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2023年6月

2023/06/30

フリー1回目、フェルスタッペン(レッドブル)最速

Redbull Ring (C)Redbull Racing
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6月30(金)13時30分(日本時間:20時30分)からレッドブルリンクを舞台に2023年F1第10戦オーストリアGPのフリー走行セッションが始められた。
今年から導入された新しいスプリントレース・レギュレーションによりフリー走行はこの1回だけになっている。

天候はぼ晴れ、セッション開始時の気温は27度、路面温度44度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは今回6種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC3、ミディアムのイエローにC4、そしてレッドのソフトにC5という中間の部類に位置する3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。

常勝レッドブル勢がスピードを見せつける中、アロンソ(アストンマーティン)が好タイム連発。
午後には早くも公式予選ということで各車慌ただしくセットアップに注力、周回を重ねる。
トップタイムはフェルスタッペン(レッドブル)で1'05.742、これにサインツ&ルクレールのフェラーリ勢、ハミルトン(メルセデス)、ペレス(レッドブル)、ストロール(アストンマーティン)、マグヌッセン(ハース)、アロンソ(アストンマーティン)、ラッセル(メルセデス)、周冠宇(アルファロメオ)というトップ10。
アルファタウリ勢は角田裕毅15番手、デ・フリースは16番手だった。

このあと17時(日本時間:24時)から日曜日に行われる決勝レースのスターティンググリッドを決める公式予選が行われる予定となっている。

オーストリアGPフリー走行の結果はこちら
オーストリアGPの画像はこちら

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フェラーリ、「フィルミングデー」で新パーツをテスト

Image (C)Ferrari S.p.A
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前戦のカナダGP終了後に%フェラーリ・チームは自社コースであるイタリアのフィオラノ・サーキットを舞台にプライベートテストを敢行した。

現在シーズン中のプライベートテストは禁止されているが、これはフィルミングデーと称されるプロモーション用のもので、装着タイヤや走行距離に制限が設けられているものでマシンは今季用の『SF-23』が使われた。
その際、今後投入されるアップデートがテストされたとのことだが、ルクレール&サインツ両レースドライバーが参加するという熱心さをみせている。

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オーストリアGPのスチュワードにエンリケ・ベルノルディ氏

Enrique Bernoldi (C)Ex.Arrows F1
FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるオーストリアGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元アロウズのF1ドライバーであるエンリケ・ベルノルディ氏(44歳:ブラジル)を指名した。

ベルノルディ氏は今季前戦のカナダGPでもスチュワードを務めていて、これが自身通算13度目ということになる。

同氏は2001-2002年に掛けて当時のアロウズからF1参戦、最高位は8位(2001年ドイツGP)。
なお、2001年のチームメイトはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の父であるヨス・フェルスタッペンだった。

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オーストリアGPの週末、3日間共にわか雨の可能性

Redbull Ring (C)Redbull Racing
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レッドブルリンクを舞台に今週行われる2023年F1第10戦オーストリアGPPの天気について、地元シュピールベルクの気象台は公式予選の金曜日、スプリントレースの土曜日さらに決勝レースが行われる日曜日までいずれも曇りで、さらに一時にわか雨の心配がある不安定な天候と予報している。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
6月30日(金) 公式予選 曇り/にわか雨 15- 26度 90%
7月01日(土) スプリントレース 曇り/にわか雨 13- 19度 80%
7月02日(日) 決勝レース 曇り/にわか雨 14- 24度 50%

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2023/06/29

F1、オーストリアGPで新エネルギーシステム

Redbull Ring (C)Redbull Racing
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F1は今週末レッドブルリンクで行われるオーストリアGPで、世界的なエネルギー持続性問題に合わせ、次世代の低炭素エネルギーシステムにトライする方針であることを明らかにした。

それによれば現地で使うエネルギーはソーラーパネルなどのサステナブルなエネルギー源を使用することで極力二酸化炭素量の削減を実現し、従来より9割の削減を見込んでいるとのことだ。

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2024年、アルファタウリに大きな変化

Franz Tost (C)Scuderia Alfatauri
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今シーズン、戦闘力不足からコンストラクターズ・ランキング最下位に沈むスクーデリア・アルファタウリだが、2024年に大きな変化があるとの噂が広まっている。

噂はオーストリアの『クライネ・ツァイトゥング』紙が報じた記事から広まったもので、出本はレッドブル・グループでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士が語ったものからという。

それによれば2024年からアルファタウリには大きなスポンサーが就き、これに伴いチーム名も変更される可能性があるというもの。
実現すればレッドブル傘下に入ってから2度目のチーム名変更ということになる。
(最初はトロ・ロッソからアルファタウリ)

なお同チームでは長くチーム代表を務め、角田裕毅の良き理解者としても知られるフランツ・トスト氏の勇退がすでに決まっている。

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ウィリアムズ、グランプリ参戦800戦目に向け

800h GP (C)Williams Racing
ウィリアムズ・レーシングは、今年のイギリスGPでF1グランプリ参戦800戦目になるのを記念し、特別なカラーリングで参戦することを明らかにした。

それによれば『FW45』に800戦目用の特別カラーリングを施す他、ナイジェル・マンセル氏らによるオールドマシンの『FW14B』でのデモンストレーションランを行う予定という。

ただ今年ロマーニャGPが水害のため中止になったため、イギリスGPは正確には799戦目になる。
このため同チームのホームグランプリであるイギリスGPに加え、次戦のハンガリーGPを加えた2戦で記念イベントを行う計画とされている。

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2023/06/28

F1マシン、ダウンサイジングも模索

重量測定 (C)RedBull Racing
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F1はレギュレーションの変更に伴い現在マシンの最低重量が史上最多となる798キロに設定されているが、安全性やドライビングの観点から軽量化を図るべきとの声は多い。

そんな中、今季絶好調のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)はマシンの小型化を提言して注目を集めている。

それによれば低速時の取り回しが容易になることや、高速では空力面からの安全性の向上などの利点を挙げているという。
さらにはオープニングラップ時に多い接触事故の防止にも貢献することが期待されそうだ。

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フェルスタッペン、「チームメイトに拘らず」

Redbull Duo (C)Redbull Racing
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今シーズン、ここまでチームの期待に必ずしも応えられていないセルジオ・ペレス(レッドブル)について、早くも後任の名前が取り沙汰されているが、エースのフェルスタッペンは「誰がチームメイトでも構わない」と平静を装っている。

2016年のシーズン半ば、不調だったダニール・クビアトの後任としてレッドブル・レーシングに加入したフェルスタッペンの最初のチームメイトは現リザーブドライバーのダニエル・リカルドだった。
その後ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、そして現在のペレスと変わってきたが、いずれも苦戦を強いられてきたのが実状。

歴史に残る偉大なドライバーになりつつあるフェルスタッペンと互角に戦えるドライバーを据えるのは至難の技だ。

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「跳ね馬残留しか考えてない」と、サインツ(フェラーリ)

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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鳴り物入りで加入したカルロス・サインツ(フェラーリ)だが、これまでのところチームメイト(ルクレール)に後れを取るなど必ずしも期待に応えてはいない。
そうしたところから新規参戦するアウディ・チームへの移籍が噂になるなどサインツの周辺が騒がしくなっている。

しかし当のサインはこうした噂話について次ぎのように一蹴した。
「フェラーリとの契約が満了しても他チームに移るつもりはないよ。
僕のF1での目標はただ一つ世界チャンピオンになることで、そのためにここで走っているんだ。
だから他の何処とも契約交渉なんかしてないよ」

そのためには2024年末までとされる現契約中に首脳陣が納得できる結果を残すのが必須と言えそうだ。

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2023/06/27

リカルド(レッドブル)に復活のチャンスか

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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現在古巣レッドブル・レーシングのリザーブドライバーに甘んじているダニエル・リカルドにとってレースドライバー復活への大きなチャンスが巡ってきそうだ。

これは、イギリスGP後に当地シルバーストーン・サーキットで行われる予定のピレリタイヤテストにチャンピオン・チームのドライバーとしてリカルドが起用されることが決まったからだ。
同じ条件ではないにせよ、現在のリカルドの力量を推し量るには絶好の機会と首脳陣が捉えているのは間違いないところ。
他方、チームメイトが連勝を続ける一方で予選の段階でQ3進出を逃がしているペレスにとっては風当たりが強そうだ。

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『ハイテック』、2026年F1新規参戦を表明

Image (C)Mercedes Motorsports
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イギリスに本拠を置くF2チームである『ハイテック』が2026年からのF1新規参戦の意思を正式決表明した。

これは同チームの運営母体である『ハイテック・グローバルホールディングス』が明らかにしたもの。
同社は部式の約25%をカザフスタンの実業家に売却して参戦資金に充てるという。

FIA(国際自動車連盟)にはアンドレッティ・グローバルなど他にも新規参戦を窺うチームが申請をしているとみられるが、結論はまだ出ていない。

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マクラーレン、アルピーヌのリヤウィングに危機感

Canada GP Scene (C)Alpine F1 Team
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先に行われたカナダGPでアルピーヌF1チームはバージョンアップされたリヤウィングを投入したが、これマクラーレン・レーシングが異を唱えていることがわかった。

それによればオコン(アルピーヌ)のリヤウィングは高速で負荷が掛かった時に激しく撓んで振動していることがオンボードカメラにも映し出されていた。
そのため後続のノリス(マクラーレン)は極めて危険な状態に追い込まれたというもの。
同チームはFIA(国際自動車連盟)に事情説明を求めるとしている。

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2023/06/26

角田裕毅、アルファタウリ以外のチームも視野に

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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念願のF1テビューを果たしたアルファタウリで3年目のシーズンを迎え飛躍が期待された角田裕毅だったが、今季マシン『AT04』は戦闘力を欠き、チームもコンストラクターズ・ランキングで最下位に甘んじるなど低迷が続いている。
そこで、さすがに自他共に許すレッドブル・ボーイの一員である角田もグループ外のチーム移籍も視野に入れているようだ。

角田は「他チームに移籍を考えるのなら、余計にこの困難な状況で存在感を示さなければならない」とし、さらなる引き締めを図っている。

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レッドブル首脳、「ペレスの代役はいない」

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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今シーズン、さらにチームメイトであるフェルスタッペンとの差が拡大した感のあるセルジオ・ペレス(レッドブル)だが、同陣営のヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーは同選手を擁護する姿勢を崩していないようだ。

それによれば同氏は「ペレスはいま些細な問題からパフォーマンスを欠いているだけ」として、巷で聞かれるドライバー交替など考えていないことを強調している。

噂では、ペレスがシート喪失した場合、リザーブドライバーとして控えるダニエル・リカルドが起用されるというもの。

なおペレスのレッドブルとの契約は2024年末まで有効であるとされている。

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マクラーレン・レーシング、3戦連続でアップデート

Image (C)McLaren Racing
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2023年の序盤をランキング6位と出遅れた感のあるマクラーレン・レーシングだが、本格的なヨーロッパ・ラウンドがスタートする次戦オーストリアGPを皮切りに、続くイギリス、ハンガリーと3戦連続でアップデートを投入して戦闘力アップを図ることを明らかにした。

同チームのエンジニアによれば、このアップデート総計で1周あたり1秒近くの短縮を目論む計画。
さらに「アップデートはマシンの全体に及び、おそらくマシンは完全な新型車と見まごうことだろう」と、豪語している。

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2023/06/25

ステファーノ・ドメニカリ/CEO、「F1にはサウンドが必要」

Image (C)Mercedes Motorsport
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F1は2026年シーズンから大きく変化することが見込まれているが、その場合でも適切な『サウンド』が必要だとの見解が示された。

これはF1のステファーノ・ドメニカリ/CEOが一部メディアに語ったもので、新しいレギュレーションがどういう形になったとしてもF1はモータースポーツの頂点として魅力的なものでなければならず、その象徴として音が持つ魅力が欠かせない、との持論を展開したもの。

同氏は「いずれにせよF1が無音ということは考えられない」と、強調している。

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スーパー・フォーミュラ、日本GPでデモランか

Suzuka Circuit (C)Pirelli Motorsport
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日本の独自カテゴリーである『スーパー・フォーミュラ』に、来年鈴鹿サーキットで行われるF1日本GPでデモンストレーションランないし模擬レースを行うというプランが進められていることがわかった。

スーパー・フォーミュラは言うまでもなく日本モータースポーツ界最高峰のイベントだが、その存在をもっと国内外に知らしめたいと、新たに同シリーズを運営する『日本レースプロモーション』の会長に就いた近藤真彦氏は意欲をみせているという。

なお過去には2011年のF1日本GPの際に、スーパー・フォーミュラの前身である当時のフォーミュラ・ニッポンがデモンストレーションランを行った経緯がある。

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2023/06/24

マクラーレン・レーシング、バーレーン資本に

McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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中東バーレーンに本拠を置く国営投資ファンド『ムムタラカット』が、これまでサウジアラビアの企業が保有していたマクラーレン・グループの株式を取得、筆頭株主に浮上したことが伝えられた。

これはイギリスのスポーツ・チャンネル『スカイスポーツ』らが報じたもので、今後さらに投資額を拡大、マクラーレン・グループの強化に寄与する方針とみられる。

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ストロール(アストンマーティン)に掛かる重圧

Lance Stroll (C)Aston Martin F1 Team
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今シーズン、好調が続くアストンマーティンF1チームだが、アロンソが元チャンピオンらしく輝きをみせているのに比べ、ストロールのほうには逆にそのプレッシャーが増大しつつあるようだ。

今季、同チームは6回の表彰台をゲットしているが、これらはすべてアロンソが獲得したもの。
一方のストロールはオーストラリアの4位が最高で一度も表彰台に上がっていない。
これについて同チームのマイク・クラック代表は予選での改善があれば事態は改善すると擁護している。

なおストロールがチームオーナーで大富豪であるローレンス・ストロール氏の子息で強い庇護の元にあることは良く知られたところだ。

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2023/06/23

ノリス(マクラーレン)、ペナルティに不満示す

Lando Norris (C)McLaren Group
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マクラーレン・レーシングのランド・ノリスは、カナダGP決勝レース中、スポーツマンシップに反する行為を行ったとして5秒のタイム・ペナルティが科せられた。
しかし本人はこの裁定に納得していないところを主張している。

それによればノリスは、12周目に起きたラッセル(メルセデス)クラッシュでセーフティカーが導入された際、不必要なブレーキングを行い、他車を危険なシーンに追い込む行動があったとされる。
しかしノリスは「誰もが同様なことをしている」とし、これを全面否定しているものだ。

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F1チーム、「来季のタイヤウォーマー廃止」消極姿勢

Tyre Work (C)Pirelli Motorsport
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F1は2024年シーズンからタイヤウォーマーの使用を禁じ、いわゆるブランケットフリーにする方針が決まっているが、スペインで今シーズン2度目のテストを終え、多くのドライバーは導入に消極姿勢であるようだ。

それによれば、ピレリタイヤが開発したブランケットフリータイヤはまだ初期段階でのグリップが不足、危険なケースが予想されるとのこと。

最終決定はイギリスGP後のシルバーストーンでの合同テストの結果を踏まえたうえで、判断される予定だ。

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2023/06/22

モータースポーツ議連、「来年の日本GPは4月開催」

Suzuka Circuit (C)Pirelli Motorsport
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日本の国会議員で構成される『モータースポーツ振興議員連盟』が来年のF1日本GPの日程について言及、4月の第一週に開催される予定であることを明らかにした。

またその前週(3月30日)には東京の有明ビッグサイト周辺を舞台に初のフォーミュラEレースが行われることも合わせて発表された。

なおWRC(世界ラリー選手権)日本戦は今年と同様、11月に豊田スタジアム等を舞台に行われる。

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FIA、ゲストらの立ち入り制限さらに厳格に

Image (C)Mercedes Motorsports
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豪華な社交の場でもあるグランプリでは、世界の著名人が決勝レース前のグリッド上を闊歩するのが慣習になっているが、その制限が今後さらに厳格になるようだ。
これは先にスペインの観光地コルドバで開かれたFIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)の会議でモハメド・ビン・スライエム会長が示唆したもの。

それによれば今年のスペインGPで、レース前のフォーメーションラップになってもまだ一部のゲストがホームストレートに残っていたことが問題視された。
他にもオーストリアGPではチェッカーフラッグ直後、まだ戻って来るマシンがあるにも関わらず観客のコース乱入を許した件にも懸念が示されたという。
こちらの主催者には改善計画の提出が求められている。

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2023/06/21

ハースF1、マグヌッセン&ヒュルケンバーグの残留有力に

Gunther Steiner (C)Haas F1 Team
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このところ進境著しい活躍をみせるハースF1チームでは、早くもマグヌッセン&ヒュルケンバーグ両ドライバーの残留が確実になっているとの見方が強まっているようだ。

同チームにとって大きな誤算になったのは2021年にシューマッハ&マゼピンというフレッシュな若手ドライバーどうしの組み合わせを選択したこと。
残念ながらマシン開発が思うように進めることができず、戦績も低迷した。

一方、現在のベテランコンビに切り換えてからは戦績も好転、首脳陣を満足させているものだ。
ギュンター・シュタイナー代表は「ドライバーを変更する理由が見つからない」として残留を示唆している。

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「引退カウントダウン」と、ニューイ氏(レッドブル)

Adrian Newey & C.Horner (C)RedBull Racing
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かつてのレッドブル黄金時代の立役者であるエイドリアン・ニューイ氏(64歳:イギリス)が自身の去就について触れ、「引退へのカウントダウンはすでに始まっている」ことを示唆した。

F1界の鬼才と謳われたニューイ氏はとりわけエアロダイナミックス面に長け、数多くの成功マシンを送り出てきたが、このところは一歩引いた立場とされている。
しかしその才能を評価した他チームからの勧誘が絶えないという。
実際メルセデスAMGやフェラーリ・チームらの名前が伝えられているがレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は引き留めに躍起のようだ。

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2023/06/20

ブレーキトラブルだった、ラッセル(メルセデス)

George Russell (C)Mercedes Motorsports
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チームメイトであるハミルトンが3位表彰台を獲得したのに対し、早々とレース序盤にクラッシュして戦列を去ったラッセル(メルセデス)はしかし、「ドライブミスではない」と釈明している。

それによれば今週ラッセルのマシンはブレーキのセッティングが合ってなく、この時もアロンソをオーバーテイクすべくコーナー入口で並び掛けたもののブレーキを制御できずにクラッシュしてしまったものという。

ラッセルは「マシンは調子良く表彰台も狙えたのに、ブレーキの設定がレース展開にフィットしなかった」と、悔やんでいる。

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アルピーヌF1のリヤウィングに疑問の声

Image (C)Alpine F1 Team
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マクラーレン・レーシングは、カナダGPでのアルピーヌF1チームのマシンについてリヤウィングの強度に問題があったのでは、としてFIA(国際自動車連盟)に調査するよう提言する方針を明らかにした。

アルピーヌF1のリヤウィングがレース中に大きく振動するのは国際映像でも報じられていて、他チームから懸念の声が聞かれていた。

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アロンソ(アストンマーティン)、「今季最高のレース」

Fernando Alonso (C)Aston Martin F1 Team
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カナダGPではメルセデスAMGやフェラーリらを抑え、見事2位表彰台を獲得したアストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、「今シーズン最高のレースだった」と、その手応えを口にした。

「今日のアストンマーティンは間違いなく今年最高の戦闘力があった。
ハミルトン(メルセデス)と互角に戦えたんだからね。
スタートでは前に行かれたけれど、取り戻す自信はあったよ。
チームの全員が同じ方向を向いて頑張った賜物さ。
次のグランプリではもっとプレッシャーを掛けてやるよ」
次戦オーストリアで、アロンソはまだ表彰台に上がったことがない。

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2023/06/19

「セナと並べて光栄」と、フェルスタッペン(レッドブル)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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カナダGPの勝利でF1での勝ち星を通算100の節目に乗せたレッドブル・レーシングだが、同時にこれはフェルスタッペンにとって故アイルトン・セナの41勝に並ぶ記念すべきマイルストーンになるものだった。

これついてフェルスタッペンは「僕らにとって伝説の英雄であるあのセナに並ぶなんて夢のようだ」と感銘を受けた様子。
さらに次の目標の数字について聞かれると、「僕がチームに150勝目をプレゼントすること」とかわしてみせた。

なお前チャンピオンであるハミルトン(メルセデス)は自身通算103勝を記録している。

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フェルスタッペン(レッドブル)にバードストライク

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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カナダGP決勝レースをポールポジションからスタート、一度も首位の座を譲ることなく完全勝利を収めたかにみえたフェルスタッペン(レッドブル)だが、思わぬ『敵』があったことがわかった。

それは、レースも終盤に差し掛かった頃、9コーナー先のシケインで、小鳥がブレーキダクトに吸い込まれる『バードストライク』に見舞われたこと。
今回は幸い二次災害は免れたものの、場合によってはリタイヤに追い込まれたかも知れなかったという。

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カナダGPはフェルスタッペン(レッドブル)が完勝

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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6月18日(日)14時(日本時間:翌3時)から2023年F1第9戦カナダGPの決勝レースがジル・ビルニューブ・サーキットを舞台に全70周で行われた。
スタート時の天候は晴れ、気温は16度、路面温度31度、路面は完全なドライコンディションとなっている。

12周目、ラッセル(メルセデス)がウォールにヒットしてイエローコーションに。
多くがタイヤ交換にピットイン。17周目レース再開。
23周目、アロンソ(アストンマーティン)がハミルトン(メルセデス)から2位のポジション
奪い返すと大きな歓声が上がる。
36周目、デ・フリース(アルファタウリ)とマグヌッセン(ハース)バトルの末、両者コースオフに。
39周目、ノリス(マクラーレン)に非スポーツマンシップ行為があったとして5秒のタイムペナルティが通告される。

レースはスタートから一度もそのポジションを譲らなかったフェルスタッペン(レッドブル)が完勝。
4連勝で今季6勝目、自身通算41勝目、レッドブルにとっては通算100勝の節目となった。
2位アロンソ(アストンマーティン)、3位ハミルトン(メルセデス)で表彰台はすべてチャンピオン経験者。
以下、ルクレール(フェラーリ)、サインツ(フェラーリ)、最後にファステストラップをマークしたペレス(レッドブル)、アルボン(ウィリアムズ)、オコン(アルピーヌ)、ストロール(アストンマーティン)、ボタス(アルファロメオ)までがポイント獲得。
さらにピアストリ(マクラーレン)、ガスリー(アルピーヌ)、ノリス(マクラーレン)、角田裕毅(アルファタウリ)、ヒュルケンバーグ(ハース)、周冠宇(アルファロメオ)、マグヌッセン(ハース)、デ・フリース(アルファタウリ)までが完走。
リタイヤはラッセル(メルセデス)とサージェント(ウィリアムズ)の2台だった。

F1次戦は翌々週の7月02日(日)、レッドブルリンクを舞台にオーストリアGPが予定されている。

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2023/06/18

カナダGP修正スターティンググリッド

Start Signal (C)Mercedes Motorsports
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カナダGPのスターティンググリッドは、別掲のようにグリッド降格のペナルティが相次ぎ、下記のように変更された。

【スターティンググリッド】

1. フェルスタッペン(レッドブル)
2. アロンソ(アストンマーティン) *
3. ハミルトン(メルセデス) *
4. ラッセル(メルセデス) *
5. ヒュルケンバーグ(ハース) *
6. オコン(アルピーヌ)
7. ノリス(マクラーレン)
8. ピアストリ(マクラーレン) *
9. アルボン(ウィリアムズ) *
10. ルクレール(フェラーリ) *
11. サインツ(フェラーリ) *
12. ペレス(レッドブル)
13. マグヌッセン(ハース) *
14. ボタス(アルファロメオ) *
15. ガスリー(アルピーヌ) *
16. ストロール(アストンマーティン) *
17. デ・フリース(アルファタウリ) *
18. サージェント(ウィリアムズ) *
19. 角田裕毅(アルファタウリ) *
20. 周冠宇(アルファロメオ)

【註】*印は変更になったドライバー

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ヒュルケンバーグ(ハース)、3グリッド降格のペナルティ

Nico Hulkenberg (C)Haas F1 Team
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カナダGPのレーススチュワード(審査委員)はハースF1チームのニコ・ヒュルケンバーグに対し、日曜日の決勝レースで3グリッド降格のペナルティを科したことを明らかにした。

それによればヒュルケンバーグは、土曜日に行われた予選中、赤旗中断の際に規定の速度までスローダウンしなかったとして違反を問われたもの。
予選2番手だったヒュルケンバーグはこれにより日曜日の決勝レースでフロントロウを失い5番グリッドからのスタートになった。

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角田裕毅(アルファタウリ)、3グリッド降格のペナルティ

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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カナダGPのレーススチュワード(審査委員)はスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅に対し、日曜日の決勝レースで3グリッド降格のペナルティを科したこを明らかにした。

それによれば角田は、土曜日に行われた予選中、ヒュルケンバーグ(ハース)との間で起きた10コーナーでの接触事故について角田の側に責任があるとしたもの。
予選16番手だった角田はこれにより日曜日の決勝レースで19番グリッドからのスタートになる。

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サインツ(フェラーリ)に、3グリッド降格のペナルティ

Carlos Sainz (C)Ferrari S.p.A
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カナダGPのレーススチュワード(審査委員)はフェラーリ・チームのカルロス・サインツ対し、日曜日の決勝レースで3グリッド降格のペナルティを科したこを明らかにした。

それによればサインツは、土曜日に行われた予選Q1中、アタックラップに入っていた後続のガスリー(アルピーヌ)の進路を妨害したというもの。
予選8番手だったサインツはこれにより、日曜日の決勝レースで11番グリッドからのスタートになる。

なおアタックラップを失ったガスリーは残念ながらQ1敗退となった。

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カナダGP予選、フェルスタッペン(レッドブル)がPP

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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6月17日(土)16時(日本時間:翌5時)からジル・ビルニューブ・サーキットを舞台に2023年F1第9戦カナダGP公式予選が始められた。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。

ピレリは今回6種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC3、ミディアムのイエローにC2、そしてレッドのソフトにC5という柔らかい部類に位置する3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。

Q3開始時の天候は曇り、気温16度、路面温度は19度、コースはダンプコンディションとなっている。
残り約7分、フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムをマークした直後にピアストリ(マクラーレン)がスピン・クラッシュ、再び赤旗中断となった。

結局ポールポジションはウェットでも速かったフェルスタッペン(レッドブル)で、3戦連続の今季5回目、自身通算28回目の快挙となった。
2位ヒュルケンバーグ(ハース)、3位アロンソ(アストンマーティン)、4位ハミルトン(メルセデス)、5位ラッセル(メルセデス)、6位オコン(アルピーヌ)、7位ノリス(マクラーレン)、8位サインツ(フェラーリ)、9位ピアストリ(マクラーレン)、1位アルボン(ウィリアムズ)となった。

カナダGP決勝レースは18日(日)14時(日本時間:翌3時)から全70周で行われる。

カナダGP公式予選の結果はこちら
カナダGPの画像はこちら

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カナダGP予選Q2、ペレス、ルクレールら敗退

引き続きカナダGP公式予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。
路面は乾きつつありタイヤ戦略が難しそうだ。
やがて懸念通り雨が降り出す。

トップはタイミング良くソフトタイヤでのアタックが功を奏したアルボン(ウィリアムズ)。
2番手にフェルスタッペン(レッドブル)、3番手ノリス(マクラーレン)、さらにピアストリ(マクラーレン)、アロンソ(アストンマーティン)、サインツ(フェラーリ)、ラッセル(メルセデス)、ヒュルケンバーグ(ハース)、オコン(アルピーヌ)、そしてハミルトン(メルセデス)までがQ3進出。

ここでの敗退はルクレール(フェラーリ)、ペレス(レッドブル)、ストロール(アストンマーティン)、マグヌッセン(ハース)、ボタス(アルファロメオ)の5台となった。

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カナダGP予選Q1、角田(アルファタウリ)脱落

6月17日(土)16時(日本時間:翌5時)からジル・ビルニューブ・サーキットを舞台に2023年F1第9戦カナダGP公式予選が始められた。
ここQ1では全20台中、下位5台がノックアウトとなる。
セッション開始時の天候は曇り 、気温は16度、路面温度18度、コースはダンプコンディションとなっている。

再び雨の可能性があるため、開始からコースは混雑状態。
タイヤはインターミディエイトが選択されている。
インストレーションラップから周冠宇(アルファロメオ)がストップ。
いったん赤旗となったが、マシンはなんとか自力走行でガレージに戻る。
残り約14分でセッション再開。

トップはフェルスタッペン(レッドブル)、2番手アロンソ(アストンマーティン)、以下ハミルトン(メルセデス)、ラッセル(メルセデス)、ルクレール(フェラーリ)と続いた。
ここでの敗退は角田裕毅(アルファタウリ)、ガスリー(アルピーヌ)、デ・フリース(アルファタウリ)、サージェント(ウィリアムズ)そして周冠宇(アルファロメオ)の5台となった。

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雨のフリー3回目、サインツ(フェラーリ)クラッシュ

Carlos Sainz (C)Ferrari S.p.A
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6月17日(土)12時半(日本時間:翌1時半)からジル・ビルニューブ・サーキットを舞台に2023年F1第9戦カナダGPフリー走行3回目セッションが始められた。

残念ながら天候は雨 、セッション開始時の気温は14度、路面温度17度、コースは完全なウェットコンディションとなっている。

各車フルウェットタイヤでスタート。
約30分を経過したところでサインツ(フェラーリ)が1コーナーでクラッシュして前後のウィングを損傷、セッションは赤旗中断に。

残り約23分でセッションは再開。
終盤再び雨脚は強くなり、トップタイムはフェルスタッペン(レッドブル)で1'23.106を記録、これにルクレール(フェラーリ)が1'23.397で続いた。
以下、アロンソ(アストンマーティン)、マグヌッセン&ヒュルケンバーグ、サインツ(フェラーリ)、ガスリー(アルピーヌ)、ストロール(アストンマーティン)、角田裕毅(アルファタウリ)、ボタス(アルファロメオ)、ハミルトン(メルセデス)
続いた。

この後16時(日本時間:翌5時)から公式予選が行われる予定となっている。

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2023/06/17

カナダGPスチュワードにエンリケ・ベルノルディ氏

Enrique Bernoldi (C)Ex.Arrows F1
FIA(国際自動車連盟)は今週末行われているカナダGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元アロウズのF1ドライバーであるエンリケ・ベルノルディ氏(44歳:ブラジル)を指名した。

ベルノルディ氏は今季サウジアラビアGPやオーストラリアGPでもスチュワードを務めていて、これが自身通算12度目ということになる。

同氏は2001-2002年に掛けて当時のアロウズからF1参戦、最高位は8位(2001年ドイツGP)。なお、2001年のチームメイトはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の父であるヨス・フェルスタッペンだった。

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カナダGPフリー2回目、メルセデスAMG勢が最速

Gilles Villeneuve Circuit (C)Pirelli Motorsport
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2023年F1第9戦カナダGPフリー走行2回目セッションは当初予定より30分早め、6月16日(金)16時半(日本時間:翌5時半)からジル・ビルニューブ・サーキットを舞台に始められた。
フリー走行1回目に起きたCCATVシステム(監視カメラ)トラブルによるものでセッションは60分から90分に拡大されたことになる。

天候は曇り 、セッション開始時の気温は23度、路面温度39度、コースはドライコンディションとなっている。
設備トラブルも解消し、週末は雨も予想されることから各車精力的に周回を重ねる。
約30分を経過したところ、ヒュルケンバーグ(ハース)がホームストレートで白煙をあげてストップ、赤旗中断となった。
約9分の中断でセッション再開。
まもなく9コーナーでオコン(アルピーヌ)かストップ、再び赤旗中断に。
残り約43分でセッション再開。
しかし予報通り終盤は雨が降り出しすぐに完全なウェットコンディションとなった。

トップタイムはハミルトン(メルセデス)で1'13.718を記録。
2番手もチームメイトのラッセルで1'13.745。
以下、サインツ(フェラーリ)、アロンソ(アストンマーティン)、ルクレール(フェラーリ)、フェルスタッペン(レッドブル)、ボタス(アルファロメオ)、ペレス(レッドブル)、ストロール(アストンマーティン)、ガスリー(アルピーヌ)と続いた。
アルファタウリ勢は角田裕毅15番手、デ・フリース16番手だった。

明日17日(土)は16時(日本時間:翌5時)から公式予選が行われる予定となっている。

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カナダGPフリー1回目、システムトラブルで走れず

Gilles Villeneuve Circuit (C)Pirelli Motorsport
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6月16日(金)13時半(日本時間:翌02時半)からジル・ビルニューブ・サーキットを舞台に2023年F1第9戦カナダGPフリー走行1回目セッションが始められた。

天候は曇り 、セッション開始時の気温は21度、路面温度30度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは今回6種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC3、ミディアムのイエローにC2、そしてレッドのソフトにC5という柔らかい部類に位置する3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。

開始早々、ガスリー(アルピーヌ)がストップ、セッションはいきなり赤旗中断に。
さらにサーキットのCCATVシステム(監視カメラ)に障害が発生、修復がならないままセッションは終了。
タイムが計測されたのはわずか12台で最多でも3ラップ、まだノータイムのマシンが8台もあるという異常事態でカナダGP初日はスタートした。

このあと16日(金)17時(日本時間:翌6時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。

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ジル・ビルニューブ・サーキット、一部コース改修

Image (C)Pirelli Motorsport
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F1カナダGPの開催地であるジル・ビルニューブ・サーキットは、今年のグランプリ開催を前に、いくつかのコース改修を行ったことを明らかにした。

それらはコース脇のランオフエリアなどで、コーナー入口でブレーキングをミスしたり他車とのバトルで止むを得ずコースから外れて再び復帰する場合に、コースオフしたマシンが不当に有利になることがないよう、ランオフエリアのコンクリートバリアを延長して復帰を難しくしたものだ。
無理をするとフロアパネルを痛める可能性もある。

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2023/06/16

カナダGPの週末、土・日ににわか雨の心配も

Gilles Villeneuve Circuit (C)Pirelli Motorsport 拡大します
ジル・ビルニューブ・サーキットを舞台に今週行われる2023年F1第9戦カナダGPの天気について、地元モントリオールの気象台はフリー走行の金曜日、公式予選の土曜日さらに決勝レースが行われる日曜日までいずれも曇りで、さらに一時にわか雨の心配がある不安定な天候と予報している。
































期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
6月16日(金) フリー走行 曇り/にわか雨 15- 24度 90%
6月17日(土) 公式予選 曇り/にわか雨 14- 18度 90%
6月18日(日) 決勝レース 曇り/にわか雨 14- 21度 40%

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角田裕毅(アルファタウリ)、「チームは進歩している」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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前戦スペインGPではポイント圏内でフィニッシュしながらも周冠宇(アルファロメオ)との接触事故の責任を問われて無得点に終わった角田裕毅(アルファタウリ)だが、「全体的には進歩した週末になった」と、評価している。

「ペナルティでポイント獲得できなかったのはもちろん残念だったけど、全体をみれば収穫の多い週末だったと言える。
みんな良い仕事をしたからね。
今週のカナダでもそれを続ければきっと良い結果に繋がると思っているよ。
カナダのコースは難しいけれどドライブして楽しいところ。
セットアップをうまくまとめて復活の起点にしたいね」

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アウディ、PU(パワーユニット)開発に遅れか

Audi F1 (C)Audi Motorsport
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2026年からのF1参戦に向けかねて準備を進めているアウディ・モータースポーツだが、計画より少なくとも数か月の遅れが生じているとの報道が流れて注目を集めている。

アウディは、これまでアルファロメオF1チームが母体としてきたザウバー・モータースポーツを事実上買収、チームの基本的なベースとして進めているが、肝心のPU(パワーユニット)の開発に手間取っていると報じられたもの。

F1は2026年のレギュレーション改定を契機に大きく勢力図が書き換えられる可能性が高まってきたようだ。

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マクラーレン、イギリスGPでアップデート図る

McLaren 『MCL-60』 (C)McLaren Racing
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今季これまで複数回に渡ってアップデートを施してきたが、まだ必ずしも功を奏したとはみられていない。
そこで新たに計画されているのが同チームのホームグランプリでもある7月のイギリスGPで投入されるという規模の大きい新たなアップデートだ。

これについてドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』はアンドレア・ステラ氏の言葉として「これまでのモデルとは外観からして異なるものだ」との言葉を引用して紹介している。

なお話題になっていた2026年からの搭載PU(パワーユニット)変更については「レギュレーションが変わる時に不必要な冒険をすべきではない」とし、噂を打ち消した。

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2023/06/15

メルセデスAMG、「ハミルトンとの契約延長発表間近」

L.Hamilton & T.Wolff (C)Mercedes Motorsports
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ルイス・ハミルトンとメルセデスAMGチームとの契約延長が合意、まもなく発表されるとの見通しが報じられている。

2010年からスタートした両者のコンビネーションは様々な記録を打ち立てながら現在まで延長されてきていて、新たな延長は時間の問題と伝えられていた。
しかし実際には合意のないまま最後のシーズンに突入しここまで来ていたもの。
一部にはライバルの一つであるフェラーリへの移籍が候補に挙げられた時もあったが、現実的には残留しかない様相だった。

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ロマーニャGPのトロフィーがチャリティ・オークションに

2022 Scene (C)Pirelli Motorsport
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F1は今年水害のため中止となり使われなかったロマーニャGPの優勝トロフィー等をチャリティ・オークションに提供、その収益をすべて被害復興のために寄付するとのことだ。

なおこれにピレリタイヤも協賛、ポールシッターに授与されるミニタイヤを同じくチャリティ・オークションに提供するとしている。

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鈴鹿市、ふるさと納税返礼品に日本GPチケット

Suzuka Circuit (C)Pirelli Motorsport
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F1日本GPの開催地である三重県の鈴鹿市は、近年広まっている『ふるさと納税返礼品』にF1第17戦日本GPの『パドッククラブ・チケット』5枚を用意したことを発表した。

これはホンダ・モビリティランド社の協力を得て実現されたもので、パドッククラブはホームストレートを見降ろすピットガレージの上部に特等席が設営され、最高級の飲食が提供されるなどセレブリティなF1のイメージを体現するものになっている。

なお通常のパドッククラブ・チケットは一人78万円のところ、ふるさと納税返礼品の場合の寄付金額は260万円とのことだ。

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2023/06/14

フェラーリがシュタイナー代表に高い評価

A.Komatsu & G.Steiner (C)Haas F1 Team
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2016年の初挑戦以来、苦戦が続いてきたハースF1チームだが、マグヌッセン&ヒュルケンバーグのベテランコンビで戦う今シーズン、しばしば変身の兆しを感じさせている。

これについて同チームとの深い技術関係を維持し続けてきたフェラーリ・グループの幹部からハースを率いるギュンター・シュタイナー代表(58歳:イタリア)に高い評価を与えていることが報じられている。

一方、本家であるフェラーリ・チームのほうは今シーズン期待された戦績を残しておらず、早くもフレデリック・バッサー代表への風当たりがきつくなっているようだ。
果たして跳ね馬チーム得意のお家騒動がまた勃発しないか懸念されるところだ。

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角田裕毅(アルファタウリ)、「ブレーキ問題前進」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、今週迎えるカナダGPを前に課題となっているブレーキ問題について語った。

それによればブレーキトラブルは今年のマシン『AT04』に限ったものではなく、ガスリー(現アルピーヌ)がいた時分から発生していたもので二人で話し合ったこともある課題だったと説明した。
つまりハードウェアに主因があるものでドライバーとしては対策に苦慮しているということだ。
ただモナコで苦しんだレベルに比べればスペインでは改善の兆しは感じられたということで今週のカナダではさらに改善されることを切望した。

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ピレリ、F1タイヤ独占供給の継続に自信

Tyre Work (C)Pirelli Motorsport
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現行のピレリによるF1タイヤ供給契約は2024年に満了、このためFIA(国際自動車連盟)は2025年以降の供給について公募しているが、ピレリタイヤは契約のさらなる延長に自信をみせている。

これは同陣営の責任者であるマリオ・イゾーラ/ヘッド・オブ・カーレーシングが示したもの。
それによれば今回の入札にはかつての供給者であるブリヂストンタイヤが応じていると伝えられているからだ。
イゾーラ氏は「前回のハンコックとは比べものにならない強敵だが、われわれの優位は揺るがない」と、継続の重要性を強調している。

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2023/06/13

ルクレール、フェラーリのルマン制覇に刺激受ける

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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先週末、フランスで行われたスポーツカーレース伝統のルマン24時間レースで、今季WEC(世界耐久選手権)の最高峰クラスに復帰したばかりのフェラーリ・チームがみごと100周年の記念大会を制してみせた。

この快挙を現地で見届けたというフェラーリF1チームのシャルル・ルクレール(25歳:モナコ)は、同じ跳ね馬チームのドライバーとして大いなる刺激を受けたようだ。

ルクレールは「同じフェラーリのレーシングチームとしてF1でもできない筈がない。
全員がこの素晴らしいモチベーションを持って戦えばきっとF1でも成し遂げられる」と、陣営を鼓舞しているという。
復活の狼煙、その緒戦は今週の第9戦カナダGPだ。

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「まだ開発模索中」と、ハミルトン(メルセデス)

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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先のスペインGPで今季自身最高位となる2位表彰台を得たメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンだが、『W14』の改善はまだ模索中で全体的なパフォーマンスについては納得していないと主張した。

とりわけハミルトンは開幕時から終始訴えてきたコクピットの位置問題がまだ完全に修正されていないことを繰り返した。
「僕らは実際にこのマシンで戦うドライバーとして様々な要望を出すが、そうしたものに耳を貸すがどうかの選択を行うのはわれわれではない」と、7回のチャンピオン。

こうした小さな軋轢が戦績にまでも影響を及ぼしかねないことが懸念されている。

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南アフリカGP(キャラミ)、2024年の開催も難航

1993 South Africa GP (C)Williams F1
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1993年のキャラミ・サーキットを最後に開催が途絶えている南アフリカGPだが、多くの関係者の支持にもかかわらず2024年の復活も見送られることになるようだ。
障害となっている最大のものはこの国特有の安全の確保にあるとされている。

これについてかねて「五大陸すべてでF1グランプリ開催の必要性」を持論とするステファーノ・ドメニカリ/CEOは「まだ諦めていない」としながらもカレンダー掲載が難航していることを認めている。
その場合、打ち切りの可能性が高いとされているベルギーGPの存続に繋がることが期待される。

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2023/06/12

マッティア・ビノット代表、アウディF1加入を否定

Audi F1 (C)Audi Motorsport
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元フェラーリ・チームの代表であるマッティア・ビノット氏(53歳:イタリア)がアウディ・チームからの勧誘を拒否していたことが明らかとなった。

それにればザウバー・モータースポーツをベースに2026年シーズンからのF1新規参戦を予定するアウディは、新チームの代表としてビノット氏を迎え入れるべく交渉に当たったという。
しかし同氏は「F1に対する哲学が自分とは合わない」としてこれを拒否、交渉の進展を否定したという。

戦績不振を理由に跳ね馬チームを追われた元代表だが、外部からはその能力が高い評価を得ていることは確認されたようだ。

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ルクレール兄弟、被災地ロマーニャに高額寄付

Charles Leclerc/Monaco (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームのシャルル・ルクレールが、今年大規模な水害に見舞われたロマーニャ地方の復興に寄与するため、総額35万8千ユーロ(約5千万)もの寄付を行うことを明らかにした。

これはホームグランプリであるモナコGPで同選手今年着用した特別仕様のヘルメットやレーシングスーツ、グローブなどをチャリティ・オークション出品により得たものという。
ルクレール兄弟によれば今年は父親のエルベ氏が1988年に参戦したF3モナコGPで入賞してから35周年の節目に当たるのだということだ。
ルクレールは「オークションに参加してくれたすべての人に感謝したい」とのメッセージを添えた。

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2023/06/11

リカルド(レッドブル)がカナダで解説者デビューへ

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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今シーズン、レッドブル・レーシングのリザーブドライバーとして古巣復帰したダニエル・リカルド(33歳:オーストラリア)が、今週末行われるカナダGPで、テレビ解説者デビューを果たすことがわかった。

それによればリカルドは、スポーツテレビ・チャンネルの『EPSN』で解説者として自身初となる仕事に挑むという。

現役引退後にテレビ解説者となるF1ドライバーは多いが、現職のリザーブドライバーが解説者を務めるのは珍しいことになる。

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ニキータ・マゼピン(元ハース)、英入国に苦慮

Nikita Mazepin (C)Haas F1 Team
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ロシアによるウクライナ侵攻問題を受け、ロシアのオリガルヒ(新興財閥)をバックに持つ元ハースF1チームのニキータ・マゼピンが移動にも苦労を強いられている。

これまでアメリカ入国のためのビザ取得が難航したことがあるが今度はイギリスで苦慮しているようだ。

F1チームの多くはイギリに本拠を置くため7月のイギリスGPを焦点に入国を申請しているが、ロンドンの高等裁判所は依然審理を始めていないのだという。
マゼピン側はチームとの交渉に差し支えると悲鳴を上げている。

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アストンマーティン、カナダでアップデート図る

F.Alonso & M.Verstappen (C)Redbull Racing
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今季開幕戦から戦闘力のあるところを見せつけてきたアストンマーティンF1チームだが、先のスペインGPでは6-7位と、いささか精彩を欠いた。

これについて同チームでは「たまたまバルセロナ・サーキットの特性がわれわれの『AMR23』に向いていなかったため」とし、チーム間のマシン序列を表したものではないことを強調した。
しかしこれについて同チームのアロンソは「ライバルはいずれもスペインにアップデートを投入したのに比べてウチは置き去りにされている」と、危機感を訴えたとされる。
今季これまで4位が最低だったアロンソとしてはスペンの7位は納得できる結果ではない筈だ。

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2023/06/10

ピレリ、タイヤウォーマーの結論は7月に

Tyre Warmer Image (C)Redbull Racing
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現在F1にタイヤを独占供給するピレリは、2024年から廃止が予定されるタイヤウォーマーについて、結論を7月に先送りしたことを明らかにした。

それによれば先に行われたスペインGP後のバルセロナ合同テストで、ピレリはタイヤウォーマー廃止を見込みすべてウォーマーなしでのテストを敢行したという。

テストには予熱なしでの走行を前提とした新開発のタイヤが投入されたが、特に問題はなかった模様。
ただ今回は最終結論は出さず、7月に予定のシルバーストーン・テストで再確認する方針という。

タイヤウォーマーなしにすれば大幅な労力とコストの削減が見込まれる他、再スタート時のグリップ不足の防止に貢献が期待されている。

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森林火災のカナダGPは予定通り開催の方針

Gilles Villeneuve Circuit (C)Pirelli Motorsport
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大規模な山火事が発生してその影響が懸念されていたジル・ビルニューブ・サーキットのカナダGPだが、F1及び主催者は予定通り6月16日-18日に開催することを確認したという。

山火事による煙害はカナダだけでなくアメリカの一部にも及んでいるが、今のところケベック州に航空便やグランプリ開催の障害になるような影響は確認されていないとのことだ。
なお今年のロマーニャGPは水害の影響で中止に追い込まれている。

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メルセデスのW表彰台獲得にシューマッハの貢献

Mercedes Duo (C)Redbull Racing
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メルセデスAMGチームは先のスペインGPでハミルトンが2位、ラッセルが3位と今シーズン初となるW表彰台獲得を果たしたが、その陰に同チームのリザーブ&テストドライバーであるミック・シューマッハの貢献があったと評価している。

それによれば同チームは、初日の走行でタイヤのデグラデーションに悩んでいたところ、シューマッハがブラックリーのファクトリーで深夜遅くまでシミュレーターを駆使、一夜でパフォーマンスを改善する適切なデータを得ることに成功したのだという。

翌日から一気にペースを上げたエースのハミルトンは、「間違いなくシューマッハは良い仕事をした。今回の成績は彼の貢献なくしては得られなかった」と、その働きを称賛している。

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2023/06/09

次戦カナダGPにも自然災害の懸念

Gilles Villeneuve Circuit (C)Pirelli Motorsport
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F1では記録的な大雨による水害で第6戦のロマーニャGPが中止に追い込まれたが、今度はカナダGPにも新たな懸念が伝えられている。

それはいまニュースになっているカナダ各地で起きている大規模な山火事だ。
グランプリが行われるモントリオールにも山火事による大気汚染が待っているとのことで、地元ケベックの州政府は外出を控えるよう警告を出しているという。
このため開催に直接影響はないとしても観客動員への心配が囁かれているようだ。

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オランダGPとベルギーGPに交互開催の噂

Spa-Francorchamps (C)Pirelli Motorsport
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ヨーロッパ地域で長い歴史を持つF1グランプリだが世界的な人気拡大より皮肉にも契約交渉が難航するケースが増えている。

そんな中、ベルギーの『ル・ソワール紙』がオランダGPとベルギーGPによる交互開催の可能性を報じ、注目を集めた。

これは今年でF1開催契約が終了するベルギーGPのスパ・フランコルシャン・サーキットとリバティ・メディアとの交渉で提案されたもの。
そこでは2024年からスパでのベルギーGPとザントフォールトでのオランダGPを交互に隔年開催する案が検討されているのだという。

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アロンソ(アストンマーティン)、「カナダでメルセデス打倒」

Podium (C)Redbull Racing
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スペインGPではライバルであるメルセデスAMGチームの後塵を拝する結果になったアストンマーティンF1チームのアロンソだが、ジル・ビルニューブ・サーキットで戦う次戦カナダGPでは打倒すると意気軒高なところをみせている。

それによればメルセデスAMGとの戦力差はわずかなもので、アストンマーティンンがカナ ダで投入する構えのアップデートが力を発揮すればライバルを凌駕するのは十分に可能だというもの。

なおそのメルセデス『W14』はモナコGPでのアップデート版投入が功を奏し、スペインGPではみごとW表彰台を獲得してみせている。

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2023/06/08

アルファロメオ、ジェームズ・キー氏をT/Dに

James Key (C)Scuderia Toro Rosso
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アルファロメオF1チームは、前マクラーレン・レーシングのジェームズ・キー氏(51歳:イギリス)をテクニカル・ディレクターとして迎えることを発表した。
正式就任は9月1日づけになる。

1998年に当時のジョーダン・チームからF1キャリアをスタートさせたキー氏は、MF1レーシング、スパイカーF1、フォース・インディア等を経て現アルファロメオの実働部隊であるザウバー・モータースポーツで活躍した。

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ロマーニャGPの代替開催はなしが確定

Imola Circuit (C)Pirelli Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)は中止となった第6戦のロマーニャGP(イモラ・サーキット)について、今シーズン中の代替開催がないことが正式に確認された。

今季カレンダーで5月21日に予定されていた同グランプリは豪雨による水害のため直前に中止が決定。
FIAはシーズン後半に代替開催の可能性を探ったものの最終的に不首尾に終わったもの。

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バッサー代表(フェラーリ)、今季の反撃見限るの報

Frederic Vasseur (C)Ferrari S.p.A
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イタリア国内に、「フェラーリ・チームのフレデリック・バッサー代表が今季の反撃をすでに見限った」との報道が広まって注目されている。

イタリアの専門紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』らによれば、さまざまのアップデートを施したヨーロッパ・ラウンドがスタートしたものの、ライバルチームらの進歩に比べ『SF-23』は戦闘力を欠き、首脳陣の期待を裏切っているというもの。
このためバッサー代表はすでに今シーズン中の復活を諦めたばかりでなく、来季前半も希望が持てないと落胆していると報じた。

先週行われたスペインGPでフェラーリ勢は5-11位に留まった。

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2023/06/07

ハースF1チーム代表に譴責処分

Gunther Steiner (C)Haas F1 Team
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ハースF1チームの代表であるギュンター・シュタイナー(58歳:イタリア)がFIA(国際自動車連盟)から譴責処分を受けたことがわかった。

それによれば同代表は先のモナコGPの際、オープニングラップで起きた接触事故について同チームのニコ・ヒュルケンバーグだけがペナルティを科せられたことに不満を吐露。
判断を下した同レースのスチュワードについて『素人』と表現して侮辱したことが処分の対象になったというもの。

シュタイナー代表は「侮蔑する意図はなかった」と釈明したものの、誤解を招いた責任を認めていることを表明している。

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ブリヂストンタイヤにF1復帰の動き

Bridgestone F1 Tyre (C)Redbull Racing
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日本のブリヂストンタイヤにF1復帰の噂が広がっている。
それによれば2025年シーズンから有効になる新しいF1タイヤの独占サプライヤーを決めるFIA(国際自動車連盟)の入札に同社の名前があるというもの。

ブリヂストンがF1タイヤを供給したのは1997年から2010年までのことで、2006年末にミシュランがF1から撤退する決定を行ったため2007年から2010年までは単独サプライヤーを務めていた。
前回行われた入札では韓国のハンコック社が入札に応じたもののピレリの延長が選択されていて、今回も同社のさらなる延長が確実とみられているところだ。

FIAは6月16日に落札者を明らかにする予定としている。

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ネルソン・ピケ氏の有罪判決は控訴棄却に

Nelson Piquet (C)Williams F1
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元ウィリアムズ・チーム等で3度のチャンピオンに輝いたネルソン・ピケ氏(70歳:ブラジル)が人種差別発言をしたとして下された有罪判決について、被告側から出されていた控訴が棄却されたことがわかった。

これはピケ氏が過去に行われたインタビューで、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)に対し、人種差別的発言で誹謗中傷したというもの
判決では500万レアル(約1億2千万円)もの巨額罰金を科せられていた。

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2023/06/06

ハミルトン、メルセデスと交渉再開か

L.Hamilton & T.Wolff (C)Mercedes Motorsports
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中断されたままだったメルセデスAMGチームによるルイス・ハミルトンとの契約交渉が再開されることになりそうだ。

今シーズン末までとされる同選手の契約はすでに基本的には合意していて延長に障害はないとされているが、これまで正式発表はないままだった。
しかし今回のスペインGPで今季最高位となる2位表彰台を獲得するなど合意の機運が高まっている。

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パルクフェルメ規定違反でメルセデスに罰金

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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FIA(国際自動車連盟)は、日曜日に行われたスペインGPのレース後、規定に反してパルクフェルメの制限区域内にスタッフが立ち入ったとして1万ユーロ(約150万円)の罰金をメルセデスAMGチームに科したことを明らかにした。

それによれば、同チームはレース後のドライバーに施術を行うため表彰台裏のクールダウンルームに入ったという。
しかしこれが規定の手順に反する行動としてペナルティが科せられたもの。
なおこの件でドライバーに処分はない。

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2023/06/05

「ペナルティ悔しい」と、角田裕毅(アルファタウリ)

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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スペインGP決勝レース終盤、ほぼ8位争いを演じていた際に周冠宇(アルファロメオ)とのバトルでラバルをコース外に押し出したとして5秒のタイム・ペナルティを科せられたアルファタウリの角田裕毅は、レース後無念さを隠さかった。

「なにがしかのポイントを持って帰れると思っていたから、ペナルティを聞いた時は残念で悔しかった。
あのとき相手には十分なスペースを残していたつもりだったから、スチュワードの判定には信じられない。
ただ結論が出た以上、裁定は受け入れなくてはならないけれど」と、角田。

わずか5秒ながら、このペナルティにより角田は12位まで転落した。

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「接触は不運な状況」と、ウォルフ代表(メルセデス)

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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スペインGPで今季初となるW表彰台を獲得したメルセデスAMGチームだが、想定外のチーム内バトルがあったことに衝撃を隠せないでいる。

これについて同チームのトト・ウォルフ代表は「チームメイト同士で接触するなど絶対にあってはならないこと」と断じ、今後ドライバーに指導するとした。
今回は幸い大事にならずにすんだものの、悲願のタイトル奪還に小さな黄信号が灯った感じだ。

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スペインGPもフェルスタッペンがポールTOウィン

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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6月04日(日)15時(日本時間:22時)から2023年F1第8戦スペインGPの決勝レースがバルセロナ・サーキットを舞台に全66周の戦いが繰り広げられた。
スタート時の天候は晴れ、気温は23度、路面温度38度、路面はドライコンディションとなっている。
なおルクレール(フェラーリ)とサージェント(ウィリアムズ)はピットレーンスタートを選択している。

オープニングラップで3番手スタートだったノリスがハミルトンと接触して大きく順位を落とす。
角田は終始ポイント圏内で壮絶なバトル争いを演じ続けている。
しかし周冠宇(アルファロメオ)を押し出したとして5秒のタイム・ペナルティが通告される。

優勝は2戦連続のポールTOウィンを飾ったフェルスタッペン(レッドブル)で今季5勝目、自身通算40勝目の節目となった。
2-3位はこれが復活の兆しなのかメルセデスAMGチームのハミルトン&ラッセルが表彰台に並んだ。
以下、ペレス(レッドブル)、サインツ(フェラーリ)、ストロール(アストンマーティン)、アロンソ(アストンマーティン)、オコン(アルピーヌ)ね周冠宇(アルファロメオ)、そしてガスリー(アルピーヌ)までがポイント獲得。
続いてルクレール(フェラーリ)、ペナルティの角田裕毅(アルファタウリ)、ピアストリ(マクラーレン)、デ・フリース(アルファタウリ)、ヒュルケンバーグ(ハース)、アルボン(ウィリアムズ)、ノリス(マクラーレン)、マグヌッセン(ハース)、ボタス(アルファロメオ)、そしてサージェント(ウィリアムズ)と全車完走となった。
F1次戦は翌々週の6月18日(日)、ジル・ビルニューブ・サーキットを舞台にカナダGPが予定されている。

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2023/06/04

スペインGP修正スターティンググリッド

Start Signal (C)Mercedes Motorsports
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スペインGPのスターティンググリッドは、別掲のように予選4番手のガスリー(アルピーヌ)が計6グリッド降格のペナルティを受けたため、下記のように変更された。

【スターティンググリッド】

1. フェルスタッペン(レッドブル)
2. サインツ(フェラーリ)
3. ノリス(マクラーレン)
4. ハミルトン(メルセデス) *
5. ストロール(アストンマーティン)*
6. オコン(アルピーヌ) *
7. ヒュルケンバーグ(ハース) *
8. アロンソ(アストンマーティン) *
9. ピアストリ(マクラーレン) *
10. ガスリー(アルピーヌ) *
11. ペレス(レッドブル)
12. ラッセル(メルセデス)
13. 周冠宇(アルファロメオ)
14. デ・フリース(アルファタウリ)
15. 角田裕毅(アルファタウリ)
16. ボタス(アルファロメオ)
17. マグヌッセン(ハース)
18. アルボン(ウィリアムズ)
19. ルクレール(フェラーリ)
20. サージェント(ウィリアムズ)

【註】*印は変更になったドライバー

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ガスリー(アルピーヌ)に6グリッド降格のペナルティ

FIA
スペインGPのレーススチュワード(審査委員)はアルピーヌF1チームのピエール・ガスリーに対し、計6つのグリッド降格のペナルティを科したことを明らかにした。

それによればガスリーは3日(土)に行われたスペインGP公式予選中にスローダウンしていてアタックラップに入っていた後続車の進路を妨害したというもの。
進路妨害に問われたケースはサインツ(フェラーリ)とフェルスタッペン(レッドブル)との2件あり、それぞれ3グリッドで計6グリッドの降格ペナルティとされた。

これにより4番グリッドを得ていたガスリーは日曜日の決勝レースで10番手からのスタートになる。
なおガスリーにはこれまで累積のペナルティ・ポイントがあり、こちらの行方も注目される。

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ハンガリーGPで『子ども向けF1放送』をトライ

Stefano Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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ステファーノ・ドメニカリ/CEOは、7月のハンガリーGPで『子ども向けF1放送』をトライすることを明らかにした。

子ども向けF1放送はイギリスの『スカイ・スポーツ』がか製作、番組では元F1チャンピオンであるニコ・ロズベルグ氏がわかりすく解説に携わるという。

予定では今後イギリスやドイツ等、他のヨーロッパ地域でも計画中とのこと。
トライの主な目的は子供時代からF1に関心を持ってもらい熱心な大人のファンに育て上げることだ。

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スペインGP予選、フェルスタッペン(レッドブル)がPP

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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6月03日(土)16時(日本時間:23時)からバルセロナ・サーキットを舞台に2023年F1第8戦スペインGP公式予選が始められた。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。
ピレリは今回6種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC1、ミディアムのイエローにC2、そしてレッドのソフトにC3という硬い部類に位置する3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。
天候は曇り、Q3開始時の気温は21度、路面温度は28度、コースはドライコンディションとなっている。

ここでポールポジションを獲得したのは大本命のフェルスタッペン(レッドブル)。
最後のラップは他車のタイムをみてスロットルを戻す余裕を見せた。
前戦に続く今季4回目、自身通算27回目の快挙となった。
2番手は地元のサインツ(フェラーリ)、3番手ノリス(マクラーレン)、4番手ガスリー(アルピーヌ)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手ストロール(アストンマーティン)、7番手オコン(アルピーヌ)、8番手ヒュルケンバーグ(ハース)、9番手やはり地元のアロンソ(アストンマーティン)そして10番手にルーキーのピアストリ(マクラーレン)が並んだ。

スペインGP決勝レースは04日(日)15時(日本時間:22時)から全66周で行われる。

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2023/06/03

スペインGP予選Q2、アルファタウリ勢力尽く

引き続きスペインGP公式予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

ここでのトップはフェルスタッペン(レッドブル)続いてノリス(マクラーレン)、サインツ(フェラーリ)、ハミルトン(メルセデス)、オコン(アルピーヌ)、ピアストリ(マクラーレン)、ストロール(アストンマーティン)、アロンソ(アストンマーティン)、ガスリー(アルピーヌ)、そしてヒュルケンバーグ(ハース)までがQ3進出。

ここでの敗退はペレス(レッドブル)、ラッセル(メルセデス)、周冠宇(アルファロメオ)、デ・フリース(アルファタウリ)、角田裕毅(アルファタウリ)の5台となった。

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スペインGP予選Q1、アルファタウリ勢突破

6月03日(土)16時(日本時間:23時)からバルセロナ・サーキットを舞台に2023年F1第8戦スペインGP公式予選が始められた。
ここQ1では全20台中、下位5台がノックアウトとなる。
天候は曇り 、セッション開始時の気温は21度、路面温度24度、今のところコースはドライコンディションとなっている。

Q1開始と同時に雨粒が。
そのため全車、列を作ってコースイン。
しかし、角田裕毅がスピン。゛
他にもデ・フリースやアロンソ、アルボンらが相次いでコースアウトしたため赤旗中断。

約8分の中断を経てセッション再開。
Q1はハミルトン(メルセデス)がトップ、以下ノリス(マクラーレン)、ラッセル(メルセデス)、サインツ(フェラーリ)、ヒュルケンバーグ(ハース)。
アルファタウリ勢はデ・フリース(アルファタウリ)8番手、角田14番手でQ2進出。

ここでの敗退はボタス(アルファロメオ)、マグヌッセン(ハース)、アルボン(ウィリアムズ)、昨季のポールシッターであるルクレール(フェラーリ)、サージェント(ウィリアムズ)の5台となった。

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スペインGPフリー3回目もフェルスタッペン(レッドブル)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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6月03日(土)12時半(日本時間:19時半)からバルセロナ・サーキットを舞台に2023年F1第8戦スペインGPフリー走行3回目セッションが始められた。

天候は曇り 、セッション開始時の気温は22度、路面温度28度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは今回6種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC1、ミディアムのイエローにC2、そしてレッドのソフトにC3という硬い部類に位置する3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。

セッション開始、しかし降雨が予想されるため、各車ドライタイヤで慌ただしくコースインとなった。
開始約9分、ルーキーのサージェント(ウィリアムズ)が最終コーナーでコースアウト、グラベルベッドで進退窮まりセッションは赤旗中断となった。
折りしも降り出した小雨の影響もありサーキットは静寂に包まれたまま。

残り約30分を切ってやっと走り始めたがインターミディエイトに履き替えたものが多くなった。
ここで最速となったのはフェルスタッペン(レッドブル)。
これにペレス(レッドブル、ハミルトン(メルセデス)、サインツ(フェラーリ)、アロンソ(アストンマーティン)、ラッセル(メルセデス)、ルクレール(フェラーリ)、ボタス(アルファロメオ)、角田裕毅(アルファタウリ)、ノリス(マクラーレン)の順になった。
デ・フリース(アルファタウリ)は12番手。

この後15時(日本時間:22時)から公式予選が行われる予定となっている。

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スペインGPでポーポシング再発の懸念

Image (C)McLaren Racing
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今シーズン序盤、多くのドライバーを悩ませた2023年F1マシンのポーポシング(波動的な縦揺れ)がまた復活の兆しをみせているようだ。

この症状はドライバーにとって有害であるとの診断が報告されたため、FIA(国際自動車連盟)はフロアパネルの最低地上高をこれまでより15ミリ高くするなどの処置を施した。
しかし今回再びバルセロナ・サーキットに戻ったことにより再発が警戒されていたもの。

そして初日、マクラーレン・レーシングのノリスらはすでにポーポシングの症状が表れたと報告しているとのことだ。

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ハンガリーGPで『子ども向けF1放送』をトライ

Stefano Domenicali (C)Ferrari S.p.A
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ステファーノ・ドメニカリ/CEOは、7月のハンガリーGPで『子ども向けF1放送』をトライすることを明らかにした。

子ども向けF1放送はイギリスの『スカイ・スポーツ』がか製作、番組では元F1チャンピオンであるニコ・ロズベルグ氏がわかりすく解説に携わるという。

予定では今後イギリスやドイツ等、他のヨーロッパ地域でも計画中とのこと。
トライの主な目的は子供時代からF1に関心を持ってもらい熱心な大人のファンに育て上げることだ。

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フリー2回目、再びフェルスタッペンが最速

Barcelona Circuit (C)Pirelli Motorsport 拡大します 6月02日(金)18時(日本時間:24時)からバルセロナ・サーキットを舞台に2023年F1第8戦スペインGPフリー走行2回目セッションが始められた。
天候は曇り 、セッション開始時の気温は23度、路面温度31度、コースはドライコンディションとなっている。

 

トップタイムは1回目に続き再びフェルスタッペン(レッドブル)が記録したが、2番手との差は0.170秒とさらに縮小、包囲網が狭められた。
その筆頭に立ったのはアロンソ(アストンマーティン)。
3番手ヒュルケンバーグ(ハース)&5番手のオコン(アルピーヌ)は共にフェルスタッペンのチームメイトであるペレス(レッドブル)を囲みこんだ。

 

一方メルセデスAMG勢はラッセル8番手、ハミルトン11番手。
ルクレール&サインツのフェラーリ勢は6-7番手。
アルファタウリ勢はデ・フリース16番手、角田裕毅17番手に留まった。

 

明日03日(土)は16時(日本時間:23時)から公式予選が行われる予定となっている。

 

スペインGPフリー走行2回目の結果はこちら
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2023/06/02

スペインGPフリー1回目、フェルスタッペン最速

Barcelona Circuit (C)Pirelli Motorsport
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6月02日(金)13時半(日本時間:20時半)からバルセロナ・サーキットを舞台に2023年F1第8戦スペインGPフリー走行1回目セッションが始められた。

天候は雲り 、セッション開始時の気温は25度、路面温度43度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは今回6種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC1、ミディアムのイエローにC2、そしてレッドのソフトにC3という硬い部類に位置する3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。
なお今回のFP1とFP2ではピレリの改良型タイヤのテストも兼ねている。

好調アロンソ(アストンマーティン)を先頭にコースイン。
フェラーリの二人はサインツが旧式のものに対し、ルクレールのマシンは新開発のサイドポンツーンが装着されている。

大きなアクシデント等もなく60分間のセッションは終了、トップタイムは本命のフェルスタッペン(レッドブル)。
2番手はチームメイトのペレス(レッドブル)、3番手オコン(アルピーヌ)、4番手デ・フリース(アルファタウリ)、5番手ガスリー(アルピーヌ)、以下アロンソ(アストンマーティン)、マグヌッセン(ハース)、ルクレール(フェラーリ)、サインツ(フェラーリ)、ラッセル(メルセデス)というトップ10になった。
ハミルトン(メルセデス)は12番手、角田裕毅(アルファタウリ)は14番手だった。

このあと02日(金)17時(日本時間:24時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。

スペインGPフリー走行1回目の結果はこちら
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F1、ハイケネンとの契約を複数年延長

Heineken
F1は、『ハイケネン』との間で結んでいたグローバル・パートナー契約を複数年延長することで合意したことを明らかにした。

ハイケネンはオランダに本拠を置く世界的な規模の大手ビール会社。
F1とは2016年シーズンからパートナーシップ契約を結んでいる。
今回の主眼は同社の新製品であるノンアルコール『Heineken 0.0』のプロモーションになる模様だ。

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スペインGPの週末、土・日ににわか雨の心配も

Barcelona Circuit (C)Pirelli Motorsport
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シーズン前テストで馴染みのバルセロナ・サーキットを舞台に今週行われる2023年F1第8戦スペインGPの天気について、地元の気象台はフリー走行の金曜日は晴れないし曇りであるものの、公式予選の土曜日と決勝レースが行われる日曜日は一時にわか雨の心配があると予報している。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
6月02日(金) フリー走行 晴れないし曇り 15- 23度 20%
6月03日(土) 公式予選 曇り/にわか雨 16- 22度 70%
6月04日(日) 決勝レース 曇り/にわか雨 16- 22度 50%

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2023/06/01

スペインGPのスチュワードにデレック・ワーウィック氏

Derek Warwick (C)Renault F1 UK
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるスペインGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、ベテランのデレック・ワーウィック氏(68歳:イギリス)を指名した。

元ルノー等のF1ドライバー(最高位:2位)であるワーウィック氏のスチュワード就任は今季開幕戦のバーレーンGP以来となるもので、自身通算42回目の就任。

これは目下最多のエマニュエル・ピロ氏の43回に次ぐものになる。
>BRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)の会長も務めた同氏、フットワーク時代には日本の鈴木亜久里とチームメイトだったことでも知られる。

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メルセデス、シューマッハをテストに起用へ

Mick Schumacher (C)Mercedes Motorsports
メルセデスAMGチームはスペインGP終了後に当地バルセロナ・サーキットで行われる予定の合同テストに、前ハースF1のミック・シューマッハ(24歳:ドイツ)を起用することを明らかにした。

それによれはシューマッハはテスト2日目に登場、初めて『W14』の実車を体験することになる。
ハースF1のレースシートを失った今シーズン、シューマッハはメルセデスAMGチームのリザーブ&テストドライバーとして契約したが、これまでは専らシミュレーターでの仕事になっていた。

シューマッハは初ドライブを楽しみにしていることを隠せないでいるようだ。

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アルファタウリのドライバー候補に岩佐歩夢の名前

岩佐 歩夢 (C)Redbull Racing
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先のモナコGPでは12位完走を果たしたものの、これが今季最高位で依然としてノーポイントが続くニック・デ・フリースは苦戦している。

これについてレッドブル・グループでドライバー起用に大きな影響力を持つヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーは納得していない姿勢を明らかにした。

「デ・フリースがF2シリーズやフォーミュラEでチャンピオンを獲得したことを考えれば現在の状況には納得できていない。
その場合に備えての対策も考えているが、まずはデ・フリースに本来の力を発揮してもらうことが必要だ」と、マルコ博士。

万一デ・フリース放出となった場合の後任には、現在日本のスーパー・フォーミュラに参戦中のリアム・ローソンやF2シリーズに挑戦である岩佐歩夢らの若手に加え、グループのリザーブドライバーであるダニエル・リカルドの名前まで浮上している。

なおローソンはすでにスーパーライセンス発給資格を得ているが、岩佐は今季ランキング5位以内に入ることが必要だ。
(現在ランキング3位)

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