実は深刻か、ハースF1の財政事情
Gunther Steiner (C)Haas F1 Team
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数か月前、新型コロナウイルスの影響はあるもののF1参戦継続を明言したハースF1チームだが、やはり依然としてその財政事情は厳しいものであるようだ。
アメリカの実業家ジーン・ハース氏が設立、2016年からF1参戦を開始した同チームは、これまでも上位チームとの運営規模の格差を再三訴えてきた。
今シーズン、遅れた開幕を前に多くのチームで事前テストを行っているが、いくつかのプライベートチームはそれも可能ではないようで、ハースF1もその一つとなっている。
これについて現場の責任者であるギュンター・シュタイナー代表は、「ドライバーの立場からすればテストはあったほうがいいだろうが、なくては困るというものではない」と強気の姿勢をイタリアの『コリエレ・デラ・セラ』紙に語っている。
ただその本音は苦しいものだろう。
同チームはまた早くも進みつつある2021年のドライバー市場についても沈黙を守らざるを得ないでいて、「それより先に解決すべき問題がわれわれにはある」と、困難な状況を示唆した。
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