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2023年1月

2023/01/31

フォードとの関係が憶測呼ぶレッドブル

Ford Cosworth DFV Engine
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連覇を狙うレッドブル・レーシングは、2月3日(金)にニューヨークで2023年シーズンを戦う新型車『RB19』(仮称)をお披露目する予定だが、一部メディアからこの場にアメリカの大手自動車メーカーであるフォードの関係者が同席すると報じて注目が集まっている。

これについて英スポーツ・チャンネル『スカイスポーツ』は、同発表会にはクリスチャン・ホーナー代表とエイドリアン・ニューイ氏らに並び、フォードからCEO(最高経営責任者)クラスのポジションにある人物が同席すると予想しているという。

歴史的にフォードとF1との関係は密接なもので、一時はほとんどすべてのチームが同じフォード系のエンジンを搭載した時期もある。

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アウディ、ザウバーの株式入手をスタートさせる

Audi (C) Audi AG
2026年シーズンからのF1新規参戦を目指しているアウディが、その第一段階として提携先であるザウバー・モータースポーツの株式取得を開始したことが明らかとなった。

伝えられるところでは最終的に50%まで取得が進められるとみられているが、まだ両者共に現段階の詳しい数字は発表していない。

ザウバーは以前にもBMWなど自動車メーカーによるパートナーシップを構築して戦った歴史がある。

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ロバート・クビサのF1キャリア終焉か

Robert Kubica (C)Williams F1
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ポーランド人初のF1ドライバーとして、2006年シーズンに当時のBMW・ザウバー・チームからデビューしたベテランのロバート・クビサ(38歳)だが、昨シーズンをもってF1の現場ら引退ということになりそうだ。

それを示唆するのはクビサが開発ドライバーとして所属していたアルファロメオ・レーシングから、母国ポートランドのエネルギー企業である『オーレン』がスポンサー契約を終了したからだ。
オーレンは今季からアルファタウリに支援の場を移したが、クビサが同チームに移ることは考えにくく、現場から離れる可能性が高いとみられる。。

壮絶なアクシデントの経験もあるクビサだが、レースドライバーから外れてもその能力から複数のチームでマシン開発を担ってきたベテランだ。

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2023/01/30

マクラーレン、新型車PUに火入れ

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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マクラーレン・レーシングは、2023年シーズンを戦う新型車『MCL37』(仮称)のメルセデス製PU(パワーユニット)に火入れ(初始動)を行ったことを明らかにした。

それによれば場所は本拠地ノーサンプトンシャー州ブラックリーのマクラーレン・テクノロジー・センターで、ザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターを始め、アンドレアス・ザイドル代表や新加入のオスカー・ピアストリら多くの関係者も立ち会って行われたという。

同チームの新型車は2月13日(月)にお披露目されることになっている。

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王者フェルスタッペン、空の上でもトレーニング

Image
常にF1中心の生活を送っていることで知られるマックス・フェルスタッペン(25歳:オランダ)は、私邸の中にも自身のF1シミュレーターを置いてトレーニングを行っているが、この2度のチャンピオンはそれだけに留まらないようだ。

レッドブルのヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーによれば、プライベート・ジェット機(ダッソー・ファルコン900EX)を所有しているフェルスタッペンはその機内にも自分専用のF1シミュレーターを設置、長時間の移動中にもトレーニングが行えるよう改造を施したという。

F1ドライバーの中で最高クラスの報酬を得ているからこそ出来ることとはいえ、その気概には圧倒されるばかりだ。

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2023/01/29

F1、おおっぴらにスレイエムFIA会長を批判

FIA
先にサウジアラビアの政府系投資ファンドがF1買収を検討していると報じられたが、これにFIA(国際自動車連盟)のモハメド・ビン・スライエム会長がSNSを介して自身の見解を明かしたことで、思わぬ波紋が生じている。

それによれば、伝えられた買収金額が実態を伴わない高額になっていると同会長が言及したことが反発を呼んでいるとみられる。
ブルームバーグ社が報じたところでは、リバティ・メディアがF1を買収した当時の金額は44億ドル(約5,720億円)とされているが、現在その市場価値は負債も含めて総額200億ドル(約2兆6千万円)にも跳ね上がっているとのことだ。
F1はFIA会長が商業権に介入していると公式に反論している。

このところ上手くいっていると見えたFIAとF1(リバティ・メディア)の関係だが、不穏な空気が流れ始めているようだ。

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FIA会長、英貴族院議員から糾弾される

Bahrain Circuit (C)Pirelli Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)のモハメド・ビン・スライエム会長が、英国貴族院の議員から「誠意がなく公益団体の会長に値しない」と、糾弾されていることがわかった。

それによれば英国貴族院・自由民主党所属のポール・スクリベン氏ら総勢90名の議員が連名で昨年の3月に送った書簡に対し、モハメド・ビン・スライエム会長がこれに何ら反応していないというもの。
内容は中東地域で開催されているF1グランプリが、様々な人権問題を抱えていると指摘したものという。

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2023/01/28

アルファロメオ、『ステーク』とパートナーシップ契約

『Stake』(C)Alfaromeo Racing
アルファロメオ・レーシングは、オンライン・カジノなど世界的なエンターテインメント・ブランドである『ステーク』と新たなスポンサー契約を結んだことを明らかにした。
契約は複数年で、これによりチーム名は『アルファロメオF1チーム・ステーク』に変更される。

なお別掲のように、昨シーズンまでタイトル・スポンサーだった『オーレン』はアルファタウリとスポンサー契約を結んでいる。

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アルファタウリ、『オーレン』とパートナーシップ契約

『Orlen』(C)Scuderia Alphatauri
スクーデリア・アルファタウリは、ポーランドに本拠を置くエネルギー企業である『オーレン』と複数年に渡るパートナーシップ契約を結んだことを明らかにした。

これによりアルファタウリの2023年新型車『AT04』のリヤウィングやドライバーのレーシングスーツなどに同社のロゴが掲出される見込み。

なお同社はポーランドということもあり、これまでロバート・クビサの所属するアルファロメオ・レーシングへの支援を行ってきた。

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メルセデスAMGチーム代表、「チーム内バトル心配していない」

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームのトト・ウォルフ代表は、今年2シーズン目を迎える同チームのレースドライバー・ラインナップについて、「チーム内に混乱が起きることはあり得ない」と言及した。

ウィリアムズ時代からその実力の片鱗を見せてきたジョージ・ラッセル(24歳:イギリス)は、スポットで起用された当初からエースであるルイス・ハミルトン(38歳:イギリス)を凌駕するような走りをみせ、昨シーズンは同チームが唯一獲得した勝利もラッセルが記録したもの。
そこで口さがないパドック雀からは今シーズン、両者の間の軋轢を懸念、チーム内バトルが起きると懸念する向きも多い。

これについてウォルフ代表は「ウチの二人は年令も違うしキャリアも違う。
そしてF1で成し遂げようとするものも二人の間では異なっているんだ。
互いに協力することはあっても、衝突など何も心配していないよ」と、一蹴している。

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2023/01/27

アルファロメオ、新代表にアレッサンドロ・アルンニ・ブラビ氏

Alfaromeo Racing (C)Sauber Motorsport AG
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アルファロメオF1チームは、同チームの新代表としてアレッサンドロ・アルンニ・ブラビ氏(イタリア)を指名したことを明らかにした。
同氏はこれまでザウバー・モータースポーツのマネージング・ディレクターを務めており、両者の緊密な関係を如実に表したものとなった。

これにより同氏はザウバー・モータースポーツの責任者であるアンドレアス・ザイドル/CEOのもと、現場の責任者として職務を果たすことになる。

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角田裕毅(アルファタウリ)、すでに新シーズンスタート

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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日本期待の角田裕毅(アルファタウリ)が、すでに実車走行を開始、着々と2023年シーズンをスタートしていることがわかった。

イタリア・メディアが伝えるところによれば、角田は束の間の日本でオフを過ごした後、中東のドバイに移動してスポーツジムで専属トレーナーと共にトレーニングを開始。
その後チームのファクトリーがあるイタリアに戻り、2023年新型車のシート合わせを行い、さらにイモラ・サーキットを舞台にプライベートテストを敢行したという。

なおドバイでは偶然昨季のチームメイトだったピエール・ガスリーと再会、互いの健闘を祈ったと伝えられている。

同チームの新型車発表は2月11日(土)、バーレーン・サーキットでのシーズン開幕前合同テストは2月23(日)(木)にスタートする。

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2023/01/26

ハースF1、1月31日(火)に2023年新型車発表へ

今年、F1参戦8年目を迎えるハースF1チームが、2023年シーズンを戦う新型車『VF-23』(仮称)を来たる1月31日(火)に行うことを明らかにした。
場所は公表されていないが、オンラインで世界に発信される見込み。

なおこれは全10チーム中最も早いものだが、実際にはマシンは昨季のもので、アルファタウリなどと同様カラーリングのお披露目になる可能性が高い。

同チームは新たに『マネーグラム』をタイトル・スポンサーに迎え、残留のケビン・マグヌッセンと、離脱したミック・シューマッハの後任となるニコ・ヒュルケンバーグというドライバー・ラインナップになる。

【2023年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名 場所
1月31日(火) ハースF1 『VF-23』 オンライン
2月03日(水) レッドブル 『RB14』 ニューヨーク
2月06日(月) ウィリアムズ 『FW45』 オンライン
2月07日(火) アルファロメオ 『C43』 チューリッヒ
2月11日(土) アルファタウリ 『AT04』 ニューヨーク
2月13日(月) アストンマーティン 『AMR23』 ゲイドン本社
2月13日(月) マクラーレン 『MCL37』 オンライン
2月14日(火) フェラーリ 『F1-76』 マラネロ本社
2月15日(水) メルセデス 『W14』 シルバーストーン
2月16日(木) アルピーヌF1 『A523』 ロンドン
*マシン名等は非公式です。

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FIA、2023年から全車ドライバーズ・アイを義務化へ

Fernando Alonso (C)Alpine F1
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F1は、2023年シーズンから全車に『ドライバーズ・アイ』を義務付けることを明らかにした。

ドライバーズ・アイはドライバーのヘルメットに小型カメラを装着するもので、まさにドライバー目線でのコクピットからの視界がディスプレーで共有できるもの。
これまで試験的にアロンソ(アルピーヌ)など一部のドライバーで試されたが、その圧倒的な迫力は話題を呼んでいた。

FIA(国際自動車連盟)は2023年のF1テクニカル・レギュレーションを改定して導入を図るとしている。

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ハースF1、今季もフィティパルディをリザーブに

Pietro Fittipaldi (C)Haas F1 Team
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ハースF1チームは2023年シーズンのリザーブ&テストドライバーとして、ピエトロ・フィッティパルディ(26歳:ブラジル)を指名したことを明らかにした。

2度のF1チャンピオンに輝くブラジルの英雄であるエマーソン・フィティパルディ氏を祖父に持つピエトロは2019年から同チームのリザーブ&テストドライバーを務め、2020年には当時レースドライバーだったロマン・グロージャンの代役としてバーレーンとアブダビの両グランプリに参戦、それぞれ17位と19位になっている。

これについて本人は「このフレンドリーなチームで5年目のシーズンを迎えうれしく思っている。
2023年、高い戦闘力を発揮できるよう全力で支えたい」と、述べている。

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2023/01/25

鈴鹿サーキット、S字コース再舗装

鈴鹿サーキット
F1日本GPの開催地である鈴鹿サーキットは、今オフの期間にS字部分の路面再舗装を行ったことを自身のツイッターで明らかにした。
それによれば工事は1月10日(火)から19日(木)までの間に休業して行われ、他にも施設の点検補修を行ったということだ。

同サーキットのS字は開業以来の人気部分で、同時にラップタイムの短縮には難しい部分とされる。

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コルトン・ハータ、下位カテゴリー参戦許されず

Colton Herta (C)McLaren Racing 拡大します アンドレッティ、ないしマクラーレン等からのF1参戦を目指していたコルトン・ハータ(22歳:アメリカ)だが、F1スーパーライセンスの発給にポイントが不足していたためアメリカのジュニア・カテゴリーへの参戦を打診したものの、FIA(国際自動車連盟)から許可が降りなかったことがわかった。


 


インディカー・シリーズで優勝経験も持つハータだが、スーパーライセンス獲得に必要な40ポイントに8ポイント足りなかったとされる。
そのため実績を担保に特例を求めたものの却下。
さらにポイント獲得のための下位カテゴリー参戦も規定の趣旨に反するものと断じられた模様だ。


 


急速にF1人気が高まっているアメリカだが、アンドレッティ・グローバルの参戦計画と合わせ、順調とはいかないようだ。

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2023/01/24

ボタス(アルファロメオ)、2026年以降の契約に意欲

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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現アルファロメオ・レーシングのレースドライバーであるバルテリ・ボタス(33歳:フィンランド)が、F1に大きな変化が訪れる2026年以降の契約に意欲をみせている。

ザウバー・モータースポーツが運営するアルファロメオ・レーシングは今季で契約が終了することからボタスにも環境の変化が訪れるが、本人はさらにその先を見据えているとのこと。
というのもザウバーはアウデイからの資本参加を得た上で、実質的にアウディ・チームに生まれ変わることが必至だからだ。

単年契約の繰り返しだったメルセデスAMGチーム時代はこのせいでドライビングに専念できないこともあったというボタスは長期契約により安定したレース生活を求めていると訴えた。

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シューマッハの伝説マシンがオークションに

Jordan 191 Image
来月パリで行われるオークションに、ジョーダン・グランプリの伝説的マシンが出品されることがわかった。

これは同チームが1991年のベルギーGPに出走させたカーナンバー32の『ジョーダン191・フォード』で、後に偉大なチャンピオンになるミハエル・シューマッハのデビュー・レースを支えたもの。
このレース、予選7位を獲得した22歳のシューマッハは決勝で5位まで順位を上げたが、マシントラブルで惜しくもリタイヤを余儀なくされた。
しかしその才能が評価され、次戦からベネトンに抜擢され3年後にはチャンピオンになった歴史がある。

もう30年以上経過したマシンだが、伝説のクルマでありいくらで落札されるか想像もつかないほどだ。

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2023/01/23

パット・シモンズ氏、『スプリントレースの薦め』

Pat Symonds (C)Williams F1
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元F1チーム代表で現在F1のチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるパット・シモンズ氏(69歳:イギリス)が、2021年から一部のレースで試験導入されたいわゆる『スプリントレース予選』について言及している。

それによればこの方式を採り入れた場合、これまでフリー走行だけで終わった金曜日に真剣な予選が行われること、そして土曜日に短距離レースの形式で本格予選レースが行われること、さらに不確定要素が増して日曜日のレースがスリリングなものになること等を挙げた。
ただ問題はチーム側のリスクと負担が増すことで、シモンズ氏は主催者と合わせさらに検討する必要性を主張している。

2023年、同方式はアゼルバイジャン、オーストリア、ベルギー、カタール、オースティン、そしてブラジルの6回が予定されている。

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サウジアラビアのファンドがF1買収を検討

Saudi Image (C)Pirelli Motorsport
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2021年に初開催、今年3回目のグランプリを迎える中東の雄・サウジアラビアだが、それだけに留まらずF1そのものを手中に収めようと動き出していることがブルームバーグ社の報道でわかった。

それによれば計画はサウジアラビア政府系ファンドである『ソブリン・ウェルス』が、現在のF1保有者であるリバティ・メディアから入手すべく入札を打診しているというもの。
ただF1は単にリバティ・メディアの所有物ではなく、一存で売買できるものではないので実現は難しそうだ。

ちなみにリバティ・メディアがF1を買収した当時の金額は44億ドル(約5,720億円)とされているが、現在その市場価値は負債も含めて総額200億ドル(約2兆6千万円)にも跳ね上がっていると伝えられている。

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2023/01/22

メルセデス、ハミルトンとの巨額契約話を否定

T.Wolff & L.Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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今シーズンの開幕前に妥結を目指すというメルセデスAMGチームとルイス・ハミルトンとの契約延長について、ドイツの一部メディアがその巨額ぶりを報じて注目されている。

それによれば契約は2024年からの2年間で、年間7千万ドル(約91億円)、さらにメルセデスのアンバサダー(親善大使)として年間2,700万ドル(約3億5千万円)を得るというもの。
ただしメルセデスのスポークスマンはこれを「根拠のない無責任な作り話」であるとして一蹴しているという。

タイトル喪失と共にすでにフェルスタッペン(レッドブル)に収入1位の座を奪われたとされるハミルトンだが、どこまで金額を積み増すか関心が集まっている。

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ヒュンダイ・モータースポーツにF1進出の噂

Cyril Abiteboul (C)Renault Sport F1
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元ルノー・スポール代表のシリル・アビテブール氏(45歳:フランス)がWRC(世界ラリー選手権)に参戦するヒュンダイ・モータースポーツのチーム代表に就いたことで、同社がF1進出を図っているのでは、との噂が広まった。

ただヒュンダイが将来的にF1参戦に関心を持っているのは事実のようだが、エンジン・サプライヤーとしても、これから新たに実現させるのには多くの障害がありそうだ。
これについて同社のスポークスマンは「市販車へのフィードバックを考えた場合、F1よりもWRCのほうが多く寄与できる」と、否定しているのだが、アビテブール代表は「可能性はゼロではない」として完全否定はせず、取材陣を煙に巻いている。

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2023/01/21

アルファロメオ、2月7日に2023年新型車発表

Alfaromeo 『C42』 (C)Alfa Romeo F1 Team
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アルファロメオF1チームは、2023年シーズンを戦う新型車『C43』(仮称)を来たる2月7日(火)に発表することを明らかにした。
場所はチームの母体であるザウバー・モータースポーツの母国であるスイスのチューリッヒが予定されている。
発表会にはバルテリ・ボタス&周冠宇の両ドライバーも出席することになっている。

2018年からスタートした両者のパートナーシップ契約は、今年をもって終了が決まっていて、これが最終マシンということになる。
なおその後ザウバーは2026年から新規参戦となるアウディと組むことが確定している。

【2023年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名 場所
2月06日(月) ウィリアムズ 『FW45』 オンライン
2月 7日(火) アルファロメオ 『C43』 チューリッヒ
2月11日(土) アルファタウリ 『AT04』 ニューヨーク
2月13日(月) アストンマーティン 『AMR23』 ゲイドン本社
2月13日(月) マクラーレン 『MCL37』 オンライン
2月14日(火) フェラーリ 『F1-76』 マラネロ本社
2月15日(水) メルセデス 『W14』 シルバーストーン
2月16日(木) アルピーヌF1 『A523』 ロンドン
*マシン名等は非公式です。

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マグヌッセン(ハース)、デイトナ24時間レース参戦を回避

Kevin Magnussen (C)Haas F1 Team
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ハースF1チームのケビン・マグヌッセンは、予定されていたデイトナ24時間レースへの参戦を回避することを明らかにした。

これはF1シーズンの開幕を前に手の手術を受けたため。
マグヌッセンは手に『嚢胞』(のうほう)ができたため、これを外科的に取り除く手術を受けていた。
当初、レースへの参戦に支障はないとされていたが、執刀にあたった医師からは自重を求められため大事を取って断念したという。
予定では父親のヤン・マグヌッセン氏と共にポルシェ911GT3-Rで参戦する筈だった。

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サウジアラビアGP、2027年まで現在の市街地コースで

Jedda Circuit (C)Pirelli Motorsport
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サウジアラビア第2の都市ジェッダで2021年から行われているサウジアラビアGPだが、当初暫定とされていた市街地特設コースを少なくとも現行契約が満了する2027年まで継続使用することがわかった。

しかし高速であるにも関わらずコースサイドのバリアが近く、ブラインドターンが多いこのコースはクラッシュが多発、ドライバーからは不評を買っている。
実際、ミック・シューマッハ(ハース)がその餌食になったことは記憶に新しく、「開催を継続するなら安全な専用サーキットを建設すべき」との声も聞かれているとのことだ。

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2023/01/20

FIA、スティーブ・ニールセン氏をスポーティング・ディレクターに

Steve Nielsen (C)Scuderia Toro Rosso
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F1のマネージメント体制の構築を進めているFIA(国際自動車連盟)は、新しいスポーティング・ディレクターとして前トロ・ロッソ等でマネージメントに当たったベテランのスティーブ・ニールセン氏(58歳:イギリス)を起用することを明らかにした。

ロータスやルノー、ホンダ、トロ・ロッソやウィリアムズ・チーム等でマネージング・ディレクターとして多くの経験を持つニールセン氏は、その経験から今回の抜擢になったもので、モハメド・ビン・スライエム会長やステファーノ・ドメニカリ/CEOのもと、その手腕に期待が集まっている。

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メルセデス・チーム代表、「急に戦力は上がらない」

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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新しいシーズンに向け、タイトル奪還を図るかつての王者メルセデスAMGチームだが、「急に戦力は上がらない」と、周囲の期待に予防線を張っている。

これは同チームを率いるトト・ウォルフ代表が次のように語ったもの。
「周囲から期待されていることは理解できるが、この世界ではいきなり躍進を果たすというのはなかなか難しい。
昨季はわずか1勝しかできなかったことでわかるように、ライバルとの差は思ったより大きなもので、シーズンの最後までこれを挽回できずに終えた。
今年の戦力はそのベースの上に造り上げられるものだから、われわれは最初からハンディがあるようなもの。
残念ながら戦力というのは急には上がらないものだよ」

同代表は序盤戦の戦いによりシーズン全体を見通すことができるとも語った。

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2023/01/19

ドイツ、グランプリの無料放送が途絶える

Mick Schumacher (C)Haas F1 Team
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ミハエル・シューマッハやセバスチャン・ベッテル、そしてニコ・ロズベルグら幾多のチャンピオンを輩出したドイツだが、1991年以来続いてきたグランプリの無料放送が今年ついに途絶えることがわかった。

これはドイツの専門紙『ビルト』が報じたもの。
それによれば昨年まで『スカイ・スポーツ』が最大4戦を無料放送していたものの、年々増加する放映権料の問題などから今季は断念に追い込まれたという。

ドイツはF1の名門国だが、現在はドイツGPも行われていない。
またF1レジェンドの血筋を引くミック・シューマッハがハースF1のレースシートを失ったことも影響したようだ。

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中国GP、2023年の復活開催を断念

復活開催の途を探っていた2023年の中国GPだが、FIA(国際自動車連盟)はあらためて先に発表したカレンダーでいくことを確認、開催の可能性がないことが明らかとなった。

これにより今シーズンのF1は3月5日のバーレーンGPでスタート、11月26日のアブダビGPまでの全23戦が確定することになった。

【2023年F1カレンダー】(12/07)

No. 日程 グランプリ 開催地
1 03月05日 バーレーンGP バーレーン・サーキット
2 03月19日 サウジアラビアGP ジェッダ特設コース
3 04月02日 オーストラリアGP アルバートパーク特設コース
4 04月30日 アゼルバイジャンGP バクー特設コース
5 05月07日 マイアミGP マイアミ特設コース
6 05月21日 ロマーニャGP イモラ・サーキット
7 05月28日 モナコGP モンテカルロ特設コース
8 06月04日 スペインGP バルセロナ・サーキット
9 06月18日 カナダGP ジル・ビルニューブ・サーキット
10 07月02日 オーストリアGP レッドブルリンク
11 07月09日 イギリスGP シルバーストーン・サーキット
12 07月23日 ハンガリーGP ハンガロリンク
13 07月30日 ベルギーGP スパフランコルシャン・サーキット
14 08月27日 オランダGP ザンドフールト・サーキット
15 09月03日 イタリアGP モンツァ・サーキット
16 09月17日 シンガポールGP シンガポール特設コース
17 09月24日 日本GP 鈴鹿サーキット
18 10月08日 カタールGP ロサイル・サーキット
19 10月22日 アメリカGP(US-GP) オースティン・スピードウェイ
20 10月29日 メキシコGP ロドリゲス・サーキット
21 11月05日 サンパウロGP インテルラゴス・サーキット
22 11月18日 ラスベガスGP ラスベガス特設サーキット
23 11月26日 アブダビGP ヤス・マリーナ・サーキット

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なおも復活開催を窺う中国GP

Shanghai Circuit (C)Pirelli Motorsport
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いったん今年のカレンダーから消滅、その後復活開催を目論見ながらも中国GPの復活は難航が伝えられている。
しかしそれでもなお主催者は諦めていないようだ。

当初4月に第4戦として組まれていた今年の中国GPは政府のゼロコロナ政策により開催中止に追い込まれたが、人民の不満が爆発したことから一転政策を転換、大幅な規制緩和を実施したことで主催者は再び開催に向け可能性を模索している。

しかしチーム側からはすでにロジスティクス(物流)を組み替えたことなどを理由に否定的なところが多い。
そこで主催者はシーズン終盤の開催を提案、少なくともF1のステファーノ・ドメニカリ/CEOは前向きであるとみられている。
復活が認められれば、2019年以来ということになるが、その間に中国人初のF1ドライバー(周冠宇)が生まれておりかつてない盛り上がりになるのは必至だ。

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2023/01/18

佐藤琢磨(ホンダ)、2023年はオーバルコースのみの参戦に

佐藤 琢磨 (C)Honda Racing
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鈴鹿サーキットのジュニア育成ドライバー時代から一貫してホンダ・パワーで戦ってきた佐藤琢磨が、2023年シーズンはインディカーの名門であるチップガナッシ・レーシングと契約したことが報じられた。
ただしオーバルコースのみの出走という、これまで前例のない体制になることがわかった。

F1で表彰台を獲得するなど多くの先駆者と同様ロードコースを得意とする佐藤だが、オーバルレースの最高峰であるインディ500を2度に渡って制覇するなど日本人ドライバーとしては珍しくオーバルコースにも自信を持っている。

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フェラーリ、ハーマン・オートモーティブとパートナーシップ契約

Harman Automotive (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームは、サムスン電子の系列企業である『ハーマン・オートモーティブ』とテクニカル・パートナーシップ契約を結んだことを正式発表した。
契約年数は複数年とされている。

同社は革新的な自動車ソリューソンのポートフィリオがウリの電子企業。
デジタル・コクピットなど自動車関連の最先端ハードを得意とする会社ということだ。

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2023/01/17

ジョン・ウィッカム氏(元スピリット)、死去

John Wickham
1980年代に活躍したレーシング・チームである『スピリット』の共同オーナーだったジョン・ウィッカム氏(イギリス)が死去した。享年73歳。

若くしてF2チームやシリーズの運営に携わったウィッカム氏はマーチの設立者でもあったゴードン・コパック氏と共に『スピリット』を設立、当時F1復帰を目指していた日本のホンダと接触、テストチームとしてに選ばれた。

F1にはステファン・ヨハンソンを擁して6戦に出走したものの、結局ホンダはウィリアムズ・チームと組むことを決めた経緯がある。

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アルファタウリ、2月14日(火)に新型車シェイクダウンへ

Alphatauri 『AT03』 (C)Scuderia Alphatauri
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2023年シーズンを迎えるスクーデリア・アルファタウリは、来たる2月11日(土)に新型車『AT04』(仮称)をお披露目するとしているがそのシェイクダウン・テストを14日(火)にイタリアのミサノ・サーキットで行うことを明らかにした。

11日は新型車のカラーリングだけのお披露目とみられていて、14日が実質的な初走行となるようだ。
なおテストはレギュレーションで許されているフィルミングデーを使用した限定的なものになる。

アルファタウリは2022年に導入された新しいレギュレーションの戦いで苦戦。
『AT04』には挽回への期待が掛かっている。
なお2023年のレースドライバーは移籍したガスリーの後任にニック・デ・フリース(27歳:オランダ)、そして残留の角田裕毅というラインナップになる。

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ハミルトン(メルセデス)も契約延長交渉を楽観視

T.Wolff & L.Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンとの現在の契約は2023年末までと伝えられていることからその後の契約交渉の行方に注目が集まっている。

これについて先にメルセデスAMGチームのトト・ウォルフ代表が楽観的な見通しを明らかにしたが、当のハミルトンも交渉について前向きな見方を明らかにしている。

「2024年以降の契約について心配していない。
僕にもチームにも何も問題ないと思っているからね。
トトと話し合うことになると思うけど、時間は掛からない筈だ。
せいぜい世間話程度になることだろう」と、通算7回のチャンピオン。

ドイツのメディアの見方では、この冬の間に更改交渉を終え、開幕する新しいシーズンではレースに100%集中する、との見通しを示している。

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2023/01/16

ゲルハルト・ベルガー氏、F1現場復帰を否定

Gerhard Berger (C)Scuderia Toro Rosso
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元フェラーリ等のF1ドライバーであるゲルハルト・ベルガー氏(63歳:オーストリア)は、一部に伝えられたアウディによるF1参戦計画への関与を否定した。

1984年、24歳の時に当時のATSチームからF1デビューを果たしたベルガー氏は、ベネトンやフェラーリ、マクラーレン等で活躍、通算10回の勝利を記録、故アイルトン・セナとの黄金時代はいまだに語り継がれている。
現役引退後はトロ・ロッソ(現アルファタウリ)の共同オーナーを務めるなどしたが現在は第一線から身を引いていた。

噂では、ニキ・ラウダ氏がメルセデスAMGチームで果たしたようなスーパーアドバイザーという形でアウディ・チームへの参画が伝えられていたもの。
しかし本人は「現在の落ち着いた生活を脅かすつもりはない」と、その可能性を否定している。

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ウィリアムズ新代表、「ミニ・メルセデスにはならない」

James Vowles (C)Williams Racing
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ウィリアムズ・レーシングは、新たなチーム代表としてジェームス・ボウルズ氏(43歳:イギリス)と契約したことを正式発表したが、そのスタンスにさっそく注目が集まっている。

というのもボウルズ氏はこれまでメルセデスAMGチームのスチーフ・ストラテジスト(戦略担当者)として近年のチームの快進撃を支えた功労者の一人でメルセデス色が極めて強いとみられている人物だからだ。
加えて、通常直ちに後任者の発表がある代表人事が数か月に渡って空席のままだったこともある。

ウィリアムズは独立したプライベートチームだが、今後さらにメルセデスのカラーが増すことが予想されているものだ。
ただしボウルズ代表はその『ミニ・メルセデス』になるとの揶揄を完全に否定、独自路線で名門復活を目指すことを強調している。

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2023/01/15

マグヌッセン(ハース)、開幕前に手の手術へ

Kevin Magnussen (C)Haas F1 Team
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ハースF1チームのケビン・マグヌッセンは、開幕前に手の手術を受けることを明らかにした。
それによればマグヌッセンは手に『嚢胞』(のうほう)ができたため、これを外科的手術で取り除くというもの。

嚢胞は「分泌物が袋状に溜まる病態」。
今のところ大きな支障はないものの、念のためシーズン開幕前に手当をすることを決めたとのことだ。

今年のF1のシーズン前テストは2月23日(木)からスタートする。

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アビテブール氏(前ルノー)、WRCヒュンダイの代表に

Cyril Abiteboul (C)Renault Sport F1
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2020年シーズンまでルノー・スポールとF1ルノー・チームの代表を務めたシリル・アビテブール氏(45歳:フランス)が今シーズンの開幕を前にWRC(世界ラリー選手権)に参戦するヒュンダイ・モータースポーツのチーム代表に就くことがわかった。

日本のトヨタWRCチームとWRCでチャンピオンシップを争う同チームでは、2021年末に当時のアンドレア・アダモ氏が代表を辞して以来、事実上空席になっていた。
アビテブール氏は、ルノー・スポールだけでなく系列のメカクロームなどでも技術畑を歩んだが、同氏にとってラリー競技は新たな分野となる。

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2023/01/14

ウィリアムズ・レーシングに新チーム代表就任

James Vowles (C)Williams Racing
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ウィリアムズ・レーシングは、新たなチーム代表としてジェームス・ボウルズ氏(43歳:イギリス)と契約したことを正式発表した。
同チームでは昨年末にヨースト・カピート代表が離脱して以来、空席になっていた。

ボウルズ氏はメルセデスAMGチームのスチーフ・ストラテジスト(戦略担当者)として近年のチームの快進撃を支えた功労者の一人。
今回はメルセデスのバックアップを背景に若くして大きな重責を担うこととなった。

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モントーヤ子息、レッドブルの育成ドライバーに

Sebastian Montoya (C)RedBull Racing
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かつてウィリアムズ・チーム等で活躍したファン・モントーヤ氏の子息であるセバスチャン・モントーヤ(17歳:コロンビア)が、レッドブル・レーシングのジュニア育成ドライバーとして契約したことが報じられた。

F1通算7勝を記録したコロンビアの英雄である父親を父に持つセバスチャン・モントーヤは、2020年にF4シリーズでフォーミュラ・デビューを果たした。
その後、2022年にはFIA・F3選手権にスポット参戦するなど経験を重ねていて、ゆくゆくは父親のようなF1ドライバーを目指しているとのことだ。

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2023/01/13

メルセデスAMG、2023年新型車発表は2月15日に

Mercedes 『W13』 (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームは、2023年シーズンを戦う新型車『W14』(仮称)を来たる2月15日(水)に発表することを明らかにした。
場所はシルバーストーン・サーキットなので、過去の経緯からそのままシェイクダウン・テストを行う可能性が高いともみられている。

2022年の『W13』がポーポシングを始めとするエアロダイナミックスの開発ミスによる不調から苦戦を強いられただけにその対策が注目を集めている。

なお来季のレースドライバーは今季と同じくルイス・ハミルトン&ジョージ・ラッセルというラインナップになる。

日時 チーム マシン名 場所
2月06日(月) ウィリアムズ 『FW45』 オンライン
2月11日(土) アルファタウリ 『AT04』 ニューヨーク
2月13日(月) アストンマーティン 『AMR23』 ゲイドン本社
2月13日(月) マクラーレン 『MCL37』 オンライン
2月14日(火) フェラーリ 『F1-76』 マラネロ本社
2月15日(水) メルセデス 『W14』 シルバーストーン
2月16日(木) アルピーヌF1 『A523』 ロンドン
*マシン名等は非公式です。

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「F1チームは金の心配ばかり」と、アンドレッティ氏

Andretti Global F1 Image (C)Andretti Autosport
ゼネラルモーターズと提携し、アメリカでのF1人気と共に新規参戦の意思をみせているアンドレッティ親子だが、既存チームからは今なお歓迎するムードは感じられないままだ。

これについてかつて自身もF1で戦った経験を持つマイケル・アンドレッティ氏は、次のようにその閉鎖的な姿勢に不満を隠せないでいる。

「F1には二つの動きがある。
一つはFIA(国際自動車連盟)のモハメド・ビン・スライエム会長のようにF1の発展を模索している人々。
そしてもう一つが現在のチームの面々で、彼らはF1からの分配金が10分の一から11分の一に減少することの心配しかしていない。
われわれはアメリカでのF1人気を盛り上げ、この自動車大国から多くのスポンサーをもたらそうとしているのに、彼らはそのスポンサーの横取りしか頭にない」と、批判。

それでもビン・スライエム会長が新規参戦の入札開始に積極的で、その姿勢にアンドレッティ・グローバルは期待をみせている。

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2023/01/12

ニールス・ウィティヒ氏、F1レースディレクター継続へ

Checker Image (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)のモハメド・ビン・スライエム会長は、2023年シーズンも引き続きニールス・ウィティヒ氏がF1のレースディレクターを務めることを示唆した。

同氏は前任者のマイケル・マシ氏が2021年最終戦のアブダビGPで不適切な判断をしてタイトルの行方を左右するミスをしたとして更迭され、その後を共にDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)出身であるエドゥアルド・フレイタス氏と2人体制で務めていた。
なおフレイタス氏のほうは2022年終盤欠場が続いていて、今季も継続されるかは不明。

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ウィリアムズ・レーシングの新型車発表は2月6日に

Wiliams 『FW44』 (C)Williams Racing
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ウィリアムズ・レーシングは2023年シーズンを戦う新型車『FW45』(仮称)を来たる2月6日(月)にオンラインで発表することを明らかにした。
発表はカラーリングに留まり、ほんとうのデビューは後日になる可能性もある。

同チームではアレクサンダー・アルボン(26歳:タイ)が残留、離脱したニコラス・ラティフィの後任には新人のローガン・サージェント(21歳:アメリカ)が起用される。

【2023年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名 場所
2月06日(月) ウィリアムズ 『FW45』 オンライン
2月11日(土) アルファタウリ 『AT04』 ニューヨーク
2月13日(月) アストンマーティン 『AMR23』 ゲイドン本社
2月13日(月) マクラーレン 『MCL37』 オンライン
2月14日(火) フェラーリ 『F1-76』 マラネロ本社
2月16日(木) アルピーヌF1 『A523』 ロンドン
*マシン名等は非公式です。

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「ライバルはレッドブル&フェラーリだけじゃない」と、ハミルトン

Car No.1 (C)Mercedes Motorsport
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無敵の快進撃を続けていたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンだが、2021年はレッドブル、また2022年はさらにフェラーリというライバルが出現、タイトルを獲得出来ないシーズンが続いている。

そして迎える2023年、ハミルトンはタイトル争いがさらに混沌したものになると予想しているようだ。
「今年チャンピオンシップ争いを演じるのは3チームだけじゃないよ。
もっと別なチームもこれに関わってくると予想しているんだ。
それはおそらくマクラーレンやアルピーヌF1らになるだろう。
場合によっては、これらのチームが大化けするかも知れないからね。
そうなったらもうタイトルの行方は想像するのが誰にも難しいことになる筈さ」

ハミルトンの予想通りに展開すれば、それはファンにとっては胸弾む喜ばしいものになることだろう。

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2023/01/11

フェラーリ、ジョビナッツィをWEC(世界耐久選手権)に起用

Antonio Giovinazzi (C)Alfaromeo Racing
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フェラーリ・チームは同チームのリザーブドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィ(29歳:イタリア)が、フェラーリのWEC(世界耐久選手権)参戦のレースドライバーに起用することがわかった。
2023年、フェラーリは2台のハイパーカー『499P』でWECに参戦する計画を発表したもの。

ジョビナッツィは2021年までフェラーリ系列のルファロメオF1チームに在籍して戦った前F1ドライバー。
最高位は2019年ブラジルGPの5位というものだった。

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ウォルフ代表(メルセデス)、「ハミルトンと契約延長しない理由はない」

T.Wolff & L.Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームのトト・ウォルフ代表は、同チームのエースであるルイス・ハミルトンとの契約について明確な期限を設けていないことを明かした。

史上最多となるタイトル獲得をこのチームで果たしたハミルトンだが、2年連続してチャンピオンを逸したことでモチベーションを落としているのではないかとの噂が囁かれているのは事実。
現在の契約は2023年末までと伝えられていることからその後任について様々な憶測を呼んでいるものだ。

しかしこれについて同チームのトト・ウォルフ代表は、「確かにハミルトンとの契約はチームにとって大きな問題だが、私は何も心配していない。
彼は今も新しいシーズンを戦うことに全精力を傾注している。
だから契約の期限なんか関係ないんだ。
彼が走りたければわれわれは最大の努力でそれを支えるだけだ」と、煙に巻いている。

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2023/01/10

ウィリアムズ、フランコ・コラピントをアカデミーに

Franco Colapinto (C)Williams Racing
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ウィリアムズ・レーシングは、フランコ・コラピント(19歳:アルゼンチン)と若手ドライバー育成のアカデミー契約を結んだことを正式発表した。

コラピントは昨シーズン『FIA・F3選手権』に参戦、ポールポジション獲得や優勝を果たすなど注目株。
他にもルマン24時間レースに参戦するなど年令に似合わず経験も豊富だ。
これによりコラピントはF1シミュレーターで開発を行う他、複数のグランプリでチームに帯同するなど予定されている。

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サインツ(フェラーリ)、トレーニング開始

Carlos Sainz
念願のフェラーリ・チームに加入して2シーズンを終え、今シーズンはさらなるステップアップを期すカルロス・サインツ(28歳:スペイン)がプライベート・トレーニングの模様を自身のツイッターで紹介した。

トレーニングは単独でなく、同じスペイン出身で125CCクラスで世界チャンピオンに輝いた2輪レーサーであるマルク・マルケス(29歳)と共に行っている様子が報告された。

なおサインツは現在行われている『ダカールラリー』に参戦中の父親カルロス・サインツ・シニアの応援に現地に赴いたが、規則で禁止されている車両に接近したとして物議を読んでいる。

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2023/01/09

『パンテーラ・チーム・アジア』、F1新規参戦の意向示す

Panthera Team Asia
FIA(国際自動車連盟)のモハメド・ビン・スライエム会長が、F1新規参戦の途を開く一環として参入の意思を持つチームの入札手続開始を示唆したことで、さっそくこれに応ずるチームが現れたようだ。

表明したのはWEC(世界耐久選手権)に『SMPレーシング』を率いて参戦するベンジャミン・デュラン氏が設立した『パンテーラ・チーム・アジア』。
当初は2021年シーズンからのF1参戦を目指していたが、折りから世界を席巻した新型コロナウイルスの影響で延期を余儀なくされていたもの。
現在はレギュレーションが大きく変更される2026年からの参戦を目指しているとのことだ。

同氏はこれからさらなる市場の拡大が見込まれるアジアにもっと目を向ける必要があるとして、とりわけ中国からの有力な支援者を募る姿勢という。

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「コストキャップの制限を明確に」の声、高まる

Image (C)Pirelli Motorsport
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F1は2021年からいわゆる予算制限にあたるコストキャップを設けているが、タイトルを獲得したレッドブル・レーシングについてこれを違反したとして大きな騒動となった。
これについて罰金や開発制限を言い渡されたレッドブル側は「チャンピオンシップ争いで優位になるような違反はしていない」と、否定している。

そのため他のチームからは「ルール適用についてもっと明確にすべきではないか」との声が高まっている。
たとえば新しくフェラーリ・チームを率いることとなったフレデリック・バッサー氏は、「違反チームへの対処は迅速かつ厳格であるべき」と、指摘している。

せっかくF1人気が高まっている今、ファンからはこれに水を差す見えにくい部分でのタイトル争いは避けたいところだ。

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アンドレッティのドライバーにコルトン・ハータ確実

Colton Herta (C)McLaren Racing
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F1新規参戦を窺うアンドレッティ・グローバルのマイケル・アンドレッティ氏は、実現した場合のレースドライバーとして、少なくとも一人はアメリカ人を起用することを改めて明かした。

これまでの経緯から、これはインディカー・シリーズでアンドレッティ・オートスポーツのドライバーであるコルトン・ハータ(22歳:アメリカ)を念頭に置いているのは確実だ。
ただハータの場合現時点でスーパーライセンス発給の資格に達していないため、今シーズンのポイント積み上げが必須となっている。

同氏はまた技術部門を束ねるテクニカル・ディレクターやファクトリーのスタッフも採用の目途が付いていると語っている。

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2023/01/08

キャデラック・ブランドはルノー製パワーユニットか

Cadillac (C)General Motors
1新規参戦を目論むアンドレッティ・グローバルが、ゼネラルモーターズと提携、キャデラック・ブランドで臨むとの情報が報じられたが、実質はルノー製パワーユニットを搭載するということだ。

これはレギュレーションが変更される2026年シーズンを待たずしての参戦をするためには新規開発では間に合わず既存のエンジン・サプライヤーに頼らざるを得ないためだ。

オール・アメリカンを目指したアンドレッティ親子だが、肝心の心臓部は残念ながらフランス製ということになりそうだ。

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GMブランドでアンドレッティ・グローバルに追い風か

General Motors
かねてF1新規参戦の意向をみせてきたアメリカのアンドレッティ親子率いる『アンドレッティ・グローバル』だが、PU(パワーユニット)の供給を受ける相手として『GM』(ゼネラルモーターズ)の名前を挙げたことで、どうやらF1界の風向きが変わってきたようだ。

これまで新チームの参戦について既存のチームでは、主にチームに配られる分配金が減少するという懸念から冷ややかな対応に終始していた。
ところが今回世界有数の自動車メーカー、それもF1人気が急騰しつつあるアメリカのゼネラルモーターズと提携ということで空気は一転。
これによりF1全体の情勢が上向くとの期待から、歓迎ムードに変わって逆に期待が高まっているというものだ。

さらに使用されるブランド名がWEC(世界耐久選手権)でも使用されるGMの高級車である『キャデラック』というのも歓迎ムードに拍車を掛けていることは間違いない。

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2023/01/07

マクラーレン、2月13日(月)に2023年新型車発表へ

McLaren 『MCL36』 (C)McLaren Racing
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マクラーレン・レーシングは、2023年シーズンを戦う新型車『MCL37』(仮称)を来たる2月13日(月)に正式発表することを明らかにした。
場所は明確にされていないが、その模様をオンラインで世界に発信する予定。

2023年シーズンのレースドライバーは、残留で5年目のシーズンとなるランド・ノリス(23歳:イギリス)とダニエル・リカルドの後を継いだ話題の新人オスカー・ピアストリ(21歳:オーストラリア)ちというフレッシュなコンビになる。
なお同じ日にはアストンマーティンF1の新型車発表も予定されている。

【2023年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名 場所
2月11日(土) アルファタウリ 『AT04』 ニューヨーク
2月13日(月) アストンマーティン 『AMR23』 ゲイドン本社
2月13日(月) マクラーレン 『MCL37』 オンライン
2月14日(火) フェラーリ 『F1-76』 マラネロ本社
2月16日(木) アルピーヌF1 『A523』 ロンドン
*マシン名等は非公式です。

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アウディ、新規参戦に向け開発ドライバー準備へ

Audi F1 (C)Audi Motorsport
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2026年シーズンからのF1新規参戦に向け、アウディが重要なPU(パワーユニット)開発の為のドライバー起用へ動き出したことがわかった。

これについてアウディのF1責任者であるアダム・ベイカー氏は次のように説明している。
「2026年に参戦というのはまだ時間がありそうで実はそうではない。
われわれのファクトリーではすでにプロジェクトが動き始めている。
今年後半にはシミュレーターを使っての作業がスタートするのでそれまでには専用のドライバーを選定しなければらないと思っている」

ただ当然のことだが「開発ドライバーがそのまま2026年のレースドライバーを意味するものではない」と、念を押している。

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2023/01/06

フェラーリ、大型スポンサー離脱で大幅収益減に

Ferrari『F1-75』(C)Ferrari S.p.A
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まだ公式発表はないものの、フェラーリ・チームからスポンサー2社が契約満了、昨シーズン限りで打ち切りとなる模様だ。

これは『Racing News 365』が報じたもので、その2社は国際仮想通貨企業の『ベラス』とアンドロイド半導体企業の『スナップドライバー』であるとのこと。
この2社はいずれもスポンサーとしてプレミアムクラスで総額5,500万ドル(約73億円)にもなることから、優秀企業のフェラーリとしても打撃になることは間違いなさそうだ。

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アンドレッティ・グローバルの提携相手は『GM』

General Motors
かねてF1新規参戦の意向をみせてきたアメリカのアンドレッティ親子が率いる『アンドレッティ・グローバル』だが、PU(パワーユニット)の供給を受ける相手として、『GM』(ゼネラルモーターズ)と提携することを明らかにした。

ゼネラルモーターズはデトロイトに本拠を置くアメリカ最大の自動車メーカーでシボレーなど多くのブランドを持つが、今回F1を手掛けるのは『キャデラック』になる。
F1の開発ファクトリーはアメリカ国内に置かれるが、他チーム同様イギリスにも現地拠点を設立するとされる。

折りしもFIA(国際自動車連盟)のモハメド・ビン・スライエム会長が新規参戦チームの入札に前向きな姿勢をみせたこともあり、機運は熟しつつあるようだ。

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ハースF1、冠スポンサー『マネーグラム』で新ロゴ

2023 Logo (C)Haas F1 Team
ハースF1は、2023年のタイトルスポンサーとして『マネーグラム』を迎え正式チーム名を『マネーグラム・ハースF1チーム』として活動するが、これに合わせ新しいチーム・ロゴを発表した。

『マネーグラム』は国際的送金ネットワークのサービスを行なっているアメリカの大手金融企業で本拠地はテキサス州ダラス、スポンサー契約は2022年10月のアメリカGPから、契約期間は複数年とされているが詳細は明らかにされていない。

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2023/01/05

アルピーヌF1、2月16日に2023年新型車を発表へ

Alpine Renault 『A522』 (C)Alpine F1
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アルピーヌF1チームは、2023年シーズンを戦う新型車『A523』(仮称)の発表を来月2月16日(木)にイギリスのロンドンのイベントで行うことを明らかにした。

フランスのルノーが母体の同車は引き続きルノー・スポールからPU(パワーユニット)の供給を受ける。
またドライバーはエステバン・オコン(26歳)が残留、また2021年から2シーズン戦ったフェルナンド・アロンソ(41歳:スペイン)がアストンマーティンF1に移籍、後任にアルファタウリからピエール・ガスリー(26歳)を迎え入れることで、ドライバー陣もオール・フランスということになる。

なお発表会をロンドンで行うのはプロモーション上の都合とみられ。新しい大型スポンサーとの契約発表があるかも知れない。

【2023年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名 場所
2月11日(土) アルファタウリ 『AT04』 ニューヨーク
2月13日(月) アストンマーティン 『AMR23』 ゲイドン本社
2月14日(火) フェラーリ 『F1-76』 マラネロ本社
2月16日(木) アルピーヌF1 『A523』 ロンドン
*マシン名等は非公式です。

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ビン・スライエムFIA会長、新規参戦チームの入札を示唆

Andretti Global F1 Image (C)Andretti Autosport
FIA(国際自動車連盟)のモハメド・ビン・スライエム会長が新規参戦チームの入札手続開始を示唆したとして、話題になっている。

2016年にマノー・マルシアF1チームが消滅して以来、現在までF1は全10チームで行われているが、それによればFIAは新たに11番目のチームを加えるべく、その第一段階として入札手続を開始するというもの。

事実であれば、かねてF1新規参入の意思をみせてきたアメリカのアンドレッティ親子が率いる『アンドレッティ・グローバル』が最有力になるとみられる。
しかし既存チーム多くはいわゆるコンコルド協定で得られる筈の分配金が減少するとして否定的な姿勢とみられ、賛同しているのはマクラーレンなど一部に留まるとされ、今後の展開が注目されている。

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中国GPのカレンダー復活催に難題山積

Shanghai Circuit (C)Pirelli Motorsport
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中国政府の方針転換により、急きょ浮上した中国GPのカレンダー復活への動きだが、難題が山積していることが次々と明らかとなった。

まず当初の4月開催の場合、すでにカレンダーに合わせたロジスティクス(物流)を組み終えているチーム側から不満の声が湧き上がったこと。
また上海でもしも新型コロナ感染が明らかになった場合、ヨーロッパに戻れないリスクも考えられる。
さらに主催者側が示したシーズン後半へのスケジュール移動の打診に対しても、開催日程の過密が見込まれ、抵抗が多いという。

それでも復活に向けて関係者が動いているのは、今や自動車大国になった中国からの金銭メリットにあるという。
F1のステファーノ・ドメニカリ/CEOによれば、代替候補に挙げられたポルトガルなどよりはるかに中国は魅力的なマーケットであることを隠さない。

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2023/01/04

フェラーリ、2026年のレギュレーション会議から除外

Ferrari Factory Image (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームが、F1へのエンジン・サプライヤーとしての会議から除外されたことがわかった。
そけによればフェラーリは2026年に向けた新しいレギュレーションを策定する会議を意図的に欠席、これが会議除外の原因だという。

2026年に参戦するためには同会議への登録が義務付けられているが、これまで登録されたエンジン・サプライヤーはアウディを筆頭にアルピーヌ、ホンダ、メルセデス、レッドブル(RBPT)の5マニュファクチャラーズ。

伝えられるところではフェラーリは、まだ具体的なF1参戦体制が決まっていないホンダの参画姿勢について疑義を呈しているとのことだ。

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ラスベガスGP、6.5億円の超豪華観戦プラン用意

Las Vegas GP
今年11月に1982年以来の開催が予定されるアメリカのラスベガスGPでは、なんと最高6億5千万円という超豪華観戦プランが設定されることがわかった。

いま急速にF1人気が盛り上がりつあるアメリカで、第3のグランプリとして第22戦というカレンダーに掲載されたラスベガスだが、現地はすでに大きな盛り上がりをみせているという。

そんな中、用意されたのがラスベガスでも最高クラスのシーザーズ・パレス・ホテルとタイアップした豪華宿泊プラン、スイートルームに5泊、飲食付きでその金額は実に500万ドル(約6億5千万円)にも達するという。
もちろん自室のテラスから眼下にF1マシンの走行を見下ろすことができるそうだ。

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2023/01/03

中国GP、コロナ政策変更でカレンダー復活を模索

Shanghai Circuit (C)Pirelli Motorsport
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今年の中国GPは、政府のゼロコロナ政策により開催中止に追い込まれたが、人民の不満が爆発したことから一転政策を転換、大幅な規制緩和を実施したことで主催者は再び開催に向け可能性を模索していることがわかった。

実現すれば3年ぶりということになるが、当初の計画通り4月の開催となれば遅くとも今月中に正式決定しなければロジスティクス(物流)等の関係で間に合わないとされる。

さらに大きな問題は、カレンダー変更となればFIA(国際自動車連盟)だけでなく全チームの了承が必要とされ実現を難しくさせている。
それでも史上初の中国人F1ドライバーである周冠宇(アルファロメオ)にとっては期待に胸が弾む動きであることだろう。

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レッドブル、「今もニューイ・スピリット健在」

A.Newey & S.Vettel (C)RedBull Racing
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かつてのような直接の関与はないものの、今でもレッドブル・レーシングの天才デザイナー、エイドリアン・ニューイ氏のスピリットは同チームのマシンに生きているということだ。

往時のチャンピオンシップ制覇を終えたあと、ヨットレースの『アメリカズ・カップ』へのデザイン関与やプライベートでのローカルレース活動など、F1の現場からは距離を置いていたニューイ氏。
またレッドブル側も新たに『レッドブル・アドバンスト・テクノロジーズ』を設立、個人の才能に頼るのではなく、集団体制で設計・開発を行うシステムに切り換えたこともある。

しかしそれでも鬼才と言われたニューイ氏はマシン開発の重要場面でアドバイスを求められるなど欠かせない存在なのだという。
そのニューイ氏はコスト削減が強いられることやレギュレーションでマシン・デザインが規則により画一化していくF1に懐疑的であるとのことだ。

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2023/01/02

18インチ径タイヤにもあったマクラーレン『MCL36』の弱点

McLaren 『MCL36』 (C)McLaren Racing
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新しくマクラーレン・レーシングの代表に就いたアンドレア・ステラ氏は、2022年のランキング争いでライバルのアルピーヌF1に競り負けた一因として、18インチ径タイヤを使いこなせなかったことがあったとの見解を明らかにした。

「われわれが新しいレギュレーションによるエアロダイナミックスの弊害に苦しんだことは事実だ。
しかしさらに原因究明にあたったところ、われわれは新しい18インチ径タイヤへの対応にも後れを取ったことがわかってきた。
新しいフロントタイヤはこれまでより強力でグリップするようになったためクルマの挙動が変わってしまったんだ。
しかし2023年シーズンに向け、すでにピレリと共に対策を講じつつあるので新しいシーズンには解決されていることだろう」と、自信をみせている。

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ルノー・スポール、「エンジン・トラブルは補機類」

Alpine Renault 『A522』 (C)Alpine F1
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昨シーズン、エンジンにトラブルが複数回起き、アロンソが不満を示したアルピーヌF1のトラブルについて、同チームにPU(パワーユニット)を供給するルノー・スポールの責任者であるブルーノ・ファミン氏は次のように説明している。

「トラブルはPU(パワーユニット)本体ではなく、補機類に多くあったことがわかっている。
例えばウォーターポンプであったりね。
元々ポテンシャルはあるエンジンなので、こうしたことが足を引っ張ったのは残念なことだが、解決の糸口は見えているので大丈夫だ」

それでもコンストラクターズ・ランキング4位と中団グループを制したアルピーヌF1だが、2023年はさらなる上位進出を窺っている。

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2023/01/01

フレデリック・バッサー新代表(フェラーリ)、進化に自信

Frederic Vasseur (C)Alfaromeo Racing
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新たにフェラーリ・チームの指揮を執ることになったフレデリック・バッサー代表(前アルファロメオ)が、2023年シーズンのチャンピオンシップ争いに自信をみせている。

「私が新しいチーム代表としてファクトリーを訪れるのは1月2日になる予定だが、これまで受けている報告に自信を深めているよ。
昨シーズン、フェラーリは前年から大きく進化し、タイトルを争うまでになった。
これにはCFD(計算流体力学)による優れた設計と、ファクトリーでのテスト、そしてウィンド・トンネルでのエアロダイナミックスなどチームを支えるすべての分野が同じ目的に向かって協調したからだ。
今年はさらにわれわれがF1を引っ張ってみせること疑いなしだよ」

名門フェラーリが最後にコンストラクターズ・タイトルに輝いたのは2008年シーズン(ライコネン&マッサ)にまで遡る。

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ロズベルグ氏、ナンバー2ドライバーの覚悟をペレスに伝授

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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フェルスタッペン(レッドブル)による連続タイトル獲得の陰で、二人のドライバーがイコール・コンディションではなく、ペレスのポジションに格差があることが話題になっているが、これについて自身もかつてメルセデス時代に同様の経験をしたことのあるニコ・ロズベルグ氏がその覚悟を伝授した。

「偉大なドライバーのチームメイトでイコール・コンディションを望むのなら、それに打ち勝つ活躍をして周囲に認めさせなければならないよ。
僕の場合でいえばそれはハミルトンだった。
僕は彼の隣でナンバー2であることを拒否していたけれど、そのためにも彼よりも強いことを示さなければならなかったんだ。
で、2016年実際に彼を打ち負かしてタイトルを獲得、そして引退したんだ」と、ロズベルグ。

同氏はそうした存在とされる偉大なドライバーとしてアイルトン・セナやミハエル・シューマッハ、そして現在ではハミルトンとフェルスタッペンらの名前を挙げた。

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