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2023年2月

2023/02/28

アストンマーティン、ベッテル起用説を否定

Felipe Drugovich (C)Aston Martin F1 Team

今週の開幕戦を欠場するのではないか、との噂が広まるランス・ストロールだが、所属するアストンマーティンF1チームはその代役に昨季まで在籍したセバスチャン・ベッテル起用説について、これを否定した。

それによればストロールの復帰を前提に準備は進められているが、もし欠場となった場合にはバーレーン合同テストに参加したリザーブドライバーのフェリペ・ドラゴビッチ(22歳:ブラジル)が代役を務めるとあらためて表明したもの。

本人やチームによる明確な説明はないままに、ストロールは手首を骨折しているとの噂がパドックで広まっている。

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ハイテックGP、F1新規参入に名乗りか

Image (C)Mercedes Motorsports
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F1新規参入チームとしてアメリカのアンドレッティ・グローバルが立候補が伝えられているが、新たにF2チームであるハイテックGPが名乗りを挙げていると報じられた。

F1のステファーノ・ドメニカリ/CEOが明らかにしたものというが、アンドレッティ・グローバルのケースと同様、既存チームからの抵抗が予想され実現は困難であるという見方が強い。
またこれについてドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』はアルファタウリを買収しようという動きがあるとしている。

いずれにしても新規チームの参戦が実現するのは2025年以降になるということだ。

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シーズン前テストのタイムにピレリ、「想定以上」

Tyre Work (C)Pirelli Motorsport
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2023年シーズンの開幕戦を前に行われたバーレーン合同テストだが、各マシン共に日を追うごとにペースがアップ、最終日にペレス(レッドブル)が記録したタイムは初日と比べ3秒近くも短縮、昨年のバーレーンGPポールポジションタイムをも凌駕するものとなった。

これについて今季もF1タイヤを独占供給するピレリの担当者は驚きを隠せないでいる。
「新しいシーズンを前にすべてのタイヤはそのコンストラクション(構造)とコンパウンド見直し、種類も新たに『C0』を加え全6種類として臨んだが、これほどタイムが短縮されるとは想定していなかった」と、正直な感想のマリオ・イゾーラ/ヘッド・オブ・カーレーシング。

バーレーンGPではさらにペースが上がるのは確実で、そのポールタイムに注目が集まる。

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2023/02/27

バーレーン合同テスト総合タイム(2/23-25)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Tyre
1 S.ペレス MEX Redbull RBPT 1'30.305 C4
2 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'30.664 C5
3 V.ボタス FIN Alfaromeo Ferrari 1'30.827 C5
4 C.ルクレール MON Ferrari 1'31.024 C4
5 C.サインツ ESP Ferrari 1'31.036 C4
6 角田 裕毅 JPN Alphatauri RBPT 1'31.261 C4
7 K.マグヌッセン DEN Haas Ferrari 1'31.381 C4
8 G.ラッセル GBR Mercedes 1'31.442 C5
9 F.アロンソ ESP Aston Martin Merrcedes 1'31.450 C4
10 周 冠宇 CHI Alfaromeo Ferrari 1'31.610 C5
11 M.フェルスタッペン HOL Redbull RBPT 1'31.650 C3
12 F.ドルゴビッチ BRA Aston Martin Mercedes 1'32.075 C5
13 L.ノリス GBR McLaren Mercedes 1'32.160 C3
14 N.デ・フリース HOL Alphatauri RBPT 1'32.222 C4
15 N.ヒュルケンバーグ GER Haas Ferrari 1'32.466 C4
16 L.サージェント USA Williams Mercedes 1'32.549 C5
17 P.ガスリー FRA Alpine Renault 1'32.762 C3
18 A.アルボン THA Williams Mercedes 1'32.793 C5
19 O.ピアストリ AUS McLaren Mercedes 1'33.175 C3
20 E.オコン FRA Alpine Renault 1'33.257 C3

   * 2022 PP-Time 1'30.558 C.ルクレール/Ferrari(3/19)
   * 2023 Test-Time 1'30.305 S.ペレス/Redbull RBPT(2/25)
    (注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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引退のベッテル(アストンマーティン)に開幕戦復帰の噂

Sebastian Vettel (C)Aston Martin F1 Team
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昨シーズン限りでF1引退を表明したアストンマーティンF1チームのセバスチャン・ベッテルに、早くも現場復帰の噂が流れて関心を引いている。

これは自転車でシーズン前のトレーニングをしていた昨季の同僚であるランス・ストロールがアクシデントに見舞われて負傷したためだ。
そのためストロールはシーズン前テストを欠場した。

チームは今週末に迫った開幕戦までには回復し予定通り出場するとしていたが、ここに来て『手首骨折説』の重傷だとする欠場説が急浮上。
そしてその代役にベッテルの名前が上げられているもの。
アストンマーティンには今回のテストにも起用されたフェリペ・ドルゴビッチがリザーブドライバーとして控えているが、経験不足は否めないところ。
果たして元チャンピオンの復帰があるのか、今週木曜日までには判明する。

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レッドブル、アルファタウリの英国移転も検討か

Motorhome (C)Scuderia Toro Rosso
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ディートリッヒ・マテシスという稀代の経営者を失ったレッドブル・グループだが、これまでのところレッドブル・レーシング&アルファタウリ両チームともに大きな変化は告知されてない。

しかしドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が伝えるところによれば、成績不振に陥ったアルファタウリついてプロモーションも成果を出していないことから本拠地を現在のイタリア・ファエンツァからレッドブル・レーシングと同じくイギリスに移し活動の効率化を図るという噂があるとのことだ。

さらに一部ではチーム自体の身売り説も伝えられているが、今のところ新しい経営陣はこれを完全否定しているという。

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FIAが進める『タイヤウォーマー廃止』に異論も

Tyre Warmer Image (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は、2024年シーズンからの施行を目途にタイヤウォーマーの使用を廃止する方向で検討を続けているが、これにドライバー側から異論が聞かれるようだ。

現在F1タイヤを独占供給するピレリでは、「タイヤウォーマーの廃止は技術的に可能で、現代の持続可能な社会を実現するという世界の趨勢にも合致している」と、歓迎の姿勢をみせている。
しかしメルセデスAMGチームのハミルトンは「ウォーマーの廃止はタイヤの安全性にも影響を及ぼすもの。
廃止にメリットがないばかりか逆にドライバーの安全性が損なわれることになりかねない」と、廃止に反対の意向を表明している。

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2023/02/26

角田裕毅(アルファタウリ)、6番手タイムに手応え

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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バーレーン・サーキットで行われたシーズン前テスト最終日の走行を終えたアルファタウリの角田裕毅はショートランでも手応えを感じていると説明した。
前日の走行ではロングランに終始したためタイミングモニターの最後尾に甘んじた角田だつたが、この日は解禁されたショートランで鬱憤を晴らすように好タイムをマーク、フェラーリ勢と互角に渡り合った末、全17台中の6番手と気を吐いた。

「予定したプログラムは順調にこなせたのでとても生産的なシーズン前テストになった。
まだみんなが同じ条件ではないのでタイムに一喜一憂する意味はないけれど、ショートランでもマシンのポテンシャルを発揮できたので満足している。
今年も中団グループは鎬を削る戦いになると思うけれど、僕らがどの位置にいるのか来週に迫った開幕戦が楽しみだよ」と、日本期待の若武者。

2023年の開幕戦は3月3日(金)にいよいよ幕が切って落とされる。

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バーレーン合同テスト3日目タイム(2/25)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 S.ペレス MEX Redbull RBPT 1'30.305 133
2 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'30.664 65
3 V.ボタス FIN Alfaromeo Ferrari 1'30.827 131
4 C.ルクレール MON Ferrari 1'31.024 67
5 C.サインツ ESP Ferrari 1'31.036 76
6 角田 裕毅 JPN Alphatauri RBPT 1'31.261 79
7 K.マグヌッセン DEN Haas Ferrari 1'31.381 95
8 G.ラッセル GBR Mercedes 1'31.442 83
9 F.アロンソ ESP Aston Martin Merrcedes 1'31.450 80
10 F.ドルゴビッチ BRA Aston Martin Mercedes 1'32.075 77
11 L.ノリス GBR McLaren Mercedes 1'32.160 37
12 P.ガスリー FRA Alpine Renault 1'32.762 56
13 A.アルボン THA Williams Mercedes 1'32.793 136
14 E.オコン FRA Alpine Renault 1'33.257 76
15 N.ヒュルケンバーグ GER Haas Ferrari 1'33.329 77
16 O.ピアストリ AUS McLaren Mercedes 1'33.655 44
17 N.デ・フリース HOL Alphatauri RBPT 1'38.244 87

   * 2022 PP-Time 1'30.558 C.ルクレール/Ferrari(3/19)
   * 2023 Test-Time 1'31.610 周 冠宇/Alfaromeo Ferrari(2/24)
    (注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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ハースF1チーム、ハーフサイズのピット・ギャントリー

Pit Gantry (C)Haas F1 Team
F1チームはどこもコスト削減を迫られていて、あれこれ知恵を働かせているが、今回ハースF1チームで行われたユニークな形の削減の手段に注目が集まっている。

というのもこれまで6席で構築されていた同チームのピット・ギャントリーが、今回のバーレーン合同テストでは半分の3席しかなかったのだ。
その主な目的は輸送費の削減という。
同チームのギュンター・シュタイナー代表によれば、ハーフサイズにしただけで年間の輸送料は25万ドル(約3,350万円)の減額が見込まれるとのこと。
なお削減されたシートの一つはジーン・ハース代表用のもので、なくとも戦力に影響はないと説明している。

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2023/02/25

角田裕毅(アルファタウリ)、2日目はロングランに集中

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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バーレーン合同テスト2日目。
この日も午前のセッションで『AT04』を走らせた角田裕毅(アルファタウリ)は、専ら決勝レースを想定したロングランでの走行に集中、タイムアタックするライバルらを尻目にひたすらデータの収集に務めた、
着実にマシンへの理解を進めたという角田はチームへのフィードバックにも満足していると落ち着いた姿勢をみせた。

明日のアルファタウリは同僚のニック・デ・フリースと担当を入れ替えて、午後の最後のセッションに角田の起用を予定、ソフトタイヤを履いてのショートランも計画しているということで、他チームとの比較に関心が集まる。

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メルセデスAMGチームにマシントラブル続出

Mercedes 『W14』 (C)Mercedes Motorsports
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バーレーン・サーキットで行われているシーズン前テスト2日目、午前にハミルトン、午後にラッセルを搭乗させたメルセデスAMGチームだったが、マシントラブルが相次ぎ散々な一日となった。

まず先に乗ったハミルトンはマシン下部のフロアパネル関連とみられるパーツの一部が剥離するというトラブルに見舞われストップ。
修復に時間が掛かり走行時間を失った。
さらにステアリングを引き継いだ僚友ラッセルもハイドロリック系とみられるトラブルでコース上にストップ、トラツクでガレージに戻るという不名誉なシーンをみせた。

その結果、同チームはこの日二人合わせてもトータル98周に留まることに。
これは同じメルセデス・パワーを搭載するサージェント(ウィリアムズ)の154周やアロンソ(アストンマーティン)の130周に比べても見劣りするものとなった。
チームは「昨日は順調だったのに、なぜ今日こんなにトラブルが続くのかわからない」と、頭を抱えた。

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バーレーン合同テスト2日目タイム(2/24)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 周 冠宇 CHI Alfaromeo Ferrari 1'31.610 132
2 M.フェルスタッペン HOL Redbull RBPT 1'31.650 47
3 F.アロンソ ESP Aston Martin Merrcedes 1'32.205 130
4 N.デ・フリース HOL Alphatauri RBPT 1'32.222 74
5 N.ヒュルケンバーグ GER Haas Ferrari 1'32.466 68
6 C.サインツ ESP Ferrari 1'32.485 70
7 L.サージェント USA Williams Mercedes 1'32.549 154
8 C.ルクレール MON Ferrari 1'32.725 68
9 O.ピアストリ AUS McLaren Mercedes 1'33.175 74
10 P.ガスリー FRA Alpine Renault 1'33.186 59
11 K.マグヌッセン DEN Haas Ferrari 1'33.442 67
12 E.オコン FRA Alpine Renault 1'33.490 49
13 G.ラッセル GBR Mercedes 1'33.654 26
14 S.ペレス MEX Redbull RBPT 1'33.751 76
15 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'33.954 72
16 L.ノリス GBR McLaren Mercedes 1'35.552 65
17 角田 裕毅 JPN Alphatauri RBPT 1'35.708 85

   * 2022 PP-Time 1'30.558 C.ルクレール/Ferrari(3/19)
   * 2023 Test-Time 1'32.837 M.フェルスタッペン/Redbull RBPT(2/23)
    (注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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緊急招集ドルゴビッチ(アストンマーティン)、F1マシンに「感激」」

Felipe Drugovich (C)Aston Martin F1 Team
初の本格F1走行ほ果たしたアストンマーティンF1チームのフェリペ・ドラゴビッチ(22歳)は、本気のF1セッションに感激したとその興奮を語った。

「まさかこんなに急にF1走行の機会が来るとは思っていなかったから、余計に興奮したよ。
初めて走らせた『AMR23』は最高だった。
周回を重ねる毎にF1を理解してペースを上げることができたんだ。
最後はプッシュラップもやらせてもらったし、満足さ」と、久々のブラジル人ドライバー。

今回のドルゴビッチのテスト参加はレースドライバーであるランス・ストロールの予期せぬアクシデントにより実現したもの。
若手ドライバーにとっては思わぬサプライズ・プレゼントとなった。

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2023/02/24

角田裕毅(アルファタウリ)、「『AT04』明らかな進歩」

Alphatauri 『AT04』 (C)Scuderia Alphatauri
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いよいよ始まったバーレーン・サーキットを舞台のシーズン前テスト初日。
スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は午前のセッションを担当し、全19台中の15番手タイムを記録して最初のテストを終えた。

「マシンには明らかな進歩が感じられたね。
フィーリングは悪くなく、特にトラブルも起こらずに予定したプログラムを消化できた。
これからバランスを詰めたりしなければならないけれど、ポテンシャルは間違いなくあるよ」と、角田。

24日(金)のテスト2日目も同じく角田が午前を、最終日の25日(土)はニック・デ・フリースと入れ替わって午後を担当することになっている。

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バーレーン合同テスト1日目タイム(2/23)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 M.フェルスタッペン HOL Redbull RBPT 1'32.837 157
2 F.アロンソ ESP Aston Martin Merrcedes 1'32.866 60
3 C.サインツ ESP Ferrari 1'33.253 72
4 C.ルクレール MON Ferrari 1'33.267 64
5 L.ノリス GBR McLaren Mercedes 1'33.462 40
6 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'33.508 83
7 A.アルボン THA Williams Mercedes 1'33.671 74
8 周 冠宇 CHI Alfaromeo Ferrari 1'33.723 67
9 G.ラッセル GBR Mercedes 1'34.174 69
10 L.サージェント USA Williams Mercedes 1'34.324 75
11 N.ヒュルケンバーグ GER Haas Ferrari 1'34.424 51
12 V.ボタス FIN Alfaromeo Ferrari 1'34.558 71
13 N.デ・フリース HOL Alphatauri RBPT 1'34.598 85
14 F.ドルゴビッチ BRA Aston Martin Mercedes 1'34.564 40
15 角田 裕毅 JPN Alphatauri RBPT 1'34.671 46
16 P.ガスリー FRA Alpine Renault 1'34.822 60
17 E.オコン FRA Alpine Renault 1'34.871 52
18 O.ピアストリ AUS McLaren Mercedes 1'34.888 52
19 K.マグヌッセン DEN Haas Ferrari 1'35.087 57

   * 2022 PP-Time 1'30.558 C.ルクレール/Ferrari(3/19)
   * 2022 Test-Time 1'31.720 M.フェルスタッペン/Redbull RBPT(3/12)
    (注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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F1、チームとファクトリーの冬季閉鎖を義務化

Image (C)McLaren Group
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FIA(国際自動車連盟)は、すべてのF1チームとエンジン・サプライヤーのファクトリーの冬季完全閉鎖を義務化することを明らかにした。

年々過密な日程に追われているF1では、現在夏休みを取ることを義務付けているが、これにより冬季オフの活動も制限されることになる。

具体的な休みの期間等はまだ明確でないが、今後関係者により詰められる予定になっている。

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2023/02/23

フジテレビ、今シーズンもCSでF1完全生放送

1987年から日本でF1を放映してきたフジテレビは、今シーズンもCS放送『フジテレビNEXTライブ・プレミアム』で全戦全セッションをカバーすることを明らかにした。

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2026年以降のホンダに複数のエンジン供給打診

Powered by Honda (C)McLaren Group
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F1は2026年に大きなレギュレーション変更が予定されているが、ホンダ(HRC)に複数のチームから供給の打診があることがわかった。

同年以降のエンジン・サプライヤーは事前登録が必要で、すでに6社が名乗りを挙げていてホンダもその一つ。
ただ現在提携しているレッドブル・レーシング&アルファタウリはアメリカのフォードと契約することが発表されていて、今のところホンダ製パワーユニットの供給先は確定していない。
メルセデスAMGやフェラーリ、アルピーヌF1らはワークス参戦となるので、候補はマクラーレンやウィリアムズらのプライベートチームであると推察される。
ちなみに両チーム共、かつてホンダのパートナーとして輝かしい成功を収めた歴史がある。

これは同社の渡辺康治社長が示唆したもので、実現すれば引き続き2026年以降もホンダ・サウンドがF1サーキットに轟くことになる。

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サウジアラビア、今度はナショナルチームでF1参入か

Jeddah Circuit (C)Pirelli Motorsport
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中東の雄サウジアラビアで今度はナショナルチームでのF1参戦という噂が流れている。

2021年からサウジアラビアGPとしてグランプリ初開催にこぎ着けた同国だが、裕福な財政を背景に、F1そのものを買収するという衝撃的な計画が伝えられたものの、さすがにこれは関係者によって否定された。

しかし今度はナショナルチームを設立してF1に参戦するという新たな計画が伝えられたもの。
これが難しければ既存チームの買収もあり得るということでパドックを賑わせているものだ。

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アストンマーティン、ストロールの代役はドルゴビッチ

Felipe Drugovich (C)Aston Martin F1 Team
アストンマーティンF1チームは、自転車でのトレーニング中に負傷したランス・ストロールのテスト代役に、同チームの育成リザーブドライバーである2022年のF2シリーズチャンピオン、フェリペ・ドルゴビッチ(22歳:ブラジル)を起用することを発表した。

それによればテスト初日の午前にドルゴビッチが、午後には新加入のフェルナンド・アロンソが『AMR23』のステアリングを握るという。
2日目、3日目については追ってアナウンスされるとのこと。

なおストロールは翌週の開幕戦バーレーンGPには復帰する予定とのことだ。

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2023/02/22

ハースF1チーム、新型車『VF-23』をシェイクダウン

Haas VF-23 (C)Haas F1 Team
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2月21日(火)、ハースF1チームは23日(木)から中東バーレーン・サーキットで、他チーム同様フィルミングデーを使用した事実上のシェイクダウン・テストを実施した。

同チームでは1月31日(火)にすでに『VF-23』のお披露目を行っているが、この時は『VF-22』に2023年仕様のカラーリングを施したメディアやスポンサー向けのプロモーションのものだった。

当地では23日(木)から3日間、全チームが参加するシーズン前テストが予定されていて、ハースF1からはケビン・マグヌッセンとニコ・ヒュルケンバーグないしリザーブドライバーのピエトロ・フィッティパルディが参加する予定になっている。

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ピレリ、ロマーニャGPから新ウェットタイヤ投入へ

Wet Tyre (C)Williams Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週開いたロンドンでのF1コミッション・ミーティングで、いくつかの新しい決定を承認した。

その中で注目されたのは、新ウェットタイヤの導入というもの。
ピレリは新設計のウェットタイヤを開発していて、これを5月に予定されるヨーロッパ・ラウンド初戦となるロマーニャGP(イモラ・サーキット)から導入されることが今回の会議で認められた。

このタイヤはこれまでよりも排水性を高めたもので、現行のもののようにタイヤウォーマーを使用する必要もなくなるということだ。

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フェルスタッペン(レッドブル)、ハイネケンのアンバサダーに

Player 0.0 (C)RedBull Racing
レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが『ハイケネン 0.0』の公式アンバサダーに就任したことがわかった。
ハイケネンはオランダを代表する大手ビール会社で、同じくオランダ人F1ドライバーであるフェルスタッペン(レッドブル)との結び付きは自然な流れ。

『ハイケネン 0.0』はノンアルコールの同社ブランドだが、これを通じた新しいバーチャルレース体験ゲーム『Player 0.0』のプロモーション展開にF1チャンピオンが起用されるようだ。

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2023/02/21

ヒュルケンバーグ(ハース)、「体調には自信あり」

Nico Hulkenberg (C)Renault Sport F1
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今シーズン、昨季のサウジアラビアGP以来となるF1復活を果たすハースF1チームのニコ・ヒュルケンバーグ(35歳:ドイツ)が、その間のブランクを感じることのないフィジカル・コンディションにあることを強調している。

「ぼぼ丸1年ぶりになるF1復活に向け、体調はバッチリだよ。
この2か月間というもの、トレーニングに励んできたからね。
ほとんど毎日、ジムに通い詰めていたから、コンディションには自信がある」と、2010年ブラジルGPのポールシッター。

有望株ミック・シューマッハのシートを奪っての参戦だけに、結果が求められるのは必須だ。

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ストロール(アストンマーティン)、シーズン前テストを欠場

Lance Stroll (C)Aston Martin F1 Team
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アストンマーティンF1チームは同チームのレースドライバーであるランス・ストロールが今週行われるシーズン前テストを欠場することを明らかにした。
それによればストロールは自転車を使ったトレーニング中に軽い事故に遭った模様だ。

テストはチームメイトであるフェルナンド・アロンソが3日間とも走るか、リザーブドライバーに登録されているストッフェル・バンドーンやフェリペ・ドラゴビッチを招集するか今のところ明確にしていない。
なおチームでは来週末に迫った今季開幕戦バーレーンGPまでには回復が見込まれるとしている。

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「シーズン前テストが短すぎる」と、メルセデスAMGチーム

Mercedes 『W14』 (C)Mercedes Motorsports
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昨シーズン、2014年以来続けて来たコンストラクターズ・タイトルを逸したメルセデスAMGチームは、「シーズン前テストが短すぎる」との見解を示している。

そう主張しているのは同チームのマイク・エリオット/テクニカル・ディレクター、新型車『W14』発表会の席で次のように語ったもの。
「まったく新しいマシンをチェックするのに現在の3日間というのは短すぎる。
これでは信頼性の確認にも不十分だし、ドライバーのほうも一人わずか1.5日でしかない。
それでテスト終了の翌週にはもう開幕戦になるんだからね」と、主張。

昨シーズン、同チームは『W13』のポーポシング(波動的な縦揺れ)を解決しないままシーズンに突入、大きなハンディとなって苦戦した過去がある。
同氏は「十分なテスト期間があれば早期に究明して対策が取れた筈」と嘆いた。

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2023/02/20

2023年のF1エントリー&ライセンス料は総額36億円

Image (Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は2023年シーズン開幕を前に全チーム&ドライバーのエントリー&ライセンス料の金額を明らかにした。
それによればその総額は2,670ドル(約35億8,000万円)に達するものという。

F1のエントリー&ライセンス料は定額ではなく基本料に加え、前年の獲得ポイントなどによりそれぞれ算出されるシステムになっている。
エントリー料はコンストラクターズ・ランキング順によりレッドブル・レーシングが最高で、合計約8億4千万円、フェラーリは約5億1千万円。
これに比べて9位アルファタウリは約1億1千万円に留まる。

またドライバーのライセンス料ではチャンピオンのフェルスタッペン(レッドブル)が約1億3千万円で最高額。
ランキング2位のルクレール(フェラーリ)は約9千万円、同17位だった角田裕毅(アルファタウリ)は約500万円となっている。
これについてフェルスタッペンは「馬鹿げた金額」と、呆れた様子だ。

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ジネディーヌ・ジダン氏、アルピーヌF1の親善大使に

Zinedine Zidane (C)Alpine F1 Team
2023年新型車『A523』を正式発表したアルピーヌF1チームは、さらにチームのアンバサダー(親善大使)としてフランスを代表するサッカー・レジェンドであるジネディーヌ・ジダン氏(50歳)と契約したことを明らかにした。

これによりフランスのマシン、フランスのエンジン、フランスのドライバーであるアルピーヌF1チームはさらにフランス色を推し進めることとなった。

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FIA、ドライバーの政治的発言に厳しい制限

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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FIA(国際自動車連盟)はレーシング・ドライバーが政治的な問題に自身の主義主張を発表することに制限を設けるべく指針を昨年末明らかにしているが、これが必ずしも徹底されていないことが表面化している。

FIAは傘下のドライバーが政治的宗教的とみられる発言をする場合には少なくとも4週間前までにFIAの承認を得ることや、公式記者会見の場においてもFIAにより認定されたジャーナリストからのもの以外の質問や回答は禁じられることとしている。

しかし事実上標的にされた感の立場にあるルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、「われわれは人間であり、ましてやF1ドライバーという影響力を考えれば、何ら発言が制限されるべきものではない」として、これまで通りの姿勢を継続する考えを示している。

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2023/02/19

オフに体調崩していたエステバン・オコン(アルピーヌF1)

Esteban Ocon (C)Alpine F1 Team
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今季もアルピーヌF1チームのレースドライバーを務めるエステバン・オコン(26歳:フランス)は、このオフの際中に体調を崩してしまっていたことを明かした。

それによれば昨シーズンのスケジュールが終了した後、肺にウィルスが入り込むという症状に陥り、一時は病状が懸念される状態までになったとのこと。
その影響で予定したオフのフィジカル・トレーニングのプログラムにも支障を来したという。

幸い現在、体調は以前のレベルまで回復できたと説明。
開幕を前に重要なシーズン前テストは2月23日(木)にスタートする。

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アルピーヌ、アンドレッティ・チームへエンジン供給

Andretti F1 Image (C)Andretti Global
アルピーヌは、F1への新規参入を窺うアンドレッティ・グローバルについて、参戦が実現した場合にPU(パワーユニット)を供給することで合意していることを明らかにした。

これはアルピーヌのローラン・ロッシ/CEOが認めたもので、アンドレッティのF1参戦が実現した場合には『キャデラック』ブランドとしてエンジン供給される見込みだ。

現在のところ既存チームのすべての合意には至っていないが、FIA(国際自動車連盟)のモハメド・ビン・スライエム会長は同チームの新規参入を念頭に参戦枠拡大に前向きの姿勢をみせている。

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メルセデスAMG代表、ハミルトンとの契約交渉開始認める

L.Hamilton & T.Wolff (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームのトト・ウォルフ代表は、同チームのエースであるルイス・ハミルトン(36歳:イギリス)との新たな契約交渉を開始したことを認めた。

2月15日(水)の新型車発表会で最初の話し合いをスタートさせたというウォルフ氏は「契約を延長するという方向性は共に同じくしているので合意まで時間は掛からないだろう。
おそらく次の会議でまとまるんじゃないか」と、楽観的な素振りをみせている。

ハミルトンとの現在の契約は2023年末までのもので、今回さらに2年間の延長とされる見込みという。
2007年のデビューがマクラーレン・メルセデス。
その後2013年からはメルセデスAMGチームに移籍ということで、これまでF1生活のすべてをメルセデス・パワーで過ごしたということになる。

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2023/02/18

ハースF1、「リカルドは年棒が高額過ぎた」

Daniel Ricciardo (C)McLaren Racing
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昨季限りで2年間在籍したマクラーレン・レーシングから離れたダニエル・リカルド(33歳:オーストラリア)だが、他チームでの今季レースシートを獲得することができず、古巣レッドブル・レーシングでのリザーブドライバーに落ち着いたことが報じられた。

一時有力とされたハースF1チームとの交渉は、契約金の額でがまとまらなかったとされる。
これについてイギリスのモータースポーツ・メディアである『レーシングニュース365』は、ケビン・マグヌッセンが500万ドル(約6億7千万円)、ニコ・ヒュルケンバーグが200万ドル(約2億7千万円)であるのに対し、リカルドの要求額は1千万ドル(約13億4千万円)というもので、話し合いは進展しなかったということだ。

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ウィリアムズ、ラティフィ放出で財政難か

Nicholas Latifi (C)Williams F1
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今季、ウィリアムズ・レーシングは3年間在籍したニコラス・ラティフィ(27歳:カナダ)に替え、期待のアメリカ人ドライバーであるローガン・サージェント(21歳:アメリカ)の起用を決めているが、このせいでチームが財政難に陥っているとの噂が流れている。

というのもラティフィの父親でカナダの大富豪であるマイケル・ラティフィ氏の影響力でソフィーナなど複数のスポンサーからこれまで支援を受けてきたからだ。
当初はサージェントの起用でアメリカからのスポンサー家督が期待されたが、ガルフなどの支援額はそれほど大きくなかった模様だ。

ただチームの広報はそうした噂を否定している。

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アルピーヌF1、ジャック・ドゥーハンをリザーブドライバーに

Jack Doohan (C)Alpine F1 Team
2023年シーズンを戦う新型車『A523』を発表したBWTアルピーヌF1チームは、併せて今シーズンのリザーブドライバーに同チームの育成ドライバーであるジャック・ドゥーハン(19歳:オーストラリア)を指名した。

一昨年、FIA・F3選手権でランキング2位になったドゥーハンは昨シーズンF2にステップアップ、ランキング6位で終えた。
ただ金曜日のフリー走行では複数回出走のF1経験があり、F1マシンには慣れている経験者だ。
なお2輪モトGPのレジェンドであるミック・ドゥーハン氏の子息としても知られるドゥーハンは、今季もF2シリーズに挑戦しながら2024年のレースドライバー昇格を狙うことになる。

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2023/02/17

アルピーヌF1、2023年新型車『A523』をお披露目

Alpine Renault 『A523』 (C)Alpine F1 Team
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2月16日(木)、BWTアルピーヌF1チームはイギリス・ロンドンで行われたイベントで2023年シーズンを戦う新型車『A523』を正式発表した。

『A523』のカラーリングは、アルピーヌのコーポレイテッドカラーである深いブルーに引き続きチームのタイトル・スポンサーである鮮やかなピンクが配されたもの。

なおドライバーは移籍したアロンソの後任に前アルファタウリのピエール・ガスリーが加わったことにより、残留のエステバン・オコンと合わせオマシン、エンジン、そしてドライバーとオール・フランスのチームを実現させた。

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アウディ、「ワークスチームに集中」

Audi F1 (C)Audi Motorsport
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2026年シーズンからザウバー・チームと提携してF1に参入することが決まっているドイツの大手自動車メーカー『アウデイ』だが、当面はワークスチームに全精力を傾注、他チームへのエンジン供給は考えていないことを明らかにした。

メルセデスやフェラーリ、そしてアルピーヌはそれぞれワークスチームを保有しているが、プライベートチームであるマクラーレン、アストンマーティン、ウィリアムズそしてハースらはまだ2026年以降のPU(パワーユニット)について明確でない。
なお逆に一方で2026年以降もF1に関与する可能性を残したホンダは今のところ供給先が決まっていないのが実状だ。

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2023年のピレリタイヤ、『C0』が新登場

Pirelli Tyre (C)Pirelli Motorsport
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F1にタイヤを独占供給するピレリでは、今シーズンの序盤3戦のタイヤを発表。
それと共に新たに『C0』タイヤを追加することを明らかにした。

今回の投入はないものの、昨シーズンまでの最も柔らかい『C5』から最も堅い『C1』の5種類に加え、さらに堅い『C0』を追加し全6種になったもの。
ただコンパウンドのレベルでいえば『C0』は昨季の『C1』と『C2』の中間の部類になるということだ。

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2023/02/16

ラッセル(メルセデス)、2023年新型車『W14』シェイクダウン

George Russell (C)Mercedes Motorsport
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2月15(水)、2023年シーズンを戦う新型車『W14』を発表したメルセデスAMGチームは、同日イギリスのシルバーストーン・サーキットで他チーム同様フィルミングデーを利用した事実上のシェイクダウン・テストを行った。

今回『W14』のステアリングを握ったのはジョージ・ラッセルだけだったが、トラブルのためかコースインするまでに時間が掛かっていた。
それでもラッセルは「新しいマシンで初めてコースを走るのはいつだってエキサイティングなものさ」と、笑顔を隠せないでいた。

『W14』が本格的なテストに臨むのは1週間後2月23日(木)のバーレーン合同テストということになる。

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メルセデスAMGチーム、2023年新型車『W14』を発表

Mercedes 『W14』(C)Mercedes Motorsports
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2月15(水)、メルセデスAMGチームは2023年シーズンを戦う新型車『W14』を発表した。

メルセデスAMGは昨季サイドポンツーンを切り落とすゼロポッドを採用したが、今季マシンでもそのコンセプトは継続されている。
同チームでは今シーズンもルイス・ハミルトン&ジョージ・ラッセルというドライバー・ラインナップで戦うことが決まっている。

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マーク・ウェバー氏、ピアストリ(マクラーレン)にアドバイス

Mark Webber (C)Redbull Racing
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オーストラリア出身F1ドライバーの先輩として元レッドブルのマーク・ウェバー氏(46歳)が今季マクラーレン・レーシングからデビューするオスカー・ピアストリ(21歳)にアドバイスを贈っている。

「ウェバー先輩からは様々なアドバイスを貰っている。
主に精神的な心構えについてだけど、結論を言えばF1を舐めちゃいけないということだ。
700人も800人もいる大きなチームの仕事を成功に結び付けるのもブチ壊してしまうのも最後はドライバー二人の肩に掛かっているんだからということ」と、殊勝な姿勢をみせるピアストリ
契約問題でデビュー前から騒動の只中にいただけに周囲の眼差しも並みではないようだ。

オーストラリアはこれまで16人ものドライバーを輩出したF1先進国の一つ。
このうちアラン・ジョーンズとジャック・ブラバムがチャンピオンに輝いている。

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2023/02/15

アルファタウリ、2023年新型車は「大幅進化」

Alphatauri 『AT04』 (C)Scuderia Alphatauri
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F1では異例のニューヨークで発表会を終えたスクーデリア・アルファタウリは、その後イタリアのミサノ・サーキットで事実上のシェイクダウン・テストを敢行したことが報告された。
詳細は非公開だが、チームによれば大きなトラブルもなく無事二人のドライバーは初走行を終えたとのこと。

テクニカルディレクターのジョディ・エジントン氏によればマシンは「全ての面で正常進化、昨季の弱点だった軽量化が図られた他、エアロダイナミックスを見直してダウンフォースの増加に成功した」とのことだ。

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フェラーリ・チーム、2023年新型車『SF-23』を正式発表

Ferrari 『SF-23』(C)Ferrari S.p.A
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2月14日(火)、スクーデリア・フェラーリは2023年シーズンを戦う新型車『SF-23』を本拠地イタリアのマラネロで正式発表した。
既報のようにマシン名のSFはスクーデリア・フェラーリの頭文字、23は2023年モデルを意味するもの。

他チームとは異なり、フィオラノ・サーキットに500人の地元ファンを招待、実車をお披露目するというお洒落な演出をみせた。
なお同チームは引き続きシャルル・ルクレール&カルロス・サインツというドライバー・ラインナップを継続する。

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ガスリー(アルピーヌ)、「マシンの感触に手応え」

Alpine Renault 『A522』 (C)Alpine F1
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アルピーヌF1(前ルノー)も今週イギリスのシルバーストーン・サーキットで新型車『A523』のシェイクダウン・テストを行ったことがわかった。

これも他チーム同様にプロモーション用のフィルミングデーを使用して行われたもので、走行距離(100キロ)と、装着タイヤに制限がある。
テストには残留のエステバン・オコンに加え、アルファタウリから移籍のピエール・ガスリーも参加して行われた。

昨季末のアブダビ合同テスト以来となるガスリーは、「手応えは十分。前回と違って新チームのウェアに身を包むと引き締まった思いになる」と、目を輝かせた。
昨季コンストラクターズ・ランキングで9位に留まったアルファタウリから、ランキング4位のチームからの参戦ということになる。
なお『A523』の発表会は2月16日(木)に予定されている。

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2023/02/14

マクラーレン、2023年新型車『MCL60』を正式発表

McLaren 『MCL60』 (C)McLaren Racing
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2月13日(月)マクラーレン・レーシングは2023年シーズンを戦う新型車『MCL60』を英国ウォーキングにあるマクラーレン・テクノロジー・センターで正式発表した。
マシン名はマクラーレン設立60周年を記念し『MCL60』とされた。

同チームのレースドライバーは残留のランド・ノリス(23歳:イギリス)と話題の新人オスカー・ピアストリ(21歳:オーストラリア)というフレッシュなドライバー・ラインナップになる。

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レッドブル首脳、「フォードとは一周回って元通り」

Redbull Motorhome (C)RedBull Racing
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レッドブル・グループのヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーは、2026年シーズンからフォードと提携することについて、「一周回って元通り」と、ユニークな表現でこれを歓迎する姿勢をみせた。

というのもかつて存在したスチュワート・グランプリを支援してきたフォードは、2000年これを買収すると傘下のジャガー・ブランドを冠したジャガー・レーシングチームを設立、事実上のワークスチームとしてF1に参戦していた。
これが後にレッドブル・グループに売却され、現在のレッドブル・レーシングになっている訳だ。

そうした歴史があったためか、マルコ氏によれば両者の話し合いはスタートからスムーズに進められたという。

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2023/02/13

マクラーレンとホンダに再び提携の噂?

McLaren Honda/2015 (C)Honda Racing
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レッドブル・レーシング&アルファタウリが2026年以降はフォードと契約したことにより、同年以降もF1のエンジン・サプライヤー登録を行ったホンダが行方を失っている。
一旦はF1撤退を発表したホンダ、その後合意したレッドブル・パワートレインズを通じて供給継続に方針変更したものの、それも2025年末で終了するからだ。

メルセデスやフェラーリ、そしてアルピーヌなどのワークスチームへの供給は考えられないことからウィリアムズ・レーシングなどのプライベートチームの名前が上がっているが、ここに来てマクラーレン・レーシングとの関係が急浮上している。
両者が成績不振で袂を分かったことは記憶に新しいが、当時とはF1の環境やCEO(最高経営責任者)が異なるという事情もある。

果たして大ドンデン返しがあるのだろうか、注目される。

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ハースF1チーム、2023年新型車『VF-23』をシェイクダウン

Haas 『VF-23』 (C)Haas F1 Team
ハースF1チームはイギリスのシルバーストーン・サーキットで2023年新型車『VF-23』のシェイクダウン・テストを行ったことを明らかにした。

レッドブル・レーシング同様プロモーション用のフィルミングデーを使用したもので、規定により走行距離が制限され、タイヤも専用のものに限られている。

テストは非公開となっているが、ケビン・マグヌッセンがドライブしたことは確認されているものの、ニコ・ヒュルケンバーグはドライブ出来なかった模様で、何かマシントラブルが起きた可能性もありそうだ。

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2023/02/12

アルファタウリ、2023年新型車のカラーリング発表

Alphatauri 『AT04』 (C)Scuderia Alphatauri
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スクーデリア・アルファタウリは、2023年シーズンを戦う新型車『AT04』のカラーリングをアメリカのニューヨークのリンカーン・センターで発表した。

このイベントはァッションに力を入れているアルファタウリ・ブランドの2023年コレクションとの共催となったもの。

なお2023年同チームのレースドライバーは残留の角田裕毅と新加入のニック・デ・フリースとなっている。

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レッドブル・レーシング、新型車『RB19』シェイクダウン

Redbull 『RB18』 (C)RedBull Racing
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先にニューヨークで2023年新型車(カラーリング)を発表したレッドブル・レーシングが、2月11日プロモーション用のいわゆるフィルミングデーを使って事実上の『RB19』シェイクダウン・テストを行った。

場所はイギリスのシルバーストーン・サーキットで、引き続き同チームのレースドライバーを務めるマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが共にステアリングホイールを握った。
フィルミングデーなので規定により走行距離や装着タイヤに制限はあるが、ドライバーはいずれも好感触を得たということだ。

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フェラーリ、サッカー界から敏腕マネージャー獲得

Ferrari Prancing Horse (C)Ferrari S.p.A
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F1スクーデリア・フェラーリは、商業面の強化を図るため以前サッカーの名門チームである『ACミラン』でチーフ・コマーシャル・オフィサーを務めた経験を持つロレンツォ・ジョルジェッティ氏を獲得したことを明らかにした。

同氏は「F1だけでなく『eスポーツ』を含めたすべての分野でフェラーリの価値をまた高めて貢献したい」と意欲をみせた。

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2023/02/11

アルファタウリ、2023年のレーシングスーツお披露目

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
スクーデリア・アルファタウリは、2023年シーズンを戦う新しいレーシングスーツをチームのツイッターでお披露目した。

白を基調としてブルーが配色された全体のイメージは昨シーズンとほぼ変わらず、右肩と左腕には新しく主要スポンサーに就いた赤色の『オーレン』のロゴが目を引く。
なお引き続きPU(パワーユニット)を支援するホンダのロゴも青色で掲出されている。

同チームの新型車『AT04』のカラーリングは2月11日(土)に発表されることになっている。
2023年のドライバーは残留の角田裕毅と新加入のニック・デ・フリースとなっている。

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アレジのフェラーリ643、オークションで5億円

Jean Alesi (C)McLaren Group
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1991年シーズン、フェラーリ・チームが参戦に使った『フェラーリ643』がサザビーズのオークションで366万ユーロ(約5億1千万円)の高額で落札されたことがわかった。

当時このマシンをドライブしたのはジャン・アレジとジャンニ・モルビデリの二人。
現在も実走行ができる状態ということだが、F1人気の高まりもあり、想定以上の高額に関係者も驚きを以って迎えている。

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マクラーレンの新型車名称は『MCL60』に

McLaren 『MCL60』 (C)McLaren Racing
2023年シーズンを戦うマクラーレン・レーシングの新型車の正式名が明らかとなった。

同チームの昨シーズンのマシンは『MCL36』だったので、その例に倣えば今季は『MCL37』になる順番と思われたが、報じられたのは『MCL60』というもの。
チームの説明によれば、MCLはマクラーレン(McLaren)の略称、60はマクラーレン・グループの設立から今年が60年目にあたるからだそうだ。

マクラーレン・レーシングは1963年9月、自身も現役のレーシング・ドライバーだったブルース・マクラーレン氏によりイギリスに設立されたもの。
F1ではコンストラクターズ・タイトルを8回、ドライバーズ・タイトルを12回獲得した実績を持つ。

なお新型車『MCL60』は来たる2月13日(月)に正式発表される予定。
残留のランド・ノリスと新人のオスカー・ピアストリというドライバー・ラインナップになる。

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2023/02/10

レッドブル・フォード、新規参戦の扱い得られず

Redbull Ford (C)Redbull Racing
2026年シーズンからレッドブル・フォードとして登録されたF1パワーユニット・サプライヤーのレッドブル・パワートレインズだが、FIA(国際自動車連盟)は新規参戦チームとしては認められないことが伝えられた。

これはイタリアの専門紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じたもので、フェラーリ・チームからの抗議が成功したと報じている。
新規参戦の場合には開発段階で優遇措置が与えられるとされていた。

レッドブル・レーシング&アルファタウリは現在すでにホンダ製パワーユニットをレッドブル・パワートレインズとして戦っているが、これが災いしたものとみられる。

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ラスベガスGP、開催継続に追い風

1981 Las Vegas (C)Williams F1
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一時は環境団体による反対運動の逆風を受けたアメリカのラスベガスGPだが、ここに来て一転、朗報が聞かれている。
これはラスベガスがあるネバダ州クラーク郡の地方政府議会が長期開催を実現すべく開催延長決議をしたというもの。

1980年代に2度だけ行われたラスベガスGPはその後長い沈黙を挟み今シーズン42年ぶりに復活するが、契約は3年間だけの開催が決まっているのみ。
同決議によればその後さらに7年間延長して計10年の契約を目指そうとするものだ。

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2023/02/09

アルファロメオ、発表会で展示の新型車をオークションに

Alfaromeo 『C43』 (C)Alfa Romeo F1
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7日(火)に2023年新型車をお披露目したばかりのアルファロメオ・レーシングだが、オープニングに使った『C43』(?)がオークションに掛けられていることがわかった。

それによればマシンは実は展示用のショーカーで、F1グッズやパーツなどを販売する『F1オーセンティック』を通じてオークションに掛けられているという。
落札者にはさらに同チームのレースドライバーであるボタス&周冠宇らのサイン入りレーシングスーツやシューズも添えられるとのことだ。

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アロンソ(アストンマーティン)、新天地で初走行

Fernando Alonso (C)Aston Martin F1 Team
アストンマーティンF1チームに移籍した前アルピーヌF1のフェルナンド・アロンソが新天地での初走行を行った。
これはスペインのヘレス・サーキットで行われたピレリのタイヤテストでのことで、マシンは昨年仕様の『AMR22』が使われたという。

アロンソがアストンマーティンのマシンをドライブするのは実は昨シーズン末のアブダビ合同テスト以来になるが、当時はまだアルピーヌとの契約下にあたため。アストンマーティンのレーシングスーツ姿をみせるのは今回が初となった。

同チームの2023年新型車『AMR23』の発表会は2月13日(月)に行われる。

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ローガン・サージェントに掛かる米F1人気の期待

Logan Sargeant (C)Williams Racing
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近年急速にF1人気が盛り上がるアメリカだが、アンドレッティ・グローバルと共に新規参戦を窺うインディカー・ドライバーのコルトン・ハータ(22歳:アメリカ)のほうが難航している一方で、F2シリーズ上がりのローガン・サージェント(21歳:アメリカ)がウィリアムズ・レーシングのシートを獲得して夢を実現させて注目を集めている。
また同チームのスポンサーにアメリカを本拠とする『ガルフ石油』が就いたことも追い風になっている。

サージェントは最初から欧州を参戦の舞台に選んだことについて「最高レベルのモータースポーツはやはりヨーロッパだと思っていたから迷いはなかった。
F1はその頂点のものだから、実現して興奮しているよ。
アメリカでF1がもっと盛り上がるといいね」と説明、ウィリアムズの抜擢に感謝の言葉を表した。

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2023/02/08

フェラーリの新型車名称は『SF-23』に

『SF-23』logo (C)Ferrari S.p.A
タイトル奪還を期す名門フェラーリ・チームは、来たる2月14日(火)に2023年シーズンを戦うコード名『675』の新型車を正式発表する予定だが、その正式マシン名が『SF-23』となることがわかった。

毎年のように命名の方針が変わるフェラーリだが、『SF-23』のSFはイタリア語のチーム名であるスクーデリア・フェラーリの頭文字、また23は2023年を表すものと理解される。
ちなみに昨季はフェラーリ創立75周年ということで『F1-75』とされていた。
なおレースドライバーは引き続きシャルル・ルクレール&カルロス・サインツというラインナップになる。

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アルファロメオ、2023年新型車『C43』発表

Alfaromeo 『C43』 (C)Alfa Romeo F1
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2月7日(火)、アルファロメオ・レーシング・オーレンは2023年シーズンを戦う新型車『C43』をオンラインで正式発表した。
マシンは全体に前年の『C42』の流れを踏襲したものでより洗練されたものになっている。
今季のドライバー・ラインナップはバルテリ・ボタス&周冠宇で変わらず。

今シーズンも事実上旧ザウバー・チームがベースになっているが、両者のパートナーシップは今年が最後となる。

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ジャン・アレジ氏、「フランスGP消滅は国の責任」

Jean Alesi (C)Mercedes Motorsport
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新しくポールリカール・サーキットの代表に就いた元F1ドライバーのジャン・アレジ氏は、今年のカレンダーから外れたフランスGPについて自身の見解を示した。

現代F1スタートした1950年から開催されたフランスGPの開催地はランス・サーキットだったが、近代はポールリカールとマニクールが開催を巡って騒動が続いた。
これについてアレジ氏は「フランスGPがカレンダーから脱落した原因は政治にある」と英『オートスポーツ』誌で指摘したもの。

アレジ氏は「(関心持たず)大統領が来ないグランプリなんてウチくらいのもの」として、フランスで政治的なバックアップがないことを憂えた。
新規開催希望地が門前列を成す現状では、一旦消滅したグランプリの復活はなかり困難なことになる。

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2023/02/07

『ガルフ』、ウィリアムズとのパートナー関係強化も

Wiliams 『FW45』 (C)Williams Racing
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昨日発表されたウィリアムズ・レーシングの2023年新型車『FW45』には、先にパートナーシップ契約が明らかになった『ガルフ・オイル』のロゴがみられた。
しかし正直なところ想定されたものよりかなり控えめな露出に留まるものだった。

アメリカの大手石油会社であるガルフは古くからマクラーレンとの関係が深く、事実F1では昨シーズンまで同チームのスポンサーに定着。
2021年のモナコGPでは両者の密接な関係を示すような特別カラーリングを披露したこともあった。

これについてガルフ関係者は「今回のパートナーシップの具体的な内容についてはなお協議中」として、さらに強化される可能性を示唆した。
「グランプリの週末になればわかる」として、特別カラーリングについても含みを持たせている。

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ウィリアムズ・レーシング、2023年新型車『FW45』発表

Wiliams 『FW45』 (C)Williams Racing
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2月13日(月)、ウィリアムズ・レーシングは2023年シーズンを戦う新型車『FW45』をオンラインで発表した。
ただし他チームと同様、今回のマシンは昨シーズンのものでカラーリングのみのお披露目とみられる。

新型車『FW45』は2月20日に予定されているフィルミングデーになるようだ。
なお今シーズンのレースドライバーはアレクサンダー・アルボンと新人のローガン・サージェントというラインナップになる。

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フェラーリの2023年チームウェアが明らかに

2023 Teamwear (C)Ferrari S.p.A

フェラーリ・チームの2023年チームクルー用のウェア・デザインがネット上に流れているが、チームは2023年新型車を2月14日(火)に予定していることから、事前に流出したものとみられる。
ウェアは基本的に昨シーズンのものと同様だが配色の一部が変更されているようだ。

なおルクレール&サインツらドライバーが着用するレーシングスーツについては上記新型車発表会の席でお披露目される予定になっている。

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2023/02/06

フェルスタッペン、プライベート機内のシミュレーターを否定

Image
先にレッドブルのフェルスタッペンが持つF1シミュレーターについての報道が流れたが、これを本人が否定したことがわかった。

そもそもこれはレッドブル・グループのヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーが明らかにしたもので、それによればフェルスタッペンは自身のプライベートジェット機に専用のF1シミュレーターを搭載、移動の際にも上空でトレーニングをしているというもの。

しかしこの報道に本人は「マルコ氏の誤解」と否定した。
「プライベートジェット機にシミュレーターを搭載、というのは違う。
物理的にも大きすぎて無理だしね。
僕がマルコに話したのは、ヨーロッパ・ラウンドでレースウィークに使うチームのモーターホームにシミュレーターを設置して欲しいと言ったんだ。
そうすれば空き時間にもトレーニングができるからね」

機内ではなかったものの、やはりチャンピオンの頭の中にはF1のことしかないようだ。

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フランスGPに巨額負債の可能性

Paul Ricard Circuit (C)Pirelli Motorsport
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ポールリカール・サーキットで開催されたフランスGPに、巨額負債があるとの報道が流れて話題を呼んでいる。

これはフランスの一部日刊紙が報じたもので、それによればフランスGPの開催団体に総額2,.700万ユーロ(約38億4千万円)に達する負債があるというもの。

先日元F1ドライバーであるジャン・アレジ氏が同サーキットの代表に就くことが報じられたが、事実であればフランスGPの復活に大きな障害となりそうだ。

なお2018年に復活したポールリカールでのフランスGPだが、今シーズンはカレンダーから外れている。

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FIA会長、「フォードの参戦は世界選手権にふさわしい」

Ford logo (C)Ford Racing
FIA(国際自動車連盟)は2026年シーズンからのエンジン・サプライヤーを発表したが、モハメド・ビン・スライエム会長はその中にフォードの名前があることに特に言及した。

「フォードの参戦は世界選手権にふさわしい。
F1にとって素晴らしいニュースだよ。
フォードはおよそF1の歴史において間違いなく最も成功したブランド。
いまアメリカでもF1人気が沸騰しているが、アメリカ製のPU(パワーユニット)供給はなかったので、その意味でも大いに歓迎されることだろう」

同会長はまたアメリカのチームであるアンドレッティ・グローバルがF1新規参戦を望んでいることにも歓迎する姿勢をみせている。
なおフォードは単独ではなくレッドブル・フォードとしてサプライヤーに登録されている。

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2023/02/05

フェラーリも2023年新型車の火入れ完了

Ferrari SNS (C)Ferrari S.p.A
悲願のタイトル奪還を窺うフェラーリ・チームは、2023年シーズンを戦う新型車の火入れ(エンジン初始動)の模様をチームのSNSで公開した。

昨シーズン、2019年以来となるコンストラクターズ・ランキング2位を得た名門チームは、当然のこと今季はチャンピオンシップ獲得を悲願としている。

なお新型車の正式発表は2月14日(火)に本拠地マラネロで行われることになっていて、同チームは引き続きレースドライバーとしてシャルル・ルクレール&カルロス・サインツというドライバー・ラインナップで臨むことが決まっている。

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2026年以降のエンジン・サプライヤーは全6社に

FIA
衆知のように2026年からF1は大きくレギュレーションが変更されるが、これに向けFIA(国際自動車連盟)に登録された全6社のエンジン・サプライヤーがF1委員会から発表された。

それによれば現在すでにF1参戦中であるフェラーリ、メルセデス、それにアルピーヌ(ルノー)の3社に加え、ホンダ、アウディ、そしてフォードの全6社ということになった。
なおフォードはレッドブル・フォードとなっており、ホンダとの関係は打ち切られることになる。

2026年からスタートする新規定は2030年までの5年間有効で、今回登録された以外のサプライヤーは認められないとされているので、噂にあったポルシェの参入はなくなることになった。

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2023/02/04

レッドブル、2023年新型車のカラーリングを発表

Redbull 『RB19』 (C)RedBull Racing
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2月3日(金)、レッドブル・レーシングは2023年シーズンを戦う新型車『RB19』の発表会をアメリカのニューヨークで行った。
ただ展示されたのは『RB19』の実車ではなくショー用のマシンで、プロモーション用にカラーリングのみの発表に留まった。

同チームは2023年もマックス・フェルスタッペン&セルジオ・ペレスというドライバー・ラインナップを継続する。
なお、同日アメリカの大手自動車メーカーであるフォードが2026年からのレッドブル・レーシングとの提携を発表している。

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フォード、2026年からレッドブルと共闘へ

Ford logo (C)Ford Racing
2月3日(金)、アメリカの自動車メーカー大手の『フォード』はF1のレギュレーションが大きく変更される2026年シーズンから、レッドブル・グループのレッドブル・レーシング&アルファタウリ2チームにエンジン供給することを明らかにした。

これに伴いレッドブル・パワートレインズを通したホンダとの提携契約は2025年で終了することになる。

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「まだまだ現役続行」と、アロンソ(アストンマーティン)

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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2001年、まだ19歳の時に当時のミナルディからF1デビューを果たしたフェルナンド・アロンソは41歳になった今も現役を続けるレジェンドだが、まだ複数年契約を求めるなど意気軒高なところをみせている。

「必ず聞かれるのは幾つまでF1で走っているんだ、という質問だけれど、今は全然辞めるつもりなんてないね。
なぜならF1ドライバーとして万全だからだよ。
もしも自分で100%じゃないな、と思ったらその時は考えるけれど、それはまだずっと先のことだろうね」と交わしたスペインの英雄。

今シーズンは新天地であるアストンマーティンに移籍するが、どこで走ってもチームメイト(今季はストロール)には負けないと自信をみせている。

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2023/02/03

ルノー初勝利のジャンピエール・ジャブイーユ氏が死去

Image (C)Renault F1 UK
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1970年代に活躍したジャンピエール・ジャブイーユ氏(フランス)が2月2日死去した。享年80歳。

ジャブイーユ氏は1974年、遅咲きの31歳でウィリアムズ・チームからフランスGPでF1初挑戦。
その後サーティーズやティレルと経由、1979年のやはりフランスGPでターボ・エンジンの先駆者であったルノーに念願のF1初勝利をもたらせた。
通算2勝、ポールポジション6回。

F1引退後はスポーツカーレースでも活躍、さらにプジョーF1の責任者も務めた。

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ウィリアムズ、『ガルフ石油』とパートナーシップ契約か

Gulf/McLaren (C)McLaren Group
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ウィリアムズ・レーシングが2023年シーズンからアメリカの大手石油会社である『ガルフ・オイル』とパートナーシップ契約を結んだとのニュースが流れている。

古くからモーターレーシングを支援してきた歴史を持つガルフは、F1でもマクラーレンの主要スポンサーとしてお馴染みだ。

まだ双方から提携について正式なアナウンスはないが、2月13日(月)に予定される新型車発表会で正式発表されるものとみられている。

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ジャン・アレジ、ポールリカール・サーキットの責任者に

Jean Alesi/2001 Japanese GP (C)Ex.Jordan GP
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元フェラーリ等のF1ドライバーであるジャン・アレジ氏(58歳:フランス)がフランスGPの開催地ポールリカール・サーキットの責任者に就いたと伝えられた。

これはイタリアの専門紙『アウトスプリント』が報じたもので、レーシング・ドライバーがF1サーキットの代表になるのは異例のこと。

アレジ氏は1995年のカナダGPでフェラーリを駆って念願の初優勝を果たし、「国際F3000のチャンピオンはF1で勝てない」というジンクスを打ち破ったことで知られる。

なお夫人は日本の女優・後藤久美子さん、また子息のジュニアーノもレーシング・ドライバーだ。

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ニキータ・マゼピン(元ハース)、スポーツカーレースに転身

Nikita Mazepin (C)Haas F1 Team
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元ハースF1チームのレースドライバーだったニキータ・マゼピン(23歳:ロシア)が、来月中東のドバイで行われるスポーツカーレースの『アジアン・ル・ン・シリーズ』開幕戦に参戦することがわかった。

ロシア出身のマゼピンは、父親で『ウラルカリ』を経営する富豪のドミトリー・マゼピン氏の支援もありF1参戦までこぎ着けたが、ロシアによるウクライナ侵攻で国際的な制裁を受け、シートを失っていた。
マゼピンがレースに出るのはそれ以来ということになる。

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2023/02/02

ミック・シューマッハ、マクラーレンでもリザーブドライバーに

Mick Schumacher (C)Mercedes Motorsports
前ハースF1チームのレースドライバーだったミック・シューマッハは、今季のレースシートを失っているが、マクラーレン・レーシングのリザーブドライバーとして待機することがわかった。

昨シーズンまでの2年間、シューマッハはフェラーリの支援を受けるハースF1チームに在籍したが、今年はすでにメルセデスAMGチームでもリザーブドライバーを務めることが公表されており、今回の決定でさらにメルセデス色を強めることになりそうだ。

なおマクラーレンではニック・デ・フリースがリザーブドライバーを務めていたが、今シーズンはアルファタウリのレースドライバーに起用されている。

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アルファタウリ『AT04』、火入れを公開

Alphtauri Factory (C)Scuderia Alphtauri
スクーデリア・アルファタウリは、2023年シーズンを戦う新型車『AT04』(仮称)の火入れ(エンジン初始動)の様子を公開した。
PU(パワーユニット)は引き続き日本のホンダが組み立て、レッドブル・パワートレインズが運用するものとなる。

新型車は2月11日(土)にお披露目されるが、おそらくこの場では2023年のカラーリングに留まり、本格的なデビューは2月14日(火)に行われるミサノ・サーキットでのシェイクダウンになるとみられる。

同チームのレースシートは残留の角田裕毅とこれがF1デビューとなる実力者ニック・デ・フリースというドライバー・ラインナップになる。

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ウォルフ代表(メルセデス)、「戦略責任者の移籍は意外」

James Vowles (C)Williams Racing
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先にウィリアムズ・レーシングは新たなチーム代表としてジェームス・ボウルズ氏(43歳:イギリス)と契約したことを明らかにしたが、これについてメルセデスAMGチームのトト・ウォルフ代表は「戦略責任者の移籍は衝撃だった」と、意外な反応をみせた。

というのもウィリアムズ・レーシングにとってメルセデスは同チームのPU(パワーユニット)供給元であり、密接な関係があることからウォルフ氏が政治的に主導したものとみられていたからだ。

しかしウォルフ氏はドイツの専門誌『スピード・ウィーク』に次のように語っている。
「彼が上昇志向で野心的な生き方を望んでいることはわかっていた。
それでメルセデスでのポジションに満足していなかったんだろう。
急に辞意を表した時にも驚いたが、ウィリアムズのチーム代表になったとはね……」と、驚きをみせたが、それでも「新しい立場での健闘を祈っている」と、大人の対応をみせた。

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2023/02/01

ハースF1、2023年新型車『VF-23』のカラーリング発表

Haas 『VF-23』(C)Haas F1 Team
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1月31日(火)、ハースF1チームが2023年シーズンを戦う新型車『VF-23』のカラーリングを先行して発表した。
今シーズン、同チームは新たなタイトル・スポンサーを迎え、正式名を『マネーグラム・ハースF1チーム』としている。
またドライバーも、離脱したミック・シューマッハの後任にベテランのニコ・ヒュルケンバーグを迎え、残留したケビン・マグヌッセンと新たなドライバー・ラインナップで戦うことを決めている。

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2023年のF1、最低重量引き下げは見送りに

Image (C)RedBull Racing
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F1マシンの最低重量が、2023年シーズンも昨季とおなじ798キロに留められたことがわかった。

2022年、レギュレーションの変更に伴いF1マシンは前年の752キロから798キロまで増加。
10年前は642キロだったことを考えると大幅な増加となっている。
それでも昨シーズンのスタート時、最低重量を下回ったチームはいなかったとされる。

FIA(国際自動車連盟)のテクニカル・ワーキング・グループは当初昨季より2キロ減らした796キロにする姿勢をみせていたが、最終的にこれを断念したもの。

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