2022/11/25

スプリントレース予選方式、見直しの可能性も

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F1が昨季から試験導入した『スプリントレース予選方式』について、相変わらず賛否両論があり、とりわけドライバーからはリスクを犯しにくいとして疑問の声があることを受け、ステファーノ・ドメニカリ/CEOは見直しの可能性も示唆した。

それによればスプリントレース予選ではフルのポイントが与えられないうえに肝心の日曜日の決勝レースを前にマシンを損傷させるリスクがあり、全力で戦うことがためらわれているというもの。

これを受け検討されているのは、スプリントレースを予選としてでなく、独立したレースにするという案。
ただこれについても異論があり、F1肝煎りだった改革案は中途半端な存在になっている。

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2022/11/21

スプリントレース予選、2023年の6会場が明らかに

2023年のF1では全6戦でスプリントレース予選方式を導入することがすでにWMSC(世界モータースポーツ評議会)により承認されているが、その導入予定のグランプリがチーム側に示されたことがわかった。
現段階での2023年シーズン・スプリントレース予選方式・予想グランプリは下記の通り。

No. 日程 グランプリ 開催地
5 04月30日 アゼルバイジャンGP バクー特設コース
11 07月02日 オーストリアGP レッドブルリンク
14 07月30日 ベルギーGP スパフランコルシャン・サーキット
19 10月08日 カタールGP ロサイル・サーキット
20 10月22日 アメリカGP(US-GP) オースティン・スピードウェイ
22 11月05日 サンパウロGP インテルラゴス・サーキット

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2022/10/17

スプリントレース予選のポイントにチームから不満の声

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先に明らかにされた2023年シーズンのF1カレンダーでは史上最多となる全24戦が組まれているが、そのうち今年の3戦から倍増の6戦にスプリントレース予選方式が予定されている。
しかしこれについてチーム側から不満の声が聞かれているようだ。

それによればスプリントレースはアクシデントに見舞われる確率が高くなり、予算を制限されたチーム側にとってリスクが増えるだけでメリットが少ないというもの。
にも関わらず、スプリントレースで得られるポイントは最大でも1位の8点と、本番レースの3分の一以下に過ぎないからだ。

F1のステファーノ・ドメニカリ/CEOが積極的に進めるこの方式だが、導入から今に至るまで関係者が一致して歓迎するようなものとは残念ながら受け止められてないようだ。

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2022/09/28

2023年のF1では全6戦でスプリントレース予選

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先に史上最多となる全24戦からなる2023年シーズンのF1カレンダーを発表したFIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)は、さらにこのうち6戦で『スプリントレース予選』方式を導入することを明らかにした。

これは、金曜日に予選を行い、その結果をグリッドとして土曜日に100kmの短距離レースであるスプリントレースを行い、その順位で日曜日の決勝レースのスターティンググリッドを決定するというもの。
2021年にはトップ3のみにポイントが与えられたが、今年はトップ8のドライバーがそれぞれポイントを獲得できるように変更されている。
チーム側からはクラッシュのリスクや作業が増加するとの声はあるが、イベントとしてはエキサイティングになると概ね好評価だ。
なおいずれのレースに導入するかはまだ決まっていない。

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2022/08/21

2輪モトGPは2023年からスプリントレース予選方式採用

MoptoGP Scene (C)RedBull Racing
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F1で昨シーズンから一部のグランプリでテスト採用されたいわゆるスプリントレース予選方式について、2輪モトGPではいち早く正式にこのシステムを正式採用することがわかった。

それによれば開催日程と週末の形式は維持され、各グランプリウィークの土曜日15時からスプリントレースを開催。
走行距離はレース距離の50%、上位9台にポイントが与えられるという。

F1では主にリスクと費用の点から本格導入が広がっていない。

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2022/05/01

マグヌッセン(ハース)、「スプリントは独立イベントにすべき」

Kevin Magnussen (C)Pirelli Motorsport
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前戦ロマーニャGPでスプリントレース予選方式のグランプリを経験したハースF1チームのケビン・マグヌッセンは、「スプリントレースは独立させるべき」との独自見解を披露した。
(昨シーズン、F1の戦いから離れていたマグヌッセンにとって今回が初めて体験する新方式イベントということになる)

そのマグヌッセンは「今の方式だと、スプリントレース予選で無理してクラッシュしたりすれば、本番のレースにも差し支えかねない。
そうしたリスクを冒してでもスプリントでポイントを獲りに行くか、それともここでは無理をせず決勝に向けてポジションキープに行くかは難しい判断になる。
それよりもスプリントレースだけを独立したものにして決勝レースのグリッドに反映させないようにすれば、金曜日は予選、土曜日はスプリントレース、そして日曜日に決勝レースになってそれぞれ魅力ある3日間にできるんじゃないか」と新アイデア。

今シーズンからスプリントレースの入賞(ポイント付与)が上位3人から8人に拡大されたことも、却って判断を難しくしているようだ。

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2022/04/28

スプリントレース方式のさらなる拡大にFIAが牽制

Sprint Race Image (C)Pirelli Motorsport
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F1はスプリントレース方式予選の成功を受け、今後さらなる拡大をする方向で進んでいるが、この動きにFIA(国際自動車連盟)が牽制する姿勢をみせている。

FIAも基本的にはこの方式の運営面での成功を評価しているものの、モハメド・ベン・スレイエム会長は「トラック・オペレーションの面からは仕事量の増加や金曜日・土曜日における人員確保などで負担が増加することから、他にも拡大することにはまだ検討する必要がある」とした。

ただこれがFIAの総意とも言えないようで、2023年以降のカレンダー合意の面で今後の進展が注目されている。

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2022/04/27

F1、スプリントレース予選のさらなる拡大に意欲

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F1のロス・ブラウン/モータースポーツ・ディレクターは、今年初となるスプリントレース予選方式を採用したロマーニャGPが大成功だったとして来シーズンに向けさらなる拡大に意欲をみせた。

「イモラのスプリントレースで、確かに前進が期待されたメルセデスAMGチームがポジションアップすることはなかったが、これはこのチームのマシンの問題。
一方でその他のグループでは数多くのオーバーテイクがあり、金曜日から観客を熱狂させた。
スプリントレースの採用は間違いなく成功であり、来シーズンはこれを少なくとも倍の6レースまで増やしたい」と、元チャンピオンチームの指導者。

今回の成功で他のグランプリの主催者からもスプリントレースの採用を希望することが考えられるが、チームやドライバーからはリスクが拡大することへの懸念が消えていない。

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2022/02/15

2022年のスプリントレース予選も計3レースで

 FIA
FIA(国際自動車連盟)のF1委員会は、2022年シーズンのスプリントレース予選について協議した結果、昨シーズン同様、結局計3レースでの導入になったことを明らかにした。

導入されるのはロマーニャGP(イモラ・サーキット)、オーストリアGP(レッドブルリンク)、そしてブラジルGP(インテルラゴス・サーキット)の3レース。
当初は少なくとも倍の6レースには導入としていたが、コスト増などの問題でチーム側と折り合いが付かなかった模様。

なおスプリントレース予選が導入されたグランプリでの「ポールポジション」は、スプリント予選の勝者(決勝レースのポールシッター)ではなく、金曜日の予選で最速ラップを記録したドライバーということを確定させた。
また昨季は上位3名だけだったポイントは1位から8位までに拡大させ、それぞれ8-7-6-5-4-3-2-1ポイントが与えられることを決めた。
最終的にはWMSC(世界モータースポーツ評議会)で承認される見通し。

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2022/02/05

スプリントレース予選、金銭補償で契約難航

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昨シーズン、初めてイギリスGPなど3レースで実施した『スプリントレース予選』方式について、今年は倍の6レースに拡大を念頭にチーム側と金銭補償を続けてきたが、未だ合意には至っていないという。

伝えられるところでは、F1側は最初の5レースで1回に50万ドル(約5,750万円)、それ以降のレースは1回15万ドル(1,725万円)で、6レースの場合には計265万ドル(約3億50万円)がチームに支払われる案を提示。
しかし一部のチームが強く増額を主張しているため合意することができないでいるという。
このためF1側は、導入するレースを昨年同様の3レースに縮小する新たな案を提示する方針とみられる。

改定案は2月14日(月)に予定されるF1委員会に諮られる見通しだ。

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