2024年9月
2024/09/30
2024/09/29
角田裕毅、台湾デモランで出火
Yuki Tsunoda
いま束の間の秋休みにあるレーシング・ブルズの角田裕毅は、姉妹チームであるレッドブル・レーシングによるデモンストレーションランを台湾で行った。
久しぶりにレッドブル・カラーのレーシングスーツに袖を通した角田は、観客の声援の元派手なドーナツターンなどをお披露目したが、その際にマシンから出火するハプニングに見舞われたという。
幸い火災はスタッフの手によりすぐ消火され大事には至らなかったということだ。
フェルスタッペン(レッドブル)、現行F1に嫌気も
Max Verstappen
このところの戦績不振と歩を合わせるようにFIA(国際自動車連盟)の対立を深めているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、F1からの早期引退も辞さない強い姿勢をみせている。
引き金となったのは、先のシンガポールGPでフェルスタッペンがレース中、口にした「放送禁止用語」。
これを問題視したFIAはフェルスタッペンに罰金の処分を科したが、関係者の間では厳罰過ぎると擁護する声が高まっている。
これまでマシンの不調だけでなくクリスチャン・ホーナー代表のスキャンダル騒動やこれまでタイトル獲得に貢献したエイドリアン・ニューイ氏の離脱など本人のやる気を削ぐ材料には事欠かない様相。
義務付けられている公式イベントへの出席等も最低限に留まっているのが実情だ。
2024/09/28
レーシング・ブルズ、「ダニエル、ありがとう」
Daniel Ricciardo
以前からシンガポールがラストレースと一部に噂されながらもなかなか発表がなかったダニエル・リカルドだったが、その裏には契約解除に関してレッドブルとの間で解釈の違いがあってトラブルになっていたためと伝えられていた。
しかしそれでも最後にはレーシング・ブルズのSNSにローレン・メキーズ代表の言葉として「ダニエル、ありがとう」(Thank you Daniel)というタイトルの投稿が確認され、ファンの心を和ませた。
昨シーズン、当時のアルファタウリからレッドブル・グループに復帰した通算8勝のベテランだったが、期待された戦績が残せないまま今年シンガポールGPでのファステストラップ記録を置き土産にシーズン半ばでグランプリの表舞台から姿を消すことになりそうだ。
2024/09/27
マクラーレン、レッドブルの戦略担当者獲得
Pit Gantry Image
目下熾烈なチャンピオンシップ争いを繰り広げているレッドブル・レーシングとマクラーレン・レーシングだが、レッドブルでストラテジスト(戦略担当者)として実績を積んだウィル・コートネイ氏をマクラーレンが獲得したことを明らかにした。
コートネイ氏はレッドブルの前身であるジャガー・チームの時代からシステム・エンジニアとして加入、現在まで戦略面で主要な役割を担ってきた重要人物。
レッドブルとしては先のエイドリアン・ニューイ氏離脱に続く大打撃となる。
なおレッドブルとの契約は2026年シーズンの途中まで残っているとされているものの具体的な移籍時期については明らかにされておらず、目下両者の間で交渉中とみられる。
2024/09/26
ペレス(レッドブル)、引退説を一蹴
Sergio Perez
レッドブル・レーシングによる再三の否定にも関わらず繰り返されるセルジオ・ペレス(34歳:メキシコ)の解任説だが、今回のシンガポールGPにおいてもレーシング・ブルズのダニエル・リカルドと共にこれがラストレースとの噂が流れた。
しかしこれについてペレス本人は「自分の去就は自分が決める」と周囲の憶測を否定した。
「F1の生活はハードなもので、正直身体にこたえることもあるけれど、またまだ引退を考える歳じゃない。
尊敬するアロンソ(42歳)ほどは無理だけどね。
もちろんレッドブルから離れることも考えていない。
少なくとも契約のあるあと2年はF1を続けるつもりさ」
さらに「辞めてしまうのは簡単だけど、続けるのには勇気が要る」と苦しい胸の内を吐露した。
2024/09/25
メルセデスのマシンはまるでサウナ
Mercedes 『W15』
F1では各ドライバーに対しレース後のメディア対応を義務付けているが、今回のシンガポールGPでは共に入賞したにも関わらず、メルセデスAMGチームのジョージ・ラッセル(4位)&ルイス・ハミルトン(6位)共にこれを履行しなかった。
これについて同チームのスポークスパーソンは「二人とも体調を崩していたため」と、釈明。
さらに「元々高温多湿なシンガポールのコンディションの中、マシンの事情からコクピット内の温度が異常に高くなっていた」と、説明した。
実際、レース終盤にはラッセルが無線で「内部はまるでサウナ状態」と訴える場面がみられた。
なおこれを受け、FIA(国際自動車連盟)はペナルティ等を科さないことを明らかにしている。
サージェント(前ウィリアムズ)、インディカーテストへ
Logan Sargeant
先のオランダGPを最後にF1シートを失った前ウィリアムズ・レーシングのローガン・サージェント(23歳:アメリカ)が、母国に戻りインディカーのテストを受けることがわかった。
それによればサージェントは今年の11月19日(火)にマイヤー・シャンク・レーシングのテストに参加することになったとのことだ。
わずか1年半というF1で、最高位は2023年のアメリカGP(US-GP)に記録した10位というものだった。
母国モーターレーシング界の最高峰カテゴリーであるインディカ・シリーズにはF1経験者の参戦が多く、マリオ・アンドレッティやエマーソン・フィティパルディ、ナイジェル・マンセルらこれまで多くのチャンピオンも輩出している。
2024/09/24
リカルド(RB)の最速タイム記録が波紋
Lando Norris
シンガポールGP最終周に記録したレーシング・ブルズのダニエル・リカルドによるファステストラップが物議を呼んでいるようだ。
これによるファステストラップ・ポイント獲得は規定により入賞者に限られるためチームやリカルド本人に直接のメリットはないが、直前までベストタイムを記録していたノリス(マクラーレン)の1ポイントを打ち消すことにより、タイトル争いを繰り広げている兄弟チームのフェルスタッペン(レッドブル)への援護射撃になったことは疑いがないからだ。
これについてオーストラリアの放送チャンネル『フォックス』は、「F1チームの独立性の観点から問題がある」と、レッドブル・グループの作戦に疑義を呈している・
2024/09/23
リカルド(RB)、『最後』のファインプレー
Daniel Ricciardo
レッドブル・レーシングが復調の兆しをみせた一方、今回も入賞がならなかった弟分のレーシング・ブルズだが、リカルドがこのレースのファステストラップを記録、チャンピオンシップ争いに貢献したと称えられている。
ファイナルラップに満を持してソフトタイヤを装着コースインしたリカルドはそれまでノリス(マクラーレン)が記録していたベストタイムを期待通り更新。
自身はポイント圏外だったためボーナスポイントの獲得はならなかったが、ノリスの加点を阻み結果的にフェルスタッペンへの加勢を実現させたもの。
みごとな周回となったが、これがリカルドにとってレッドブル・グループの一員としての最後のファインプレーになるのではという皮肉な声も聞かれている。
2024/09/22
ノリス(マクラーレン)がポールTOウィン
Lando Norris
9月22日(日)20時(日本時間:21時)からシンガポール市街地コースを舞台に2024年F1第18戦シンガポールGP決勝がナイトレースで行われた。
レーススタート時の天候は曇り、気温は31度、路面温度38度、路面はドライコンディションとなっている。
これまでポールスタートではいずれも順位を落としてきたノリス(マクラーレン)だったが、今回は一度も首位の座を譲ることなく最初にチェッカーフラッグを受けた。
今季オランダGP以来の勝利で自身通算3勝目。
2位フェルスタッペン(レッドブル)、3位ピアストリ(マクラーレン)、4位ラッセル(メルセデス)、5位ルクレール(フェラーリ)、6位ハミルトン(メルセデス)、7位サインツ(フェラーリ)、8位アロンソ(アストンマーティン)、9位ヒュルケンバーグ(ハース)、10位ペレス(レッドブル)までが入賞。
以下コラピント(ウィリアムズ)、オープニングラップでポジションを落とした角田裕毅(RB)、オコン(アルピーヌ)、ストロール(アストンマーティン)、周冠宇(ザウバー)、ボタス(ザウバー)、ガスリー(アルピーヌ)、リカルド(RB)までが完走。
リタイヤとなったのはマグヌッセン(ハース)アルボン(ウィリアムズ)の2台、共にマシントラブルで一度もセーフティカーが出るようなことはなかった。
F1次戦は10月20日(日)第19戦アメリカGP(US-GP)が予定されている。
2024/09/21
シンガポール予選、ノリス(マクラーレン)がPP
Lando Norris
9月21日(土)21時(日本時間:22時)からシンガポール市街地コースを舞台に2024年F1第18戦シンガポールGP公式予選が行われた。
天候は曇り 、セッション開始時の気温は30度、路面温度33度、コースはドライコンディションとなっている。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では明日の決勝レースのトップ10グリッドが決定する。
まず下位の5台がノックアウトとなる18分間のQ1が行われた。
ここでの敗退はリカルド(RB)、ストロール(アストンマーティン)、ガスリー(アルピーヌ)、ボタス(ザウバー)そして周冠宇(ザウバー)の5台。
続いて15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。
ここでの敗退はアルボン(ウィリアムズ)、コラピント(ウィリアムズ)、ペレス(レッドブル)、マグヌッセン(ハース)、そしてオコン(アルピーヌ)の5台となった。
角田裕毅(RB)は9番手でQ3進出を果たしている。
最後の12分間によるQ3では残った10台により明日行われる決勝レースのトップ10グリッドが確定となる。
Q3最初のアタックで去年のポールシッターであるサインツ(フェラーリ)が19コーナーでクラッシュ、赤旗中断に。
残り約8分でセッション再開も、結局各車1回のラストアタック。
ポールポジションを獲得したのはノリス(マクラーレン)
イタリアGP以来の今季5度目、自身通算6度目の快挙。
2番手にフェルスタッペン(レッドブル)、3番手ハミルトン(メルセデス)、4番手ラッセル(メルセデス)、5番手ピアストリ(マクラーレン)、6番手ヒュルケンバーグ(ハース)、7番手アロンソ(アストンマーティン)、8番手に角田裕毅(RB)、9番手はトラックリミットでタイム取り消しになったルクレール(フェラーリ)となった。
シンガポールGP決勝レースは明日22日(日)20時(日本時間:21時)から全62周で行われる。
フリー3回目、ノリス(マクラーレン)最速
Lando Norris
9月21日(土)17時半 (日本時間:18時半)からシンガポール市街地コースを舞台に2024年F1第18戦シンガポールGPフリー走3回目セッションが行われた。
天候は曇り 、セッション開始時の気温は30度、路面温度37度、コースはドライコンディションとなっている。
南の国らしく野生動物の侵入を受けながらセッションは進行、トップは目下絶好調のペレス(レッドブル)。
これにラッセル(メルセデス)、ピアストリ(マクラーレン)、フェルスタッペン(レッドブル)、ルクレール&サインツのフェラーリ勢、ハミルトン(メルセデス)、アルボン&コラピントのウィリアムズ勢、そしアロンソ(アストンマーティン)がトップ10。
レーシング・ブルズは角田裕毅11番手、リカルドは17番手だった。
この後注目の公式予選が行われる予定になっている。
フリー2回目、レーシング・ブルズ勢4-6番手
Singapore Street Circuit
9月20日(金)21時(日本時間:22時)からシンガポール市街地コースを舞台に2024年F1第18戦シンガポールGPフリー走行2回目セッションが行われた。
天候は曇り 、セッション開始時の気温は30度、路面温度33度、コースはドライコンディションとなっている。
このセッションは公式予選や決勝レースと同じ時間帯で行われるため、貴重なセットアップの機会となる。
トップタイムはノリス(マクラーレン)の1'30.727。
これに0.058秒差でルクレール(フェラーリ)が続いた。
以下、サインツ(フェラーリ)、角田裕毅(RB)、ピアストリ(マクラーレン)、リカルド(RB)、ラッセル(メルセデス)、ペレス(レッドブル)、アルボン(ウィリアムズ)、ヒュルケンバーグ(ハース)の順。
ハミルトン(メルセデス)11番手、フェルスタッペン(レッドブル)は15番手だった。
明日はフリー走行3回目セッションと公式予選が行われる予定になっている。
2024/09/20
フリー1回目、レーシング・ブルズ勢5-7番手
Singapore Street Circuit
9月20日(金)17時半(日本時間:18時半)からシンガポール市街地コースを舞台に2024年F1第18戦シンガポールGPフリー走行1回目セッションが行われた。
天候は曇り 、セッション開始時の気温は31度、路面温度38度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは5種類用意されたコンパウンドのうち、今回ホワイトのハードにC3、ミディアムのイエローにC4、そしてレッドのソフトにC5という柔らかい部類の3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。
なお前戦ペナルティの累積により欠場を余儀なくされたマグヌッセンは今回無事にハースのコクピットに復帰している。
前戦のウィナーであるピアストリ(マクラーレン)は公式セッションに先駈けて行われたピットプラクティスでマシンを損傷させたということでまだガレージで作業中。
今回がラストチャンスとの噂が流れたリカルド(RB)は7番手というまずまずの滑り出しをみせた。
トップタイムはルクレール(フェラーリ)で1'31.763。
以下ノリス(マクラーレン)、サインツ(フェラーリ)、フェルスタッペン(レッドブル)、角田裕毅(RB)、ピアストリ(マクラーレン)、リカルド(RB)、アルボン(ウィリアムズ)、アロンソ(アストンマーティン)、オコン(アルピーヌ)と続いた。
このあと21時(日本時間:22時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。
FIA、「レース中無線の品位」に苦言
Radio Image
全モータースポーツを統括するFIA(国際自動車連盟)が、F1のFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)に対し、レース中に交信される無線の品位について苦言を申し入れたことがわかった。
国際映像でチーム無線の内容が放送される際、実際には放送禁止用語など不適切な言葉は規制音で隠されるものの、近年その頻度が増えていると懸念されているものだ。
これについてFIAのモハメド・ビン・スライエム会長は「ドライバーはラッパーじゃない。モータースポーツとラップミュージックとは明確に区別されなければならない」と、微妙な例えで苦言を呈している。
ちなみにレーシング・ブルズの角田裕毅はこうした『雑言』の常連で、過去には異例のペナルティを科せられたことがある。
シンガポールGPの週末、金・土に雨の懸念
今週シンガポール市街地コースを舞台にナイトレースとして行われる2024年F1第18戦シンガポールGPの天気について、地元気象台はフリー走行の金曜日から公式予選の土曜日に掛け、東南アジア特有の突然のスコールに見舞われる心配はあるものの、決勝レースが行われる日曜日は晴れ間に恵まれる見通しと予報している。
期 日 | 種 目 | 気 候 | 気 温 | 降水確率 |
9月20日(金) | フリー走行 | 所により雷雨 | 27- 31度 | 50% |
9月21日(土) | 公式予選 | 所により雷雨 | 27- 31度 | 60% |
9月22日(日) | 決勝レース | 曇り | 27- 31度 | 20% |
2024/09/19
F1、『レゴ』とパートナーシップ契約
LEGO/F1
F1は、2025年からデンマークを本拠とする世界的な玩具メーカー『レゴ』社とパートナーシップ契約を結んだことを明らかにした。
期間は複数年契約とされる。
同社はこれまでもマクラーレン・レーシングやメルセデスAMGと提携して当該チームのレゴ版モデルを販売してきたが、これにより今後F1全チームのモデルが製作される予定。
なお今年の日本GPでは実物大のレゴ版F1マシンが展示されていた。
2024/09/18
安全義務違反でマクラーレンに罰金
Federation International Automobile
先のアゼルバイジャンGP決勝レース中、安全義務違反があったとして、FIA(国際自動車連盟)の同グランプリ・レーススチュワード(審査委員)はマクラーレン・レーシングに5千ユーロ(約68万円)の罰金を科したことを明らかにした。
それによればレース最終周、まだ他チームのスタッフが緊急ピットインに備え準備のためピットエリアにいたにも関わらず、ピアストリの優勝に浮かれたマクラーレンのスタッフが機材を放置するなど危険な状況を造り出したというもの。
ただ最終周の処理が明確でなかったレースディレクターの手腕にも批判の声が高まっているのが事実だ。
2024/09/17
マクラーレン、勝者ピアストリを諭す
Oscar Piastri
F1参戦2年目にして早くもグランプリ2勝目を記録したオスカー・ピアストリ(23歳:オーストラリア)だが、マクラーレン・レーシングのアンドレア・ステラ代表は「勝利は自分だけの力ではない」と、若者を諫めている。
それによれば今回予選での不運で止むなく後方からのスタートとなったチームメイトのランド・ノリスが、自身の追い上げだげなく、ルクレール(フェラーリ)やペレス(レッドブル)などピアストリの直接のライバルに対しても戦略的な挑戦を挑んで僚友の勝利に貢献したのだという。
強いチームの習いであるチーム内バトルの芽を早めに摘むためか同代表は「次は逆の立場になるケースもあるだろう」と、歓喜に沸くピアストリを諭したということだ。
2024/09/16
2024/09/15
アゼルバイジャンGPはピアストリが優勝
Oscar Piastri
9月15日(日)15時(日本時間:20時)からバクー市街地コースを舞台に2024年F1第17戦アゼルバイジャンGP決勝レースが行われた。
レーススタート時の天候は晴れ、気温27度、路面温度45度、路面はドライコンディションとなっている。
なお既報のように予選13位のガスリー(アルピーヌ)は燃料規定違反で予選失格、グリッド最後尾スタートに。
またハミルトン(メルセデス)とオコン(アルピーヌ)の2台は予選後コンポーネンツの交換をしたためこちらはいずれもピットレーンスタートになっている。
序盤のバトルでストロール(アストンマーティン)と接触した角田裕毅(RB)はマシンを損傷、スタートの11番手から次第に順位を落としていく。
13周目、ボタス(ザウバー)がマシントラブルかガレージに戻り最後尾に。
17周目には角田裕毅(RB)がガレージに戻ってこちらはリタイヤに。
右のサイドポンツーンを大きく痛めている。
20周目、2位のピアストリ(マクラーレン)がルクレール(フェラーリ)を抜いて首位に立つ。
50周目、3位のペレス(レッドブル)と4位のサインツ(フェラーリ)が接触、共にリタイヤとなった。
レースはイエローコーションのまま51周を終えチェッカーフラッグ。
優勝は逃げ切ったピアストリ(マクラーレン)で今季ハンガリーGPに続く2勝目を飾った。
2位ルクレール(フェラーリ)、3位ラッセル(メルセデス)、4位ノリス(マクラーレン)、5位フェルスタッペン(レッドブル)、6位アロンソ(アストンマーティン)、7位アルボン(ウィリアムズ)、8位コラピント(ウィリアムズ)、9位ハミルトン(メルセデス)、10位ベアマン(ハース)までが入賞。
これによりコンストラクターズ・ランキングはマクラーレンが逆転首位に。
以下、ヒュルケンバーグ(ハース)、ガスリー(アルピーヌ)、リカルド(RB)、周冠宇(ザウバー)、オコン(アルピーヌ)、ボタス(ザウバー)までが完走。
リタイヤはペレス(レッドブル)、サインツ(フェラーリ)、ストロール(アストンマーティン)そして角田裕毅(RB)の4台。
F1次戦は9月22日(日)第18戦シンガポールGPが予定されている。
ガスリー(アルピーヌ)、予選失格
アゼルバイジャンGPで予選13位のガスリー(アルピーヌ)は燃料流量規定違反で予選失格、グリッド最後尾スタートのペナルティを受けている。
またハミルトン(メルセデス)とオコン(アルピーヌ)の2台は予選後コンポーネンツの交換をしたためこちらはいずれもピットレーンスタートになっている。
2024/09/14
フリー3回目はラッセル(メルセデス)最速
Baku Street Circuit
9月14日(土)12時半(日本時間:17時半)からバクー市街地コースを舞台に2024年F1第17戦アゼルバイジャンGPフリー走行3回目セッションが行われた。
天候は曇り 、セッション開始時の気温は26度、路面温度31度、コースはドライコンディションと報告されている。
15分ほど経過したところでオコン(アルピーヌ)がコース上でストップ、約10分間赤旗中断に。
再開後さらに今度はベアマン(ハース)がウォールにヒットして再び赤旗中断に。
これでこの週末は計5回目の赤旗となった。
結局このセッション最速はラッセル(メルセデス)が記録した1'42.514。
これにルクレール(フェラーリ)、ノリス(マクラーレン)、ピアストリ(マクラーレン)、フェルスタッペン(レッドブル)、サインツ(フェラーリ)、ペレス(レッドブル)、アルボン(ウィリアムズ)、コラピント(ウィリアムズ)、そしてハミルトン(メルセデス)と続いた。
レーシング・ブルズは角田裕毅12番手、リカルド14番手だった。
このあと注目の公式予選が行われる予定となっている。
2024/09/13
フリー2回目、ルクレール(フェラーリ)最速
Baku Street Circuit
9月13日(金)17時(日本時間:22時)からバクー市街地コースを舞台に2024年F1第17戦アゼルバイジャンGPフリー走行2回目セッションが行われた。
天候は曇り 、セッション開始時の気温は29度、路面温度39度、コースはドライコンディションとなっている。
フリー走行1回目でクラッシュしたルクレール(フェラーリ)は修復を終え無事走行しているが無線で違和感を訴えた。。
そんなルクレールだが1'43.484というタイムを記録、結局これが全体のベストタイムになった。
2番手に0.006秒の僅差で渦中のペレス(レッドブル)、3番手はハミルトン(メルセデス)、以下サインツ(フェラーリ)、ピアストリ(マクラーレン)、フェルスタッペン(レッドブル)、ストロール(アストンマーティン)、ヒュルケンバーグ(ハース)、ラッセル(メルセデス)、スポット参戦ベアマン(ハース)の順。
レーシング・ブルズは角田裕毅11番手、リカルド16番手だった。
明日はフリー走行3回目セッションと公式予選が行われる予定となっている。
アゼルバイジャンGPフリー1回目、赤旗相次ぐ
Baku Street Circuit
9月13日(金)13時半(日本時間:18時半)からバクー市街地コースを舞台に2024年F1第17戦アゼルバイジャンGPフリー走行1回目セッションが行われた。
天候は曇り 、セッション開始時の気温は30度、路面温度43度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは5種類用意されたコンパウンドのうち、今回ホワイトのハードにC3、ミディアムのイエローにC4、そしてレッドのソフトにC5という柔らかい部類の3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。
なお既報のようにペナルティ・ポイント累積で出走禁止となったマグヌッセンの代わりにハースF1チームはオリバー・ベアマン(19歳:イギリス)を起用している。
セッション開始早々、ハミルトン(メルセデス)がここでもコクピット内の高熱を訴えている。
開始約12分、コース上に金属製部品の欠片が落ちたということで回収のため赤旗中断。
約27分、トップタイムを記録していたルクレール(フェラーリ)が15コーナーでフロントからバリアにクラッシュ、再び赤旗中断に。
約42分、今度は4コーナー進入でコラピント(ウィリアムズ)がクラッシュ、3回目の赤旗中断に。
最速はフェルスタッペン(レッドブル)の1'45.546。
これにハミルトン(メルセデス)、ペレス(レッドブル)と続いた。
レーシング・ブルズはリカルド10番手、角田裕毅15番手。
オコン(アルピーヌ)はパワーステアリングの不調でノータイムだった。
このあと17時(日本時間:22時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。
アゼルバイジャンGPの週末、雨の心配はなし
今週バクー市街地コースを舞台に行われる2024年F1第17戦アゼルバイジャンGPの天気について、地元バクー地方の気象台は、フリー走行の金曜日から公式予選の土曜日そして決勝レースが行われる日曜日に掛けての3日間共に晴れないし雲りで雨の心配はないと予報している。
期 日 | 種 目 | 気 候 | 気 温 | 降水確率 |
9月13日(金) | フリー走行 | 晴れ時々曇り | 21- 30度 | 0% |
9月14日(土) | 公式予選 | 晴れ時々曇り | 19- 28度 | 20% |
9月15日(日) | 決勝レース | 晴れ | 17- 27度 | 0% |
2024/09/12
ニューイ氏、アストンマーティン株主にも
Adrian Newey
アストンマーティンF1チームへの加入が発表されたエイドリアン・ニューイ氏は、新天地ではマネージング・テクニカル・パートナーという新たなポジションに就くことがアナウンスされているが、その名の通り技術面だけの職務に留まらないようだ。
伝えられるところによればニューイ氏は、技術面で責任者としてリードするだけでなくアストンマーティンの株主として経営面にも関与する可能性があるのだという。
同氏がチームの株主となるのはこれまでの長いキャリヤでも例のないことだという。
ハードなモーターレーシングでの生活を終えた後のことも考えていると思われる。
なお同社の大株主にはランス・ストロールの父親であるローレンス・ストロール氏の名前が報じられている。
2024/09/11
2024/09/10
アウディF1、ドライバー選定急がず
Audi F1 Image
2026年の新レギュレーションに合わせF1新規参戦を計画しているアウディF1(現ザウバー)だが、事実上2025年のレースシートが確定していない唯一のチームとなっていてその行方に注目が集まっている。
その一つにはすでに現ハースF1のニコ・ヒュルケンバーグ(37歳:ドイツ)が就くことが決まっているが、そのチームメイトについてはまだベテランでいくのかあるいは若手ドライバーを起用するのかの方針も定かでないままだ。
これについて前フェラーリ・チーム代表で今回新たに同チームCEO(最高経営責任者)に就いたマッティア・ビノット氏は次のように説明した。
「もう一人のドライバーについてはまだ結論を急いでいない。
名前が明らかになるのはおそらく数週間先になるのではないか。
長期的な視野で正しい選択が成されることだろうね」
若手ではミック・シューマッハ(25歳:ドイツ)やテオ・プルシェール(21歳:フランス)、
ベテランにはセバスチャン・ベッテルという驚きのビッグも名前が挙げられている。
2024/09/09
2024/09/08
ハースF1、代役にオリバー・ベアマン起用
Oliver Bearman
ハースF1チームは、次戦アゼルバイジャンGPに同チームのケビン・マグヌッセンの代役として、フェラーリ・チームでリザーブドライバーを務めるオリバー・ベアマン(19歳:イギリス)を起用することを明らかにした。
既報のようにマグヌッセンはペナルティ・ポイントの累積により今回1戦出場停止となっている。
ベアマンは病気欠場したカルロス・サインツの代役として今季第2戦サウジアラビアGPに緊急参戦、予選11位から決勝レースではいきなり7位入賞を果たしてみせた。
なおハースF1チームの2025年レースドライバーに就くことがすでに決定している。
2024/09/07
2024/09/06
FIA、「マクラーレンらのウィング合法」
Federation International Automobile
FIA(国際自動車連盟)は先に行われたイタリアGPでの車載映像を検討した結果、全チームのマシンに違法性がなかったという結論を得たことを明らかにした。
これは、レース後「マクラーレンとメルセデスAMG両チームのマシンのフロントウィングが、走行中規定以上にたわんで不当な空力メリットを得ているのではないか」と申し立てがあったためだ。
FIAのこの発表により、両チームの嫌疑は晴れたことになる。
ちなみに申し立てを行ったのは、2チームのライバルであるレッドブル&フェラーリの2チームであったと伝えられている。
2024/09/05
マクラーレン、チームオーダー発揮へ
Lando Norris
いまや打倒レッドブルの筆頭旗手に躍り出た感のあるマクラーレン・レーシングが、ついにチームオーダー発揮に踏み切るようだ。
これまで同チームでは共に期待の若手ドライバーであるランド・ノリスとオスカー・ピアストリとをまったく対等に処遇、レースでも二人を自由に戦わせてきた。
しかしシーズンが進み、タイトルの行方がみえるようになってくると、これまで遠い存在だったチャンピオンシップが現実のものになってきたのだ。
とりわけコンストラクターズ・チャンピオンシップではイタリアGP終了時で1位のレッドブルとの差わずかに8ポイントまで迫っていて1戦で逆転が可能という状況になっている。
ところがイタリアGPではノリスがポールポジションからスタートしながらもルクレール(フェラーリ)に勝利を奪われていて、チームオーダーの必要性がいま真剣に検討されている。
2024/09/04
レッドブル、フォードとの関係修復か
Christian Horner
関係が冷え込んでいると報道のあったレッドブルとフォードとの関係だが、イタリアGPのパドックで両者の首脳が会談したと報じられたことから修復に向かっているのではとみられている。
両者はF1が新レギュレーションになる2026年シーズンから実現すべくすでに共同でPU(パワーユニット)の開発に取り組んでいるが、レッドブル内で起きたホーナー代表のスキャンダル問題をきっかけに関係が冷え込んでいると伝えられていたもの。
しかし今回あえて目に付く形で会談の場を持ったのにはプロジェクトに差し支えるような噂話は払拭したいとの両者の思惑があるようだ。
なお現在のホンダとのパートナーシップは2025年に終了、ホンダは新たにアストンマーティンと活動を共にすることになっている。
2024/09/03
2024/09/02
イタリアGPはルクレール(フェラーリ)優勝
Charles Leclerc
9月01日(日)15時(日本時間:22時)からモンツァ・サーキットを舞台に2024年F1第16戦イタリアGP決勝レースが行われた。
レーススタート時の天候は曇り、気温は34度、路面温度51度、路面はドライコンディションとなっている。
オープニングラップで今回もノリス(マクラーレン)が順位を落とす。
首位に立ったのは2番手スタートのピアストリ(マクラーレン)
角田裕毅(RB)はヒュルケンバーグ(ハース)に接触されフロアパネル部を損傷して早くもリタイヤに。
ヒュルケンバーグには10秒のタイムペナルティ。
このヒュルケンバーグへの接触でリカルド(RB)に5秒のタイムペナルティ。
しかし停止時間が不十分のまま作業したとしてさらに10秒が加算される失態を演じる。
混戦を抜け最初にフィニッシュラインを通過したのは地元ティフォシの声援を受けた1ストップのシャルル・ルクレール(フェラーリ)。
モナコGP以来となる今季2勝目、自身通算7勝目でモンツァでは2019年以来の快挙となった。
2位ピアストリ(マクラーレン)、3位ノリス(マクラーレン)、4位サインツ(フェラーリ)、5位ハミルトン(メルセデス)、6位フェルスタッペン(レッドブル)、7位ラッセル(メルセデス)、8位ペレス(レッドブル)、9位アルボン(ウィリアムズ)、10位マグヌッセン(ハース)までが入賞。
以下、アロンソ(アストンマーティン)、コラピント(ウィリアムズ)、リカルド(RB)、オコン(アルピーヌ)、ガスリー(アルピーヌ)、ボタス(ザウバー)、ヒュルケンバーグ(ハース)、周冠宇(ザウバー)、ストロール(アストンマーティン)が完走。
リタイヤは角田裕毅(RB)となった。
F1次戦は9月15日(日)第17戦アゼルバイジャンGPが予定されている。
2024/09/01
イタリアGP公式予選、ノリスが連続ポール
Lando Norris
8月31日(土)16時(日本時間:23時)からモンツァ・サーキットを舞台に2024年F1第16戦イタリアGP公式予選が行われた。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は33度、路面温度48度、コースはドライコンディションとなっている。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では明日の決勝レースのトップ10グリッドが決定する。
まず下位の5台がノックアウトとなる18分間のQ1が行われた。
トップはノリス(マクラーレン)が記録。
ここでの敗退は角田裕毅(RB)、ストロール(アストンマーティン)、コラピント(ウィリアムズ)、ボタス(ザウバー)、周冠宇(ザウバー)の5台となった。
続いて15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。
トップタイムはハミルトン(メルセデス。
ここでの敗退はアロンソ(アストンマーティン)、リカルド(RB)、マグヌッセン(ハース)、ガスリー(アルピーヌ)、オコン(アルピーヌ)の5台となった。
最後の12分間によるQ3では残った10台により明日行われる決勝レースのトップ10グリッドが確定となる。
結果、ノリス(マクラーレン)がポールポジション獲得。
前戦オランダGPに続くもので今年4回目、自身通算5回目の快挙となった。2番手僚友ピアストリ(マクラーレン)、3番手にラッセル(メルセデス)、以下ルクレール(フェラーリ)、サインツ(フェラーリ)、ハミルトン(メルセデス)、フェルスタッペン(レッドブル)、ペレス(レッドブル)、アルボン(ウィリアムズ)、そしヒュルケンバーグ(ハース)となった。
イタリアGP決勝レースは明日15日(日)15時(日本時間:22時)から全53周で行われる。
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