Hondaの仲間たちにも感謝の言葉を送ります。
これまで色々と応援、サポートいただいたHondaの同僚、サプライヤーの皆様にも御礼申し上げます。
そしてなにより、ここまでどんなときでも温かく応援していただいた世界中のHondaファンの皆様、本当にありがとうございました!
今日の優勝により、2015年の復帰以来、ようやく本当の意味での一歩を踏み出すことができました。
まだまだここから、さらに戦闘力を上げて戦っていきます」

【八郷 隆弘(本田技研工業 社長)】

― 勝利を支えて下さった皆様に感謝を
「ついにF1での優勝を果たすことができました。
2015年の復帰以降の道のりを考えると、大変感慨深く、また心からの喜びを感じています。
まず、勝利を勝ち取ったマックス・フェルスタッペン選手とAston Martin Red Bull Racingに感謝いたします。
また、これまでHondaのF1プロジェクトに対し多大なるサポートを頂いた各ドライバーやScudeiria Toro Rossoは言うまでもなく、サプライヤー様や関係者の皆様も含め、支えてくださったすべての方々に、御礼を申し上げます」

― 夢に向かって、これからもファンの皆様とともに
「そして、どんなときも熱い応援を送ってくださるファンの皆様へ、心からの感謝をお伝えしたいです。
皆様の応援は、夢に向かって走る私たちを力強く後押ししてくれるエネルギーです。
これからも皆様とともに挑戦し、喜びを共有したい、そう考えています」」

― 走り続けることでしか、叶えられないことがある
「HondaにとってF1は創業者の夢であり、大切なDNAの一つです。
この5年間、開発やレースの現場では、数多くの困難に直面してきました。
自分たちの力を信じ、諦めずに走り続けてきた従業員たちの努力がこうして実を結んだことを考えると、万感の想いです。
私たちHondaの”The Power of Dreams”を一つ、体現することができました。

今日の勝利を第一歩として、最終目標であるシリーズチャンピオンを目指し、私たちはさらに一丸となってチャレンジを続けていきます。
これからも引き続きご声援のほど、よろしくお願いいたします」

提供:本田技研工業(株)

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2019/06/30

ホンダ系チーム、公式予選コメント(6/29)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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フェルスタッペンは予選後に他車のペナルティーにより決勝を2番グリッドからスタートすることが確定しました。
Honda F1としては2006年以来のフロントローになります。
一方、残りの3台は思うような結果を残した1日にはなりませんでした。

Q1の最終アタックでRed Bull Toro Rosso Hondaのクビアトはトラフィックに阻まれ、避けるためにコーナーでワイドに膨らんだ結果、18番手でフィニッシュしました。
セッション後に審議があり、該当のマシンはペナルティーを受けましたが、クビアトの順位が変わることはありませんでした。

同じくRed Bull Toro Rosso HondaのアルボンはQ2に進出し、13番手タイムを記録しました。
PU交換のペナルティーにより、決勝では同じくペナルティーを受けたサインツ選手の前方からスタートします。

フェルスタッペンとガスリーはともにいいラップタイムを出しQ3に進出。フェルスタッペンはハミルトン選手に次ぐ3番手でフィニッシュしました。
ハミルトン選手はレース後に審議の対象になり、その後グリッドダウンの裁定が確定。
フェルスタッペンは2番グリッドからのスタートになります。

ガスリーはQ3最終ラップのターン1でミスをし、タイムを伸ばすことができず、9番手で終わりました。
先行する選手のペナルティーで、決勝は8番グリッドからスタートします。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(予選3位→2位)

「予選の結果に満足しています。
週末をとおしてマシンに競争力を感じていますし、HondaのPUからできる限りのパワーを引き出すためにHondaと一緒に懸命に作業をしています。
3番手という素晴らしい結果を出せて、笑顔でフィニッシュラインを通過できました。
今日は力を出し切ることができ、コーナーでは特に速かったです。
トップとの差を縮められたのは大きな前進です。
マシンを止めてエンジンを切るとファンの声援が聞こえました。
オランダやオーストリアのRed Bullファンの応援が大きな力になっています。
あまりロングランはできていませんが、いつも予選より決勝のほうがいい走りができているので問題ありません。
優勝への道のりは簡単ではないと思っていますがいいスタートを切ることができましたし、明日は全力を出し切ります」

※ ハミルトン選手のペナルティーにより、フェルスタッペンは2番グリッドから決勝をスタートします。

【ピエール・ガスリー(レッドブル)】(予選9位→8位)

「肝心なところでいいラップタイムを出すことができず、自分自身にがっかりしています。
Q3でやるべきことができませんでした。
全体的にはいいペースを出せていて、進歩していると思います。
フリー走行ではいい走りができていましたし、Q1からQ2にかけてもいい点がたくさんありました。
Q3の2回目と最後のアタックは悪くなかったのですが、ターン1とターン3でミスをして0.3~0.4秒をロスしました。
あれがなければ5番手になれていたと思います。
今は明日の決勝に集中する必要があります。決勝でできるだけのことをやれば、挽回できると思います。
マシンは競争力があるので、効果的な戦略をとる必要があります」

※ マグヌッセン選手のペナルティーにより、ガスリーは8番グリッドから決勝をスタートします。

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(予選18位→16位)

「最後から2番目のコーナーでトラフィックに行く手を阻まれ、予選は残念な結果になってしまいました。
とてもフラストレーションが溜まる結果です。
セッションをとおしてマシンのフィーリングはよかったですし、Q2に進出できるだけのラップタイムを出せていました。
自分ではどうにもできないことですが、マシンの実力をみせられなかったのは残念です。
挽回を目指しますが、難しいレースになるでしょう。
Q3進出に近い走りができていたので、決勝のグリッドは不本意ですがベストを尽くします」

【アレクサンダー・アルボン(トロ・ロッソ)】(予選13位→19位)

「PU交換によるペナルティーを考えて、できるだけのことはしたので、満足しています。
決勝は後方からのスタートになりますが、この週末でロングランをこなしペースもいいので、ポイント獲得を目指します。
オーバーテイクのしやすいサーキットなので挑戦したいです。
ここ数レースで予選の走りがよくなっていると思います。
うまくいかない時期もありましたが、今はリズムを取り戻しています」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日はこれまでの2レースと同様に、気温が上がった中での予選になりました。
そのようなコンディションの中、フェルスタッペン選手が素晴らしいパフォーマンスでモナコと並ぶ今期ベストリザルトとなる3番グリッドを獲得しました。
明日の決勝に向けていいポジションだと思っています。

Red Bull Toro Rosso Hondaについてはクビアト選手が不運な形でQ2進出を逃したことは残念です。
スペック3投入のペナルティーでグリッド後方からのスタートになるアルボン選手と揃って、確実にポジションを上げていくレース展開になることを期待します。
明日はさらに気温が上がりドライバーにとってもタフなコンディションになりますが、Red Bullのホームグランプリでいい結果を得られるよう準備を続けます」

提供:本田技研工業(株)

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