2023/05/04

トト・ウォルフ代表(メルセデス)、ハーバードで教鞭

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームのトト・ウォルフ代表が、ハーバード・ビジネス・スクールのエグゼクティブ・フェローに任命され、他の教授と共同でゲスト講師を務めることがわかった。

モーターレーシングの分野で比類なき成功の実績を持つ同代表だが、由緒あるハーバード大学のMBA(経営学修士)の学生を相手に教鞭を執るのは極めて異例のことになる。
現場の最高責任者であるだけに、授業内容がどこまで踏み込んだものになるのか注目されそうだ。

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2023/04/13

ウォルフ代表(メルセデス)、「契約ではなく株主」

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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昨シーズンはブラジルGPでの1勝のみ、今シーズンもまだ未勝利と苦戦が続くメルセデスAMGチームだが、その責任について問われたトト・ウォルフ代表は、自身が契約で仕事をしている訳ではないと、語った。

それによればメルセデスと契約でチーム代表の座にあったのは2020年までだったとし、現在は他の二人と共に株主(共同オーナー)の立場であると力説した。

「メルセデスAMGチームで私は株主の立場、誰かに雇われている訳ではない。
自分の会社を経営しているのであり責任も雇われチーム代表とは異なるものだ」と強調。

そして「いくら不調になったとしても自分は逃げ出すことなどできない」と、その覚悟をみせた。

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2023/03/26

ウォルフ代表(メルセデス)、「マシンは生まれ変わる」

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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開幕2戦を終え、ランキング3位と事前の期待を裏切る戦況のメルセデスAMGチームでは、今後数か月以内に今季マシン『W14』の大幅進化型を投入することを明らかにした。

これはトト・ウォルフ代表が語ったもので、すでに同チームのマイク・エリオット/テクニカル・ディレクターにすべての分野での見直しを指示したとのことだ。

同チームではルイス・ハミルトンとの新しい契約について協議が進行中とされていたが、ここまでの思わぬ不振で交渉まで中断に追い込まれたと伝えられている。
なおハミルトンは最初のタイトルのみマクラーレンでのもので、あとの6回はすべて現メルセデスAMGチームで獲得したものだ。

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2023/03/11

メルセデスAMGチーム内部に懸念される不協和音

L.Hamilton & T.Wolff (C)Mercedes Motorsports
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今季こそタイトル奪還を期し、好スタートが期待されたメルセデスAMGチームだったが、開幕戦ではライバルたちに後れを取った形で終えた。
これに伴い、早くもメディアからはチーム内部の不協和音が聞こえてきた。

それによれば同チームのルイス・ハミルトンが、2023年マシン『W14』の開発時適切なアドバイスを表明したにもかかわらず、提言は採り入れられることがなく、それが開幕戦での出遅れに繋がったと、不満を述べているというもの。

一方報道を受けたチーム側ではトト・ウォルフ代表が「ハミルトンの意見はすべて検討されて、正すべきものについては適切にマシンに」反映されている」と、噂の否定に躍起。
騒動の解決には、いち早くマシンの戦闘力復活が必須となっている。

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2023/02/19

メルセデスAMG代表、ハミルトンとの契約交渉開始認める

L.Hamilton & T.Wolff (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームのトト・ウォルフ代表は、同チームのエースであるルイス・ハミルトン(36歳:イギリス)との新たな契約交渉を開始したことを認めた。

2月15日(水)の新型車発表会で最初の話し合いをスタートさせたというウォルフ氏は「契約を延長するという方向性は共に同じくしているので合意まで時間は掛からないだろう。
おそらく次の会議でまとまるんじゃないか」と、楽観的な素振りをみせている。

ハミルトンとの現在の契約は2023年末までのもので、今回さらに2年間の延長とされる見込みという。
2007年のデビューがマクラーレン・メルセデス。
その後2013年からはメルセデスAMGチームに移籍ということで、これまでF1生活のすべてをメルセデス・パワーで過ごしたということになる。

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2023/02/02

ウォルフ代表(メルセデス)、「戦略責任者の移籍は意外」

James Vowles (C)Williams Racing
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先にウィリアムズ・レーシングは新たなチーム代表としてジェームス・ボウルズ氏(43歳:イギリス)と契約したことを明らかにしたが、これについてメルセデスAMGチームのトト・ウォルフ代表は「戦略責任者の移籍は衝撃だった」と、意外な反応をみせた。

というのもウィリアムズ・レーシングにとってメルセデスは同チームのPU(パワーユニット)供給元であり、密接な関係があることからウォルフ氏が政治的に主導したものとみられていたからだ。

しかしウォルフ氏はドイツの専門誌『スピード・ウィーク』に次のように語っている。
「彼が上昇志向で野心的な生き方を望んでいることはわかっていた。
それでメルセデスでのポジションに満足していなかったんだろう。
急に辞意を表した時にも驚いたが、ウィリアムズのチーム代表になったとはね……」と、驚きをみせたが、それでも「新しい立場での健闘を祈っている」と、大人の対応をみせた。

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2023/01/28

メルセデスAMGチーム代表、「チーム内バトル心配していない」

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームのトト・ウォルフ代表は、今年2シーズン目を迎える同チームのレースドライバー・ラインナップについて、「チーム内に混乱が起きることはあり得ない」と言及した。

ウィリアムズ時代からその実力の片鱗を見せてきたジョージ・ラッセル(24歳:イギリス)は、スポットで起用された当初からエースであるルイス・ハミルトン(38歳:イギリス)を凌駕するような走りをみせ、昨シーズンは同チームが唯一獲得した勝利もラッセルが記録したもの。
そこで口さがないパドック雀からは今シーズン、両者の間の軋轢を懸念、チーム内バトルが起きると懸念する向きも多い。

これについてウォルフ代表は「ウチの二人は年令も違うしキャリアも違う。
そしてF1で成し遂げようとするものも二人の間では異なっているんだ。
互いに協力することはあっても、衝突など何も心配していないよ」と、一蹴している。

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2023/01/20

メルセデス・チーム代表、「急に戦力は上がらない」

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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新しいシーズンに向け、タイトル奪還を図るかつての王者メルセデスAMGチームだが、「急に戦力は上がらない」と、周囲の期待に予防線を張っている。

これは同チームを率いるトト・ウォルフ代表が次のように語ったもの。
「周囲から期待されていることは理解できるが、この世界ではいきなり躍進を果たすというのはなかなか難しい。
昨季はわずか1勝しかできなかったことでわかるように、ライバルとの差は思ったより大きなもので、シーズンの最後までこれを挽回できずに終えた。
今年の戦力はそのベースの上に造り上げられるものだから、われわれは最初からハンディがあるようなもの。
残念ながら戦力というのは急には上がらないものだよ」

同代表は序盤戦の戦いによりシーズン全体を見通すことができるとも語った。

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2023/01/11

ウォルフ代表(メルセデス)、「ハミルトンと契約延長しない理由はない」

T.Wolff & L.Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームのトト・ウォルフ代表は、同チームのエースであるルイス・ハミルトンとの契約について明確な期限を設けていないことを明かした。

史上最多となるタイトル獲得をこのチームで果たしたハミルトンだが、2年連続してチャンピオンを逸したことでモチベーションを落としているのではないかとの噂が囁かれているのは事実。
現在の契約は2023年末までと伝えられていることからその後任について様々な憶測を呼んでいるものだ。

しかしこれについて同チームのトト・ウォルフ代表は、「確かにハミルトンとの契約はチームにとって大きな問題だが、私は何も心配していない。
彼は今も新しいシーズンを戦うことに全精力を傾注している。
だから契約の期限なんか関係ないんだ。
彼が走りたければわれわれは最大の努力でそれを支えるだけだ」と、煙に巻いている。

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2022/12/31

メルセデス、ポーポシングでパワーユニットにも悪影響

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームのトト・ウォルフ代表は、今シーズン同チームを苦しめたポーポシング(波動的な縦揺れ)が、ドライバーだけでなくマシンにまで悪影響を及ぼしていたことを明かした。

今シーズンのF1はエアロダイナミックスのレギュレーションが大幅に変更され、各チームのマシンはいずれもかつてのグランドエフェクトに近いダウンフォースを得るようになった。
しかしチームによってはこれが原因とみられる激しいポーポシングに襲われた。
中でも国際映像によって放映されたハミルトン(メルセデス)のオンボードカメラの揺れは印象的なものだったばかりでなくパワーユニットにまで悪影響が及んでいたのだという。

ウォルフ代表によれば2023年シーズンに向けこれらの問題には対処したというが、成果が明らかになるのは来季のシーズン前テストということになる。

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