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2024年2月

2024/02/29

バーレーンGPフリー1回目、リカルド(ビザRB)最速

Bahrain Circit Bahgp_0012月29日(木)14時半(日本時間:20時半)からバーレーン・サーキットを舞台に2024年F1開幕戦バーレーンGPフリー走行1回目セッションが行われた。
天候は晴れ 、セッション開始時の気温は20度、路面温度36度、コースはドライコンディションとなっている。

ピレリは6種類用意されたコンパウンドのうち、今回ホワイトのハードにC1、ミディアムのイエローにC2、そしてレッドのソフトにC3という堅い部類の3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。

トップタイムはビザRBのリカルドで'1'32.869を記録した。
2番手はノリス(マクラーレン)が1'32.901で続いた。
3番手ピアストリ(マクラーレン)、4番手に角田裕毅(レーシング・ブルズ)、5番手アロンソ(アストンマーティン)、フェルスタッペン(レッドブル)は6番手だった。

このあと18時(日本時間:24時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。

バーレーンGPフリー走行1回目の結果はこちら
バーレーンGPの画像はこちら

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バーレーンGPの週末3日間共に晴れ、雨の心配なし

Bahrain Circit
Bahgp_002バーレーン・サーキットを舞台に今週行われる2024年F1開幕戦バーレーンGPの天気について、地元の気象台はフリー走行の木曜日、公式予選の金曜日、さらに決勝レースが行われる土曜日共に晴れで雨になる心配はないと予報している。
ただ木曜日には強風注意の警報が出ている。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
2月29日(木) フリー走行 晴れ 16- 19度 0%
3月01日(金) 公式予選 晴れ 16- 21度 0%
3月02日(土) 決勝レース 晴れ 16- 21度 0%

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レッドブル、日本GPに特別VIP観覧席

Image
Redbull_stand_l今シーズンから4月の春開催に移ったF1日本GPだが、レッドブルは第7コーナー付近に特別VIP観覧席を設置することを明らかにした。

第7コーナー通称『NIPPOコーナー』は旧来『ダンロップ・コーナー』として親しまれた名物コーナーで人気の高いエリア。
今年がF1参戦20周年となるレッドブルはコースサイドに2階建てのホスピタリティを建て、ハイレベルのフード&ドリンクサービスと共に白熱のバトルをコースサイドから観戦することができるという。

このエリアは招待制で一般発売は行なわれないものの、抽選で5組10名にここでのレース観戦(送迎・宿泊付き)ができる『フォロー&リポストキャンペーン』が用意されるとのことだ。

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サインツ(フェラーリ)、「去就決定最優先」

Carlos Sainz
C_sainz_ferrari_cockpit_l22024年シーズンも跳ね馬チームでの戦いが始まるカルロス・サインツ(29歳:スペイン)だが、当人にとっては2025年の自身の去就のほうが優先事項であるようだ。

これはサインツの母国スペインの有力紙『マルカ』が報じたもの。
それよればサインツの計画はハミルトン(メルセデス)の2025年フェラーリ移籍のニュースにより大打撃。
2025年もフェラーリで走る予定が破綻してしまったからだ。
このままだと、2026年にワークス参戦予定のアウディF1への加入にも支障が出かねないと懸念している。
それをも占う新しいシーズンがまもなくスタートする。

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2024/02/28

レッドブル、『ホーナー問題』結着へ

Christian Horner
C_horner_press_lイギリスの有力メディアである『スカイ・スポーツ』は、開幕前のF1を騒がせている『ホーナー問題』に結着を付けるためレッドブル・グループ本社が乗り出したことを報じた。
それによれば今週末に迫った初戦のバーレーンGP前にも何らかの結論が示される可能性があるという。

これは、レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表にチーム内でご法度のパワーハラスメント行為があったのではないか、と騒動になっているもの。

すでにレッドブル・レーシングの上部組織であるオーストリア本社の顧問弁護士らによる事情聴取が複数回に渡って行われたと伝えられている。

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マクラーレン、『グーグル』との提携強化へ

McLaren Android
Mclaren_android_m2024年シーズンの開幕を前に、マクラーレン・レーシングはアメリカの大手IT企業『グーグル』とのテクニカル・パートナーシップ契約を更に拡大・発展、継続させていくことを正式発表した。

両者の提携は2022年にスタートしたもので、グーグル社の5G対応のアンドロイド端末とクローム・ブラウザを使ってドライバーとチームをIT面から強力にサポートしていくものとされる。
マクラーレンはF1チームのより効果的な運営のため、サーキットの現場と開発拠点であるサリー州ウォーキングのテクノロジー・センターの両方での連携運用を図るとしている。

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2024/02/27

レッドブル、日本語のキャップお披露目

Redbull Racing Cap
Redbull_cap_lレッドブル・レーシングは今年4月に鈴鹿サーキットで行われる日本GPに合わせ、日本語が書かれたキャップを用意、その見本がお披露目された。

ホワイトをベースにしたキャップの後ろ半分には赤色で繊細な花柄があしらわれ、正面にカタカナで大きく『オラクル・レッドブル・レーシング』とこれまた紅白の文字が描かれているもの。

注目される価格は未定だが、特製キャップはレッドブルの公式ショップで購入できるようになる見込みという。

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フェラーリ、レースペースも改善と自信

Frederic Vasseur
F_vasseur_ferrari_lバーレーン・サーキットで行われたシーズン前テストで連日トップタイムを記録したフェラーリ・チームだが、昨シーズン弱点と指摘された決勝レースのペースについても改善がみられたと自信をみせている。

これは同チームのフレデリック・バッサー代表がテスト後の会見で述べたもの。
その中でこれまで複数のチームで強い指導力を発揮してきた55歳のフランス人は「昨年決勝レースで思うような走りができなかった最大の原因はタイヤの劣化によるグラデーションにあったが、今回これには大きな改善が図られた」と、主張。

2023年シーズン、フェラーリは6回のポールポジションを獲得したものの優勝は1回に留まっている。
もしこれが事実であれば悲願のタイトル奪還に向け、大きな前進と言えそうだ。

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2024/02/26

シュタイナー氏(前ハース代表)、TV解説者に

Gunther Steiner
G_steiner_l前ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナー氏(58歳:イタリア)が、F1のテレビ解説者に転身することかわかった。

2024年シーズン開幕を前に突然ハースF1チーム代表の職を解かれたシュタイナー氏についてはその人事異動の経緯もあり、事変後の去就に関心が集まっていた。

伝えられるところによれば同氏はドイツに本拠を置く民放の『RTLテレビ』のF1番組『チャンネル10』の解説者としてとりあえずシーズン序盤の7つのグランプリに出演する予定になっているとのことだ。

なお既報のように後任のチーム代表には日本の小松礼雄チーフ・エンジニアの昇格が決まっている。

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「ハミルトン後任候補は5月目途に」と、ウォルフ代表

Toto Wolff
T_wolff_l_202402260452012024年のシーズン開幕を前にパドック雀を驚かせたのは、何と言っても1年先のハミルトンのフェラーリ移籍だろう。
しかし名門チーム移籍は発表されたものの空席となるメルセデスAMGのレースシートは不明のままだ。

これについて同チームのトト・ウォルフ代表は次のように見通しを明らかにしている。
「正直、ハミルトンから決意を聞いた時には想定外のことでびっくりしたよ。
しかし今は多くの後任候補を抱えてうれしい悲鳴を挙げている状態だ。
いつまでも放置しているのは今年のチャンピオンシップ争いにも良くないので5月頃には目途を付けたいと考えているところだ」と、メルセデスAMGの知将。
後任次第では複数の上位チームに大きな波紋を及ぼす可能性がある。

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2024/02/25

旧アルファタウリの略称は『RB』(アールビー)に

Visa RB
Visa_rb_test_l旧アルファタウリから今季登録チーム名が大きく変更された『ビザ・キャッシュアップRB』は、これまでその新しい略称が定まっていなかったが、どうやら『RB』(アールビー)ということになるようだ。

RBはレッドブルの象徴である猛牛レーシング・ブルズの頭文字。
今回のシーズン前テストで、FIAが記者会見やタイミングモニターで使用したことによるものだ。

同様にアルファロメオから変更となった『ステークF1ーム・キック・ザウバー』はステークではなく本来の『ザウバー』と表記される見通しだ。

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バーレーン・サーキット、配水管埋め立てへ

Bahrain Circuit
Bahrain_course_m満を持して受け入れた筈のシーズン前テストで、コース脇に設置された排水口の不備から連日セッションの赤旗中断を招くという不祥事を演じたバーレーン・サーキットでは、来週に迫った開幕戦を前に面目を掛けた緊急対策が求められる羽目となっている。

サーキット側は問題のあった排水口の蓋を溶接して緊急対応したが、グランプリを前にこれでは不十分とみて、損傷した部分の側溝自体をコンクリートで埋め固め、解決を図るとしている。

シーズン開幕の本番まで残されているのはわずか5日間たけとなっている。

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2024/02/24

角田裕毅(ビザRB)、「マシンの進化に満足」

Yuki Tsunoda
Bahrain_test_006_20240224130501シーズン前テスト最終日、19人全体の5番手というまずまずのタイムを記録して終えたビザ・キャッシュアップRBチームの角田裕毅は、「マシンの進化に満足している」とテストを総括した。

3日間のテストをチームメイトのダニエル・リカルドと交代で走行、最終日は午後からチームメイトに代わってコクピットに収まった。
連日の赤旗中断によるスケジュール変更には「赤旗のせいで当初の予定通りではなかったけれど問題ない」としたうえで、「走り始めと比べマシンはかなり良くなっている。
それでもまだテストだから、ライバルとタイムを比べても意味ないけれどね」と、慎重姿勢は崩さなかった。

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テスト最終日、再び施設不具合で赤旗中断に

Yuki Tsunoda
Y_tsunoda_test2月23日(金)、バーレーン・サーキットで行われた3日間に渡るシーズン前テストは最終日を迎えた。

しかし午前の走行開始からわずか20分でペレス(レッドブル)のスローダウンによりセッションは赤旗中断。
原因は前日に続き11コーナー・サイドの排水口カバーが外れたためだった。
コース上では再び溶接などの修復作業が行われ、再開後は予定された1時間のセッション間インターバルを挟むことなく、現地時間19時過ぎまでのノンストップ走行となった。

最終日トップタイムを記録したのはまたしてもフェラーリで、今度はルクレールが前日の僚友サインツのタイムには及ばなかったものの1分30秒322をマークしてみせた。
2番手はラッセル(メルセデス)、3番手周冠宇(ステーク)と続いた。
また注目のフェルスタッペン(レッドブル)は4番手、角田裕毅(ビザRB)も5番手と開幕戦に期待を持たせた。

*シーズン前テストの結果はこちら
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バーレーン合同テスト3日目総合タイム(2/23)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 C.ルクレール MON Ferrari 1'30.322 74
2 G.ラッセル GBR Mercedes 1'30.368 67
3 周 冠宇 CHI Kick Sauber Ferrari 1'30.647 85
4 M.フェルスタッペン HOL Redbull RBPT 1'30.755 88
5 角田 裕毅 JPN RB Honda RBPT 1'30.775 53
6 A.アルボン THA Williams Mercedes 1'30.984 121
7 O.ピアストリ AUS McLaren Mercedes 1'31.030 81
8 F.アロンソ ESP Aston Martin Mercedes 1'31.159 75
9 C.サインツ ESP Ferrari 1'31.247 71
10 S.ペレス MEX Redbull RBPT 1'31.483 50
11 N.ヒュルケンバーグ GER Haas Ferrari 1'31.686 89
12 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'31.999 49
13 L.ストロール CAN Aston Martin Mercedes 1'32.038 46
14 L.ノリス GBR McLaren Mercedes 1'32.108 20
15 P.ガスリー FRA Alpine Renault 1'32.149 47
16 K.マグヌッセン GER Haas Ferrari 1'33.053 80
17 E.オコン FRA Alpine Renault 1'33.079 59
18 V.ボタス FIN Kick Sauber Ferrari 1'33.528 28
19 D.リカルド AUS RB Honda RBPT 1'37.015 70
20 L.サージェント USA Williams Mercedes NO TIME --

 

   * 2023 PP-Time 1'29.758 M.フェルスタッペン/Redbull RBPT(3/04)
   * 2024 Test-Time 1'29.921 C.サインツ/Ferrari(2/23)
    (注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)
   *シーズン前テストの画像はこちら

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2024/02/23

テスト2日目、サインツ(フェラーリ)意地のトップタイム

Carlos Sainz
C_sainz_test_m2月22日(木)、バーレーン・サーキットで行われているシーズン前テストは2日目を迎えた。

この日も午前4時間&午後4時間という走行時間が予定されていたが、午前のセッション途中、コースサイドの排水口カバーが外れる出来事があり、赤旗中断に。
このため午前の時間を1時間早めて終了、その分を午後に廻すという変則スケジュールで対応した。

2日目トップタイムを記録したのはいまやすっかり『時の人』となったサインツ(フェラーリ)。
ただ一人ベストタイムを1分29秒台に入れる意地をみせた。
2-3番手は共にこの日がム初ドライブとなったペレス(レッドブル)とハミルトン(メルセデス)が続いた。
ペレスは一時ブレーキシステムの不調を訴えたが幸い大事には至らなかった模様。
多くのチームがレース・シミュレーションにトライ。
明日はシーズン前テスト最終日を迎える。

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バーレーン合同テスト2日目総合タイム(2/22)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 C.サインツ ESP Ferrari 1'29.921 84
2 S.ペレス MEX Redbull RBPT 1'30.679 120
3 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'31.066 123
4 L.ノリス GBR McLaren Mercedes 1'31.256 52
5 D.リカルド AUS RB Honda RBPT 1'31.361 88
6 C.ルクレール MON Ferrari 1'31.750 54
7 L.ストロール CAN Aston Martin Mercedes 1'32.029 96
8 E.オコン FRA Alpine Renault 1'32.061 78
9 V.ボタス FIN Kick Sauber Ferrari 1'32.227 97
10 O.ピアストリ AUS McLaren Mercedes 1'32.328 35
11 L.サージェント USA Williams Mercedes 1'32.578 117
12 F.アロンソ ESP Aston Martin Mercedes 1'33.053 31
13 周 冠宇 CHI Kick Sauber Ferrari 1'33.715 38
14 P.ガスリー FRA Alpine Renault 1'33.804 33
15 K.マグヌッセン GER Haas Ferrari 1'36.611 93
16 N.ヒュルケンバーグ GER Haas Ferrari 1'37.509 31
17 角田 裕毅 JPN RB Honda RBPT 1'38.074 40

 

   * 2023 PP-Time 1'29.758 M.フェルスタッペン/Redbull RBPT(3/04)
   * 2024 Test-Time 1'31.344 M.フェルスタッペン/Redbull RBPT(2/21)
    (注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)
   *シーズン前テストの画像はこちら

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2024/02/22

今年もフェルスタッペン(レッドブル)独走か

Max Verstappen
M_verstappen_test_m2月21日(水)、いよいよ2024年のF1を占う公式シーズン前テストが開幕戦の地バーレーン・サーキットで3日間の幕を開けた。

初日一人のドライバーで計8時間のセッションを担当したのはレッドブルのフェルスタッペンとメルセデスのラッセルだけでペレスとハミルトンはそれぞれピットガレージに留まり、あとのチームはレースドライバー二人がシェアして走行した。

まだタイムを比べるのは論外としても圧倒的だったのは王者フェルスタッペンで段トツのスピードを午前も午後もみせつけた。
対照的にまた三味線と目されるのがスロースタートのメルセデスAMGだった。

ホンダ・パワー期待のビザ・キャッシュアップRBチームは角田裕毅が午前を担当してセッティングを進め、リカルドが午後を担当して全体の4番手を記録した。

*シーズン前テストの結果はこちら
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バーレーン合同テスト1日目総合タイム(2/21)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 M.フェルスタッペン HOL Redbull RBPT 1'31.344 143
2 L.ノリス GBR McLaren Mercedes 1'32.484 73
3 C.サインツ ESP Ferrari 1'32.584 69
4 D.リカルド AUS RB Honda RBPT 1'32.599 52
5 P.ガスリー FRA Alpine Renault 1'32.805 61
6 L.ストロール CAN Aston Martin Mercedes 1'33.007 54
7 C.ルクレール MON Ferrari 1'33.247 64
8 F.アロンソ ESP Aston Martin Mercedes 1'33.386 60
9 O.ピアストリ AUS McLaren Mercedes 1'33.558 57
10 周 冠宇 CHI Kick Sauber Ferrari 1'33.871 63
11 L.サージェント USA Williams Mercedes 1'33.882 21
12 G.ラッセル GBR Mercedes 1'34.109 122
13 角田 裕毅 JPN RB Honda RBPT 1'34.136 64
14 V.ボタス FIN Kick Sauber Ferrari 1'34.431 68
15 A.アルボン THA Williams Mercedes 1'34.587 74
17 E.オコン FRA Alpine Renault 1'34.677 60
18 K.マグヌッセン GER Haas Ferrari 1'35.692 66
19 N.ヒュルケンバーグ GER Haas Ferrari 1'35.906 51

 

   * 2023 PP-Time 1'29.758 M.フェルスタッペン/Redbull RBPT(3/04)
   * 2023 Test-Time 1'30.305 S.ペレス/Redbull RBPT(2/25)
    (注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

   *シーズン前テストの画像はこちら

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シーズン前テストは8時間×3日間

Bahrain Circuit
Bahrain_circuit_m昨年の11月26日最終戦アブダビGPを最後にオフシーズンに入っていたF1だが、今季開幕戦の地バーレーン・サーキットを舞台に再びそのサウンドを轟かせる。
各チームが満を持して投入する2024年マシンがここですべて顔を揃えるからだ。

日程は2月21日(水)から23日(金)までのわずか3日間。
走行時間はいずれも10:00-14:00と15:00-19:00の計8時間ずつ。
単純にいえば、ドライバー一人当たりわずか12時間でしかなくクラッシュやマシントラブル等は許されないことになる。
また走行時間外にはピットレーンウォークやトラックツァーが行われる。
チケットは食事・ツァー代金込みで大人一人一日1,100ドル(約16万5千円)となっているが、すでに完売となっている。

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2024/02/21

ウィリアムズ、『FW46』シェイクダウン実施

Williams 『FW46』
Williams_fw46_test_m2月20日(火)、ウィリアムズ・レーシングは2024年シーズンを戦う新型車『FW46』のシェイクダウン・テストをシーズン前テストに先駈け現地バーレーン・サーキットで行った。

同チームではすでニューヨークで新型車を公開しているが、実際のマシンを公開したのはこれが初めてということになる。
英国に本拠を置くチームの多くがシルバーストーン・サーキットでシェイクダウンを行っているが、ウィリアムズこの時期の英国の天候を考慮してバーレーンを選択したとのことだ。

なお実際にステアリングを握ったのは2年目となるローガン・サージェントだったと伝えられている。

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アルファタウリ、FIAの公式ウェアに

Alphatauri/FIA
Alphatauri_fia_m2024年シーズンの開幕を前にFIA(国際自動車連盟)はアルファタウリと公式ウェア契約を結んだことを明らかにした。

これによりアルファタウリはFIAの全スタッフにウェアやアクセサリー等を提供することになる。

チーム名からは消滅したアルファタウリだが、レッドブル・グループ傘下のイタリア・ファッション・ブランドとしては健在である。
なおFIAがこうした取り組みをするのは前例のないことという。

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2024/02/20

佐藤琢磨、HRC(ホンダ・レーシング)のアドバイザーに

佐藤琢磨/HRC
T_sao_hrc_m2月19日、HRC(ホンダ・レーシング)はリリースを発表、ホンダの顔として実績を残した佐藤琢磨を同陣営の『エグゼクティブ・アドバイザー』として契約を結んだことを発表した。

記者会見に出席したHRCの渡辺康治社長は、佐藤琢磨によるこれまでの功績と新たな期待を強調した。

2002年、当時のジョーダン・ホンダからF1デビューを果たした佐藤琢磨はその後B.A.R・ホンダやスーパー・アグリなど終始ホンダ・パワーの象徴して活躍、最高位は2004年アメリカGPでの3位。
さらにF1引退後は北米を舞台とするインディカー・シリーズに転身、ここでもホンダ・パワーでインデ500レースを制したことは記憶に新しい。

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角田裕毅(ビザRB)、『VCARB-01』に手応え

VISA VCARB-01
Visa_vcarb01_m2イタリアのミサノ・サーキットで『VCARB-01』シェイクダウン・テストで初めて2024年仕様新型車をドライブしたビザ・キャッシュアップRBチームの角田裕毅は、すでに確かな手応えを感じ取っているようだ。

「新型車の印象は昨シーズン最後のアブダビGPの時の戦闘力をさらに強化した感じ。
的確な進化を遂げた印象だね。
コース上でのフィーリングも良く、すべてがスムーズでドライブするのが楽しいよ。
今はとにかくシーズン前テストで走らせるのが待ち遠しい。
同じコースで他チームのマシンと比べるのが楽しみで仕方ないよ」と、今年4年目のシーズンを迎える角田。
チームメイトのリカルドも好印象だったようで開幕が楽しみだ。

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2024/02/19

アルピーヌF1はバルセロナでプライベートテスト

Alpine Renault
Alpine_a524_m_20240219084401事実上ルノー・スポールのワークスチームであるアルピーヌF1は、多くのチームがイギリスのシルバーストーンでテストを行う中、先週スペインのバルセロナ・サーキットでプライベートテストを敢行したことがわかった。

レギュレーションによりテストは装着タイヤや走行距離に制限のあるプロモーション用のフィルミングデーを使用したものとされている。
テストに参加したのはレースドライバーの一人であるピエール・ガスリーと、同チームのリザーブ&開発ドライバーを務めるジャック・ドゥーハン(21歳:オーストラリア)と伝えられている。

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メルセデスAMGの2025年空席に打診多数

Toto Wolff
T_wolff_gantry_m7回のチャンピオンであるルイス・ハミルトンはこれまで11年の長きに渡って在籍したメルセデスから離れることを明らかにしているが、これに伴い注目を集めているのがこれにより空くことになるトップチームのレースシートだ。

同チームのトト・ウォルフ代表の元にはすでに多くの問い合わせが相次いでいるとのことだ。
「みんなが想像する通り、発表以来多くの電話やメールが殺到してたまげたよ。
それは将来を嘱望される新人から実績あるベテランまで、到底ここで名前を出すのが憚れるビッグまでね」と、52歳になったばかりのオーストリア人。

噂では下はまだ17歳のアンドレア・キミ・アントネッリから上は42歳のフェルナンド・アロンソまでと憶測を呼んでいる。

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2024/02/18

「レッドブルRB20革新の噂」にペレス懐疑的

Sergio Perez
S_perez_win_m2023年のチャンピオン・チームであるレッドブル・レーシングは、さらなるタイトル獲得を目指して期待の新型車『RB20』を発表したが、噂ではこれは序盤戦用のもので、シーズン半ばにしてアップデート版を用意している、との見方が広まっているようだ。

それによれば本命は昨年メルセデスAMGがトライしたゼロポッド方式のものなのだという。
ただこれは冷却に懸念があるため、シーズン序盤の高温が予想されるグランプリ3戦は回避、気温が低下する見込みの日本GPから新仕様を投入する方針なのだという。

しかしこうしたトライに同チームのセルジオ・ペレスは「チャンピオン・チームがそんなリスクを冒す?」と、懐疑的という。

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ルクレール、「ハミルトンとの契約無関係」

Charles Leclerc
C_leclerc_padock_m_202402171240012025年シーズン、史上最強のチームメイトとも言えるルイス・ハミルトン(メルセデス)とのラインナップが決まったシャルル・ルクレール(フェラーリ)だが、これについて本人は「誰が同僚になっても無関係」と鷹揚なところをみせている。

これに先駈け1月末、フェラーリはルクレールとの契約延長を正式発表しているが、その時点ではまだハミルトンとの交渉はまとまっていなかったという。
これについてルクレールは「僕はチームメイトがハミルトンであれ、サインツであれ何も問題はない。
チームのために自分が果たすべき仕事をするだけだからね。
今はとにかくサインツと共にチームをまたトップ・コンテンダーに引き上げること、それだけだよ」と、明言。
ちなみにルクレールの通算5勝は全てフェラーリで記録したものだ。

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2024/02/17

角田裕毅(ビザRB)、2024年新型車シェイクダウン

VISA 『VCARB-01』
Visa_vcarb01_m_20240217083401今週、『ビザ・キャッシュアップRB』(前アルファタウリ)が2024年シーズンを戦うHRC(ホンダ・レーシング)パワー搭載の新型車『VCARB-01』をイタリアのミサノ・サーキット゛シェイクダウン・テストを行ったことがわかった。

テストは例によりフィルミングデーと称するプロモーション用のもので、規定により装着タイヤや走行距離に制限があるもの。
コクピットに収まったのは今季も同チームでレースドライバーを務めるダニエル・リカルド&角田裕毅の二人。
今季はいっそうレッドブル・レーシングとの関係を深めたマシンとみられている。

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「正念場」のサインツ(フェラーリ)に注がれる熱視線

Ferrari Duo
Ferrari_2022duo_m通算7回のF1王者であるハミルトン(メルセデス)による2025年のフェラーリ・チーム電撃移籍のニュースは世界に衝撃を与えたが、それは同時にカルロス・サインツのフェラーリ・シート喪失を意味するものでもある。
そうしたことからこれまで以上に今シーズンのサインツのパフォーマンスに注目が集まることとなっている。

そのサインツはすでに2026年から新規参戦が決まっているアウディF1のレースドライバーに決まっているのだが、フェラーリでの戦績次第でそのポジションにも影響は必須とならざるを得ない状況。
強力なチームメイトであるルクレールとのバトルにこれまでより一層の注目が集まっている。

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大阪市、「大阪GP開催まだ諦めていない」

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Signal_m_20240216130701大阪市による突然の大阪市街地GP開催計画はF1関係者をも驚かせたが、現行の鈴鹿サーキットでの日本GPが2029年まで開催契約の延長を正式発表したことにより、すっかり霞んでしまった感じだ。

これについて大阪観光局の溝畑宏理事長は国内メディアの取材に対し次のように語っている。
それによれば開催計画は1年も前からスタートしていて、海外グランプリの視察なども複数回行われて来たとのこと。
その結果、1国1グランプリという原則はあるものの日本で鈴鹿との共存は決して不可能ではないと結論づけているとした。
こうしたことから鈴鹿とは異なったテイストの大阪GPを目指し、今後も誘致活動を続けていく姿勢を強調したとのことだ。

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2024/02/16

レッドブル、2024年新型車『RB20』を正式発表

Redbull 『RB20』
Redbull_rb20_m2月15日(木)、2023年のW王者であるレッドブル・レーシングが今季もタイトル獲得を果たすべく新型車『RB20』を英国ミルトンキーンズのファクトリーで正式発表した。
マシンはこれまでのものの正常進化形いうことで信頼性を重点に置いて開発が進められたという。

なお『RB20』はすでに2月13日(火)に他チームの新型車同様シルバーストーン・サーキットでフィルミングデーを利用した事実上のシェイクダウン・テストを完了している。

また2024年のレースドライバーも引き続きマックス・フェルスタッペン&セルジオ・ペレスで変更はないが、このチームの常でフェルスタッペンのチームメイトには強い風当たりが絶えないでいる。

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マクラーレン&メルセデス、共に新型車シェイクダウン

Mclaren 『MCL38』
Mclaren_wettest_m2月14日(水)、共に2024年シーズンを戦う新型車を発表したマクラーレン・レーシングとメルセデスAMGチームは、揃ってシルバーストーン・サーキットを舞台にシェイクダウン・テストを行った。

テストはいずれもフィルミングデーと称するプロモーション用のもので、規定により装着タイヤや走行距離に制限があるものだが、幸か不幸かこの日のノーサンプトンシャー地方は生憎のブリティッシュ・ウェザー。
ピレリ製ウェットタイヤのテストに協力する羽目となった。
コクピットに収まったのはマクラーレンがノリス、メルセデスはラッセルで、これまで新型車のテストには必ず参加してきたハミルトン(メルセデス)は姿を見せなかったという。

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2024/02/15

マクラーレン、2024年新型車『MCL38』正式発表

McLaren『MCL38』
Mclaren_mcl38_m2月14日(水)、マクラーレン・レーシングは2024年シーズンを戦うメルセデス・パワー搭載の新型車『MCL38』を英国サリー州ウォーキングの本拠地で正式発表、オンラインで世界にお披露目された。

すでにコーポレイテッドカラーであるオレンジを配したカラーリングは発表していたが、新しいボディはチャンピオンカーであるレッドブルのものに似たより洗練されたものになっている。

2024年のレースドライバーもランド・ノリス&オスカー・ピアストリというフレッシュなラインナップで戦うことが決まっている。

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メルセデスAMG、2024年新型車『W15』を正式発表

Mercedes 『W15』
Mercedes_w15_m2月14日(水)、メルセデスAMGチームは悲願のタイトル奪還を狙う2024年新型車『W15』をイギリス・ブラックリーの本拠地で正式発表、オンラインで世界にお披露目した。

復活を期す『W15』は再びブラックとシルバーをベースとした伝統のものに回帰、あらためてタイトル奪還への意欲をみせた。
マシンはこの後シルバーストーン・サーキットに持ち込まれて恒例のシェイクダウン・テストとなる予定になっている。

なお2024年のレースドライバーはすでにルイス・ハミルトン&ジョージ・ラッセルで変更はないが、既報のように2025年ハミルトンのフェラーリ移籍が伝えられていて、こちらに話題を奪われているのが実状だ。

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イモラ・サーキットで故セナらの追悼式計画

Imola Circuit
Imola_circuit_mイタリア・ボローニャのイモラ・サーキットは今年5月に予定されるロマーニャGPの際に、没後30周年となる故アイルトン・セナと故ローランド・ラッツェンバーガーらの死を悼み追悼式を行う計画を明らかにした。

これは1994年、まだ自国のサーキットを持たない隣国の名前を使いサンマリノGPとしてF1が開催されていた当時、土曜日の公式予選でラッツェンバーガー(シムテック・フォード)が、また日曜日の決勝レースではセナ(ウィリアムズ・ルノー)がそれぞれ壮絶な事故死を遂げたもの。
F1史上最悪の週末として語り継がれている。

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2024/02/14

フェラーリ、新型車『SF-24』を正式発表

Ferrari 『SF-24』
Ferrari_sf24_m2月13日(水)、スクーデリア・フェラーリが2024年シーズンを戦う新型車『SF-24』を正式発表、オンラインで世界にお披露目された。

全体に伝統の真紅が主体になっているのは変更ないが、2024年のものはこれにホワイトとイエロー2本のラインがサイドポンツーンなどに配されているのが印象的となっている。

コンストラクターズ・ランキングで3位に留まった反省を踏まえ、来季も狙いは両タイトルの奪還にあるが、2025年にはハミルトン(メルセデス)の加入が決まっていて、サインツにとって跳ね馬最後のシーズンとなる。

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王者レッドブル・レーシング内部に不協和音も

Christian Horner
C_horner_press_mF1王者として君臨するレッドブル・レーシング内部に不協和音があるとの噂が広まっている。

それによれば過去にホーナー同代表から同チームの女性スタッフに対し不適切なパワーハラスメントが繰り返されたとして騒動になったもの。
これについてレッドブルは先週末、弁護士らで構成された公聴会を開いて対処策を模索したものの結論には至らなかったと英『BBCスポーツ』らが報じている。

レッドブルは創始者であるディートリッヒ・マテシス/オーナー逝去のあと求心力を失っているとみられ、事態の行方は見通せていない。
別のメディアからは長くレッドブルの栄光を長く支えたエイドリアン・ニューイ氏離脱の可能性も報じられている。

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2024/02/13

アストンマーティンF1、2024年新型車シェイクダウン

Aston Martin 『AMR24』
Astonmartin_amr24_m2月12日(月)、アストンマーティンF1チームが2024年シーズンを戦う新型車『AMR24』のシェイクダウン・テストを行った。

場所はイギリスのシルバーストーン・サーキットで、メルセデス・パワー搭載のマシンには今季も同チームのレースドライバーを務めるフェルナンド・アロンソとランス・ストロールが乗り込んだ。
同チームのダン・ファローズ/テクニカル・ディレクターはこの新型車について「外観からではわからない変化が隠れている」と、その進化ぶりを匂わせている。

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ハミルトン(メルセデス)の後任に新人の名前

Max Verstappen
M_verstappen_pp_m2025年シーズン、フェラーリへの電撃移籍を発表したハミルトン(メルセデス)の後任候補に、まだ実績のない新人が浮上して話題になっている。

ドイツの専門誌から挙げられたのはメルセデス・ジュニア育成ドライバーの一員であるアンドレア・キミ・アントネッリ(イタリア)まだ17歳の少年だ。
フォーミュラ・リージョナルのチャンピオンではあるがまだF4にすら参戦未経験の無名少年。

しかし今シーズンはF3をも飛び級で越え、何といきなりF2に挑戦することが決まったもの。
確かにF2初年度でタイトルを獲得できればF1参戦に必要なスーパーライセンスが獲得できる計算にはなる。
ちなみに現チャンピオンのマックス・フェルスタッペンは同じ17歳の時すでにF1昇格を果たしている。
なおアントネッリのマネージメントを担っているのはメルセデスAMGチームのトト・ウォルフ代表だ。

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2024/02/12

ステークF1さらにハースF1がシェイクダウン

Stake F1
Stake_c44_m_20240212082601この週末、ステークF1そしてハースF1と2024年シーズンを戦う新型車のシェイクダウン・テストが相次いだ。

フェラーリ製パワーユニットを搭載したステークF1(旧ザウバー・チーム)はスペインのバルセロナ・サーキットを舞台に新型車『C44』を行った。
ステアリングを握ったのは共に今季もレースドライバーを務めるバルテリ・ボタス&周冠宇の二人。

また新たにチームの指揮を日本の小松礼雄代表が執ることとなったハースF1はイギリスのシルバーストーン・サーキットでこちらもフェラーリ製パワーユニット搭載の新型車『VF-24』のシェイクダウン走行を行った。
先の発表会では新カラーリングのみでマシンは2023年のものということでその進化ぶりに注目が集まっている。

なおテストは共にレギュレーションで規定のプロモーション用タイヤを装着しての限定されたものとなっている。

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ベッテル、F1引退後もGPDA活動継続

Sebastian Vettel
S_vettel_no1_m2022年限りで通算16年に及ぶF1生活を終えたセバスチャン・ベッテル氏(元レッドブル)だが、引退後もF1ドライバーの集まりであるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の役員に留まり、関心を呼んでいる。

GPDAはF1ドライバーの任意団体で加入しないドライバーもいたが、かつてF1グランプリが命懸けの職業と言われた時代には主に安全面で功績を果たした実績は運営側からも高く評価されている。

ベッテル氏の場合にはレッドブル・レーシングで初タイトルを獲得した2010年からGPDAの執行役員に就任、今もなお継続していて、その人柄もあり仲間からの信頼を集め続けている。
なお同様の立場には元ウィリアムズ・チーム等のF1ドライバーであるアレクサンダー・ブルツ氏のケースもある。

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2024/02/11

メルセデスAMG、主要スタッフの移籍警戒

Mercedes AMG F1
Mercedes_wheel_m偉大な7回のチャンピオンによる突然のフェラーリ・チーム移籍話は世界のF1ファンを驚かせたが、ハミルトン本人の離脱以上に深刻なダメージを負う懸念をみせているのがメルセデスAMGのトト・ウォルフ代表だ。

それは、ハミルトンの移籍と共にメルセデスAMGの有能な複数のスタッフが移籍行動を共にする可能性が噂されているからだ。
これについて同代表は「緊急に彼らと話し合う必要がある」と、事態の沈静化に躍起となっているという。
なお当然のことながらフェラーリ陣営はそうした動きを根も葉もないことと頭から否定しているとのことだ。

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ルノー、アンドレッティへのPU供給交渉打ち切り

Andretti Gloval F1
Andretti_global_car_m_20240210115101早ければ2025年シーズンにもF1新規参戦をすべく正式申請を提出していた『アンドレッティ・グローバル』だが、FIA(国際自動車連盟)からは事前了承が得られていたものの、チームの団体であるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)からは加入を拒絶され実現の目途が立っていない状況だ。

その煽りを受けているのがルノー・スポール。
同社はその名の通りフランスの大手自動車メーカーのいち関連部門だが、現在はワークスチームとも言えるアルピーヌF1への単独供給に留まっている。
アンドレッティ側とは早い段階から交渉が続けて来たとされるルノーだが、同社のスポークスパーソンは「交渉は完全に振り出しに戻ってしまった」と言い切っている。

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2024/02/10

ビザ・キャッシュアップRB、2024年新型車発表

VISA 『VCARB-01』
Visa_vcarb01_m2月8日(木)、レッドブル・グループ傘下の『ビザ・キャッシュアップRB』(前アルファタウリ)は2024年シーズンを戦う新型車『VCARB-01』を正式発表した。
場所は新たにタイトル・スポンサーとなったアメリカの大手カード会社『VISA』への配慮もあってかラスベガスが舞台とされた。

今回発表された『VCARB-01』のカラーリングは2023年のアルファタウリ『AT04』から大幅に変更、前身のホワイトと濃いネイビーブルーから一転、トロロッソ時代を彷彿とさせる明るいブルーが基調となっている。

ビザ・キャッシュアップRBチームは2024年シーズンも引き続きダニエル・リカルド&角田裕毅をレースドライバーとして戦うことが決まっている。

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アルボン(ウィリアムズ)、「本物の『FW46』は違う」

Williams 『FW46』
Williams_fw46_m_202402100731012月5日(月)、例年より早いペースで新型車発表を行ったウィリアムズ・レーシングだが、ご多分に漏れず本物の2024年マシン『FW46』はまだ覆ったベールを外してはいないようだ。

これはドイツの専門誌である『アウトモーター・ウント・スポルト』らが報じたもので、それによればお披露目したマシンは実質昨シーズンのもので、とりわけリヤサスペンションは今季の型式とは大きな違いがあるのだという。

これについては同チームのアレクサンダー・アルボンも認めていて、「2023年の物とは挙動に大きな変化があった」と、シミュレーターでの印象を語っている。

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2024/02/09

ビザ・キャッシュアップRBのスーツデザイン判明

角田裕毅
Y_tsunoda_suit_m今シーズン、スクーデリア・アルファタウリからビザ・キャッシュアップRBへとチーム名称の変更が決まっているイタリア・ファエンツァのチームのダニエル・リカルド&角田裕毅らが着用する新しいレーシングスーツのデザインが報じられた。

それによればスーツは引き続きイタリアのアルパインスターズ製で、ホワイトをベースにVISAのコーポレートカラーであるブルーのラインが配された明るいものとなっている。
また左胸と左足には新たにスポンサーに就いたドイツに本拠を置くヒューゴ・ボスのロゴが付けられた。

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イギリスGP(シルバーストーン)、2034年まで延長

Silverstone Circuit
Silverstone_mF1は、シルバーストーン・サーキットで行われているイギリスGPについて、現行契約をさらに10年延長することで合意したことを明らかにした。

これはF1のステファーノ・ドメニカリ/CEOが語ったもので、1950年の現代F1黎明期からスタートしたイギリスGPがさらにその栄誉を延長することとなる。
いち時期ブランズハッチなどと持ち回りの時もあったが、1987年からはシルバーストーンに定着している。
またこの地域は世界を代表するモータースポーツ産業の聖地となっていて、多くのF1チームが門を構えることでも知られている。

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『ステークF1』のチーム名、難航も

Stake F1
Stake_f1_logo_m昨季までアルファロメオの名称で参戦してきた旧ザウバー・チームは、2024年シーズンはチーム名を『ステークF1チーム・キック・ザウバー』に変更することが決まっている。
しかしこれが思わぬ難題となるかも知れない。

というのも新しくタイトル・スポンサーとなった『ステーク』は世界的なオンラインカジノ、『キック』は傘下のライブ配信サービス。
しかしカジノは地域によって違法となっている国が多い。
事実、日本を始めとするアジアや中東の多くは禁止、またオーストラリアはオンラインカジノの宣伝が禁止されている。

これについてザウバーのアルニ・ブラビ代表はグランプリによってチーム名を使い分けるという『奇策』を示唆しているという。
かつてF1ではタバコやアルコールなどのスポンサーが駆逐されてきた歴史的経緯がある。

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2024/02/08

アルピーヌF1、2024年新型車『A524』発表

Alpine 『A524』
Alpine_a524_m2月7日(水)、アルピーヌF1チームは2024年のF1世界選手権に参戦するマシン『A524』を本拠地である英国オクスフォード州エンストンのファクトリーで発表した。

アルピーヌ伝統の明るいブルーを基調にした『A524』には引き続きタイトル・スポンサーを務めるオーストリアの水処理会社『BWT』のコーポレイテッドカラーである鮮やかなピンクが配されている。

レースドライバーには今季もエステバン・オコンとピエール・ガスリーのフランス人コンビが確定している。

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ハミルトン、「跳ね馬の夢、断ちきれない」

Lewis Hamilton
L_hamilton_garage_mF1界に衝撃を与えたルイス・ハミルトンによるフェラーリ・チーム移籍話は、しかしハミルトン自身によると『当然の帰結』なのだという。

「およそレーシングドライバーであるのならら、誰だって真紅のマシンに憧れることだろう。
ましてやF1ドライバーの一人なら、ね。
僕自身、フェラーリで走る自分の雄姿を想像して夢見た子どもだったよ。
そのフェラーリから実際にオファーを受けた時、誰でも断る勇気など持ち合わせていないことだろう」と、7回のチャンピオン。

F1で11年間スリー・ポインテッド・スター(メルセデスのシンボル)を背負って走り続けた男が、2025年は初めて「打倒する側」に廻ることになる。

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2024/02/07

ビザ・RB(前アルファタウリ)、火入れに成功の報

Honda PU
Honda_2024pu_mまだ2024年の新型車発表が行われていない『ビザ・キャッシュアップRB』(前アルファタウリ)だが、これに先駈け、今季も搭載するホンダ製パワーユニットでの火入れ(ファイヤアップ)に成功したことが伝えられた。

同チームの新型車はこれまでよりさらに本家レッドブル・レーシングからの技術供与が強化されると伝えられていて、日本のファンからの期待も高まっているところだ。

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2024年のF1、スプリント方式に一部変更

Signal
Signal_m導入後4シーズン目となる2024年のスプリントレースは、再びその手順が変更されることとなった。

それによれば金曜日は午前に通常のフリー走行1回目セッションが行われた後、土曜日だったスプリント・シュートアウト(予選)が午後に行われる。
そして土曜日はまず100キロのスプリントレースが行われ、その後にグランプリの公式予選が行われる。
日曜日の決勝レースはこれまで通り。

今年スプリントレース方式で行われるのはこれが4回目になるブラジルGP(サンパウロGP) 。
続いてオーストリアGPが3回目、アメリカGP(US-GP)とカタールGPが2回目、そして中国GPとマイアミGPが初ということになる。

変更は来たる2月28日(水)に開催されるWMSC(世界モータースポーツ評議会)の承認を経て正式決定となる。

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2024/02/06

ウィリアムズ、NYで2024年新型車『FW46』正式発表

Williams 『FW46』
Williams_fw46_m2月5日(月)、ウィリアムズ・レーシングは2024年シーズンを戦う新型車『FW46』を米国ニューヨークで正式発表した。

場所は新しくスポンサーに就いたスポーツ用品大手の『プーマ』の旗艦ショップ。
マシンだけでなく関連グッズ等も数多く展示されるという。
新しいカラーリングにはウィリアムズの旧き良き時代をイメージさせるオマージュのピンストライプが配された。

こちらもアルボン&サージェントというドライバー・ラインナップに変更はないが2025年のアルボンは変更必須のようだ。
なお新たな主要スポンサーとして日本の重機メーカーである『コマツ』が復帰している。

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ステークF1、2024年新型車を発表

Stake F1『C44』
Stake_c44_m2月5日(月)、ステークF1チーム(前アルファロメオ)は、新体制で挑戦する2024年マシン『C44』を正式発表した。

場所は英国ロンドンの歴史的な名所である『ギルドホール』が舞台に選ばれた。
注目のカラーリングはフルオ・レーシング・グリーンという鮮やかなライトグリーンにブラックが配された鮮烈なものになっている。

なおレースドライバーはバルテリ・ボタス&周冠宇と、アルファロメオ時代からラインナップに変更はない。

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トト・ウォルフ代表、それでも「二人はイコール」

T.Wollf & L.Hamilton
T_wollf_l_hamilton_mF1史上最多となる7回のチャンピオンに輝くルイス・ハミルトン(39歳:イギリス)の移籍話を受け、新たな騒動の可能性が懸念され始めている。
それは2024年もまだスタートしていないあまりに早い今の時期に発表されたことにもよる。

 

それは、すでにライバル・チームに移籍することが決まったドライバーを通じて機密情報の懸念はないのか、また迎えるフェラーリ・チームにおいても離脱確定となったカルロス・サインツに同様の懸念材料が生じないのか心配されているところだ。

 

これについてメルセデスAMGのトト・ウォルフ代表は、「われわれは長い時間目的を同じくして戦ってきた同志だ。
信頼関係は深く今シーズンもこれまで同様、全くのイコール・コンディションで送り出す」と、明言。
また、これまでのところフェラーリ陣営からサインツの扱いについて言及はないが、2024年はルクレールへのサポートのほうが厚くなる可能性は否定できない状勢だ。

 

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2024/02/05

ハースF1、『VF-24』のカラーリング発表

『Haas VF-24』
Haas_2024color_m2チーム設立以来となる代表者を更迭するなど根底からの戦闘力復活を目指すハースF1チームが、2024年シーズンを戦う『VF-24』の新カラーリングをお披露目した。

お披露目されたマシンはエンジンカバーのデザインなど技術援助を受けるフェラーリ・チームのものが示唆される特色があるが、残念ながら今回披露されたものは走行可能な実車そのものではないようだ。
完全な2024年新型車は2月21日(水)のシーズン前テストまでに完成されることになっている。

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アルボン(ウィリアムズ)にレッドブルからオファー話

Alexander Albon
A_albon_williams_m現ウィリアムズのアレクサンダー・アルボン(27歳:タイ)に、レッドブルが2025年からの3年契約をオファーしたとの噂が広まって話題になっている。

フェルスタッペンが絶対的なエースに君臨するレッドブル・レーシングでは、健闘みせるペレスも安泰ではなく、2025年のレースシートもまだ確定していないとされる。
そこでアルボンに意表を突く復帰の声が掛かったものだ。

2019年に当時のトロ・ロッソからF1デビューを果たしたアルボンは、シーズン途中に本家レッドブルに昇格、しかし2020年末に無念の放出となった。
その後2022年になってウィリアムズに加入すると戦闘力を欠いたマシンにも関わらず鮮やかな復活劇をみせ、再びその評価を上げているところだ。
なおこのシートには日本の角田裕毅(アルファタウリ)にも今シーズンの活躍次第で資格があると言える。

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2024/02/04

ブルツ・ジュニア、F1への途進む

Charlie Wurz
C_wurz_mスイスに本拠を置くイェンツァー・モータースポーツは、2024年シーズンのFIA・F3選手権にモナコ生まれのオーストリア系イギリス人でF4チャンピオンのチャーリー・ブルツ(18歳)と共に参戦することを発表した。

ブルツはその名前の通り、元ベネトン等のF1ドライバー、アレクサンダー・ブルツ氏の子息。
父はルマン24時間レース優勝経験も持つオールラウンド・ドライバーだ。
チャーリーは戦闘力あるチームで多くのことを学び、実績を作って父と同じF1への道を歩みたい」と夢を語っている。

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FOM、「アンドレッティの計画は安易に過ぎる」

Andretti Gloval
Andretti_global_car_m2025年シーズンからのF1参戦を求めていた計画を却下したF1チームの共同体であるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)は、「アンドレッティ・グローバルの計画は安易に過ぎる」と、反対の背景について釈明した。


「アンドレッティ・グローバルの要望通り2025年シーズンからの参戦が実現した場合、現行規定のマシンを最低2台、さらにレギュレーションが大幅に一新される翌2026年には再び完全なニューマシンを2台開発製作しなければならない。
そんなことが可能であるとは到底思えない」と一蹴した。


それでもパドック雀は「反対の本音は既存チームの分配金が減るため」とささやいている。


 

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2024/02/03

日本GP(鈴鹿)、2029年まで開催継続

Suzuka Circuit
Suzuka_stand_mF1日本GPの開催地である鈴鹿サーキットの運営母体『ホンダ・モビリティランド』は、2024年までとされる現行の違約を大幅に延長することで合意したことを明らかにした。

新しい契約は2025年からの5年間というもので最終2029年までとなる。
1987年に初開催された鈴鹿でのF1バトルはベルギーのスパフランコルシャンらと共にチャレンジングなドライバーズ・サーキットとして定評がある。

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ハミルトンの来季フェラーリ移籍確定

Lewis Hamilton
L_hamilton_car_no1_m2月になって突然表面化したルイス・ハミルトン(38歳:イギリス)のフェラーリ・チーム移籍話は、あっという間に世界中を駆け巡って現実のものと化した。

移籍はメルセデスAMGチームが発表、ハミルトンが認め、フェラーリのレースシートを失うカルロス・サインツもコメントを出した。

17年の長きに渡ってメルセデスと深い関係を築いたハミルトンは「一生恩を忘れない」と感謝。
またシートを譲ることになったサインツも「フェラーリで学んだすべてを残された1年間で恩返ししたい」とした。

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2024/02/02

ハミルトン(メルセデス)にフェラーリ移籍話が浮上

Ferrari Engine
Ferrari_engine_m今やメルセデスの顔とも言える存在のルイス・ハミルトン(39歳:イギリス)だが、真紅の跳ね馬チームが子どもの頃からの憧れだったことを隠していない。
これを裏付けるように早ければ2025年にもフェラーリ・チームへの移籍という仰天ニュースが広まっている。

ハミルトンのメルセデスAMGの契約は現行2025年末までとされているが、戦績不良だった場合の解除条項があり、早ければ2024年末にもチーム離脱の可能性があるということだ。
その一方で2024年末までとされるカルロス・サインツのフェラーリとの契約が延長されないままなのが事態を複雑にしている。

注目されるべきことに、ハミルトンは通算17年に及ぶF1生活でわずか2チーム(マクラーレン&メルセデス)にしか在籍したことがない。

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GMワークス参戦なら一考の余地ありか

FIA
Fia_logo_m4FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)により拒否されたアンドレッティ・グローバルによるF1新規参戦計画だが、一部のチーム代表によればGMのワークス参戦なら一考の余地はあると、可能性を示した。

それによれば時期は今回却下された2026年参戦でなく2028年と猶予を与え、体制もゼネラルモーターズによるワークス参戦が条件というもの。
そこには前例となるハースF1チームの不振も念頭にあり、戦績においても経営においても中途半端な参戦計画は受け入れがたいということのようだ。

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2024/02/01

アンドレッティの新規参戦計画が却下に

FIA
Fia_logo_m42023年に正式表明されたアメリカの名家アンドレッティ親子によるF1参戦計画は、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)の承認が得られないことからFIA(国際自動車連盟)から最終的に却下されることとなった。

 

このために設立されたアンドレッティ・グローバル、さらにはアンドレッティ・フォーミュラ・レーシングは、米国の巨人ゼネラルモーターズと提携する計画を打ち出したが、チーム数拡大による「分け前の減少」を憂慮した既存チームの理解は得られなかったことになる。

 

しかしせっかくラスベガスGPの成功でF1人気の盛り上がりをみせた機運に水を差すことになりそうだ。

 

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マクラーレン・メルセデス、2024年新型車の火入れ完了

2021 Image
Mclaren_2021_m1月31日(水)、マクラーレン・レーシングは英国サリー州ウォーキングのファクトリーで2024年シーズンを戦う新型車『MCL38』(仮称)のファイヤアップ(火入れ:エンジン初始動)を行ったことを明らかにした。

同チームは今シーズンもメルセデス・パワーによりタイトル奪還を目指して戦うことが決まっている。
レースドライバーも引き続きノリス&ピアストリというフレッシュなラインナップが継続される。

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