ピレリ、少なくとも 2027 年までフォーミュラ 1 のグローバルタイヤパートナーに決定
ピレリにとってモータースポーツ最高峰における活動は、
新しい技術的・生産的ソリューションを試すための究極の野外実験室となっている。
このパートナーシップは、フォーミュラ1をより持続可能にする:
2024年から、フォーミュラ1で使用されるタイヤはすべてFSC(森林管理協議会)の認証を受ける。
2023年10月10日、ミラノ
ピレリは、フォーミュラ 1©と FIA(国際自動車連盟)が 2025 年から 2027 年までの 3 年間のオファーを受け入れたことで、グローバルタイヤパートナーとしてフォーミュラ 1 におけるプレゼンスを拡大しました。さらに FIA と FOM は、パートナーシップを 1 シーズン延長するオプションも用意しています。この最新の合意は、6 月に FIA から受け取ったテクニカル書類とともに動き出し、FIA 世界モータースポーツ評議会によって批准され、ピレリが FIA フォーミュラ・ワン世界選手権とフォーミュラ 2、フォーミュラ 3 選手権の単独サプライヤーに指名されました。
この最新の契約(延長の可能性も含む)が終了する時には、ピレリは 2011 年から 18 年連続でフォーミュラ 1 にタイヤを供給していることになります。ピレリはこれまでも、モータースポーツの最高峰からもたらされるあらゆる技術的挑戦の最前線に立ち続けてきました。2011 年の 13 インチの高デグラデーションタイヤでのデビューから、2014 年のハイブリッドパワーユニット、2017 年からのワイドタイヤ、そして 2022 年からの現 18 インチへの移行に至るまで、ピレリはあらゆる路面や天候に対応する信頼性の高い製品を提供し、チーム、FIA、そしてフォーミュラ 1 をタイムリーかつ柔軟にサポートしてきました。
ピレリのフォーミュラ 1 へのコミットメントは、ピレリが 110 年以上にわたって世界 350 以上の選手権に参戦してきたモータースポーツのあらゆる形態と同様に、新しいプロセスやテクノロジーを革新し、実験する特別な機会を意味します。その中には人工知能も含まれます。そして、全ては公道用タイヤへの技術移転を目的としているものです。
ピレリはフォーミュラ 1 のタイヤサプライヤーであるだけでなく、サーキットの内外でさまざまなイニシアチブを展開し、フォーミュラ 1 の世界的な普及に貢献するグローバルパートナーでもあります。その中には、フォーミュラ 2 やフォーミュラ 3 をはじめとするさまざまなフィーダーシリーズを通じて、次世代の若手ドライバーを育成するプロジェクトも含まれています。
さらにピレリは、フォーミュラ 1 が 2030 年までにネット・ゼロ・カーボンを達成すると宣言しているように、フォーミュラ 1が設定した環境持続可能性目標をサポートしています。ピレリは、FIA やフォーミュラ 1 とともに、フォーミュラ 1 タイヤのライフサイクル全体を通して CO2 排出量を削減すべく既に行われている活動を補完するために、スポーツレベルと技術レベルの両方で革新的な研究開発の最前線に立っています。
ピレリのサステイナビリティ活動のさらなる実証として、2024 年以降、FIA フォーミュラ・ワン世界選手権で使用されるすべてのタイヤは、FSC®認証(森林管理協議会®)*を受けることになります。FSC 森林管理認証は、サプライチェーンにおける森林由来原材料の完全なトレーサビリティを保証し、タイヤを構成する森林由来原材料の植林地が、生物多様性を保全し、地域社会や労働者の生活に恩恵をもたらす方法で管理され、同時に経済的持続可能性を促進していることを確認するものです。
マルコ・トロンケッティ・プロヴェラ、ピレリ代表取締役副社長:
「フォーミュラ 1 とその関連選手権におけるプレゼンスの拡大を嬉しく思います。ピレリは 1950 年にフォーミュラ 1 が誕生したときから存在感を示してきました。今回のリニューアルによって、20 年近くにわたる現代のフォーミュラ 1 の時代を通して、ピレリはその主人公となるのです。リバティ・メディアの推進力と FIA の支援のおかげで、このスポーツは観客数と世界的な広がりの両面で驚異的な成長期を迎えており、若い世代からの支持も増えています。イノベーションとテクノロジーはピレリの DNA に組み込まれており、フォーミュラ 1 は、新しい技術的ソリューションを試し、テストするだけでなく、タイヤ製造における新たな研究、開発、生産プロセスを加速させるための究極の野外実験室なのです。また、長年にわたるピレリスタッフの情熱的なコミットメントと仕事の質の高さにも感謝しています。来年からフォーミュラ 1 タイヤに導入される FSC 認証が証明しているように、私たちのサステイナビリティへのコミットメントも同様に強力です。少なくとも 2027 年までモータースポーツの頂点に立ち続けることは、わが社にもうひとつの重要な価値を付加するものです」
FIA 会長、モハメド・ビン・スライエム:
「ピレリは長年にわたりモータースポーツのトップレベルで活躍しており、今後も世界の舞台で革新と卓越性を発揮してくれるものと確信しています。フォーミュラ 1 はタイヤサプライヤーにとってユニークな挑戦であり、ピレリはこのような素晴らしいマシンの過酷な要求に応えるタイヤを製造することに大きなコミットメントを示してきました。フォーミュラ
1 だけでなく、さまざまな選手権やカテゴリーでモータースポーツを支え続けてきたピレリに感謝します。今後数年間、パフォーマンスとサステイナビリティの両面でさらなる飛躍を遂げるための努力が続けられることになりますが、ピレリはこの 2 つの目標に対して強いコミットメントを表明しています」
ステファノ・ドメニカリ、フォーミュラ 1 会長兼 CEO:
「2011 年に F1 に復帰して以来、ピレリはかけがえのないパートナーであり、新世代のテクノロジーとテクニカルレギュレーションを通じてフォーミュラ 1 をサポートし、ファンのために素晴らしいレースを可能にするタイヤを提供してきました。また、FSC 認証によって証明されたピレリのサステイナビリティに関する取り組みは、私たちが共有する 2030年のネット・ゼロという目標に向けて協力し続けることを保証するものです」
ピレリジャパンプレスリリース
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