2021/12/10

赤旗中断時のタイヤ交換ルールに異論

Signal Image (C)RedBull Racing
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先のサウジアラビアGPではオープニングラップからアクシデントが多発し、赤旗中断・再スタートが繰り返される波乱の展開となったが、その際のルールに異論が続出している。

このレースをグリッド7番手からスタートしたノリス(マクラーレン)は、アクシデントでセーフティカーが導入されるといち早くピットインしてソフトからハードへとタイヤ交換を行った。
ところがレースは直後にイエローコーションからレッドシグナルとなって全車ピットレーンに整列、再スタートまでの間、自由にタイヤ交換ができることになってしまった。

結果、ノリスの戦略は裏目にでて大きく順位を落とす皮肉な展開に。
マクラーレン・レーシングでは赤旗中断時のこのレギュレーションは不公平であると見直しを求めている。

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2021/12/08

表彰式でのフェルスタッペン(レッドブル)に非難の声

Max Verstappen (C)Honda Racing
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今回のサウジアラビアGPで2位となったフェルスタッペン(レッドブル)だが、表彰式の際にセレモニーの途中で退場した行為が非難されている。

今回もチャンピオンシップ争いのライバルであるハミルトン(メルセデス)との壮絶なバトルを演じたフェルスタッペン、結果は2度もタイム・ペナルティを受ける荒れ模様。
こうした裁定に不満を感じたか、表彰台でトロフィーとボトルを受け取るとそそくさと台を降りて去ったもの。

これについて本人は「だってシャンパンがなかったから」とうそぶいた。
イスラム教が支配する中東のグランプリでは表彰式でアルコールのシャンパンではなく、ローズウォーターのボトルが提供されるのは事実だが、これはサウジアラビアGPだけに限ったことではない。

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2021/12/07

サウジアラビアGP最速ピットストップは再びレッドブル

Sergio Perez (C)Honda Racing
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日曜日に行われたサウジアラビアGP決勝レースで最速のピットストップタイム(DHLファステスト・ピットストップ・アワード)を記録したのは、再び常連レッドブル・レーシングのクルーだった。
それによれば最速は10周目にピットインしたペレスを2.20秒の作業でコースに復帰させた際のもの。
2位と3位はルクレールのフェラーリとアロンソのアルピーヌF1が共に2.48秒で並んだ。

なおこのレースで『ドライバー・オブ・ザ・デー』に選ばれたのは、波乱のレースを乗り切って2位となったフェルスタッペン(レッドブル)。
またボーナスの1ポイントが与えられる『ファステストラップ・アワード』は優勝したルイス・ハミルトン(メルセデス)が獲得した。

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「コースが狭すぎる」と、ラッセル(ウィリアムズ)

George Russell (C)Williams F1
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戦闘力に劣るとされるウィリアムズ・レーシングのマシンで、今回のサウジアラビアGPでも予選Q2進出に成功し14番グリッドからのスタートとなったジョージ・ラッセルだったが、決勝レースでは序盤に他車とのアクシデントに見舞われ、早々に戦列を去ることとなった。

「こんなに赤旗中断や再スタートが繰り返されるなんてまともじゃないよ。
確かにここは市街地コースらしからぬ高速で面白いサーキットだけれど、それも予選まで。
20台ものマシンが同時にコーナーに突っ込めるほどキャパシティはないからね。
コース上はマシンがギューギューで行き場がないし、ブレーキを踏めば追突される。
現代の大きなF1マシンで戦うにはコースやランオフエリアが狭すぎるんだ」と、指摘。

そのラッセルにとって、ウィリアムズのマシンで戦うのも最終戦アブダビのあと一戦だけとなった。

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フェルスタッペン(レッドブル)に10秒のペナルティ

FIA
サウジアラビアGPのレーススチュワード(審査委員)は、5日(日)行われた決勝レース終盤に起きたフェルスタッペン(レッドブル)とハミルトン(メルセデス)の追突事故について調査した結果、フェルスタッペンの側に非があるとしてレース結果に10秒加算のタイム・ペナルティを科したことを明らかにした。

それによれば両者は直前のコース外走行により順位が変わったとして元に戻そうとしたが、DRSゾーン利用も関係してそれぞれの思惑が絡んだとみられている。
なお後続の3位ボタス(メルセデス)とは約15秒の間隔があるためレース結果(順位)に変更はない。
またフェルスタッペンはこれ以外にもコース外走行で5秒のタイムペナルティを科されている。

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2021/12/06

ハミルトン、ミディアムとハードを使用して劇的なレースを制す (ピレリ)

 (C)Pirelli Motorsports
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2021 サウジアラビアグランプリ 決勝
2021 年 12 月 5 日、ジェッダ

キーポイント
• メルセデスのルイス・ハミルトンが劇的なレースを制しました。2回の赤旗、セーフティーカーおよびバーチャルセーフティーカーの導入がレースをたびたび中断させ、戦略を混乱させました。ミディアムタイヤでスタートしたハミルトンは、1回目の赤旗中断前の10周目にハードタイヤへ交換し、フィニッシュまでこのタイヤで走行しました。
• ハミルトンとタイトル争いをしているレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、1回目の赤旗中断中にハードタイヤへ、2回目の赤旗中断中にミディアムタイヤへ交換し、ハミルトンより1回多いタイヤ交換を行いました。
• 1回目の赤旗中断は、ハースのミック・シューマッハのウォールへの衝突に伴い発生しました。各チームは、中断中にタイヤ交換やその他のメンテナンスを行うことができました。2回目の赤旗中断後の再スタートにおいて、ミディアムを装着したフェルスタッペンは、ミディアムのスピードを活かして、ハードを装着したハミルトンをオーバーテイクすることができました。
• ハミルトン以外のドライバーでは、9名が2セットのタイヤを使用しました。また、7名が3セットのタイヤを、2名のドライバーが4セットのタイヤを使用しました。
• レース週末を通して一貫した天候状態が続きました。約2時間30分に及んだレースは、気温は29℃、路面温度は31℃の下でスタートしました。

各コンパウンドのパフォーマンス
• ハード C2: レースの鍵となりました。非常に低いデグラデーションレベルを示したハードタイヤは、赤旗中断後の長い最終スティントにおいて、一貫した性能による走行を可能にしました。ハミルトンは、最終ラップ直前にハードタイヤでファステストラップを記録しました。
• ミディアム C3: トップ10グリッド中の9名を含む16名がスタート時に装着し、スタートタイヤの主流となりました。ミディアムは良好な機能を示しましたが、レース終盤のスティントではハードよりも高いデグラデーションを示し、タイヤマネジメントの必要性が高くなりました。
• ソフト C4: 予測通り、マクラーレンのランド・ノリスのみが、50周で争われるレースのスタートでソフトを使用しました。他のコンパウンドよりもタイヤマネジメントが必要なソフトは、長いスティントには不向きでした。アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、ソフトで最後の5周を走行しました。

ピレリ F1およびカーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「インシデントやセーフティーカー導入が発生した、劇的でアクション満載のレースでした。このような状況下では、発生するイベントに迅速に対応する戦略や、プレッシャーの下で保有するタイヤを考慮した正しい決断が課題となります。予測不可能な状況に加えて、数多くの未知の要素やインシデントに伴う多くのデブリによる極めてダーティーな路面ということもありました。最終的には、タイトル争いを演じる2人のドライバーによる、異なるタイヤでの見応えある全力での闘いが展開されました。ハードタイヤは、最後まで低いデグラデーションレベルと一貫した性能を示し、レースの鍵を握るタイヤとなりました。13インチタイヤでの最後のレースとなるアブダビで、スリリングなチャンピオンシップのフィナーレを期待しています」

ピレリジャパンプレスリリース

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ホンダ系チーム、決勝レースコメント(12/05)

Pierre Gasly (C)Honda Racing
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ドラマのような展開をみせたジェッダでの初めてのレースは、ドライバーズチャンピオンシップを争う2人が同ポイントで最終戦を迎える結果となりました。
Red Bull Racingとしても、コンストラクタータイトルをかけて最終戦に臨みます。

予選で力強さを見せ好位置からのスタートとなったHonda勢4台。
マックス・フェルスタッペンはスタート後も3番手をキープし、セルジオ・ペレスも同じく5番手を守りました。
しかしScuderia AlphaTauriの2台はピエール・ガスリーが6番手から8番手に、角田裕毅はエステバン・オコン(アルピーヌ)との軽い接触により12番手までポジションを落としてしまいました。

10周目でセーフティカーが導入されピットレーンがオープンとなると、Red Bull Racingはペレスがピットインし、フェルスタッペンは2台のメルセデスとのリードを築くためにコース上にとどまりました。
この先を読んだ判断が功を奏し、直後にクラッシュバリアの修復のためにレースは赤旗中断となり、フェルスタッペンはリスタートに備えてハードタイヤに交換することが可能となりました。

レース再開ではフェルスタッペンはトップ、続いてガスリーが7番手、ペレスが8番手、角田が11番手からスタートとなり4台全てがハードタイヤを装着。
レース最後まで走る戦略を立てました。

リスタート後にフェルスタッペンはトップを守りましたが、ペレスが3コーナーで左側にルクレール(フェラーリ)右側にガスリーと、間に挟まれる形でルクレールに接触。
クラッシュバリアに接触し残念ながらリタイヤとなってしまいました。

このクラッシュにより再度赤旗が提示。
そしてレーススチュワードからフェルスタッペンに対して、最初のスタート時に2コーナーでコーナーカットしたことを理由に、2ポジションダウンという裁定が下されます。
その後、17周目からリスタートとなった際には、フェルスタッペンはミディアムタイヤを履き、3番グリッドに位置することになりました。
リスタートではガスリーは変わらずハードタイヤで6番手から、角田はフェルスタッペンと同じくミディアムタイヤに変更して12番手からリスタートしました。

フェルスタッペンはリスタート後にミディアムタイヤを上手く使い1コーナーでトップに浮上し、ガスリーは6番手をキープ。
角田は抜群のリスタートを見せ9番手までポジションを上げました。
角田はその後ベッテル(アストンマーティン)との接触によりフロントウイングを破損し、更に5秒のタイムペナルティを受け14位でレースを終えています。

レースはタイトルを争うフェルスタッペンとハミルトン(メルセデス)が繰り広げる壮絶なバトルから目が離せない展開となりました。
1コーナーで同時に2台がワイドに出てしまう場面が見られましたが、その際にアドバンテージを築いたという理由で、フェルスタッペンはハミルトンにトップを譲らなければいけないというオーダーが課せられてしまいます。

ポジションを明け渡す際、メルセデスが追い越すことを許可されていたにも関わらず、背後からハミルトンに接触されます。
更に、フェルスタッペンはショートカットしたことを理由に5秒のタイムペナルティが課されました。

その後、再度ハミルトンが前に出ると、ミディアムタイヤで2番手を走行したフェルスタッペンは、そのままポジションを守り2位でフィニッシュ。
タイトルを争うハミルトン(メルセデス)と同ポイントで来週開催となる最終戦のアブダビに向かうことになりました。

ガスリーは接触などなくクリーンにレースを終え、終始良いペースを見せました。
終盤ではリカルド(マクラーレン)に迫る勢いをみせましたが、6位でフィニッシュし8ポイントを獲得。
これで同選手のレースキャリアでの通算獲得ポイントが100ポイントを超えました。

ドライバー、コンストラクター共にチャンピオンシップ争いはヤス・マリナ・サーキットでの最終戦まで持ち越されることになりました。
ドライバーチャンピオンシップは同一ポイントながら優勝回数に勝るフェルスタッペンが優位に立っている一方で、コンストラクターチャンピオンシップはRed Bull Racingがメルセデスに対して28ポイントのビハインドになっています。

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「F1初開催のサウジアラビアGPは、2回の赤旗を含む波乱の展開になりました。
Red Bull Racing Hondaのフェルスタッペン選手は、その波乱の中でのピット戦略も功を奏して一時はトップを走行しましたが最終的に2位に終わりました。
チームメイトのペレス選手は、赤旗中断後のリスタート時の混乱の中での接触によりリタイアとなってしまいました。

Scuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手は難しいレースを上手く走り切り6位入賞となり、いいパフォーマンスを見せてくれたと思います。
角田選手は接触によりポジションを落として14位という残念なレース結果にはなりましたが、初めてのサーキットでいいパフォーマンスを発揮できたポジティブな週末になりました。

ドライバーズチャンピオンシップについてはフェルスタッペン選手がハミルトン選手と同一ポイント、コンストラクターズチャンピオンシップは今日の結果からメルセデスに差を広げられてしまいました。
そしていよいよ、来週の最終戦で両チャンピオンシップが決まります。
HondaF1の最後の挑戦となる今シーズンの最終戦、第22戦アブダビGPに向けてチーム一丸となり全力を注いて臨みます」

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(決勝 2位)

「今日は多くのアクションがあり、さまざまなことが起こりました。
僕はポジションを戻すように言われたのでレーシングラインを外れてスローダウンしたところ、ルイス(ハミルトン)選手が真後ろにいました。
彼がなぜ抜いていかなかったのか理解できません。
5秒ペナルティーにも納得はできませんが、仕方ないことなので、前へと進んでいきます。
今日のレースでは完璧と言えるペースはなかったので、そこがアブダビに向けての課題です。
同点で最終戦に臨むわけですが、エキサイティングなシーズンの締めくくりになるはずです」

【セルジオ・ペレス(レッドブル)】(決勝 リタイヤ)

「チームにとって、ベストなレースウイークにはなりませんでした。
コンストラクターズチャンピオンシップにおいて非常に痛いポイントを失ったので、アブダビで逆転できるようにトライしていきます。
僕にとって最初の赤旗はとても不運でしたが、2度目のリスタートは上手くいきました。
ガスリー選手とシャルル(ルクレール)選手をパスしてターン3に入ったところ、全員にとってスペースがありませんでした。
シャルル選手と絡み、リアタイヤに彼のフロントタイヤが当たって、僕のレースは終わってしまいました。
全員にとってよくない瞬間でしたが、かなりの不運によるものです。
ポイント獲得が必要だったので、本当に残念です。
コース上でマシンに留まって、エンジンを再始動させようとしていましたが、やや往来の激しい場所だったので、リタイアせざるを得ませんでした。
今日はチームにとってとても重要なレースだったので、かなり痛いのですが、アブダビへ向けて望みは残っています。
まだ可能性はありますし、戦う余地も十分なので、シーズン最終戦にすべてを捧げます。
楽しみにしましょう」

【角田 裕毅(アルファタウリ)】(決勝14位)

「今日はタフな一戦になりました。
レース序盤は苦戦することが多かったのですが、最後のリスタートを上手く利用していくつかポジションをあげることができました。
少しプッシュしすぎたせいで、残念ながらベッテル選手(アストンマーティン)と接触してしまいました。
その時点でのペースは悪くなかったので、無理せずに次のチャンスを待つべきだったと感じます。
これについては自分の判断ミスだったと思っているので、レース後に彼には謝りました。
ポイント獲得まで目前だったこともあり、とても悔しいレースになりました」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(決勝 6位)

「今日はとても満足のいく結果を挙げることができました。
フェラーリの前、トップ6で終えることができ、多くのポイントを獲得することができて、とてもうれしいです。
初めてのサーキットということで難しいレースになると予想していましたが、この週末のパフォーマンスは素晴らしく、良い位置からスタートすることができました。
レース中は色々なことがあり、時間も長くなって、集中し続けることが大変な一戦でした。
また、1コーナーにかけて難しいコースなので、今日のレース中に3回あったスタートではとても緊張しました。
しかし、チャンスを逃すことなく、最後は良い結果に結びつけることができたと思います」

提供:本田技研工業(株)

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角田裕毅(アルファタウリ)にまたペナルティ・ポイント

FIA
サウジアラビアGPのレーススチュワード(審査委員)は、5日(日)に行われた決勝レース中、2コーナーで起きたベッテル(アストンマーティン)と角田裕毅(アルファタウリ)との接触事故について、角田の側に責任があるとしてペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。
なお角田にはレース中すでに5秒のタイム・ペナルティが別途通告されている。

ペナルティ・ポイントは連続する12か月で累積12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため次のレースに出場できないことになるが、角田はこの2点を加え通算8点目となった。

ちなみに前回同じくペナルティを科せられたブラジルGPの時は、ベッテルのチームメイトであるストロールとの間のものだった。

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波乱のサウジGPはハミルトン(メルセデス)に軍配

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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12月05(日)20時30分(日本時間:翌2時30分)からジェッダ市街地特設コースを舞台に2021年F1第21戦サウジアラビアGPの決勝レースが全50周で行われた。
スタート時の天候は晴れ、気温は28度、路面温度32度、路面はドライコンディションとなっている。
なおレースに先駈け、先に亡くなったフランク・ウィリアムズ氏を偲び、当時のチャンピオンマシンである『FW07』のトリビュートランが行われた。
また各マシンには『Frank Williams』のロゴが掲出されている。

オープニングラップ、上位の順位は大きくは変わらず、8番手スタートの角田は他車(オコン?)との接触もあり12番手まで順位を落とす。
10周目、シューマッハ(ハース)がクラッシュしてイエローコーション、セーフティカーが入る。
メルセデスAMG勢はタイヤ交換に入ったがフェルスタッペンはムコースに留まり首位に立つ。
13周目、バリアの修復が必要とのことで突然レースは赤旗中断に。
まだタイヤ交換をしていなかったフェルスタッペンには思わぬ朗報に。
この時点の順位はフェルスタッペン、ハミルトン、ボタス、オコン、リカルド、ルクレール、ガスリー、ペレス、サインツ、ジョビナッツィというトップ10、角田は11番手となっている。

14周目からセッション再開、15周目にスタンディングスタートで再びレースバトルに。
セクター1で大きなクラッシュ、マシンストップに加えデブリ(破片)も散乱、再び赤旗中断に。
ストップとなったのは先のシューマッハに加え、マゼピン、ペレス、ラッセルの計4台。
現地時間21時40分にセッション再開。
停止時はフェルスタッペン、オコン、ハミルトンの順だが、フェルスタッペンは3番手に下げられた。
それでも再スタートでフェルスタッペンがトップに立つ。
23周目、角田がベッテルと接触してクラッシュ、イエローコーション、バーチャル・セーフティカーに。
角田はピットインしてフロントウィングを交換、しかしその後5秒のタイムペナルティが通告される。
29周目、デブリ(破片)回収のため繰り返しバーチャル・セーフティカーに。
34周目、レース再開。
37周目、フェルスタッペンとハミルトンが1コーナーで接触。
38周目、ポジションを戻すためか突然減速したフェルスタッペンにハミルトンが追突、フロントウィングを破損させるアクシデント、審議対象とされた。
レーススチュワードはフェルスタッペンに5秒のタイムペナルティを科した。
46周目、ベッテルがマシントラブルでガレージに戻りリタイヤに。

荒れた50周のレースを制したのはポールポジションからスタートしたハミルトン(メルセデス)で前戦カタールGPに続く3連勝今季8勝目、自身通算103勝目を記録した。
2位はペナルティもあり波乱の展開も届かなかったフェルスタッペン(レッドブル)。
3位には最終周にオコン(アルピーヌ)をかわして表彰台を手にしたボタス(メルセデス)が入った。
4位はそのオコン、5位リカルド(マクラーレン)、6位ガスリー(アルファタウリ)、7-8位にはルクレール&サインツのフェラーリ勢、9位ジョビナッツィ(アルファロメオ)、そして10位ノリス(マクラーレン)までがポイント獲得。

以下11位ストロール(アストンマーティン)、12位ラティフィ(ウィリアムズ)、13位アロンソ(アルピーヌ)、14位角田裕毅(アルファタウリ)、15位ライコネン(アルファロメオ)までが完走。
リタイヤはベッテル(アストンマーティン)、ペレス(レッドブル)、マゼピン(ハース)、ラッセル(ウィリアムズ)、そしてシューマッハ(ハース)の5台となった。

なおファステストラップ・ポイントも獲得したハミルトンが26点を加えて369.5ポイントとなり、フェルスタッペンとまったく同ポイントで並び、次週のアブダビGPを迎える結果となった。
F1次戦はいよいよその最終戦、ヤス・マリーナ・サーキットで行われるアブダビGP(12月12日決勝)でチャンピオンシップ争いに結着をつけることとなった。

サウジアラビアGP決勝レースの結果はこちら
サウジアラビアGPの画像はこちら

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2021/12/05

ホンダ系チーム、公式予選コメント(12/04)

Max Verstappen (C)Honda Racing
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第21戦サウジアラビアGPの予選はポールポジション獲得を狙ったマックス・フェルスタッペンは果敢な走りを見せ、最後のアタックの最終コーナーまでは2位に大きな差を開けてポールポジションを獲得するかに思われましたが、惜しくも壁との接触によりポールポジション獲得は果たせませんでした。
しかし、予選ではHondaパワーユニット勢4台すべてが力強いパフォーマンスを見せ、日曜日に行われる決勝に向けてトップ8からのグリッドポジションを確保しました。

予選Q1では、Red Bull Racing Honda、Scuderia AlphaTauri Hondaの両チームがセルジオ・ペレスをトップに4人のドライバーがトップ10入りを果たしました。

ミディアムタイヤでの走行となったQ2でも、引き続きHondaパワーユニット勢はすばらしいパフォーマンスを発揮。
ペレスの2番手に続いてフェルスタッペンが3番手をマークしました。
角田は5番手となりQ3へ進出を決めると、チームメイトのガスリーが6番手と続き、Honda勢全車がQ2を突破しました。
明日の決勝は4台ともにミディアムタイヤからのスタートとなります。

Q3予選終盤に3番手につけていたフェルスタッペンはトップ2を占めるメルセデス勢を上回り、ポールポジションに向けてアタックを開始。
セクター2まで0.2秒以上、上回る速さを見せましたが、最終コーナーの出口で奥まで行き過ぎてしまい、壁と接触。
最後のアタックラップを走り切ることができませんでした。
フェルスタッペンは決勝3番手からのスタートとなります。

ペレスはQ3を5番手で終え、ガスリーが同じく、3列目からスタートの6番手となりました。
角田はトラフィックの影響を受けたものの、8番手からのスタートとなり、Hondaパワーユニット勢全員がポイント獲得が見える位置からのスタートとなります。

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「サウジアラビアGPの2日目が終了しました。
Honda PUを搭載するRed Bull Racing HondaとScuderia AlphaTauri Hondaの4台のマシンは、FP3と予選で非常に力強い走りを見せて、4台そろってQ3進出を果たしました。

Red Bull Racing Hondaのフェルスタッペン選手は、予選Q3最終アタックの最終コーナー出口で惜しくもウォールに接触してストップ。
そこまでは最速タイムを記録していたこともあり、ポールポジションを逃して3番手に終わったことは残念ですが、速さはありますので明日のレースに期待が持てます。
チームメートのペレス選手は、Q3でマシンのバランスに苦戦し、ラップをまとめきれず5番手にとどまりました。

また、Scuderia AlphaTauri Hondaの両ドライバーも健闘して、ガスリー選手が6番手、角田選手はQ3最後のアタックでトラフィックに引っかかりタイムを伸ばせず、そこまでのペースから見ると残念な8番手という結果になりました。

最終のスターティンググリッドは期待していたようなものにはなりませんでしたが、全車速さがありますので、レースでは十分にパフォーマンスを発揮して、よい結果に結び付けられればと思います。
初開催のコースですので、さまざまなことが起こり得ます。
想定される懸案などに対してわれわれが迅速に対応できるよう、十分に準備をして明日のレースに臨みます」

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(予選 3位)

「最終コーナーまではとても調子よくまとめられていたアタックラップでした。
いつもと変わらずコーナーにアプローチしたつもりが、リアを失ってしまいました。
自分自身にとてもがっかりしています。
残念な結果になりましたが、今シーズンはまだ残り2レースある中でなにが起こるかわかりません。
予選ではとてもいいマシンを用意できたと感じていますし、ペースもよく、全てがかみ合ってきているように思うので明日のレースに希望を持っています。
明日はトップについていくことができれば、チャンスが生まれる筈ですので、いい戦いができるようがんばります」

【セルジオ・ペレス(レッドブル)】(予選 5位)

「Q1ではトップタイムをマークしましたが、Q3では僕が採ったタイヤのアプローチが適切でなかったと思っています。
突然アンダーステアが出て、Q2のタイムに及ばなかったので、少し残念です。
今回のタイヤは扱いが難しく、正しい温度域に入れないとバランスが大きく異なりますが、それが僕に起こってしまいました。
また、フィジカル面でも厳しいコースで、身体にもメンタルにも大きなストレスがかかるので、セッションごとに調子を上げていくのは大変です。
今日は僕らチームにとってはいい一日にはなりませんでしたが、明日戦える余地は十分にあります。
長いレースになる筈で、何が起こるか分かりません。
楽しみにしていますし、今日のペースはよかったので、スタートからポジションを上げて序盤で表彰台圏内まで行ければと思います。
明日のグリッドはクリーンなサイドなので、それがアドバンテージになれば、スタートが大きなチャンスですし、そこからトップまで混戦に持っていければと思います」

【角田 裕毅(アルファタウリ)】(予選 8位)

「今日は複雑な気分です。
Q1とQ2のパフォーマンスは素晴らしかったと思いますし、とても満足していますが、Q3での最終アタックでトラフィックに遭い、タイムを失いました。
もっと上位のグリッドからスタートできた筈なので、今はフラストレーションを感じています。
ただ、今日は多くのポジティブな点がありました。
特に、ミディアムタイヤでQ2を突破できたことで、明日は周りのドライバーと同じタイヤでのスタートになります。
ここはドライブしていて本当に楽しいサーキットなので、レースが楽しみですし、ポイントもしっかりと獲得できればと思います」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(予選 6位)

「またも予選トップ6入りを果たし、素晴らしい一日になりました。
今回はマシンにあまり自信が持てず、セッション全般でバランスに苦しんでいたので、少し難しかったです。
予選セッションが進むごとに改善していかなければなりませんでしたが、すべてを上手くまとめられましたし、自分のラップにはとても満足しています。
セルジオ(ペレス)とはわずか0.002秒と、ほぼ差がなかったので、少しフラストレーションはありますが、それでも明日のスタートポジションはポイント獲得に向けて素晴らしい位置です」

提供:本田技研工業(株)

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