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2024年1月

2024/01/31

フェラーリ、ルクレール弟をテストに起用

Arthur Leclerc
A_leclerc_mフェラーリ・チームは2024年新型車の発表を前に、スペイン国内で単独のプライベートテストを行ったことがわかった。

場所はスペインGPで馴染みの舞台であるカタロニアのバルセロナ・サーキット。
持ち込まれたマシンは例によってレギュレーションにより2年落ちの旧型車となる『SF-75』が使用されたと伝えられている。

コクピットに収まったのは同チームのルクレール&サインツ両レースドライバーではなく、今シーズンから開発ドライバーに就いたアーサー・ルクレール(23歳:モナコ)が抜擢された。
アーサーはその名の通り、シャルル・ルクレールの実弟であるF2ドライバーで、昨季までFDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)の一員だったが、この件でも同チームでルクレールのほうが優遇されていることが窺われる。

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ホーナー代表(レッドブル)、「飲料売り上げにも貢献」

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Redbull_drink_m2023年シーズンも両タイトル獲得を果たしたレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表が「グループの本業にも貢献した」と、胸を張っている。

それによればF1でチームを運営するには巨額の費用か掛かるものの、グループの主力商品である『レッドブル・ドリンク』も売り上げを伸ばしていてちゃんと計算は合っているのだという。

しかし同代表は現在のポジションを維持するには大変な労力が必要であると共に資金も掛かると訴えた。
その背景には2026年稼働を目指す新ファクトリーの建設を念頭に置いていることがあるようだ。

昨季は全22戦中21戦を制すという戦績を残したレッドブル・レーシングだが、ライバルによる打倒レッドブルの勢いも間違いなく増している。

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2024/01/30

フェラーリの新型車名は『SF-24』

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Ferrari_sf24_logo_mフェラーリ・チームは2024年シーズンを戦う新型車の名称について『SF-24』になることを自社のSNSで明らかにした。

これは2015年のマシン『SF-15T』以来の慣習に基づくもので『SF』はイタリア語のチーム名表記である『スクーデリア・フェラーリ』の頭文字。
また『24』は西暦の『2024年』を意味している。
ただし過去に2022年チーム創立75周年にあたることから『SF-75』とされた例もある。

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新設マドリードコースに30度バンク計画

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Monza_bank_m先日、2026年からの10年に渡る開催が決まったスペインのマドリッドGP(仮称)について、その一周5.47kmのコースに30度ものバンク角を持つコーナーが計画されているという仰天ニュースが報じられた。

バンクといえばイタリアのモンツァ・サーキットや日本の富士スピードウェイのものが有名だが、危険なレイアウトということでいずれも現在は使用されていない。
これについて地元スペインのメディアは「資金集めが目的の景気づけ」と、冷ややかな反応。
なおマドリッドGPプロジェクトは全て民間資本で賄われるとされている。

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2024/01/29

ホンダ・ジェット、滑走路外れる事故

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Honda_jet_m1月28日(日)午後、本田航空が所有する小型ビジネスジェット『JA-924H』型機が大分県の大分空港に着陸時、滑走路を逸脱する事故を起こした。
国土交通省は、重大インシデントに認定し現場調査を開始している。

ホンダジェットには3名が搭乗していたが、いずれも怪我はなく無事という。
訓練のために離着陸を行っていたが、何らかのトラブルが発生したとみられている。

なお『JA-924H』はF1日本GPの際、鈴鹿サーキット上空でデモンストレーションフライトを行った機体と同一とみられる。

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フェラーリ、サインツとの契約交渉は難航模様

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C_sainz_ferrari_cockpit_m早々にルクレールとの契約を延長した一方で、チームメイトであるカルロス・サインツとの交渉は遅れていてフェラーリ・チームとサインツの思惑は噛み合っていないと伝えられている。

同チームでは2027年末までとされるルクレールと契約を早くもさらに2年間延長、2029年までという長期のものとしているが、一方でシーズンオフの間にサインツとの交渉をまとめるという言葉とは裏腹にこちらの2025年以降については白紙のままだ。

同チームのフレデリック・バッサー代表はかねて「両ドライバーの扱いはまったくイコール」と強調するものの、明らかにルクレールを優遇している依怙贔屓を否定するが、イタリア・メディアの論調には厳しいものがあるようだ。

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2024/01/28

マクラーレン、ランド・ノリスの契約長期延長で合意

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L_norris_mclaren_m1月27日(土)、マクラーレン・レーシングは同チームのレースドライバーであるランド・ノリス(24歳:イギリス)との契約をさらに複数年延長することで合意に達したことを明らかにした。

現在の契約は2025年末までとされているのでマクラーレン・チームとしてはかつてのルイス・ハミルトンを彷彿とさせる若手ドライバーとして異例の長期契約という大抜擢と言えそうだ。

なお昨シーズン、チャンピオンシップ争い復活の兆しをみせた名門は、引き続きさらに若いオスカー・ピアストリ(22歳:オーストラリア)とのコンビで2024年シーズンを戦うことが決まっている。

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フェラーリの新型車、早くも組み立て開始の報

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Ferrari_2023_mフェラーリ・チームは2月13日(火)に本拠地マラネロで2024年新型車を正式発表する予定だが、これに先駈けすでにすべてのクラッシュテストもクリア、いよいよ第一号車の組み立てが始まったようだ。

これは地元イタリアのメディアが報じたもの。
製作段階では開発コード『676』と命名された新型車だが、正式名称は『SF-24』になるというのが有力だ。

同チームのフレデリック・バッサー代表によれば、昨年のマシンとは95%の部分で改善されたということで、シーズン前テストでの初パフォーマンスが注目される。

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2024/01/27

ハースF1の新型車は2月2日(金)に発表

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Haas_2024color_mハースF1チームは自身のSNSで、2024年シーズンを戦う新型車『VF-24』(仮称)を来たる2月2日(金)に発表することを明らかにした。
場所は公表されてないがオンラインになるとみられる。

いまのところこれは全チームで最も早い日程になるが、旧マシンに2024年のカラーリングを施した暫定のものという見方が有力だ。
ドライバーは引き続きマグヌッセン&ヒュルケンバーグになるが、既報のように今季から日本人エンジニアの小松礼雄氏がチームの指揮を執ることが決まっていてこちらの意味でも注目される。

【2024年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名 場所
2月02日(金) ハースF1 『VF-24』 オンライン
2月05日(月) ウィリアムズ 『FW46』 ニューヨーク
2月05日(月) ステーク 『C44』 オンライン
2月07日(水) アルピーヌF1 『A524』 オンライン
2月12日(月) アストンマーティン 『AMR24』 シルバーストーン
2月13日(火) フェラーリ 『SF-24』 マラネロ本社
2月14日(水) マクラーレン 『MCL38』 オンライン
2月15日(木) レッドブル 『RB20』 オンライン
*マシン・場所等は非公式です。

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『レッドブルBチーム』にライバルから警戒感

Z_brown_mask_mImage スクーデリア・アルファタウリは今シーズンから新たなタイトル・スポンサーを迎え、ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズと名称を替えて参戦することが決まっているが、同時にレッドブル・レーシングとの技術的な関係も強化する動きが高まっている。

しかしこれによりF1の公正が損なわれるとして警戒するライバルチームもあり、反発の声を挙げている。
例えばそれはマクラーレン・レーシングのザク・ブロウン代表やメルセデスAMGチームのトト・ウォルフ代表だったりするが、同様にハースF1チームとの親密な関係が指摘されるフェラーリ・チームはいまのところコメントしていない。

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2024/01/26

フェラーリ、シャルル・ルクレールとの契約延長

C_leclerc_padock_m1月25日(木)、スクーデリア・フェラーリは同チームのシャルル・ルクレール(26歳:モナコ)との契約を延長したことを正式発表した。

現行の契約は2024年までで、新しいものは最低2年以上の長期とされるが明確にされていない。

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ローソンもアルファタウリ・テストに参加

L_lawson_holgp_mImage 既報のようにアルファタウリ(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ)はイタリアのイモラ・サーキットでプライベートテストを行っているが、2日目角田裕毅に続いてリアム・ローソン(20歳:ニュージーランド)がステアリングを握ったことがわかった。

ローソンは2023年、負傷欠場したダニエル・リカルドの代役として5戦に出走、最高位は第15戦シンガポールGPでの8位入賞というものだった。
一旦はF1のレースシートを失ったローソンだが、チーム関係者からの評価はすこぶる高く、レギュラードライバーであるリカルド&角田裕毅に何かあれば、と虎視眈々とそのポジションを窺っているようだ。

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角田裕毅(アルファタウリ)、2024年初テスト

Y_tsunoda_cockpit_mImage 新たに『ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ』と名称変更した旧アルファタウリが、今週イタリアのイモラ・サーキットでプライベートテストに入ったことが伝えられた。
最新マシンでのテストはレギュレーションで禁止されているため、コースには2年前の旧型である『AT03』が持ち込まれた。

初日は角田裕毅がコクピットに収まったということだが、残念ながら冷え込みが厳しいイタリアのコースは朝がた一部路面が凍結ということで開始時刻が予定より遅れたと伝えられている。、
ただ今シーズンからピーター・バイエル/CEOと共にチームの指揮を執るローレン・メキーズ代表は「そもそも今回のテストの目的はドライバーやクルーのウォームアップにあるので問題はない」と、気にしていないところをみせた。

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2024/01/25

アルファタウリは『ビザ・キャッシュアップ RB』に

Alpha_rb_logo_mすでに漏れ報じられたように2024年シーズンからスクーデリア・アルファタウリはチーム名を変更、新たにアメリカの大手カード決済会社をタイトル・スポンサーに迎え『ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ』になることが正式発表された。

新しいチームロゴもお披露目され、その青地のワッペンはマシンだけでなくダニエル・リカルド&角田裕毅の両レースドライバーのレーシングスーツにも掲出される見通しだ。
ただ、まだチーム名の正式な略称は伝えられていない。

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カタロニア州知事、「バルセロナの開催心配していない」

Spngp_001mスペインの首都マドリッドが2026年シーズンからの長期開催することが決まったが、それまでのスペインGP開催地であるカタロニア州の知事は、懸念になっているバルセロナでのグランプリ継続について「心配していない」と、強気な姿勢をみせた。

まずマドリッドでの開催が「スペインGP」になるのか「マドリッドGP」になるのかについて、いまのところ関係者はいずれも言及していないが、同知事は「バルセロナはまさにF1の顔とも言える存在。F1とわれわれとの関係も良好だし、将来について何も心配していない」とコメント。

スペインGPは1951年に初開催の歴史を持つグランプリだが、1991年からはバルセロナが定着、合同テストの地としても親しまれてきた。
バルセロナでの現在の契約は2025年まで有効とされていて、継続となれば再び1国2GPということになる。

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2024/01/24

マドリッド、2026年から10年契約結ぶ

Redbull_madrid_demo_m_20240124051401かねて噂になっていた通り、23日(火)F1はスペインの首都マドリッドと2026年からの10年という長期契約を結んだことを正式発表した。
コースは一部新設のスタンドやピットガレージ施設など常設部を含む市街地特設コースになる。

世界的展示センターであるIFEMAを中心に建設される20のコーを含む一周5.47kmのサーキットは1日あたり11万人以上のファンを収容できると予想されている。
なおこれまでスペインGPを開催してきたバルセロナの立場はまだ明確でない。

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吉村知事も歓迎>大阪公道グランプリ

Alfatauri_demo_tur_mImage いま2025年に予定される国際万博の準備に余念がない大阪だが、今度はF1グランプリ招致という計画があることがわかった。

これは元観光庁長官で現在は大阪観光局の溝畑宏理事長が関西経済連合会との会合で明らかにしたものとのこと。
この計画には吉村知事も歓迎の意向という。

万博後の景気リバウンドに備える目的が垣間見られるもので、場所も同じく夢洲と大阪万博の跡地を利用するという。
コースは日本初となる公道サーキットが予定されている。

ただ新規のF1開催はいま人気で非常に門が狭いことや、日本GPで実績ある鈴鹿サーキットと距離的に近いことなど問題点は多そうだ。

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2024/01/23

ラスベガスGP、FIA人事でもイベント成功裏付け

Lasvegasgp_logo_m3FIA(国際自動車連盟)は新たにF1にCCO(チーフ・コマーシャル・オフィサー)職を設置したことを明らかにした。

その初代に抜擢されたのは2017年に組織入りしたイベント運営に実績を持つエミリー・プラゼール氏で、昨年行われたラスベガスGP成功の立役者とされる。

FIAやF1は個々のイベントについてその興行的な成否について言及していないが、ラスベガスGPについてはアメリカらしい新しいエンターテイメントな成功と評価していることが窺われる。

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バイエル/CEO(アルファタウリ)、「今年は結果求められる」

P_bayer_mスクーデリア・アルファタウリのCEO(最高経営責任者)に就いたピーター・バイエル氏(52歳:オーストリア)は、チーム名変更が予定される同チームの新シーズンについて言及、「若手育成がチームの目標ではない」と檄を飛ばした。

レッドブル・グループ傘下にあるアルファタウリは前身のトロ・ロッソ、さらにはミナルディ・チーム時代も含め、将来を嘱望される若手ドライバーの育成に定評があったのが事実。
現在の角田裕毅もある意味その一環と言えるだろう。

しかしバイエル/CEOは「現代のF1は悠長なことを言っていられる状況ではない。すぐに結果を出すように、というのが新しい株主からの要求だ」と、チームを取り巻く環境の変化を示唆した。

チームの新しいタイトル・スポンサーには大手カード決済企業である『ビザ』の名前が取り沙汰されている。

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2024/01/22

マクラーレン、2024年新型車発表は2月14日(水)に

マクラーレン・レーシングは2024年シーズンを戦う新型車『MCL38』(仮称)の発表を来たる2月14日(水)に行うことを明らかにした。
場所は発表されていないが、ウォーキングの本拠で行われインターネットで配信される見通し。

新型車のカラーリングについてはすでに公開されている。
なお昨季のマシンはチーム創立60周年であることから『MCL60』とされたが、2024年は本来のネーミング手順に戻り『MCL38』になるとみられる。

【2024年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名 場所
2月05日(月) ウィリアムズ 『FW46』 ニューヨーク
2月05日(月) ステーク 『C44』 オンライン
2月07日(水) アルピーヌF1 『A524』 オンライン
2月12日(月) アストンマーティン 『AMR24』 シルバーストーン
2月13日(火) フェラーリ 『SF-24』 マラネロ本社
2月14日(水) マクラーレン 『MCL38』 オンライン
2月15日(木) レッドブル 『RB20』 オンライン
*マシン・場所等は非公式です。

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マドリッドGP、今週にも正式発表の報

Redbull_madrid_demo_m複数のスペイン・メディアが報じたところによれば、今週にも同国で新たなグランプリ開催契約が正式発表されるとのことだ。

これはスペインの首都のあるマドリッド州のイサベル・ディアス・アユソ首相が明らかにしたもので、地元州議会がリードする開催企業体にはマドリッド国際見本市も加わって都市型サーキットの建設まで、すべて民間企業によって行われるという。

近年、スペインではバルセロナでの開催が定着しているが、ヨーロッパGPの名称でバレンシアで行われたこともある。
なお契約は10年という長期のもので、これによる経済効果は計40億ユーロ(約6,440億円)にも達すると、大風呂敷(?)を広げている。

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2024/01/21

フェラーリの新型車、「ダウンフォース増加に成功」

Ferrari_fireup_mフェラーリの2024年新型車について、前年の『SF-23』と比べ約9%のダウンフォース増加に成功したとされるニュースが伝えられた。

これは地元イタリアのメディアが報じたもので、9%のダウンフォースの増加は平均的なサーキットの場合、1周のラップタイムで約0.4秒の短縮に資するとされている。
事実であれば大きな戦闘力のアップに繋がるとみられるが、ライバルも進化して来ることを考えると必ずしも喜んでもいられないようだ。

なおすでにフェラーリの新型車はFIA(国際自動車連盟)によるクラッシュテストに合格が伝えられていて、公式発表は2月13日(火)とアナウンスされている。

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2024/01/20

メルセデスAMG、ジェームス・アリソンと長期契約

J_allison_m4メルセデスAMGチームは、同チームにで2017年から在籍するテクニカル・ディレクターのジェームス・アリソン(5歳:イギリス)について契約を更新したことを明らかにした。
期間は「長期」とされている。

ケンブリッジ大学出身のエンジニアであるアリソン氏はベネトンで頭角を現した後、フェラーリで実績を残し、その後ロータスやルノーでも活躍した。

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2024/01/19

2024年日本GP決勝レースは14時スタートに

鈴鹿サーキット (C)Pirelli Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)が2024年F1グランプリの全タイムスケジュールを発表した。

それによれば今回初めて春開催となった日本GP(鈴鹿サーキット)は公式予選が土曜日の15時から、また決勝レースは日曜日の14時から行われる。
一方第1戦のバーレーンGPと最終戦のアブダビGPはいずれもイスラム教ラマダンの都合から木・金・土曜日の変則3日間スケジュールになる。

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2024/01/18

アルファタウリの新スポンサーに『ビザ』の報

Alphatauri 2023『AT04』 (C)Scuderia Alphatauri
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レッドブル・グループ傘下でアルファタウリの名称で参戦してきた元スクーデリア・トロ・ロッソだが、2024年シーズンは新しいチーム名で臨むことが確実となっている。

まだ公式発表はないものの、その新名称と思われるものが漏れ伝わってきて注目されている。
それが『ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ』というもので、タイトル・スポンサーは大手カード会社による決済サービスということのようだ。

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マクラーレン、2024年カーのカラーリングお披露目

McLaren 2024 Color (C)McLaren Racing
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マクラーレン・レーシングは2月に予定される2024年新型車発表に先駈け、新型車『MCL38』(仮称)のカラーリングをいち早くお披露目した。

カラーリングはこれまでと同じく伝統のコーポレイテッドカラーであるオレンジと黒を配したもので青をなくしたより精悍なイメージとなっている。

なおレースドライバーは昨季と同じノリス&ピアストリというフレッシュなラインナップが継続、実車の公開は2月14日(水)が予定されている。

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2024/01/17

アルファタウリ/CEO、角田裕毅&リカルド両名を牽制

Peter Bayer (C)Scuderia Alphatauri
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スクーデリア・アルファタウリのピーター・バイエル/CEOが、同チームのレースドライバーであるダニエル・リカルド&角田裕毅を牽制する発言を行って注目を集めている。
発言は「各国のメディアが二人は共にレッドブル・レーシングのシートを窺っていると書き立てられ気が浮ついている」というもの。
「アルファタウリのドライバーであることを最優先させるべき」とした。

かつて同チームで8回の優勝を数えたリカルドにとっては古巣復帰、また角田裕毅にとってはトップチームへの昇格ということになるが、いずれもランキング2位の強者ペレス
凌駕する成績が必須ということになる。
なおペレスの契約は2024年末までとされる。

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アルピーヌF1の新型車発表は2月7日(水)に

Alpine Renault 2023『A523』 (C)Alpine F1
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アルピーヌF1チームは、2024年シーズンを戦う新型車『A524』(仮称)を来たる2月7日(水)に発表することを明らかにした。
既報の通り、同イベントはアルピーヌ・レーシングのWEC(世界耐久選手権)挑戦のお披露目も兼ねて行われる。

引き続き『BWT』をタイトル・スポンサーに頂くアルピーヌF1の来季レースドライバーは変わらずエステバン・オコン&ピエール・ガスリーというフランス人コンビが継続される。
なおWECのドライバーには元ハースF1のミック・シューマッハの名前が挙げられている。

【2024年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名 場所
2月05日(月) ウィリアムズ 『FW46』 ニューヨーク
2月05日(月) ステーク 『C44』 オンライン
2月07日(水) アルピーヌF1 『A524』 オンライン
2月12日(月) アストンマーティン 『AMR24』 シルバーストーン
2月13日(火) フェラーリ 『SF-24』 マラネロ本社
2月15日(木) レッドブル 『RB20』 オンライン
*マシン・場所等は非公式です。

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2024/01/16

レッドブル・レーシングの新型車発表は2月15日に

Redbull 2023『RB19』 (C)RedBull Racing
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連続チャンピオンであるレッドブル・レーシングは、2024年シーズンを戦う新型車『RB20』(仮称)の発表を来たる2月15日(木)に行うことを明らかにした。

レースドライバーは引き続き王者マックス・フェルスタッペン&ランキング2位のセルジオ・ペレスという強力なラインナップ、また搭載PU(パワーユニット)も実質ホンダ・パワーであるRBPT(レッドブル・パワートレインズ)と変更はない。

2024年のシーズン前テストは2月21日(水)から開幕戦の地バーレーン・サーキットで行われる。

【2024年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名 場所
2月05日(月) ウィリアムズ 『FW46』 ニューヨーク
2月05日(月) ザウバー 『C43』 オンライン
2月12日(月) アストンマーティン 『AMR24』 シルバーストーン
2月13日(火) フェラーリ 『SF-24』 マラネロ本社
2月15日(木) レッドブル 『RB20』 オンライン
*マシン・場所等は非公式です。

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未だ詳細確定せず>来季のスプリントレース方式

Image (C)Redbull Racing
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シーズン開幕まで1か月半となった2024年のF1だが、全24戦のうち6戦で導入予定であるスプリントレースについて未だにその詳細が確定しておらず関係者をヤキモキさせている。

スプリントレースが初めて導入された2021年当初は金曜日の午前にフリー走行1回目セッションが通常通り行われた後、午後にスプリントレースの予選。
土曜日午前にフリー走行2回目セッションが行われた後、午後にスプリントレース本番が行われ、このレースの結果が日曜日のグランプリ決勝のスターティンググリッドを決めることになっていた。

2023年アゼルバイジャンGPの直前にフォーマットが変更され、土曜の午前にスプリント・シュートアウトが行われたことより土曜日は完全に別のイベントとなった。
またスプリントレースのポイント付与は上位8位までに拡大され、優勝者は8ポイントを獲得できるようになった。

今シーズンは中国、マイアミ、オーストリア、アメリカ(オースティン)、サンパウロ、カタールの6戦でスプリントレースが予定されている。

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2024/01/15

ウィリアムズの新型車発表はニューヨークで

Wiliams 2023『FW45』 (C)Williams Racing
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ウィリアムズ・レーシングは2024年シーズンを戦う新型車『FW46』(仮称)を全チームの先陣を切って来たる2月5日(月)に発表する予定だが、その場所が明らかとなった。

それによれば発表会場は米国ニューヨークの『プーマ・フラッグシップストア』で行われるとのこと。
有名な5番街に構える同店は文字通りスポーツ用品大手『プーマ』の旗艦店。
このことから同社は2024年のウィリアムズ・レーシングのスポンサーとしてかなり重要なポジションということになりそうだ。

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メルセデスのファクトリー拡大計画議会で承認

Mercedes Factory (C)Mercedes Motorsport
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メルセデスAMGチームがかねて進めてきたファクトリーの拡大計画が、地元の州議会で承認されたことがわかった。

同州のブラックリーにあるファクトリーはかつてB.A.RやホンダF1チームの本拠があったところだが、ホンダのF1撤退後はブラウン・グランプリを経てメルセデスAMGチームが現在ファクトリーを構えているところ。

トト・ウォルフ代表によれば、当時スタッフは350人ほどだったものが活動の拡大に伴い現在は1,250人まで増加しているためファクトリーの拡大を申請したとのこと。
しかし拡大に伴いチーム通行車両の増加で周辺に交通渋滞が起きると地元住民から反対の陳情運動があるとして地元ノーサンプトンシャー地方議会が申請を保留していたもの。

今回議会の承認が得られたことで、スリー・ポインテッド・スター(メルセデスのシンボル)による反撃の狼煙が掲げられることになる。

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2024/01/14

ラスベガスGPに損害賠償請求の動き

Lasvegas Circuit (C)Pirelli Motorsport
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1982年以来となる復活劇を演じた米国ラスベガスGPだが、複数の地元経営者から損害賠償請求の動きがあることが伝えられている。

それによればラスベガスGP自体は大規模なインフラ整備等もあって地元ネバダ州に総額12億ドル(約1,740億円)にも及ぶ経済効果があったと主催者は自讃するものの、計画の段階から開催に懐疑的だった地元の経営者らは、グランプリウィークばかりでなくその準備期間も含めF1の悪影響により売り上げが半減したと主張、主催者に損害を補填するよう求めていくという。

訴訟社会で知られるアメリカのこと、結論に至るまで混乱が続きそうだ。

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2024/01/13

鈴鹿サーキット、メインテナンスでGP春開催に備え

鈴鹿サーキット (C)Suzuka Circuit
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F1日本GPの開催地である三重県の鈴鹿サーキットは、1月16日(火)から2月に掛け五月雨的に一時休業することを明らかにした。

これは新しいシーズンを万全の状態で迎えるためコースやサーキット内施設のメインテナンスを集中的に行うためで例年実施されているものだが、今年はF1日本GPが春開催になったためとりわけ重要度が増しているとのことだ。

2024年のF1日本GPは4月5日(金)に第4戦としてフリー走行からスケジュールが開始される。

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2024/01/12

メルセデス・セーフティカー、レーザー検知開発へ

Mercedes SLS AMG F1 Safetycar (C)Mercedes Motorsport
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F1にセーフティカーを提供しているメルセデスAMGが、アメリカの自動車先端技術企業である『ルミナー・テクノロジーズ』と協力し、セーフティカー専用のレーザー検知システムの開発を開始したことを明らかにした。

これは、同社の得意分野であるレーザーレーダーにより悪天候で視界不良の状況においても前方の障害物を検知可能にするというもの。
すでに民間企業の自動車メーカーと共同開発が進められている技術だが、今回はさらに精度を高めてF1のセーフティカーに特化した開発を進め、グランプリレースの安全性を高める目的とした。

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小松礼雄(ハースF1)、新代表就任も前途多難

A.Komatsu & R.Grosjean (C)Lotus F1 Team
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ハースF1チームはギュンター・シュタイナー代表を事実上更迭した後、小松礼雄氏を新しいチーム代表に抜擢したが、同じ日本人として喜んでばかりもいられないようだ。

今回相次いで同チームを離脱したのはシュタイナー代表ばかりでなく、技術部門の責任者であるシモーネ・レスタ/テクニカル・ディレクターもその一人。
同氏はフェラーリに長く在籍し跳ね馬の首脳陣とも関係の深い立場にある人物。
そのレスタ氏がハースF1との袂を分かったとなると、近年フェラーリのジュニア・チームとも揶揄されるハースF1にとって事態は深刻に思える。

こうしたことを考えると、小松礼雄新代表の前途は、残念ながら決して容易な途ではないと言わざるを得ないところだ。

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2024/01/11

小松礼雄氏(ハースF1)、チーム代表に

A.Komatsu & G.Steiner (C)Haas F1 Team 拡大します ハースF1チームは、これまでチーム代表を務めてきたギュンター・シュタイナー氏の勇退を発表した。
後任には日本人エンジニアとして実績に定評がある生え抜きの小松礼雄氏(47歳:こまつあやお)が指名された。

 

2003年、B.A.R・チームでF1キャリアをスタートさせた小松氏はその後ルノー、ロータスへと移籍、2016年から新規参戦のハースF1チームに加入、創生期から現場の中心人物として活動を支えてきた。
エンジニアリング部門の出身でチーム代表に就くというのは日本人では希有な例となる。

 

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JUJU(野田樹潤)、スーパー・フォーミュラ参戦へ

野田 樹潤 (C)Juju Official Site
Jujuこと日本の女性ドライバーである野田樹潤が、2024年は国内のトップカテゴリーであるスーパー・フォーミュラに参戦することが決まった。
所属チームは『TGMグランプリ』になる。

まだ17歳という年令故にこれまで海外レースへのチャレンジが続いたJujuだが、F1に次ぐハイレベルなシリーズへの挑戦で真の実力が試されることになりそうだ。
なお樹潤選手の父親は衆知の通り、1994年にラルース・フォードで戦った元F1ドライバー野田英樹選手だ。

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2024/01/10

ウィリアムズ、メルセデス製パワーの継続正式発表

Williams 2023『FW45』 (C)Williams Racing
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ウィリアムズ・レーシングは、メルセデス製パワーユニット供給契約についてこれまでの2025年末からさらに、大幅に仕様が変更となる2026年以降も継続することで合意したことを正式発表した。
両者の供給関係は2014年からスタートしていてこれによりさらなる異例の長期のものとった。

なおメルセデス製パワーユニットは本家のメルセデスAMGチームのみでなく、すでにマクラーレン・レーシングへの供給も決まっていて、着々と新世代F1制覇への途を踏み出しているようだ。

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FIAに、新スポーティング・ディレクター

FIA
全モータースポーツを統括するFIA(国際自動車連盟)だが、モハメド・ビン・スライエム会長になってその足元が揺らぎ始めてきたようだ。

伝えられるところでは、デボラ・メイヤー女性委員会委員長、ディーブ・ニールセン/スポーティング・ディレクターそしてティム・ゴス/テクニカル・ディレクターらが相次いで辞任、組織に混乱を招いている状況という。
推測されるところでは、いずれもスライエム会長の方針との食い違いを主張しているとのこと。

なおこのうち最も主要なスポーティング・ディレクターの後任には元レッドブルの実力者ティム・マリヨン氏を指名、事態の沈静化を図っているとみられる。

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2024/01/09

ボタス(アルファロメオ)、アウディF1と交渉開始へ

Valterri Bottas (C)Williams F1
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昨季までアルファロメオF1のレースドライバーとしてチームを牽引したバルテリ・ボタス(フィンランド)は、早くも2026年シーズンを見据えアウディF1との交渉を開始する意向をみせている。

というのもアルファロメオとのネーミングライツが終了したザウバー・モータースポーツは2024年からの2年間こそステークF1としてF1に参戦するものの、2026年からはアウディF1のワークスチームになることが確定しているからだ。

メルセデスが最強だった時代にハミルトンのチームメイトとして10勝を挙げたボタスは、「グリッド後方の小チームだけでなくチャンピオン・チームも経験した僕のスキルはきっと新規参戦アウディF1の立ち上げに役に立つ筈」と自讃している。

今年35歳になるボタスにとって残された時間はそう多くない。

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2024/01/08

アルピーヌF1の新型車発表はWECカーと同時開催か

Alpine Renault 2023『A523』 (C)Alpine F1
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昨シーズン、エステバン・オコン&ピエール・ガスリーというフランス人コンビで戦ったアルピーヌF1はまだ2024年の新型車発表スケジュールを公開していないチームの一つだが、フランス・メディアが報じるところによれば来たる2月7日(水)に行われる見込みのようだ。

これは同じアルピーヌが2024年に参戦するWEC(世界耐久選手権)マシンのLMDhカー『A424』のお披露目がその日にあるからだ。
場所は未定だが、二つのイベントは同時に行われるものと理解されている。

なおアルピーヌF1のドライバー・ラインナップに変更はなく、タイトル・スポンサーの『BWT』も継続されることになっている。

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2024/01/07

フェラーリの2024年新型車、クラッシュテスト合格

Ferrari 2023『SF-23』(C)Ferrari S.p.A
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複数のイタリア・メディアが報じたところによれば、スクーデリア・フェラーリの2024年新型車・開発コード『676』が、FIA(国際自動車連盟)による全てのクラッシュテストに合格したということだ。
テストは今年から前後方向やサイドだけでなく、転覆を想定した縦方向のものも加えられているとされている。

クラッシュテストは毎年そのシーズン新型車に対して義務付けられてるものだが、レッドブル・レーシングのように一旦不合格になるとその対応に追われるため開発スケジュールに支障を生じかねない重要なものと位置付けられている。

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モンツァ・サーキット、FIAの要求に応じコース改修へ

Monza/Bank (C)Williams F1
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イタリアGPの開催地であるモンツァ・サーキットが、FIA(国際自動車連盟)の要求に応じ、来週からコース改修などのアップデートに取り掛かることを明らかにした。

これは従前からF1のステファーノ・ドメニカリ/CEOが指摘してきたもので、F1の長い歴史で燦然と輝くイタリアを代表するモンツァ・サーキットといえども、最新の安全性が担保されなければF1で生き残って行けないという辛辣なものだった。

ただ複数のグランプリ開催候補地を有するイタリアでは、ACN(各国のモータースポーツ権能団体)であるACI(Automibile Club d'Italie:イタリア自動車クラブ)内部の政治的な対立もあって、問題の解決を見通しの効き難い状況に追い込んでいるのが実状だ。

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2024/01/06

レッドブルの新型車、クラッシュテスト失敗の報

Redbull 『RB19』 (C)RedBull Racing 拡大します 2023年のタイトル争いを制したレッドブル・レーシングの2024年新型車『RB20』(仮称)が、シーズン前に義務付けられているFIA(国際自動車連盟)のクラッシュテストに失敗したというニュースが伝えられている。


 


それによれば英国内の工業施設で行われた前面衝突テストに失敗、フロント・モノコック部の強化を求められることになったとのこと。
チームのスポークスパーソンによれば新型車にはよくあるケースで、カーボンファイバーの層を追加する作業によって対処できると楽観的な説明をしているという。
ただこうした作業には重量増が付きもので、元々軽量化を迫られてきた開発現場をさらに悩ませることになりそうだ。


 


 

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2024/01/05

アストンマーティンの新型車発表は2月12日に

Aston Martin 『AMR23』(C)Aston Martin F1 Team
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4日(木)、アストンマーティンF1チームは2024年シーズンを戦う期待の新型車『AMR24』(仮称)を2月12日(月)に本拠地のある英国シルバーストーンで初お披露目することを明らかにした。

これで新型車発表会のスケジュールが公表されたてのは4チーム目。
同チームの2024年のレースドライバーは、引き続きフェルナンド・アロンソとランス・ストロールの二人が確定している。

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「バウンシングはマシン側で解決すべきこと」と、FIA

Image (C)Pirelli Motorsport
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近年のF1はよりスペクタクルなレースにすべくレギュレーションを変更、これまでのウィングに頼った空力からフロアパネルを使ったいわゆるベンチュリー効果を狙ったものになっている。

これによりレース中のオーバーテイクシーンが増加するなどプラス面の効果も伝えられているが、そのマイナス面としてストレートでのバウンシングやコーナーの縁石を乗り越え際にフロアパネルと路面との派手な接触などが起きることによりマシンにダメージを負ったケースもあった。
これについてFIA(国際自動車連盟)の技術部門責任者であるニコラス・トムバジス氏は「路面との接触は車高を上げれば済むこと。
今はベンチュリー効果を狙いすぎて車高が犠牲にされている」と一蹴した.

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2024/01/04

ザウバー、プライベートチームの巧みな術みせる

Sauber Team Factory (C)Sauber Motorsport AG
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アルファロメオとの提携を2023年末で終えたザウバー・チームだが、2026年からのアウディF1としての活動を前に、世界的なエンターテイメント会社『ステーク』をタイトル・スポンサーに頂き、みごとに(スポンサー不在の)間隙の2年間を埋めてみせた.

思えば設立者であるペーター・ザウバー代表(80歳:スイス)がスポーツカーレースでメルセデスと共に世界デビューした時は無名のミハエル・シューマッハを擁して先見の明があるところを示した。

F1コンストラクターとなってからはそのメルセデスを筆頭にフォード、BMW、フェラーリと巧みにエンジン・サプライヤーを替えながら今日までプライベートチームの雄として生き延びて来たものだ。

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2024/01/03

ヘルムート・マルコ博士、2024年もレッドブル残留に

Helmut Marko (C)RedBull Racing
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レッドブル・グループの重鎮で、故ディートリッヒ・マテシス/オーナーの信頼も厚かったヘルムート・マルコ博士が、80歳を越えてなお2024年もF1の現場で活動を継続することがわかった。

マテシス氏と同じオーストリア出身で自身もレーシングドライバーだったマルコ氏はレッドブル・レーシング設立時からレーシング・アドバイザーとしてレッドブル・レーシング&アルファタウリ両チームで主にドライバー人事等に強い影響力を与えてきた。
角田裕毅のF1起用の際もその例外でなかったことは衆知の通りだ。

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2024/01/02

2024年、ザウバーは『ステークF1』の名称に

Stake F1 Team (C)Sauber Motorsport
2023年末を以ってアルファロメオとの提携を終了したザウバー・モータースポーツは、2024年シーズンから新たにカジノやエンターテイメントの世界的運営会社である『ステーク』とタイトル・スポンサー契約を締結、エントリー名を『ステークF1チーム』とすることを公表した。
契約は2025年末までの2年間とされる。

この提携はこれまでのF1には例のないスポンサーシップの概念を打ち破るもので、エキサイティングな方法によりマーケティング・アクティベーションを再定義する革新的なものであるとされる。

なおザウバー・モータースポーツは、2026年からは新たにF1新規参戦予定であるアウディF1のワークスチームになることが決まっている。

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岩佐歩夢(レッドブル)、「2024年はF1シミュレーター開発」

岩佐 歩夢 (C)Redbull Racing
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レッドブル・グループのジュニア育成ドライバーで、2023年は『FIA・F2選手権』に参戦、ランキング4位を得てスーパーライセンスの資格を得た岩佐歩夢だが、今季のF1には一つもレースシートの空きはなくステップアップを断念、2024年は日本に戻り『チーム無限』からスーパー・フォーミュラへの参戦することを決めている。

ただ岩佐本人によればまだ公式発表はないものの、レースの合間を縫って渡英、レッドブル・レーシングでシミュレーターを用いての開発ドライバーを務めるという多忙なスケジュールが予定されているという。

F1登竜門に位置付けられるF2だがこのところタイトル獲得を果たしてもなかなかF1に昇格できないという状況が続いていて、あらためて角田裕毅(アルファタウリ)の幸運さが思い起こされる。

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2024/01/01

クリスチャン・ホーナー代表(レッドブル)に大英帝国勲章

Christian Horner (C)RedBull Racing
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F1で連続両タイトル獲得を果たしたレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表が、英国王室が授与する『大英帝国勲章』に選ばれことがわかった。

同氏はセバスチャン・ベッテルを擁してタイトル獲得を果たした2013年に『OBE(大英帝国勲章:将校)』を当時のエリザベス女王から授与されているが、今回はランクがより上位となる『CBE(大英帝国勲章:司令官)』となり、チャールズ国王から与えられることになる。

大英帝国勲章には「GBE:大十字騎士」、「KBE:司令官騎士」、上記「CBE:司令官」、さらに「OBE:将校」、「MBE:団員」等の序列がある。
F1関連ではこれまで「CBE」にジョン・サーティーズ氏やフランク・ウィリアムズ氏、「OBE」にエディ・ジョーダン氏やエイドリアン・ニューイ氏、トニー・フェルナンデス氏、そして女性ではクレア・ウィリアムズさん、スージー・ウォルフさんらが受賞している。

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