2016/12/30

フェリッペ・ナスル、厳しい来季の状況認める

Felipe Nasr (C)Sauber Motorsport
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2015-16年とザウバー・チームで2年間F1を戦ったフェリッペ・ナスル(24歳:ブラジル)だが、来季の契約については白紙。
チームメイトだったマーカス・エリクソンのほうが早々と残留を正式発表したのに対し、スポンサー問題もあり今季限りでの放出が確実とみられる。
こうした現在の状況についてナスルは母国ブラジルで大きなシェアを持つ『グローボ・ニュース』に次のように語っている。

「もちろん僕は来シーズンもF1の舞台にいたいと思うし、その資格があると思っているよ。
ただ、正直言って現在の状況には厳しいものがあるね。
でももしも僕がシートを見い出すことができないのであれば、来年このF1にはブラジル人ドライバーが一人もいなくなることになるんだ。
ブラジルにはF1で長い歴史があるのだし、常に人気もある。
そのF1にブラジル人ドライバーがいなくなることのないよう、頑張らなくては」

F1の歴史でブラジル人ドライバーは累計31人。
これはアメリカ&イギリスの157人、さらにイタリア(98人)、フランス(70人)、ドイツ(57人)に次ぐ6番目。
ちなみに日本はトータル20人で10番目にランクされている。

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2016/11/18

ナスル(ザウバー)の初ポイント獲得で情勢に変化

Felipe Nasr (C)Sauber Motorsport
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2016年シーズンも残りあとわずか1戦、来シーズンの残りシートもほとんど埋まっているが最後の状況に微妙な変化が訪れたかも知れない。

現在まだ未確定とみられるのはザウバー・チームとマノー・レーシングの2チーム。
このうちザウバーのエリクソンはチームの新オーナーである『ロングボウ・ファイナンス』との有効な関係から残留の可能性が高いとみられている。

一方のナスルは放出になるとみられていて、その後任にはマノーのウェーレインらの名前が有力候補として挙げられていた。
しかし今回のブラジルGPでナスルがコンストラクターズ・ランキングを覆す貴重な2ポイントを獲得した貢献で残留の気運が高まったというものだ。
一方、逆に資金面の充実がナスルには裏目に出る可能性も。

残された最終戦アブダビGPでは当然のことタイトル争いが大きな話題だが、こちらの残りシート争いからも目が離せない。

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2016/11/14

ザウバー・チーム、うれしい今季初ポイント

Felipe Nasr (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームはブラジルGPでフェリッペ・ナスルが9位入賞したことにより、うれしい今季初ポイント獲得を果たした。

それまでのスポーツカーレース・チームから、1993年にJJ.レートとカール・ベンドリンガーによりF1新規参戦したプライベートのザウバー・チームだが、これまでノーポイントのまま終わった年はない。
しかしながら今シーズンはチームの財政難もあって大苦戦。
信じられないことにここまで18戦、すべてのレースでポイント圏外だった。

今回エリクソンのほうは早い段階でリタイヤしたが、ピットストップの妙もあってナスルは上位に躍進。
一時は6位も狙えるポジションにあったがその後戦闘力に勝る他車に抜かれたもののなんとか9位に踏み留まり貴重な2点を得たもの。

ライバルだったマノーがポイント圏外に去ったこともあり、これでコンストラクターズ・ランキング10位に。
次戦もこれを維持すればFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)から大きな賞金が得られるだけでなくマシン輸送など大きなメリットを掌中にできる筈だ。

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2016/11/11

ナスル(ザウバー)はスポンサー問題で契約更新難航

Felipe Nasr (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームではマーカス・エリクソンの残留が有力とみられる一方、フェリッペ・ナスル(24歳:ブラジル)のほうの交渉が難航しているようだ。
というのも、折りしもナスルの主要パーソナル・スポンサーである母国ブラジルのその名も『ブラジル銀行』(バンク・ド・ブラジル)の経営陣が一新されたためだ。

このためザウバー・チームとのスポンサー交渉が遅れているということで、これにはナスル本人のみならずザウバー・チームも焦燥感を隠していない。

2015年にやはりザウバー・チームからF1デビューを果たしたナスルはこれまで6位の入賞でチームにポイントをもたらせている。

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2016/10/27

ナスル(ザウバー)、母国のF・インディア入り報道もチーム否定

Robert Fearnley (C)Sahara Force India F1
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2015年から2シーズンに渡りザウバー・チームで戦ったフェリッペ・ナスル(24歳:ブラジル)について来季はフォース・インディア・チーム移籍が決まったのではないか、との報道が流れた。
これはナスルの母国ブラジルのテレビ『グローボ』が報じたものだが、しかしチーム側はこれを否定した。

同チームのロバート・ファーンリー副代表は、これについて次のように語っている。
「われわれは来季のドライバー決定について何も急いでない。
今は戦いに忙しいのだから、検討するのは11月になってからで十分だ。
誰が候補になっているかについても今はまだ言えないな」と、余裕の構え。

とはいえ残留確実とみられたニコ・ヒュルケンバーグの突然のルノー・チーム移籍もあり、同チームのドライバー・ラインナップ計画が狂ったのは間違いない。
逆にいまや多くのドライバーから注目を集めているのもまた事実だ。

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2016/10/19

フェリッペ・ナスル、ザウバー残留に前向き

Felipe Nasr (C)Sauber Motorsport
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チームメイトであるマーカス・エリクソンと共に今年ここまでノーポイントという苦しい戦いを続けているザウバー・チームのフェリッペ・ナスル(24歳:ブラジル)だが、どうやら来季も同チームに残留することになりそうだ。

ザウバー・チームは今季半ばまで、チーム存続の危機とも言える財政難に陥っていたが、『ロングボウ・ファイナンス』の出資によりとりあえずは参戦継続が決まっている。
しかし戦闘力不足は否めず、今季はチーム設立以来ともいえるノーポイント状態が続いているもの。

スポンサーである『ブラジル銀行』の意向もあってかこの状況にナスルは移籍の可能性も示唆、一時ウィリアムズやルノーらの名前も挙げられていたが、ブラジルの『グローボ・ニュース』によれば結局残留の方針を決めたとみられる。

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2016/09/05

ナスル(ザウバー)にペナルティ・ポイント

Felipe Nasr (C)Sauber Motorsport
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イタリアGPのレーススチュワード(競技委員)は、ザウバー・チームのフェリッペ・ナスルに対しペナルティ・ポイントを科したことを明らかにした。

それによればナスルは、4日(日)に行われたイタリアGP決勝レース中、ルノー・チームのジョリオン・パーマーと接触するアクシデントの原因を作ったというもの。
これによりナスルにはすでに10秒のタイムペナルティが通知されていたが、スチュワードはさらに2点のペナルティ・ポイントも科した。

ドライバーのスーパーライセンスに対して科されるペナルティポイントは12か月有効。
ナスルはこれでトータル6点ということになった。
累積で12点に達すると当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため、実質的に次のレースに出場できないことになる。

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2016/08/27

ナスル(ザウバー)、ピットレーン速度違反で罰金

Felipe Nasr (C)Sauber Motorsport
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ベルギーGPのレーススチュワード(競技委員)は、26日(金)行われたフリー走行1回目セッション開始直後、ザウバー・チームのフェリッペ・ナスルがピットレーン速度違反をしたとして同チームに1,000ユーロ(約11万3千円)の罰金を科したことを明らかにした。

それによればナスルは、制限80キロのところを25キロ以上オーバーする95.1キロで走行したとのことだ。

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2016/08/23

ナスル(ザウバー)、来季移籍にブラジルの政治力期待か

Felipe Nasr (C)Sauber Motorsport
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昨季からザウバー・チームで走っているフェリッペ・ナスル(23歳:ブラジル)だが、今季限りでの放出が確実のようだ。

来季の移籍候補にはハースF1ないし、ルノー・チームとみられているが、このほどそのナスルが現在ブラジルの大統領職を代行するテメル副大統領を表敬訪問したことを地元サンパウロの『オ・エスタド・デ・サンパウロ』紙が報じ、注目を集めている。

ブラジルには現地生産をするルノー社の工場があり、そうしたことから移籍に鑑みブラジル政府の政治力を期待しているのではないか、との観測が広まったもの。
当然のことながら本人はこれを否定しているが、憶測は静まりそうもない。

7歳の時にゴーカートを始めたナスルは16歳(2008年)で本格フォーミュラ・デビュー。
2011年にはイギリスF3選手権で7勝を挙げてチャンピオンに。
2013年はF1登竜門とされるGP2に参戦してシリーズ4位になっている。
F1ではデビュー戦となった2015年オーストラリアGPの5位が最高。

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2016/08/15

ハースF1、イタリアGP後にもナスル移籍発表か

Felipe Nasr (C)Sauber Motorsport
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昨季からザウバー・チームで走っているフェリッペ・ナスル(23歳:ブラジル)だが、チームメイトであるマーカス・エリクソンとの確執もあり今季限りで放出は確実とみられている。
そのナスルの移籍候補とされているのが同じフェラーリ・エンジンを搭載するハースF1チームだ。

ハースF1のギュンター・シュタイナー代表は、「われわれはドライバーの決定をいつまでも遅らせたくない。
来季のマシン開発はもう始まっているし、こちらに精力を注がなければならないからね。モンツァ(イタリアGP:9月4日決勝)後にも来季の体制を発表したいと思っている」としている。

ハースF1ではグロージャンの残留は有力だが、グティエレスは放出の可能性が高い。
ちなみにもしグティエレスの後任にナスルが就けば、2015年のザウバーと同じ繰り返しということになる。

7歳の時にゴーカートを始めたナスルは16歳(2008年)で本格フォーミュラ・デビュー。
2011年にはイギリスF3選手権で7勝を挙げてチャンピオンに。
2013年はF1登竜門とされるGP2に参戦してシリーズ4位になっている。
F1ではデビュー戦となった2015年オーストラリアGPの5位が最高。

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