2021/07/08

ロシアGP、ソチからイゴラ・ドライブ・サーキットへ

Sochi Circuit (C)Pirelli Motorsport
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ロシア政府は2023年より、ロシアGPの開催地を2022年で契約が終了する現在のソチ・サーキットから、イゴラ・ドライブ・サーキットへと変更することを正式発表した。

多くのF1サーキットを手掛けたヘルマン・ティルケ氏の設計した新開催地のイゴラ・ドライブはサンクトペテルブルクから北へ50kmにあり、フィンランドとの国境付近に位置するイゴラ・スキー・リゾートの一部にある。
2017年にサーキットの建設が着工され2019年に完成、2020年にはF1の開催に必要なサーキットの安全基準『グレード1』ライセンスを取得している。

ロシア政府によれば、開催地変更は議会で審議された結果、満場一致で承認されたという。
現地はすでにF1のステファーノ・ドメニカリ/CEOが視察を行っているが、F1開催に向け今後さらにコースを拡大する計画もあるとのことだ。

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2020/09/25

ロシアGPの週末、3日間とも雨の心配なし

Sochi Circuit (C)Pirelli Motorsport
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今週ソチ・サーキットで行われる2020年F1第10戦ロシアGPの舞台地であるクラスノダール地方の天候について、地元気象台はフリー走行の金曜日、公式予選が行われる土曜日、決勝レースの日曜日ともに概ね晴れで雨になる心配はないとしている。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
9月25日(金) フリー走行 曇り時々晴れ 19- 27度 10%
9月12日(土) 公式予選 晴れ 19- 28度 10%
9月13日(日) 決勝レース 晴れ 20- 29度 0%

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2020/08/11

フェラーリ内部の明暗がさらに対比強める

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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今季、シーズンが始まる前から来季ドライバー・ラインナップの変更が明らかにされるというある意味異常な様相をみせたフェラーリ・チームだが、今回のアニバーサリーGPを終え、さらに両者はその対比を強めているようだ。

タイヤの摩耗が焦点になった今回のレースで、同チームのルクレールは意表を突いたワンストップ作戦を展開、みごとこれが奏功して4位フィニッシュを遂げた一方、逆にベッテルのほうは誤ったタイヤ戦略が足を引っ張ったとレース中から不満を隠していなかった。

今回のレース、終始後方に埋もれるレースを強いられポイント獲得すらならない12位フィニッシュに留まったベッテルには、早くもシーズン中のチーム離脱まで噂に上がり始めているという。
成績が思わしくない時のお家騒動は得意(!)のチームとはいえ、今季はまだ5戦が終わっただけ、この先が思いやられる展開となっている。

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2020/06/24

開催に前向きロシアGP、疑問符も

Sochi Circuit (C)Pirelli Motorsport
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ロシア政府も開催に協力的と言われるソチ・サーキットでのロシアGPだが、ここでも新型コロナウイルスの影響は皆無ではない。
同グランプリの主催者は、当初の予定通り9月27日(日)の開催を主張しているものの、他の開催地とは距離があることからとりわけロジスティクス(物流)面での懸念も指摘されているからだ。

さらにそこに現れた不安材料が、アルガルベ・サーキットの名乗り。
同サーキットでは同じ日程で、ロシアGPの代替開催になると主張している。
かつてはF1テストも行われた当地は、すでにF1開催に必要なFIA(国際自動車連盟)の『グレード1』ライセンスを取得しているとのことで実に24年ぶりとなるポルトガルGPの開催にとりあえず支障はないとみられている。

また前後に予定されていたシンガポールや日本GPの開催中止がすでに決まっていることもロシアGPにとって良い材料とは当然のことながら捉えられていない。

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2019/02/28

合同テスト後半2日目、ベッテル(フェラーリ)クラッシュ

Carlos Sainz (C)McLaren Group
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2月27日(水)、バルセロナ・サーキットを舞台に行われているシーズン前テスト後半は第2日目を迎えた。

トップタイムはこの日もマクラーレンでカルロス・サインツの記録した1'17.144、これは今年のテストでは全体のベストになるものだ。
130ラップの多きを数えたが、コース入口でストップ、赤旗中断の原因も作っている。

2番手はペレス(レーシング・ポイント)、3番手はベッテル(フェラーリ)。
この日のビッグニュースはなんといってもこのベッテルのクラッシュだろう。
新しい僚友であるルクレールとこの日もマシンをシェアしたベッテルは午前のセッションで40周を周回、この日の3番手となる1'18.193のベストタイムを記録したもののその後3コーナーでコースアウト・クラッシュ。
セッションは赤旗中断、ドライバーは直ちにメディカルセンターに運ばれて検査を受けたが幸い身体に問題ないとして解放された。
マシンは修復に当てられたもののルクレールのほうは結局インストレーションラップだけに留まりノータイムで終えている。

4番手ライコネン(アルファロメオ)、5番手グロージャン(ハース)、6-7番手には共にホンダ・パワーのフェルスタッペン(レッドブル)とクビアト(トロ・ロッソ)が並び合わせて229周を走り込んだ。
前日ハイドロリック系のトラブルに見舞われたメルセデスは遅れを取り戻すべくボタス&ハミルトン合わせて176周を周回した。
シーズン前テストで出遅れたウィリアムズは、クビサが最多の130周を周回、初めて本格的なテスト・プログラムを消化して追い上げの姿勢をみせた。

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2015/07/18

ロシアGP、早くも財政危機叫ばれる

Sochi Circuit (C)Ferrari S.p.A
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昨年10月、プーチン大統領肝煎りで開催がスタートしたソチでのロシアGPだが、2回目を迎える今年を前に、早くも財政危機が叫ばれている。

ロシアはクリミア半島の問題から現在国際的な経済制裁を受けていて経済が不調。
とりわけ冬季オリンピック後のソチは不況が伝えられていて、地元政府は「いまF1に多額資金をつぎ込める状況ではない」としている。

ロシアGPのオーガナイザーは中央政府からの財政援助をきぼうしているが実現するかどうかは不透明だ。

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2014/10/11

ソチ・サーキット(ロシア)、ドライバーから高い評価

Sochi Circuit (C)Ferrari S.p.A
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ロシアGP初開催の舞台となったソチ・サーキット(ソチ・オリンピックパーク・サーキット)だが、初日を終えてドライバーらからは高い評価を受けていることがわかった。

ロシアのプーチン大統領肝煎りで建設されたこのサーキットは、近年のF1サーキットのお決まりとなったヘルマン・ティルケ氏(54歳:ドイツ)の設計によるもの。
これまでもセパン(マレーシアGP)やバーレーン、上海(中国GP)、イスタンブール(トルコGP)、バレンシア(ヨーロッパGP)、マリーナベイ(シンガポールGP)、ヤス・マリーナ(アブダビGP)、ヨンナム(韓国GP)、仏陀(インドGP)……
挙げれば枚挙に暇ないほどの数があるが、「定型化」しているなど必ずしも評判が高いとは言えなかった。

しかし今回のソチについては、多くのドライバーから「流れがあってドライブが楽しい」、「テクニカルでコーナーがチャレンジング」など良い声が聞かれ、ティルケ氏ひさびさのヒットになったと言えそうだ。

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2014/10/09

ロシアGP、2015年はナイトレースを検討中

Sochi Circuit (C)Ferrari S.p.A
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今年いよいよ初開催となるロシアGP(ソチ・サーキット)だが、主催者は2015年以降ナイトレースにしたいと考えているようだ。

というのもソチとイギリスのGMT(グリニッチ標準時)とは3時間の時差があり、今年のスタート時刻15時だとイギリスでは12時ということになる。
ヨーロッパでのTV視聴率を考えるともっとスタートを遅らせたいところだが、バーレーンなどと違いロシアは日没が早くこれ以上遅らせることは困難だ。

そこでサーキットに照明設備を設置してソチでもナイトレースを、との考えだがその一方でロシアはまだ電力事情に一部懸念があり、その前にこちらの整備も必要となりそうだ。

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2014/08/21

ソチ・サーキット、FIAからF1コース認証受ける

Sochi Circuit (C)Sochi Circuit
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20日(水)、FIA(国際自動車連盟)は10月12日(日)に決勝レースが予定されるロシアGPの開催地ソチ・サーキットに対し、F1グランプリレースの開催が出来る『グレード1』のライセンスを発給したことを明らかにした。
これまで一部報道で準備の遅れが懸念されていたソチ・サーキットだが、これによりロシアGP開催に向け最終的なゴーサインが出されたことになる。

実際に視察を行ったFIAのチャーリー・ホワイティング/レースディレクターは、「ソチ・サーキットの準備がすべて事前の計画通りに進んでいることを確認した。
その中には路面の舗装、縁石やランオフエリア、またガードレールやウォールなど、とりわけ安全面について、私は十分に満足することができている。
個人的にはもう開催直前の再視察が必要ないと思うくらいだ」と、その進捗ぶりに太鼓判を与えた。

以前、中国GPの開催地である上海サーキットが開幕直前まで問題続出でコース認証が得られなかったのとは対照的な結果となった。

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2014/08/12

ソチ・サーキット、「ロシアGPの準備順調」を強調

Sochi Circuit (C)Sochi Circuit
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今年10月、ロシアのソチで初めて行われる『ロシアGP』について、このところのウクライナ情勢やマレーシア航空機撃墜事件等で国際的に非難されるだけでなく、施設自体の準備の遅れにも不安が指摘されているが、地元の『カンピオナ』紙はこれに対し「準備は順調」と反論した。

それによればこのほどF1開催を司るFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)の視察団が現地を視察。
とりわけテレビ放映に関わるカメラの位置や機材の設定、デジタルフラッグやメディア・スタッフの施設等を重点的に確認して、満足な反応を得たという。

また肝心のサーキット本体についても主催者は現在路面舗装の最終段階に入っているということで「ソチ冬季五輪同様、完全な成功を確信している」と、胸を張っている。

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