『ブレンボ』、F1で通算500勝を記録
Brembo Brake
ブレーキシステムで世界トップのメーカーである『ブレンボ』はF1通算500勝を記録したことを明らかにした。
過去には日本のメーカーも参戦したF1だが、現在はワンメイクとなっていてレッドブル『RB19』と同じブレーキシステムが全チームのマシンに採用されていて、2023年最後の勝利を記録したマックス・フェルスタッペンもその例外ではない。
| 固定リンク
Brembo Brake
ブレーキシステムで世界トップのメーカーである『ブレンボ』はF1通算500勝を記録したことを明らかにした。
過去には日本のメーカーも参戦したF1だが、現在はワンメイクとなっていてレッドブル『RB19』と同じブレーキシステムが全チームのマシンに採用されていて、2023年最後の勝利を記録したマックス・フェルスタッペンもその例外ではない。
| 固定リンク
Frederic Vasseur (C)Ferrari S.p.A
拡大します
2023年シーズン、コンストラクターズ・チャンピオンシップでランキングで3位に後退した名門フェラーリ・チームは、2024年を戦う新型車が今シーズンから大きく進化したものになることを明かした。
そう語るのは前アルファロメオ代表で、今季から同陣営を率いるフレデリック・バッサー代表。
タイトル奪還を目標に臨んだ今シーズンだったが、レッドブル・レーシングは言うに及ばずメルセデスAMGのパフォーマンスに対しても後塵を拝する結果となった。
成果が出なければすぐさま糾弾が待ち受ける跳ね馬チームのこと、自身のためにも来シーズン前半のうちに好成績で乗り切りたいところだ。
| 固定リンク
Ferrari Factory Image (C)Ferrari S.p.A
拡大します
F1は地球環境の将来を見据え、2026年から大幅なレギュレーション変更を予定していて、このため各エンジン・マニュファクチャラーは現行のグランプリと併行しながら新PU(パワーユニット)の開発に追われている。
そんな中、フェラーリが他チームに先駈けいち早く2026年仕様のパワーユニット第一号の火入れ(始動)に成功したとのニュースがイタリアの専門紙から報じられた。
まだベンチテストの段階とみられるが、遠くない時期にプロトタイプマシンに搭載されて実車走行テストが行われる筈で、跳ね馬チームがとりあえず開発競争のアドバンテージを得たのは間違いないようだ。
| 固定リンク
Sergio Perez (C)Redbull Racing
拡大します
F1はレギュレーションに違反したりアクシデントの原因を作った場合にペナルティ・ポイントが科せられることになっている。
ペナルティ・ポイントは最大12か月を限度として集計され、累積12ポイントに達するとスーパーライセンスが停止され次のレースに参加できないことになる。
2023年シーズン終了時点でペナルティ・ポイント最上位はドライバーズ・ランキング2位のペレス(レッドブル)で、計7点となっている。
以下、2位はサージェント(ウィリアムズ)で計6点、3位ストロール(アストンマーティン)で計5点、4位は共に計4点のハミルトン(メルセデス)とラッセル(メルセデス)、6位は共に計3点の角田裕毅(アルファタウリ)とヒュルケンバーグ(ハース)、8位に共に計2点のフェルスタッペン(レッドブル)、サインツ(フェラーリ)とボタス(アルファロメオ)、デ・フリース(アルファタウリ)そして周冠宇(アルファロメオ)と続いている。
2022年に比べて大きく減少を果たした角田のものは、スペインGPで周冠宇を、またオランダGPではラッセルをそれぞれコース外に押し出した行為がペナルティに問われたものとなっている。
| 固定リンク
FIA
近年、F1チーム間の財政規模の格差が拡大、潤沢な資金を持つチームと財政が困難に陥っているチームとの戦闘力に開きが出ているとして、FIA(国際自動車連盟)は2021年から年間予算の上限を設けるいわゆるバジェットキャップ(予算制限)を導入している。
しかし多くのプライベートチームやワークスチームの一部からも効果がみられないと指摘を受けている。
これについてFIAは、「チーム間の格差は間違いなく縮まっている」と主張、方針の正しいところを自讃している。
それによれば予算上限に達したチームはそれ以上アップデートができないことから他チームの開発を許すことになり、結果的に戦力の平均化を招いているというものだ。
しかし格差が縮まったとしても、実際に勝利できるチームはごく限られているのが現実だ。
| 固定リンク
Jock Clear & Takuma Sato (C)Honda Media
拡大します
ベネトンを皮切りにロータスやウィリアムズ等多くのF1チームを渡り、日本では佐藤琢磨(当時B.A.R・ホンダ)のレースエンジニアを務めたことで馴染みが深いジョック・クレア氏(60歳;イギリス)が、現在所属するフェラーリ・チームでFDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)の責任者に就くことが決まった。
実際に業務がスタートするのは2024年からだが、これを前に「悲しい」ニュースが伝えられてショックが広まっている。
それは同チームのレースドライバーであるシャルル・ルクレールの弟でF2ドライバーのアーサー・ルクレール(23歳:モナコ)がFDAのメンバーから外されたことだ。
残念ながらアーサーは今年の『FIA・F2選手権』で15位に留まり期待に応えることができなかった。
| 固定リンク
Alfaromeo 『C43』 (C)Alfa Romeo F1
拡大します
スイス・ヒンヴィルに本拠を置くザウバー・モータースポーツも2024年の新型車『C44』(仮称)をウィリアムズ・レーシングと同じく来たる2月5日(月)に発表する方針をアナウンスした。
発表スケジュールが確定したのはこれで3チーム目になった。
これまでパートナーシップを組んで来たアルファロメオとの関係は今季末で終了となるためザウバー名でのエントリーになる。
なおドライバーは引き続きバルテリ・ボタス&周冠宇というラインナップになる。
【2024年新型車発表予定】
日時 | チーム | マシン名 | 場所 |
2月05日(月) | ウィリアムズ | 『FW46』 | オンライン |
2月05日(月) | ザウバー | 『C43』 | オンライン |
2月13日(火) | フェラーリ | 『SF-24』 | マラネロ本社 |
| 固定リンク
Pirelli Tyre (C)Pirelli Motorsport
拡大します
2023年も全22戦にタイヤを独占供給したピレリタイヤは、全マシンの総走行距離が合わせて30万8千キロとなり、これは地球8周分に相当するものになったということだ。
今季は実質22戦だったが、2024年は全24戦が予定されているので記録更新は必須。
このほとんどがドライ用のスリックタイヤでのもので、ウェットタイヤ(フルウェット&インターミディエイト)は全体の6.3%に留まったという。
また同じタイヤで最も長く走行したのは新人オスカー・ピアストリ(マクラーレン)の302.5キロ。
オープニングラップでのアクシデントで2周目にピットイン、交換したタイヤで最後まで走り切るという異例の産物となったものだ。
| 固定リンク
Bruno famin (C)Alpine F1
拡大します
以前、その関係性が噂になったアンドレッティ・フォーミュラ・レーシングとルノー・スポールにまた復活の可能性が出て来たようだ。
これはルノーのワークスチームであるアルピーヌF1のブルーノ・ファミン代表が語ったもの。
それによればアンドレッティ・フォーミュラはキャデラック・ブランドでGM(ゼネラルモーターズ)からPU(パワーユニット)供給を受けることになっているが、開発の遅れが懸念される状況になっている。
そこで早ければ2025年にも新規参戦を目指す同チームに、ルノーがPU(パワーユニット)をカスタマー供給するというのがその筋書き。
復活が見込まれる両者の関係に注目が集まっている。
| 固定リンク
Max Verstappen (C)Redbull Racing 拡大します 2023年の王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の年収がボーナスも含め約7千万ドル(約100億円)に達することが伝えられた。
通常ドライバーの年収は公表されていないが、これはアメリカの大手経済誌『フォーブス』が推計・公表したもので、他の個人的なスポンサー料などは含まれていない。
また現在のところチームのコストキャップの金額にも計上されていない。
それによれば2番手は前チャンピオンであるハミルトン(メルセデス)で5千5百万ドル(約79億円)、3番手アロンソ(アストンマーティン)の3千4百万ドル(約49億円)とチャンピオン経験者が続いた。
なお角田裕毅(アルファタウリ)の名前はトップ10圏外で今回のリストには入っていなかった。
| 固定リンク
Carlos Sainz (C)Ferrari S.p.A
拡大します
フェラーリ・チームのフレデリック・バッサー代表が、同チームのカルロス・サインツ(29歳:スペイン)との交渉について言及、新たに3年の契約延長を呈示したことが゜わかった。
同チームのルクレール&サインツ二人のドライバーについて、いずれも2024年末に満了と理解されているが、ルクレールのほうはすでに2030年までという6年に渡る長期契約締結にと報じられている。
一方、サインツのほうは当初2年だけの延長が示されたものの、合意には至らなかったと伝えられていた。
今回さらに1年の上積みが行われた形だが、イコールとされた二人のドライバーの間に明確な格差が生じているようだ。
| 固定リンク
Ferrari Factory Image (C)Ferrari S.p.A
拡大します
FIA(国際自動車連盟)はF1各チームに対して行われているファクトリーへの立ち入り検査について、2024年シーズンは前触れなく抜き打ちで行う方針を通知した。
F1レギュレーションは複雑で、ルールの解釈を巡りFIAとチーム側とのせめぎ合いが繰り返し行われている。
そのためチームが規則を遵守しているかの検査が随時行われているが、これまではすべて事前に期日を通知して行われてきたとのこと。
FIAのシングルシーター担当者である元フェラーリのニコラス・トムバジス氏は「抜き打ちでなければ検査の効果が薄い」と指摘しているものだ。
ただ実現にはチーム側との交渉が難航することだろう。
| 固定リンク
角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
拡大します
苦戦を強いられた2023年シーズンから脱し、コンストラクターズ・ランキング上位復帰を目指すスクーデリア・アルファタウリがイタリア・ファエンツァのファクトリーで来シーズンに向けシート合わせを行ったことがわかった。
ただ先にFIA(国際自動車連盟)が発表した2024年のエントリーリストに記載されたチーム名の『スクーデリア・アルファタウリRB』は暫定のもので、開幕までに新たな名称を届け出る、というあまり例を見ないものになっている。
な同チームは昨季と同じダニエル・リカルド&角田裕毅というドライバー・ラインナップの継続が決まっている。
| 固定リンク
Ferrari 『SF-23』(C)Ferrari S.p.A
拡大します
来季、悲願のタイトル奪還を狙うスクーデリア・フェラーリは、期待の2024年新型車『676』を来年2月の13日(火)に発表予定であることを明らかにした。
発表の場所などの詳細はまだ未定とされる。
なお『676』は開発コード名で、正式名称は例により改めてお披露目されることになっている。
ちなみに2023年は『SF-23』だったので順当なら来季マシンは『SF-24』ということになるがこのチームは脈絡なく変更される場合が多いので現段階では不明だ。
来季のレースドライバーは引き続きルクレール&サインツというラインナップが継続されることが決まっている。
| 固定リンク
Giedo van der Garde (C)Sauber Motorsport
拡大します
元ケータハムのF1ドライバーであるギド・ヴァン・デル・ガルデ(38歳:オランダ)が、今シーズン限りで現役生活を終えることを決めたことがわかった。
わずか1シーズンで終えたケータハムでのF1生活はマシンの戦闘力を欠いたこともあり最高14位(2013年ハンガリーGP)というものだったが、その後はザウバー・チームでテスト&リザーブドライバーを務めた。
F1離脱後はスポーツカーレースに転向、主にLMP2クラスのマシンを操り、多くのレースで活躍、富士スピードウェイで行われた『富士6時間レース』でクラス優勝したことも記憶される。
| 固定リンク
Audi F1 (C)Audi Motorsport
拡大します
2026年からのF1新規参入が予定されているアウディ・モータースポーツだが、これを白紙撤回するという信じがたい噂が伝えられ波紋を呼んでいる。
これは、同社のCEO(最高経営責任者)が交替したためのようだ。
ドイツに本拠を置くフォルクスワーゲン・グループのアウディは、ザウバー・チームむわ引き継ぐ形で2026年からF1参入する計画を発表している。
しかし新たにCEOに付いた財務畑の出身であるゲルノット・ドルナー氏はこの計画に難色を示していると報じられたもの。
しかし取材に対し同社の広報は「2026年の参入は経営委員会や監査役会の決定であり、CEOひとりの思惑で覆せるものではない」と一蹴している。
またこの話には「計画をポルシェが引き継ぐ」というものや、「トヨタがまるごと買い取る」という憤飯ものまで尾ひれが付いて、一人歩きを始めている。
| 固定リンク
Alphatauri (C)Scuderia Alphatauri
拡大します
FIA(国際自動車連盟)は2024年のエントリーリストを発表したが、『Scuderia Alpha Tauri RB』(スクーデリア・アルファタウリRB)の名前で記載されたアルファタウリは、開幕までに変更になる見通しを明らかにしている。
これについて一部メディアが報じるところによれば、新しい名称は『Racing Bulls』(レーシング・ブルズ)を中心にし、その前か後ろに今後発表される予定のタイトル・スポンサーの名前が入れられるとのことだ。
なお同チームの来季レースドライバーは引き続きダニエル・リカルドと角田裕毅の二人が務めることで確定している。
| 固定リンク
Start Signal (C)Pirelli Motorsport
拡大します
12月15日、FIA(国際自動車連盟)は2024年シーズンのF1カレンダーを発表した。
ドライバーの変更はなく全体に前年の体制を踏襲しているが、エントリー・チーム名ではアルファロメオが消えて、ザウバーの名前が復活しているのが目を引くところ。
【2024年F1エントリーリスト】(12月15日)
Team | Constructor | N0. | Driver | Nat. | N0. | Driver | Nat. |
Oracle Red Bull Racing | Red Bull Honda RBPT | 1 | マックス・フェルスタッペン | HOL | 11 | セルジオ・ペレス | MEX |
Mercedes-AMG Petronas Foumula one Team | Mercedes | 63 | ジョージ・ラッセル | GBR | 44 | ルイス・ハミルトン | GBR |
Scuderia Ferrari | Ferrari | 16 | シャルル・ルクレール | MON | 55 | カルロス・サインツ | ESP |
McLaren Foumula one Team | McLaren Mercedes | 81 | オスカー・ピアストリ | AUS | 4 | ランド・ノリス | GBR |
Aston Martin Aramco F1 Team | Aston Martin Mercedes | 18 | ランス・ストロール | CAN | 14 | フェルナンド・アロンソ | ESP |
BWT Alpine F1 Team | Alpine Renault | 31 | エステバン・オコン | FRA | 10 | ピエール・ガスリー | FRA |
Williams Racing | Williams Mercedes | 23 | アレクサンダー・アルボン | THA | 2 | ローガン・サージェント | USA |
Scuderia Alpha Tauri RB | Alpha Tauri Honda RBPT | 3 | ダニエル・リカルド | AUS | 22 | 角田 裕毅 | JPN |
Stake F1 Team Kick Sauber | Alfa Romeo Ferrari | 77 | バルテリ・ボタス | FIN | 24 | 周冠宇(チョウ・グアンユー) | CHI |
MoneyGram Haas F1 Team | Haas Ferrari | 20 | ケビン・マグヌッセン | DEN | 27 | ニコ・ヒュルケンバーグ | GER |
| 固定リンク
Aston Martin 『AMR23 (C)Aston Martin F1 Team
拡大します
アストンマーティンF1は、同チームの共同タイトル・スポンサーでもある『アラムコ』とのテクニカル・パートナーシップ契約を2028年末まで延長することを正式発表した。
これにより2023年『アストンマーチン・アラムコ・コグニザントF1チーム』だったエントリー名は2024年は『アストンマーチン・アラムコF1チーム』となる。
アラムコは中東サウジアラビアの国営石油会社だが、今季前半の活躍をみてもその技術レベルは一流であることが窺われる。
なおアストンマーティンF1チームはレギュレーションが大幅変更となる2026年からホンダ製パワーユニットを搭載しして戦うことが決まっているが、これによりホンダもアラムコ製の燃料や油脂等を使うことになるようだ。
| 固定リンク
Logan Sargeant (C)Williams Racing
拡大します
アメリカでも盛り上がるF1人気を背景にウィリアムズ・レーシングから現状アメリカ人唯一のF1ドライバーとしてデビューを果たしたローガン・サージェント(22歳:フロリダ)だが、ホームグランプリと言えるマイアミGPですら母国ファンの熱闘的な声援を受けたとは言い難い状況だった。
これについてサージェントは「ジュニア時代をヨーロッパ地域で過ごしたからアメリカの観客には馴染みがない」と、自らを分析してみせた。
事実、サージェントがF1スーパーライセンスを獲得したのはヨーロッパ地域を主な戦場とする『FIA・F2選手権』での戦績で、北米のレースによるものではなかった。
それでも本人は「来シーズン、僕が活躍すれば大丈夫」と、すこぶる楽観的だ。
| 固定リンク
Sergio Perez (C)Redbull Racing
拡大します
チャンピオン・チームのドライバーとしてドライバーズ・ランキング2位は立派な成績である筈だがレッドブル・レーシングの2023年セルジオ・ペレスに対しては厳しい評価が絶えないようだ。
というのもタイトルを獲得したマックス・フェルスタッペンが1シーズンで実に19勝を挙げ575ポイントを記録したのに対し、ペレスのほうはわずか2勝止まりでポイントも285点に留まるという明らかな差を付けられたからだ。
同チームのクリスチャン・ホーナー代表はそのペレスについて「まずは土曜日の仕事をレベルアップさせる必要がある」とし、スターティンググリッドの改善を求めた。
今年序盤こそ2回のポールポジション獲得で存在感を示したものの、終盤に掛けては失速が目立ちエースの座を脅かす存在ではなくなっていた。
現在の契約が満了するとされる2024年、ペレスにとってはまさに正念場を迎えることになる。
| 固定リンク
佐藤 琢磨 (C)Honda Racing
拡大します
アメリカを代表するシングルシーター・レースの最高峰インディカー・シリーズだが、これを支えるエンジン・サプライヤーの一つであるHRC(ホンダ・レーシング)が、2026年以降の参戦についてインディ500を含め撤退も検討中であることが伝えられた。
同シリーズはF1に先駈けて地球環境に配慮した対策を採っているが、今後エンジン・レギュレーションのさらなる改定により開発費用がもっと高騰することが懸念されているところだ。
事実、北米ホンダのモータースポーツ担当マネージャーであるチャック・シフスキー氏はコスト増大が理由の一つであることを否定していない。
ただインディカー撤退が想定される2026年はマニュファクチャラーとしてのホンダF1復帰の時期と重なることが、周囲に要らぬ憶測を呼んでいる部分もあるようだ。
| 固定リンク
Tyre Work (C)Pirelli Motorsport
拡大します
FIA(国際自動車連盟)のF1委員会は、タイヤウォーマーの廃止が棚上げになったことも踏まえ、ドライバーから要求の強いタイヤのオーバーヒート問題の解決策を2027年までの独占サプライヤーであるピレリタイヤに要望した。
それによれば現在供給されているものは温度の上昇に伴い急速にタイヤのデグラデーション(劣化)が進行、激しいグリップダウンを起こしてラップタイムが低下、レースの華であるバトルの障害になっているというもの。
タイヤ自体の構造面に問題があるのでは、とのチーム側からの指摘に対し、ピレリではコンパウンドの改善で対処できると楽観的な姿勢を崩していない。
| 固定リンク
角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
拡大します
今季最終戦アブダビGPで8位に入賞した角田裕毅(アルファタウリ)の走りに対し、アメリカのスポーツ専用チャンネル『ESPN』が2023年の『F1ドライバー・トップ10』を選定、その一人として発表した。
角田はこのレースで少数派(20台中3台)のワンストップ作戦を選択、一時は首位を走行、またレース終盤にはハミルトン(メルセデス)らとの壮絶バトルを演じて印象を残し、観客が選ぶ『ドライバー・オブ・ザ・デー』に初選出されている。
ESPNは今回の選出理由について「今年のグリッドで最も遅いマシンにも関わらず、チームにとって貴重な17ポイントを獲得した」と高く評価、また「今年最も成長した若手ドライバーの一人」と、讃えた。
| 固定リンク
Esteban Ocon (C)Alpine F1 Team
拡大します
アルピーヌF1から参戦して3年目のシーズンを昨年のランキング8位から12位に後退して終えたエステバン・オコン(27歳:フランス)は、リタイヤが多かったことを挙げ、来シーズンの挽回を誓った。
「ポイントを獲得するためにはとにかく最後まで走り切らなければならない。
でも今シーズンはリタイヤが多すぎた。
マシントラブルに加え僕自身のミスやアクシデントもあったしね。
来シーズンは慎重かつアグレッシブなドライビングに徹して、また表彰台に上がれるように心掛けたいと思っているよ」
昨年、2回のみだったリタイヤは今年6回まで急増、完走率も2022年の91%から73%まで低下、結果的にポイント獲得の機会を多く失っていた。
| 固定リンク
Image (C)Suzuka Circuit
拡大します
12月10日、2024年日本GP観戦チケットの前売り販売が開始された。
来年の日本GPはFIA(国際自動車連盟)の意向でこれまでの秋開催から春の開催へ変更。
その影響で2024年はわずか4か月のインターバルをおいての開催となる。
それでもホンダ製パワーユニットによるタイトル獲得への貢献や角田裕毅(アルファタウリ)の活躍もあって人気は上々。
ホームスタンドや1-2コーナなど人気の席は早くも完売になるなど順調な滑り出しをみせたものの、その一方でチケット代金が大幅値上げになっているとの悲鳴も聞かれた。
これは世界的なF1ブームの広がりによる影響で開催権料が高騰するなどのためとみられるが、日本の熱心なF1ファンにとっては不都合な流れか。
| 固定リンク
角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
拡大します
今年の最終戦アブダビGP決勝レース中、5周に渡ってラップリードを記録した角田裕毅(アルファタウリ)だが、これが2023年シーズンとして全体の8位に相当するものであることがわかった。
日本人ドライバーとしてこれは2004年のヨーロッパGP(ニュルブルクリンク)で佐藤琢磨(B.A.R・ホンダ)が2周を記録して以来、史上2人目の快挙となるもの。
ちなみに今シーズンもラップリード数1位はチャンピオンを獲得したフェルスタッペンで計1,003周という圧倒的な新記録となった。
大きく離れた2位はペレス(レッドブル)の146周、3位サインツ(フェラーリ)の77周、4位ルクレール(フェラーリ)41周、5位ノリス(マクラーレン)30周、6位ハミルトン(メルセデス)13周、7位ラッセル(メルセデス)6周、8位角田裕毅(アルファタウリ)5周、9位アロンソ(アストンマーティン)3周、そして10位ピアストリ(マクラーレン)の1周と続いた。
| 固定リンク
Fernando Alonso (C)Aston Martin F1 Team
拡大します
今シーズン、アストンマーティンF1チームに移籍、ランキング4位と好成績を残したフェルナンド・アロンソについて同チームのマイク・クラック代表が高い評価を与えている。
それによればアロンソの起用にあたり、チーム内で当初は不安があったとのことだ。
それは、アロンソがドライバーとしての能力には定評があったものの、過去に所属したチーム内で不和を起こすなど人間性に問題を指摘する声があったからという。
とりわけアストンマーティンはランス・ストロールの父親がオーナーのチームということもあったからだ。
しかし2023年のアロンソはチームメイトとの関係も良好でチーム内に波紋を起こすことも皆無だったという。
クラック代表は2024年で契約が満了するアロンソにさらなる契約延長を持ち掛けていると明かしている。
| 固定リンク
FIA
F1の技術的な取り決めを検討するF1委員会での合意を受け、FIA(国際自動車連盟)は大きく仕様が変更される2026年以降のF1マシンについて、開発作業開始時期を2025年1月まで禁止することを決定、各チームに通達した。
衆知のように2026年からF1は地球環境保護の観点から主にパワーユニットに関する規定が大幅に変更される他、エアロダイナミックス面においても改定の方向が示されているが、これによりCFD(計算流体力学)や風洞実験等の開発が2024年末まで出来ないことになるようだ。
| 固定リンク
Nikolas Tombazis (C)Ferrari S.p.A
拡大します
FIA(国際自動車連盟)は、一部のグランプリでコクピット内部が耐えられないレベルの高温になるとして、その対策に乗り出す意向を明らかにした。
今年のカタールGPではとりわけ苛酷なコンディションとなり、レース後脱水症状を訴えるドライバーが相次いだことがその背景にある。
FIAでシングルシーターの技術責任者を務めるニコラス・トムバジス氏(元フェラーリ/チーフ・デザイナー)は、新開発のドライバー冷却装置を念頭に置いていることを示唆した。
ただ安全規則や車両重量に関わるケースが考えられるため、その場合にはレギュレーションの改定が必要になりそうだ。
| 固定リンク
Madrid demo (C)RedBull Racing
拡大します
スペインの地方紙『デアリオ』が報じて話題になっているF1マドリッドGP計画だが、FIA(国際自動車連盟)のモハメド・ビン・スライエム会長も非公式ながらこれを認めていることがわかった。
さらに
会長のその口ぶりからは、FIA自身が積極的に関わっていることが窺われるという。
それを裏付けるように、まだ計画が表面化する前から『F1マドリッドGP』のロゴとその名称がFIAにより商標登録されたことがわかっている。
マドリッドGPはバラハスの市街地特設コースとして計画されているが、さらに2輪モトGPも同時併催という話も聞こえてきて注目を高めている。
| 固定リンク
Formula-E Image (C)Mercedes Motorsport
拡大します
日本のブリヂストンタイヤが、次シーズンからFIA(国際自動車連盟)肝煎りのカテゴリーである『フォーミュラE』にタイヤを独占供給することになりそうだ。
これはイギリスの一部メディアが伝えたもので、先に行われた入札の結果、現在供給している韓国のハンコックに代わって供給資格を獲得したとのこと。
間もなく正式発表される見通しという。
なおフォーミュラEのタイヤは溝付きのもので、軽い雨でも使用できる全天候型となっている。
1997年から2010年までF1にタイヤを供給してきたブリヂストンは、F1復帰に向けても入札に参加したが、こちらはイタリアのピレリが獲得している。
| 固定リンク
Madrid demo (C)RedBull Racing
拡大します
スペインの首都マドリッドで、再びグランプリ開催の噂が広がっている。
これは同国の地方紙『ディアリオ』らが報じているもの。
それによればマドリッドGPは2026年初開催を目途にカレンダー入りを果たすというもので、場所はマドリッド市内のスペイン最大の空港があるバラハスに設営される特設コースが念頭に置かれているという。
ただし今年7月に報じられたようにFIA(国際自動車連盟)は『マドリッドGP』を商標登録していて、現行のスペインGP(バルセロナ)を脅かすものではなく共存させる方向を模索しているとみられる。
なおモータースポーツが盛んなスペインではこれまでハラマやヘレス等でもスペインGPが行われているが、1991年からは現在のバルセロナが定着している。
| 固定リンク
Alexander Albon (C)Scuderia Toro Rosso
拡大します
2005年シーズンからF1新規参戦を予定するアウディF1チームだが、その最初のレースドライバーとして現ウィリアムズ・レーシングのアレクサンダー・アルボン(27歳:タイ)の名前が浮上していることが伝えられている。
2019年に当時のトロ・ロッソからF1デビューを果たしたアルボンは、その活躍が評価されレッドブル・レーシングに抜擢されたが、王者フェルスタッペンには及ばず無念の放出の憂き目に。
しかし1年のブランクを経て加入したウィリアムズでは再び際立つ輝きを放っていることからアウディF1の候補に挙げられているようだ。
| 固定リンク
Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
拡大します
メルセデスAMGチームは、来シーズンのタイトル奪還に向け大きな課題の一つがブレーキの改善にあると説明した。
同チームのチーフ・ストラテジスト(戦略担当者)によれば、最終戦アブダビGP決勝レースでもハミルトンが『W10』のブレーキの不調に悩み、最悪リタイヤも覚悟する状況だったとのこと。
コンストラクターズ・ランキングの2位争いでフェラーリに競り勝ったのは上位フィニッシュ車のペナルティなど偶然の要素による幸運な出来事だったということだ。
そのため来季はハミルトンを満足させるブレーキシステムの構築が重要な課題となるのが必須の状況となった。
| 固定リンク
Redbull Racing (C)Redbull Racing
拡大します
FIA(国際自動車連盟)は、来シーズンに各チームが負担するエントリー料を明らかにした。
これは前のシーズンに獲得したボイント数に応じて算出するもので各年度、各チームにより異なるもの。
一番高額なのは、当然のことながら連続でコンストラクターズ・タイトルを獲得したレッドブル・レーシングで、2024年は1,062万ドル(約15億6千万円)になるということで、これは2023年に比べ、約12%増ということになる。
ちなみに今季獲得ポイントが減少した姉妹チームのアルファタウリは、7%減の約117万ドル(約1億7千万円)となっている。
| 固定リンク
Stefano Domenicali (C)Ferrari S.p.A
拡大します
元フェラーリ・チーム代表で現在F1のCEO(最高経営責任者)を務めるステファーノ・ドメニカリ氏(58歳:イタリア)が、「来シーズンのF1は今年より盛り上がる」と、期待を込めて語っている。
それによれば今シーズンはフェルスタッペンとレッドブルが圧勝、スポーツとしては称賛されるべきものだがその影響で優勝争いはごく一部に限定されテレビ視聴率は伸び悩んだとされる。
しかし来季は他チームのマシンも熟成が進み、トップ(レッドブル)との差はかなり縮まると予測、それと共にファンの関心も再び高まるというものだ。
その布石として同氏は3強6人の他にマクラーレン・レーシングやアストンマーティンF1らの台頭を挙げた。
| 固定リンク
Super Formula Test
これまでヨーロッパ地域を舞台にモータースポーツ活動を続けてきた野田樹潤(17歳)が、12月6日(水)~8日(金)に鈴鹿サーキットで開催されるスーパー・フォーミュラのルーキー・テストに参加することか関係者から発表された。
チームは『TGM Grand Prix』とされている。
JUJUこと野田樹潤は元F1ドライバーである野田英樹の長女。
幼い頃からカートコースやサーキットで非凡なポテンシャルを発揮していたが、あまりに若いことに加えて女性ドライバーであることもあってななか出場レースに恵まれず、海外に活動の舞台を求め、ジノックスF2000トロフィーではシリーズチャンピオンに輝いた。
国内で走るのは2019年の岡山国際サーキット以来ということになる。
| 固定リンク
角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
拡大します
今季最終戦アブダビGPで8位に入賞した角田裕毅(アルファタウリ)の走りに対し、F1公式サイトでこのレースで3位に相当するパフォーマンスとしてランク付けされたことがわかった。
自身最高位となる予選6番手からスタートした角田は数少ないワンストップ作戦を選択、
一時は首位を走行するなど善戦した。
最終盤では前チャンピオンのハミルトン(メルセデス)とバトルを演じるなど見せ場を作り、観客が選ぶ『ドライバー・オブ・ザ・デー』にも初選出されている。
なお同ランクの1位は優勝したフェルスタッペン(レッドブル)、2位はレースでも2位となったルクレール(フェラーリ)が選ばれている。
| 固定リンク
Logan Sargeant (C)Williams Racing
拡大します
今シーズン、ルーキードライバーの一人としてウィリアムズ・レーシングからF1参戦を果たしたローガン・サージェント(22歳:アメリカ)だが、唯一来季のシートがまだ確定していないとされる。
これについて同チームの広報担当は「現在この1年間のサージェントのパフォーマンスを精査中で、結論はここ数週間中に下されるだろう」との方針を説明した。
サージェントにとってはまさに『まな板の上の鯉』状態だが、アメリカ人である当人は、シーズン最終盤に行われたラスベガスGPでみせた予選7位というスピードを残留の拠り所にしているようだ。
なおオースティン・サーキットのアメリカGPでも初入賞でポイントを獲得しており、ホームに強いところを示している。
| 固定リンク
最近のコメント