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2023年3月

2023/03/31

豪GPフリー2回目、アロンソ(アストンマーティン)最速

Image (C)Pirelli Motorsport
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3月31日(金)16時(日本時間:14時)からアルバートパーク・サーキットを舞台に2023年F1第3戦オーストラリアGPフリー走行2回目セッションが始められた。
天候は雨気味の曇り 、セッション開始時の気温は16度、路面温度27度、コースは今のところドライコンディションとなっている。

本格的な降雨にならないうちにと各車一斉にコースイン。
前のセッションでフロアを痛めた角田裕毅(アルファタウリ)も修復なってコースに出ている。
他方、サージェント(ウィリアムズ)はまだ作業中でガレージに留まったままだ。
開始約15分、コースの一部で雨粒が落ちてきたようだ。
その濡れた路面のせいかアロンソ、ノリスとコースアウトが相次ぐ。
全車ガレージに留まる。

結局後半はウェットコンディションでタイム更新ならず。
トップはアロンソ(アストンマーティン)で1'18.887のタイム。
これに0.445秒差でルクレール(フェラーリ)、以下フェルスタッペン(レッドブル)、ラッセル(メルセデス)、サインツ(フェラーリ)、オコン(アルピーヌ)、ペレス(レッドブル)と続いた。
ハミルトン(メルセデス)は13番手、アルファタウリ勢は角田11番手、デ・フリース17番手だった。
サージェントは走れず唯一ノータイムとなった。

明日は16時(日本時間:14時)から注目の公式予選が行われる予定となっている。

オーストラリアGPフリー走行2回目の結果はこちら
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豪GPフリー1回目、角田裕毅(アルファタウリ)にトラブル

Image (C)Pirelli Motorsport
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3月31日(金)12時半(日本時間:10時半)からアルバートパーク・サーキットを舞台に2023年F1第3戦オーストラリアGPフリー走行1回目セッションが始められた。

天候は曇り、セッション開始時の気温は18度、路面温度30度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは今回6種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC2、ミディアムのイエローにC3、そしてレッドのソフトにC4という柔らかい部類に位置する3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。

セッションが開始してもノリス(マクラーレン)のマシンはガレージで作業中で唯一ノータイムが続く。
30分経過、レッドブル勢のフェルスタッペン&ペレスが最速、ストロール(アストンマーティン)が続く。
ソフトタイヤを履いたペレス(レッドブル)がコースアウト。
さらに角田裕毅(アルファタウリ)もダートにコースアウトしてジャンプ、フロアなどマシンを痛めた模様。
36分過ぎ、赤旗中断。
角田のマシのGPS装置がトラブルで位置表示ができないためのようだ。
約10分でセッションは再開、残りは約14分。

アルファタウリはデ・フリース(アルファタウリ)14番手、フロアパネルを損傷したとみられる角田は修復のため残り走れず。
残り4分でサージェント(ウィリアムズ)が電気系のトラブルでストップ、再び赤旗中断となりこのままセッションは打ち切りとなった。
トップタイムはフェルスタッペン(レッドブル)で1'18.790とただ一人1分19秒台。
これにハミルトン(メルセデス)、ペレス(レッドブル)、アロンソ(アストンマーティン)、ルクレール(フェラーリ)、サインツ(フェラーリ)、再走なったノリス(マクラーレン)と続いた。

このあと31日(金)16時(日本時間:14時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。

オーストラリアGPフリー走行1回目の結果はこちら
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フェンスに上る行為、ペナルティ対象に

Image (C)Redbull Racing
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現在F1ではゴールの際、多くのチームでクルーがピットウォールのフェンスによじ登って喜びをアピールするが、今後これが禁止になるとイギリス・メディアが報じた。

これはオーストラリアGPのレースディレクターであるニールス・ウィティヒ氏が示唆したもので、それによれば同行為は元々ルールブックで明確に禁止されているものと、警告している。
なおペナルティが誰を対象に、どのようなものになるか具体的な例はまだ明確に示されていない。

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オーストラリアGPの週末、金曜日ににわか雨も

Melbourne Image (C)Pirelli Motorsport
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アルバートパーク・サーキットを舞台に今週行われる2023年F1第3戦オーストラリアGPの舞台地メルボルン地方の天気について、地元の気象台は公式予選の土曜日、そして決勝レースが行われる日曜日はいずれも晴れないし曇りの見込みだが、フリー走行の行われる金曜日に一時にわか雨の可能性があるとのことだ。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
3月31日(金) フリー走行 曇り一時にわか雨 11- 19度 60%
4月01日(土) 公式予選 曇り 9- 15度 20%
4月02日(日) 決勝レース 晴れないし曇り 8- 18度 10%

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2023/03/30

オーストラリアGPのスチュワードもエンリケ・ベルノルディ氏

Enrique Bernoldi (C)Ex.Arrows F1>
FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるオーストラリアGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元アロウズのF1ドライバーであるエンリケ・ベルノルディ氏(44歳:ブラジル)を指名した。

ベルノルディ氏は前戦サウジアラビアGPでもスチュワードを務めていて、これが自身通算10度目ということになる。

同氏は2001-2002年に掛けて当時のアロウズからF1参戦、最高位は8位(2001年ドイツGP)。
なお、2001年のチームメイトはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の父であるヨス・フェルスタッペンだった。

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FIA、グリッド・ボックス規定見直しへ

Start Image (C)Mercedes Motorsports 拡大します FIA(国際自動車連盟)は今季開幕2戦でペナルティ騒動のきっかけになったグリッド・ボックスについて今週のオーストラリアGPから規定を見直し、大型化させることを明らかにした。 それによればボックスの幅がこれまでより20センチ拡大すると共に、中心を表すガイドのラインを追加するという。 グリッド・ボックス違反を巡ってはバーレーンGPではオコン(アルピーヌ)が、続くサウジアラビアGPではアロンソ(アストンマーティン)にそれぞれ5秒のタイムペナルティを科せられ大きな影響を及ぼしていたもの。 FIAはこれにより問題は解決すると期待をみせている。

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不振のマクラーレンでノリスが移籍を模索か

Lando Norris (C)McLaren Group
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今季思わぬ不振でここまでまさかのノーポイントが続いているマクラーレン・レーシングだが、同チームのランド・ノリスが早くも移籍を考えているとの噂が広がっている。

ただしノリスとマクラーレンとの現在の契約は2025年末までの長期のものとされ、通常早期の移籍は考えられない。
そこで、ノリスの契約には成績条項があり、一定以下の成績の場合には解約できるとみられているものだ。

これについて聞かれたノリスはもちろん移籍を否定したということだが、噂については「F1には付きもの。
パドックにはあることないこと、無責任な噂がいつも飛び回っているよ」と交わしている。

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2023/03/29

「メルセデスのほうが強かった」と、元幹部

Paddy Lowe (C)Mercedes Motorsports
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今シーズン、ここまでの2戦を連続1-2フィニッシュで飾りその強さをみせつけるレッドブル・レーシングだが、2021年シーズンまでタイトルを独占したメルセデスAMGチームでは、かつての技術責任者が「自分たちのほうがもっと強かった」と、強弁している。

そう主張するのは以前同チームの技術部門を束ねるテクニカル・エクゼクティブ・ディレクターを務めたパディ・ロウ氏だ。
ドイツの『フォーミュラ1』の取材に、この60歳のイギリス人は「かつて常勝を誇ったメルセデスAMGチームは他の追従を許さない強さを誇った。
その戦績は、今のレッドブル勢の追従をも許さない希有のものだった」と誇った。

ただし2022年から同チームのレースドライバーに就いたジョージ・ラッセルは「今のレッドブルのほうが強い」と舌を巻いている。

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ポルシェ、2026年F1参戦計画終了の報

Porsche (C)Porsche AG
一部メディアから伝えられたポルシェよる2026年シーズンのF1参戦計画だが、今度は事前作業に当たっていたプロジェクト・チームのスタッフが異動になったことが伝えられ、事実上計画は断念に至ったと報じられている。

フランスの専門紙『オート・エブド』らが伝えるところでは当初計画したレッドブルとの契約は決裂、次に候補とされたマクラーレンとの話し合いもうまく行かず、シュツットガルトの本社から計画を断念するよう指示が出されたということだ。

なお同じVWグループであるアウディのほうはザウバー・モータースポーツに資本投入を行うなどして2026年の参戦計画に進捗をみせている。

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FIA、ペナルティ・ポイントの適用基準を緩和

FIA
FIA(国際自動車連盟)は現在行われているペナルティ・ポイント・システムについて、今シーズンからこれまでより運用の基準を緩和、トラックリミット(コース外走行)など軽微な違反については適用しない方針とした。
ペナルティ・ポイントは過去12か月以内に累計12点になるとスーパーライセンスの効力を無効に、つまり次の1戦で出場停止になるというものだが、今後はこれまでより全体緩和されることになる。

ただ、過去に遡っての見直しはないということで、今すでに6回のペナルティ・ポイントで累計10点と、危険水域に達しているピエール・ガスリー(アルピーヌ)らがこれで救済されるものではないということとだ。

なおガスリーに次ぐのは8点のストロール(アストンマーティン)、7点のアルボン(ウィリアムズ)、6点のアロンソ(アストンマーティン)となっている。

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2023/03/28

フェラーリ、「ルクレールのPU(パワーユニット)使用可能」

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームは前戦サウジアラビアGPで早くも3基目のES(バッテリー)及びCE(コントロール・エレクトロニクス)を投入。
これにより予選グリッド10番降格のペナルティを受けたが、その後の検査で開幕戦で念のため交換した最初のPU(パワーユニット)はまだ使用可能であると判断された。
これによりルクレールは残りのシーズンで1基分余裕が生まれたことになる。

これについて同チームのフレデリック・バッサー代表は「もちろんこれで1シーズンが賄える訳ではないが、いくばくかの余裕は得られたことになる」と、歓迎した。
ルクレールは開幕戦バーレーンGPの予選で今季最初となるマシントラブルに見舞われていた。

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フェルスタッペン(レッドブル)、ブランド名でナイキと対立

Image (C)Redbull Racing
将来的にアパレル・ブランド業界への進出を図っているとされるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だが、そのファッション・ブランド名を巡って業界大手のナイキ社と対立していることがわかった。

それによればフェルスタッペンがF1チャンピオンであることから『Max 1』をブランド名にするとした。
しかしこれがすでにナイキで使われている『Air Max』に類似しているとして、ベネルクスの知的財産庁を舞台に調査と報告合戦が繰り広げられているとのこと。
『Max』がフェルスタッペンの本名であるだけに判断は難しそうだ。

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ウィリアムズ、搭載PU(パワーユニット)変更の可能性

Wiliams 『FW45』 (C)Williams Racing
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F1レギュレーションでは、エンジン・サプライヤーであるマニュファクチャラーが供給できるのは最大3チームまでとされているが、現実にはメルセデスは自身のワークスチームに加え、マクラーレン、アストンマーティン、そしてウィリアムズと全4チーム体制となっている。

これは特例としてFIA(国際自動車連盟)が認めたものだが、エンジン規則が大幅に変更される2026年には見直されるものとみられている。
その場合、現在最も戦闘力を欠いていると評価されるウィリアムズが供給を打ち切られる可能性が高い。

その場合の候補に挙げられている一つがホンダだ。
かつてウィリアムズ・ホンダは一時代を席巻した名コンビだが、当時とはかなり事情が異なることもあり見通しは不透明なままだ。

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2023/03/27

アルファタウリ、再びチーム名変更の可能性も

Alphatauri 『AT04』 (C)Scuderia Alphatauri
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レッドブル・グループの一員ででレッドブル・レーシングの弟分として戦うスクーデリア・アルファタウリだが、2020年から使われてきたその名称が、再び変更になるかも知れない。

これは同グループのヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーが示唆したもので、その背景には同チームの戦績不振があるとされる。

アルファタウリはイタリア製ファッション・ブランドで、F1での活躍を舞台にファッション界での市場拡大を狙ってプロモーション活動を大きく展開してきた。
しかし2021年のコンストラクターズ・ランキング6位が最高で、今季はまだ1ポイントすら稼げず最後尾というのが現実。
同じくファッションのほうでも期待した拡大には至っていないという。
マルコ氏は「大きなテコ入れをしなくてはならない」と、改革の必要性を口にしている。

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フォース・インディアのモーターホームがオークションに

Force India Motorhome (C)Force India F1
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2008年から2018年まで参戦していたフォース・インディア・チームのモーターホームが売却されることがわかった。

それによれば販売はドイツのオークション・サイトである『イーベイ』で行われ、落札予想価格は50万ユーロ(約7千万円)とのこと。
モーターホームはバス・トイレやキッチン、ベッドルーム、応接室も完備していて、生活に困らないということだ。

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不振のマクラーレン、アゼルバイジャンGPで進化型投入へ

Image (C)Pirelli Motorsport
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今季ここまで思わぬ不振に喘ぐマクラーレン・レーシングでは、4月30日(日)に行われる第4戦アゼルバイジャンGPに大幅改良を施した『MCL60』を投入することを明らかにした。

同チームを率いるザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターは、「改良型では戦闘力のアップはもちろんだが、一足飛びに大幅させるのは困難なこと。
まず先にわれわれが解決しなくてはならないのは信頼性の向上だ。
開幕戦で直面したようなマシントラブルによるリタイヤなどあってはならないことだからね」と、説明した。

少なくともコンストラクター4位以上を狙っていた同チームにとっていまだノーポイントというのは想定外の躓きだ。

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2023/03/26

ウォルフ代表(メルセデス)、「マシンは生まれ変わる」

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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開幕2戦を終え、ランキング3位と事前の期待を裏切る戦況のメルセデスAMGチームでは、今後数か月以内に今季マシン『W14』の大幅進化型を投入することを明らかにした。

これはトト・ウォルフ代表が語ったもので、すでに同チームのマイク・エリオット/テクニカル・ディレクターにすべての分野での見直しを指示したとのことだ。

同チームではルイス・ハミルトンとの新しい契約について協議が進行中とされていたが、ここまでの思わぬ不振で交渉まで中断に追い込まれたと伝えられている。
なおハミルトンは最初のタイトルのみマクラーレンでのもので、あとの6回はすべて現メルセデスAMGチームで獲得したものだ。

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ネルソン・ピケ、人種差別発言で巨額罰金

Nelson Piquet (C)Williams F1
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元ウィリアムズ・チーム等で3度のチャンピオンにが約ネルソン・ピケ氏(70歳:ブラジル)が、人種差別発言をしたとして、地元ブラジルの裁判所から500万レアル(約1億2千万円)もの巨額罰金を科せられたことがわかった。

それによればピケ氏は過去に行われたインタビューで、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)に対し、人種差別的発言で誹謗中傷したというもの。
本人は差別する意図を否定しているが、厳罰が下された。

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アロンソ(アストンマーティン)、来季限りで引退か

Fernando Alonso (C)Aston Martin F1 Team
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一度はF1引退を表明しながらも復活、41歳という現役最高齢でかつ複数年契約を求めてアルピーヌF1からアストンマーティンへの移籍を果たしたフェルナンド・アロンソは、言葉通り2024年末までとされる現在の契約満了と共に再び引退するようだ。

これは同選手と親しいスポーツ・ジャーナリストであるアンドレア・シュラガーさんが示唆したもの。
それによれば本人は今全身全霊を掛けてF1に打ち込んでいて、その覚悟は中途半端なものではない、と讃えている。

現在、歴代最多出走記録を更新し続けるアロンソが最後に表彰台に上がったのは2021年のカタールGP以来のこと、しかし今季ここまで2戦連続で表彰台を獲得してみせている。

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2023/03/25

イタリアで2つのグランプリは2025年限りか

Monza/Bank (C)Williams F1
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フェラーリ・チームの地元でもあり、今年もイタリアGP(モンツァ)&ロマーニャGP(イモラ)と1国2グランプリ開催が認められているイタリアだが、現行の開催契約はいずれも2025年までということで、2026年以降の2グランプリ開催は危ぶまれているようだ。

懸念を示すのは同国のACN(各国のモータースポーツ権能団体)であるACI(Automibile Club d'Italie:イタリア自動車クラブ)のアンジェロ・スティッキ・ダミアーニ会長だ。
それによれば人気上昇中のF1には現在世界各地から開催希望が寄せられており、F1側が施設などハード面に加え、年々高額になるとされる開催権料についてもさらに強気になっていて、トータルの経費が増大しているとのこと。
「示される施設改修などをすべて行えば、スタンドが満員になっても赤字が免れない」と、頭を抱えているという。

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レッドブル首脳、アルファタウリ代表の更迭も示唆

Franz Tost (C)Scuderia Alphatauri
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中団グループからの脱出を図り、新型車『AT04』を投入したスクーデリア・アルファタウリだが、これまでのところ中団どころかグリッド最後尾の常連になりかねない不振に陥っているのが実状だ。

これについて親元であるレッドブル・グループでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は、独自開発に拘るフランツ・トスト代表の更迭にも言及した。

「われわれには『RB19』という優れたベンチマークがあるのだから、アルファタウリは合法の範囲内でこれを踏襲すべきだ。
現在のような不振から脱出できないのであれば、イタリアから(多くのチームが本拠とする)イギリスに移るか、チーム代表の交替、あるいはチーム売却という判断も検討しなければならない」と警告。

これについてトスト氏自身は「私もこれまで十分働いた。
いずれ身の振り方を考えなければならないだろう」と語っている。
なお同代表は角田裕毅起用の最大の理解者でもある。

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ピレリ、2025年以降のF1タイヤ供給契約に応札の意向示す

Pirelli 18inch Tyre (C)Pirelli Motorsport
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現在F1タイヤはイタリアのピレリタイヤが独占供給しているが、2024年末を以ってこれが満了になる。
これを受け、既報のようにFIA(国際自動車連盟)は2025年シーズンからの新規契約について入札を開始した。
これについてピレリタイヤはこの公募に参加する意志を明らかにしている。
ただ、事実上はすでに2025年以降もピレリから供給を受けるのが確実とみられている。

入札が成立した場合、F1だけでなく傘下のF2やF3も含め、ワンメイク化、供給契約は2027年までの3年間というものになる。

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2023/03/24

ジェームズ・キー氏、マクラーレン・レーシングから離脱

James Key (C)Scuderia Toro Rosso
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3月23日(木)、マクラーレン・レーシングは2019年から同チームでテクニカル・ディレクターを務めていたジェームズ・キー氏(51歳:イギリス)が同日付で離脱したことを明らかにした。

1996年にエンジニアとして当時のロータスでモータースポーツ・キャリアをスタートさせたキー氏は、その後ジョーダンやMF1、スパイカーF1、フォース・インディア、ザウパーやトロ・ロッソと多くのチームでキャリアを重ねたベテラン。

なお後任にはフェラーリ・チームから獲得したデビッド・サンチェス氏の加入が報告されているが、同時に技術部門の体制改革も行われるとのことだ。

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ハミルトン(メルセデス)が移籍ならフェラーリ・チーム

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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最初の1回を除けばすべてメルセデスAMGチームでタイトル獲得を重ねてきたルイス・ハミルトンだが、キャリアの最後は真紅のレーシングスーツ姿になるかも知れない。
というのも、更新確実とみられていたメルセデスAMGチームとの契約が危うくなったとみられているからだ。

タイトル奪還を期して投入された『W14』はしかしこれまでのところ不振で、7回王者を満足させるレベルにないことが発覚している。
それでも引退はないとすれば、2024年は他チームに移籍となるのが必須だが、ハミルトンを満足させられるチームは限られている。

これについてF1コメンテーターでかつて自身のチームを率いたこともあるエディ・ジョーダン氏は、「移籍なら候補はフェラーリしかない」と断言している。
「フェラーリにはハミルトンが必要で、ハミルトンにとってもキャリアを締め括るのは跳ね馬チームしかない」とのことだ。

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アロンソ、「2番目に速いのはアストンマーティン」

Fernando Alonso (C)Aston Martin F1 Team
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一時は3位表彰台の座を取り上げられるペナルティ騒動に巻き込まれたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)だったが、本人の表情は思いの他明るいものだった。

これについてアロンソは、「グリッド位置についてのペナルティは気にしていない。
横にずれていたというなら、それは僕のミスだから。
それより収穫だったのは、ペナルティの有無がどうであれ、この週末を通じてアストンマーティンのペースが良かったということだよ。
レッドブルの2台は別格として、今回これに続いて速かったのは、フェラーリでもメルセデスでもなく僕らアストンマーティンだということが示されたからね。
これからのレースでもそれを証明してみせるよ」と、2回のチャンピオンは息巻いた。

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2023/03/23

スタート位置ペナルティにドライバーから不満の声

Image (C)Pirelli Motorsport
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今年になって相次ぐスタート位置に対するグリッド降格のペナルティについて、ドライバーからは不満の声が聞かれている。

例えば開幕戦バーレーンGPではオコン(アルピーヌ)が、そして今回のサウジアラビアGPではアロンソ(アストンマーティン)がそれぞれ正規の位置からずれていたとして5秒のタイム・ペナルティが科せられた。
しかしアロンソのものは横に数センチずれていたというもので、ほとんど言い掛かりに過ぎないものだ。
更に同様の「違反」への判定は、今シーズンになってから厳しい基準になったように思える。

これについてオコンは「ずれていたとしてもメリットはない。
そもそも白線など現在のF1マシンではろくに見えやしないんだ。
一度レースディレクターもコクピットに入ってみればいい」と声を強めた。

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ポルシェ、2026年のF1新規参戦の断念決定か

Porsche (C)Porsche AG
2026年シーズンのF1新規参戦を計画していたポルシェだが、これを正式に断念したとの報道が一部メディアから伝えられた。
しかし同じVWグループのアウディが、現在アルファロメオF1を実質的に運営するザウバー・モータースポーツを買収する形で着々と計画を進めているのに対し、ポルシェのほうはマクラーレンやレッドブルなど複数の提携候補が挙げられたものの進捗をみせていないままだ。

そこで計画自体が撤回されるという報道が発生したもののようだ。
ポルシェ側からの正式発表はまだない。

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タイヤウォーマー廃止にドライバーから不安も

Tyre Warmer Image (C)Redbull Racing
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F1は2024年シーズンから主にコスト削減の面からタイヤウォーマー廃止の方向を目指していて、これにF1タイヤを独占供給するピレリタイヤも応えるべく準備を進めている。

バーレーン・サーキットで行われたシーズン前テストでは十分廃止が見込める段階に至っているとピレリも自信をみせた。

しかし一方、ドライバーの側からは依然として安全性の観点から不安を隠せないでいる者があるとのことだ。
実際にテストを担当したハミルトン(メルセデス)は、「気温が低い時には必要なグリップが得られない」との不安を披露している。

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2023/03/22

サウジアラビアGP、レース前セレモニーで失態

Saudi Image (C)RedBull Racing
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今回3回目を迎えたサウジアラビアGPだが、決勝レース前に行われたセレモニーで思わぬ失態を演じてしまったようだ。

これは同国のバンドが恒例の国歌吹奏を行なった際、素人目(耳?)にもわかるような音程外しをしてしまったもの。
これに気付いたラッセル(メルセデス)らが思わず失笑する画像がSNSで拡散されてしまったという。

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FIA、2025年からのF1タイヤ供給契約の入札開始

Pirelli Tyre (C)Pirelli Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)は2025年シーズンからのF1タイヤ供給契約の入札を開始したことを明らかにした。
契約は2027年での3年間で、F1だけでなく傘下のF2やF3シリーズにも同時に契約が結ばれることが決まっている。

2011年からF1はイタリアのミラノに本拠を置くピレリタイヤから独占供給を受けているが、2024年に現在の契約が終了するもの。
それ以前は日本のブリヂストンタイヤから独占供給を受けていた。

なお前回の更新では韓国のハンコックも応札したが、ピレりが選択されている。
今回の入札にピレリが参加するかは未定ということだ。

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フェルスタッペン(レッドブル)、「信頼性に問題は深刻」

All Staff (C)Redbull Racing
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終わってみれば1-2勝利と最高のリザルトを手にしたレッドブル・レーシングだったが、レース後みせたフェルスタッペンの顔色は浮かないものだった。

というのもフェルスタッペンは前日の予選でドライブシャフトとみられる駆動系のトラブルに見舞われ、Q2でアタックできずにノックアウトとなり、なんと15番グリッドからのスタートを強いられたからだ。

同選手は「今回はたまたま2位という望外の結果が得られたが、信頼性にバグがあるとチャンピオンシップ争いの上では命取りになりかねない」と、不安を吐露した。
また「2位を目標に戦っている訳ではない」と、チャンピオンらしい言葉も付け加えた。

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2023/03/21

ラッセル(メルセデス)、4位裁定に「満足」

George Russell (C)Mercedes Motorsports
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混乱を極めたサウジアラビアGPでの裁定の結果、一度は手にした3位表彰台が無効になったメルセデスAMGチームのジョージ・ラッセルだが、本人はこの結果に「満足している」とコメントした。

「週末全体を通してのパフォーマンスには満足しているよ。
そりゃあ僕だって3位になれるなら、と思ってプッシュしたけれど、でも今日のアロンソはとても素晴らしく、彼は十分に表彰台に上がる資格を持っていた。
でも次のレースではお返ししたいものだね」と、語っている。

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混乱のFIA(国際自動車連盟)、ルール明確化へ

FIA
今回サウジアラビアGP決勝レース終了後に北アロンソ(アストンマーティン)を巡る裁定の混乱を受け、FIA(国際自動車連盟)はよりルールを明確化することを明らかにした。

アロンソはレース開始時スターティンググリッドに着いた際、正規の位置より左にずれて止まり、これにより5秒のタイムペナルティが科せられたが、これを消化するためのピットストップでも規定に反して車両にクルーが触れたとしてさらに10秒のペナルティを受けて、このため3位表彰台を失うなど混乱を極めた。

最終的に追加のペナルティは取り消され、アロンソは3位を得たが、一連の混乱は世界に向け話題を呼んでしまい、今後に向けての対策が求められているもの。

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角田裕毅(アルファタウリ)、「あと4周だったのに」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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サウジアラビアGP決勝レースでは、11位フィニッシュと惜しくもポイント獲得を逸した角田裕毅(アルファタウリ)は、レース後次のように振り返った。

「レース終盤はほとんど中団グループで争っていたし、実際残り4周まではポイント圏内を走っていたのでこの結果は悔しい。
とてもフラストレーションが溜まったよ。
ただレースでは戦術も良かったし、みんなが素晴らしい仕事をしてくれたよ。
その意味でもポイント獲得のチャンスを逸したのは残念だ。
でもメルボルン(次戦オーストラリアGP)ではもっとやれると期待しているんだ」

チームの今季初ポイント獲得の戦闘力向上に向け時間はない。

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2023/03/20

アロンソ(アストンマーティン)へのペナルティ取り消し

FIA(国際自動車連盟)は、レース後アストンマーティンF1チームから出されたフェルナンド・アロンソに対する降格ペナルティ(10秒加算)への抗議についてこれを認めた。

これによりアロンソは4位から3位に復活。
ポイント・ランキングでも3位30ポイントが認められた。

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サウジアラビアGPはペレス(レッドブル)がポールTOウィン

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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3月19日(日)20時(日本時間:翌2時)から2023年F1第2戦サウジアラビアGPの決勝レースがジェッダ市街地特設コースを舞台に全50周で行われた。
スタート時の天候は晴れ、気温は26度、路面温度33度、路面はドライコンディションとなっている。

なお予選でトラブルに見舞われたフェルスタッペン(レッドブル)は駆動系の故障ということからギヤボックス等を交換したということで、15番手から挽回を期す。
またルクレール(フェラーリ)は既報のように今季3基目のCE(コントロール・エレクトロニクス)投入ということでグリッド10番降格により12番手からのスタートとなる。

スタートでアロンソがペレスをかわしてトッフに立つ。
しかしスタート位置が左にずれていたということでアロンソに5秒ペナルティの通告、順位を戻す。
ハミルトンに不必要なライン変更で白黒旗。
16周目、ストロール(アストンマーティン)が白煙を上げてストップしセーフティカー。
この間に多くがピットストップ
21周目、セーフティカー解除。
25周目にはフェルスタッペンがアロンソを抜いて2位に。
早くもレッドブル勢が1-2体制を築く。
アルボン(ウィリアムズ)がブレーキトラブルを訴えスローダウン。

50周のレースをトップでチェッカーフラッグを受けたのはポールスタートのペレス(レッドブル)。
昨年のシンガポールGP以来で自身通算5回目の快挙となった。
2位は15番手から猛追をみせたフェルスタッペン(レッドブル)。
最後にファステストラップを記録してポイント・リーダーを死守してみせた。
3位は開幕戦に続いて3位になったアロンソ(アストンマーティン)。
しかしその後の裁定でセーフティカー時に5秒のペナルティをクリアしたとして10秒のタイムペナルティが科せられ4位に転落、4位だったラッセル(メルセデス)と順位を入れ替える結果に。
以下、5位ハミルトン(メルセデス)、6位サインツ(フェラーリ)、7位ルクレール(フェラーリ)、8位オコン(アルピーヌ)、9位ガスリー(アルピーヌ)、10位マグヌッセン(ハース)までが入賞。

11位に開幕戦に続き惜しくもポイント獲得を逸した角田裕毅(アルファタウリ)、12位ヒュルケンバーグ(ハース)、13位周冠宇(アルファロメオ)、14位デ・フリース(アルファタウリ)、15位熾烈なチーム内バトルを制したピアストリ(マクラーレン)、16位サージェント(ウィリアムズ)、17位ノリス(マクラーレン)、18位ボタス(アルファロメオ)までが完走。
リタイヤはアルボン(ウィリアムズ)とストロール(アストンマーティン)の2台となった。

F1第3戦は2週間後の4月2日(日)、アルバートパーク特設コースを舞台にオーストラリアGPが予定されている。

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2023/03/19

角田裕毅(アルファタウリ)、「0.01秒及ばなかった」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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昨年はトラブルもあり散々な結果に終わったサウジアラビアGPだが、今年の予選でも角田裕毅(アルファタウリ)にとっては苦戦となった。

Q3進出を目標にまず臨んだ予選Q1で角田の出したベストタイムは1'29.939。
これはこの時点では15番手で、ギリギリQ2進出が望めるものだった。
しかしその後ボタス(アルファロメオ)が1'29.929をマークしたため角田は突破圏外の16番手に転落、わずか0.01秒差で涙を飲む結果になった。

角田は「0.01秒差というのは残念だけど、予選Q3までいくにはまだグリップやパフォーマンスが足りないのが事実。
それでも少しずつ調子は上向いているので期待は失っていない。
明日の決勝レースではポイント獲得が争えたらいいね」と、希望をみせた。

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サウジアラビアGP予選はペレス(レッドブル)がPP獲得

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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3月18日(土)20時(日本時間:翌2時)からジェッダ市街地特設コースを舞台に2023年F1第2戦サウジアラビアGPの公式予選が行われた。

18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。
天候は晴れ、Q3開始時の気温は27度、路面温度は31度、コースはドライコンディションとなっている。

大本命だったフェルスタッペン(レッドブル)を欠いて行われた予選Q3。
アロンソ、ルクレール、そしてペレスと目まぐるしくトップが入れ替わる。
結局ポールポジションはチームメイトの不在をみごとカバーしてみせたペレス(レッドブル)。
自身2度目のポールだが、前回も去年の同じサウジアラビアGPでのものだった。

2番手にはルクレール(フェラーリ)が入ったが、既報のように今季3基目のCE(コントロール・エレクトロニクス)投入で明日の決勝レースではグリッド10番降格のペナルティが決まっている。
3番手アロンソ(アストンマーティン)、決勝レースでは繰り上がってフロントロウからのスタートとなる。
4番手ラッセル(メルセデス)、5番手サインツ(フェラーリ)、6番手ストロール(アストンマーティン)、7番手オコン(アルピーヌ)、8番手ハミルトン(メルセデス)、9番手大健闘の新人ピアストリ(マクラーレン)、10番手はガスリー(アルピーヌ)というトップ10になった。

サウジアラビアGP決勝レースは19日(日)20時(日本時間:翌2時)から全50周で行われる。

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予選Q2、フェルスタッペン(レッドブル)にトラブル

引き続きサウジアラビアGP予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

1回目の走行でなんとフェルスタッペン(レッドブル)にマシントラブル発生、スロー走行でガレージに戻ったもののマシンから降りる。

このセッション、トップにはペレス(レッドブル)の名前。
以下、アロンソ(アストンマーティン)、ルクレール(フェラーリ)、サインツ(フェラーリ)、ストロール(アストンマーティン)、ラッセル(メルセデス)、オコン(アルピーヌ)、ハミルトン(メルセデス)、ピアストリ(マクラーレン)、そしてガスリー(アルピーヌ)までがQ3進出。

ここでの敗退はヒュルケンバーグ(ハース)、周冠宇(アルファロメオ)、マグヌッセン(ハース)、ボタス(アルファロメオ)、そしてノータイムに終わったフェルスタッペン(レッドブル)の5台となった。

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予選Q1、角田裕毅(アルファタウリ)届かず

3月18日(土)20時(日本時間:翌2時)からサウジアラビアGPの予選Q1が始められた。
18分間で行われるここでは全20台中、下位5台がノックアウトとなる。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は27度、路面温度は31度、コースはドライコンディションとなっている。

アルボン(ウィリアムズ)を先頭にアタック開始。
FP3をマシントラブルで走れなかったデ・フリース(アルファタウリ)が派手にスピン、コースアウト。
サージェント(ウィリアムズ)がスピンしてイエローコーションに。

トップタイムはフェルスタッペン(レッドブル)、これにペレス(レッドブル)、
アロンソ(アストンマーティン)、ストロール(アストンマーティン)、ルクレール(フェラーリ)と続いた。

ここでの敗退は角田裕毅(アルファタウリ)、アルボン(ウィリアムズ)、デ・フリース(アルファタウリ)、ウォールにヒットしたノリス(マクラーレン)、そしてトラックリミット゛タイム取り消しとなったサージェント(ウィリアムズ)の5台となった。

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サウジアラビアGPフリー3回目、アルファタウリ勢精彩を欠く

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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3月18日(土)16時30分(日本時間:22時30分)からジェッダ市街地特設コースを舞台に2023年F1第2戦サウジアラビアGPのフリー走行3回目セッションが行われた。

アルファタウリのデ・フリースは残念ながらエンジン関連のトラブルということでマシンはガレージでウマに乗せられたまま。
ここでもこれまで同様、フェルスタッペン(レッドブル)の速さが目立つもとなった。
同選手のベストタイムは1'28.660とただ一人1分28秒台に入れてみせた。
2番手もチームメイトのペレスでこちらは1'29.095がベストタイム。
これにアロンソ&ストロールのアストンマーティン勢が続き、マシンの好調さをみせた。以下、ハミルトン(メルセデス)、ルクレール(フェラーリ)、ノリス(マクラーレン)、ピアストリ(マクラーレン)、ガスリー(アルピーヌ)、サインツ(フェラーリ)と続いた。
アルファタウリ勢は角田裕毅が19番手、デ・フリースは出走できないまま終えた。

この後、20時(日本時間:翌2時)から注目の公式予選が行われる予定となっている。

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2023/03/18

角田裕毅(アルファタウリ)「差は小さいし、時間はまだある」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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サウジアラビアGP初日のフリー走行で、1回目は10番手、2回目は13番手タイムとなったスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、次のように語っている。

「とりあえずの目標はQ3進出(10番手以内)だけれど、この辺りのせめぎ合いはとても厳しい。
初日の感触ではライバルたちに比べてまだ戦闘力がわずかに劣っているようだ。
でも差は小さいし、時間もあるのでエンジニア達とデータを解析してパフォーマンスを改善したいと思っている。
それでも前戦よりは今回のほうがましさ」

バーレーンGPの予選では14番手でQ3進出はならなかった。

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フリー2回目、アロンソ(アストンマーティン)が2番手タイム

Jedda Circuit (C)Pirelli Motorsport
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3月17日(金)16時(日本時間:翌2時)からジェッダ市街地特設コースを舞台に2023年F1第2戦サウジアラビアGPフリー走行2回目セッションが始められた。

天候は晴れ 、セッション開始時の気温は26度、路面温度32度、コースはドライコンディションとなっている。
この時間帯が明日土曜日は公式予選と、また明後日日曜日には決勝レースの時間と重なるため、各チーム共にアタックラップとロングラン両方を精力的にこなした。

それでも最速はやはりフェルスタッペン(レッドブル)で1'29.603、これに0.208秒差でアロンソ(アストンマーティン)、3番手はペレス(レッドブル)、以下オコン(アルピーヌ)、ラッセル(メルセデス)、ガスリー(アルピーヌ)、ストロール(アストンマーティン)、ヒュルケンバーグ(ハース)、ルクレール(フェラーリ)そしてサインツ(フェラーリ)と続いた。
アルファタウリは角田13番手、デ・フリース17番手だった。
明日は20時(日本時間:翌2時)から注目の公式予選が行われる予定となっている。

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サウジアラビアGPフリー1回目、角田裕毅は10番手

Jedda Circuit (C)Pirelli Motorsport
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3月17日(金)16時半(日本時間:22時半)からジェッダ市街地特設コースを舞台に2023年F1第2戦サウジアラビアGPフリー走行1回目セッションが始められた。

ピレリは今回C0からC5まで6種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC2、ミディアムのイエローにC3、そしてレッドのソフトにC4という柔らかい部類に位置する3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。
なお別掲のようにルクレール(フェラーリ)はすでに3基目のCE(コントロール・エレクトロニクス)投入のため予選グリッド10番降格のペナルティが決まっている。

このセッション、開幕戦バーレーンGPで表彰台に上がった3人がそのままここでもトップ3を占めるという結果になった。
また上位がチーム別に並んだことも興味深い。
つまり1-2位がレッドブル勢でフェルスタッペン&ペレス、3-4位アストンマーティンのアロンソ&ストロール、5-6位メルセデスAMGのラッセル&ハミルトン、これにサインツ(フェラーリ)、ガスリー(アルピーヌ)、アルボン(ウィリアムズ)、角田裕毅(アルファタウリ)と続いた。

このあと17日(金)20時(日本時間:翌2時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。

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2023/03/17

サウジGP欠場の危機だったフェルスタッペン(レッドブル)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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今季第1戦バーレーンGPに続き、連勝を狙う昨季の王者フェルスタッペン(レッドブル)だが、開幕戦後に体調を崩し、最悪サウジアラビアGP欠場の危機にあったことがわかった。
それによれば病名は『急性胃腸炎』ということで、現地入りが義務付けられている木曜日のスケジュール前の渡航が一時目途がつかなかったという。

幸い体調は回復し、後遺症もなく金曜日の走行には間に合うとのことだ。

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オーストリアGP、新契約で2027年まで開催延長に

Redbull Ring (C)Redbull Racing
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F1は2023年に満了するレッドブルリンクでのオーストリアGP開催について、新たな4年契約を結んだことを明らかにした。
これにより2027年までの開催が確定したことになる。

オーストリアはレッドブル・グループの本拠地であり、またフェルスタッペン(レッドブル)の母国オランダとも近いことからF1人気が沸騰しているところでオレンジ・アーミーが多数出現する人気のグランプリだ。

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サウジアラビアGPの週末、3日間ともに雨の心配はなし

Jeddah Circuit (C)Pirelli Motorsport
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ジェッダ市街地特設コースを舞台に今週行われる2023年F1第2戦サウジアラビアGPの舞台地ジェッダ地方の天気について、地元の気象台はフリー走行の金曜日、公式予選の土曜日、そして決勝レースが行われる日曜日いずれもほぼ晴れの見込みで雨が降る心配はないとしている。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
3月17日(金) フリー走行 晴れ 22- 31度 0%
3月18日(土) 公式予選 晴れないし曇り 22- 32度 0%
3月19日(日) 決勝レース 晴れ 22- 32度 0%

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2023/03/16

ルクレール(フェラーリ)、予選グリッド10番降格確定

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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まだ第2戦のサウジアラビアGPを迎えるにあたり、シャルル・ルクレール(フェラーリ)は予選グリッド10番降格のペナルティを受けることが確定した。

これは早くもルクレールが今シーズン3基目となるCE(コントロール・エレクトロニクス)を投入するためだ。
ルクレールのマシンはすでに前戦バーレーンGPでそれぞれ規定一杯となる2基ずつのES(バッテリー)及びCE(コントロール・エレクトロニクス)が投入されている。

開幕戦をマシントラブルにより3強6人で唯一リタイヤを余儀なくされたルクレールにとって、サウジアラビアGPでも再び苦しい戦いを強いられることになった。

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サウジアラビアGPのスチュワードにエンリケ・ベルノルディ氏

Enrique Bernoldi (C)Ex.Arrows F1
FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるサウジアラビアGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元アロウズのF1ドライバーであるエンリケ・ベルノルディ氏(44歳:ブラジル)を指名した。

ベルノルディ氏がスチュワードを務めるのは昨年の第19戦アメリカGP以来となるもので、これが自身通算9度目ということになる。

同氏は2001-2002年に掛けて当時のアロウズからF1参戦、最高位は8位(2001年ドイツGP)。
なお、2001年のチームメイトはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の父であるヨス・フェルスタッペンだった。

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ウィリアムズ、今年のうちにパワーユニット供給元決定

James Vowles (C)Williams Racing
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現在メルセデス製パワーユニットを搭載して戦っているウィリアムズ・レーシングだが、大きくエンジン・レギュレーションが変更となる2026年以降については未定、今年中に決定しいたとしている。

これは新しく同チームの代表に就いたジェームズ・ボウルズ氏が明らかにしたもの。
それによれば自身の古巣でもあるメルセデスAMGとは良好な関係を維持しているものの、勢力図が大きく変動するであろう新時代はまったく白紙から契約がスタートするという。

選択肢は現行のメルセデス以外にもフェラーリやルノー、そして復帰すればホンダ、さらにはアウディという可能性もある。
ここ数年戦闘力を欠いているウィリアムズにとって、これまでのようなカスタマー体制ではなく、ワークスに準ずる待遇のポジションが切望されるところだ。

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2023/03/15

フェルスタッペン(レッドブル)、31歳でF1引退も

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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17歳でF1デビュー、18歳の時にはすでに初勝利を記録した現王者マックス・フェルスタッペンは現在まだ25歳だが、所属するレッドブル・レーシングとの間で2028年シーズンまでの長期契約を結んでいるとされる。
それでまだ契約満了時には31歳というF1ドライバーとして脂の乗りきった年令であるもののそこでF1から引退する可能性を示唆している。

これについて同陣営でドライバー契約に大きな影響力を持つヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーは、「フェルスタッペンの感覚は普通のドライバーとは異なるものかも知れない。
現在の契約を終えて、彼がやり尽くしたと感じれば何歳であろうとも辞めてしまうだろう。
彼はそういう判断ができる男なんだ」と、語っている。

ちなみに22歳でF1デビューした父親のヨス・フェルスタッペン氏が引退したのも31歳の時だったので、息子を引き留めても説得力がないかも知れない。

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エクレストン氏、「ホーナーなら後継者に適任」

C.Horner & B.Ecclestone (C)RedBull Racing
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かつてFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)代表としてF1をリードしたバーニー・エクレストン氏(92歳:イギリス)が、後継者に現レッドブル・レーシング代表であるクリスチャン・ホーナー氏(49歳:イギリス)の名前を挙げ、注目されている。

これはイギリスの有力紙『テレグラフ』に語ったもの。
エクレストン氏の見解では、ドライバー出身の人間はおしなべて視野が狭く、大きな仕事をするには不向きというもの。
一方、チーム代表という組織をまとめる仕事柄、ホーナー氏を高く買っているという。
ただしフェラーリ出身のステファーノ・ドメニカリ/CEOの現職への選出については、自身は関与していないと断じた。

なおF1がリバティ・メディアの手に渡って以降、エクレストン氏にかつてのような影響力はない。

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ニック・チェスター(元ルノー)、アンドレッティ・グローバルに参画

Nick Chester (C)Renault F1 UK
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元ルノー・チームでテクニカル・ディレクターを務めたニック・チェスター氏が、新規参戦を目論むアンドレッティ親子の『アンドレッティ・グローバル』に参画したと報じられ注目されている。

ルノー・スポールによるかつてのワークス参戦を技術部門の中心人物の一人として支えたチェスター氏は、ルノーが参戦を終えた後もチームを引き継いだ新生ロータス・チームで活躍した。
さらにメルセデスAMGではフォーミュラE参戦に携わっている。

一方アンドレッティ・グローバルは11番目のチームとしてF1参戦に向け活動を広げている際中。
チェスターの豊富な経験をチームのプロジェクト実現に活かしたいところだ。

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2023/03/14

マクラーレン代表、レッドブル・ファクトリー訪問発覚

Andrea Stella (C)McLaren Racing
2026年シーズン以降のPU(パワーユニット)供給について、レッドブルと交渉しているのでは、と噂になっているマクラーレン・レーシングのアンドレア・ステラ代表が、すでにRBPT(レッドブル・パワートレインズ)のファクトリーを実際に訪問していたことを認めた。

現在メルセデス製パワーユニットを搭載して戦っているマクラーレン・レーシングだが、レギュレーションが大きく変わる2026年以降についてはまだ白紙ということで、他にもホンダと再びコンタクトを取っているとの情報も伝えられている。
これについて同代表は「可能性があるのであればわれわれはそのすべてを選択肢として検討する」と、報道を否定しなかった。

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「レッドブルが表彰台独占」と、マルコ博士

Helmut Marko (C)RedBull Racing
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レッドブル・グループでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士が開幕戦バーレーンGPの結果について言及、「レッドブルが表彰台を独占した」と、皮肉った。

同氏によれば、今回アロンソ(アストンマーティン)の手により3位に入った『AMR23』はレッドブルのマシンに酷似していて、「緑に塗られたレッドブル」と揶揄したものだ。

それを裏付けるように、レッドブルで空力責任者を務めたダン・ファローズ氏が、昨年の4月にアストンマーティン陣営に移籍したことが挙げられている。
F1ではこうした騒動は以前から繰り返されてきたことではある。

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つまづいたフェラーリに、また不協和音か

Ferrari Factory Image (C)Ferrari S.p.A
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今年こそ、悲願のタイトル奪還へと好スタートを切りたかったフェラーリ・チームだったが、サインツが4位で表彰台に届かず、ルクレールに至ってはマシントラブルで完走すらままならないという結果に終わった。

そうなると必ず出て来るのがこのチーム伝統(?)のお家騒動だ。
昨シーズンは久々にコンストラクターズ・ランキング2位を奪取したのにも関わらずチーム代表のマッティア・ビノット氏が更迭されるという人事が行われたのは記憶に新しいところ。

そうして名門復活を期した今シーズンだったが、シーズン前テストの段階から不安がガレージの空気を支配していたという。
迎えた開幕戦でリタイヤを余儀なくされたルクレールは現体制でタイトル争いは戦えないとフェラーリ・グループの総帥であるジョン・エルカン会長に直訴したと伝えられている。

噂ではローレン・メキーズ/スポーティング・ディレクターが不振の標的に挙げられているとのことで、近々春がまだ来ぬマラネロで粛正劇が演じられるかも知れない。

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2023/03/13

まだまだ列を成す、F1新規開催希望国

Image (C)Pirelli Motorsport
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今シーズン、F1は全23戦と史上最多の開催スケジュールが予定されているが、他にも開催を希望する国ないし地域が列を成しているということだ。

これはF1のステファーノ・ドメニカリ/CEOが語ったもので、それによれば希望しているのは南アフリカや韓国などの復活組に加え、スペインのマドリッドやパナマなど新規開催組などであるという。

新型コロナウイルスの影響で中止となった中国では中国人初のF1ドライバーである周冠宇(アルファロメオ)の参戦で注目されているが、中国関連のスポンサーは逆に減少していることがマイナスか。
また韓国GPは過去に開催契約の破談という不祥事から、敬遠する向きもあるようだ。
一方潤沢な資金を持つ中東などではまだ拡大の動きもみられるという。

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モンテカルロ、コース大規模再舗装へ

Monaco GP Scene (C)Pirelli Motorsport
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F1モナコGPの開催地として知られるモナコ公国は、その舞台であるモンテカルロ市街地コースの路面を再舗装する工事を始めたことを明らかにした。

それによれば工事は1周3.337キロのほぼコース前半大部分をカバーするという大規模なもの。
ただ普段コースは市民の生活道路となっているため、舗装工事は夜間に限られるとのこと。
工事はフォーミュラEレースが行われる5月6日(土)までに完了させる予定という。
ちなみに昨年のモナコGPのウィナーはセルジオ・ペレス(レッドブル)だ。

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マクラーレン・レーシング、期待の風洞設備が完成

McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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マクラーレン・レーシングのジェームズ・キー/テクニカル・ディレクターは、かねて本拠地ウォーキングに建設中だった新設計の風洞設備が完成したことを明らかにした。

当初の予定では2021年には稼働とされていたため、この間はドイツのケルンにあるTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)の設備をレンタルして凌いでいたもの。

ただ風洞設備は他のデータとの合理性を整える必要があるなど、実際に活用するまでは多くの時間が必要とされる。
加えて近年のモーターレーシングでは実車を使わずコンピュータによるCFD(計算流体力学)を用いた開発が主流になっているのが実状だ。

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2023/03/12

成績上昇で株価も上がったアストンマーティン

Fernando Alonso (C)Aston Martin F1 Team
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2023年開幕戦バーレーンGPで、アロンソが3位表彰台、怪我で体調が万全でなかったストロールも6位入賞で気を吐いたアストンマーティンF1チームの活躍で、なんとチームの母体である自動車メーカーとしてのアストンマーティン社の株価にまで影響があったということだ。

メディアが伝えるところによれば、バーレーンGPの期間中、同社の株価は15%も急上昇したということで、皮肉なことにこれには同社の大口株主でもあるトト・ウォルフ代表(メルセデス)も笑みを隠せなかった様子。
その一方で同チームの今季マシン『AMR23』がレッドブルのコピーという噂もあることでこちらの幹部は複雑な表情を隠せないでいる。

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クレア・ウィリアムズさん、ブランド・アンバサダーに

Claire Williams (C)Williams F1
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ウィリアムズ・グループで副代表を務めたクレア・ウィリアムズさん(46歳:イギリス)が、同グループを母体としたWAET(ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング・テクノロジーズ)のブランド・アンバサダーに就くことが報じられた。

1977年にF1参戦を果たしたウィリアムズはプライベートチームの雄として数々の戦績を残したが、財政破綻、現在はアメリカの投資会社『ドリルトン・キャピタル』が所有となっている。
クレアさんもグループから離れていたが、今回ほぼ復帰ということになる。
なおクレアさんはチームの創設者である故フランク・ウィリアムズ氏の娘だ。

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新しい予選タイヤ方式にドライバーから異論も

Pirelli Tyre (C)Pirelli Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)は公式予選時に使うタイヤについて、5月のロマーニャGPで新しいフォーマットをテストする方針を示したが、それによれば予選Q1ではハードを、Q2ではミディアム、そしてQ3ではソフトを全ドライバーが使用しなければならないことになる。
しかしこれに早くもドライバーから懸念の声が聞かれているという。

例えば予選Q1では全車ハードタイヤの使用が義務付けられていることについて、もし天候などにより路面温度が想定より低かった場合、コントロールが低下しドライバーらの安全が脅かされるというものだ。

FIAはコスト削減を目指しいちグランプリで使われるタイヤセットの削減を目指す考えとみられるが、こうした指摘について、「すべてのケースを考慮し、真摯な安全対策を講じていく」と、前向きな姿勢をみせている。

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2023/03/11

サージェント(ウィリアムズ)、初レースは「脱水症状」

Logan Sargeant (C)Williams Racing
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念願叶い、2023年開幕戦バーレーンGPでF1初レースを体験したウィリアムズ・レーシングのローガン・サージェントだが、フィジカル面ではかなりきつかったことを認めた。

「F1は首に負担が掛かるというのはわかっていたため事前にトレーニングを重ねていたのでなんとか大丈夫だった。
4コーナー先の高速コーナーでも耐えることができたよ。
でもコクピットの中は思ったより暑く、それが身体的には堪えたね。
それでもレースを戦っているうちはアドレナリンが出ているので持っていたけれど、フィニッシュたらもうガックリ。
完全な脱水症状に見舞われていたんだ」と、21歳のアメリカ人F1ドライバー。
F1がF2より格段にハードであることを痛感していた。

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メルセデスAMGチーム内部に懸念される不協和音

L.Hamilton & T.Wolff (C)Mercedes Motorsports
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今季こそタイトル奪還を期し、好スタートが期待されたメルセデスAMGチームだったが、開幕戦ではライバルたちに後れを取った形で終えた。
これに伴い、早くもメディアからはチーム内部の不協和音が聞こえてきた。

それによれば同チームのルイス・ハミルトンが、2023年マシン『W14』の開発時適切なアドバイスを表明したにもかかわらず、提言は採り入れられることがなく、それが開幕戦での出遅れに繋がったと、不満を述べているというもの。

一方報道を受けたチーム側ではトト・ウォルフ代表が「ハミルトンの意見はすべて検討されて、正すべきものについては適切にマシンに」反映されている」と、噂の否定に躍起。
騒動の解決には、いち早くマシンの戦闘力復活が必須となっている。

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フェラーリ、主要エンジニア離脱の痛手

Ferrari Prancing Horse (C)Ferrari S.p.A
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イタリアの専門紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』らが報じたところによれば、フェラーリ・チームでビークルコンセプト責任者を務めるデビッド・サンチェス氏が同チームを離脱するということだ。

フランス生まれのサンチェス氏はルノーやマクラーレン等でジュニア・エアロダイナミシストとして活躍、2012年に跳ね馬チーム入りした同氏はエアロダイナミックスの責任者として『F1-75』を成功に導いたとされる。

移籍先についてはまだ明確でないが、イギリスに本拠を置くチームと噂されている。
いずれにせよタイトル奪還を悲願とするフェラーリ・チームにとって大きな痛手となりそうだ。

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2023/03/10

F2、F1に先駈け持続可能燃料に

F2 Image (C)Honda Racing
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FIA(国際自動車連盟)は、F1傘下のF2及びF3シリーズについて、今シーズンから燃料の55%を持続可能燃料に切り替えたことを明らかにした。
これは2026年から100%持続可能燃料とする予定のF1よりも先行するものだ。

地球環境を護る観点から、自動車産業ばかりでなくモータースポーツにおいても温暖化対策が叫ばれているが、F2らがF1の先兵になる形だ。

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FIA会長の子息が交通事故死

FIA
FIA(国際自動車連盟)は、モハメド・ビン・スライエム会長の子息が交通事故死したことを確認した。

それによれば同会長の息子であるサイフ氏は、7日(火)UAE(アラブ首長国連邦)のドバイで交通事故に巻き込まれ、死亡したとのこと。
サイフ氏もモータースポーツの愛好家で、F4レースではオスカー・ピアストリ(マクラーレン)らとレースを戦ったこともあるという。

なおこの件についてFIAは公務ではないとして、これ以上のコメントはないとしている。

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足の指も骨折していたストロール(アストンマーティン)

Lance Stroll (C)Aston Martin F1 Team
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開幕間近の自主トレーニング中にスペインで自転車事故に見舞われたランス・ストロール(アストンマーティン)だったが、伝えられた以上に怪我は大きいものだったことがわかってきた。
事故は自転車で頭から転倒したというもので、手首の骨折に気付いたストロールはマラガからバルセロナの2輪モトGPで著名な医師の元に急行、緊急手当を受けたということだ。

怪我は両手首の骨折だけでなく右足の親指まで折れていたということで、開幕戦に無事出走できたのが信じられないほどのダメージだった。
そのバーレーンGPでみごと6位入賞を遂げたストロールだったが、ゴール後はほとんど意識を失う状況だったということだ。

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2023/03/09

アンドレッティ・グローバル、「チーム買収は困難」

Andretti F1 Image (C)Andretti Global
悲願のF1新規参入計画がF1チーム側の抵抗により難航しているアンドレッティ・グローバルだが、代替案として噂に挙がっている既存チームの買収にも進展がみられないことを明かした。

これは、当初ウィリアムズ・レーシング、その後はアルファタウリを対象として買収案が報じられたものだが、中心人物のマイケル・アンドレッティ氏は「いずれも伝えられたような買収の俎上に挙げられている事実はない」として否定した。
既存チームの抵抗は詰まるところ分配金の減少であることから、新規参入の費用を拡大する落としどころも検討されているようだ。

同チームはすでにアルピーヌからのパワーユニット供給で合意を取り付け、『キャデラック』ブランドのバッジを付ける計画も進んでいる。

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アウディF1、ミック・シューマッハとコンタクトの噂

Mick Schumacher (C)Haas F1 Team
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2026年シーズンからF1参入を計画しているとされるアウディ・チームが、すでにミック・シューマッハと初期段階の交渉を進めるべく接触を持ったという噂が流れた。

ザウスバーは現在アルファロメオF1チームの母体となって参戦を支援しているが、一方でアウディが買収を図って参戦体制を整いつつあるとみられる。
計画が順調に進捗すれば予定より早くシューマッハの復帰が決まるかも知れないというもの。
ただアウディ側はこうした噂についてコメントをしていない。

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公式予選での新しいタイヤルールをテストへ

Pirelli Tyre (C)Pirelli Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)は、今年5月にイモラ・サーキットで行われるロマーニャGPで、新しいタイヤルールでの公式予選をトライすることを明らかにした。

それによれば、現在は公式予選時のタイヤは角セッション自由に選択できることになっているが、新たにトライするルールでは予選Q1ではハードを、Q2ではミディアム、そしてQ3ではソフトを全ドライバーが使用しなければならないことになる。

FIAはこれにより通常いちグランプリに計13セット供給されているタイヤを計11セットに削減できるという。
なおこのトライは今シーズン中にもう一戦予定されていて、ハンガリーGP(ハンガロリンク)ないしベルギーGP(スパフランコルシャン)が有力視されているとのことだ。

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2023/03/08

ハミルトン(メルセデス)、ピアス着用勝ち取る

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
安全性の面からピアスなどの装飾品着用を禁じる通達を出しているFIA(国際自動車連盟)だが、今回のバーレーンGPでその『標的』にされたとみられるルイス・ハミルトンはいつものようにピアスを装着したままレースを戦っていた。

これについてメルセデスAMGチームは、FIAに対して医療報告書を提出、特例として認められたことを明らかにした。
それによればピアス等を頻繁に脱着することは逆に健康面や外観上問題があるとするチームドクターの見解を文書で提出したとのこと。
今回はこれがFIAのメディカル責任者から認められたということだが、この騒動が完全に決着したかは明確でない。

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2023年タイヤもレッドブル勢に味方か

2023 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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2023年の開幕戦が終わり、レースの重要な要素となるタイヤについて、ピレリの幹部からは前向きの感想が聞かれている。

ピレリによれば2023年のタイヤはフロントのグリップを強化したということで、相対的にリヤがフロントよりプアとなる軽度のオーバーステアになるよう設計されたという。
同陣営のマリオ・イゾーラ/ヘッド・オブ・カーレーシングによれば、「よりレースがスペクタクルなものになった」と、自讃。

開幕戦を1-2勝利で飾ったレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表も、「新タイヤもわれわれに味方した」として、二人のドライビング・スタイルにも合致したと拍手を送った。

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エンジントラブルに泣いたマクラーレン・レーシング

McLaren 『MCL-60』 (C)McLaren Racing
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2023年シーズン、期待の新人オスカー・ピアストリを迎え入れたマクラーレン・レーシングだったが、残留のランド・ノリス共々PU(パワーユニット)関連のトラブルに見舞われ良いところなくレースを終えた。

これについてアンドレア・ステラ代表は「まったく散々なレースだった。
ノリスのパワーユニットには早い時期からトラブルが生じたのを掴んでいた。
なにしろ10周するごにインテーク関連のチャージをしなくてはならないんだからレースにならない。
またピアストリのほうも電気系のトラブルが起きてしまいマシンを止めるしかなかった。
こちらの原因はいま調査中だ」と、説明した。

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2023/03/07

周冠宇(アルファロメオ)、ファステストラップ記録も

周 冠宇 (C)Alfaromeo Racing
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中団グループで厳しい戦いを続けるアルファロメオ・レーシングだが、中国人初のF1ドライバーとしてチームを支える周冠宇が決勝レース中のファステストラップを記録してみせた。

57周のレース最終盤の54周目、フレッシュなソフトタイヤに履き替えた周は1分33秒996という最速タイムを56周目にマーク。
2023年シーズン最初の、そして昨年の日本GP以来となる自身2度目の快挙。
ただし入賞していないので残念ながら『ファステストラップ・アワード』のポイントは与えられない。

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アロンソ(アストンマーティン)、「望外のリザルト」

Podium Scene (C)Redbull Racing
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2023年開幕戦バーレーンGPを3位でフィニッシュしたアストンマーティンF1チームのフェルナンド・アロンソは、「3位表彰台というのは望外のリザルト」と、喜びを表した。

予選5位からスタートしたアロンソは、一時7位まで順位を落としながらも同じく元チャンピオンであるハミルトン(メルセデス)を退け、みごとレッドブル勢に次ぐ3位表彰台を獲得してみせたもの。

「フェラーリやメルセデスらを全て打ち破っての表彰台というのは予想もしていなかった。
このリザルトはうれしいけれど、これが実力だとは考えていない。
これが当たり前のことになるよう全力を傾注して頑張りたい」

アロンソが表彰台に上がったのは2021年11月以来ということになる。

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ハミルトン(メルセデス)、「上位との隔たりは大きい」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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2021年に失ったドライバーズ・タイトルを再び手にするために臨んだ2023年シーズンだったが、優勝争いばかりか表彰台にも上がれなかった結果に、かつての絶対王者であるメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン(36歳:イギリス)は「上位との隔たりは考えていたよりも大きい」と、肩を落とした。

「今回の5位という結果は、残念なことだけど今のマシンの状態を的確に表したものだと思うな。
レッドブルやフェラーリを倒すどころか、逆に背中が見えないくらいにギャップは広がってしまったよ。
ましてやアストンマーティンという伏兵の後塵を拝すとは……」と、7回のチャンピオン。

ハミルトンが最後に優勝したのはもう丸1年以上前の2021年のサウジアラビアGPまで遡る。

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2023/03/06

「ノーポイントは残念」と、角田裕毅(アルファタウリ)

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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一時はポイント圏内を走りながら、最終的には11位フィニッシュと惜しくもポイント獲得には至らなかった角田裕毅(アルファタウリ)は、レース後こう振り返った。

「スタートで、直線スヒードに勝るウィリアムズ勢に先行されたのが痛かった。
DRSを使っても彼らをオーバーテイクすることは出来なかったからね。
『AT04』のマシンバランスは土曜日よりも良かったけれど、まだ満足できるレベルじゃない。
混戦の中団グループから抜け出すためには高速時のグリップなどまだレベルアップしなければならないことは多いよ」

11位でフィニッシュした角田裕毅、バーレーンGPでの3年連続ポイント獲得にはわずかに1秒足りなかった。

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ルクレール(フェラーリ)、「突然エンジンパワー失った」

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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土曜日に行われた公式予選でフェルスタッペン&ペレスらに続く3番グリッドを獲得、打倒レッドブル勢筆頭のポジションにつけたフェラーリのシャルル・ルクレールだったが、無念のマシントラブルで戦列を去る結果になった。

これについてルクレールは「少なくともレッドブル勢の一角は崩すつもりでいたからリタイヤしたことは残念。
後続との間には十分なギャップがあったから前だけを見つめていたのにね。
ペースも十分だったのに、突然パワーを失ってしまったんだ。
次のレースはもうすぐだし、早急に原因を突き止めなくては」と、説明した。

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バーレーンGPはレッドブル勢が1-2勝利果たす

Max Verstappen (Redbull Racing
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3月05日(日)18時(日本時間:24時)から2023年F1第1戦バーレーンGPの決勝レースがバーレーン・サーキットを舞台に全57周で行われた。
スタート時の天候は晴れ、気温は29度、路面温度34度、路面はドライコンディションとなっている。

17番手のマグヌッセン(ハース)だけがハードタイヤ、他はすべてソフトタイヤでのスタート。
オープニングラップ、2番手のペレスと3番手のルクレールがポジションを入れ替える。
15周目、ピアストリ(マクラーレン)がシフトトラブルの模様でガレージに止まる。
オコン(アルピーヌ)がスタート時に位置がずれていたとして5秒のストップペナルティを受けたが停止が不十分だった模様でさらに10秒のストップが加えられた。
26周目、ペレスがルクレールを抜いてスタート時のポジションに戻す。
オコンはさらにピットレーン速度違反にも問われた。
45周目、アロンソがサインツをかわして3位の表彰台圏内に上がる。

57周のレースはポールスタートのフェルスタッペン(レッドブル)が2023年最初のレースを制し、自身通算36回目の勝利になった。
2位に僚友のペレス(レッドブル)でみごとな1-2勝利となった。
3位アロンソ(アストンマーティン)、4位サインツ(フェラーリ)、5位ハミルトン(メルセデス)、6位ストロール(アストンマーティン)、7位ラッセル(メルセデス)、8位ボタス(アルファロメオ)、9位ガスリー(アルピーヌ)、10位アルボン(ウィリアムズ)までが入賞。
以下、11位角田裕毅(アルファタウリ)、12位サージェント(ウィリアムズ)、13位マグヌッセン(ハース)、14位デ・フリース(アルファタウリ)、15位ヒュルケンバーグ(ハース)、16位周冠宇(アルファロメオ)、17位ノリス(マクラーレン)までが完走。
リタイヤはオコン(アルピーヌ)、ルクレール(フェラーリ)、そしてピアストリ(マクラーレン)の3台となった。

F1第2戦は2週間後の3月19日(日)、ジェッダ市街地特設コースを舞台にサウジアラビアGPが予定されている。

バーレーンGP決勝レースの結果はこちら
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2023/03/05

予選Q2進出果たした角田裕毅、「現状のベスト」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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2023年開幕戦バーレーンGP公式予選で、新型車『AT04』を予選Q2まで引き上げたもののQ3に向けてはタイム短縮ならず14番グリッドに留まったアルファタウリの角田裕毅は、「現状ではベストを引き出した」と、振り返った。

「初日の状況を考えれば、Q2進出というのは満足すべき結果かも知れない。
金曜日に苦しめられたバランスはかなり改善できたからね。
でもマシンのポテンシャルはこんなものじゃない筈。
マシンを理想的なレベルまで引き上げるにはまだまだやることがある」と、角田。

Q2ではすでに新しいソフトタイヤを使い切り、中古のものでアタックせざるを得なかったという。
それでも前評判の高い新しいチームメイトを尻目にQ2進出を果たしたことで『先輩』として面目を施した形にはなった。

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右手首を痛めていたストロール(アストンマーティン)

Lance Stroll (C)Aston Martin F1 Team
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オフ・トレーニング中に見舞われたアクシデントより、一時はバーレーンGPの欠場も懸念されていたアストンマーティンのランス・ストロールだが、噂に上がった骨折などはなかったものの車載カメラにはコクピット内で苦戦する様子が確認された。

それによれば痛めたのは右手首ということで、右に大きくステアリングを切る際には左手で補うようにカバーするという変則的な切り方をしているところが国際映像で映し出された。

またマシンから降りる際にもクルーの補助が欠かせない様子もみられたのだが、厳密に言えば、自力でコクピットから脱出できなければならないことがレギュレーションで規定されているため、その点いささか気掛かりではある。

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バーレーンGP予選、レッドブル勢がフロントロウ独占

Max Verstappen (Redbull Racing
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3月04日(土)18時(日本時間:24時)からバーレーン・サーキットを舞台に2023年F1第1戦バーレーンGPの公式予選が始められた。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。
天候は晴れ、Q3開始時の気温は23度、路面温度は27度、コースはドライコンディションとなっている。

注目の今季最初の公式予選は、レッドブル勢がみごとなフロントロウ独占を果たした。
フェルスタッペン(レッドブル)が今季最初、そして自身通算20回目となるポールポジション。
これに0.138秒差で僚友ペレス(レッドブル)が続いた。
3番手何かあったか早々にマシンを降りたルクレール(フェラーリ)、4番手サインツ(フェラーリ)、5番手大健闘アロンソ(アストンマーティン)、6番手ラッセル(メルセデス)、7番手ハミルトン(メルセデス)、8番手ストロール(アストンマーティン)、9番手オコン(アルピーヌ)、そして10番手はベストタイムを取り消されたヒュルケンバーグ(ハース)となった。
バーレーンGP決勝レースは5日(日)18時(日本時間:24時)から全57周で行われる。

バーレーンGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、角田裕毅(アルファタウリ)力尽く

引き続きバーレーンGP予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

 

1回目の走行ではフェルスタッペン(レッドブル)がトップに立ち、僚友ペレス(レッドブル)が続く。
アロンソ(アストンマーティン)が重量検査をせずに戻ってしまいあわててクルーに押されてバックするハプニング。

 

2度目のアタックを終え、トップはルクレール(フェラーリ)。
以下フェルスタッペン(レッドブル)、ラッセル(メルセデス)、ハミルトン(メルセデス)、サインツ(フェラーリ)、アロンソ(アストンマーティン)、ペレス(レッドブル)、ヒュルケンバーグ(ハース)、オコン(アルピーヌ)、そしてストロール(アストンマーティン)までがQ3進出。

 

ここでの敗退はノリス(マクラーレン)、ボタス(アルファロメオ)、周冠宇(アルファロメオ)、角田裕毅(アルファタウリ)、そしてアルボン(ウィリアムズ)の5台となった。

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予選Q1、角田裕毅(アルファタウリ)8番手に

3月04日(土)18時(日本時間:24時)からバーレーンGPの予選Q1が始められた。
18分間で行われるここでは全20台中、下位5台がノックアウトとなる。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は24度、路面温度は29度、コースはドライコンディションとなっている。

アルファタウリ勢が角田、デ・フリースの順で真っ先にコースイン。
ルクレール(フェラーリ)のマシンからパーツが脱落、回収のためいきなり赤旗中断となる。

再開後、サインツ(フェラーリ)がトップ、続いてラッセル(メルセデス)ルクレール(フェラーリ)、アロンソ(アストンマーティン)、ストロール(アストンマーティン)、ヒュルケンバーグ(ハース)、フェルスタッペン(レッドブル)、角田裕毅(アルファタウリ)、アルボン(ウィリアムズ)、ペレス(レッドブル)の順。

ここでの敗退はサージェント(ウィリアムズ)、マグヌッセン(ハース)、ピアストリ(マクラーレン)、デ・フリース(アルファタウリ)、そしてガスリー(アルピーヌ)の5台となった。

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2023/03/04

フリー3回目、アロンソ(アストンマーティン)が最速

Fernando Alonso (C)Aston Martin F1 Team
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3月04日(土)14時30分(日本時間:20時30分)からバーレーン・サーキットを舞台に2023年F1第1戦バーレーンGPのフリー走行3回目セッションが行われた。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は28度、路面温度42度、コースはドライコンディションとなっている。

このセッションでトップタイムをマークしたのは急速に存在感をみせているアロンソ(アストンマーティン)。
1'32.340のベストタイムは本命フェルスタッペン(レッドブル)を0.005秒上廻るもの。
以下3番手ペレス(レッドブル)、4番手ハミルトン(メルセデス)、5番手ルクレール(フェラーリ)、6番手ラッセル(メルセデス)、7番手ストロール(アストンマーティン)、8番手サインツ(フェラーリ)、9番手ピアストリ(マクラーレン)、10番手ガスリー(アルピーヌ)となった。
アルファタウリ勢は角田16番手、デ・フリースは20番手だった。
この後、18時(日本時間:24時)から注目の公式予選が行われる予定となっている。

バーレーンGPフリー走行3回目の結果はこちら
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苦戦・角田裕毅(アルファタウリ)、「まだ時間はある」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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今季開幕戦バーレーンGPのフリー走行初日を終え、全20台中の18・19番手と思わぬ苦しい出だしとなつたアルファタウリ勢だが、それでも角田裕毅は「まだ改善の時間はある」と、主張した。

まだフリー走行が一日終わっただけだし、他のチームがどんなプログラムでのタイムかもわからない。
それで順位を嘆いても始まらないよ。
少なくともボクらのパフォーマンスは着実に進化しているし、まだ予選まで時間はある。
もう一回明日のフリー走行があるので楽観的な気分はあるよ」と、説明した。

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バーレーンGPのスチュワードにデレック・ワーウィック氏

Derek Warwick (C)Renault F1 UK
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるバーレーンGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、ベテランのデレック・ワーウィック氏(68歳:イギリス)を指名した。

元ルノー等のF1ドライバー(最高位:2位)であるワーウィック氏のスチュワード就任は昨季第21戦ブラジルGP以来となるもので、自身通算41回目。
これは目下最多のエマニュエル・ピロ氏の42回に次ぐものになる。
BRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)の会長も務めた同氏は、フットワーク時代には日本の鈴木亜久里とチームメイトだったことでも知られる。

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フリー2回目、アロンソ(アストンマーティン)が最速

Bahrain Circuit (C)Pirelli Motorsport
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3月03日(金)18時(日本時間:24時)からバーレーン・サーキットを舞台に2023年F1第1戦バーレーンGPフリー走行2回目セッションが行われた。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は24度、路面温度28度、コースはドライコンディションとなっている。
明日の公式予選、及び日曜日の決勝レースの時間帯と同じことからこのセッションは重要なものになりそうだ。

シーズン前テストを欠場したことから少しでも多く走りたいストロール(アストンマーティン)が先頭になってコースイン。
各車ソフトタイヤでのタイム更新が繰り返される。
デ・フリース(アルファタウリ)がピットアウトの際に後続車とあわやの場面が演じられて、審議対象とされる。

初日トップに立ったのはアロンソ(アストンマーティン)、ただ一人1分30秒台に入れた。
これにレッドブルのフェルスタッペン&ペレスが続き、以下ルクレール(フェラーリ)、ヒュルケンバーグ(ハース)、ストロール(アストンマーティン)、ガスリー(アルピーヌ)、ハミルトン(メルセデス)、ノリス(マクラーレン)、周冠宇(アルファロメオ)までがトップ10に。
アルファタウリは角田裕毅18番手、デ・フリースも19番手に沈んだ。
明日土曜日は注目の公式予選が行われる予定となっている。

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2023/03/03

バーレーンGPフリー1回目、ペレス(レッドブル)最速

Bahrain Circuit (C)Pirelli Motorsport
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3月03日(金)14時30分(日本時間:20時30分)からバーレーン・サーキットを舞台に2023年F1第1戦バーレーンGPフリー走行1回目セッションが始められた。

天候は晴れ、セッション開始時の気温は27度、路面温度42度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは今回5種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC1、ミディアムのイエローにC2、そしてレッドのソフトにC3という堅い部類に位置する3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。

セッション中盤にはペレス&フェルスタッペンのレッドブル勢がタイミングモニターの最上位に名を連ね、他に1秒ほどのタイム差を付けた。。
またサインツ(フェラーリ)がスピンしてヒヤリとさせたが無事立て直しに成功。

最終的にもペレス(レッドブル)が1'32.758でトップで終え、これに0.438秒差でアロンソ(アストンマーティン)、以下フェルスタッペン(レッドブル)。ノリス(マクラーレン)、ルクレール(フェラーリ)、話題のストロール(アストンマーティン)、マグヌッセン(ハース)、周冠宇(アルファロメオ)、ボタス(アルファロメオ)、そしてハミルトン(メルセデス)と続いた。
アルファタウリ勢は角田裕毅13番手、デ・フリース16番手となった。
角田はアタックラップでブレーキをロックさせタイムロスしたようだ。

このあと3日(金)18時(日本時間:24時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。

バーレーンGPフリー走行1回目の結果はこちら
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F1総収入、2022年は対前年比20%増に

Start Signal (C)Mercedes Motorsports
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203年シーズンの開幕を前に、F1が2022年の収支決算を発表した。

それによればF1は世界的な人気上昇を背景に収益が増加、2022年は対前年比20%増の25億7,300万ドル(約3,525億円)に達したとのこと。
これに伴いF1チームに支払われる分配金も前年の10億6,800万ドルから11億5,700万ドル(約1,585億円)になった。
ただしこれは対前年比で8%増になる計算だ。

この結果についてF1のステファーノ・ドメニカリ/CEOは、「これはF1人気の拡大を裏付けるものとして歓迎する。たださらに進化していかなくては新しいスポーツの世界から取り残される」と、引き締めた。

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ストロール(アストンマーティン)のバーレーンGP出走が確定

Lance Stroll (C)Aston Martin F1 Team
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アストンマーティンF1チームは、今週行われるF1開幕戦バーレーンGPに同チームのレースドライバーであるランス・ストロールが予定通り出走することを発表した。

ストロールはマウンテンバイクを使ったシーズンオフの自主トレーニング中、アクシデントに見舞われ負傷が伝えられていた。
しかし怪我の詳細が明らかにされなかったため、両手首骨折など憶測が一人歩きしていたもの。

欠場した場合の代役に引退表明したばかりのセバスチャン・ベッテルの名前が挙げられるなどパドックを賑わせていたがこれで結着がついたことになる。

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スージー・ウォルフさん、F1アカデミー・シリーズの要職に

Susie Wolff (C)Williams F1
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女性レーシング・ドライバーの先駆者の一人であるスージー・ウォルフさんが、このほど『F1アカデミー・シリーズ』のマネージング・ディレクターに就くことがわかった。

F1アカデミー・シリーズはFIA(国際自動車連盟)の肝煎りで、女性によるシングルシーター・モータースポーツの上位クラスの普及を目指すもので、2023年から全7戦が予定されている。
マシンはF4クラスのワンメイクで、全15台の枠が設けられているとのこと。

F1メルセデスAMGチームの代表であるトト・ウォルフ氏の妻であるスージーさんは、かつてウィリアムズF1チームのリザーブドライバーを務めたこともある実力者だ。

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2023/03/02

バーレーンGPの週末、3日間ともに雨の心配はなし

Bahrain Circuit (C)Pirelli Motorsport
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バーレーン・サーキットを舞台に今週行われる2023年F1開幕戦バーレーンGPの舞台地サクヒール地方の天気について、地元バーレーンの気象台はフリー走行の金曜日、公式予選の土曜日、そして決勝レースが行われる日曜日いずれも晴れの見込みで雨が降る心配はないとしている。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
3月03日(金) フリー走行 晴れ 18- 25度 10%
3月04日(土) 公式予選 晴れ 20- 27度 0%
3月05日(日) 決勝レース 晴れ 20- 28度 0%

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フェルスタッペン(レッドブル)、フィジカル面でも万全

Max Verstappen (C)Honda Racing
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2年連続となるF1タイトルを死守したレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンだが、さらに3度目のタイトル確保に向けフィジカル面でも万全であるところを示した。

これは地元オランダの『テレグラーフ』紙が報じたもので、それによればシーズン前テストに臨んだフェルスタッペンは約10キロもの自身の『軽量化』に成功していたとのことだ。

レギュレーションの変更に伴いF1マシンは年々重量を増していて、このためいずれのチームも軽量化に鎬を削っている状況で、ドライバー自身が軽くなれば大きな貢献となる。
同紙は「F1に対するフェルスタッペンの自意識の高さだ」として讃えている。

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「三味線弾いてる余裕はない」と、フェラーリ・チーム代表

Frederic Vasseur (C)Ferrari S.p.A
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先に行われたバーレーン合同テストではレッドブル・レーシングのペレスが最速、これにハミルトンのメルセデスAMGが続いたが、フェラーリの2台は4-5番手とわずかに後れを取る結果となった。

これについてイタリアの専門誌ガゼッタ・デロ・スポルトから『三味線』だったのではないか、との憶測が流れた。
つまりフェラーリ勢のタイムは燃料を多く搭載した状態でのもので、本気のアタックではなかったというもの。
しかし今季から代表のポジションを引き継いだフレデリック・バッサー氏は「追い掛ける立場のウチにそんな余裕はない」と、陣営引き締めに躍起となっている。

一時はフロントウィングのレギュレーション違反が指摘されるなどした『SF-23』だが、その嫌疑も晴れたとされている。
さらにストラテジスト(戦略担当者)やレースエンジニアらの異動を図るなど、新体制の構築にチームが追われているのは事実だろう。

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2023/03/01

ホンダ、2023年仕様のPU(パワーユニット)公開

Honda 『RBPT H001』 (C)Honda Racing
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HRC(ホンダ・レーシング)は、レッドブル・パワートレインズを通じてレッドブル・レーシング&アルファタウリ両チームに供給する2023年仕様のPU(パワーユニット)を公開した。

正式名は『Honda RBPT H001』というもの。
エンジンカバーにはホンダのロゴが誇らしく掲示されているのが印象深い。
このエンジンはすでにバーレーン合同テストで投入されていて再三トップタイムを記録するなど高い戦闘力をみせている。

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アロンソ(アストンマーティン)、「ストロール欠場なら痛手」

Fernando Alonso (C)Aston Martin F1 Team
バーレーンGP欠場が噂されるアストンマーティンF1チームのランス・ストロールについて、イギリスのファクトリーに移動したという報道が伝えられた。
それによれば両手首に包帯等はみられないということだが、参戦は無理との見方が強い。

これについて今年チームメイトとなったフェルナンド・アロンソは、その影響について危惧している。
「彼がいないことの影響はすでにシーズン前テストにも表れているよ。
僕が何か感じ取ったとしても、それが以前からのものなのか、彼がいないとわからない。
それが開幕戦でも繰り返されるとしたら、マシンのセットアップに悪影響でない筈がないだろう」と、説明した。

なおストロール欠場の場合、代替ドライバーは噂のベッテルではなく、今季リザーブドライバーに就いた未経験のフェリペ・ドルゴビッチになることが発表されている。

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バルセロナ・サーキット、スペインGPからレイアウト変更へ

Barcelona Circuit (C)Pirelli Motorsport
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F1スペインGPの舞台地で、その他冬季テストの場所としても親しまれているバルセロナ・サーキットが、今年のグランプリ前に施設やコースの一部変更を行うと発表した。

それによれば改修は象徴的なシグナルタワーやホスピタリティなど箱物に加え、コース本体も2007年に導入された最終コーナー手前14コーナーのシケイン廃止や、このための有効な安全対策として最新式バリヤの設置も行われる。
なおこれに伴いサーキット距離がこれまでの1周4.675キロから4.657キロへとわずかに短縮となるということだ。

今年のスペインGPは例年より遅く6月4日(日)に決勝レースが行われる。

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