メルセデスAMG、「理想の車高見出した」
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Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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先のイギリスGPをもって、今シーズンのマシンアップデートを終了するとしていたメルセデスAMGチームだが、タイトル争いが先行きの見えない熾烈なバトルになったことにより、今後も改善を続けていく姿勢をみせている。
これまで同チーム首脳陣はイギリスGP以降は2022年マシンの開発に全精力を傾注するとしていた。
しかし今回のレースで『連敗』に歯止めを掛け、タイトル争いが伯仲したことにより、考え直したようだ。
同チームのジェームズ・アリソン/テクニカル・ディレクターは「イギリスGPで投入したアップデートは間違いなく効果があったと考えている。
のため今後も少しずつではあるが、改善を図っていく予定だ。
ただこれまでのような規模にはならないが」と、説明している。
一方、ライバルであるレッドブル・レーシングのほうは引き続き悲願であるタイトル奪還に向けチーム一丸となっている。
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青旗 (C)Ex.Lotus Team
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メルセデスが配信した自身のユーチューブ・チャンネルの中で、ジェームズ・アリソン/テクニカル・ディレクターが『斬新なアイデア』を披露、注目を集めた。
これは、「F1をもっと面白くさせるためには?」との問いにこの英国人技術者が「レース中の青旗をなくすこと」と回答したもの。
青旗は周回遅れになろうとする後方のマシンに対し、速い先頭グループのマシンが近づいたことを示すもので、これを提示されたマシンは迅速に進路を譲らなくてはならず、違反した場合にはタイム・ペナルティ等が科せられることになっている。
アリソン氏によれば「青旗をなくせば先頭のマシンは周回遅れのオーバーテイクに手こずり、混乱を招くとともにレースの面白さを倍加させる」という仰天アイデアだ。
しかしこれについて同氏は、「ウチのチームは反対。
とりわけトト・ウォルフ(メルセデスAMGチーム/エクゼクティブ・ディレクター)は絶対に同意しないだろう」とも付け加えた。
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Mercedes 『W11』 (C)Mercedes Motorsports
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新型コロナウイルスの影響で大幅に開幕が遅れた2020年のF1シーズンだが、6年連続の王者メルセデスAMGチームは一向に手を緩めない構えだ。
今シーズンのF1は前半にファクトリーの閉鎖もあり、各チームともシーズン前テスト時点から進化がないとみられた中、同チームの技術陣を束ねるテクニカル・ディレクターのジェームス・アリソン(イギリス)がYouTubeチャンネルで次のように語ったもの。
「今シーズン、F1は新型車を発表してからずいぶんと長い時間が経ったが、まだただの一度もレースを戦っていないのが事実だ。
しかしその間の時間がすべて無為に消えた訳ではない。
なぜなら3月のシーズン中止までにいろいろと開発したものがあるからだ。
7月の開幕時にそれらを実際の形にできれば、われわれのマシン『W11』はさらに強くなる筈」と、自信をみせた。
同チームのドライバーの一人ボタスによれば、物議を呼んだ『DASシステム』もその一つであるという。
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Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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メルセデスAMGチームですでに5回のタイトル獲得に輝くルイス・ハミルトン(35歳:イギリス)のレースに対する姿勢について、同チームの首脳からこれを高く評価する言葉が聞かれている。
これは元フェラーリやルノーに在籍、現在はメルセデスでテクニカル・ディレクターを務めるジェームス・アリソン氏(52歳:イギリス)がチームの公式チャンネルで語ったもの。
「ハミルトンのレースに取り組む姿勢はチームから高く評価されているよ。
彼の人生におけるプライオリティは明らかにレースにある。
そのためには自分を常に律してトレーニングを欠かさないし羽目を外したりすることもない。
人間的にも彼がコース上で他のドライバーとトラブルを起こすこともないし、ドライビングに非難を浴びたりすることもない。
年齢的にはもうグリッドで長老の部類に入る筈だが、その精神も肉体も若手そのものだ。
それが、彼がタイトルを維持し続ける要因であることに間違いない
まだ彼の時代は続くことだろう」と、絶賛した。
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James Allison (C)Ferrari S.p.A
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2014年のレギュレーション改訂から6年連続でタイトル獲得を続けるメルセデスAMGチームだが、来シーズンのライバルにはレッドブル・ホンダが名乗りを挙げそうだ。
そう語るのは同チームでテクニカル・ディレクターを務めるジェームス・アリソン氏。
「来シーズン、われわれはこれまでのようにフェラーリだけを警戒していればいい訳ではない。
急速に戦闘力を増しているレッドブル・ホンダは、来シーズンさらに強力なコンテンダーになることだろう。
彼らを打ち負かすためには、開幕戦(オーストラリアGP)がスタートするまでにわれわれのマシンをもっと速くしておくことが不可欠なんだ。
つまりこのオフシーズンの開発が来季の結果を左右するものになる」
かつてフェラーリで働いたこともあるアリソン氏の分析だけに注視する必要がありそうだ。
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