2023/08/07

ラスベガスGP、開催費用が高騰

Las Vegas GP
今年11月に初開催が予定されるラスベガスGPはF1オーナーであるリバティ・メディア自身が主催者となる新しい形態で行われるが、思わぬ難題に見舞われているようだ。

伝えられるところでは、カジノ王国での会場建設費は大幅に高騰しているという。
それでも潤沢な資金を持つとされるリバティ・メディアは「問題ない」としているが、通常のグランプリであれば開催に支障が生じてもおかしくないケースだと指摘されている。

ラスベガスGPは今季第22戦として11月18日に決勝レースが行われる予定になっている。

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2023/05/31

モナコ自動車クラブvsリバティ・メディア

Image (C)Pirelli Motorsport
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F1モナコGPの主催者であるACM(オートモビル・クラブ・ド・モナコ)のミシェル・ボエリ会長がF1オーナーであるリバティ・メディアの姿勢を批判したことで波乱を呼んでいる。

それによれぱ、ボエリ会長は近年のF1は目先の利益ばかり力を入れていて、F1の良き伝統をないがしろにしていると苦言を呈したとのこと。
その背景にはアメリカや中東のグランプリが拡大する一方で、ヨーロッパ地域のイベントが減少傾向にあることがあるようだ。

対立を心配したモナコのアルベール2世が仲介に乗り出したことが伝えられている。

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2023/01/29

F1、おおっぴらにスレイエムFIA会長を批判

FIA
先にサウジアラビアの政府系投資ファンドがF1買収を検討していると報じられたが、これにFIA(国際自動車連盟)のモハメド・ビン・スライエム会長がSNSを介して自身の見解を明かしたことで、思わぬ波紋が生じている。

それによれば、伝えられた買収金額が実態を伴わない高額になっていると同会長が言及したことが反発を呼んでいるとみられる。
ブルームバーグ社が報じたところでは、リバティ・メディアがF1を買収した当時の金額は44億ドル(約5,720億円)とされているが、現在その市場価値は負債も含めて総額200億ドル(約2兆6千万円)にも跳ね上がっているとのことだ。
F1はFIA会長が商業権に介入していると公式に反論している。

このところ上手くいっていると見えたFIAとF1(リバティ・メディア)の関係だが、不穏な空気が流れ始めているようだ。

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2023/01/23

サウジアラビアのファンドがF1買収を検討

Saudi Image (C)Pirelli Motorsport
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2021年に初開催、今年3回目のグランプリを迎える中東の雄・サウジアラビアだが、それだけに留まらずF1そのものを手中に収めようと動き出していることがブルームバーグ社の報道でわかった。

それによれば計画はサウジアラビア政府系ファンドである『ソブリン・ウェルス』が、現在のF1保有者であるリバティ・メディアから入手すべく入札を打診しているというもの。
ただF1は単にリバティ・メディアの所有物ではなく、一存で売買できるものではないので実現は難しそうだ。

ちなみにリバティ・メディアがF1を買収した当時の金額は44億ドル(約5,720億円)とされているが、現在その市場価値は負債も含めて総額200億ドル(約2兆6千万円)にも跳ね上がっていると伝えられている。

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2022/06/02

盛況のモナコGP、それでも契約延長には疑問符

2022 Scene (C)Pirelli Motorsport
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2022年のモナコGPは、悪天候による赤旗中断などリスクはあったものの多くの観客を満足させ概ね成功裡に終わった。
ただその裏で進められていたとみられる2023年以降の開催契約については、まだ進捗がみられていないことがわかった。

イギリスGPと並んで1950年の現代F1の黎明期にスタートしたモナコGPは、これまで多くの点で特別扱いが認められていて、それ自体が聖域として独自の存在を誇ってきた。
しかし現在のF1オーナーであるリバティ・メディアはこの特別扱いを終了させようと考えているようだ。
そのひとつである木曜日スタートの変則スケジュールは、今年すでにモナコ側がF1の軍門に降っている。
その他にもモナコGPは「グランプリ開催料の一部免除」やロジスティクス(物流)の見地から「日程の変更」、さらにモナコだけに許されている「独自スポンサーの獲得」など争点は多岐に渡っているようだ。

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2022/04/17

モナコ自動車クラブ会長、モナコGP消滅説を否定

Montecarlo Street Circuit (C)Pirelli Motorsport
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1950年初開催という歴史を持つF1モナコGPだが、新興国での開催が増える一方でこの公国といえどその伝統力は影を薄くしつつあるようだ。

大型化した近代F1マシンにとってランオフエリアを持たないこの狭小なコースは危険過ぎる上、木曜日からスタートするという変則スケジュールも、今年ついに廃止の浮き目に遭い特権を奪われた形になっている。
こうしたことからモナコGPの将来について危惧する声が持ち上がっているのが事実だが、これについて主催者であるACM(オートモビル・クラブ・ド・モナコ)のミッシェル・ボエリは会長は、「モナコGPは2022年以降もF1のカレンダーに残る」と、フランスの専門紙『オート・エブド』で明言した。

しかしこれまで優遇されてきたとされる破格の開催権料について、リバティ・メディア側から見直しを求められていると伝えられていて、予断を許さない状況と言えそうだ。

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2021/06/12

リバティ・メディア、モナコGPの開催権料大幅引き上げへ

Montecarlo Street Circuit (C)Pirelli Motorsport
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F1を代表する伝統のイベントで世界三大レースの一つとされるモナコGPは、旧FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)と結んだ現在の10年契約が今年で満了するが、来年以降の新しい契約については大幅な開催権料の引き上げが行われそうだ。

これは現在のF1保有者であるリバティ・メディアが示唆したもので、それによればF1モナコGPは別格のイベントとして、通常のグランプリに比べ破格の低料金になっているとのこと。
それは『デイリー・メール』によれば1年1,000万ドル(約11億円)程度とみられ、これは他の多くのグランプリに比べて3分の1程度に過ぎない。
新規イベントほど高額で、今年初開催となるサウジアラビアGPではモナコの7倍にも及ぶとされる。

リバティ・メディアはさらにコースの改善や伝統の日程にまで変更を求めているとしていて、今後ACM(オートモビル・クラブ・ド・モナコ)との交渉の行方に注目が集まりそうだ。

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2021/01/30

2021年のレーススタート時刻、再び毎正時(00分)に変更

Start Scene (C)Redbull Racing
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2021年シーズンの各グランプリのスタート時刻が再び毎正時(00分)に変更されることが確定した。

リバティ・メディアは2018年、レースのスタートシーンが各国のテレビ放映に間に合うように、と開始時刻をそれぞれ10分遅らせる措置を採った。
これは一定の評価は得られたものの、現場のスタッフからはスタートまでの手順がやりにくいことへの不満も聞かれた。
こうしたことから2021年シーズンのグランプリは、再びフォーメーションラップのスタート時刻を各正時に戻すことにしたもの。

また、これまで金曜日のフリー走行セッションはいずれも90分間で行われていたが、2021年以降は土曜日と同じく60分間に短縮されることが決まった。

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2021/01/16

新型コロナウイルスの影響でリバティ・メディア減収に

Image (C)Redbull Racing
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イギリスの英経済紙『フィナンシャル・タイムズ』が報じたところによれば、2020年のF1は新型コロナウイルスの影響で大幅な赤字を計上。
これによりF1の商業権を持つリバティ・メディアからF1チームに支払う分配金もおしなべて減少になる見込みという。

またチームだけでなく、各グランプリの主催者も無観客レース等により減益で、大きな営業損失を強いられているとされる。
このため本来主催者からリバティ・メディアに払うべき開催権料も滞っているとのこだ。

2021年はこうした惨事から脱するべく、すでに史上最多となる年23戦というハードなカレンダーを組んで改善への意欲をみせているが、早くも開幕戦のオーストラリアGPが延期になるなどいまだ思うような展望は見通せていない状況だ。

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2021/01/07

2021年のレーススタート時刻、再び変更の動き

Start Scene (C)Redbull Racing
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2021年シーズンの各グランプリのスタート時刻が再び変更される見通しとなっている。

リバティ・メディアは2018年、巨大マーケットであるメリカとの時差を考慮し、ヨーロッパ・ラウンドのレースをそれまでよりも1時間遅らせて行うと共に、レースのスタートシーンが各国のテレビ放映に間に合うように、と開始時刻をそれぞれ10分遅らせる措置を採った。

これらは一定の評価は得られたものの、現場のスタッフからはスタートまでの手順がやりにくいことや、レースの終了時刻が後ろ倒しとなるため撤収が遅れることへの不満も聞かれた。
こうしたことからリバティ・メディアでは、再びヨーロッパ・ラウンドのレースを1時間早めると共にスタート時刻も各正時(00分)に戻す方向で各方面に打診しているとのことだ。
アメリカとの時差から生じるこうした課題は、オリンピックなどでもしばしば大きな問題になっている。

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