ハミルトン(メルセデス)、ライブデータに救われる
FIA
アブダビGPのレーススチュワード(審査委員)は、19日(土)に行われたフリー走行3回目セッション中、赤旗中断になった際のハミルトン(メルセデス)のドライビングについて検証し、十分減速したことが認められたとし、ペナルティを科さないことを明らかにした。
これは赤旗中断直後、直前を走行していたマグヌッセン(ハース)のマシンがハミルトンによりオーバーテイクされたため、セッション終了後の審議対象とされたことによる。
スチュワードはGPSによる位置情報を始め、マーシャルのためのシステムデータ、マシンのテレメトリー、そしてチーム無線等を検証した結果、ハミルトンはコクピット内の赤旗の表示を確認した直後にスロットルを全閉していて違反の証拠は確認されなかったと結論づけた。
またマグヌッセンがオーバーテイクされた原因は、当時スロー走行していたマグヌッセンの速度が約162キロであったのに対し、アタックラップだったハミルトンの速度は約288キロだったため止むを得なかったとした。
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