2021/03/24

ジョニー・ダンフリーズ(元ロータス)、死去

Johny Dumfries (C)Ex.Lotus F1 Racing
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元ロータスのF1ドライバー、ジョニー・ダンフリーズ氏が死去した。享年62歳。

イギリス貴族の生まれであるジョニー・ダンフリーズは、1984年にイギリスF3選手権でチャンピオンになると、1986年にアイルトン・セナのチームメイトとして当時のロータス・チームからF1に参戦、最高位はハンガリーGPの5位。

しかし翌1987年チームがホンダ・エンジンを搭載するのに伴い、ホンダが支援する日本の中嶋悟との入れ替えを強いられた。
その後ダンフリーズはスポーツカーレースに転向、1983年にはジャガーでルマン24時間レース制覇を果たした。
詳細な死亡原因は不明だが病死とされている。

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2016/02/05

パーマー(ルノー)ら、シート喪失のマルドナドに配慮

Jolyon Palmer (C)Renault Sport F1
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2016年シーズン、ワークス参戦復帰となったルノー・チームの体制発表会に晴れやかな姿をみせたジョリオン・パーマー(24歳:イギリス)だったが、その一方で土壇場でシートを失うこととなったパストール・マルドナドに配慮をみせた。

「F1の世界は厳しいものだというのを最初から見せつけられた感じだ。
マルドナドの事情には同情するけれど、しかしここでは誰もが自分を守るのが第1だからね。
彼は早くから残留が決まっていたから、おそらく契約は旧ロータスとのものだったと思う。
だからこういう事態を招いたんだろう。
その意味では僕はルノー・チームとの契約だったから……。
新しいチームメイトのマグヌッセンは間違いなく速いドライバーだから、僕も頑張らなくては」

そのマグヌッセンも「自分自身ではどうにもならない事情でシートを失ったという意味では僕も同じ。
厳しい状況だけど、彼の次の挑戦はきっと成功できる筈」と、エールを贈った。

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2015/12/29

ルノー、ロータス買収金額はわずか1ポンド

Renault Team motorhome (C)Renault F1 UK
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長い騒動の末、今月やっと結着をみたルノー社によるロータス・チームの買収だが、その金額はわずかに1ポンド(約180円)だったという。

それによればルノーは同チームの全体の約90%にあたる株式を、これまでの保有者であるジェニイ・キャピタルから購入。
金額が1ポンドという形式的なものに留まったのは、逆に莫大な負債も共に負うことになるためだ。
関係者によればその負債額はチームの削減策により最終的に860万ポンド(約15億5千万円)程度に縮小されたとのことだ。

なお残りの約10%の株式はグリグニー社が保有となっているが、実質的にはジェニイ・キャピタルであるとみられる。

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2015/12/24

新生ルノー、ロータスのドライバー踏襲か

PDVSA/Lotus Renault (C)Ex.Lotus Team
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完全買収された旧ロータス・チーム2016年の体制について、ルノーはドライバーも含めすべて白紙とされていたが、どうやらドライバー・ラインナップについては前チームが示した顔ぶれを踏襲する方向になる模様だ。

白紙はルノーを率いるカルロス・ゴーン/CEOの意向として示されていたもの。
これを受けすでに発表されていたパストール・マルドナド(30歳:ベネズエラ)とジョリオン・パーマー(24歳:イギリス)は戦々恐々としていると伝えられていた。

しかしこれについてフィンランドの『ツルン・サノマット』紙は、「新生ルノーでもマルドナド&パーマーの二人がレースドライバーとして走る」との見方を今回報道したもの。
ただマルドナドの後ろ盾であるベネズエラの国営石油会社『PDVSA』にいま贈収賄の疑いで当局から捜査の手が入っているとの報道があり、これが及ぼす影響に不安が残るようだ。

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2015/12/09

ロータス現首脳、「来季ドライバー契約有効」強調

PDVSA/Lotus Renault (C)Lotus Team
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ロータス・チームを買収、来シーズンは再びフランス・メーカーとしてのワークス参戦が決まった新生ルノー・チームだが、同社のカルロス・ゴーン/CEOが「来季の体制についてはまだ確定していない」と発言したことについて、ロータス・チームマシュー・カーター/CEO(最高経営責任者)が強く反発している。

「ゴーン氏がチームの戦略やパートナーについて展開の余地を示したことは理解できる。
しかしドライバー・ラインナップについてはすでにわれわれが契約し、それも含めてルノーに売却したことになっているもの。
したがって来季レースドライバーがマルドナド&パーマー以外になることはあり得ない。
ルノーがフランス・メーカーとして影響力を果たしたいというなら、それはテスト&リザーブドライバーに限られることになる」と、言明した。

この裏にはマルドナドを支援する『PDVSA』(国営ベネズエラ石油)など有力スポンサーとの違約金発生を憂慮する現首脳の怖れが伝わってくるようだ。

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2015/12/08

ロータス、「ルノーの買収手続は16日が目途」

Image (C)Lotus F1 Team
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すでにルノーによるチーム買収が正式発表されたロータス・チームだが、まだ経営移管は果たされていないことが明らかとなっている。
実はまだ税金未払い等の処理案件が残っていて、手続が完了していないことが当局から指摘されているもの。

これについてロータス・チームのマシュー・カーター/CEO(最高経営責任者)は「16日(水)には手続をすべて終える」との楽観的な見通しを示したが、イギリスの裁判所によれば国内の税金未払いに関する裁判の審理が遅れているということで今後の展開を不安視する向きも多い。

財政悪化による同チームの負債は思った以上に広く根深いもののようだ。

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2015/12/07

マルドナド&パーマー、今後の展開に戦々恐々

Carlos Ghosn (C)Redbull Racing
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かねて噂になっていた通り、ロータス・チームがフランスのルノーに買収され2016年シーズンからは再びルノー・ワークスチームとして参戦することが確定した。

しかしルノー社を率いるカルロス・ゴーン/CEOが「来年1月の経営会議までまだ体制は確立していない」と言及したことで、現ロータス・チームの陣営は戦々恐々としている。
これは運営メンバーやチームスタッフもそうだが、とりわけ危惧の念を抱いているのがすでに来季同チームのレースドライバーとして発表されていたパストール・マルドナド(30歳:ベネズエラ)とジョリオン・パーマー(24歳:イギリス)の二人。

この契約も含めて売却の契約は行われたとされているものの、ゴーン氏がひっくり返すことは十分に考えられる。
フランス政府の資本が入るルノーのこと、フランス人ドライバーの起用の可能性も高まりそうだ。

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2015/11/26

小松礼雄氏(ロータス)、ハースF1に移籍

小松礼雄エンジニア (C)Lotus F1 Team
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ロータス・チームでチーフ・エンジニアを務めていた日本の小松礼雄(こまつあやお)さんが、来シーズンF1新規参戦となるハースF1チームに移籍することがわかった。

これは『F1i』らフランス・メディアが報じたものだが、新天地での具体的なポジションがどういうものになるかは不明。
ただロータス・チーム時代に担当だったロマン・グロージャンがやはり来季ハースF1に移籍することから、その関連で引き抜かれた可能性も考えられる。

日本の普通科高校を卒業した小松氏は英国に渡って英語をマスターしてからラフバラ大学に入学・自動車工学を専攻後、当時のB.A.R・ホンダ・チームでF1キャリアをスタート。
ロータス・チームでは担当エンジニアとしてヴィタリー・ペトロフやグロージャンの表彰台獲得に寄与、今シーズンはレース全体をコントロールするチーフ・エンジニアに昇格していた。

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2015/11/12

ロータス・チーム、2種類のマシン準備

 Lotus logo
来シーズン、ルノーによる完全買収がなるのかまだ先行きが不安定なロータス・チームでは、現行のメルセデス・エンジン搭載のものととルノーに変更されたマシンとのものと2種類のマシンの準備に迫られているということだ。

同チームのマシュー・カーター/CEO(最高経営責任者)は、これについて次のように説明している。
「話し合いは進んでいるとは言える。
しかしそまスピードはわれわれが考えていたものとはかなり異なっているのが事実だ。
契約をまとめるのにこれだけ時間が掛かるとは、正直考えていなかったよ。
そのためいまファクトリーでは2種類のマシン準備を余儀なくされている。
このビジネスでは何が起きるかわからないからね」

ルノーが再びワークス参戦ということになれば、名門ロータスの名前が再びF1フィールドから消えることになるだろう。

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2015/11/07

ルノー、本格ワークス参戦は2017年に延期か

Renault F1 Engine (C)Renault F1 UK
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2016年シーズンについて、ルノー・エンジンが引き続きレッドブル・グループに供給される見通しになった一方で、ロータス・チームを買収してのルノー自身によるワークス参戦計画もまた変化が生じるようだ。

同じくフランスの専門誌『オートエブド』によれば、ルノーはロータス・チームについて現在のレッドブルのようなエンジン供給に留め、参戦形態自体はロータスに委ねる可能性があるというもの。
その場合、ルノーとしてのワークス参戦は2017年シーズンまで1年遅らせることになる。
これには、万一2016年もルノー製パワーユニットに戦闘力がなかった場合に名門ルノーの看板を再び傷つけることがないよう、プライドの高いカルロス・ゴーン/CEOらしい配慮が働いたものと理解される。

それを考えると、別途レッドブル・グループへの供給も直接のものではなくユーザー(レッドブル)に手を加えることを許したことも納得がいく。
今後は2016年レッドブル・グループのエンジンに『ルノー』のバッジが付くのか、注目される。

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