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2024年10月

2024/10/31

ブラジルGPのスチュワードもジョニー・ハーバート氏

Johny Herbert(Center)
J_herbert_sauber_duo_lFIA(国際自動車連盟)は今週末行われる第21戦ブラジルGP(サンパウロGP) のドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元ベネトン等のF1ドライバーであるジョニー・ハーバート氏(60歳:イギリス)を指名したことを明らかにした。
同氏がスチュワードを務めるのは前戦の今季第20戦メキシコGPに続くもので、自身通算9回目ということになる。

1989年にベネトンでF1デビューを果たしたハーバート氏は通算3勝を記録、日本では全日本F3000への参戦や1991年マツダ787Bによるルマン24時間レース総合優勝等で馴染み深い。

なお別の「開催国出身役員枠」には、やはり元プロスト等のF1ドライバーであるルチアーノ・ブルティ氏(49歳:ブラジル)が指名されている。

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メルセデス、今季マシン開発終了の意向

Toto Wolff
T_wolff_gantry_m_20241030073301メルセデスAMGチームは残り4戦となった今シーズンのマシン開発を終了、ファクトリーのリソースを来季以降のマシン開発に集中させる意向を明らかにした。

これは同チームのトト・ウォルフ代表が示唆したもので、これを裏付けるようにメキシコGPで大きなクラッシュ劇を演じた同チームのラッセルは「僕が壊した最新のフロアパネルが再製作されないとしても止むを得ないと思っている」と、遠回しながら理解を示した。

コンストラクターズ・ランキングでは4強と言われた中で現在4位に留まっているが、このところ再び優勝できるポテンシャルの片鱗をみせていただけに、ある意味苦渋の決断とも
言えそうだ。

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2024/10/30

ローソン(RB)、「2匹目のドジョウ逸した」

Liam Lawson
Mexgp_105_20241029082901好バトルが続いたメキシコGP決勝レースで、12番手スタートながら結局16位フィニッシュに留まったレーシング・ブルズのリアム・ローソンは、「2匹目のドジョウはいなかった」と前戦と同じ戦略が通用しなかったことを悔やんだ。

それによればハードタイヤでスタートし、できるだけピットストップを遅らせる戦略を採ったものの、今回は他車との接触等もあり期待したようなポジションアップを果たすことは叶わなかったとのこと。
最後はフレッシュ・タイヤに履き替えてファステストラップ・ポイントも狙ったが、タイミングが早過ぎたこともあり他車に塗り替えられて終えた。

なお終盤バトルを演じたペレス(レッドブル)に対し挑発行為を取ったことについては、レース後レッドブル幹部からたしなめられたこともあり、渦中の先輩に謝罪したという。

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2024/10/29

ホンダ、青山で『感謝イベント』開催へ

Honda Welcome Plaza
Honda_wellcomeplaza_lホンダは、この1年間のモータースポーツ活動を締めくくる感謝イベントを年末に開くことを明らかにした。

これまでは栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われてきたが、今回は東京青山のホンダ・ウエルカムプラザを舞台に12月14日(土)・15日(日)の両日に渡って行われる。
イベントの詳細については決定次第発表されるとのことだ。

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2024/10/28

角田裕毅(RB)、「恩返しできず悔しい」

Yuki Tsunoda
Mexgp_102_20241028130501メキシコGP決勝レースで、スタート直後に派手なクラッシュを演じ、痛恨の0周リタイヤとなったレーシング・ブルズの角田裕毅は、「せっかく修復してくれたのに、レース結果で恩返しできなかったことが悔しい」と苦しいその心中を吐露した。

予選でのクラッシュで大きくマシンを損傷した22号車だったが、チームは(仕様の異なる)フロアパネル等を使うことなく修復を終え、ピットレーンスタートを免れてみせた。
入賞目前の11番スタートだった角田裕毅だが、しかしかつてのチームメイトであるアルボン(ウィリアムズ)とのアクシデントにより、スタッフの苦労に報いることはできなかった。

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メキシコGPは、サインツ(フェラーリ)が制す

Carlos Sainz
Mexgp_101_2024102807030110月27日(日)14時(日本時間:翌5時)からロドリゲス・サーキットを舞台に2024年F1第20戦メキシコGP決勝レースが行われた。
レーススタート時の天候は曇り、気温は20度、路面温度38度、路面はドライコンディションとなっている。
なお予選19位のオコン(アルピーヌ)はICE(エンジン)とES(バッテリー)交換をしたためピットレーンスタートとなっている。

オープニングラップの1コーナー手前で角田裕毅(RB)がアルボン(ウィリアムズ)と接触してクラッシュ、セーフティカーに。
一方、18番スタートのペレス(レッドブル)がスタート位置違反で5秒のタイム・ペナルティが科せられる。
7周目にレース再開。
トップはフェルスタッペンになっていたが9周目にポールスタートのサインツが取り返す。
その後ルクレールを押し出したなどとしてフェルスタッペンに計20秒のタイムペナルティで15番手まで順位を下げる。。
16周目、これがF1参戦400戦目のアロンソ(アストンマーティン)がガレージに戻ってリタイヤ。
ノリスがルクレールを交わして2位に上がる。
壮絶バトルの4位争いはハミルトンがチームメイトのラッセルを抜いて結着をつける。
ローソンがコラピントに接触されてフロントウィング交換に追い込まれる。
そしてファステストラップ・ポイントを得るが、最終周ルクレールがさらにタイムわ更新してみせる。

優勝はポールシッターのサインツ(フェラーリ)で、今季オーストラリアGP以来の2勝目、自身通算4勝目を記録した。
2位ノリス(マクラーレン)、3位ルクレール(フェラーリ)、以下ハミルトン(メルセデス)、ラッセル(メルセデス)、フェルスタッペン(レッドブル)、マグヌッセン(ハース)、ピアストリ(マクラーレン)、ヒュルケンバーグ(ハース)、ガスリー(アルピーヌ)までが入賞。
11位以下はストロール(アストンマーティン)、コラピント(ウィリアムズ)、オコン(アルピーヌ)、ボタス(ザウバー)、周冠宇(ザウバー)、ローソン(RB)、ペレス(レッドブル)までが完走、
リタイヤとなったのはアロンソ(アストンマーティン)、アルボン(ウィリアムズ)そして角田裕毅(RB)の3台となった。

F1次戦は連続開催で11月3日(日)第21戦ブラジルGP(サンパウロGP)が予定されている。

メキシコGP決勝レースの結果はこちら
メキシコGPの画像はこちら

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2024/10/27

角田裕毅(RB)、「ブレーキがロックした」

Yuki Tsunoda
Y_tsunoda_press_l_20241027110101メキシコGP公式予選Q2で、痛恨のスピン・クラッシュを演じたレーシング・ブルズの角田裕毅は、「ブレーキがロックした」とその原因を説明した。

それによれば11番手まで順を落とし、挽回を期して臨んだ2度目のアタックラップ中、スタジアム・セクションへの入口でブレーキングしたところフロントタイヤがロックしてしまい、コントロールを失いウォールにヒットしてしまったのだという。

「せっかくフリー走行まで順調だったのに、チームに迷惑を掛けて申し訳ない」と悔やんだ。
ただスタートポジションは入賞目前の11位であり、決勝レースで汚名返上のチャンスは十分にある。

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メキシコGP公式予選、角田裕毅(RB)クラッシュ

Rodriguez Circuit
Mexgp_004_2024102707170110月26日(土)15時(日本時間:翌6時)からロドリゲス・サーキットを舞台に2024年F1第20戦メキシコGP公式予選が行われた。
天候は曇り、セッション開始時の気温は22度、路面温度45度、コースはドライコンディションとなっている。

18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では明日の決勝レースのトップ10グリッドが決定する。

まず下位の5台がノックアウトとなる18分間のQ1が行われた。
フリー走行でトップだったピアストリ(マクラーレン)が12コーナーでトラックリミットを取られタイム取り消しに。
ここでの敗退はコラピント(ウィリアムズ)、ピアストリ(マクラーレン)、ホームのペレス(レッドブル)、オコン(アルピーヌ)そして周冠宇(ザウバー)の5台となった。
レーシング・ブルズは角田裕毅7番手、ローソン13番手でQ2進出。。

続いて15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。
ここではルクレール(フェラーリ)が3コーナーでトラックリミットを取られる。
セッション終了間際、角田裕毅(RB)がウォールにクラッシュ、Q2は赤旗終了に。
ここでの敗退は角田裕毅(RB)、ローソン(RB)、アロンソ(アストンマーティン)、ストロール(アストンマーティン)そしてボタス(ザウバー)の5台となった。

ウォール修復のため遅れて始まった12分間によるQ3では残った10台により明日行われる決勝レースのトップ10グリッドを確定させる。
今度はフェルスタッペンがトラックリミットでベストタイム取り消しに。
ポールポジションを獲得したのはサインツ(フェラーリ)。
今シーズン初、昨年のシンガポールGP以来で自身通算6回目の快挙となった。
2番手フェルスタッペン、3番手ノリス(マクラーレン)、4番手ルクレール(フェラーリ)、5番手ラッセル(メルセデス)、6番手ハミルトン(メルセデス)、7番手マグヌッセン(ハース)、8番手ガスリー(アルピーヌ)、9番手アルボン(ウィリアムズ)、10番手ヒュルケンバーグ(ハース)となった。

メキシコGP決勝レースは明日27日(日)14時(日本時間:翌5時)から全71周で行われる。

メキシコGP公式予選の結果はこちら
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メキシコGPフリー3回目、マクラーレン勢好調

Rodriguez Circuit
Mexgp_005_2024102703440110月26日(土)11時半(日本時間:翌2時半)からロドリゲス・サーキットを舞台に2024年F1第20戦メキシコGPフリー走行3回目セッションが行われた。
天候は曇り 、セッション開始時の気温は18度、路面温度34度、コースはドライコンディションとなっている。

開始約20分ほど、スタジアム・セクション出口でローソン(RB)がスピンしてコース中央部にストップ、ヒヤリとさせる。
60分のセッションを終え、トップにはマクラーレン勢のピアストリ&ノリスによる1-2。
以下サインツ(フェラーリ)、フェルスタッペン(レッドブル)、ハミルトン(メルセデス)、ルクレール(フェラーリ)、角田裕毅(RB)、ラッセル(メルセデス)、マグヌッセン(ハース)、ローソン(RB)と続く。
地元の声援を受けるペレス(レッドブル)は14番手に留まった。

この後注目の公式予選が行われる予定になっている。

メキシコGPフリー走行3回目の結果はこちら
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2024/10/26

マクラーレンの再審請求認められず

Lando Norris
L_norris_mclaren_m_20241026140001FIA(国際自動車連盟)の審査委員会は、マクラーレン・レーシングが提出していた同チームのランド・ノリスへの降格処分に対する再審請求を却下したことを明らかにした。

これはアメリカGP決勝レースで、ノリスがフェルスタッペン(レッドブル)とのバトルの際にコース外からオーバーテイクしたとし5秒のタイム・ペナルティを科せられていたもの。
ノリスはこれにより3位から4位へと降格になった。

これについてあるチーム関係者は「元々認められるとは考えていなかった、問題提起が目的だ」と冷静さをみせている。

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メキシコGPフリー2回目は来季タイヤテスト

Rodriguez Circuit
Mexgp_00310月25日(金)16時(日本時間:翌7時)からロドリゲス・サーキットを舞台に2024年F1第20戦メキシコGPフリー走行2回目セッションが行われた。
天候は曇り 、セッション開始時の気温は25度、路面温度34度、コースはドライコンディションとなっている。
このセッションでピレリの来季用タイヤのテストが義務付けられていてその分時間は90分に拡大されている。
なおそれぞれのテストの内容、タイヤ・コンパウンドの種類などはすべてピレリ側が策定したものになっている。

開始約13分、ラッセル(メルセデス)が8コーナーで単独クラッシュで赤旗中断。
約24分後、セッション再開。
フェルスタッペン(レッドブル)がエンジン不調を訴え、マシンを降りている。
条件が違うのでタイムを比べる意味はないが、トップタイムはサインツ(フェラーリ)、続いてピアストリ(マクラーレン)、角田裕毅(RB)、ルクレール(フェラーリ)、ノリス(マクラーレン)の順。
レッドブル勢はペレス9番手、フェルスタッペンはクラッシュ修復中のアルボン(ウィリアムズ)と並んでノータイム、ローソン(RB)は10番手だった。
だった。


明日はフリー走行3回目セッションと公式予選が行われる予定になっている。

メキシコGPフリー走行2回目の結果はこちら
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メキシコGPフリー1回目、角田裕毅(RB)3番手

Rodriguez Circuit
Mexgp_00110月25日(金)12時半(日本時間:翌3時半)からロドリゲス・サーキットを舞台に2024年F1第20戦メキシコGPフリー走行1回目セッションが行われた。
天候は曇り 、セッション開始時の気温は18度、路面温度43度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは5種類用意されたコンパウンドのうち、今回ホワイトのハードにC3、ミディアムのイエローにC4、そしてレッドのソフトにC5という柔らかい部類の3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。

このセッションではノリス(マクラーレン)がオワードに、ハミルトン(メルセデス)がキミ・アントネッリに、アロンソ(アストンマーティン)がフェリペ・ドラゴビッチに、ルクレール(フェラーリ)がオリバー・ベアマンにそして周冠宇(ザウバー)がロバート・シュワルツマンにシートを譲り、それぞれガレージで待機となっている。

セッション開始わずか5分でアントネッリ(メルセデス)が路面のデブリ(破片)を踏んで赤旗中断に。
さらに約28分、アルボン(ウィリアムズ)がコントロールを失いベアマン(フェラーリ)と接触した後ウォールにクラッシュ、再び赤旗中断に。
残り約24分でセッション再開。
トップタイムはラッセル(メルセデス)、これにサインツ(フェラーリ)、角田裕毅(RB)、フェルスタッペン、ヒュルケンバーグ(ハース)と続いた。
レーシング・ブルズのローソンは9番手、ペレス(レッドブル)は10番手だった。

このあと16時(日本時間:翌7時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。

メキシコGPフリー走行1回目の結果はこちら
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2024/10/25

アストンマーティン、合同テストにクロフォード起用へ

Aston Martin AMR24
Astonmartin_amr24_m_20241025101001アストンマーティンF1チームは最終戦アブダビGP終了後に当地で行われる若手合同テストに、同チームの育成ドライバーであるジャック・クロフォードを起用することを明らかにした。

クロフォードは18歳のアメリカ人ドライバーで今季は『FIA・F2選手権』に参戦して現在ランキング5位に着けている。
これまで旧型の『AMR22』でデモンストレーションランを行った経験はあるが、最新仕様の『AMR24』を走らせるのはこれが初体験ということになる。
「ヤス・マリーナ・サーキットは良く知っているコースなので楽しみにしている」と、意欲をみせている。

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メキシコGPの週末、雨の心配はなし

今週ロドリゲス・サーキットを舞台に行われる2024年F1第20戦メキシコGPの天気について、地元メキシコシティの気象台はフリー走行が行われる金曜日から公式予選の土曜日、そして決勝レースが行われる日曜日までの3日間いずれも晴れないし曇りで雨の心配はないと予報している。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
10月25日(金) フリー走行 曇り 9 - 23度 10%
10月26日(土) 公式予選 曇り 11- 22度 10%
10月27日(日) 決勝レース 曇り 11- 22度 10%

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2024/10/24

メキシコGPのスチュワードにジョニー・ハーバート氏

Johny Herbert(Center)
J_herbert_sauber_duo_lFIA(国際自動車連盟)は今週末行われる第20戦メキシコGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元ベネトン等のF1ドライバーであるジョニー・ハーバート氏(60歳:イギリス)を指名したことを明らかにした。

同氏がスチュワードを務めるのは今季第18戦シンガポールGP以来となるもので、自身通算8回目ということになる。

1989年にベネトンでF1デビューを果たしたハーバート氏は通算3勝を記録、日本では全日本F3000への参戦や1991年マツダ787Bによるルマン24時間レース総合優勝等で馴染み深い。

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メルセデス、金曜フリーにアントネッリ起用

Andrea Kimi Antonelli
A_antonelli_mercedes_l_20240530092701メルセデスAMGチームは今週末行われるメキシコGP金曜日のフリー走行1回目セッションに若手ドライバー枠でアンドレア・キミ・アントネッリ(18歳:イタリア)を出走させることを明らかにした。

ジョージ・ラッセル(24歳:イギリス)と並んで来季の同チーム・レースドライバーに決まっているアントネッリは幼少時代からメルセデスの秘蔵っ子として育成されてきた期待の逸材だ。

同選手の出走は今年のイタリアGP以来になるが、その時いきなりコースアウト・クラッシュしたのは記憶に新しいところ。
なお今回のマシンはルイス・ハミルトンのものになる。

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アメリカGP、観客乱入で巨額罰金

Circuit of the Americas
Usagp_202_20241023101101FIA(国際自動車連盟)のレーススチュワード(審査委員)は、アメリカGPの主催者であるCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)に対し、50万ユーロ(約7,500万円)という巨額の罰金を科したことを明らかにした。

それれば今回のアメリカGP決勝レース終了後、まだクールダウンラップ中のマシンがコース上にあったにも関わらず、相当数の観客がフェンスを乗り越えて侵入する事態を許したというもの。
FIAは近年こうした安全面の不備に厳しい姿勢をみせていて厳罰となったようだ。

ただ50万ユーロの罰金のうち35万ユーロについては、2026年12月31日まで支払いが猶予されていて、その日までに当地で開催されるFIA選手権イベントにおいて再びコース侵入がなければ支払いは免除されるとした。

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2024/10/23

ハミルトン、「不調の原因はアップグレードに」

Lewis Hamilton
Singp_105_20241020123201今回のアメリカGP決勝レース、わずか3周目に単独スピン・クラッシュと、元7回のチャンピオンらしからぬ失態を演じたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは、この信じられないアクシデントの原因について今回同チームが投入したアップグレードに原因があると推測した。

「せっかく良いスタートが切れたのにね。
誰にもぶつかっていないし、あんな所でスピンなどしたことはないから、本人が一番呆れているよ。
あの時、マシンが突然フロント部がバウンシングし始めたんだ。
そしたら続いてリヤが回り込んできて……・
コントロールを失って、もう為す術がなかったね。
昨日のラッセルのクラッシュと同じみたいで、今回持ち込んだアップグレード版に原因があるんだと思うな」

ただチーム側ではラッセルの件も含めてトラブルの原因は目下究明中としている。

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2024/10/22

角田裕毅(RB)、「スピンは原因不明」

Yuki Tsunoda
Y_tsunoda_press_l_2024091510300120日(日)行われたアメリカGP決勝レース中に痛恨のスピン劇を演じ順位を落としたレーシング・ブルズの角田裕毅は、「突然マシンはコントロールを失った」と、原因が不明であることを明かした。

今回、ポイント獲得を目指しミディアムタイヤでスタートする1ストップ作戦を採ったもののタイヤの消耗が早くて功を奏さず、さらに戦略ミスに加えて他車の進路妨害によるタイムペナルティも重なってズルズルと順位を落とす不本意な戦いに。

「フラストレーションが溜まるレースだったけれど、次は連続開催なので早く気持ちを切り換えて準備したい」と、次戦メキシコGPの戦いに意欲をみせた。

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2024/10/21

F1復帰戦で9位入賞ローソン(RB)に高評価

Image
Usagp_203ほぼ1年ぶりとなったF1復帰戦アメリカGPでみごと9位入賞を果たしたレーシング・ブルズのリアム・ローソンに、レッドブル・グループの重鎮ヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーらが高い評価を与えている。

このアメリカGPで、ローソンはPU(パワーユニット)関連コンポーネンツの交換による最後尾グリッドへの降格という大きなハンディキャップを強いられた。
ところが終わってみれば9位入賞とチームメイトである角田裕毅(11番スタートから14位フィニッシュ)を尻目に大健闘。
この結果にローソン本人も「こんな結果は期待していた以上」と自讃した。
まだ来季のシートが確定していないローソンにとって実に価値ある6戦の緒戦となった。

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アメリカGPは、フェラーリの1-2勝利

Circuit of The Americas
Usagp_20610月20日(日)14時(日本時間:翌4時)からオースティン・サーキットを舞台に2024年F1第19戦アメリカGP(US-GP)決勝レースが行われた。
レーススタート時の天候は曇り、気温は28度、路面温度47度、路面はドライコンディションとなっている。
なお既報のようにローソン(RB)は主要コンポーネンツ交換のため最後尾スタート、また昨日行われた公式予選でクラッシュしたラッセル(メルセデス)はマシン修復のためピットレーンスタートとなっている。

オープニングラップでルクレール(フェラーリ)が首位に立つ。
3周目、猛追をみせていたハミルトン(メルセデス)が単独でスピン・コースアウト、イエローコーション&セーフティカーが入る。
6周目にレース再開。
13番手走行中のラッセル(メルセデス)にボタス(ザウバー)を押し出したとして5秒のタイム・ペナルティが通告される。
その後、角田裕毅(RB)も同様のペナルティを喫す。
角田はさらに単独スピンで順位を落とす。
52周目、壮絶バトルを続けていたノリスがフェルスタッペンの前に出る。
しかしコース外に出てオーバーテイクしたとしてノリスに5秒のタイム・ペナルティ。

優勝はルクレール(フェラーリ)で今季イタリアGP以来の今季3勝目、自身通算8勝目を記録。
2位もサインツが入りフェラーリの1-2勝利。
3位ペナルティに救われたフェルスタッペン、4位ノリス、5位ピアストリ(マクラーレン)、6位ラッセル(メルセデス)、7位ペレス(レッドブル)、8位ヒュルケンバーグ(ハース)、9位ローソン(RB)、10位コラピント(ウィリアムズ)までがポイント獲得。
以下マグヌッセン(ハース)、ガスリー(アルピーヌ)、アロンソ(アストンマーティン)、角田裕毅(RB)、ストロール(アストンマーティン)、アルボン(ウィリアムズ)、ボタス(ザウバー)、オコン(アルピーヌ)、そして周冠宇(ザウバー)までが完走。
リタイヤとなったのはハミルトン(メルセデス)のみとなった。

F1次戦は連続開催で10月27日(日)第20戦メキシコGPが予定されている。

アメリカGP決勝レースの結果はこちら
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2024/10/20

ハミルトン(メルセデス)、今季最悪の予選19位

Lewis Hamilton
Singp_105_2024102012320119日(土)行われたアメリカGP予選で屈辱の19番手Q1敗退に沈んだ前王者ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は「今季最悪の予選結果」と、コメントした。

予選を前に行われたスプリントレースでは予選7位、決勝6位と健闘したにも関わらず、その後の公式予選では一転してタイムが上がらなかったことについて、ハミルトン本人は「セットアップを完全に外した」と説明、アタックを早々に打ち切った。

それでもこれまで幾多の修羅場を潜り抜けてきたこの元チャンピオンのこと、日曜日には再び堂々たる雄姿を取り戻して現れることだろう。

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アメリカGPはノリスが初ポール獲得

Circuit of The Americas
Usagp_001_2024102008190110月19日(土)17時(日本時間:翌7時)からオースティン・サーキットを舞台に2024年F1第19戦アメリカGP(US-GP)公式予選が行われた。
天候は曇り 、セッション開始時の気温は29度、路面温度39度、コースはドライコンディションとなっている。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では明日の決勝レースのトップ10グリッドが決定する。
なお今回が再デビューとなるローソン(RB)はエンジン交換等により最後尾グリッドがすでに確定している。

まず下位の5台がノックアウトとなる18分間のQ1が行われた。
角田裕毅(RB)の1回目のタイムはトラックリミット違反で取り消しに。
最速はフェルスタッペン、2番手ルクレール(フェラーリ)、3番手にローソン(RB)。
ここでの敗退はアルボン(ウィリアムズ)、コラピント(ウィリアムズ)、ボタス(ザウバー)、ハミルトン(メルセデス)、周冠宇(ザウバー)の5台となった。

続いて15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。
ここでの敗退は角田裕毅(RB)、ヒュルケンバーグ(ハース)、オコン(アルピーヌ)、ストロール(アストンマーティン)そしてノータイムだったローソン(RB)の5台となった。

最後の12分間によるQ3では残った10台により明日行われる決勝レースのトップ10グリッドが確定となる。
2度目のコースインの際、フェルスタッペンとガスリーが危うく接触、セッション終了後の審議対象とされた。
終了間際、ラッセル(メルセデス)がコースアウト・クラッシュ、ダブル・イエローコーションとなりセッションは赤旗打ち切りに。

ポールポジションはノリス(マクラーレン)でここ5年で5人目のポールシッターとなった。
シンガポールGPに続くもので自身通算7回目の快挙。
2番手フェルスタッペン、3番手サインツ(フェラーリ)、以下ルクレール(フェラーリ)、ピアストリ(マクラーレン)、ラッセル(メルセデス)、ガスリー(アルピーヌ)、アロンソ(アストンマーティン)、マグヌッセン(ハース)そしてトラックリミット違反でノータイムに終わったペレス(レッドブル)が10番手
レーシング・ブルズは角田裕毅11番手、ペナルティのローソンはグリッド最後尾となる。

アメリカGP決勝レースは明日20日(日)14時(日本時間:翌4時)から全56周で行われる。

アメリカGP公式予選の結果はこちら
アメリカGPの画像はこちら

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スプリントレースはフェルスタッペン完勝

Max Verstappen
Usagp_101_2024102003590110月19日(土)13時(日本時間:翌3時)からオースティン・サーキットを舞台に2024年F1第19戦アメリカGP(US-GP)のスプリントレースが行われた。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は27度、路面温度44度、コースはドライコンディションとなっている。
なおアルボン(ウィリアムズ)はセットアップ変更のためピットレーンスタートを選択している。

オープニングラップでノリス(マクラーレン)が2番手に上がる。
猛追するピアストリ(マクラーレン)がガスリー(アルピーヌ)を押し出したとして5秒のタイム・ペナルティを受ける。
結局19周のレースはフェルスタッペンが見事なポールTOウィン。
今シーズンのスプリントレースでは無敵の強さを誇っている。
2位はレース最終盤に順位を上げたサインツ(フェラーリ)、3位ノリス(マクラーレン)。
以下、ルクレール(フェラーリ)、ラッセル(メルセデス)、ハミルトン(メルセデス)、マグヌッセン(ハース)、ヒュルケンバーグ(ハース)までがポイント獲得。
ペレス(レッドブル)は9位、レーシング・ブルズも角田裕毅11位、ローソン16位に留まった。

この後アメリカGPは日曜日の決勝レースのグリッドを決める公式予選が予定されている。

アメリカGPスプリントレースの結果はこちら
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2024/10/19

レッドブル、『AT&T』との契約延長

Redbull/AT&T
Redbll_att_logo_mレッドブル・レーシングは、アメリカの大手通信会社である『AT&T』とのテクニカル・パートナーシップ契約を2025年以降も長期延長することで合意したことを発表した。

両者の関係は2011年にスタート、現在まで継続されているもので、現場でのデータ処理だけでなくイギリス・ミルトンキーンズのファクトリーとのオンライン通信などチームのレース戦略オペレーションに大きく貢献してきた。

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スプリント予選、角田裕毅(RB)は9番グリッドに

Circuit of The Americas
Usagp_00210月18日(金)16時半(日本時間:翌6時半)からオースティン・サーキットを舞台に2024年F1第19戦アメリカGP(US-GP)スプリント・シュートアウトが行われた。
全20台中、下位5台がノックアウトとなるSQ1は12分間、さらに下位5台がノックアウトとなるSQ2は10分間、最後のSQ3は8分間と、いずれも本来の公式予選より短くなっている。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は28度、路面温度35度、コースはドライコンディションとなっている。

最初のSQ1ではアルボン(ウィリアムズ)がスピンであわやのシーン。
ここでの敗退はトラックリミットでタイム取り消しのピアストリ(マクラーレン)、そしてオコン(アルピーヌ)、アルボン(ウィリアムズ)、ボタス(ザウバー)、周冠宇(ザウバー)の5台となった。

続くSQ2ではペレス(レッドブル)、ローソン(RB)、ガスリー(アルピーヌ)、ストロール(アストンマーティン)そしてアロンソ(アストンマーティン)の5台が敗退。
角田裕毅(RB)は10番手でSQ2突破を果たした。

残り10台で争われたSQ3の結果、明日のスプリントレースのグリッドは2年連続でフェルスタッペンがポールポジション。
以下ラッセル(メルセデス)、ルクレール(フェラーリ)、ノリス(マクラーレン)、サインツ(フェラーリ)、ヒュルケンバーグ(ハース)、ハミルトン(メルセデス)、マグヌッセン(ハース)、角田裕毅(RB)、コラピント(ウィリアムズ)というトップ10になった。

明日・土曜日はスプリント決勝レースと日曜日に行われる本番決勝レースのグリッドを決める公式予選が行われる予定となっている。

アメリカGPスプリント予選の結果はこちら
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フェラーリ勢、アメリカGPフリー最速

Circuit of the Americas
Usagp2023_l_2024101904220110月18日(金)12時半(日本時間:翌2時半)からオースティン・サーキットを舞台に2024年F1第19戦アメリカGP(US-GP)フリー走行セッションが行われた。
新しいスプリントレース・レギュレーションによりフリー走行はこの1回だけになっている。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は24度、路面温度36度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは5種類用意されたコンパウンドのうち、今回ホワイトのハードにC2、ミディアムのイエローにC3、そしてレッドのソフトにC4という中間の部類の3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。

なお既報のようにレーシング・ブルズはダニエル・リカルドに替え、リアム・ローソンを起用している。
セットアップの時間が限られているため各車積極的にコースイン。
路面改修の効果もあってか、バウンシングに悩んでいたサインツ&ルクレールのフェラーリ勢が最速、フェルスタッペン(レッドブル)が3番手。
これにノリス&ピアストリのマクラーレン勢が続いた。
レーシング・ブルズは角田裕毅10番手、ローソン13番手だった、

このあと16時半(日本時間:翌6時半)から土曜日に行われるスプリントレースのスターティンググリッドを決めるシュートアウトが行われる予定となっている。

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2024/10/18

F1、来季からファステストラップ・ポイント廃止

Federation International Automobile
Fia_logo_m3_20241018152301FIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)は2019年シーズンから決勝レース中の最速ラップ記録者に与えられてきたファステストラップ・ポイント(1点)を今シーズン限りで廃止することを決めた。
主な理由はこの制度が本来の目的から外れ、レース戦略上恣意的に使われてきたことによるようだ。

また若手ドライバー育成を目的に導入されている金曜日のフリー走行1回目セッションでの新人の走行機会を来シーズンからこれまでの倍に拡大することも承認された。

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アメリカGPのスチュワードにワーウィック氏指名

Derek Warwick
D_warwick_lFIA(国際自動車連盟)は今週末行われるアメリカGP(US-GP)のドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、ベテランのデレック・ワーウィック氏(70歳:イギリス)を指名した。
ルノー等のF1ドライバー(最高位:2位)で世界スポーツカー王者でもあるワーウィック氏のスチュワード就任は今季カナダGP以来となるもので、自身通算51回目の就任。
これはエマニュエル・ピロ氏の43回を大きく上廻るもので引き続き単独首位ということになる。

BRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)の会長も務めた同氏、フットワーク時代には日本の鈴木亜久里選手とチームメイトだったことでも知られる。

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アメリカGPの週末、雨の心配はなし

今週オースティン・サーキットを舞台に行われる2024年F1第19戦アメリカGPの天気について、地元テキサス州の気象台はフリー走行&スプリント・シュートアウトの金曜日から公式予選&スプリントレースの土曜日に掛け曇り、決勝レースが行われる日曜日は晴れになる見通しと予報している。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
10月18日(金) フリー走行 曇り 18度- 27度 0%
10月19日(土) 公式予選 曇り 18- 28度 10%
10月20日(日) 決勝レース 晴れ 18- 28度 0%

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2024/10/17

米GP、マクラーレンはクロームカラー

McLaren Mercedes
Mclaren_chrome_mプロモーション活動が盛んなアメリカGP(US-GP)では複数のチームがスペシャルカラーリングのマシンで臨むことがわかっているが、その一つであるマクラーレン・レーシングでは奇抜なクロームカラーの『MCL38』で参戦することを明らかにしている。

これは公式プライマリー・パートナーシップ契約を結ぶグーグルと提携したもの。
ただマクラーレンにとってクロームカラーは初めてのものではなく、2023年シーズンのイギリスGPの際にもお披露目されて好評だった経緯がある。

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ハースF1、米保険会社とスポンサー契約

Haas/Oron180 logo
Haas_orion_logo_mホームレースであるアメリカGPを前に、ハースF1チームはアメリカフロリダ州に本拠を億く大手住宅保険会社『オリオン180』との間でスポンサー契約を結んだことを明らかにした。
契約期間・金額等は公表されていないが複数年で大型のものとされる。

これにより同チームのマシン『VF-24』やヒュルケンバーグ&マグヌッセン両ドライバーのレーシングスーツに同社のロゴが掲出される。
また地元のアメリカGPでは契約スタートの記念イベントが催行されるとのことだ。
同社のスポークスパーソンは「当社とF1とは精度、俊敏性そして卓越性の追求に共通点がある」と自負、フランドイメージのアップを図っているようだ。

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2024/10/16

レッドブル、巨額スポンサー消失の危機

Daniel Ricciardo
D_ricciardo_shoes_lレッドブルは傘下のレーシング・ブルズのドライバーであるダニエル・リカルドを成績不振によりシーズン半ばで契約を解除したが、これにより主要スポンサーの離脱が危惧されている。

オーストラリア生まれのリカルドはその卓越したドライビングだけでなく、持ち前の明るいキャラクターによりアメリカ市場でも大人気。
しかし今回の解雇によりビザやキャッシュアップなどレーシング・ブルズを支えた複数の大型スポンサー契約を失う怖れがあると豪メディアが報じているもの。

エイドリアン・ニューイ氏ら人材の消失やマクラーレンの追撃に加え、財政面でもレッドブル・グループでは悩みが増えそうだ。

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2024/10/15

「ミック・シューマッハも来季候補」、ザウバー代表

Mick Schumacher
M_schumacher_pitgantry_l_20241014084601事実上、来季唯一の空きレースシートとされるザウバー・チームだが、その候補にミック・シューマッハ(25歳:ドイツ)の名前が浮上していることが伝えられた。

2026年シーズンからいよいよアウディF1のワークスチームに衣替えする同チームだが、ニコ・ヒュルケンバーグ(37歳:ドイツ)の起用は早々と決まったもののそのチームメイトとなるもう一人については無音のままだ。

これについて新たにザウバー・モータースポーツのCOO(最高執行責任者)に就いた前フェラーリのマッティア・ビノット氏は「経験豊富なベテランで行くかフレッシュな若手ドライバーを抜擢するかについてもまだ考慮中」であるとして明言を避けたが、依然シューマッハもそのいち候補であることは否定していない。

2022年を最後にF1レースドライバーから離れているシューマッハにとって、これがF1復帰に向け最後の頼みの綱ということになりそうだ。

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2024/10/14

ハースF1代表、人材育成をトヨタに期待

Toyota/Haas
Toyota_haas_mトヨタ・ガズー・レーシングとの間で新たにテクニカル・パートナーシップ契約を結んだハースF1チームの小松礼雄代表は、発表された両者のモータースポーツに関する知識やリソースを共有、技術開発等に加え、とりわけトヨタ側による人材育成に期待していることを強調した。

それによればこれは将来が嘱望される若手ドライバーだけでなく、グランプリ現場の第一線で働くピットクルー、さらにファクトリーでの開発業務にあたるデザイナーやエンジニアなどの育成もトヨタに期待しているというもの。

また注目されるフェラーリとの関係について、「関係はこれまで通り」とオブラードに包んだ説明をしている。

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2024/10/13

ホンダ、ブラジルGPでセナ追悼イベント

Ayrton Senna/McLaren Honda
A_senna_car_lホンダ・レーシングは来たるF1第21戦ブラジルGP(サンパウロGP) で故アイルトン・セナ選手の追悼イベントを行うことを明らかにした。

『セナ・センプレ』と名付けられたこれは同選手の没後30年追悼イベントとしてマクラーレンと共に行うもので、セナがタイトル獲得を果たしたマクラーレン・ホンダ『MP4/5B』によるデモンストレーションランも予定されているという。
期間は同グランプリウィークの11月1日~11月3日となる。

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2024/10/12

トヨタ、ハースF1と技術提携契約

Toyota/Haas logo
Toyota_haas_logo_m11日(金)トヨタのモータースポーツ部門であるトヨタ・ガズー・レーシングは、ハースF1チームとテクニカル・パートナーシップ契約を結んだことを発表した。
これにより両者はモータースポーツに関する知識やリソースを共有し技術開発に拍車を掛けることになる。

なおハースはこれまでフェラーリとの関係が深かったが、解消される見込み。
またかつて自身の手でF1に参戦したトヨタだが、これが直接F1再参戦に結び付くものではないとしている。

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ルワンダのFIA年間表彰式に感染症の懸念

FIA Prize Giving 2014
Fia_prize_giving2014_lFIA(国際自動車連盟)は2024年度の年間表彰式を東アフリカのルワンダ共和国で行う予定を明らかにしているが、当地では感染症の発生により健康面で懸念が指摘されている。

FIAの年間表彰式は各カテゴリーの上位者を対象に毎年12月フォーマルな形式で開催するもので、F1ではチャンピオンはもちろんのこと上位3位までの出席が義務付けられている。
(2021年には抗議の姿勢を表して欠席したルイス・ハミルトンに対し罰金が科せられたこともある)

式には世界各国から著名なゲストも招待されるのが通例だが、しかし今年の会場に指名されたルワンダでは感染症のマーブルブルグ熱が発生していてそのリスクが懸念されているもの。
これについてルワンダ政府はWHO(世界保健機関)と連携を以って万全な対応に当たっていると説明している。

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2024/10/11

アストンマーティン、米GPフリーにドルゴビッチ起用

Felipe Drugovich
F_drugovich_mアストンマーティンF1チームは、来週末テキサス州オースティンで行われるアメリカGP(US-GP)の金曜フリー走行1回目セッションに、同チームのリザーブ&テストドライバーであるフェリペ・ドラゴビッチ(24歳:ブラジル)を起用する方針を明らかにした。
マシンはフェルナンド・アロンソの14号車になる。

ドラゴビッチは昨年の最終戦アブダビGPフリー走行でも起用されるなど経験豊富だが、今季マシンの『AMR24』をドライブするのは今回が初ということになる。

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2024/10/10

アメリカGPでトラックリミット再発防止策

America GP Image
Usagp2023_l来週末行われるアメリカGP(US-GP)の開催地であるオースティン・サーキット(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で、コース路面の再舗装に合わせ、特定コーナーで縁石部分の改修が行われていることがわかった。

昨シーズン、同サーキットではトラックリミット違反が続出、チーム側からは審査を要求するなど不満の声が多発していたもの。
このためFIA(国際自動車連盟)から、問題のコーナーで縁石を越えたフィールドのアスファルト部分を芝生に置き換えると共に、走行状況が正確に判断できるよう外部の監視カメラの設置を指示されたということだ。

これについて同グランプリのプロモーターは「作業は極めて困難なもの」と説明している。

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2024/10/09

リカルド解任でアメリカGP人気に翳りも

Daniel Ricciardo
D_ricciardo_shoes_lイギリスの大手通信社『ロイター』によれば、来週末オースティンで行われる予定のアメリカGP(US-GP)がのチケット販売が伸び悩んでいるとのことだ。

それによればフェルスタッペン&レッドブルの独走劇とは逆に近年同グランプリの人気は下降傾向にあり、興行成功に沸く同じアメリカのラスベガスGPらとの対照をみせていたとのこと。

それでもレッドブルが不振に陥ると人気は逆に回復傾向にあったというが、しかしそこに水を掛けたのがアメリカのファンに人気だったダニエル・リカルドの解任劇。
アメリカGPのプロモーターは、「なんとか会場に顔を見せて欲しい」と、リカルドに秋波を送っているという。

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2024/10/08

ウィリアムズ、赤字計上も投資と説明

Williams Racing Motorhome
Williams_motorhome_lウィリアムズ・レーシングは昨季の財務報告を公開、それによれば約8,400万ポンド(125億円)の赤字だったことを明らかにした。

それによれば損失額は2022年度に比べ大幅に増加したが、その大きな原因はコンストラクターズ・ランキング゛8位から10位にダウン、分配金が大幅減少したこと。
また戦績不振によりスポンサー契約も減ったことなどによるという。

ただジェームズ・ボウルズ代表によれば、戦闘力アップに向けファクトリー等施設やハードウェアへの投資も行っていて、これはすでに今季結果を出し始めていると自負している。

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2024/10/07

アルゼンチン、グランプリ復活に熱気

Franco Colapinto
F_colapinto_l1998年のブエノスアイレスを最後に開催が途絶えている南米アルゼンチンGPだが、ここに来てF1人気が爆発、ハビエル・ミレイ大統領を先頭に復活開催の機運が盛り上がっている。

これは今シーズン半ばからウィリアムズ・レーシングより参戦を果たしたフランコ・コラピント(アルゼンチン)の活躍がきっかけだ。
不振だったローガン・サージェント(アメリカ)の後任に抜擢されたまだ21歳のF2ドライバーは、ここまでわずか3戦で早くもポイント獲得。
他の2戦も入賞目前の11位・12位と、エースであるアルボンに劣らないパフォーマンスを演じて見せている。

ただ懸念は破綻状況が続くアルゼンチンの国家財政で、グランプリ復活まで前途は多難だ。

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2024/10/06

2026年シーズン前テストは3倍の規模へ

Bahrain Circuit
Bahgp_002_20240917073601F1レギュレーションが大きく変更になる2026年に先駈け行われるシーズン前テストについて、F1委員会は3日間のセットを3回、計9日間という日程を計画していることを明らかにした。

これは2025年に比べ3倍の規模になるがマシンやPU(パワーユニット)が一新されることや新規参入するチームがハンディにならないよう考慮したものという。
開催場所は未定だが、2025年はこの時期気候温暖なバーレーン・サーキットが選ばれている。

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2024/10/05

ルーキーのスプリントレース開催は断念へ

Image
Itagp_204_20240910085601シーズン終了後に行われるF1ルーキードライバーによるスプリントレースを開催しようとする計画が結局ボツになったことがわかった。

これはシーズン中のテストが禁じられている現在のレギュレーションで、各チーム共にルーキードライバーの走行機会がほとんど見出せないため、その救済措置として検討されていたもの。
グランプリでのフリー走行1回目セッションで最低2回、若手を走らせるチャンスはあるものの、公式セッションでもあり走行の内容は限定的なものになっているのが実状だ。

しかしこの計画が明るみに出たのがシーズン半ばと遅かったため、チーム側は前向きであるとされたものの準備期間が足りず最終合意には至らなかったという。
なお今年は実施されないものの、来季以降の実現に向け継続検討とされている。

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『モエヘネシー・ルイヴィトン』、F1と大型契約

Champagne Fight
Champagne_fight_lF1は世界的な高級ブランドグループである『モエヘネシー・ルイヴィトン』(LVMH)との間に期間10年・契約金総額10億ドル(約1,470億円)という大型のスポンサー契約を結んだことを明らかにした。

その一環でF1の公式計時は現在のロレックスに替わり、LVMH傘下のタグホイヤーに再び戻ることになる。
また表彰台でのシャンパン・ファイトに提供されるシャンパンも再びモエ・エ・シャンドンが復活するとのことだ。

主にアメリカでの人気隆盛によりF1の市場価値は高騰、ミニバブルの気配をみせつつある。

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2024/10/04

ピレリタイヤ、雨のテストで苦戦

Pirelli Wet Tyre
Pirelli_wettyre_l現在F1にタイヤを独占供給するピレリタイヤだが、このほど行われたマニクール・サーキットでのテストが2日間とも雨に見舞われスケジュールの遅れに苦慮していることがわかった。

元々ウェットコンディションにも対応する同サーキットだが雨天をドライコンディションにするというのは想定外。
このため招集されたメルセデスAMGチームのジョージ・ラッセル&ミック・シューマッハにも為す術がなかったという。

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「戦犯はメルセデス」と、エクレストン氏見解

Hockenheimring
Hockenheimring_l2過去ミハエル・シューマッハやセバスチャン・ベッテルなど歴史に残るチャンピオンを複数輩出する黄金時代を築いたドイツだが、近年はF1人気が低迷。
隆盛を誇ったドイツGPも完全消滅の危機にさらされている始末だ。

これについてかつてF1を率いた元FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)代表のバーニー・エクレストン氏は、「責任はメルセデスにある」と、ヨーロッパ地域最大のメデイァ・グループである『RTL』(ラジオ・テレビジョン・ルクセンブルグ)で語っている。

それよれば財政面でもかつてF1に協力的だったメルセデスは、人気に陰りを見せ始めてきてもF1と危機感を共有することなく、現在の深刻な状況を招いてしまったのだという。
エクレストン氏はまた「今のF1はアメリカの顔色を向きすぎている」とも、指摘している。

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2024/10/03

マイケル・アンドレッティ氏、グローバルの運営から離れる

Andretti Global F1 Image
Andretti_global_car_m_20240210115101F1に新規参戦すべく米国モーターレーシング界の雄・マイケル・アンドレッティ氏(61歳:アメリカ)が設立したアンドレッティ・グローバルだが、同氏がチームの運営から離れることがわかった。

参戦計画はFIA(国際自動車連盟)の支持は得られたものの、F1チームの集まりであるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)の抵抗に遭いほぼ計画は挫折に追いやられていた。
さらにPU(パワーユニット)の供給元と目されていたルノー・スポールのF1撤退も後押ししたとみられる。
今後は戦略アドバイザーないしアンバサダーとして協力を続けるということだ。

チャンピオンになった父マリオ氏とは異なり、マイケル氏は自身のF1参戦(マクラーレン)の際に続いて(同氏から見て)F1では不当な扱いを受けてきたという思いが拭えないことだろう。

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2024/10/02

ローソン(RB)、いきなりグリッド降格ペナルティ

Liam Lawson
L_lawson_garage_l_20241002073301次戦アメリカGPよりレーシング・ブルズからF1本格デビューとなったリアム・ローソンだがその出鼻を挫くようにレギュラー初戦のアメリカGPでグリッド降格のペナルティを科されることがわかった。

それによればリカルドから引き継いだマシンは今回規定数以上のPU(パワーユニット)関連コンポーネンツの交換があるためとのこと。
ペナルティはドライバーに対してではなく、マシンに対してカウントされることとなっている。

なおまだ交換か所が判明していないため、具体的なペナルティ内容は確定していない。

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アストンマーティンもフェルスタッペン獲得に意欲

Max Verstappen
M_verstappen_garage_lレッドブル・レーシングとの間で長期契約がありながらも離脱の噂が収まらないマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の去就について、メルセデスAMGチームに続いて今度はアストンマーティンF1チームからも獲得の意欲が示されている。

フェルスタッペンのレッドブルとの契約は2028年末までという長期のものだが、契約には特別な条項があるとされており、早期にチームを離脱できるとみられているからだ。

事実、父親のヨス・フェルスタッペン氏がマネージャーと共にこの件でローレンス・ストロール/オーナーと話し合いの場を持ったことも確認されている。
さらに噂に拍車を掛けたのがこれまで同選手のタイトル獲得に大きな貢献を果たしてきた恩師エイドリアン・ニューイ氏のアストンマーティン移籍のニュースだ。
ニューイ効果が実際に表れるのはまだ先になるとみられるが、間違いなくチームの士気は高まってきている。

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2024/10/01

ルノー・スポール、F1パワーユニット開発終了へ

Renault 『RS16』
Renault_rs16_engine_l_20241001125601現在アルピーヌF1チームにPU(パワーユニット)を独占供給するルノー・スポールは、噂通り2025年シーズンを最後にF1エンジン開発を終了することを正式決定した。

これによりアルピーヌF1チームは2026年からメルセデス製パワーユニットのカスタマー供給を受けることになる。

またこれまでF1エンジンの開発製作に当たってきたフランス・ヴィリーのファクトリーは生産車の先端技術開発拠点に生まれ変わる予定という。

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シュタイナー氏、古巣ハース相手に勝訴

Gunther Steiner
G_steiner_l2_20241001072001元ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナー氏(59歳:イタリア)が、古巣チームとの裁判に勝訴したことがわかった。

同代表がチーム離脱後に執筆した著書『Surviving To Drive』の中で、ハースF1が所有のブランドやイメージを違法に使用したとして、同チームはアメリカ国内で訴訟を起こしていた。
このほどこれについてカリフォルニア州中部地区連邦地方裁判所は、この訴えを「商標の使用は本の内容と芸術的に関連している」として擁護、却下したもの。

現在シュタイナー氏はF1のテレビ解説者として辛口評論を展開している。
ちなみに今シーズンの躍進は「自分が基礎を築いた成果」と、自讃しているそうだ。

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新規開催マドリッドGPに懸念の声

Madrid Demo
Redbull_madrid_demo_m2026年からの新規開催が決まっているスペインのマドリッド州のスポークスパーソンは計画される新たなF1プロジェクトについて、イサベル・ディアス・アユソ首相が資金的な懸念を持っていることを明らかにした。
これについてはマドリッド州議会の財務担当者も同様の見解を示しているという。

同グランプリはマドリッド国際見本市も加わって都市型サーキットの建設まで、すべて民間企業によって行われるこれまでにない開催の形態とされ、すべての資金を民間で賄うと発表されている。
しかし主要な民間投資に応える企業はまだ現れていないと伝えられることから州政府の中にも心配の声が広がりつつあるという。

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