2024/05/22
2023/01/23
パット・シモンズ氏、『スプリントレースの薦め』
Pat Symonds (C)Williams F1
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元F1チーム代表で現在F1のチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるパット・シモンズ氏(69歳:イギリス)が、2021年から一部のレースで試験導入されたいわゆる『スプリントレース予選』について言及している。
それによればこの方式を採り入れた場合、これまでフリー走行だけで終わった金曜日に真剣な予選が行われること、そして土曜日に短距離レースの形式で本格予選レースが行われること、さらに不確定要素が増して日曜日のレースがスリリングなものになること等を挙げた。
ただ問題はチーム側のリスクと負担が増すことで、シモンズ氏は主催者と合わせさらに検討する必要性を主張している。
2023年、同方式はアゼルバイジャン、オーストリア、ベルギー、カタール、オースティン、そしてブラジルの6回が予定されている。
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2020/01/13
F1技術責任者、「2019年の空力変更は誤り」
Image (C)Pirelli Motorsport
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F1で技術部門の責任者であるチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるパット・シモンズ氏はまた2019年のレギュレーションについて次のように振り返った。
「2019年は、前年のレース展開からよりオーバーテイクシーンを増やすためエアロダイナミックスの変更、具体的にはフロントウィングのデザイン変更を行った。
しかし結果的にはこれは誤りだったと言わざるを得ない。
後続のマシンは前車に接近すると急速にダウンフォースを失い、不安定な走行を強いられてしまうこととなった。
この変更は2021年に実施されるF1改革の一環として行われたものでもあるのでこれはわれわれにとって正直痛手となった。
しかしさらに改善できると確信はしているよ」
もし2021年にも現在のような大きなマシン間ギャップがあると、F1への関心を失うことにもなりかねないと懸念されている。
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2020/01/12
F1、ファンの興奮度を測定の試み
Tifosi (C)Pirelli Motorsport
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広範囲に渡って改革を進めているF1は、単にコース上のものだけでなく多岐に渡って新しいトライを進めているが、その一つとしてレースライブ中の観客の興奮度を測定していることが紹介された。
これはかつてルノー・チームなどでテクニカル・ディレクターとして勤務、アロンソらのタイトル獲得に貢献し現在はF1でチーフ・テクニカル・オフィサーに就くパット・シモンズ氏(66歳:イギリス)が英国内のイベントで明らかにしたもの。
それによれば観客に電極を取り付け、電気皮膚反応を測定することにより、F1ファンがどのようなステージで興奮しているかを知ることでモータースポーツとしての重要分野を解析しているということだ。
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2018/07/13
パット・シモンズ氏、「2台体制義務」の緩和を模索も
Pat Symonds (C)Ex.Marussia F1 Team
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現在のF1レギュレーションではいずれのチームも完全な「2台体制」が義務付けられているが、これを緩和しようとする動きが動き出している。
F1改革を進めるリバティ・メディアは、かつて自身もチーム代表としてF1タイトルを獲得したロス・ブラウン氏をモータースポーツ・ディレクターに任命しているが、これはそのグループに加入した元ルノー等多くのチームを率いたパット・シモンズ氏(65歳:イギリス)が提唱。
それによれば大きなチームは2台に留まらず3台目を、また小規模のチームは1台だけでも参戦できるようにし、もっとF1全体を盛り上げることを目的としたもの。
ただレギュレーションの変更にはF1全チームの同意が必要で、「そのルールがF1改革を妨げている」と、シモンズ氏自身、近い将来の実現には懐疑的のようだ。
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2017/01/01
ウィリアムズ、ルール確定の影響でマシン開発に遅れ
Pat Symonds (C)Williams F1
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2017年シーズン、今度はタイヤを初めとして再び大きなレギュレーション変更が行われるが、ウィリアムズ・チームでは規定変更の確定時期が先送りになったため、マシン開発が遅れているとこぼしている。
そう訴えたのは、その今年末までウィリアムズ・チームで技術部門の責任者を務めたパット・シモンズ/チーフ・テクニカル・オフィサーだ。
「これまでもF1ではマシン面で何回か大きな変革が行われたが、その時は十分な周知と準備の期間が設けられた。
しかし今回は詳細部分の確定が遅れたし、焦点の幅広タイヤ供給も遅れたので風洞実験もできずに日が経ってしまった。
残念ながら2017年新型車は十分な準備を整えたうえでのデビューにはなりそうもない」
クランフィールド工科大学で自動車工学を履修したシモンズ氏はフォーミュラ・フォードでモーターレーシング・キャリアをスタート、その後トールマン、ベネトン、ルノー等でF1エンジニアリング部門を経験、アイルトン・セナやミハエル・シューマッハ、フェルナンド・アロンソら多くのチャンピオンと仕事を共にした。
ウィリアムズ・チームとは2014年から3年の契約で、今年がその満了年だった。
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2016/12/24
シモンズ(ウィリアムズ)離脱でF1チームに玉突き人事
Pat Symonds (C)Williams F1
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20日(火)、ウィリアムズ・チームは同チームで技術部門を率いてきたパット・シモンズ(63歳:イギリス)/チーフ・テクニカル・オフィサーの今季限りでの離脱を正式発表したが、これによりいくつものチームで玉突き人事が起こりそうだ。
まず当のウィリアムズでは、シモンズ氏の後任に現メルセデスAMGチームのパディ・ロウ(54歳:イギリス)/テクニカル・エグゼクティブディレクターが復帰するものとみられる。
マクラーレン時代の印象が強いロウ氏だが、1987年ウィリアムズでキャリアをスタートさせている。
またロウ氏が離脱したメルセデスAMGにはかつてルノーやフェラーリ・チームで活躍したジェームス・アリソン氏(48歳:イギリス)が加入するのでは、とみられている。
分業体制が確立した現代のF1では、特定のデザイナーやエンジニアが大きな指導力を持ってマシンを開発することが難しくなっている。
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2016/12/21
パット・シモンズT/D、ウィリアムズ・チーム離脱
Pat Symonds (C)Williams F1
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20日(火)、ウィリアムズ・チームは同チームで技術部門を率いてきたパット・シモンズ(63歳:イギリス)/チーフ・テクニカル・オフィサーが今年末で離脱することを正式発表した。
クランフィールド工科大学で自動車工学を履修したシモンズ氏はフォーミュラ・フォードでモーターレーシング・キャリアをスタート、その後トールマン、ベネトン、ルノー等でF1エンジニアリング部門を経験、アイルトン・セナやミハエル・シューマッハ、フェルナンド・アロンソら多くのチャンピオンと仕事を共にした。
ウィリアムズ・チームとは2014年から3年の契約で、今年がその満了年だった。
今後は現在のパワーユニット供給元であるメルセデスからの関与がさらに増すものとみられている。
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2016/12/16
シモンズ(ウィリアムズ)、「ボタス移籍、容認できない」
Pat Symonds (C)Williams F1
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ニコ・ロズベルグの後任候補筆頭として名前が挙げられているバルテリ・ボタス(現ウィリアムズ)だが、チーム上層部と現場責任者の思惑が交錯してさらなる混乱を招いているようだ。
ボタス獲得を積極的に進めるメルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは同社製パワーユニットの供給価格の引き下げ提示等、様々な好餌ををちらつかせているが、有能なエースドライバーを手放したくない現場は抵抗しているとのこと。
イタリア・メディアによればその中心がパット・シモンズ/チーフ・テクニカル・オフィサーで、「F1チームにとってその継続性は極めて重要なもの。
来年はマッサがいなくなってランス・ストロール(18歳:カナダ)という新人が加入するというのにボタスまでチームを去ったのでは話にならない」と、チームの決断を牽制しているという。
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2016/10/25
アロンソの「無罪放免」にウィリアムズ・チーム異論
Fernando Alonso (C)McLaren Group
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アメリカGPのレーススチュワード(競技委員)は、23日(日)行われた決勝レース中、前を行くフェリッペ・マッサ(ウィリアムズ)をオーバーテイクしようとして接触、共にコースを飛び出したマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソについて審議した結果、お咎めなしとした。
結果的にアロンソは5位でフィニッシュ、一方マッサのほうは接触したタイヤがパンクしてピットストップを余儀なくされている。
これについてウィリアムズ・チームのパット・シモンズ/チーフ・テクニカル・オフィサーが強く異論を唱えている。
「どう考えてもアロンソのオーバーテイクには無理があったろう。
彼はサインツ(トロ・ロッソ)とのバトルの際にも同じことをやっていたんだ。
これがレーシング・インシデント(出来事)というなら、どんな無理でも通ってしまう。
モーターレーシングの最高峰であるF1では、もっと真っ当なバトルが繰り広げられるべき」
非難されたアロンソはしかし、今季最高に並ぶ5位という果実を手にした。
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より以前の記事一覧
- 2017年のデザインをリードしたのはレッドブル 2016.09.12
- ウィリアムズ・チーム、現場は現体制継続を希望 2016.08.22
- P.シモンズT/O(ウィリアムズ)、「カナダGPで大幅改善」 2016.06.07
- ウィリアムズ首脳、ハースF1の開発姿勢に疑問符 2016.03.30
- パット・シモンズ氏、「2017年の改訂先送りすべき」 2016.01.18
- F1エンジン、2016年25%音量増大の期待 2016.01.17
- 2017年のF1マシン改革、結局延期も 2015.08.08
- ウィリアムズ、燃料でメルセデスAMGと勝負 2015.03.24
- パット・シモンズT/O(ウィリアムズ)、「2015年こそ勝負の年」 2015.01.12
- バトン担当エンジニア、ウィリアムズ・チームに移籍 2015.01.06
- パット・シモンズ氏、ウィリアムズでの仕事を開始 2013.08.21
- マルシアF1、パット・シモンズの後任選定急がず 2013.08.17
- 窮地のマルシアF1、それでも「絶対、生き延びる」 2013.05.01
- マルシアF1、クラッシュテスト合格を確認 2012.03.08
- マルシアF1チーム、「KERSまで開発してられない」 2012.01.28
- 小チームに苦闘するパット・シモンズ氏 2012.01.16
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