2022 United States Grand Prix - 決勝 (ピレリ)
モータースポーツディレクター マリオ・イゾラのコメント
「我々のタイヤが活躍したオースティンでの緊迫した闘い」
「マックス・フェルスタッペンが優勝し、彼の所属するレッドブルのコンストラクターズタイトルが決定しました。レッドブルを祝福するとともに、亡くなられたディートリヒ・マテシッツ氏のご冥福を心よりお祈りいたします。今日の緊迫したレースでは、気温の上昇に加えて2回のセーフティーカー導入がタイヤのデグラデーション抑制に繋がりました。戦略が鍵となる中、ハミルトンがフェルスタッペンに対してアンダーカットを挑み、両者間で息をのむような闘いが繰り広げられました。また、それ以前には、フェルスタッペンとフェラーリのシャルル・ルクレールによる見応えのあるファイトも見られました。ハミルトンとフェルスタッペンは、異なるコンパウンドを装着してファイナルスティントを走行しました。今週末440,000人に達した大観衆は、両ドライバーのスリリングな闘いをフィニッシュまで見守りました。我々のタイヤは、両ドライバーによる最大限のプッシュに応えていました」
TYRE TALES: HOW THE RACE WAS WON
P Zeroイエロー・ミディアムタイヤでスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンが、第1コーナーでトップに立ちました。20名中の16名がミディアムタイヤでスタートしました。フェルスタッペンがP Zeroホワイト・ハードタイヤへ交換後、ハミルトンも同様のピットストップを行い、フェルスタッペンが再びトップに立ちました。2回のセーフティーカー後のリスタートでもトップの座を維持したまま、フェルスタッペンは2回目のピットストップを行い、残り20周のファイナルスティントへ向けて再度ミディアムタイヤへ交換しました。このピットストップでのトラブルで時間を要したことで、フェルスタッペンはハードタイヤへ交換したハミルトンの後塵を拝することとなりました。フェルスタッペンは、完璧なタイヤマネジメントで猛追後、最終的にはハミルトンに4秒差をつけて優勝し、2022年のコンストラクターズタイトルをレッドブルにもたらしました。
BEST OF THE REST: THE ALTERNATIVE STRATEGY
ハードタイヤでスタートしたドライバー中の最上位は、13番グリッドからスタートしたハースのケビン・マグヌッセンでした。マグヌッセンはただ一人1ストップ戦略を採り、ミディアムタイヤで38周のファイナルスティントを走行してポイント圏内でフィニッシュしました。メルセデスのジョージ・ラッセルは唯一の3ストッパーでした。ラッセルは、残り2周時点でP Zeroレッド・ソフトタイヤへ交換し、ファステストラップポイントを獲得しました。
WHAT TO LOOK OUT FOR NEXT
今週末、オースティンからの連戦となるメキシコグランプリが開催されます。FP2では、2023年型タイヤテストが行われる予定です。サーキット・オブ・ジ・アメリカズにおいて、硬めのコンパウンドによる大量のテストデータが収集されたことを受けて、メキシコでは軟かめのコンパウンドのテストに焦点が当てられます。
ピレリジャパンプレスリリース
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