2023/07/16

スプリントレースに「グランドスラム賞」導入の動き

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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試験的導入から今年で3シーズン目を迎えたF1版スプリントレースだか、いまだすっかり定着したとは言えない状況になっている。

これを受け、かねてスプリントレースの推進者であるステファーノ・ドメニカリ/CEOは、新たにすべてのセッションを対象にした『グランドスラム賞』の導入を検討していることを示唆した。

それによればこの賞は、本番レースのポールポジションと優勝ばかりでなく、スプリントレースでも勝利とポールポジション(シュートアウト)獲得者が対象というもの。
先のオーストリアGPではフェルスタッペン(レッドブル)がこれに該当する。

同氏はスプリントレースは来年6回を予定、この案が実現するかは9月に予定されているF1委員会に掛かっているということだ。

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2023/06/25

ステファーノ・ドメニカリ/CEO、「F1にはサウンドが必要」

Image (C)Mercedes Motorsport
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F1は2026年シーズンから大きく変化することが見込まれているが、その場合でも適切な『サウンド』が必要だとの見解が示された。

これはF1のステファーノ・ドメニカリ/CEOが一部メディアに語ったもので、新しいレギュレーションがどういう形になったとしてもF1はモータースポーツの頂点として魅力的なものでなければならず、その象徴として音が持つ魅力が欠かせない、との持論を展開したもの。

同氏は「いずれにせよF1が無音ということは考えられない」と、強調している。

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2023/06/13

南アフリカGP(キャラミ)、2024年の開催も難航

1993 South Africa GP (C)Williams F1
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1993年のキャラミ・サーキットを最後に開催が途絶えている南アフリカGPだが、多くの関係者の支持にもかかわらず2024年の復活も見送られることになるようだ。
障害となっている最大のものはこの国特有の安全の確保にあるとされている。

これについてかねて「五大陸すべてでF1グランプリ開催の必要性」を持論とするステファーノ・ドメニカリ/CEOは「まだ諦めていない」としながらもカレンダー掲載が難航していることを認めている。
その場合、打ち切りの可能性が高いとされているベルギーGPの存続に繋がることが期待される。

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2023/06/04

ハンガリーGPで『子ども向けF1放送』をトライ

Stefano Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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ステファーノ・ドメニカリ/CEOは、7月のハンガリーGPで『子ども向けF1放送』をトライすることを明らかにした。

子ども向けF1放送はイギリスの『スカイ・スポーツ』がか製作、番組では元F1チャンピオンであるニコ・ロズベルグ氏がわかりすく解説に携わるという。

予定では今後イギリスやドイツ等、他のヨーロッパ地域でも計画中とのこと。
トライの主な目的は子供時代からF1に関心を持ってもらい熱心な大人のファンに育て上げることだ。

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2023/05/18

F1、中止決定は「地元に配慮の責務」

Stefano Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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ロマーニャGPの開催中止決定にあたり、F1のステファーノ・ドメニカリ/CEOは「決定は地元への配慮を最優先したもの」と、説明した。
「われれはロマーニャ州が直面したこのところの災害に鑑み、困難な状況にある地元のかたへの救援を最優先とすべくこの決定を行った。
グランプリが開催されるためには地元自治体や救急隊にさらなる負担を掛けることになり、それはF1の本意ではない」

さらに「これまで私自身やF1を育ててくれたロマーニャ州に少しでも恩返しができれば」と、可能な限りの援助をする意向であるところを示した。

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2023/05/13

ドメニカリ/CEO、スプリントの大幅拡大には否定的

Stefano Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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F1のステファーノ・ドメニカリ/CEOは、今シーズンから変更されたスプリントレース方式最初のイベントであるアゼルバイジャンGPをエキサイティングで狙い通りの盛り上がりだったと自讃した。

さらにすべてのスポーツは時代と共に変化していく、と持論であるスプリントレース方式のさらなる拡大に意欲をみせたものの、2輪モトGPのように全戦にまで拡大する意図は持っていないとした。

ただドメニカリ/CEOによれば現在の6戦から8戦に拡大しても年間のカレンダーが全24戦になれば持論の3分の一という比率は変わらないとして、秘かな下心を垣間見せている。

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2023/04/16

ドメニカリ/CEO、F1新規参入チームのコスト増を示唆

Stefano Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)は現在F1の新規参入チームを公募しているが、その責任者であるステファーノ・ドメニカリ/CEOはそのコストがこれまで以上の金額になることを示唆した。

それによれば、現在総額で2億ドル(約268億円)とされる既存チームへの『迷惑料』を時代の趨勢により大幅に引き上げるというもの。
具体的な金額は示されていないが、噂では現在の3倍となる6億ドル(約804億円)にまで引き上げるという強気の案も俎上に上がっているとのこと。

新型コロナウイルス等の影響で既存のチームの負担が増しているのは事実だが、F1が近年の人気増を背景に再び閉鎖的な「貴族のお遊びに立ち帰る」と警告する健全な声も聞かれる。

なお現在行われている新規参入チームの公募は今年の6月に一応の結論が出される予定となっている。

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2023/04/10

王者フェルスタッペンはスプリントレース導入に懐疑的

Image (C)Pirelli Motorsport
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次戦アゼルバイジャンGPでは今回初めてのスプリントレース導入が予定されているが、F1のステファーノ・ドメニカリ/CEOはさらにイベントをスペクタクルなものにすべく予選を2回にするなど妙案を練っていることが伝えられている。

しかしこうした動きを牽制しているのがマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だ。
これについてこの若きF1王者は、「あれこれと週末のルールをいじくるのには反対だ。
これらはモータースポーツの本来の魅力を損ねるものでしかない。
F1がエンターテイメントに走ることにはまったく関心がないね。
もしこれ以上スプリントレースの導入が拡大するのであれば、早晩F1から離れる動きが出てもおかしくないと思うよ」と、自分自身もそうした考えの一人であることを隠さないでいる。

今シーズン、スプリントレース導入が予定されているのは他にオーストリア、ベルギー、カタール、アメリカそしてブラジルなどの各グランプリとなっている。

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2023/04/09

2024年の日本GPに春シーズン開催の動き

Suzuka Circuit (C)Pirelli Motorsport
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1987年11月の初開催以来、ずっと秋シーズンでの開催が定着してきた鈴鹿サーキットでの日本GPだが、2024年のイベントについて春の日程に移す動きが出てきた。

それによればイベント数の増大による輸送費の増大、さらには今地球規模で課題になっている二酸化炭素排出量の削減を目指し、中東やアジアなど開催地域毎に出来るだけ集約を図る方針のためとしている。

これについてF1のステファーノ・ドメニカリ/CEOは日本GPの3月開催を打診しているとされるが、その頃の日本の気温(路面温度)の低さなど課題は多そうだ。

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2023/03/13

まだまだ列を成す、F1新規開催希望国

Image (C)Pirelli Motorsport
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今シーズン、F1は全23戦と史上最多の開催スケジュールが予定されているが、他にも開催を希望する国ないし地域が列を成しているということだ。

これはF1のステファーノ・ドメニカリ/CEOが語ったもので、それによれば希望しているのは南アフリカや韓国などの復活組に加え、スペインのマドリッドやパナマなど新規開催組などであるという。

新型コロナウイルスの影響で中止となった中国では中国人初のF1ドライバーである周冠宇(アルファロメオ)の参戦で注目されているが、中国関連のスポンサーは逆に減少していることがマイナスか。
また韓国GPは過去に開催契約の破談という不祥事から、敬遠する向きもあるようだ。
一方潤沢な資金を持つ中東などではまだ拡大の動きもみられるという。

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