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2023年11月

2023/11/30

フランツ・トスト代表、コンサルタントとして残留か

Franz Tost (C)Scuderia Alfatauri
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今シーズン限りでチーム代表としてトロ・ロッソ時代から18年間に渡って率いてきたスクーデリア・アルファタウリを去ることが決まっているフランツ・トスト氏(67歳:オーストリア)に、新たな職務の噂が伝えられてきた。

それによれば、レッドブル・レーシング&アルファタウリ両チームを擁するレッドブル・グループで チームコンサルタントとしてF1活動に関与し続けることになるというもの。
ただこれについて当のトスト氏はレッドブル側からの接触は認めたものの、「チームが来シーズンの準備にあたる頃、自分はファクトリーにはいないよ」と一蹴。
その時期はかねて子どもの頃からの趣味だった、大好きなスキーに打ち込んでいることだろう」と、煙に巻いている。

もし実現すれば、かねて良き理解者として慕ってきた角田裕毅にとって心強いのだが。

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岩佐歩夢(アルファタウリ)、「F1は最高」

岩佐 歩夢 (C)Scuderia Alphatauri
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ホンダやレッドブル・グループの計らいにより、念願だったF1ドライブを実現させた岩佐歩夢はその感動を次のように熱弁した。
「F1マシンを走らせるのは子どもの頃からの夢だったからこうして実現できてほんとうにうれしい。
連絡が来たのはちょっと前のことでびっくりしたけどね。
実際のF1はパワーもダウンフォースもブレーキングもF2とは段違いのものだった。
最後、アタックする前にマシントラブルに見舞われてしまったのが心残り。
でも様々なことが学べとても良い経験になったのでこれからのレースに役に立つものと確信している。
今回の機会をくれたすべての人に感謝しています」

来シーズン、岩佐は日本に戻りスーパー・フォーミュラに参戦する予定だ。

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2023/11/29

アブダビ合同テストタイム(11/28)

1. オコン(アルピーヌ) 1'24.393 110Laps
2.オワード(マクラーレン) 1'24.662 103Laps
3. ベスティ(メルセデス) 1'24.679 106Laps
4. ペレス(レッドブル) 1'24.715 117Laps
5. サインツ(フェラーリ) 1'24.799 69Laps
6. アロンソ(アストンマーティン) 1'24.827 25Laps
7. ドゥーハン(アルピーヌ) 1'15.038 107Laps
8. シュワルツマン(フェラーリ) 1'25.050 123Laps
9. サージェント(ウィリアムズ) 1'25.263 55Laps
10. ルクレール(フェラーリ) 1'25.371 65Laps
11. プルシェール(アルファロメオ) 1'25.4214 96 Laps
12. ドルゴビッチ(アストンマーティン) 1'25.554 123Laps
13. 角田裕毅(アルファタウリ) 1'25.570 58Laps
14. デニス(レッドブル) 1'25.666 124Laps
15. 岩佐歩夢(アルファタウリ) 1'25.753 95Laps
16. ベアマン(ハース) 1'25.779 110Laps
17. オサリバン(ウィリアムズ) 1'25.842 50Laps
18. ピアストリ(マクラーレン) 1'25.930 123Laps
19. フィティパルディ(ハース) 1'25.940 130Laps
20. ラッセル(メルセデス) 1'16.283 58Laps
21.ストロール(アストンマーティン) 1'16.681 50Laps
22. コラピント(ウィリアムズ) 1'26.832 65Laps
23. リカルド(アルファタウリ) 1'26.965 55Laps
24. 周冠宇(アルファロメオ) 1'27.387 105Laps
25. アルボン(ウィリアムズ) 1'27.824 51Laps

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岩佐歩夢、アルファタウリでF1初テスト

Yas Marina Circuit (C)Pirelli Motorsport
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11月28日(火)、F1アブダビGPを終えたばかりのヤス・マリーナ・サーキットを舞台にアブダビ合同テストが行われた。

各チーム2台がテストに提供され、1台はすでにスーパーライセンスを持つドライバーによるピレリの2024年仕様タイヤのテストにあたり、もう1台はグランプリ出走が2回以下の若手ドライバーのF1習熟にあてられ、総勢24人のドライバーが参加した。

アルファタウリでは角田裕毅とF2の岩佐歩夢という日本人コンビが参加、それぞれ13番手と15番手タイムを記録した。

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アロンソ、現行予選方式に不満示す

Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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F1の中でも最年長ドライバーとなったフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が、現行のノックアウト方式の予選に不満をみせている。

それによれば20台ものマシンがひしめく現在のやりかただとコース上のトラフィックに見舞われることが多く、より良いタイミングを得るべくコース上に行列ができるほど。
アロンソはこれを「不公平だし、安全面でも問題が多い」と指摘しているもの。

代案としてはインディ500予選のように1台ずつのアタック方式というものだがこちらにも条件面の不公平さやスケジュールに時間が掛かりすぎるという難点がある。
ただアロンソは両方を知る貴重なベテランドライバーではある。

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2023/11/28

レッドブル、「『RB19』は不世出のマシン」

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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全23戦中、実に21戦で勝利という歴史に残る好成績で2023年シーズンを締め括ったレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、「『RB19』は不世出のマシンだった」と振り返った。

「シーズンが始まる前、こんな圧倒的な成績を誰が予想しただろうか。
もちろん最高のドライバーや最高のスタッフがいて、最高のチームがあってこそ成し遂げられたものだが、F1で最も重要なのは優れたマシンだ。
その意味で『RB19』は最高だと思わないかい。
ニューイを始めとした技術陣やホンダのサポートに感謝しているよ。
まさに不世出のマシンだ」と讃えた。

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角田裕毅(アルファタウリ)、佐藤琢磨以来の快挙

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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スクーデリア・アルファタウリからF1に参戦の角田裕毅が、日曜日に行われた決勝レースで日本人二人目となる快挙を記録した。

これは公式記録に残るレース中のリードラップを18周目から23周目まで走ってみせたもの。
角田がワンストップ作戦を採ったことから生まれたものだが、実力がなければ果たし得ないもの。
ちなみに日本人ドライバー最初のラップリーダーは2004年のヨーロッパGPでの佐藤琢磨(B.A.R・ホンダ)ということになる。

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2023/11/27

複数のチームにピット作業違反の疑い

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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他に例のないトワイライトレースとして行われたアブダビGPでピット作業違反の疑いが発生、レーススチュワード(審査委員)が調査していることがわかった。

それによれば日没と共にピットガレージの明るさが変化することから複数のチームでクルーが保護眼鏡を外すなどして作業が行われたとみられるが、これがルール違反にあたるというもの。

ただ今回の入賞者で該当するのはフェルスタッペン(レッドブル)とハミルトン(メルセデス)ということで、いずれも後続と10秒以上の差があることから、実質順位の変更はないとみられる。

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アブダビGPはフェルスタッペンがポールTOウィン飾る

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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11月28日(日)17時(日本時間:22時)からヤス・マリーナ・サーキットを舞台に2023年F1最終戦アブダビGPの決勝レースが全58周で行われた。
レーススタート時の天候は晴れ、気温は272度、路面温度35度、路面はドライコンディションとなっている。

オープニングラップ、ルクレールが猛アタックを掛けるがフェルスタッペンが首位を死守、他に大きな順位変動もなく進行、角田も一旦はアロンソに抜かれるも挽回して6位キープ。
終盤にはペレスがノリスに対するアンフェアなドライビングで5秒のタイムペナルティが科せられる。
最終周、角田とハミルトンが壮絶バトルを繰り広げる。

優勝はまたしてもフェルスタッペン(レッドブル)で今季19回目、自身通算54回目の勝利。
またフェルスタッペンはこれで同一グランプリ4年連続ポールTOウィン。
これは故アイルトン・セナ(ベルギーGP)、ミハエル・シューマッハ(スペインGP)に続く史上3人目の快挙となるもの。
ゴール後は派手なドーナツターンでコースサイドの花火と競ってみせた。
2位またも勝利に届かなかったルクレール(フェラーリ)ね3位ラッセル(メルセデス)ね4位ペレス(レッドブル)、5位ノリス(マクラーレン)、6位ピアストリ(マクラーレン)、7位アロンソ(アストンマーティン)、8位角田裕毅(アルファタウリ)、9位ハミルトン(メルセデス)、10位ストロール(アストンマーティン)までが入賞。

以下リカルド(アルファタウリ)、オコン(アルピーヌ)、ガスリー(アルピーヌ)、アルボン(ウィリアムズ)、ヒュルケンバーグ(ハース)、サージェント(ウィリアムズ)、周冠宇(アルファロメオ)、ボタス(アルファロメオ)、マグヌッセン(ハース)が完走。
サインツ(フェラーリ)は18位フィニッシュだがリタイヤ扱いとなった。
なお観客が選ぶこのレースの『ドライバー・オブ・ザ・デー』に角田裕毅が初めて選出され最終戦に花を添えた。

アブダビGP決勝レースの結果はこちら
アブダビGPの画像はこちら

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2023/11/26

角田裕毅(アルファタウリ)、予選6位は自己最高位」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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25日(土)に行われたアブダビGP公式予選で角田裕毅(アルファタウリ)が獲得した6番グリッドは、2021年オーストリアGPの7番手を上廻る自己最高位のものとなった。

その背景には今回チームが投入した今季最後となるフロアパネルなど含む大掛かりなアップデートによる効果があったとみられるが、角田にとってF1の恩師で、今回のレースで引退するフランツ・トスト代表へ恩返しの心意気が功を奏したとも言える。

実際、チームのジョナサン・エドルズ/チーフ・エンジニアが今回角田の予選トップ10入りを予言していたのは記憶に新しいところだ。

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メルセデス、マクラーレンへの供給契約延長

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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25日(土)、マクラーレン・レーシングはメルセデスAMGとのエンジン供給契約を2030年まで延長することで合意したことを明らかにした。
現在の契約は2025年末までとされているのでさらに5年間延長ということになる。

これにより図らずもマクラーレン・レーシングを介してメルセデスAMGのF1関与の継続が表面化したことになる。

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アブダビGP予選、角田裕毅が6番グリッドに

Yas Marina Circuit (C)Pirelli Motorsport
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11月25日(土)18時(日本時間:23時)からヤス・マリーナ・サーキットを舞台に2023年F1最終戦アブダビGP公式予選が行われた。

18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。

天候は晴れ、Q3開始時の気温は26度、路面温度は31度、コースはドライコンディションとなっている。

年最後のポールシッターとなったのはやはりここでもフェルスタッペン(レッドブル)。
今季11回目、自身通算32回目の快挙となった。
2位ルクレール(フェラーリ)、3位ピアストリ(マクラーレン)、4位ラッセル(メルセデス)、5位ノリス(マクラーレン)、6位角田裕毅(アルファタウリ)、7位アロンソ(アストンマーティン)、8位ヒュルケンバーグ(ハース)、9位ペレス(レッドブル)、10位ガスリー(アルピーヌ)となった。

アブダビGP決勝レースは26日(日)17時(日本時間:22時)から全56周で行われる。

アブダビGPの画像はこちら

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2023/11/25

予選Q2、ハミルトン(メルセデス)脱落

引き続きアブダビGP公式予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

トップはここでもフェルスタッペン(レッドブル)。
これにノリス(マクラーレン)、ルクレール(フェラーリ)、ラッセル(メルセデス)、ガスリー(アルピーヌ)、ペレス(レッドブル)、アロンソ(アストンマーティン)、角田裕毅(アルファタウリ)、ヒュルケンバーグ(ハース)、そしてピアストリ(マクラーレン)までがQ3進出。

ここでの敗退はハミルトン(メルセデス)、オコン(アルピーヌ)、ストロール(アストンマーティン)、アルボン(ウィリアムズ)そしてリカルド(アルファタウリ)となった。

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アブダビGP予選Q1、サインツ(フェラーリ)脱落

11月25日(土)18時(日本時間:23時)からヤス・マリーナ・サーキットを舞台に2023年F1最終戦アブダビGP公式予選が行われた。
天候は晴れ 、セッション開始時の気温は27度、路面温度32度、コースはドライコンディションとなっている。

路面コンディションの向上が見込まれるので開始5分まで誰もコースインせず。
最速はフェルスタッペン(レッドブル)2番手にペレス(レッドブル)、角田裕毅(アルファタウリ)が3番手て突破、リカルド(アルファタウリ)は11番手。

ここでの敗退はサインツ(フェラーリ)、マグヌッセン(ハース)、ボタス(アルファロメオ)、周冠宇(アルファロメオ)、そしてトラックリミットでノータイムとなったサージェント(ウィリアムズ)の5台となった。

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フリー3回目はラッセル(メルセデス)が最速

George Russell (C)Mercedes Motorsports
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11月25日(土)14時半(日本時間:19時半)からヤス・マリーナ・サーキットを舞台に2023年F1最終戦アブダビGPフリー走行3回目セッションが行われた。
天候は晴れ 、セッション開始時の気温は29度、路面温度43度、コースはドライコンディションとなっている。

大きなアクシデント等もなく終了。
トップはラッセル(メルセデス)、続いてノリス&ピアストリのマクラーレン勢、アルボン(ウィリアムズ)、ルクレール(フェラーリ)、フェルスタッペン(レッドブル)、オコン(アルピーヌ)、サージェント(ウィリアムズ)、角田裕毅(アルファタウリ)、そして周冠宇(アルファロメオ)というトップ10になった。
なおリカルド(アルファタウリ)は18番手だった。

この後18時(日本時間:23時)から公式予選が行われる予定となっている。

アブダビGPフリー走行3回目の結果はこちら
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アルファタウリ幹部、「角田 予選Q3までいける」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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クラッシュによる赤旗中断で混乱したアブダビGP初日を15番手で終えた角田裕毅だが、アルファタウリのジョナサン・エドルズ/チーフ・エンジニアは、「土曜日に行われる公式予選ではQ3に進出する可能性は十分にある」と自信をみせている。

それによれば今回のアブダビGPには最終戦であるにも関わらずまたもアップデートを持ち込みポイント獲得を目論んでいるとのこと。
残念ながら1回目は多くのチームで不慣れなルーキードライバーたちを走らせたこと。
また2回目は赤旗中断の連続で十分な走行データが収集できなかったとのことだが、関連データの分析ではアップデートは成功しているという。、
同氏は角田裕毅についてもアタックのタイミングさえ適切であればトップ10圏内にいけるとエールを贈っている。

同チームはコンストラクターズ・ランキングの結末がこの最終戦に掛かっている。

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マクラーレン、オワードを2024年のリザーブドライバーに

McLaren 『MCL-60』 (C)McLaren Racing
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マクラーレン・レーシングは、2024年シーズンのリザーブドライバーとしてジュニア育成ドライバーの一員であるパトリシオ・オワード(24歳:メキシコ)と契約を結んだことを明らかにした。

オワードはアメリカのインディ・ライツでタイトルを獲得、その後はインディカー・シリーズに参戦する一方マクラーレン・レーシングでF1テストを重ねていた。
なおマクラーレン・レーシングは日本の平川亮とも来シーズンのリザーブ・ドライバー契約を結んでいる。

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2023/11/24

フリー2回目、連続で赤旗中断に

Yas Marina Circuit (C)Pirelli Motorsport
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11月24日(金)17時(日本時間:22時)からヤス・マリーナ・サーキットを舞台に2023年F1最終戦アブダビGPフリー走行2回目セッションが行われた。
天候は晴れ 、セッション開始時の気温は27度、路面温度34度、コースはドライコンディションとなっている。

開始約10分、サインツ(フェラーリ)がコントロールを失ってバリアにクラッシュ、セッションは赤旗中断となった。
残り約25分でセッション再開。
しかしコースイン直後にヒュルケンバーグ(ハース)が単独クラッシュ、再び赤旗中断に。
残り約16分でセッション再開。
トップタイムはルクレール(フェラーリ)、以下ノリス(マクラーレン)、フェルスタッペン(レッドブル)、ボタス(アルファロメオ)、ペレス(レッドブル)、ラッセル(メルセデス)、周冠宇(アルファロメオ)、ハミルトン(メルセデス)、ガスリー(アルピーヌ)、ピアストリ(マクラーレン)と続いた。
アルファタウリ勢はリカルド12番手、角田裕毅15番手。

明日は2023年シーズン最後の公式予選が行われる。

アブダビGPフリー走行2回目の結果はこちら
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アブダビGPフリー1回目、ラッセル(メルセデス)最速

Yas Marina Circuit (C)Pirelli Motorsport
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11月24日(金)13時半(日本時間:18時半)からヤス・マリーナ・サーキットを舞台に2023年F1最終戦アブダビGPフリー走行1回目セッションが行われた。
天候は晴れ 、セッション開始時の気温は29度、路面温度42度、コースはドライコンディションとなっている。

ピレリは6種類用意されたコンパウンドのうち、今回ホワイトのハードにC3、ミディアムのイエローにC4、そしてレッドのソフトにC5という柔らかい部類の3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。

またフェルスタッペンのマシンにはジェイク・デニスなど、(すでに消化したアルファタウリを除く)全9チームでレギュレーションによりルーキードライバーを起用している。
そのせいか、スロー走行しているクルマとの超接近などあわやというシーンが頻発して緊張が走った。

トッブはラッセル(メルセデス)、2番手ドルゴビッチ(アストンマーティン)、3番手リカルド(アルファタウリ)、以下ボタス(アルファロメオ)、ストロール(アストンマーティン)、ピアストリ(マクラーレン)、サインツ(フェラーリ)、シュワルツマン(フェラーリ)、ガスリー(アルピーヌ)、角田裕毅(アルファタウリ)の順。
サインツ(フェラーリ)医にレギュラードライバーの足を引っ張るようなクラッシュはなかった。
このあと17時(日本時間:22時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。

アブダビGPフリー走行1回目の結果はこちら
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アブダビGPのスチュワードにビタントニオ・リウッツィ氏

Vitantonio Liuzzi (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週行われる今季F1最終戦アブダビGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元F1ドライバーのビタントニオ・リウッツィ氏(43歳:イタリア)を指名したことを明らかにした。
同氏がスチュワードを務めるのはブラジルGP(サンパウロGP) 以来のもので今年5度目、自身通算14度目ということになる。

世界カート選手権を制したリウッツィ氏はその後ジュニア・フォーミュラを経て2005年にレッドブル・レーシングからF1デビュー。
トロ・ロッソやフォース・インディア、HRTと渡り最高位6位、2011年にF1から引退、FIAのフォーミュラEでスチュワードなどを務めた。
さらにスーパーGTに参戦するなど日本にも関係が深いドライバーとなっている。

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アブダビGPの週末3日間共に晴れ、雨の心配なし

Yas Marina Circuit (C)Redbull Racing
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ヤス・マリーナ・サーキットを舞台に今週行われる2023年F1最終戦アブダビGPの天気について、地元UAE(アラブ首長国連邦)の気象台はフリー走行の金曜日、公式予選の土曜日、さらに決勝レースが行われる日曜日共に晴れで雨になる心配はないと予報している。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
11月24日(金) フリー走行 晴れ 24- 28度 0%
11月25日(土) 公式予選 晴れ 23- 28度 20%
11月26日(日) 決勝レース 晴れ 22- 28度 0%

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2023/11/23

メルセデス『W4』がオークションに

Lewis Hamilton(2013) (C)Mercedes Motorsports
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アメリカがF1人気で沸いたラスベガスGPの週末、貴重なF1マシンが市内でオークションに掛けられてニュースになっている。

出品されたのはルイス・ハミルトンが現在のメルセデスAMGチームに加入した2013年、実際にドライブした『W4』の4号車で、ハンガリーGPで勝利を飾ったものという。
落札価格は日本円で約28億円になったと報じられている。

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レッドブル、アブダビGPフリー1回目に新人二人起用

Image (C)Pirelli Motorsport
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レッドブル・レーシングは、この週末行われる今季最終戦アブダビGPのフリー走行1回目セッションに、新人二人を起用する方針を明らかにした。

これは将来のF1ドライバーに走行の機会を与えるため各チームに義務付けられているものだが、2台同時というケースは珍しい。
これについてレッドブル・グループのヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーは「ラスベガスから中東への移動は時差も大きく苛酷なものだが、レギュラードライバーの体調を整えるには最適なルールだよ」と、嘯いているという。

なお起用される若手ドライバーはF2のイサク・ハジャール(19歳:フランス)とフォーミュラEのジェイク・デニス(28歳:イギリス)が見込まれているようだ。

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2023/11/22

ピレリ、2024年シーズンは『Q0タイヤ』廃止

Pirelli Tyre (C)Pirelli Motorsport
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F1にタイヤを独占供給するピレリ・モータースポーツは、現在6種類あるコンパウンドのうち最もハードの部類に位置付けられている『Q0タイヤ』を廃止することを明らかにした。
なおコンパウンド年々変更されていて、2022年のC1は実質C0となっている。
これにより2024年のラインナップはC1が最も硬く、C5が最も柔らかい5種類のコンパウンドに戻ることになる。

識別のためのカラーリングは最もソフトなタイヤが赤、ミディアムは黄色、ハードタイヤには白のラインがこれまで同様サイドウォールにマーキングされる。
これについて同陣営のマリオ・イゾーラ/ヘッド・オブ・カーレーシングは、「より実態に即したものになる」と、自信をみせている。

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フェルスタッペン(レッドブル)、ベッテルの記録に並ぶ

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はラスベガスGPの優勝で自身通算53勝目を記録したが、これは先に引退したばかりのセバスチャン・ベッテル(前アストンマーティン)の記録に並ぶもの。

史上最多はルイス・ハミルトン(メルセデス)の103勝、2番手は元フェラーリ等のミハエル・シューマッハの91勝となっていて、二人はこれに次ぐ3番手ということになる。
ちなみに勝率ではベッテルが17.8%であるのに比べ、フェルスタッペンは28.8%となっている。

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2023/11/21

デ・フリース(前アルファタウリ)、トヨタWECチームへ

Nyck de Vries (C)Scuderia Alphatauri
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2023年シーズン前半、角田裕毅のチームメイトとしてスクーデリア・アルファタウリから10戦を戦ったニック・デ・フリース(28歳:オランダ)が、来シーズンはトヨタWECチームに加入、ルマン24時間レースなどに参戦することが発表された。

F1時代の最高成績は2022年のウィリアムズ・レーシングのものを含め9位というもので、中途解雇されていた。

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フェラーリ、ラスベガスGP主催者と賠償交渉も

Carlos Sainz (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームのフレデリック・バッサー代表が、ラスベガスGPフリー走行1回目セッションでマシンを損傷させたカルロス・サインツのマシンについて、主催者側と話し合いの場を設ける意向を明らかにした。

マンホールカバーの脱落に対処するためタイムスケジュールは大幅に遅れ、イベントの進行に水を差しただけでなく、複数のマシンに大きな損傷を与える結果となった。
破損の原因は路面の不備に原因があることが判明していて、事実上の損害賠償交渉になるとみられている。

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角田裕毅&リカルド(アルファタウリ)、「急激にグリップ悪化」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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スクーデリア・アルファタウリ勢のラスベガスGP決勝レースは、いずれもペースが上がらず入賞を果たすことはならなかった。
これについて同チームのジョディ・エギントン/テクニカル・ディレクターは「共に急激にグリップが悪化するという困難に見舞われた」と、説明している。

さらに角田裕毅のマシンにはギヤトラブルも発生していて、せっかく序盤にジャンプアップした入賞圏内のポジションも守り抜くことはできなかった。
またリカルドも「われわれには廻りのペースに付いていくだけのスピードはなかった」と無念さを表している。
今季もいよいよ残り一戦、最後に笑ってシーズンを終えられるか難しい状況になってきた。

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2023/11/20

クラッシュのノリス(マクラーレン)、身体は無事

Lando Norris (C)McLaren Racing
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ラスベガスGP決勝レース序盤、単独ながら大きなクラッシュを演じリタイヤを余儀なくされたマクラーレン・レーシングのランド・ノリスについて、幸い身体に問題はないことが報告された。

それによればノリスは事故後自力でコクピットから脱出、直ちにサーキット内のメディカルセンターに搬送され簡易診察を受けた後、さらにラスベガス市内の大学病院に移送され精密検査を受け、問題がないとの結論に至ったという。

ノリスは再びチームに戻り、連続して開催される最終戦アブダビGPに備えるとのことだ。

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ラスベガスGP、終わってみれば「大成功」

Carlos Reutemann/1981 US Grand Prix Las Vegas
(C)Williams F1
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F1では少数派で、あまり評価されていない市街地特設コースで行われたラスベガスGPは事前の盛り上がりに欠けた感があったが、終わってみれば「大成功」の声で埋め尽くされた。

優勝したフェルスタッペン(レッドブル)は、レース前の会見で市街地特設コースへの嫌悪感を滲ませたが、終了後はコースへの称賛を惜しまなかった。
実際、ラスベガスのコースは変化に富み、各所でオーバーテイクシーンが繰り返された。

ちなみに1980年代のラスベガスは直角コーナーの連続だった。

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2023/11/19

ラスベガスGPもフェルスタッペン(レッドブル)勝利

Lasvegas Circuit (C)Pirelli Motorsport
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11月18日(土)22時(日本時間:翌15時)からラスベガス特設サーキットを舞台に2023年F1第22戦ラスベガスGPの決勝レースが全50周で行われた。
スタート時の天候は晴れ、気温は19度、路面温度20度、路面はドライコンディションとなっている。

オープニングラップでフェルスタッペン(レッドブル)が首位に立つ。
後方では接触事故。
最後尾スタートの角田裕毅(アルファタウリ)は11番手にジャンプ。
イエローコーションが明けるとまたクラッシュ続出でセーフティカーが入る。
7周目レース再開。
一時は10位まで順位を上げた角田がその後ずるずると後退、ピットイン。
17周目、フェルスタッペンがタイヤ交換、同時にルクレールとのバトルで喰らった5秒のタイムペナルティをこなす。
25周目、フェルスタッペンとラッセルが接触。
デブリ(破片)回収のためイエローコーションに。
ラッセルには5秒のタイムペナルティ。
ルクレールとペレスの首位争いにフェルスタッペンが追い付く。
38周目、フェルスタッペンが首位を取り戻す。
48周目、角田がギヤトラブルを訴えてストップ。
最終周、ルクレールがペレスを交わしてレッドブルの1-2フィニッシュを阻む。

優勝は前戦に続いてフェルスタッペンで今季8勝目、自身通算53勝目。
2位にまたしても初優勝ならなかったルクレール。
3位ペレス。
以下4位オコン(アルピーヌ)、5位ストロール(アストンマーティン)、6位サインツ(フェラーリ)、7位ハミルトン(メルセデス)、8位ラッセル(メルセデス)、9位アロンソ(アストンマーティン)、10ピアストリ(マクラーレン)までが入賞。
ピアストリはファステストラップ・ポイントも獲得した。

11位以下はガスリー(アルピーヌ)、アルボン(ウィリアムズ)、マグヌッセン(ハース)、リカルド(アルファタウリ)、周冠宇(アルファロメオ)、サージェント(ウィリアムズ)、ボタス(アルファロメオ)までが完走。
リタイヤは角田裕毅(アルファタウリ)、ヒュルケンバーグ(ハース)、ノリス(マクラーレン)の3台となった。

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ストロール(アストンマーティン)に、ペナルティ

FIA
ラスベガスGPのレーススチュワード(審査委員)は、アストンマーティンF1のランス・ストロールに対し、土曜日に行われる決勝レースで5グリッド降格のペナルティとペナルティ・ポイント3点を科すことを明らかにした。

これは、金曜日に行われたフリー走行3回目セッション中、Wイエローとなったにも関わらずサインツ(フェラーリ)のマシンをオーバーテイクしたためという。
これにより予選14番手だったストロールは19番グリッドからのスタートとなる。
なおそのサインツ(フェラーリ)はPU(パワーユニット)等の交換により最後尾スタートが決まっている。

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予選最下位の角田裕毅(アルファタウリ)、「もっと出来た筈」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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昨夜行われたラスベガスGP公式予選で最下位という不本意な結果に終わったアルファタウリの角田裕毅は、次のようにセッションを振り返った。

「路面のグリップは時間と共に著しく進んだから、アタックに出るタイミングが重要だった。
でも僕らが決断したとき、コースはまさにラッシュ状態。
完全にトラフィックに見舞われてしまい、そのせいでタイヤが冷えてしまったようだ。
自分のベストを尽くそうとしたけれどタイヤのパフォーマンスを十分に発揮させられなかった。
もっと出来た筈なんだけど」と、悔やんだ。

なおチームメイトであるダニエル・リカルドのほうは辛くも予選を15番手で通過している。

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2023/11/18

ラスベガスGP予選はルクレール(フェラーリ)がポール

Lasvegas Circuit (C)Pirelli Motorsport
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11月17日(金)24時(日本時間:翌17時)からラスベガス特設サーキットを舞台に2023年F1第22戦ラスベガスGP公式予選が行われた。

18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。
天候は曇り、Q3開始時の気温は15度、路面温度は17度、コースはドライコンディションとなっている。

ポールポジションを獲得したのは絶好調ルクレール(フェラーリ)で
今季5回目自身通算23回目の快挙となった。
2番手も僚友サインツが入ったが、10グリッド降格のペナルティが決まっているので跳ね馬チームのフロントロウ独占とはならない。
3番手は最後のアタックラップを中止したフェルスタッペン(レッドブル)、4番手ラッセル(メルセデス)、5番手ガスリー(アルピーヌ)、6番手アルボン(ウィリアムズ)、7番手ホームのサージェント(ウィリアムズ)、8番手ボタス(アルファロメオ)、9番手マグヌッセン(ハース)そして10番手にアロンソ(アストンマーティン)というトップ10になった。

ラスベガスGP決勝レースは18日(土)22時(日本時間:翌15時)から全50周で行われる。

ラスベガスGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、ハミルトン(メルセデス)敗退

引き続きラスベガスGP公式予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

トップはここでもルクレール&サインツのフェラーリ勢。
以下、ラッセル(メルセデス)、ガスリー(アルピーヌ)、フェルスタッペン(レッドブル)、アルボン(ウィリアムズ)、アロンソ(アストンマーティン)、マグヌッセン(ハース)、サージェント(ウィリアムズ)、ボタス(アルファロメオ)までがQ3進出。

ここでの敗退はハミルトン(メルセデス)、ペレス(レッドブル)、ヒュルケンバーグ(ハース)、ストロール(アストンマーティン)、リカルド(アルファタウリ)の5台となった。

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ラスベガスGP予選Q1、アルファタウリ勢、脱落

11月17日(金)24時(日本時間:翌17時)からラスベガス特設サーキットを舞台に2023年F1第22戦ラスベガスGP公式予選が行われた。
天候は3 り 、セッション開始時の気温は15度、路面温度17度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは6種類用意されたコンパウンドのうち、今回ホワイトのハードにC3、ミディアムのイエローにC4、そしてレッドのソフトにC5という柔らかい部類3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。

トップはルクレール&サインツのフェラーリ勢。
続いてラッセル(メルセデス)、フェルスタッペン(レッドブル)、ヒュルケンバーグ(ハース)、ガスリー(アルピーヌ)、ボタス(アルファロメオ)、ハミルトン(メルセデス)、マグヌッセン(ハース)、アロンソ(アストンマーティン)。
リカルド(アルファタウリは15番手。

ここでの敗退はノリス(マクラーレン)、オコン(アルピーヌ)、周冠宇(アルファロメオ)、ピアストリ(マクラーレン)、そして角田裕毅(アルファタウリ)の5台となった。

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フリー3回目アルボン(ウィリアムズ)クラッシュ

Lasvegas Circuit (C)Pirelli Motorsport
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11月17日(金)20時半(日本時間:翌13時半)からラスベガス特設サーキットを舞台に2023年F1第22戦ラスベガスGPフリー走行3回目セッションが行われた。
天候は晴れ 、セッション開始時の気温は17度、路面温度19度、コースはドライコンディションとなっている。

途中、ピットレーン出入り口のピンクラインを踏んだとして角田裕毅(アルファタウリ)に警告の黒白旗が出される。
残り約5分というところでアルボン(ウィリアムズ)がウォールにヒットして左リヤタイヤ脱落、マシンがストップしたためセッションは赤旗のまま打ち切りとなった。

トップはラッセル(メルセデス)、新人のピアストリ(マクラーレン)とサージェント(ウィリアムズ)、続いてフェルスタッペン(レッドブル)、ペレス(レッドブル)、ストップしたアルボン、アロンソ(アストンマーティン)、ハミルトン(メルセデス)、ボタス(アルファロメオ)そしてマグヌッセン(ハース)までがトップ10。
アルファタウリ勢は角田裕毅(アルファタウリ)18番手、リカルド20番手に留まった。

この後24時(日本時間:翌17時)から公式予選が行われる予定となっている。

ラスベガスGPフリー走行3回目の結果はこちら
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サインツ(フェラーリ)に10グリッド降格のペナルティ

Carlos Sainz (C)Ferrari S.p.A
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ラスベガスGPのレーススチュワード(審査委員)はフェラーリ・チームのカルロス・サインツに対し、パワーユニットやその関連コンポーネンツについて規定の数を超える交換があったとして10グリッド降格のペナルティを科したことを明らかにした。

フェラーリ側は、今回の機器トラブルはいずれもサーキットの不備によるものだとしてペナルティ回避を求めたが却下された模様だ。

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2023/11/17

フリー2回目、フェラーリ・デュオが最速タイム

Lasvegas Street Circuit (C)Pirelli Motorsport
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11月16日(金)2時半(日本時間:翌19時半)から特設コースを舞台に2023年F1第22戦ラスベガスGPフリー走行2回目セッションが90分間拡大、予定より2時間半遅れで行われた。
天候は晴れ 、セッション開始時の気温は13度、路面温度15度、コースはドライコンディションとなっている。
なお前のセッション路面のせいでマシンに損傷を負ったサインツ(フェラーリ)、オコン(アルピーヌ)そして周冠宇(アルファロメオ)らは無事修復を終えている。
(修復を待っていた?)

決勝レースとは時間帯が異なるものの、初コースとあって各車精力的に走り込み。
ロングランのプラクティスなどデータ収集を重ねていた。
大きなトラブルやアクシデントに見舞われることもなく90分間は終了。
トップはルクレール&サインツのフェラーリ勢、3番手アロンソ(アストンマーティン)、4番手ペレス(レッドブル)、5番手ボタス(アルファロメオ)、以下フェルスタッペン(レッドブル)、ヒュルケンバーグ(ハース)、ストロール(アストンマーティン)、ハミルトン(メルセデス)、アルボン(ウィリアムズ)の順。
アルファタウリ勢は角田裕毅17番手、リカルド19番手に留まった。

明日は注目の公式予選が行われる予定となっている。

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ラスベガスGPフリー走行2回目は再度遅延に

Lasvegas Circuit (C)Pirelli Motorsport
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その後、ラスベガスGPフリー走行2回目セッションはコースの修復、安全の確認に時間が掛かり、開始時刻は当初より2時間遅れの現地時間深夜2時から90分に拡大と通達されたが、それすらもすでに15分、30分となし崩しに延期されている始末だ。
また一般観客席はすでにクローズドになっている。

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ラスベガスGPフリー走行2回目は大幅遅延

Lasvegas Circuit (C)Pirelli Motorsport
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ラスベガスGPフリー走行2回目セッションはコースの修復に時間が掛かり、開始時刻は未定のままになっている。

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ラスベガスGPフリー1回目、路面障害で赤旗打ち切り

Lasvegas Street Ciucuit 拡大します 11月16日(木)20時半(日本時間:翌13時半)から特設コースを舞台に2023年F1第22戦ラスベガスGPフリー走行1回目セッションが行われた。
天候は晴れ 、セッション開始時の気温は17度、路面温度19度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは6種類用意されたコンパウンドのうち、今回ホワイトのハードにC3、ミディアムのイエローにC4、そしてレッドのソフトにC5という柔らかい部類3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。

 

初コース、初路面ということで、各車セッション開始早々に走行開始。
開始まだ約9分というところでサインツ(フェラーリ)がコースサイドにストップ、赤旗中断となった。

 

驚いたことにフリー走行1回目セッションは40分余りを残し、このまま打ち切りが通達された。
サインツによればフロアパネル辺りで異音がしたということで、どうやらマンホールの蓋が原因のようだ。
市街地特設コースとしては以前も例があることではある。

 

ちなみにトップタイムはルクレール(フェラーリ)が記録しているが、まだノータイムのマシンも多く参考にはならないようだ。
このあと24時(日本時間:翌17時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。

 

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ラスベガスGPのスチュワードにデレック・ワーウィック氏

Derek Warwick (C)Renault F1 UK
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるラスベガスGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、ベテランのデレック・ワーウィック氏(69歳:イギリス)を指名した。

元ルノー等のF1ドライバー(最高位:2位)であるワーウィック氏のスチュワード就任は今季第19戦アメリカGP以来となるもので、自身通算47回目の就任。
これはエマニュエル・ピロ氏の43回を上廻るもので引き続き単独首位ということになる。

BRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)の会長も務めた同氏、フットワーク時代には日本の鈴木亜久里選手とチームメイトだったことでも知られる。

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ラスベガスGPの週末、3日間共に雨の心配なし

Start Signal (C)Mercedes Motorsports
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ラスベガス市街地特設コースを舞台に今週行われる2023年F1第22戦ラスベガスGPの天気について、地元ネバダ州の気象台はフリー走行の木曜日、公式予選の金曜日、さらに決勝レースが行われる土曜日共にほぼ晴れで雨になる心配はほとんどないと予報している。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
11月16日(木) フリー走行 晴れ 12- 21度 10%
11月17日(金) 公式予選 晴れ 12- 22度 0%
11月18日(土) 決勝レース 晴れ時々曇り 9- 21度 20%

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2023/11/16

2026年のF1タイヤ、再び小型に回帰を模索

Pitstop Scene (C)Ferrari S.p.A
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現在、F1タイヤは2022年に18インチ径へと大型化されて以来今季も継続されているが、2026年を目途に再び小型のタイヤへ回帰の方向へと向いているようだ。

これはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が報じたもので、過去に長く続いた13インチ径タイヤとの中間に位置する16インチ径を想定しているとのことだ。

F1タイヤの大型・重量化の傾向は、マシン本体のレギュレーションに伴うもので止むを得ないところであるが、とりわけドライバーからは鈍愚なその動きやグラデーションの特質に不満の声が高まっているという。

なお現行のピレリタイヤによる独占供給契約は2027年シーズンまで延長されたと伝えられている。

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「ラスベガスは低グリップ」と、ピレリ予防線

Tyre Work (C)Pirelli Motorsport
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F1レースのバトルにおいて最も重要な要素の一つとされるタイヤのグリップについて、目下独占供給を続けるピレリタイヤでは「低グリップが予想される」と、早くも予防線を張っている。

これは同陣営でヘッド・オブ・カーレーシングを務めるマリオ・イゾーラ氏がイタリア・メディアに語ったもの。
それによればラスベガスの特設コースは公道を使用した市街地サーキットのため、路面のグリップが元々低いこと。
また通常、セッションが進むにつれてグリップが改善するが、それを考慮しても夜間のスケジュール故に路面温度が著しく低くなることが大きなマイナスになるという。
同氏は「ドライバーから文句が出るのは今から覚悟しているよ」と、笑顔をみせた。

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2023/11/15

リアム・ローソン、来季レッドブルのリザーブドライバー狙う

Liam Lawson (C)Scuderia Alphatauri
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前スクーデリア・アルファタウリのドライバーで今季ダニエル・リカルドの代役として5戦に出走したリアム・ローソン(20歳:ニュージーランド)が、来シーズンはレッドブル・グループのリザーブドライバーに専念する意向を明らかにした。
今季は日本のスーパー・フォーミュラにフル参戦していたため、スケジュールが重複するケースがあったためだ。

F1参戦3戦目には9位入賞を果たし、自身初となるチャンピオンシップ・ポイントを獲得したローソンは「常にF1の現場にいることがステップアップには不可欠」としてリザーブドライバーの職務に専念することを強調したものだ。

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折角のラスベガスGPも『カジノ禁止令』

Lasvegas Street Ciucuit
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今週末行われるラスベガスGPはその名の通り、世界屈指の娯楽都市ラスベガスの真っ只中で行われるが、一部のチームスタッフにとっては嘆きの指令が通達されたことがわかった。

これはメルセデスAMGチームが発した『カジノ禁止令』だ。
それによればこの週末、例え仕事の合間の自由時間にあっても一切カジノに出入りすることが禁じられたもの。

『不幸なことに』この動きは他チームにも伝播しそうなことで、すでに同じメルセデス・パワー陣営のアストンマーティンF1チームも追随する意向を示しているということだ。

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2023/11/14

ラッセル(メルセデス)、エンジン交換も「予定通り」

George Russell (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームは、今週末行われるラスベガスGPに向け、ジョージ・ラッセルのマシンに搭載するパワーユニットを交換して臨むことを明らかにした。

ラッセルは前戦ブラジルGPをマシントラブルにより途中リタイヤしているが、今回のエンジン交換はそのためではなく、当初から予定されたエンジン・スケジュールに則ったものであると説明している。
なお従ってこの作業によるグリッド降格等のペナルティは受けないとのことだ。

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ピレリ、「スプリントのカギはタイヤよりサーキット」

Image (C)Pirelli Motorsport
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今シーズン最後のスプリントレースとなったブラジルGPは、オーバーテイクもあり概ね好評価のうちに終わったが、その要因に100キロという短距離で交換のないタイヤによるバトルを挙げる向きが多いようだ。
しかしこれについて独占サプライヤーであるピレリタイヤは次のように異を唱えている。

それによれば、スプリントレースは短距離のタイヤ戦略バトルを主眼として追い込むのではなく、実施するサーキットをその特性から適切に選び出すのが本来の形であると指摘しているもの。
そのほうが、より安全性が確保できるという主張には一理ありそうだ。

F1のステファーノ・ドメニカリ/CEOが推進するこのスプリントレース方式は、来シーズンに向けさらにそのフォーマットの改善を図ることになっている。

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2023/11/13

アストンマーティン、「まだマクラーレン逆転諦めない」

F.Alonso Fans/Spain GP (C)Renault F1 UK
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今シーズン当初、開幕から8戦で6回の表彰台獲得という高いパフォーマンスを発揮したアストンマーティンF1だが、中盤になって失速した感は免れない状況になっていた。
それでもこのブラジルGPで再びアロンソが3位表彰台、チームメイトのストロールも5位フィニッシュを果たすなど復活の勢いを感じさせた。

これを受けエースのアロンソは「まだコンストラクターズ・ランキングでのマクラーレン逆転を諦めない」と、強気のコメントを示して注目を集めている。

それでもW入賞のアストンマーティンに比べブラジルGPのマクラーレンはノリスの単独入賞に留まったものの自己最高位に並ぶ2位フィニッシュと、トータルでライバルのアストンマーティン勢を上廻る好成績で、逆にポイント差を拡大させてみせた。
アロンソのコンストラクターズ・ランキング4位という目論見を実現させるのは容易なことではなさそうだ。

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ラスベガスGP、関連施設の完成を報告

Lasvegas Street Ciucuit
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F1は、今週末行われる第22戦ラスベガスGP特設コースのピット関連施設のビルなどが、すべて完成しとの報告があったことを明らかにした。

ラスベガスGPはアメリカらしい直角コーナーが特色の市街地特設コースとなっているが、ガレージやパドックなどは自ら広大な用地を買収してビルを建設していた。
既報のようにラスベガスでは接客業従業員の組合がストライキを行っているが、今のところスケジュールは予定通りとアナウンスされている。

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2023/11/12

ラスベガスの縁石はトランプ模様

Las Vegas
F1次戦のラスベガスGPはその名の通り世界屈指の娯楽都市ラスベガスに特設コースを設けて行われるが、コーナーの縁石部分に鮮やかなトランプ模様が描かれることがわかった。

言うまでもなくこれはトランプ模様がカジノの街のイメージを代表するものであることを表したもの。

ラスベガスGPは通常のスケジュールより一日早く現地時間11月18日(土)に決勝レースが行われる。

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フェラーリ、ラスベガスGPに特別カラーリング

Ferrari SF23 (C)Ferrari S.p.A
フェラーリ・チームは今週末行われる2023年F1第22戦ラスベガスGPに、特別カラーリングの『SF-23』で参戦することを明らかにした。

それによれば伝統の真紅をベースにしているものの、跳ね馬チームの1970年代を彷彿とさせるホワイトが配され、合わせてスポンサーロゴなども変更されているようだ。
またドライバーのヘルメットやレーシングスーツ、またスタッフのウェアなども特別仕様になるという。

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2023/11/11

FIA、ハースのアメリカGP再審査請求を却下

Image (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は、ハースF1チームから提出されていたアメリカGPでのトラックリミット違反問題に関する再審査請求について、これを却下したことを通知した。

これはアメリカGP決勝レース中、複数のチームについて違反が見逃されていたとしてハースF1チームが再調査を求めていたもの。
対象になったチームはレッドブル、アストンマーティンそしてウィリアムズらであるとしてオンラインで公聴会が開かれていた。

結論によっては降格処分も想定されたが、これによりアメリカGPレース結果は当初の通り確定となった。

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来季のF1、スプリントレース見直し迫られる

Image (C)Redbull Racing
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ブラジルGPで今年予定されたスプリントレース方式のグランプリはすべて大きなトラブルに見舞われることなく無事終了。
それぞれ盛り上がりをみせ、これを推進するF1のステファーノ・ドメニカリ/CEOは「成功した」と胸をなで下ろしているが、相変わらずドライバーやチーム側からは大幅な見直しを求める声が収まらないままだ。

これについてドメニカリ氏は「スプリントレースのやり方はまだ確定したものではなく、改善する余地は十分に残されている」と、柔軟な姿勢をみせている。

具体的には最終戦アブダビGP終了後に予定されているF1委員会の場で検討されることになっているが、一部にはスプリントレースの部分だけを切り離して独立なシリーズにするという極端な『妙案』まで飛び出しているという。

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2023/11/10

ラスベガスGP、従業員ストライキで開催危機

Las Vegas GP
来週末に迫ったF1ラスベガスGPに、開催危機が迫っていることが報じられている。

それによれば世界屈指の娯楽都市ラスベガスで、接客業従業員の組合がストライキを計画していて、合意に至らなければ最悪の場合レースの開催に支障が出る可能性があるというもの。

現在のところ、交渉に進展はみられていないという。

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サインツ(フェラーリ)、クラッチの欠陥主張

Carlos Sainz (C)Ferrari S.p.A
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ブラジルGPを6位で終えたフェラーリ・チームのカルロス・サインツだが、この週末は終始クラッチに問題を抱えていて、最も肝心な決勝レースのスタート時にもその影響があったと訴えている。

7番グリッドからスタートしたサインツはしかしペレス(レッドブル)に交わされて順位を落としたが、本人はメカニカルなトラブルが原因だったと主張、「この問題がなければより多くのポイントを獲得できた筈」と悔やんだ。
今回のレースの結果、サインツはランキング4位(183点)から6位(192点)に転落している。

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スーパーライセンス高額発給料にフェルスタッペン絶句

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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制度の違いはあるにせよ、史上最多の勢いでF1チャンピオンシップ・ポイントを稼ぎ出しているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ドイツ・メディアが報じた来季のスーパーライセンス発給料の数字に絶句したようだ。

F1参戦に不可欠なスーパーライセンスは取得するのもタイヘンだが、維持するのもタイヘン。
詳細は公表されていないが、報じられるところでは今季は次のようになっていたという。

まず基本料として1万400ユーロ(約168万円)があり、これにそれぞれ前のシーズンに記録したポイント数に2,100ユーロ(約34万円)を乗じた金額を加えて翌年の発給料が算出されるとのこと。

ちなみに現段階のポイントで試算すると、ランキング14位で13ポイント獲得・角田裕毅のライセンスは約270万円になるが、524ポイント獲得・フェルスタッペンの場合、1億7,984万円という途方もない金額になる。
しかもFIAは来季これをさらに引き上げる意向をみせているというのだ。

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2023/11/09

FIA、トラックリミット違反の件で複数チームから聴取

Image (C)Redbull Racing
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ハースF1チームから提出されたアメリカGPでのトラックリミット違反の件で、FIA(国際自動車連盟)は複数チームから事情聴取することを明らかにした。
対象のチームはレッドブル、アストンマーティンそしてウィリアムズらであるという。

これはアメリカGPの際の6コーナーを対象にしたもので、もし改めてペナルティが科せられるとすると、レース結果が変更になる可能性がある。
その場合、ハースはメリットを享受しそうなチームであるが、同チームは結果変更が目的ではなく、スポーツとして一貫したルールの適用が目的であると説明している。

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オランダ&ベルギーGPに交互開催の動きも

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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ロマーニャGPは天候不良のため中止になったものの、今年のF1は元々全23戦を計画、2024年シーズンはさらに全24戦が予定されていて、いずれも史上最多記録を塗り替えるものだ。
加えて中東やアメリカなど新規の開催希望国は列を成していて絶えることがない状況が続く有り様となっている。

その煽りを喰らっているのが伝統あるヨーロッパ地域の開催地。
すでに噂の一つに挙げられているのが、オランダGPとベルギーGPの交互開催案。
両国は地理的にも近く優れた案に思えるが、F1の隆盛に貢献したバーニー・エクレストン氏は次のように牽制している。

「私は以前から年間23だの24という数字は多過ぎると思っているが、しかしオランダGPとベルギーGPを一緒にするというのには無理があるのではないか。
彼の熱烈なファンは、少なくともフェルスタッペンがF1で走っている限りオランダGPを手放すことはないだろう」

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2023/11/08

サンパウロ警察、ブラジルGP不法侵入の10人を逮捕

Race Scene (C)Pirelli Motorsport
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ブラジルのサンパウロ州警察は、先に行われたブラジルGP(サンパウロGP)の際に不法にインテルラゴス・サーキットに侵入したとして、男ら10人を検挙したことを明らかにした。

侵入した犯人の目的は定かでないが、逮捕者の中には強盗などの前科者が混じっていたことから警備当局の不備が指摘されているという。
ブラジルGPでは過去にもジェンソン・バトン氏やメルセデスAMGチームらが強盗被害に遭うなど安全管理に対する治安の悪化が訴えられている。

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「クラッシュはドライブミスじゃない」と、フェラーリ代表

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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ブラジルGP決勝レース、スタート前のフォーメーションラップでクラッシュという『悲劇』を演じ面目をなくしたフェラーリ・チームのシャルル・ルクレールだったが、同チームのフレデリック・バッサー代表は「原因はドライバーのミスではない」と主張した。

同代表によれば、フォーメーションラップ中にシステム上のエラーが生じたルクレール(フェラーリ)のマシンは前触れなくハイドロリック系に異常を生じさせてパワーを失ったものと説明、ドライバーに責任はないとルクレールを擁護したもの。

何かトラブルに見舞われると、とかくお家騒動に結びつけられる同チームだが、バッサー代表はいち早く火消しに走った様相だ。

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フェルスタッペン(レッドブル)、「勝つのも役目

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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ブラジルGPも制して年間勝利率の記録を更新したレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、新しいライバルであるノリス(マクラーレン)の健闘を讃えたが、さりとて勝負の手を抜くつもりはさらさらないようだ。

「ノリスとのバトルはお互いフェアなもので最後まで楽しめたよ。
メルセデスやフェラーリ以外からライバルとの名乗りが挙がったのはとても新鮮。
F1全体も盛り上がるだろうし、いいことたよね。
さりとて僕の方からペースを合わせるつもりはないよ。
歴史に残る記録を打ち立てるのも僕に与えられた役目だからね」と、稀代のオランダ人チャンピオン。

今回もレース終盤、追いすがる2番手のノリスが間隔を詰めると、その分だけまたペースを上げてギャップを維持するなど、まるで後ろを向いてドライブしていたかのような余裕の走りをみせた。

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2023/11/07

Juju(野田樹潤)、イタリアでシリーズ・チャンピオンに

野田 樹潤
Jujuこと野田樹潤選手(17歳)が、今季参戦していたイタリア国内のフォーミュラ・レースてみごとシリーズ・チャンピオンに輝いたことが報じられた。
参戦したのは『2023 Zinox Laser F2000 Italian Formula Trophy』というもので、かつて同選手が好成績を収めたF4より上位規格のF3相当のレベルと伝えられる。

モータースポーツの盛んなイタリアにおいても女性がタイトルを獲得したのはこれが初めての快挙という。
なお樹潤選手の父親は衆知の通り、1994年にラルース・フォードで戦った元F1ドライバー野田英樹選手だ。

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「ノーポイントは無念」と、リカルド(アルファタウリ)

Race Scene (C)Scuderia Alphatauri
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一時はチームメイトである角田裕毅とランデブー走行をするシーンも見られたアルファタウリのダニエル・リカルドだったが、前日のスプリントレースに続いて無念のノーポイントに終わった。

「とても荒れたレースだったね。
こういうレースでは後方からのスタートでも挽回してポイントを獲得するチャンスがあるものだけど、残念ながら今回はそううまくは行かなかった。
なぜなら最初のオープニングラップの事故の時に、飛んできた誰かのリヤタイヤがまるでフリスビーのように僕のクルマのリヤカウルに衝突してしまったから。
その瞬間をミラーで目撃したんだから、もうガッカリさ。
あの修復作業がなければ周回遅れにもならなかった筈だからね」

一方、角田裕毅はこの週末、首尾よく貴重な5ポイントを獲得している。

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2023/11/06

インテルラゴス、2030年まで開催契約延長

Interlagos Circuit (C)Pirelli Motorsport
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ブラジルGPの会場で、F1はインテルラゴス・サーキットでの現在の開催契約をさらに5年間延長で合意したことを正式発表した。
現行の開催契約は2025年までとされているので、今回の合意で実に2030年までという長期のものになる。

1973年にインテルラゴスで初開催されたブラジルGPはその後リオデジャネイロのジャカレパグアに移動するなどして開催地を争ってきた。
そのためインテルラゴスのブラジルGPはサンパウロGPとして両者の名称を区別する試みも行われている。

なおブラジルは故アイルトン・セナやネルソン・ピケ、エマーソン・フィティパルディなど複数F1チャンピオンを輩出するなどF1の人気国だ。

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ブラジルGPはフェルスタッペンがポールTOウィン

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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11月05日(日)14時(日本時間:翌2時)からインテルラゴス・サーキットを舞台に2023年F1第21戦ブラジルGP(サンパウロGP) の決勝レースが全71周で行われた。
スタート時の天候は晴れ、気温は21度、路面温度47度、路面はドライコンディションとなっている。

スタート前のフォーメーションラップで2番グリッドのルクレール(フェラーリ)が単独でコースアウト・クラッシュ、戦列を去った。
レースがスタートした直後の1コーナーでアルボン(ウィリアムズ)やマグヌッセン(ハース)らによる多重事故でイエローコーション、さらにレースは3周目で赤旗中断に。16番手でスタートの角田裕毅(アルファタウリ)は10番手まで順位を上げている。

20分ほど遅れてレースはスタンディングで再スタート。
23周目、周冠宇(アルファロメオ)がマシントラブルでガレージに戻ってマシンを降りた。
ラッセル(メルセデス)がチームメイト(ハミルトン)に抑えられ、無線で不満を示す。
2位のノリス(マクラーレン)が最速タイムをマークすればフェルスタッペンモム即座に反応してペースを上げて間隔を保つ。
2度目のタイヤ交換を終えた角田はエンジントラブルを訴えたラッセル(メルセデス)のリタイヤにより9位にポジションを戻す。

71周のチェッカーフラッグを真っ先に受けたのはポールポジションからスタートのマックス・フェルスタッペン、今季17勝目でシーズン最多勝率を塗り替えた。
2位はまたしてものノリス(マクラーレン)でこの日のドライバー・オブ・ザ・デー、さらにファステストラップをも記録してみせた。
3位はペレスとの熾烈なバトルを制したアロンソ(アストンマーティン)。
4位ペレス(レッドブル)、5位ストロール(アストンマーティン)、6位サインツ(フェラーリ)、7位ガスリー(アルピーヌ)、8位ハミルトン(メルセデス)、9位角田裕毅(アルファタウリ)そして10位のオコン(アルピーヌ)までが入賞。
以下11位サージェント(ウィリアムズ)、12位ヒュルケンバーグ(ハース)、13位リカルド(アルファタウリ)、14位のピアストリ(マクラーレン)までが完走。
リタイヤはラッセル(メルセデス)、ボタス(アルファロメオ)、周冠宇(アルファロメオ)、ルクレール(フェラーリ)そしてマグヌッセン(ハース)の5台。

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2023/11/05

角田裕毅(アルファタウリ)、「とてもいい流れ」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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今年最後のスプリントレース方式となったブラジルGP(サンパウロGP) で、6位と今季のベストリザルトを得たスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は「とてもい流れ」と自讃した。

スプリントレースとしては角田自身だけでなく、チームとしても初体験のポイント獲得、コンストラクターズ争いでハースやアルファロメオを上廻るだけでなく、ウィリアムズ・レーシングにも肉薄する勢い。
残りシーズンの行方次第では、10位と低迷したコンストラクターズ・ランキングで7位まで躍進する可能性を示唆するものとなった。

角田裕毅は「リカルドも好走したということは僕らのマシンの開発方向が間違っていないということ」と、前向きな期待をみせた。
2023年シーズンもブラジルを含め、あと3戦を残すのみだ。

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ブラジルGPスプリント、角田裕毅6位入賞

Interlagos Circuit (C)Pirelli Motorsport
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11月04日(土)15時半(日本時間:翌3時半)からインテルラゴス・サーキットを舞台に2023年F1第21戦ブラジルGP(サンパウロGP)の新形式レースであるスプリントレースが全27周で行われた。
昨年までのようにこの結果が日曜日に行われる決勝レースのグリッド等に影響を及ぼすことはない。
スプリントでのポイント配分は上位8名が対象となり、1位から順に8-7-6-5-4-3-2-1の得点となる。
天候は晴れ、レース開始時の気温は28度、路面温度54度、コースはドライコンディションとなっている。

オープニングラップ、スタートよく飛び出したフェルスタッペン(レッドブル)が難なく首位に躍り出る。
22周目、タイヤが苦しくなったハミルトン(メルセデス)を角田裕毅(アルファタウリ)がオーバーテイク、見せ場を作ってスタート時の6位に戻す。
規定の100キロを真っ先に走りきったフェルスタッペンが優勝、8ポイントを追加した。
2位にノリス(マクラーレン)、3位ペレス(レッドブル)、4位ラッセル(メルセデス)、5ルクレール(フェラーリ)、6位に角田裕毅(アルファタウリ)、7位ハミルトン(メルセデス)、8位サインツ(フェラーリ)までが入賞。
以下、リカルド(アルファタウリ)、ピアストリ(マクラーレン)、アロンソ(アストンマーティン)、ストロール(アストンマーティン)、ガスリー(アルピーヌ)、オコン(アルピーヌ)、アルボン(ウィリアムズ)、マグヌッセン(ハース)、周冠宇(アルファロメオ)、ヒュルケンバーグ(ハース)、ボタス(アルファロメオ)そしてサージェント(ウィリアムズ)と全車完走となった。

明日日曜日は14時(日本時間:翌2時)より71周で本番の決勝レースが行われる。

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ノリス)がシュートアウト最速、角田6番グリッド獲得

Interlagos Circuit (C)Honda Racing
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11月04日(土)インテルラゴス・サーキットを舞台に2023年F1第21戦アブラジルGP(サンパウロGP)の新形式予選スプリントシュートアウトが行われた。
この結果により今晩行われるスプリントレースのグリッドが決まる。
なお従来の公式予選とは異なり、全20台中、下位5台がノックアウトとなるSQ1は12分間、さらに下位5台がノックアウトとなるSQ2は10分間、最後のSQ3は8分間と、いずれも短くなっている。

トップに立ったのはノリス(マクラーレン)でフェルスタッペン(レッドブル)を抑えてのポール獲得となった。
3番手以下はペレス(レッドブル)、ラッセル(メルセデス)、ハミルトン(メルセデス)ね角田裕毅(アルファタウリ)、ルクレール(フェラーリ)、リカルド(アルファタウリ)、サインツ(フェラーリ)、ピアストリ(マクラーレン)というトップ10になった。

ブラジルGPスプリントレースはこの後15時半(日本時間:翌03時半)から行われる。

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シュートアウトSQ2、アロンソ出走できず

続いて10分間でブラジルGP(サンパウロGP)のスプリント・シュートアウトSQ2が行われた。
ここでも下位の5台がカットとなる。

SQ1でクラッシュしたアロンソ(アストンマーティン)は欠場。
アルファタウリ勢はここでもリカルド4番手、角田裕毅10番手でQ3進出果たした。
ここでの敗退はマグヌッセン(ハース)、ヒュルケンバーグ(ハース)、ガスリー(アルピーヌ)、ボタス(アルファロメオ)、そしてアロンソ(アストンマーティン)の5台となった。

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シュートアウトSQ1、アルファタウリ勢突破

11月04日(土)11時(日本時間:23時からインテルラゴス・サーキットを舞台に2023年F1第21戦ブラジルGP(サンパウロGP)の新形式公式予選スプリント・シュートアウトSQ1が始められた。
金曜日に行われた従来の公式予選とは異なり、全20台中、下位5台がノックアウトとなるこのSQ1は12分間、さらに下位5台がノックアウトとなるSQ2は10分間、最後のSQ3は8分間と、いずれも短くなっている。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は24度、路面温度45度、コースはドライコンディションとなっている。

最速だったのはサインツ(フェラーリ)で1'11.796を記録、これに1'11.824でノリス(マクラーレン)、ハミルトン(メルセデス)と続いた。
アルファタウリ勢はリカルド9番手、角田裕毅15番手で通過。
セッション最後はオコン(アルピーヌ)が2コーナーでマシンコントロールを失いアロンソ(アストンマーティン)と接触、赤旗終了となった。

ここでの敗退はオコン(アルピーヌ)、ストロール(アストンマーティン)、周冠宇(アルファロメオ)、アルボン(ウィリアムズ)、サージェント(ウィリアムズ)の5台となった。

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2023/11/04

ブラジルGPのスチュワードにビタントニオ・リウッツィ氏

Vitantonio Liuzzi (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週行われているF1第21戦2ブラジルGP(サンパウロGP)のドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元F1ドライバーのビタントニオ・リウッツィ氏(43歳:イタリア)を指名したことを明らかにした。
同氏がスチュワードを務めるのはシンガポールGP以来のもの今年4度目、自身通算13度目ということになる。

世界カート選手権を制したリウッツィ氏はその後ジュニア・フォーミュラを経て2005年にレッドブル・レーシングからF1デビュー。
トロ・ロッソやフォース・インディア、HRTと渡り最高位6位、2011年にF1から引退、FIAのフォーミュラEでスチュワードなどを務めた。

さらにスーパーGTに参戦するなど日本にも関係が深いドライバーとなっている。

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角田裕毅(アルファタウリ)「アップデート活かせなかった」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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金曜日に行われたブラジルGP(サンパウロGP) 公式予選で惜しくも0.216秒の僅差でQ2進出を逃がした角田裕毅(アルファタウリ)は次のように説明した。

「残念ながら今日は新しいアップデートを活かせず、僕たちのパッケージのパフォーマンスを最大限発揮することができなかった。
決勝レースでは挽回したいと思うけれど、ルールでセットアップ変更ができないから苦戦することだろうね。
でも頑張るよ」

なおチームメイト(リカルド)とのギャップは更に小さく、わずか0.006秒というものだった。

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ラッセル、オコン、ガスリーら2グリッド降格処分

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は金曜日行われた公式予選で、ラッセル(メルセデス)、オコン(アルピーヌ)そしてガスリー(アルピーヌ)らに対しピットレーン出口でFIA(国際自動車連盟)の通達に反してマシンを静止状態に置いたとしていずれも2番グリッド降格のペナルティを科すことを明らかにした。

公式予選ではこのところアタックラップの際に、より有利な出走のタイミングを得ようとして停車、渋滞になるケースが問題になっていた。
そのため今回の予選では「右側に追い抜くスペースを用意する」などの条件付きで停車を認める方針を示したが、それでもペナルティ適用ということになったもの。
ただ当事者からは不満に声が出ているという。

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ブラジルGP予選もフェルスタッペンがポールポジション

Interlagos Circuit (C)Pirelli Motorsport
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11月03日(金)16時(日本時間:03時)からインテルラゴス・サーキットを舞台に2023年F1第21戦ブラジルGP(サンパウロGP)公式予選が行われた。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。

天候は曇り、Q3開始時の気温は29度 、路面温度は36度まで低下、コースはドライコンディションだが暗い雨雲が迫っている。
フェルスタッペン(レッドブル)が真っ先にトップタイムをマーク。
ピアストリ(マクラーレン)か降り出した雨粒に足を掬われたかスピンしてイエローコーションに。
雨はいきなり激しくなり、赤旗中断、そして打ち切りとなった。

ポールポジションは巧みに状況に対応したフェルスタッペン(レッドブル)でカタールGP以来の今季11回目、自身通算31回目となる快挙をみせた。
2位は0.294秒差でルクレール(フェラーリ)、3位ストロール(アストンマーティン)、4位もアストンマーティンのアロンソ、5位ハミルトン(メルセデス)、6位ラッセル(メルセデス)、7位ノリス(マクラーレン)、8位サインツ(フェラーリ)、9位ペレス(レッドブル)そして10位ピアストリ(マクラーレン)。
なおアルファタウリ勢は角田裕毅16位、リカルドは17位となっている。

ブラジルGP決勝レースは05日(日)14時(日本時間:翌02時)から全71周で行われる。

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予選Q2、ノリス(マクラーレン)絶好調

引き続きブラジルGP公式予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

にわか雨の襲来を警戒して各車先を争ってアタックラップに入る。
トップは好調マクラーレンのノリス。
続いてフェルスタッペン(レッドブル)、ペレス(レッドブル)、アルボン(ウィリアムズ)、サインツ(フェラーリ)、ハミルトン(メルセデス)、ルクレール(フェラーリ)、ラッセル(メルセデス)、ピアストリ(マクラーレン)、ストロール(アストンマーティン)までがQ3進出。

ここでの敗退はヒュルケンバーグ(ハース)、オコン(アルピーヌ)、ガスリー(アルピーヌ)、マグヌッセン(ハース)、そしてアルボン(ウィリアムズ)の5台となった。

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ブラジルGP予選Q1、アルファタウリ勢脱落

Interlagos Circuit (C)Pirelli Motorsport
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11月03日(金)16時(日本時間:翌03時)からコース整備のため15分遅れでインテルラゴス・サーキットを舞台に2023年F1第21戦ブラジルGP(サンパウロGP)公式予選が行われた。
天候は曇り 、セッション開始時の気温は30度、路面温度41度、コースはドライコンディションとなっているがにわか雨の可能性も懸念されている。
ピレリは6種類用意されたコンパウンドのうち、今回ホワイトのハードにC2、ミディアムのイエローにC4、そしてレッドのソフトにC4という3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。

急速に路面コンディションが速くなるなか、Q1トップタイムはラッセル(メルセデス)。
以下フェルスタッペン(レッドブル)、ルクレール(フェラーリ)、ヒュルケンバーグ(ハース)、ピアストリ(マクラーレン)、ストロール(アストンマーティン)、アロンソ(アストンマーティン)、マグヌッセン(ハース)、ハミルトン(メルセデス)、アルボン(ウィリアムズ)の順。
ここでの敗退は角田裕毅&リカルドのアルファタウリ勢、ボタス(アルファロメオ)、サージェント(ウィリアムズ)、そして周冠宇(アルファロメオ)の5台となった。

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ブラジルGPフリー、フェラーリ勢1-2

Interlagos Circuit (C)Pirelli Motorsport
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11月03(金)11時30分(日本時間:20時30分)からインテルラゴス・サーキットを舞台に2023年F1第21戦ブラジルGP(サンパウロGP) のフリー走行セッションが始められた。
今年から導入された新しいスプリントレース・レギュレーションによりフリー走行はこの1回だけになっている。
天候は曇り、セッション開始時の気温は30度、路面温度41度、コースはドライコンディション。

限られた時間の中で、各チームはそれぞれアップデートの評価やロングランの確認、または予選アタックなど異なるプログラムで走行。
タイミングモニターのトップにはフェラーリ勢が1-2で並んだ。
トップにサインツ(フェラーリ)、2番手ルクレール(フェラーリ)、以下ラッセル(メルセデス)、ヒュルケンバーグ(ハース)、アルボン(ウィリアムズ)、ストロール(アストンマーティン)、ガスリー(アルピーヌ)、周冠宇(アルファロメオ)、サージェント(ウィリアムズ)、そして前戦の大クラッシュから修復なったマグヌッセン(ハース)までがトップ10。

ハミルトン(メルセデス)は12番手、アルファタウリ勢は角田裕毅12番手、リカルド13番手、タイヤを温存したレッドブル勢はフェルスタッペン16番手、ペレス18番手という混戦ぶりで最初のセッションを終えている。

このあと16時(日本時間:翌03時)から日曜日に行われる決勝レースのスターティンググリッドを決める公式予選が行われる予定となっている。

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2023/11/03

ブラジルGPの週末、金曜日わずかに雨の心配も

Interlagos Circuit (C)Pirelli Motorsport
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インテルラゴス・サーキットを舞台に今週行われる2023年F1第21戦ブラジルGPの天気について、地元の気象台はフリー走行&公式予選の金曜日に一時雨が降る可能性があるものの、スプリントレースが行われる土曜日、そして決勝レースが行われる日曜日共に晴れないし雲りで雨になる心配はないと予報している。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
11月03日(金) 公式予選 曇りないしにわか雨 20- 31度 70%
11月04日(土) スプリントレース 晴れ時々曇り 13- 28度 20%
11月05日(日) 決勝レース 晴れ時々曇り 12- 23度 10%

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アラン・プロスト氏、フェルスタッペンを祝福へ

Alain Prost (C)Williams F1
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元4回のF1チャンピオンであるアラン・プロスト氏(64歳:フランス)が、現在のF1を牽引する通算51勝目をメキシコGPで記録したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に対し、祝意を表している。

プロスト氏も生涯通算51勝という大記録を持っていたが、まだ26歳の若者に並ばれたことには格別な思いがあることだろう。
なお同氏は現在の南米遠征にはF1サーカスに帯同しておらず、訪問予定の今季最終戦アブダビGPの場で直接フェルスタッペンに祝意を示したいとコメントしている。

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2023/11/02

マイク・エリオットT/D、メルセデスAMGを離脱

Mercedes Image (C)Mercedes Motorsports
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10年以上の長きに渡り、メルセデスAMGチームの技術部門を支えてきたマイク・エリオット/チーフ・テクニカル・オフィサー(前テクニカル・ディレクター)が同チームを離脱したことがわかった。

円満退社というだけで離脱の理由は明確にされていないが、一般に今季シシン『W14』の設計方針ミスの責任を取ったものと捉えられてる。
また同チームのエースであるルイス・ハミルトンとの軋轢を理由に挙げるメディアも一部にあるようだ。

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アロンソ(アストンマーティン)、「今季はもう限界」

Fernando Alonso (C)Aston Martin F1 Team
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今シーズン、開幕から連続して表彰台を獲得するなど稀な戦闘力をみせたアストンマーティンF1だが、このところは予選Q3進出を逸すなどすっかり鳴りを潜めた感がある。

これについてチームの活躍を牽引してきたフェルナンド・アロンソは、「苦戦の原因はセットアップのミスとかいうレベルじゃない」としてマシン自体に根本的な限界があることを示唆、今シーズン中の復活断念を装う姿勢をみせている。

そこでパドックからは、事実上のオーナーであるローレンス・ストロール氏によるチーム株の売却や、アロンソのレッドブル移籍などという仰天噂話まで飛び出す有り様になっている。

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2023/11/01

マグヌッセン(ハース)、「何かが壊れた」

Kevin Magnussen (C)Haas F1 Team
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メキシコGP決勝レース中盤、9コーナーで突然マシンのコントロールを失い激しくバリアにクラッシュして戦いを終えることとなったハースF1チームのケビン・マグヌッセンは、次のように当時の様子を語っている。

「突然マシンの後部で何かが壊れたんだ。
おそらく左のサスペンションが崩壊したんだと思う。
起きた場所も悪く、もうコントロールどころか何もコクピットで為す術などなかったよ。
それまでは順調に周回を重ねていただけに残念だ。
今週はブラジルと、連続開催なので一刻も早く原因を究明して対策してもらわなくては」

ハースF1のマシンは専門コンストラクターとして実績あるダラーラ社が製作しているとさいる。

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ホーナー代表(レッドブル)、「ペレスは母国グランプリだもの」と理解

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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ラテンの血が騒ぐ母国グランプリをわずか数百メートルで終えたセルジオ・ペレス(レッドブル)だったが、同チームのクリスチャン・ホーナー代表は「ペレスにとって母国グランプリだものあのアタックは責められない」と、理解を示した。

前日の予選で5番グリッドを獲得したペレスは決勝レーススタートで迫真のダッシュを爆発させ、同3番スタートの僚友フェルスタッペンに続いてレースを支配する勢いをみせた。
しかしポールスタートのルクレール(フェラーリ)と1コーナーで接触、マシンを大きく破損させてリタイヤを余儀なくされた。

リタイヤはこの週末訪れた40万人近くという観衆のため息を誘ったが、ホーナー代表は「彼にとってメキシコはホームグランプリだもの、自分だってこのケースでは果敢に突っ込んだろう」と、擁護した。
ただ今回のノーポイントは、ドライバーズ・チャンピオンシップの上では痛恨のリザルトとなった。
背後からはハミルトン(メルセデス)の足音がひたひたと迫りつつある。

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