2023/06/08

バッサー代表(フェラーリ)、今季の反撃見限るの報

Frederic Vasseur (C)Ferrari S.p.A
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イタリア国内に、「フェラーリ・チームのフレデリック・バッサー代表が今季の反撃をすでに見限った」との報道が広まって注目されている。

イタリアの専門紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』らによれば、さまざまのアップデートを施したヨーロッパ・ラウンドがスタートしたものの、ライバルチームらの進歩に比べ『SF-23』は戦闘力を欠き、首脳陣の期待を裏切っているというもの。
このためバッサー代表はすでに今シーズン中の復活を諦めたばかりでなく、来季前半も希望が持てないと落胆していると報じた。

先週行われたスペインGPでフェラーリ勢は5-11位に留まった。

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2023/04/07

フェラーリ、一貫性のないペナルティ裁定に不満

Carlos Sainz (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームのフレデリック・バッサー代表は、オーストラリアGPで同チームのカルロス・サインツに下された5秒のタイム・ペナルティについて、「不公平な裁定」であるとして不満の姿勢を表した。

それによればサイツは赤旗中断による再スタートの際アロンソ(アストンマーティン)のマシンに追突。
これを受け5秒のタイム・ペナルティが科せられたサインツは結果的に大きく順位を落とすものとなった。
しかし繰り返された再スタートでは他にも追突しながらノーペナルティだったケースがみられたうえ、最後の再スタートは周回数を増やしただけで順位の変動が許されない判断についても指摘したもの。

ちなみに角田裕毅(アルファタウリ)の10位入賞もサインツへのペナルティがもたらせたものだった。

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2023/03/28

フェラーリ、「ルクレールのPU(パワーユニット)使用可能」

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームは前戦サウジアラビアGPで早くも3基目のES(バッテリー)及びCE(コントロール・エレクトロニクス)を投入。
これにより予選グリッド10番降格のペナルティを受けたが、その後の検査で開幕戦で念のため交換した最初のPU(パワーユニット)はまだ使用可能であると判断された。
これによりルクレールは残りのシーズンで1基分余裕が生まれたことになる。

これについて同チームのフレデリック・バッサー代表は「もちろんこれで1シーズンが賄える訳ではないが、いくばくかの余裕は得られたことになる」と、歓迎した。
ルクレールは開幕戦バーレーンGPの予選で今季最初となるマシントラブルに見舞われていた。

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2023/03/02

「三味線弾いてる余裕はない」と、フェラーリ・チーム代表

Frederic Vasseur (C)Ferrari S.p.A
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先に行われたバーレーン合同テストではレッドブル・レーシングのペレスが最速、これにハミルトンのメルセデスAMGが続いたが、フェラーリの2台は4-5番手とわずかに後れを取る結果となった。

これについてイタリアの専門誌ガゼッタ・デロ・スポルトから『三味線』だったのではないか、との憶測が流れた。
つまりフェラーリ勢のタイムは燃料を多く搭載した状態でのもので、本気のアタックではなかったというもの。
しかし今季から代表のポジションを引き継いだフレデリック・バッサー氏は「追い掛ける立場のウチにそんな余裕はない」と、陣営引き締めに躍起となっている。

一時はフロントウィングのレギュレーション違反が指摘されるなどした『SF-23』だが、その嫌疑も晴れたとされている。
さらにストラテジスト(戦略担当者)やレースエンジニアらの異動を図るなど、新体制の構築にチームが追われているのは事実だろう。

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2023/01/01

フレデリック・バッサー新代表(フェラーリ)、進化に自信

Frederic Vasseur (C)Alfaromeo Racing
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新たにフェラーリ・チームの指揮を執ることになったフレデリック・バッサー代表(前アルファロメオ)が、2023年シーズンのチャンピオンシップ争いに自信をみせている。

「私が新しいチーム代表としてファクトリーを訪れるのは1月2日になる予定だが、これまで受けている報告に自信を深めているよ。
昨シーズン、フェラーリは前年から大きく進化し、タイトルを争うまでになった。
これにはCFD(計算流体力学)による優れた設計と、ファクトリーでのテスト、そしてウィンド・トンネルでのエアロダイナミックスなどチームを支えるすべての分野が同じ目的に向かって協調したからだ。
今年はさらにわれわれがF1を引っ張ってみせること疑いなしだよ」

名門フェラーリが最後にコンストラクターズ・タイトルに輝いたのは2008年シーズン(ライコネン&マッサ)にまで遡る。

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2022/12/14

ザウバー離脱のフレデリック・バッサー氏、フェラーリへ

Frederic Vasseur (C)Alfaromeo Racing
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アルファロメオF1チーム(ザウバー)を離脱したフレデリック・バッサー氏が、マッティア・ビノット代表が辞任した後の後任として1月9日(月)付でフェラーリ・チームに加入することが確認された。

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2022/11/05

ザウバー、2026年までの体制に苦慮

Sauber Team Factory (C)Sauber Motorsport AG
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F1プライベートチームとして実績を持つザウバー・モータースポーツだが、現在活動するアルファロメオとのパートナーシップ契約が2023年末で終了することを明らかにした一方で、アウディとの契約は2026年からということで、空白の2年間が生まれることとなった。

現在同チームを率いるフレデリック・バッサー代表によれば、この2024・2025年の体制についてまだ何も決まっていないということだ。
ただアウディとして活動するまで、F1参戦が途絶えることは許されず、タイトル・スポンサーなしで再びザウバーの名称による苦渋の参戦体制になるかも知れないことを示唆している。

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2022/05/02

アルファロメオ代表、「今さら最低重量引き上げは不公平」

Frederic Vasseur (C)Alfaromeo Racing
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F1は、今シーズン大幅変更されたレギュレーションに伴い、マシンの最低重量をこれまでの752キロから795キロまで引き上げた。
ところが多くのチームからこの最低重量では達成できないとしてさらなる引き上げを求める動きが広まっている。

しかしこれについてアルファロメオF1チームのフレデリック・バッサー代表が異論を呈している。
「規則は何年も前から決まっていたのだから、いまさら出来ないので変更してくれというのは身勝手な言い分。
なぜならわれわれはちゃんとそれに合わせて減量し、実際に達成しているんだからね。
いまさらオジャンじゃあ、何の為に身を削る努力をしてきたか、意味がなくなるというものだ」と、不満顔。

ちなみにこれまでは最低重量を下回った分だけ、チームは好みの位置にその分のバラストを積んで全体のバランスを取ってきたが、重量オーバーではもちろんこの作戦は使えない。

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2021/12/01

周冠宇のF1昇格で中国からスポンサー拡大か

Frederic Vasseur (C)Alfaromeo Racing
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来シーズン、アルファロメオ・レーシングはF1史上初となる中国人ドライバーである周冠宇(チョウ・グアンユー:22歳)の起用を発表しているが、これに伴い母国からのスポンサーが拡大する見通しだ。

これについて同チームのフレデリック・バッサー代表は、次のように語っている。
「中国の企業から問い合わせが複数あるのは事実だ。
なんといっても世界第2位の大国だからね、電話がすごいよ。
これはわれわれのような小さなチームにとっては大変なことなんだ。
でもだからといって周冠宇がペイ・ドライバーなんていうのは間違っている。
彼は現在F2シリーズでランキング2位なんだからね、実力は間違いないところだろう」

具体的なスポンサーはまだ明かせないとしながらも、同代表は笑顔を隠せないでいる。

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2021/11/18

アルファロメオ首脳、「フェラーリとの友好関係継続」強調

Frederic Vasseur (C)Alfaromeo Racing
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フェラーリ製パワーユニットを搭載するなど技術的な分野だけでなく、人的交流でも密接な関係を維持してきたアルファロメオ・レーシングとフェラーリだが、今回のドライバー決定は意外なことと捉えられている。

というのも、今回アルファロメオのレースシートを失うことになったアントニオ・ジョビナッツィは元々FDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)出身。
また引退するライコネンはフェラーリから移籍してきたドライバーであるし、逆に現フェラーリのルクレールは前進のザウバーから巣立っていったドライバー。
一方、来季のエースドライバーになるボタスはメルセデス出身。
今回起用が決まった周冠宇(チョウ・グアンユー)はアルピーヌF1(前ルノー)で育てられたドライバーでフェラーリ色はない。

こうしたことから両者の関係が失われるのではないかと懸念されるものだが、これについて同チームのフレデリック・バッサー代表は「われわれの友好関係は良好なままだし、そもそもエンジン供給とドライバーの選定に何も制限される要素はない」と、否定した。

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