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2022年10月

2022/10/31

2022 Mexican Grand Prix - 決勝 (ピレリ)

 (C)Pirelli Motorsports
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モータースポーツディレクター マリオ・イゾラのコメント
「全3種類のコンパウンドによる戦略戦」
「トラック上およびピットウォールでの戦略戦において、全3種類のコンパウンドがドライバーやチームにレースへのアプローチ機会を提供できたことを嬉しく思います。タイヤを最適に使用する能力を基盤とした様々な戦略が見られました。強力な性能と抑制された摩耗を提供し、ミディアムタイヤが主役を、ハードとソフトが重要な役割を演じました。レースは、週末を通してタイヤを最大限に活用していた2チームによる戦略的な闘いに帰結しました。また、我々にとって、ハードな15日間の中2023年型プロトタイプタイヤのテストを行い、オースティンでは硬めのコンパウンド、メキシコシティでは軟らかめのコンパウンドのデータを収集できたことは重要でした。加えて、2回目のテストが行われた金曜日の夜、データ分析においてドライバーたちから熱意あるコメントが得られたことも貴重でした。メキシコの素晴らしい観衆の前で、シーズン最多記録となる14勝目を挙げたマックス・フェルスタッペンとレッドブルを祝福します」

TYRE TALES: HOW THE RACE WAS WON
P Zeroレッド・ソフトタイヤでスタートしてトップに立ったフェルスタッペンは、25周目にP Zeroイエロー・ミディアムタイヤへ交換するピットストップを行い、トップの座を譲りました。その後、ライバルのメルセデス勢がピットストップを行った際に再びトップに立ち、ミディアムタイヤをフィニッシュまでマネージすることが課題となったファルスタッペンは、ミディアムタイヤで46周を走行し、2位に15秒差をつけて優勝しました。

BEST OF THE REST: THE ALTERNATIVE STRATEGY
12名がソフトで、8名がミディアムでスタートし、戦略は序盤から大きく分かれました。レッドブルとメルセデスによる鍵となる闘いにも戦略の違いが反映され、ミディアムでスタートしたメルセデスは、P Zeroホワイト・ハードタイヤで第2スティントを走行しました。ルイス・ハミルトンは、オースティンに続いて今シーズンベストリザルトの2位を獲得しました。わずか3名の2ストッパー中の一人となったチームメイトのジョージ・ラッセルは、終盤にソフトタイヤへ交換してファステストラップポイントを獲得しました。

WHAT TO LOOK OUT FOR NEXT
最後の難関が待ち受けています。オースティンとメキシコシティのFP2で収集されたデータを基に、2023年型スリックタイヤの仕様が決定されます。シーズン最終戦のアブダビグランプリ後に行われるテストにおいて、各チームはこれらのタイヤを初めて試すことになります。今後の数週間は、ピレリのエンジニアおよび技術陣にとって極めて重要な期間となり、11月11-13のブラジルグランプリ、その翌週のアブダビグランプリに臨み、シーズンを締めくくります。

ピレリジャパンプレスリリース

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ガスリー(アルファタウリ)にもペナルティ・ポイント

FIA
メキシコGPのレーススチュワード(審査委員)は、30日(日)に行われた決勝レース中に起きたストロール(アストンマーティン)とのコース上のバトルについてガスリー(アルファタウリ)の側に責任があるとしてペナルティ・ポイント1点を科したことを明らかにした。
なおガスリーにはレース中すでに5秒のタイム・ペナルティが別途科せられている。

それによれば2台は4コーナーでポジションを争っていた状況で、ガスリーがブレーキをロックさせてコースオフした際に不当なアドバンテージを得たというもの。

ペナルティ・ポイントは連続する12か月で累積12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため次のレースに出場できないことになるが、ガスリーはこの1点を加え通算10点目。
ガスリーのペナルティ・ポイントが次期リセットされるのは来年の5月となっていて、それまで今季の残り2戦と来季の序盤7レースをあと1点の猶予だけで乗り切らなければならないことになった。

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リカルド(マクラーレン)にペナルティ・ポイント

FIA
メキシコGPのレーススチュワード(審査委員)は、30日(日)に行われた決勝レース中に起きた角田裕毅(アルファタウリ)との接触事故についてリカルド(マクラーレン)の側に責任があるとしてペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。
なおリカルドにはレース中すでに10秒のタイム・ペナルティが別途科せられている。

ペナルティ・ポイントは連続する12か月で累積12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため次のレースに出場できないことになるが、リカルドはこの2点を加え通算6点目となった。

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メキシコGPはフェルスタッペン(レッドブル)がポールTOウィン

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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10月30日(日)14時(日本時間:翌5時)から2022年F1第20戦メキシコGPの決勝レースがロドリゲス・サーキットを舞台に全71周で行われた。
スタート時の天候は曇り、気温は24度、路面温度46度、路面はドライコンディションとなっている。
ポールポジションのフェルスタッペンはソフトタイヤだが、同じくフロントロウのラッセルはミディアムタイヤでのスタートとなっている。

スタートはフェルスタッペンがポジションキープ、ハミルトン、ペレスが続く。
17周目、ブレーキをロックさせたガスリーがストロールを押し出したとして5秒のタイムペナルティを通告される。
22周目、ピットインしたペレスがタイヤ交換に手間取りタイムをロスする。
51周目、11番手走行の角田裕毅とこれをオーバーテイクしようとしたリカルドが接触、角田はピットに戻ったもののサイドポンツーン等にダメージを負った模様でリタイヤを余儀なくされた。
その後事故はリカルドに責任があったとして10秒のタイムペナルティが通告された。
65周目、アロンソ(アルピーヌ)がエンジントラブルを訴えてストップ、VSC(バーチャル・セーフティカー)に。
70周目、ラッセルがソフトタイヤに履き替えてファステストラップを狙う。

71周のレースを制したのはポールポジションからスタートしたフェルスタッペン(レッドブル)で、日本GPからアメリカ、メキシコと3連勝、今季史上最多の14勝目、自身通算34勝目を記録した。
2位にハミルトン(メルセデス)で今回も今季初勝利には届かなかった。
3位にこれが母国グランプリとなるペレス(レッドブル)で、この顔ぶれは昨年のメキシコGPと同じものとなる。
以下、4位にファステストラップを最終周に決めたラッセル(メルセデス)、5位サインツ(フェラーリ)、6位ルクレール(フェラーリ)、7位リカルド(マクラーレン)、8位オコン(アルピーヌ)、9位ノリス(マクラーレン)、10位ボタス(アルファロメオ)までが入賞。
以下11位ガスリー(アルファタウリ)、12位アルボン(ウィリアムズ)、13位周冠宇(アルファロメオ)、14位ベッテル(アストンマーティン)、15位ストロール(アストンマーティン)、16位シューマッハ(ハース)、17位マグヌッセン(ハース)、18位ラティフィ(ウィリアムズ)までが完走。
リタイヤはアロンソ(アルピーヌ:完走扱い)と角田裕毅(アルファタウリ)ということになった。

F1次戦は2週間後の11月13日(日)、インテルラゴス・サーキットを舞台にスプリントレース予選方式のブラジルGPが予定されている。

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レッドブルに空力開発時間10%削減のペナルティ

Redbull Staff (C)RedBull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は2021年シーズンの各チームの支出を精査した結果、レッドブル・レーシングにコストキャップ違反があったとして2023年の空力開発時間を10%削減するペナルティを科すことを明らかにした。
同時に罰金700万ドル(約10億円)も科せられている。

これについてレッドブル・レーシングは「非常に重い罰」としているが、ライバルであるメルセデスAMGやフェラーリからは「軽すぎる」との見解が示されている。

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2022/10/30

「危機一髪だった」、ペレス(レッドブル)の予選

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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29日(土)行われたメキシコGP予選で4番グリッドを確保したレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスだったが、フロントロウ、そしておそらくは狙っていただろうポールポジションを逃がしたことを悔やんだ。

「もちろんもっと上のポジションを狙っていたからこの結果には満足していないよ。
でも正直なことを言えば< 予選はトラブルが続発してタイヘンだったんだ。
まさに危機一髪、Q3進出どころか後方グリッドに埋まっていてもおかしくない状況だったよ」と、地元メキシコの英雄。

ペレスによれば、予選でのトラブルはDRS(ドラッグ・リダクション・システム)が作動しなかったことと、電気系トラブルによりダッシュボードがすべて表示されなかったことという。
昨年のメキシコGPでペレスはみごと3位表彰台を獲得している。

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ストロール(アストンマーティン)、0.1キロで1万5千円也

FIA
メキシコGPのレーススチュワード(審査委員)は、29日(土)行われたフリー走行3回目セッション中、ランス・ストロールにピットレーン速度違反があったとしてアストンマーティンF1チームに100ユーロ(約1万5千円)の罰金を科したことを明らかにした。

それによれば、ピットレーン速度は制限80キロのところ今回ストロールは0.1キロオーバーの80.1キロで走行したというもの。
レギュレーションでは制限を超えたキロ数に100ユーロを乗じた金額の罰金が科せられることが決まっているが、最大1,000ユーロを上限としている。
うれしくないことにストロールの0.1キロオーバーというのは当然のことながら史上最少の違反記録ということになる。

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メキシコGP予選、フェルスタッペン(レッドブル)がPP

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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10月29日(土)15時(日本時間:翌5時)からロドリゲス・サーキットを舞台に2022年F1第20戦メキシコGPの公式予選が始められた。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。
天候は曇り、Q3開始時の気温は25度、路面温度は46度、コースはドライコンディションとなっている。

ハミルトン(メルセデス)は最初のアタックラップのタイムがトラックリミット違反で取り消される。
各車2回のアタックの結果、ポールポジションはフェルスタッペン(レッドブル)の手に。
日本GP以来のポールで今季6回目、自身通算19回目ということになる。
2位に2度目のアタックでミスしたラッセル(メルセデス)、3位はハミルトン(メルセデス)、4位地元の声援を受けたペレス(レッドブル)、5位サインツ(フェラーリ)、6位ボタス(アルファロメオ)、7位ルクレール(フェラーリ)、8位ノリス(マクラーレン)、9位アロンソ(アルピーヌ)、そして10位にオコン(アルピーヌ)というトップ10になった。
メキシコGP決勝レースは30日(日)14時(日本時間:翌5時)から全71周で行われる。

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予選Q2、アルファタウリ勢ここで力尽く

引き続きメキシコGP予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

路面コンディションはソフトタイヤでのアタックの効果もありさらに向上している。
ここでトップタイムを記録したのはハミルトン(メルセデス)。
これにサインツ(フェラーリ)、ラッセル(メルセデス)、フェルスタッペン(レッドブル)、ペレス(レッドブル)、ボタス(アルファロメオ)、オコン(アルピーヌ)、ルクレール(フェラーリ)、ノリス(マクラーレン)、そしてアロンソ(アルピーヌ)までがQ3進出。

ここでの敗退はリカルド(マクラーレン)、周冠宇(アルファロメオ)、角田裕毅(アルファタウリ)、ガスリー(アルファタウリ)、そしてマグヌッセン(ハース)の5台となった。
なお既報の通りマグヌッセンはPU(パワーユニット)交換で5グリッド降格が確定している。

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予選Q1、アルファタウリ勢共にQ2進出決める

10月29日(土)15時(日本時間:翌5時)からメキシコGPの予選Q1が始められた。
18分間で行われるここでは全20台中、下位5台がノックアウトとなる。
天候は曇り、セッション開始時の気温は24度、路面温度は49度、コースはドライコンディションとなっている。

最速はハミルトン(メルセデス)、続いてフェルスタッペン(レッドブル)、ルクレール(フェラーリ)、ボタス(アルファロメオ)、サインツ(フェラーリ)、ラッセル(メルセデス)、ペレス(レッドブル)、ノリス(マクラーレン)、角田裕毅(アルファタウリ)、そしてオコン(アルピーヌ)まてがトップ10。
続いてアロンソ(アルピーヌ)、ガスリー(アルファタウリ)、リカルド(マクラーレン)、周冠宇(アルファロメオ)、マグヌッセン(ハース)までがQ2進出を決めた。

ここでの敗退はシューマッハ(ハース)、ベッテル(アストンマーティン)、ストロール(アストンマーティン)、アルボン(ウィリアムズ)、そしてラティフィ(ウィリアムズ)の5台となった。

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メキシコGPフリー3回目、角田裕毅9番手タイム

George Russell (C)Mercedes Motorsports
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10月29日(土)12時(日本時間:翌2時)からロドリゲス・サーキットを舞台に2022年F1第20戦メキシコGPのフリー走行3回目セッションが始められた。
天候は曇り、セッション開始時の気温は22度、路面温度42度、コースはドライコンディションとなっている。

今回もアメリカGP同様フリー走行2回目セッションでピレリの来季用タイヤのテストが行われたため各チーム共に決勝レース用のロングランができておらず、精力的に走り込みが行われた。
タイヤのグリップ不足を訴えるドライバーが相次いだものの大きな出来事もなく60分間のセッションを終え、最速だったのはメルセデスAMG勢の二人だった。
トップはラッセル(メルセデス)、2番手ハミルトン(メルセデス)、3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手ルクレール(フェラーリ)、5番手ペレス(レッドブル)、6番手サインツ(フェラーリ)と3強6人が並び、これに7番手ノリス(マクラーレン)、8番手ボタス(アルファロメオ)、9番手角田裕毅(アルファタウリ)、10番手アルボン(ウィリアムズ)と続いた。
アロンソ(アルピーヌ)は13番手、ガスリー(アルファタウリ)15番手、ベッテル(アストンマーティン)は19番手だった。
この後、15時(日本時間:翌5時)から注目の公式予選が行われる予定となっている。

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2022/10/29

マグヌッセン(ハース)、エンジン交換で5グリッド降格のペナルティ

Kevin Magnussen (C)Haas F1 Team
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金曜日のメキシコGPフリー走行1回目セッションでマシンをリザーブドライバーであるピエトロ・フィッティパルディに譲ったケビン・マグヌッセンだが、その際にエンジントラブルが発生してストップ、赤旗中断の原因を作った。

これによりマシンはICE(エンジン)交換を余儀なくされたが、規定の3基という限度を超えているため、決勝レースでは5グリッド降格のペナルティを受けることが確定した。
マグヌッセンのマシンはこれが今季6基目の投入ということになる。

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メキシコGP、2025年まで開催契約を延長

Rodriguez Circuit (C)Pirelli Motorsport
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メキシコGPの主催者は、2025年まで同グランプリの開催契約を延長でF1と合意したことを正式発表した。

1965年にリッチー・ギンサーの手によりホンダの初優勝をお膳立てした地として日本でも馴染み深いメキシコGPは一時開催が途絶えていたが、2015年に復活、フェルスタッペン(レッドブル)か最多の3勝を記録している。
今回のメキシコGPではセルジオ・ペレス(レッドブル)の活躍もあり3日間で35万人の観客を想定するなど人気を博している。

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メキシコGPフリー2回目、角田裕毅が2番手タイム

Rodriguez Circuit (C)Pirelli Motorsport
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10月28日(金)16時(日本時間:翌6時)からオースティン・サーキットを舞台に2022年F1第20戦メキシコGPフリー走行2回目セッションが行われた。
当初は60分間の予定だったが、ピレリによる2023年タイヤのテスト分としてアメリカGPに引き続き90分に拡大された。
天候は曇り、セッション開始時の気温は25度、路面温度39度、コースはドライコンディションとなっている。

このセッションはアメリカGPに引き続きピレリの来季用タイヤのテストを兼ねていて、チームやドライバーにより条件が異なっているのでタイムの単純比較は難しい。
開始約33分、テストタイヤだったルクレール(フェラーリ)がコースアウト・クラッシュ。
セッションは直ちに赤旗中断とされた。
この時点でラッセル(メルセデス)、角田裕毅(アルファタウリ)、オコン(アルピーヌ)の順。
破損したバリアを仮修、53分でレース再開、限られた時間を失い各車争ってコースイン。
88分、周冠宇(アルファロメオ)がハイドロリック系のトラブルでストップ、このまま金曜日のセッションは打ち切られた。

今日2回目のセッションを終え、順位はラッセル(メルセデス)、角田裕毅(アルファタウリ)、オコン(アルピーヌ)、ハミルトン(メルセデス)、ペレス(レッドブル)、フェルスタッペン(レッドブル)、ルクレール(フェラーリ)、サインツ(フェラーリ)、ボタス(アルファロメオ)、ガスリー(アルファタウリ)の順になった。
明日土曜日は注目の公式予選が行われる予定となっている。

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FIA、アロンソ(アルピーヌ)へのペナルティ取り消しに

FIA
アメリカGP決勝レースで下されたアロンソへのペナルティに対するアルピーヌF1チームの異議申し立てについて、FIA(国際自動車連盟)は木曜日に行われた聴聞会の結果、これを取り消すことを明らかにした。

これによりレース結果は当初のリザルト通りとなり、15位に降格とされたアロンソは元の7位に復帰.
8位のベッテル(アストンマーティン)、9位のマグヌッセン(ハース)、10位の角田裕毅(アルファタウリ)、そして11位のオコン(アルピーヌ)ら繰り上がってポイント獲得をしたドライバーらもこれを取り消された。

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メキシコGPフリー1回目、若手が大挙起用される

Rodriguez Circuit (C)Pirelli Motorsport
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10月28日(金)13時(日本時間:翌3時)からロドリゲス・サーキットを舞台に2022年F1第20戦メキシコGPフリー走行1回目セッションが始められた。
天候は曇り、セッション開始時の気温は21度、路面温度46度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは今回5種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC2、ミディアムのイエローにC3、そしてレッドのソフトにC4という中間の部類に位置する3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。
このセッションではニック・デ・フリースがラッセル(メルセデス)のマシンを、ローガン・サージェントがアルボン(ウィリアムズ)、リアム・ローソンが角田裕毅(アルファタウリ)、ジャック・ドゥーハンがオコン(アルピーヌ)、ピエトロ・フィッティパルディがマグヌッセン(ハース)のマシンをそれぞれ与えられてこの高地サーキットに挑んでいる。

35分過ぎ、周冠宇(アルファロメオ)がアップシフトができずにピットレーンでストップ。
37分、ハースのフィティパルディが2コーナーでストッブ、赤旗中断に。
51分、ドゥーハンがエンジントラブルでストップ。
56分、角田のマシンをドライブしたローソンがブレーキトラブルでストップ、わずかに炎が上がり消火剤を浴びせかけられた。
セッションは赤旗となりそのまま打ち切られた。

上位はフェラーリ勢がスピードをみせ、サインツ&ルクレールが最速、これにペレス&フェルスタッペンのレッドブル勢が続いた。
以下、ハミルトン(メルセデス)、アロンソ(アルピーヌ)、ボタス(アルファロメオ)、ノリス(マクラーレン)、ガスリー(アルファタウリ)、ベッテル(アストンマーティン)というトップ10。ローソンは16番手、サージェント17番手、デ・フリース18番手、ドゥーハン19番手、フィティパルディ20番手となった。

このあと28日(金)16時(日本時間:翌6時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。

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2022/10/28

メキシコGPのスチュワードにビタントニオ・リウッツィ氏

Vitantonio Liuzzi (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週行われるF1第20戦メキシコGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元F1ドライバーのビタントニオ・リウッツィ氏(41歳:イタリア)を指名した。
同氏がスチュワードを務めるのは今年のスペインGP以来で今季2度目、自身通算8度目ということになる。
(オーストリアGPはエンリケ・ベルノルディ氏と交代)

世界カート選手権を制したリウッツィ氏はその後ジュニア・フォーミュラを経て2005年にレッドブル・レーシングからF1デビュー。
トロ・ロッソやフォース・インディア、HRTと渡り最高位6位、2011年にF1から引退、FIAのフォーミュラEでスチュワードなどを務めた。
さらにスーパーGTに参戦するなど日本にも関係が深いドライバーだった。

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ペレス(レッドブル)、メキシコに凱旋デモ

Image (C)RedBull Racing
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今週のメキシコGPを前に、レッドブル・レーシングはメキシコ中部に位置し、メキシコシティ、モンテレーに次ぐ第3の都市ハリスコ州グアダラハラでデモンストレーションランを行った。

このデモンストレーションラン(ショーラン)は日頃から世界各地で行われ、高い人気を博しているものだが、今回は世界ランキングで2位を争うなど大活躍のセルジオ・ペレス(レッドブル)の凱旋でもあり、特に熱気が沸騰したということだ。

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アメリカGP主催者豪語、「来年は観客50万人」

American GP Scene (C)Ferrari S.p.A
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先週行われたアメリカGPは週末の観客数がこれまでで最高となる44万人を記録したが、来年はさらに拡大、3日間トータルで50万人を記録すると自信をみせた。

これは同グランプリの主催者であるCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)のボビー・イプシュタイン会長が語ったもの。
それによればアメリカでF1は急速に認知されつつあり、関心は年々高まっていると自信をみせている。
そのためサーキットではグランドスタンドを増設、またサーキットへのアクセス改善のために新たなバス輸送システムを構築中であるのだという。

アメリカではオーバルコースでのレースが盛んで、F1不毛地帯と言われた時期が長かったが、現在は一国で三つのグランプリを行うまで盛り上がっている。

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ベッテル(アストンマーティン)、「決断は後悔していない」

Sebastian Vettel (C)Aston Martin F1 Team
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4回のチャンピオンに輝くアストンマーティンF1のセバスチャン・ベッテル(35歳:ドイツ)だが、期待された戦績を残せず、すでに今季限りでのF1引退を表明した。
ところが皮肉にもその後『AMR22』は戦闘力を高め、ここ3戦連続でベッテルは入賞・ポイント獲得を果たしている。

これについてベッテルは、「間違いなくアストンマーティンはその実力を発揮しつつあると言えるだろう。
これまでいろいろ非難も浴びせられてきたけれど、やっと僕らの努力が実を結びつつあるということだよ」と、誇った。

それでも「引退表明を後悔しているのでは?」との質問に、「熟慮の上の結論だから、後悔なんかしていない。
ある瞬間には懐かしく思うこともあるだろうけどね」と、締め括った。

来シーズン、ベッテルのポジションには同じく元F1チャンピオンであるアロンソが継承することになる。

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2022/10/27

アウディ、ザウバーをFormula 1戦略的パートナーに(ドイツ本国発表資料)

 (C)AUDI AG.
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2022/10/27Motorsport

・長い伝統を誇るスイスのレーシングチームが、2026年からアウディ ファクトリーチームに
・技術開発担当取締役 ホフマン:経験豊富で有能なパートナーを迎えることができて嬉しく思う
・ノイブルク ファクトリーにおける、パワーユニットの開発準備は計画通りに進行
(ドイツ本国発表資料)

2022年10月26日、ノイブルク アン デア ドナウ:FIA Formula 1世界選手権参戦における、重要な節目となる決定が下されました。アウディは、プロジェクトの戦略的パートナーとしてザウバーを選択し、ザウバーグループの株式を取得する予定です。このパートナーシップにより、長い伝統を誇るスイスのレーシングチームは、2026年以降、モータースポーツの頂点で戦うために、アウディが開発したパワーユニットを搭載し、アウディ ファクトリーチームとしてFormula 1に参戦することになります。

アウディは、8月末にFormula 1に参戦することを発表。今回、その戦略的パートナーを決定したことは、アウディがモータースポーツの最高峰クラスに参戦するための、重要な節目となります。レーシングチームとして約30年の長い経験を備えたザウバーは、Formula 1で最も有名で伝統的なチームの1つです。パワーユニットはノイブルク アン デア ドナウ(ドイツ)にあるアウディのMotorsport Competence Center(モータースポーツ コンピテンス センター)で製造される一方で、ザウバーはヒンヴィール(スイス)の拠点でレースカーを開発・製造します。ザウバーは、レース運営の計画と実行も担当します。

AUDI AG技術開発担当取締役 オリバー ホフマンは、次のように述べています。「私たちの野心的なFormula 1プロジェクトのために、経験豊富で有能なパートナーを迎えることができて嬉しく思います。私たちは、ザウバーグループが最先端の設備を持っており、これまでの協力関係からチームが豊富な経験を備えていることを知っています。私たちアウディは、彼らとともに強力なチームを作ることができると確信しています」。その一例として、Audi Sportは、モータースポーツで大きな成功を収めたルマン参戦時代と、DTM(ドイツ ツーリングカー選手権)用のクラス1レーシングカーの開発において、ノイブルク アン デア ドナウから車で約4時間のヒンヴィールにある、ザウバーグループのハイテク風洞施設をすでに定期的に使用しています。

ザウバーは一流のパートナー
ザウバーホールディング会長のフィン ラウジングは次のように述べています。「アウディは、ザウバーグループにとって最高のパートナーです。私たちは、価値観とビジョンを共有しています。力強く優れたパートナーシップにより、私たちは共通の目標を達成できると信じています」

電気モーター、バッテリー、制御システム、内燃エンジンから構成されるパワーユニットの開発は、Formula 1へ参戦するためにノイブルク アン デア ドナウに設立された新会社、Audi Formula Racing GmbHの施設で本格的に始まり、すでに120人以上の従業員がこのプロジェクトに取り組んでいます。同社のマネージングディレクターであるアダム ベイカーは、次のようにコメントしています。「ザウバーは、アウディ製パワーユニットを搭載するための最高のパートナーです。Formula 1の歴史に数多くの功績を残してきた経験豊富なチームと協力できることを、今から楽しみにしています。2026年に始まる新しい世界の扉をともに開きたいと思っています」

ノイブルク拠点の拡張が本格化
アウディは、2026年シーズンの最初のレースに参戦するために、意欲的なスケジュールを策定しています。2023年には、スタッフ、建物、技術インフラ面におけるノイブルク拠点の拡張が、ほぼ完了する予定です。2026年のレギュレーションに合わせて開発されたパワーユニットをFormula 1のテストカーに搭載する最初のテストは、2025年に予定されています。

Formula 1は、2026年から導入される新しいレギュレーションにより、持続可能性に向けて大きな一歩を踏み出しています。これは、アウディがFormula 1に参戦を決定するための重要な前提条件でした。そのパワーユニットは、電動化の比率が大幅に増加するため、現在よりも効率的になります。電動ドライブトレインは、400kW(544hp)を発生する内燃エンジンと同等のパワーを発揮します。非常に効率的な1.6リッター ターボエンジンは、(EU基準による)CO2ニュートラルで持続可能な合成燃料で作動します。さらに、Formula 1は、2030年までにCO2ニュートラルなレーシングシリーズになるという目標も設定しています。

※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。

アウディジャパン・プレスリリース

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コルトン・ハータ、F1転向断念、インディカー継続へ

Colton Herta (C)McLaren Racing
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一時F1転向に意欲をみせていたインディカー・ドライバーのコルトン・ハータ(22歳:アメリカ)だが、アンドレッティ・オートスポーツとの契約を更新、引き続きインディカー・シリーズに参戦することが確定した。
同選手の現在の契約は2023年末までとなっていたが、今回さらに4年延長して2027年末までとしたもの。

一時角田裕毅のチームメイトとしてアルファタウリのレースドライバー候補にも挙げられていたハータだが、F1参戦に必要なスーパーライセンスの発給についてFIA(国際自動車連盟)が特例を認めなかったため、転向の道が閉ざされていた。
なおアンドレッティのほうも新たにアンドレッティ・グローバルを設立、チームとしてF1新規参戦を模索していたが、こちらも断念に追い込まれている。

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アルファタウリ、メキシコGPフリーにリアム・ローソン起用

Liam Lawson (C)RedBull Racing
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レッドブル・レーシングは、今週行われるメキシコGPのフリー走行1回目セッションに、グループの育成ドライバーであるリアム・ローソン(20歳:ニュージーランド)をベルギーGPに続いてアルファタウリから出走させることを明らかにした。

ローソンはカーリン・モータースポーツから参戦するF2選手権ドライバーで現在ランキング7位に位置している期待の若手ドライバー。
マシンは角田裕毅のものになる。

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メキシコGPの週末、土曜日に一時雨の可能性

Rodrigues Circuit (C)Pirelli Motorsport
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ロドリゲス・サーキットを舞台に今週行われる2022年F1第20戦メキシコGPの天気について、地元メキシコシティの気象台はフリー走行の金曜日、決勝レースが行われる日曜日は共に雨の降る心配はないものの、公式予選の土曜日に一時雨の可能性があるとしている。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
10月28日(金) フリー走行 晴れ時々曇り 13- 26度 20%
10月29日(土) 公式予選 曇り一時にわか雨 12- 25度 50%
10月30日(日) 決勝レース 晴れ時々曇り 12- 26度 20%

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2022/10/26

アウディ、ザウバーを買収して2026年からワークス参戦

Audi (C) Audi AG
アウディは、ザウバー・モータースポーツを買収し2026年シーズンからワークス体制で参戦することを明らかにした。

ザウバー・モータースポーツは約30年の歴史を持つ有力プライベートチームだが、現在はアルファロメオ・レーシングとタイアップして参戦していた。

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「F1の方向性が試されている」と、アロンソ(アルピーヌ)

FIA
アメリカGP決勝レースで下されたフェルナンド・アロンソへのペナルティはアルピーヌF1チームが異義申し立てを行ったことにより結論が公聴会まで持ち越されているが、これについて本人は「ここで下される決断は今後F1が向かう方向性を決定づける」と、語っている。

アロンソによればこの処分について、自身のSNSに多くのファンから同調するメッセージが送られていることを紹介、この件で出される結論はそれだけ大きな意味のあることだとプレッシャーを掛けた。
注目の公聴会はメキシコGPに先駈けて当地で木曜日の現地時間18時(日本時間:翌8時)から行われる。

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F1参戦目論むポルシェ、ウィリアムズの株式半数を買収か

Williams Factory (C)Williams F1
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レッドブルとの長期に渡る提携交渉が破談に終わったポルシェだが、新たにウィリアムズとの間で提携を模索、ポルシェがウィリアムズの株式の50%を取得することで合意したとの噂がパドックで流れた。

事実であればポルシェは単にエンジン・サプライヤーとしてだけでなく新チーム運営にも主導力を確保する方針で、レッドブルにみせた姿勢をこちらでもみせているようだ。

一方アウディはザウバーと提携するとみられていて、交渉が成立すればフォルクスワーゲン・グループは2026年からF1で二つのブランドを同時に立ち上げることになる。

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レッドブル、「マテシス/オーナーに捧げる勝利」

FONT COLOR="#0066FF">Dietrich Mateschitz (C)Redbull Racing
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アメリカGPでフェルスタッペンが劇的な勝利、そしてペレスも4位に入り、念願のコンストラクターズ・タイトルをみごと奪還したレッドブル・レーシングは、「亡くなったディートリッヒ・マテシス/オーナーに捧げる勝利」との計らいを示した。

レース後の同チームのプレスリリースには通常のドライバーズ・コメント等はなく、わずか1行の『THIS ONE’S FOR MR MATESCHITZ. DANKE DIDI.』(これはミスター・マテシッツのためのものです。ありがとうディディ)というメッセージだけが記載されていた。

オーストリアのウィーン出身であるマテシス氏は栄養ドリンク『レッドブル』を友人と共同で立ち上げるとこれが大成功。
一代で財を成すとモーターレーシングに留まらない多岐に渡るスポーツやイベントを支援、世界中にレッドブルの名前を轟かせた。

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2022/10/25

FIA、アルピーヌF1からの異議は木曜日に聴聞会で結論

FIA
アメリカGP決勝レースで下されたアロンソへのペナルティに対するアルピーヌF1チームの異議申し立てについて、FIA(国際自動車連盟)は今週の木曜日に聴聞会を開き、最終的な結論を出す方針を明らかにした。

レーススチュワードが下した『10秒のストップ&ゴー・ペナルティ』は、すでにレースが終了していたことから『30秒のタイム・ペナルティ』に変換され、これにより7位でフィニッシュしたアロンソは15位まで降格、ノーポイントとされた。
しかしアルピーヌF1チームは、ハースF1チームの抗議提出が規定の時刻を24分過ぎていたため処分自体が無効であると主張しているもの。

アロンソへの処分が確定すれば、8位のベッテル(アストンマーティン)、9位のマグヌッセン(ハース)、10位の角田裕毅(アルファタウリ)、そして11位のオコン(アルピーヌ)らがそれぞれ順位を上げて獲得ポイントが増えることになる。

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2位ハミルトン(メルセデス)、「勝機あった」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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今回のアメリカGPで2位になったことにより、前チャンピオンだったメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは今季7回目の表彰台を獲得した。
しかし今季はまだ一度も優勝はない。
これについてハミルトンは今回のレースで「間違いなく勝機はあった」と、振り返っている。

「今シーズンのフェルスタッペンは昨年よりもはるかに強い。
マシンが良いだけでなく、フェルスタッペンの成長がこの成績に表れているんだ。
自信が彼を育てているね。
僕自身について言えば、今年これまでで最も勝利に近づいたと思っている。
彼との差はタイヤ戦略が異なったことだ。
いくつかの時点で彼を射程距離に入れたこと、これはそれだけで素晴らしいことさ」

2007年に22歳でマクラーレン・チームからF1デビューしたハミルトンは、わずか6戦目でポールTOウィンを果たすとこれまで常に第一人者として君臨し続けてきた。

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アルピーヌF1、アロンソへのペナルティに異議申し立て

Fernando Alonso (C)Alpine F1 Team
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既報のようにアメリカGPのレーススチュワード(審査委員)はレース後アロンソに対し、10秒のストップ&ゴー・ペナルティ(レースは終了していたのでレースタイムに30秒加算)のペナルティを科したが、アルピーヌF1チームはハースF1チームが抗議を提出したのは所定の時刻を過ぎてからのものだとして処分の無効を申し立てたことがわかった。

7位でフィニッシュしたアロンソ(アルピーヌ)はこの裁定によりポイント圏外の15位まで転落とされている。

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2022/10/24

危険走行でアロンソ(アルピーヌ)が降格に

FIA
アメリカGP決勝レース中、ボタス(アルファロメオ)との接触事故でマシンが破損状態にあったにも関わらず走行したとして、レーススチュワードはアロンソに対し10秒のストップ&ゴー・ペナルティ(レースは終了していたのでレースタイムに30秒加算)を科したことを明らかにした。
これにより7位でフィニッシュしたアロンソは15位まで降格になった。

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2022 United States Grand Prix - 決勝 (ピレリ)

 (C)Pirelli Motorsports
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モータースポーツディレクター マリオ・イゾラのコメント
「我々のタイヤが活躍したオースティンでの緊迫した闘い」
「マックス・フェルスタッペンが優勝し、彼の所属するレッドブルのコンストラクターズタイトルが決定しました。レッドブルを祝福するとともに、亡くなられたディートリヒ・マテシッツ氏のご冥福を心よりお祈りいたします。今日の緊迫したレースでは、気温の上昇に加えて2回のセーフティーカー導入がタイヤのデグラデーション抑制に繋がりました。戦略が鍵となる中、ハミルトンがフェルスタッペンに対してアンダーカットを挑み、両者間で息をのむような闘いが繰り広げられました。また、それ以前には、フェルスタッペンとフェラーリのシャルル・ルクレールによる見応えのあるファイトも見られました。ハミルトンとフェルスタッペンは、異なるコンパウンドを装着してファイナルスティントを走行しました。今週末440,000人に達した大観衆は、両ドライバーのスリリングな闘いをフィニッシュまで見守りました。我々のタイヤは、両ドライバーによる最大限のプッシュに応えていました」

TYRE TALES: HOW THE RACE WAS WON
P Zeroイエロー・ミディアムタイヤでスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンが、第1コーナーでトップに立ちました。20名中の16名がミディアムタイヤでスタートしました。フェルスタッペンがP Zeroホワイト・ハードタイヤへ交換後、ハミルトンも同様のピットストップを行い、フェルスタッペンが再びトップに立ちました。2回のセーフティーカー後のリスタートでもトップの座を維持したまま、フェルスタッペンは2回目のピットストップを行い、残り20周のファイナルスティントへ向けて再度ミディアムタイヤへ交換しました。このピットストップでのトラブルで時間を要したことで、フェルスタッペンはハードタイヤへ交換したハミルトンの後塵を拝することとなりました。フェルスタッペンは、完璧なタイヤマネジメントで猛追後、最終的にはハミルトンに4秒差をつけて優勝し、2022年のコンストラクターズタイトルをレッドブルにもたらしました。

BEST OF THE REST: THE ALTERNATIVE STRATEGY
ハードタイヤでスタートしたドライバー中の最上位は、13番グリッドからスタートしたハースのケビン・マグヌッセンでした。マグヌッセンはただ一人1ストップ戦略を採り、ミディアムタイヤで38周のファイナルスティントを走行してポイント圏内でフィニッシュしました。メルセデスのジョージ・ラッセルは唯一の3ストッパーでした。ラッセルは、残り2周時点でP Zeroレッド・ソフトタイヤへ交換し、ファステストラップポイントを獲得しました。

WHAT TO LOOK OUT FOR NEXT
今週末、オースティンからの連戦となるメキシコグランプリが開催されます。FP2では、2023年型タイヤテストが行われる予定です。サーキット・オブ・ジ・アメリカズにおいて、硬めのコンパウンドによる大量のテストデータが収集されたことを受けて、メキシコでは軟かめのコンパウンドのテストに焦点が当てられます。

ピレリジャパンプレスリリース

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レッドブル・レーシング、コンストラクターズ・タイトルも確定

Redbull Duo (C)Redbull Racing
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23日(日)行われたアメリカGPで優勝と4位に入ったことにより、レッドブル・レーシングの今季コンストラクターズ・ランキング1位が確定した。
すでに同チームはマックス・フェルスタッペンのドライバーズ・タイトルの獲得も決まっているのでこれで両タイトル獲得を果たしたことになる。

レッドブル・レーシングのタイトル獲得は旧レギュレーション下での2013年以来のことになる。
当時はセバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバーのコンビで、マシンはレッドブル・ルノーだった。

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アメリカGPはフェルスタッペン優勝、角田10位に

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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10月23日(日)14時(日本時間:4時)から2022年F1第19戦アメリカGPの決勝レースがオースティン・サーキットを舞台に全56周で行われた。
スタート時の天候は曇り、気温は28度、路面温度34度、路面はドライコンディションとなっている。
なおルクレール(フェラーリ)、ペレス(レッドブル)、アロンソ(アルピーヌ)、周冠宇(アルファロメオ)がいずれもPU(パワーユニット)や関連コンポーネンツの交換でグリッド降格のペナルティを受けている。
また角田裕毅(アルファタウリ)は新たにギヤボックス交換ということで5グリッド降格のペナルティを受け19番手スタート、またオコン(アルピーヌ)はピットレーンスタートとなっている。

オープニングラップでサインツ(フェラーリ)がラッセル(メルセデス)と接触して大きく後退、さらにパンクもありピットに戻ったが水漏れがありそのままリタイヤとなった。
ラッセルには5秒のタイムペナルティが通告された。

6周目、ラティフィ(ウィリアムズ)がスピンで後退。、
18周目、ボタス(アルファロメオ)が19コーナーでコースオフ、クラッシュしてセフティカーに。
22周目にレース再開、角田裕毅(アルファタウリ)が10位に順位を上げる。
直後にアロンソ(アルピーヌ)がストロール(アストンマーティン)に追突する形でフロントウィングを破損。
デブリ(破片)が散乱して再びセーフティカー導入に。
26周目にレース再開。
アルファタウリ勢は7-8位だが、ガスリー(ハード)のペースが上がらず角田(ミディアム)を抑える形になっている。
36周目、ハミルトンに続いてピットインしたフェルスタッペンがタイヤ交換に手間取り首位を奪われる。
一時首位を走ったベッテルもタイヤ交換に時間を取られて順位を落とす。
ラティフィがシューマッハをコースアウトに追い込んだとして5秒のタイムペナルティに。
ハミルトンに追い付いたフェルスタッペンが首位奪還するがトラックリミットの警告旗が共に出される。
55周目、ラッセルがピットインてファステストラップを狙う。

56周をトップで走り切ったフェルスタッペン(レッドブル)が日本GPに続く今季13勝目、自身通算33勝目を飾った。
2位ハミルトン(メルセデス)は今回も勝利を逃がした。
3位ルクレール(フェラーリ)、4位ペレス(レッドブル)、5位ファステストラップを記録のラッセル(メルセデス)、6位ノリス(マクラーレン)、7位アロンソ(アルピーヌ)、8位ベッテル(アストンマーティン)、9位マグヌッセン(ハース)、10位角田裕毅(アルファタウリ)までが入賞。
角田はスペインGP以来なる今季4回目の入賞となった。
以下、11位オコン(アルピーヌ)、12位アルボン(ウィリアムズ)、13位周冠宇(アルファロメオ)、14位ガスリー(アルファタウリ)、15位シューマッハ(ハース)、16位リカルド(マクラーレン)、17位ラティフィ(ウィリアムズ)までが完走。
リタイヤはストロール(アストンマーティン)、ボタス(アルファロメオ)そしてサインツ(フェラーリ)の3台となった。

F1次戦は連続開催、1週間後の10月30日(日)、ロドリゲス・サーキットを舞台にメキシコGPが予定されている。

アメリカGP決勝レースの結果はこちら
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2022/10/23

角田裕毅(アルファタウリ)、「レースではプッシュしかない」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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土曜日に行われたアメリカGP公式予選で15番手に終わったスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、「日曜日の決勝レースではプッシュするしかない」と、意欲をみせた。

「Q3進出が目標だったので、もちろんこの結果には失望している。
Q2最後のベストタイムがトラックリミット違反で取り消されたのは残念だったけど、それがなくても結果的には同じことだったろう。
予選では単純に僕らにQ3進出の資格はなかったということ。
何が足りなかったかは、今夜エンジニアと一緒に分析しなければならない。
日曜日の決勝レースではできる限りプッシュしてポイント獲得を狙うよ」

また予選前に知らされたレッドブル・グループ総帥のディートリッヒ・マテシス/オーナーの死去について触れ、「初めてオーナーと話したのは、F2オーストリア戦の時で優しい人だった」と、その逝去を惜しんだ。

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アメリカGP予選、サインツ(フェラーリ)がPP獲得

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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10月22日(土)17時(日本時間:翌7時)からオースティン・サーキットを舞台に2022年F1第19戦アメリカGPの公式予選が始められた。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。
天候は曇り、Q3開始時の気温は29度、路面温度は33度、コースはドライコンディションとなっている。

Q3の熾烈なタイム争いの結果、ポールポジションはフェラーリのカルロス・サインツが獲得。
今季イギリスGP、ベルギーGP(繰り上がり)に次ぐ自身通算3回目の快挙となった。
2位もチームメイトのルクレールが入ったが、こちらはグリッド降格のペナルティが確定しているので残念ながらフロントロウ独占とはならない。
3番手のフェルスタッペン(レッドブル)は逆にフロントロウ・スタートになる。
レッドブル・グループ総帥のディートリッヒ・マテシス/オーナーが亡くなったこともあり、日曜日のレースは弔い合戦ということになる。
4位にこちらも降格のペレス(レッドブル)、5位ハミルトン(メルセデス)、6位ラッセル(メルセデス)、7位ストロール(アストンマーティン)、8位ノリス(マクラーレン)、9位アロンソ(アルピーヌ)、10位ボタス(アルファロメオ)の順になった。
アメリカGP決勝レースは23日(日)14時(日本時間:翌4時)から全56周で行われる。

アメリカGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、アルファタウリ勢は共に脱落

引き続きアメリカGP予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

2度のアタックを終え、トップはルクレール(フェラーリ)、続いてフェルスタッペン(レッドブル)、サインツ(フェラーリ)、ラッセル(メルセデス)、ハミルトン(メルセデス)、ペレス(レッドブル)、アロンソ(アルピーヌ)、ストロール(アストンマーティン)、ボタス(アルファロメオ)、ノリス(マクラーレン)までがQ3進出。

ここでの敗退はトラックリミット違反でタイムを取り消された者がひしめき、アルボン(ウィリアムズ)、ベッテル(アストンマーティン)、ガスリー(アルファタウリ)、周冠宇(アルファロメオ)そして角田裕毅(アルファタウリ)の5台となった。

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予選Q1、角田裕毅(アルファタウリ)Q2進出

10月22日(土)17時(日本時間:翌7時)からアメリカGPの予選Q1が始められた。
18分間で行われるここでは全20台中、下位5台がノックアウトとなる。
天候は曇り、セッション開始時の気温は30度、路面温度は37度、コースはドライコンディションとなっている。

ランオフエリアが完全舗装のせいか、トラックリミットを取られるマシンが相次いだ。
そんな中、トップタイムを記録したのはサインツ(フェラーリ)、以下ルクレール(フェラーリ)、フェルスタッペン(レッドブル)、ハミルトン(メルセデス)、ペレス(レッドブル)、ラッセル(メルセデス)、アロンソ(アルピーヌ)、ノリス(マクラーレン)、ガスリー(アルファタウリ)、周冠宇(アルファロメオ)、ベッテル(アストンマーティン)、ボタス(アルファロメオ)、角田裕毅(アルファタウリ)、ストロール(アストンマーティン)、アルボン(ウィリアムズ)までがQ2進出。

ここでの敗退はマグヌッセン(ハース)、リカルド(マクラーレン)、オコン(アルピーヌ)、シューマッハ(ハース)、そしてラティフィ(ウィリアムズ)の5台となった。

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レッドブル総帥ディートリッヒ・マテシス/オーナー死去

D.Mateschitz & S.Vettel (C)Redbull Racing
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レッドブルの創設者でF1では、レッドブル・レーシング&アルファタウリのオーナーでかねて療養中であったディートリッヒ・マテシス/オーナーが死去した。
享年78歳。

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アメリカGPフリー3回目、フェルスタッペンが最速

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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10月22日(土)14時(日本時間:翌4時)からオースティン・サーキットを舞台に2022年F1第19戦アメリカGPのフリー走行3回目セッションが始められた。
天候は曇り、セッション開始時の気温は28度、路面温度27度、コースはドライコンディションとなっている。

走行が開始されたがつののマシンはガレージで持ち上げられ作業が続けられている。
角田がコースインできたのは約20分経過してからのことだった。
開始約8分、シューマッハ(ハース)がマシントラブルかスローダウンもその後復帰。
60FP3が終了、トップタイムはタダ六一人1分35秒台に入れたフェルスタッペン(レッドブル)。
以下、ルクレール(フェラーリ)、サインツ(フェラーリ)、ペレス(レッドブル)、ハミルトン(メルセデス)、アロンソ(アルピーヌ)、ラッセル(メルセデス)、ベッテル(アストンマーティン)、ストロール(アストンマーティン)、ガスリー(アルファタウリ)の順。
角田裕毅(アルファタウリ)は16番手に留まった。

なお既報のペレス、周冠宇に加え、ルクレールとアロンソも規定数以上のエンジン交換によりグリッド降格のペナルティを科せられることが判明している。
この後、17時(日本時間:翌7時)から注目の公式予選が行われる予定となっている。

アメリカGPフリー走行3回目の結果はこちら
アメリカGPの画像はこちら

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2022/10/22

ペレスと周冠宇、エンジン交換でグリッド降格ペナルティ

FIA
アメリカGPのレーススチュワード(審査委員)は、セルジオ・ペレス(レッドブル)と周冠宇(アルファロメオ)に対し、日曜日の決勝レースで共に5グリッド降格のペナルティを科すことを明らかにした。

それによれば2台はいずれもフリー走行を前にPU(パワーユニット)を交換、これがシーズン5基目となるため規定によりペナルティを受けるもの。

目下わずか1点差でドライバーズ・ランキング2位の座をルクレール(フェラーリ)と争っているペレスには痛手だが、ホームグランプリとなる次戦メキシコGPをも見据えた作戦とみられる。

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フリー最速ルクレール(フェラーリ)、「手応えあり」

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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アメリカGPフリー走行1回目セッションでロバート・シュワルツマンにマシンを譲ったフェラーリのシャルル・ルクレールが、ミディアムタイヤながらフリー走行2回目セッションで最速タイムを叩き出し、存在感をみせた。

「今日はフリー走行1回目で走れず、2回目だけの走行だったのですごく慌ただしい一日になったよ。
最速タイムだったのはうれしいけれど、今日はピレリのタイヤテストということもあり、ライバルとのほんとうの力関係は判らずに終わってしまった感じ。
でもマシンの調子はいいし、今週はいけるんじゃないかな。
とりあえず明日の予選結果をみてみよう」と、19回目のポールポジションに向け前向き姿勢。

1回目はチームメイトのサインツが最速タイムを記録しているのでフェラーリのマシンとサーキットとの相性は悪くなさそうだ。

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アメリカGPフリー2回目、ルクレール最速

Circuit of the Americas (C)Pirelli Motorsport
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10月21日(金)17時(日本時間:翌7時)からオースティン・サーキットを舞台に2022年F1第19戦アメリカGPフリー走行2回目セッションが行われた。
当初は60分間の予定だったが、ピレリによる2023年タイヤのテスト分として90分間に拡大されている。
これにより、フリー走行1回目セッションで若手ドライバーを乗せた4チームとそれ以外のチームではピレリの指定するテスト・プログラムが異なるという変則的なものになった。

一応トップタイムはフェラーリのルクレールが記録したが、タイヤはミディアム。
燃料搭載量などの条件が不明なこともあり、各車のスピードがどこまで判明できたかは疑問。
90分のセッションが終了してチェッカーフラッグを受けたのはルクレール1台だけという通常では考えられない珍しいシーンもみられた。

2番手以下はボタス(アルファロメオ)、リカルド(マクラーレン)、サインツ(フェラーリ)、シューマッハ(ハース)、ノリス(マクラーレン)、フェルスタッペン(レッドブル)、ハミルトン(メルセデス)、ガスリー(アルファタウリ)、そしてペレス(レッドブル)という通常とは異なるトップ10になった。
(角田裕毅は12番手)
明日土曜日は注目の公式予選が行われる予定となっている。

アメリカGPフリー走行2回目の結果はこちら
アメリカGPの画像はこちら

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アメリカGPフリー1回目、サインツ(フェラーリ)最速

Circuit of the Americas (C)Pirelli Motorsport
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10月21日(金)15時(日本時間:翌4時)からオースティン・サーキットを舞台に2022年F1第19戦アメリカGPフリー走行1回目セッションが始められた。
天候は曇り、セッション開始時の気温は28度、路面温度38度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは今回5種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC2、ミディアムのイエローにC3、そしてレッドのソフトにC4という中間の部類に位置する3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。

今回フェラーリはシュワルツマン(ルクレール)、マクラーレンはパロウ(リカルド)、ウィリアムズはサージェント(ラティフィ)、アルファロメオはポウルシェア(ボタス)、そして若手ドライバー枠とは別でジョビナッツィ(マグヌッセン)がハースのマシンを走らせている。

開始わずか8分でそのウィリアムズのジョビナッツィが5コーナー先でコースアウト。
軽くバリアにクラッシュしてセッションは早くも赤旗中断、ジョビナッツィは自力でコースに復帰した。
赤旗はまもなく解除。
開始約40分の時点でフェルスタッペン、ハミルトン、アロンソ、ベッテルといずれもチャンピオン経験者がタイミングモニターの上位を占めるという「珍しい」シーンがみられた。

最初のセッション、トップタイムはサインツ(フェラーリ)の1'36.857。
これにフェルスタッペン(レッドブル)が1'37.081で続いた。
以下、ハミルトン(メルセデス)、ストロール(アストンマーティン)、ペレス(レッドブル)、アロンソ(アルピーヌ)、ラッセル(メルセデス)、ガスリー(アルファタウリ)、ノリス(マクラーレン)、ベッテル(アストンマーティン)というトップ10になった。
角田裕毅(アルファタウリ)は13番手となった。
このあと21日(金)17時(日本時間:翌7時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。

アメリカGPフリー走行1回目の結果はこちら
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2022/10/21

アメリカGPのスチュワードにエンリケ・ベルノルディ氏

Enrique Bernoldi (C)Ex.Arrows F1
FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるアメリカGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元アロウズのF1ドライバーであるエンリケ・ベルノルディ氏(44歳:ブラジル)を指名した。

ベルノルディ氏がスチュワードを務めるのは今年のベルギーGP以来になるもので、これが自身通算8度目ということになる。

同氏は2001-2002年に掛けて当時のアロウズからF1参戦、最高位は8位(2001年ドイツGP)。
なお、2001年のチームメイトはマックス・フェルスタッペン(現レッドブル)の父であるヨス・フェルスタッペンだった。

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『マネーグラム』、ハースF1チームの冠スポンサーに

MoneyGram (C)Haas F1 Team
20日(木)、ハースF1チームは『マネーグラム』との間でタイトル・スポンサー契約を結んだことを正式発表した。
マネーグラムは国際的送金ネットワークのサービスを行なっているアメリカの大手金融企業。
スポンサー契約は複数年とされているが詳細は明らかにされていない。

マネーグラムのアレックス・ホームズ/CEOは「モーターレーシング界におけるF1の強靱なイメージは、金融界におけるわれわれのものと共通するものがある」と、今回のスポンサー契約の意義を強調した。
これにより2023年から同チームの正式名称は『マネーグラム・ハースF1チーム』となる。

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アメリカGPの週末、金・土・日曜日共に晴れの予報

Austin Circuit Image (C)Circuit of the Americas
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オースティン・サーキットを舞台に今週行われる2022年F1第19戦アメリカGPの天気について、地元テキサス州の気象台はフリー走行の金曜日、公式予選の土曜日そして決勝レースが行われる日曜日は共に晴れの予報で雨の降る心配はないとしている。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
10月21日(金) フリー走行 晴れ 18- 31度 0%
10月22日(土) 公式予選 晴れ 20- 32度 10%
10月23日(日) 決勝レース 晴れ時々曇り 22- 32度 10%

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2022/10/20

COTA、最終コーナーの名前を『アンドレッティ』に

Mario Andretti (C)Andretti Motorsport
今週末テキサス州オースティンで行われるアメリカGP(US-GP)の開催地であるCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)は、アメリカ・モーターレーシングのレジェンドであるマリオ・アンドレッティ氏に敬意を表し、最終コーナー(ターン20)に『The・アンドレッティ』の名称を付けてその戦績を讃えることを明らかにした。

今年82歳になったマリオ・アンドレッティ氏はF1で通算12回の優勝を誇り、1978年にはフィル・ヒル氏に次ぐアメリカ人二人目のチャンピオンをロータス・フォードで記録している。
1976年には富士スピードウェイで行われた『F1世界選手権イン・ジャパン』で優勝、日本でもよく知られている。
グランプリ主催者によれば、20日(木)にコース上で命名式を行うということだ。

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ニコ・ヒュルケンバーグ、ハースF1の来季候補に浮上

Nico Hulkenberg (C)Racing Point
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来季のドライバー・ラインナップがまだ確定していないハースF1チームではレースドライバー候補として、ベテランのニコ・ヒュルケンバーグと交渉していることを認めた。

現在35歳のヒュルケンバーグは2010年にウィリアムズ・チームからF1デビューした後、フォース・インディアやザウバー、ルノー、さらにレーシング・ポイントやアストンマーティンF1などでスポット参戦も果たした大ベテランとしてその豊富な経験が高く評価されている。

フェラーリの支援もあって走らせてきた同チームのミック・シューマッハは、しかしクラッシュが続いてハースF1チームの首脳からは放出論が聞かれている。
なおもう一人のレースドライバーであるケビン・マグヌッセンのほうは残留が確実とみられている。

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ピレリ、アメリカ&メキシコ両GPで来季タイヤテスト

Tyre Work (C)Pirelli Motorsport
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F1と、来季もF1にタイヤを独占供給するピレリは、今週行われるアメリカと共にその次のメキシコの両グランプリで、2023年用タイヤのテストを行うことを明らかにした。
これによりこの2戦ではいずれも金曜日フリー走行2回目セッションが30分拡大され90分で行われる。
このテストは先の日本GPでも予定されていたが、金曜日は大雨に見舞われドライタイヤで走行する機会がなかったもの。

ピレリはこのテストでの結果を見据え、今季も最終戦であるアブダビGP終了後に予定されるヤス・マリーナ・サーキットでの合同テストに最終仕様のスペックが持ち込まれることになる。

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2022/10/19

新規参戦アウディ、スタート時には300人体制で

Audi (C) Audi AG
2026年のF1新規参戦に向け、すでに技術体制に取り組んでいるとされるアウディは、最終的に300人体制の組織を構築することになるだろうことを明らかにした。
具体的にパートナーシップを組むのは現在アルファロメオのバッジを付けてF1を戦っているザウバー・チームになるとみられる。

一応エンジン・サプライヤーとしての形態とされているものの、ザウバー・モータースポーツの株式の半分以上を取得する見込みということで実現すればほぼ買収に近いものでワークス体制になるようだ。
なおザウバーはかつて同様にBMWと組んだ経験もある。

すでに開発作業は進められていて、現在携わる130人ほどのスタッフは外部からの獲得ではなく、ほぼ自社技術陣からの自前ということだ。

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アルピーヌF1、来季はトップ3食い込みに自信

Alpine Renault 『A522』 (C)Alpine F1
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今シーズン、ライバルと目されたマクラーレン・レーシングとのバトルを有利に展開、コンストラクターズ・ランキング4位の座を確実にしつつあるアルピーヌF1は、来季さらに戦闘力をアップさせることに自信をみせている。

レッドブル、フェラーリ、メルセデスの3強に次ぐこのポジションはいわゆる『トップ・オブ・ザ・レスト』(残りの中では1番手)というものだが、来季はこのトップ3に自身が食い込む意欲をみせているものだ。

同チームのアラン・ペルマーネ/スポーティング・ディレクターは、「われわれはシーズン中においても積極的に数々のアップデートを繰り返してきた。
現在のコンストラクターズ・ランキング4位という現在のポジションはすでに固めた。
今はさらに来シーズンに向けてのアップデートを投入しつつある。
われわれが来季トップ3に食い込んだとしても、誰も驚く者はいない」と、宣言してみせた。
ただアロンソ離脱の影響は小さくないとみられ、その穴埋めが求められる。

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レッドブル首脳、「ポルシェとは文化が違う」

Christian Horner (C)RedBull Racing
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2026年からの新世代F1に向け、かねてパートナーシップの構築に臨んでいたレッドブル・レーシングとポルシェだが、すでに交渉の決裂が報じられている。
それによればポルシェは単なるエンジン・サプライヤーとしてだけでなく、最低でも50%の株式を購入し、チームの運営も共同オーナーの立場で発言力を持ちたい考えであることが判明。
これにレッドブル側は納得せず、交渉は決裂したということだ。

レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、「ポルシェの示した内容は、われわれが納得できるものではなかった。
そもそも彼らのやり方は官僚的で、とてもわれわれの戦い方とは相容れないもので合意できるような文化ではなかった」と、説明した。

注目されるのはレッドブルはまだホンダと友好関係を維持していて、2026年以降もホンダと何らかの協力が続けられる可能性も考えられる状況のようだ。

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2022/10/18

ウィリアムズ、「アルボン級のドライバー必要」

Alexander Albon (C)Williams Racing
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ここまで3シーズンに渡ってレースドライバーのポジションにあったニコラス・ラティフィだが、ウィリアムズ・レーシングはすでに放出を決定、目下残留するアレクサンダー・アルボンのチームメイトを検討している際中だ。

今シーズンもすでに3回の入賞を重ねているアルボンに比べ、ラティフィは先の日本GPでやっと今季初入賞を果たしたばかり。
極め付けは虫垂炎手術で欠場したアルボンの代役として急きょスポット参戦したニック・デ・フリースがいきなりポイント獲得したことで比較されてしまったことだ。

ミック・シューマッハ(ハース)の名前も挙げられていた後任について、チームは「アルボン級のドライバーが必要」としていることから、複数チームで経験があるベテランのアントニオ・ジョビナッツィが急速に存在感を増しているようだ。

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ラッセル(メルセデス)、来季マシンの戦闘力に自信

Mercedes 『W13』 (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームのジョージ・ラッセルが同チームの来季マシンについて言及、その戦闘力アップに自信をみせた。

「レギュレーションが変わった2022年のマシンについて、明らかにわれわれの期待したものではなかったと認めるよ。
でもファクトリーではまったく異なるコンセプトでの来季マシンの開発を進めているんだ。
ライバルへのヒントになるようなことは言いたくないけれど、絶対にパフォーマンスは改善される筈。
今から新しいマシンをドライブするのを楽しみにしているよ」と、ラッセル。

シーズン序盤からポーポシングなど根本的な障害に悩まされた同チームは今季まだ1勝も挙げられていない。

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マクラーレン、アレックス・パロウをアメリカGPフリーで起用

Alex Palou (C)Honda Racing
マクラーレン・レーシングは、今週オースティン・サーキットで行われるアメリカGPの金曜日フリー走行1回目セッションに、インディカー・ドライバーのアレックス・パロウ(25歳:スペイン)を起用することを明らかにした。
マシンはリカルドのものになる。

アレックス・パロウは2021年のインディカー・シリーズ・チャンピオンで、F3やスーパー・フォーミュラ等では日本での参戦経験を持つ。(共にシリーズ3位)
またF2では現マクラーレン・レーシングのレースドライバーであるランド・ノリスとチームメイトだったこともある。
2022年も引き続きチップガナッシ・レーシングから参戦してシリーズ5位となっている。

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2022/10/17

デ・フリース、アルファタウリでシート合わせ終える

Alphatauri Garage (C)Scuderia Alphatauri
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来シーズン、角田裕毅のチームメイトとして加入が決まっているニック・デ・フリース(27歳:オランダ)が、アルファタウリのファクトリーで現行マシンのシート合わせを行ったことが伝えられた。

シーズン終盤に向け各チームで若手ドライバーの起用が増えているが、ただデ・フリースはまだメルセデスAMGチームの契約下にあるためシーズン中にアルファタウリで金曜日フリー走行1回目セッションへの参加は考えにくいことから、シーズン終了後に行われるアブダビ合同テストに備えてのものとみられる。
同チームのフランツ・トスト代表は「新人といってもデ・フリースは各チームでF1経験が豊富。
さほど習熟期間は必要ないだろう」と、楽観的だ。

なお身長159センチの角田裕毅と167センチのデ・フリースとの組み合わせはF1史上最少身長コンビとなる。
これまでの記録(!)は2005年の佐藤琢磨(164センチ)&アンソニー・デビッドソン(166センチ)というコンビだった。

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ポルシェ、2026年F1参戦計画を断念との噂

Porsche (C)Porsche AG
同じフォルクスワーゲン・グループのアウディと共に2026年のF1参戦に意欲をみせていたスポーツカーの名門ポルシェだが、レッドブル・レーシングとのパートナーシップが破談になったことから計画自体を断念するとの噂が広がっている。
ただしポルシェ側はこれを否定している。

レッドブルは2021年限りでホンダがF1撤退したあと、2025年まではホンダのサポートも得て自社製のPU(パワーユニット)を搭載、2026年のレギュレーション変更時からポルシェとの提携を予定していたが、ポルシェは50-50の対等以上の関与の姿勢をみせたことから交渉は決裂したとされる。

これについてポルシェの幹部は「われわれにとってF1は関心のあるシリーズだが、望まない形態をしてまで参加するというものではない」と、微妙な反応。
なちみにアウディのほうはアルファロメオとの提携を終えた後のザウバーと、エンジン・サプライヤーの形で組むとの見方が有力になっている。

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スプリントレース予選のポイントにチームから不満の声

Image (C)Pirelli Motorsport
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先に明らかにされた2023年シーズンのF1カレンダーでは史上最多となる全24戦が組まれているが、そのうち今年の3戦から倍増の6戦にスプリントレース予選方式が予定されている。
しかしこれについてチーム側から不満の声が聞かれているようだ。

それによればスプリントレースはアクシデントに見舞われる確率が高くなり、予算を制限されたチーム側にとってリスクが増えるだけでメリットが少ないというもの。
にも関わらず、スプリントレースで得られるポイントは最大でも1位の8点と、本番レースの3分の一以下に過ぎないからだ。

F1のステファーノ・ドメニカリ/CEOが積極的に進めるこの方式だが、導入から今に至るまで関係者が一致して歓迎するようなものとは残念ながら受け止められてないようだ。

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2022/10/16

デ・フリース、移籍前にメルセデスAMGからFP1出走も

Nyck de Vries (C)Scuderia Alphatauri
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来シーズン、角田裕毅のチームメイトとしてアルファタウリからF1フルタイム・デビューが決まっているニック・デ・フリース(27歳:オランダ)だが、これを前に再びメルセデスAMGチームから金曜日フリー走行1回目セッションに出走する可能性が高まっている。

デ・フリースはすでに今年のフランスGPのフリー走行でハミルトンのマシンを走らせているが、この時も全体の9番手に位置するなど非凡なところをみせていた。

デ・フリースがアルファタウリのマシンをドライブするのは早くて今季最終戦後のアブダビ合同テストになりそうだが、これを前に再びメルセデスAMGチームのマシンをドライブできるのは本人だけでなくチームにとっても貴重な体験になりそうだ。
なおスプリントレース予選が行われるブラジルGPを除く残り3戦のいずれになるかはまだ確定していない。

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メルセデスAMG、「コスト違反、ペナルティ軽微ならウチもやる」

MercedesGP 『W04』 (C)Mercedes Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)、2021年シーズンのコストキャップに違反したとするレッドブル・レーシングについて、まだ具体的なペナルティを科していないが、これについてライバルだったメルセデスAMGチームのトト・ウォルフ代表が次のように牽制している。

「ペナルティが罰金程度のなら破った者勝ち。
そんな規則なら、ないほうがましというもの。
軽微な違反で済む不公平な規則ならわれわれも喜んで違反をすることだろう。
しかしそれではもうスポーツとは言えないだろう」と、強硬姿勢。

とはいえ今さらタイトル剥奪という重い罰は現実的ではなく、FIAは逆にプレッシャーを受けている。

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アルピーヌF1、来季オコン&ガスリーの関係に懸念の声も

Esteban Ocon (C)Alpine F1 Team
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来シーズン、アルピーヌF1チームはアロンソの離脱を受けアルファタウリからピエール・ガスリーを獲得、同じフランス人ドライバーであるオコンとの組み合わせでこのフランス・チームを走らせることになるが、二人の関係性について懸念する声が聞かれている。

二人は同じフランス・ノルマンディーの出身で、共にレーシングカートを始めた頃からのチームメイトであると同時にライバルで、少なくとも仲が良い関係ではなかったという。

これについてガスリーは、「確かに僕らは親友ではないけれど、レースをするのに問題はない。
同じ目的を持って戦うんだし、そもそもそれは子どもの頃の話だからね。
今はもう二人とも大人なんだ、多少の食い違いがあったとしても、もうそれを水に流せる年令になったよ、問題はないさ」と、一蹴。
(訳注:オコン&ガスリー共に26歳)

過去の関係が吉と出るか、凶と出るかは来シーズンが始まってみないとわからないことだ。

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2022/10/15

アルファロメオ、アメリカGPフリーにプルシェール起用

Theo Pourchaire (C)Sauber Motorsport
アルファロメオF1チームは、次戦アメリカGPの金曜日フリー走行1回目セッションに、フランス気鋭の若手テオ・プルシェールを起用することを明らかにした。

プルシェールはまだ19歳、アルファロメオとパートナーシップを組むザウバー・モータースポーツが運営する若手育成プログラム『ザウバー・アカデミー』のメンバーで、今季参戦中のFIA・F2シリーズでは堂々ランキング2位を走っている。

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メルセデスAMG、次戦アメリカGPで今年最後のアップデート

Mercedes 『W13』 (C)Mercedes Motorsports
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今季不振に喘ぐかつての絶対王者メルセデスAMGチームは、次戦アメリカGPで『W13』に今年最後となるアップデートを投入することを明らかにした。

アップデートはマシンの軽量化やエアロダイナミックスの改善などが図られているということだが、これらは来季の挽回に向けた先行作業なのだという。

同チームのトラックエンジニアリング責任者であるアンドリュー・ショブリン氏は、「『W13』に対するアップデートはこれが今シーズンの最後になる。
これらはハミルトン&ラッセルの手助けにもなると思うがほんとうの目的は来シーズンの『W14』のためのものだ。
今年われわれを苦しめた問題点を早期に洗い出して対処するという姿勢はわれわれの使命だ」とした。

2014年以来昨年まで続いた同チームによるコンストラクターズ・タイトル獲得は、現在レッドブル、フェラーリ・チームに次ぐ3位まで転落を余儀なくされている。

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FIA、レッドブルへの予算制限違反ペナルティは検討中

FIA
FIA(国際自動車連盟)は先に2021年シーズンの各チームの支出内容についての調査結果を発表したが、制限をオーバーしたとされるレッドブルへのペナルティについては現在まで言及がないままだ。

同チームは昨シーズン、フェルスタッペンに初のドライバーズ・タイトルをもたらせたが、違反金額については軽微な額としていることからタイトル剥奪のような重罰はない筈だ。
具体的なペナルティとしては、「開発時間の制限や予算額の縮小」なども考えられる中、ドイツの専門紙『ビルト』は「相当額の罰金が有力」との見解をみせている。

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2022/10/14

「もっと柔軟な対応を」と、リカルド(マクラーレン)

Image (C)Scuderia Alphatauri
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F1も今年で12年目、今回の日本GPで228戦目を迎えたベテランのダニエル・リカルド(マクラーレン)が、2時間近くもの赤旗中断を招いた決勝レースの進行に難を唱えている。

「今回、日曜日の午後に雨がひどくなるというのはレーダー予報で明らかなことだった。
こういう時にはもっと運営を柔軟にして、決勝レースのスタートを早めるとかしても良かったね。
1時間前倒ししていたならば、そうここで20ラップは出来ていた筈。
そうすれば冷たい雨の中、あんなにお客さんを待たせることもなかっただろう。
たった2周で赤旗なんて。
鈴鹿は前にも雨に翻弄されたことがあったよね。
これからはスチュワードはもっとフレキシブルな運営を考えてもいいんじゃないのかな。
今だから言えることだけれどさ」

残り40分で再開されたレースは予定の53ラップを大きく下回る28周に留まった。

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アストンマーティンF1、デ・ラ・ロサを親善大使に

Pedro De La Rosa (C)Ferrari S.p.A
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アストンマーティンF1チームは、元マクラーレン・チーム等のF1ドライバーであるペドロ・デ・ラ・ロサ氏(51歳:スペイン)を新たに設ける親善大使(チーム・アンバサダー)に任命したことを明らかにした。

デ・ラ・ロサ氏は2006年のハンガリーGPでの2位が最高位で、優勝こそないが1999年のアロウズを皮切りにジャガー、マクラーレン、ザウバー、そしてHRTなど複数のチームで活躍、F1界に広い交友関係を持っている。

アストンマーティンF1ではその経験から新しいドライバー開発プログラムのコンサルタントも務める他、若手ドライバーの才能の選択、トレーニング・システムの構築など開発を支援するという。

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メルセデスAMG技術陣落胆、「問題解決せず」

Singapore Podium (C)Ferrari S.p.A
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2014年の新レギュレーションスタート以来、F1を席巻し続けてきたメルセデスAMGチームだが、昨季はついにタイトルを逃がし、今季はさらにまだ1勝もできないと不振に喘いでいる。

そんな中、ヨーロッパ・ラウンドの緒戦であるスペインGPにアップデートを投入したところラッセルが3位表彰台、ハミルトンも5位入賞と、回復の兆しをみせた。
ところが最大の問題と捉えていたポーポシング(波動的な縦揺れ)が改善されてくると、その陰で表面化していなかった別の問題が勢いを削ぐという厳しい現実に見舞われる有り様。
このままだとシーズン中一度も勝利しないままという屈辱にまみれかねない状況になっている。

メルセデスの技術陣は、「すべての苦境の端緒はポーポシングにあった」と、あらためて苦慮しているようだ。

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2022/10/13

ガスリー、アルピーヌF1移籍で年棒3倍増の報

Pierre Gasly (C)Honda Racing
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来季アルピーヌF1チームへの移籍が決まっている現アルファタウリのピエール・ガスリーだが、これにより年棒が実に3倍増になると報じられている。

これはフランスのビジネスサイトが報じたもので、それによれば新しい2年契約でガスリーの年棒は1500万ユーロ(約21億3千万円)にも達するとのこと。
アロンソ放出で余裕ができたとはいえ、事実であればF1ドライバーの中でも一気にトップクラスの金額ということになる。

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ハースF1、フィティパルディをフリーに起用へ

Pietro Fittipaldi (C)Haas F1 Team
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今シーズン、すべてのF1チームはヤングドライバーにF1マシンの経験を積ませるため計2回以上のフリー走行セッションで走行の機会を与えることが義務付けられている。

これを受けハースF1チームではメキシコGPとアブダビGPで同チームのリザーブ&テストドライバーであるピエトロ・フィッティパルディ(26歳:ブラジル)を起用することを明らかにした。
フィッティパルディは今年のシーズン前テストで2022年型の『VF-22』をドライブしているが、グランプリ週末の金曜日公式セッションでの走行は初の体験となる。

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周冠宇(アルファロメオ)、ファステストラップの快挙

周 冠宇 (C)Alfaromeo Racing
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今年デビューを果たしたばかりのF1ルーキー・周冠宇(アルファロメオ)が、多くの猛者を差し置いて日本GPのファステストラップを記録した。
路面コンディションの状態などからレース最終盤に記録されることが多いファステストラップだが、周冠宇にとっては条件が恵まれた獲得だった。

周は「路面コンディションが改善されたことと、行列の水しぶきから離れて走っていたことが良かったと思う。
チームが日本GPに持ち込んだアップデートも功を奏したと思うよ」と喜びを表した。

周が記録した最速タイムは1'44.411、2位となったアロンソ(アルピーヌ)が1'44.412で、その差はわずか0.001秒という劇的なものだった。

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2022/10/12

レース中断時のレギュレーション解釈に不備露呈

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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2022年の日本GPは悪コンディションのため本来の53周から26周へと短縮されて終えたにも関わらずフル得点が与えられ、あと4戦を残して今年のドライバーズ・タイトルに結着が付くという波乱の展開となった。

レギュレーション通りであれば、今回のようにレース距離の75%に達していない場合、半分のポイントしか与えられず、タイトル決定は先送りになると理解されていた。
しかし日本GPのレーススチュワード(審査委員)によれば、上記のレギュレーションはレースが中断になったまま打ち切られた場合で、今回のようなレースがまだ続けられている場合に打ち切られた時はフル得点が与えられるのだという。

これについては解釈を理解していなかった多くの代表である当事者のクリスチャン・ホーナー代表(レッドブル)も「われわれにはラッキーだったとしても、解釈が分かれるような条文は良くないこと。
今後のためにも明快な表現の条文に改めるべき」と、強く主張している。

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2021年のコストキャップ違反はレッドブル・レーシング

Redbull Motorhome (C)RedBull Racing
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10日(月)、FIA(国際自動車連盟)が2021年のコストキャップ違反(上限1億4500万ドル)の調査結果を発表した。
それによれば規定違反と指摘されたのはアストンマーティンF1とレッドブル・レーシングの2チームであることが確認された。

このうちアストンマーティンF1の違反は「手続き上の問題」であるとしたが、レッドブル・レーシングのほうは「財務上の過大支出」であると指弾された。
ただその規模は軽微なものとされた。
これについてレッドブル側は「違反した金額は全体の5%以下」であると釈明しているが、今後具体的な制裁について処分が進められるとのことだ。

ちなみに前回はウィリアムズ・レーシングによる手続き上の違反に対し「2万5千ドル(約330万円)」の罰金が科せられているが、今回のものは実質的な違反なのでこれを相当上廻ると推測されている。

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デ・フリース(アルファタウリ)、「フェルスタッペンは兄貴分」

Nyck de Vries (C)Scuderia Alphatauri
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今季イタリアGPでのウィリアムズ・レーシング代役入賞で一躍そのポテンシャルを知らしめたニック・デ・フリース(27歳:オランダ)は、来季角田裕毅のチームメイトとしてアルファタウリからの参戦が決まったが、その一助にフェルスタッペン(レッドブル)の口添えがあったと伝えられている。

「イタリアGPの後、フェルスタッペンと食事を共にした時に、(レッドブルでドライバー人事に影響力を持つ)ヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーに連絡を取るようアドバイスされたんだ。
フェルスタッペンは同じオランダ出身なので前から気に掛けてくれたよ。
歳は僕のほうがちょっぴり上だけど、ほぼ同じ世代だし兄のような存在なんだ。
彼の存在はこれからもF1で僕の力になることだろうね」

デ・フリースはF2でチャンピオン、またフォーミュラEでもチャンピオンを獲得している実力の持ち主だ。

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2022/10/11

岸田文雄/総理、「F1は走る実験室」

岸田文雄/総理 (C)RedBull Racing
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岸田文雄/総理は日本の総理大臣として初めて日本GPを公式訪問、元F1ドライバーで現在は自民党で衆議院議員を務める山本左近氏らと共に開会セレモニーに参列した。

挨拶を交わした現在唯一の日本人F1ドライバーである角田裕毅(アルファタウリ)からは、自身のサイン入りレーシングスーツを手渡され、笑顔をみせていた。
その後、「F1は走る実験室と言われるにふさわしい技術開発の最前線だ」との昔の名言を踏襲してその印象を表した。

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ラティフィ(ウィリアムズ)、初ポイント獲得果たす

Nicholas Latifi (C)Williams Racing
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9日(日)行われた日本GP決勝で、ついにウィリアムズ・レーシングのニコラス・ラティフィ(27歳:カナダ)が自身初となる入賞、念願のポイント獲得を果たした。
これについてラティフィは次のように語っている。

「(赤旗中断から)レースが再開された時、真っ先にウェットタイヤからインターミディエイトに交換したんだ。
その段階では誰しもが危険なギャンブルだと思ったに違いないね。
でもこれが功を奏して順位を上げることができたんだよ。
レース終盤は特にフロントのグリップがなくなってドライブに手こずったけど、なんとかチェッカーフラッグまで持ち堪えることができた」と、ラティフィ。

ラティフィが入賞したことで、これで20人の今季レギュラードライバーすべてがポイント・ランキングに名前を刻んだことになる。

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レッドブル、「日本でホンダとタイトル獲得は格別」

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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まだ4戦を残し、マックス・フェルスタッペンの2度目のタイトル獲得を決めたレッドブル・レーシングでは、「ここ日本の鈴鹿でホンダと共にタイトルが獲得出来たのは格別」とした。

これは同チームのクリスチャン・ホーナー代表が語ったもので、「マシンにホンダのロゴを入れて戦ったわれわれにとって、ここでタイトル獲得が決められたのは最高の気分だ。
なぜなら鈴鹿は正真正銘ホンダのホームグランプリだからね。
雨の中詰め掛けた熱心な日本のファンの前で堂々と勝ち取ったことには計り知れない意義があるよ」と喜びを顕わにした。

いったんは終了としたレッドブルとホンダのパートナーシップについては、ここに来て再び話題になっているようだが、今回の勝利が有力な後押しになるかも知れない。

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2022/10/10

2022 JAPANESE GRAND PRIX - SUNDAY (ピレリ)

 (C)Pirelli Motorsports
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MARIO ISOLA, PIRELLI MOTORSPORT DIRECTOR モータースポーツディレクター マリオ・イゾラのコメント
「マックス・フェルスタッペンの2度目のドライバーズタイトル獲得を祝福します。
ウェットコンディション下、視界の悪化によりレースの再開が遅れ、今年の日本グランプリは40分間のスプリントレースとなりました。コンディションが全てのドライバーの戦略に影響を及ぼしました。セーフティーカー先導の再スタート時、全ドライバーはレギュレーションによってフルウェットタイヤを装着する義務がありました。しかし、再スタート後間もなく、インターミディエイトがコンディションに最適であることが明らかになりました。インターミディエイトは、変化するコンディションの下、素晴らしいペースで強力な性能を発揮しました。フロントタイヤをケアすることが必須の状況の中、ドライバーたちは、レース終盤に多くの周回を重ねたインターミディエイトをマネージするスキルを示しました。素晴らしい日本のファンに心から感謝しています。チャレンジングな天候にも関わらず、静かに待ち続け、Formula 1 への情熱とコミットメントを示してくれたファンに、長い中断の後、アクション満載のスプリントレースをお見せすることができました。日本のファンは、我々から愛され、支持される存在です」

TYRE TALES: HOW THE RACE WAS WON
ドライコンディションで行われた予選でポールポジションを獲得したレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、Cinturatoブルー・フルウェットを装着した再スタートでもトップを堅持しました。再スタートから数周後、フェルスタッペンは、Cinturatoグリーン・インターミディエイトへ交換しました。同じタイミングで2位を走行していたフェラーリのシャルル・ルクレールもピットストップを行いましたが、フェルスタッペンがリードを守ってコースに戻りました。その後、フィニッシュまで、フェルスタッペンはインターミディエイトで走行しました。

BEST OF THE REST: THE ALTERNATIVE STRATEGY
ウェットコンディション下、セーフティーカー先導の再スタートによるスプリントレースでは、戦略の幅は限定されていました。しかし、大半のドライバーがインターミディエイトへ交換する中、フルウェットでステイアウトするドライバーが数名見られました。彼らは、トラックポジションのゲインと新たなセーフティーカー導入時のアドバンテージを期待していましたが、その後はセーフティーカーの導入は無く、5名のドライバー以外は1回のみのピットストップを行いました。再スタート後の2ストッパー中の最上位ドライバーは、7位を獲得したアルピーヌのフェルナンド・アロンソでした。

WHAT TO LOOK OUT FOR NEXT
各チームは、これからアメリカ大陸で行われる3戦に臨みます。アメリカとメキシコでの連戦、その2週間後にブラジルでのレースが控えています。日本でのFP2で2023年型タイヤのテストが予定されていましたが、雨のためキャンセルされ、メキシコでの実施に変更されました。同様のテストがオースティンのFP2でも行われる予定です。

ピレリジャパンプレスリリース

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3年ぶりの日本GP観客は3日間計20万人に

鈴鹿サーキット (C)Pirelli Motorsport
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3年ぶりに行われたF1日本GPだが、開催場所である鈴鹿サーキットには3日間合計で約20万人の観客が訪れたということだ。
新型コロナウイルスの影響で中止となったこの2年間にはホンダのF1撤退や小林可夢偉以来となる日本人F1ドライバーの参戦など大きな出来事があった。

今回は生憎のコンディションだったが、フリー走行の金曜日は3万8千人、公式予選の土曜日は6万8千人、そして決勝レースの日曜日には9万4千人の計20万人が来場したとのこと。
最多だった2006年には計36万人を記録しているので、近年はかなりの臨時スタンドが省略されているようだ。

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本人も半信半疑だったフェルスタッペンのタイトル獲得

2022日本GPロゴ (C)Honda Racing
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9日(日)に行われた日本GP決勝レースでは、チャンピオンシップの行方が明確でなく、フェルスタッペン本人もパルクフェルメでのインタビュー中に突然聞かされるなどわかりにくい状況で王座が決定した。

大きな要素となったのはレース終了まで続けられた2位ルクレール(フェラーリ)と3位ペレス(レッドブル)との壮絶なバトル。
この結着は最終周に意外な形でついた。
ルクレールがコースオフした際にゲインを得たにも関わらず元のポジションに取ったことが違反と判定されたため。
下された5秒のタイムペナルティはルクレールを2位から引きずり落とすのに十分なものだったが、レース後あまりに早く判定が出されたことに不自然さを感じた関係者は少なくなかったようだ。

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レース終わってもガスリー(アルファタウリ)に悲運

Pierre Gasly (C)Scuderia Alphatauri
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今回の日本GPでは思うような成果を挙げられなかったアルファタウリのピエール・ガスリーだが、レースが終わっても『戦い』は終わっていなかった。

というのもフェラーリのサインツによるクラッシュのせいで赤旗中断になった際、ガスリーは減速しなかったばかりか逆に加速したとし、レース後スチュワードから喚問を受けていたからだ。
ガスリーはこれに先駈け、この時コース上に作業車がいたとして直接オフィシャルに抗議していて、これが影響したとの穿った見方も伝えられている。

その後ガスリーには20秒の決勝タイム加算と2点のペナルティ・ポイント(累計9点)が科せられた。

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2022/10/09

FIA、解釈の相違でフェルスタッペンの戴冠確認

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は、9日(日)行われた日本GPの結果、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン(25歳:オランダ)が2022年シーズンのドライバーズ・タイトルを獲得したことを明らかにした。

今回のようにレースが短縮された場合、レギュレーションにはレース距離によって細かく規定されているが、レーが再開されかどうかで判断が異なるということで、当然のことながらFIAによる解釈が優先された。
レース後のインタビュー際中に2度目の王座確定を告げられたフェルスタッペン自身も意外な表情だったのが印象的だった。

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日本GPはフェルスタッペン(レッドブル)が完勝

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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10月9日(日)14時(日本時間:14時)から2022年F1第18戦日本GPの決勝レースが鈴鹿サーキットを舞台に全53周で行われた。
スタート前のセレモニーには岸田首相もSPを従えて初めて参加ている。
スタート時の天候は心配通りの小雨、気温は18度、路面温度21度、路面はウェットコンディションとなっている。

レースは定時にスタートしたもののアクシデントが相次ぎわずか2周で赤旗中断に。
サインツ(フェラーリ)とアルボン(ウィリアムズ)はすでにリタイヤを余儀なくされている。
この時点での順位はフェルスタッペン(レッドブル)、ルクレール(フェラーリ)、ペレス(レッドブル)、オコン(アルピーヌ)、ハミルトン(メルセデス)の順。
角田裕毅(アルファタウリ)は9番手、ガスリー(アルファタウリ)は18番手に位置している。

その後レースは4時15分と大幅に遅れてローリングスタートで再開、残りは最大で45分。
セーフティカー先導は3ラップ、残り時間は41分。
早々にピットインしたベッテルとラティフィは接触しそうになったが、審議でノーペナルティに。
スタートから3時間が過ぎ、ファイナルラップに。
28周を終え、ポイントは半分になる。
優勝は終始パーフェクトなドライビングで乗り切ったフェルスタッペン(レッドブル)。
イタリアGP以来の優勝で今季12勝目、自身通算32勝目を記録し今季のチャンピオンが決まった模様。
2位に最後までペレスの猛追を受けたルクレール(フェラーリ)、しかし二人のバトルは最終周でコースオフしたため審議対象に。
(結果、2位ペレス、3位ルクレールになった模様)
3位はペレス(レッドブル)、4位オコン(アルピーヌ)、5位ハミルトン(メルセデス)、6位ベッテル(アストンマーティン)、7位アロンソ(アルピーヌ)、8位ラッセル(メルセデス)、9位ラティフィ(ウィリアムズ)、10位ノリス(マクラーレン)までが入賞。

以下、リカルド(マクラーレン)、ストロール(アストンマーティン)、角田裕毅(アルファタウリ)、マグヌッセン(ハース)、ボタス(アルファロメオ)、周冠宇(アルファロメオ)、ガスリー(アルファタウリ)、シューマッハ(ハース)までが完走。
リタイヤはアルボン(ウィリアムズ)とサインツ(フェラーリ)の2第。
F1次戦は2週間後の10月23日(日)、オースティン・サーキットを舞台にアメリカGPが予定されている。

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決勝レースは雨でディレー中

Image (C)Scuderia Alphatauri
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日本GPの決勝レースは2周しただけでウェットコンディションのためディレー中。
再開は未定。

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ガスリー(アルファタウリ)、「雨を願うしかない」

Pierre Gasly (C)Redbull Racing
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土曜日に行われた日本GP公式予選で、Q1敗退という思わぬ結果に終わったアルファタウリのピエール・ガスリーは、その原因について本人はやはりブレーキに問題があったことを訴えた。

「ブレーキの調子が思わしくなかったので予選前に左フロントのブレーキディスクを交換したんだ。
でも肝心のアタックラップでは行列に引っ掛かってしまい、ブレーキに熱を入れられないままで走るしかなかった。
ブレーキングの度にロックしてまいマシンをコントロールするのがやっとだった」

その上で、「17番グリッドからでは、決勝レースでは雨になるのを期待するしかないね」と、付け加えた。

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リカルド(マクラーレン)、2023年の浪人覚悟

Daniel Ricciardo (C)McLaren Racing
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アルピーヌF1、そしてアルファタウリらの来季シートが相次いで決まる中、いまだにその去就が確定していないダニエル・リカルド(マクラーレン)だが、2023年は浪人する覚悟を決めたようだ。

「残念だけど、来シーズンに僕の居場所を見つけるのは難しいとわかっている。
双方の条件が一致しなくては契約は成立しないからね。
それでも2024年に上位チームで復帰することを念頭に置いて、来季は雌伏の年にするのもありだと思っているんだ」

噂されているところでは、メルセデスAMGチームを移籍先に絞って交渉しているということだが、すんなり成立するかは疑問だ。

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ウィリアムズ・レーシングにタイヤ規定違反で罰金

FIA
日本GPのレーススチュワード(審査委員)は、8日(土)に行われたフリー走行3回目セッション中、タイヤの使用規定に反したとしてウィリアムズ・レーシングに1千ユーロ(約14万円)の罰金を科したことを明らかにした。

それによれば、同チームのアレクサンダー・アルボンのマシンにタイヤを取り付ける際、
誤って異なるセットのタイヤを組み合わせて装着してしまったというもの。

タイヤについては1本1本に番号が付けられピレリのタッフにより厳しく管理されている。

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2022/10/08

「ブレーキ不調に阻まれた」と、角田裕毅(アルファタウリ)

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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8日(土)行われた日本GP公式予選で、アルファタウリの角田裕毅はブレーキのバランスに阻まれ、惜しくもQ3進出を逃がした。

「残念ながら狙っていたQ3進出は果たせなかったけれど、この結果には満足している。
昨日のフリー走行も1回目は全然。
2回目になってようやく良くなってきたけれど、予選になったらブレーキが調子を崩してしまったんだ。
片側だけがロックしてしまい、タイヤを傷めてしまう。
これがなければQ3にも行けたと思うんだけどな」

国際映像の無線では、「ストレートでブレーキを踏んでバランスの復活を取り戻すよう」との指示に対し、「もうやってるよ」と応える角田の言葉が伝えられていた。

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日本GP予選、フェルスタッペン(レッドブル)がPP獲得

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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10月8日(土)15時(日本時間:15時)から鈴鹿サーキットを舞台に2022年F1第18戦日本GPの公式予選が始められた。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。
天候は曇り、Q3開始時の気温は19度、路面温度は25度、コースはドライコンディションとなっている。

ノリスのアタックを妨害した形になってヒヤリとさせたフェルスタッペンが再びトップタイムをマークしてポールポジションを獲得。
オランダGP以来の今年5回目、自身通算18回目の快挙となった。
0.01秒差の2位にルクレール(フェラーリ)、3位サインツ(フェラーリ)、4位ペレス(レッドブル)、5位オコン(アルピーヌ)、6位ハミルトン(メルセデス)、7位アロンソ(アルピーヌ)、8位ラッセル(メルセデス)、9位ベッテル(アストンマーティン)10位ノリス(マクラーレン)というQ3結果となった。
日本GP決勝レースは9日(日)14時から全53周で行われる。

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予選Q2、角田裕毅(アルファタウリ)は脱落

引き続き日本GP予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

2度目のアタックを終え、トップはペレス(レッドブル)。
これにアロンソ(アルピーヌ)、フェルスタッペン(レッドブル)、オコン(アルピーヌ)、ハミルトン(メルセデス)、サインツ(フェラーリ)、ラッセル(メルセデス)、ノリス(マクラーレン)、ルクレール(フェラーリ)、そしてベッテル(アストンマーティン)までがQ3進出。

ここでの敗退はリカルド(マクラーレン)、ボタス(アルファロメオ)、角田裕毅(アルファタウリ)、周冠宇(アルファロメオ)、シューマッハ(ハース)の5台となった。

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予選Q1、角田裕毅(アルファタウリ)Q2進出

10月8日(土)15時から3年ぶりとなる日本GPの予選Q1が始められた。
18分間で行われるここでは全20台中、下位5台がノックアウトとなる。
天候は曇り、セッション開始時の気温は19度、路面温度は26度、コースはドライコンディションとなっている。

角田裕毅(アルファタウリ)がブレーキングで派手な白煙を上げ、無線でたしなめられる。アルボン(ウィリアムズ)はタイム取り消しに。
Q1最速はフェルスタッペン(レッドブル)、2番手サインツ(フェラーリ)、以下ルクレール(フェラーリ)、アロンソ(アルピーヌ)、ペレス(レッドブル)、オコン(アルピーヌ)、ラッセル(メルセデス)、リカルド(マクラーレン)、ノリス(マクラーレン)、周冠宇(アルファロメオ)までがトップ10。
ハミルトン(メルセデス)が11番手、角田裕毅(アルファタウリ)は12番手、ベッテル(アストンマーティン)は15番手で通過。

ここでの敗退はアルボン(ウィリアムズ)、ガスリー(アルファタウリ)、マグヌッセン(ハース)、ストロール(アストンマーティン)、そしてラティフィ(ウィリアムズ)の5台となった。

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日本GPフリー3回目、フェルスタッペン(レッドブル)が最速

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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10月8日(土)12時から鈴鹿サーキットを舞台に2022年F1第18戦日本GPのフリー走行3回目セッションが始められた。
天候は曇り、セッション開始時の気温は21度、路面温度30度、コースはドライコンディションとなっている。

昨日の雨の影響で、ここでやるべき仕事は山ほどもあり、各車争うようにコースインして最後のフリー走行はスタートした。
規定された60分間で最速だったのは本命のフェルスタッペン(レッドブル)で1'30.671を記録。
2-3番手にフェラーリ勢のサインツ&ルクレール、4番手アロンソ(アルピーヌ)、5番手ペレス(レッドブル)、以下ラッセル(メルセデス)、ハミルトン(メルセデス)、ノリス(マクラーレン)、オコン(アルピーヌ)、そしてストロール(アストンマーティン)までがトップ10。
ベッテル(アストンマーティン)は13番手、角田裕毅(アルファタウリ)は17番手、来季アルピーヌF1への移籍が発表されたガスリー(アルファタウリ)は20番手に留まった。
この後、15時から注目の公式予選が行われる予定となっている。

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アルファタウリ、ニック・デ・フリースの加入を発表

Nyck de Vries (C)Mercedes Motorsports
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スクーデリア・アルファタウリは今日移籍発表があったピエール・ガスリーの後任として、すでに名前が挙げられていたニック・デ・フリース(27歳:オランダ)の起用を正式発表した。
F1で3年目を迎える角田裕毅のチームメイトということになる。

デ・フリースはハミルトン(メルセデス)同様、マクラーレンでジュニアドライバーとして約10年間育てられたあと、F2チャンピオンやフォーミュラEでもタイトルを獲得した逸材。
先のイタリアGPではアルボンの欠場を受けて代役出場し、評価を上げていた。

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アルピーヌF1、来季ピエール・ガスリーの加入を発表

Pierre Gasly (C)Redbull Racing
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アルピーヌF1チームは、2023年シーズンにピエール・ガスリー(現アルファタウリ)を起用することを正式発表した。
すでに来季アストンマーティンF1への移籍を発表しているフェルナンド・アロンソの後任で、チームメイトは残留確定のエステバン・オコンということになる。

2017年に当時のトロロッソからF1デビューしたガスリーは2019年にレッドブル・レーシングに昇格したが、成績不振によって半年でトロロッソ(現アルファタウリ)に戻された。
その後、2020年のイタリアGPでF1初勝利を収めるなど成果を挙げたが、希望したレッドブル・レーシングへの復帰は叶わずにいた。

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岸田首相、日本GPの開会セレモニー出席へ

2022日本GPロゴ (C)Honda Racing
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9日(日)に行われる2022年F1日本GP決勝レースに先駈けて行われる開会セレモニーに、岸田文雄総理大臣が出席する方向で調整されていることがわかった。

これまで現職の総理が日本GPに出席した事例はなく、時代が変革しつつあることを窺わせる。
ただ天気予報では日曜日に雨が降る可能性が高く懸念されるところだ。

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ボタス(アルファロメオ)がピットレーン速度違反

FIA
日本GPのレーススチュワード(審査委員)は、7日(金)フリー走行1回目セッション中、バルテリ・ボタスにピットレーン速度違反があったとして、アルファロメオF1チームに500ユーロ(約7万円)の罰金を科したことを明らかにした。

それによれば、ピットレーン速度は制限80キロのところ今回ボタスは84.2キロで走行したとのこと。
なおレギュレーションでは制限を超えたキロ数に100ユーロを乗じた金額の罰金が科せられることが決まっているが、最大1,000ユーロを上限としている。

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2022/10/07

角田裕毅(アルファタウリ)、「母国グランプリは格別」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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2021年にF1デビューを果たしたものの、新型コロナウイルスの影響で日本GPが2回開催中止になっため、アルファタウリの角田裕毅は今回が初めて迎える母国グランプリとなった。
残念ながら雨に見舞われたものの、多くの観客が唯一の日本人F1ドライバーである角田に熱い応援を送り続けた。

これついてセッションを終えた角田は次のように謝意を表した。
「まずコースインした時のスタンドの歓声に感動したね。
他のどこのグランプリでも味わえない、胸にグっと来るものがあったよ。
昔走ったことがある鈴鹿サーキットだけど、F1でというのはまた格別なものなんだ。
感激したけれど、興奮したままで走るのは良くないと思って極力冷静を保つのがタイヘンだった。
残念ながら悪いコンディションだったけど、それは仕方のないことだからね。
今日はそれぞれだったけれど、予選になればみんな同じ条件だからそれまでに少しでも自分の経験値を上げておかなくてはね」

最後に日本人F1ドライバーが鈴鹿の日本GPを走ったのは2014年の小林可夢偉まで遡る。

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日本GPフリー2回目、メルセデスAMG勢がリード

鈴鹿サーキット (C)Pirelli Motorsport
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10月07日(金)15時(日本時間:15時)から鈴鹿サーキットを舞台に2022年F1第18戦日本GPフリー走行2回目セッションが行われた。
当初は60分間の予定だったが、ピレリによる2023年タイヤのテスト分として90分間に拡大されたもの。
しかし天候は小雨、セッション開始時の気温は15度、路面温度19度、コースはまだウェットコンディションとなっている。
フリー走行1回目セッション終了後にクラッシュしたシューマッハ(ハース)のマシンはまだガレージで作業中、スクリーンで覆われた状態だ。

セッション序盤、果敢にコースインしたラティフィ(ウィリアムズ)は、しかしシケインのコースを間違えてUターンする場面も。
また角田がデグナーで、ルクレールがヘアピンでと水面に脚を取られコースオフが相次ぐ。

ここでトップタイムを記録したのはラッセル(メルセデス)で1'41.935。
これにチームメイトのハミルトン(メルセデス)が1'42.170で続いた。
3-4番手にフェルスタッペン&ペレスのレッドブル勢、マグヌッセン(ハース)、サインツ(フェラーリ)、アロンソ(アルピーヌ)、ボタス(アルファロメオ)、オコン(アルピーヌ)、周冠宇(アルファロメオ)
というトップ10。
ルクレール(フェラーリ)は11番手、角田裕毅(アルファタウリ)14番手、ベッテル(アストンマーティン)15番手、ガスリー(アルファタウリ)19番手。
シューマッハ(ハース)は修復に時間が掛かり、復帰は間に合わなかった。

なおピレリの思惑とは異なり、最後までドライタイヤの出番はなかった。
明日土曜日は注目の公式予選が行われる予定となっている。

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日本GPフリー1回目は完全ウェットに

鈴鹿サーキット (C)Pirelli Motorsport
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10月07日(金)12時から鈴鹿サーキットを舞台に2022年F1第18戦日本GPフリー走行1回目セッションが始められた。

心配されたように天候は雨、セッション開始時の気温は15度、路面温度20度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは今回5種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC1、ミディアムのイエローにC2、そしてレッドのソフトにC3という最も堅い部類に位置する3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。

開始約4分、マグヌッセン(ハース)が雨の中真っ先にコースイン、続いて初のホームレースとなる角田裕毅(アルファタウリ)が続いたがまだ水煙がひどい状況。
一時コンディションは回復の兆しをみせたものの、再び雨脚が強くなり、終盤には本格走行するクルマはなく各車スタート練習でセッション終了。
その最後の最後にシューマッハ(ハース)がデグナー手前でスピン、コースアウトしてバリアにクラッシュして終えた。

トップタイムはアロンソ(アルピーヌ)で1'42.246のタイム。
2-3番手にサインツ&ルクレールのフェラーリ勢、以下オコン(アルピーヌ)、マグヌッセン(ハース)、フェルスタッペン(レッドブル)、シューマッハ(ハース)、ノリス(マクラーレン)、ペレス(レッドブル)までがトップ10。
ハミルトン(メルセデス)は13番手、ガスリー(アルファタウリ)16番手、ラッセル(メルセデス)18番手、角田裕毅(アルファタウリ)19番手、ベッテル(アストンマーティン)20番手だった。
このあと7日(金)15時からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。

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日本GPのスチュワードにミカ・サロ氏

Mika Salo (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われる日本GPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元フェラーリ等のF1ドライバーであるミカ・サロ氏(56歳:フィンランド)を指名したことを明らかにした。

同氏がスチュワードを務めるのは今年の第16戦イタリアGP以来になるもので、自身通算27回目ということになる。

日本女性と結婚するなど親日家として知られるサロ氏は1994年に当時のロータス・チームからF1デビュー、その後ティレルやアロウズ、フェラーリ、ザウバー等を経て、最後はトヨタまで100戦以上出走。
最高位はフェラーリ時代に記録した1999年ドイツGPの2位(フェラーリ)、またトヨタ時代には2回のポイント獲得をもたらせた。
フェラーリでの2位は首位走行中、チームオーダーに従ったものだ。

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角田裕毅(アルファタウリ)、「日本食が僕の武器」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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F1ドライバーになって2シーズン目、今週の日本GPを初のホームグランプリとして迎えるアルファタウリの角田裕毅がその意欲を語っている。

「鈴鹿でのF1グランプリを楽しみにしていたから新型コロナウイルスの影響で中止になった時はほんとうにガッカリしたよ。
ここは僕がジュニアだった時代から何千周も走り込んだ場所。
そこを1周で40秒も速いマシンで走るんだから今から楽しみ 。
それに加え、日本の熱心なファンがスタンドを埋め尽くしているを想像するとたまらない。
フリー走行が始まるのがほんと待ち切れないね」

この1週間ずっと日本食が食べられるので最高と語る角田は、このホームレースで今年のスペイン以来となる入賞・ポイント獲得を狙う。

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2022/10/06

日本GPの週末、金・日曜日ににわか雨の可能性

Suzuka Circuit (C)Mercedes Motorsports
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鈴鹿・サーキットを舞台に今週行われる2022年F1第18戦日本GPの天気について、地元気象台は公式予選の土曜日はほぼ晴れであるもの、フリー走行の金曜日、そして決勝レースが行われる日曜日は共に一時にわか雨の可能性があるとしている。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
10月07日(金) フリー走行 曇り一時にわか雨 14- 18度 80%
10月08日(土) 公式予選 晴れ時々曇り 14- 24度 20%
10月09日(日) 決勝レース 曇り一時にわか雨 13- 21度 60%

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リカルド(マクラーレン)、メルセデスAMGに活路か

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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マクラーレン・レーシングとの契約が解除となったベテランのダニエル・リカルド(33歳:オーストラリア)だが、2023年のレースシートは断念、2024年の復帰に焦点を当てていると伝えられている。

あらゆる可能性を探ったとする同選手のマネージメントチームによれば、優勝が望めるトップチームということで、メルセデスAMGチームを俎上に上げているとのこと。
その前提として、2023年は同チームでリザーブドライバーを務めることも選択肢の一つとされているようだ。
ただ今のところ同チームのシートが空くという動きはみられていない。

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ペレス(レッドブル)、HRS(ホンダ)のアンバサダーに

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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ホンダのホームグランプリである日本GPを前に、HRS(ホンダ・レーシングスクール・鈴鹿)はレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスが親善アンバサダーに就いたことを明らかにした。

HRSは鈴鹿サーキットの所有者である(株)ホンダモビリティランドが運営しているレーシングスクールで、これまで多くの有望な若手ドライバーを育成してきた。
HRSが輩出したF1ドライバーには佐藤琢磨や角田裕毅らのF1ドライバーも挙げられる。
ペレスは11月に行われるドライバー・アカデミー・プログラムで初仕事をお披露目する予定という。

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レッドブル代表、珍しくスチュワードの判断讃える

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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スタートから完全にレースを自らコントロール下に置いてシンガポールGP制覇に成功したペレス(レッドブル)だったが、唯一その勝利に影を落としていたのがセーフティカー先導時の車間距離だった。

レギュレーションでは安全のためセーフティカーとの距離を最低10車身取らなければならないが、ペレスはタイヤとブレーキの温度を維持すべくスピードを上げるよう意思表示を行ったものだったが、ライバルチームからはこの行為はルール違反と糾弾されていたものだ。

これについてスチュワードは、一つは5秒のタイム・ペナルティとしたものの、もう一つについては戒告のみの処分とし、実質ペレスの勝利をお膳立てした形になった。
この裁定を受け、レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は「スチュワードは正しい判断をした」と、珍しく持ち上げてみせた。

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2022/10/05

日本GP、フリー走行2回目セッションが30分拡大に

F1は今週行われる日本GP金曜日のフリー走行2回目セッションが30分拡大になることを明らかにした。

これはピレリタイヤからの要望を受けたもので、拡大された時間に2023年用タイヤのテストを行うというもの。
なお次戦オースティンのアメリカGPでも同様の措置が取られる見込みという。

変更された日本GPのタイムスケジュールはこちら

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ラティフィ(ウィリアムズ)、日本GPで5グリッド降格に

FIA
シンガポールGPのレーススチュワード(審査委員)は、ウィリアムズ・レーシングのニコラス・ラティフィに対し、次戦日本GPで5グリッド降格のペナルティのペナルティを科すことを明らかにした。

それによればラティフィは、シンガポールGP決勝レース中の7周目、5コーナーでオーバーテイクに掛かった周冠宇(アルファロメオ)と接触、周はリタイヤに追い込まれた。
結果的にラティフィ自身も戦線離脱を余儀なくされたが、審議の結果、ラティフィの側に責任があったとして5グリッドの降格と、ペナルティ・ポイント2点が科せられたもの。

ペナルティ・ポイントは連続する12か月で累積12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため次のレースに出場できないことになるが、ラティフィはこの2点を加えて通算3点目となる。

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「ハミルトン長期継続に意欲」とメルセデスAMG首脳

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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昨季に続き、今季もタイトル獲得が絶望的となっているルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)だが、一部で囁かれたF1引退の可能性を同チームのトト・ウォルフ代表が否定した。

「確かに偉大な記録は途絶えたが、ハミルトンの37歳という年令は引退を決意するには早過ぎるものだ。
私はまだあと5年はトップレベルであり続けるとみているし、それは彼自身も同じ考えであると確信しているよ。
残念ながらメディアが待ち構えているようなタイトルのニュースはまだ当分聞くことができないだろうね」と、巷の引退話を一蹴した。

2007年のF1デビュー以来、一度も優勝していないのは今シーズンが初めてのことだ。

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2024年、東京での『フォーミュラE』開催が決定

Formula E (C)Formula E
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電気自動車のレースである『フォーミュラE』は、2024年に東京で日本戦を開催することを発表した。
詳細はまだ不明だが、すべて市街地特設コースで行われるため江東区にある東京ビックサイト周辺を想定しているとされる。

環境問題に熱心な小池百合子東京都知事からは、「ZEV(ゼロエミッション)の意義を広く理解し、この精神の普及拡大に向けた一助になれば」と、開催を歓迎するコメントが伝えられている。

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2022/10/04

日本GPのチケットは完売

2022日本GPロゴ (C)Honda Racing
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F1日本GPの開催地である鈴鹿サーキットによれば、今週末に開催される2022年の日本GPのチケットが完売したということだ。

新型コロナウイルスの流行で2020年、2021年と2年連続開催中止に追い込まれた同イベントは2019年以来3年ぶりの開催。
その間ホンダのF1撤退、日本人F1ドライバー角田裕毅(アルファタウリ)の登場など大きな話題が隠れる不運に見舞われた。

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ガスリー(アルファタウリ)のアルピーヌF1移籍が合意か

Pierre Gasly (C)Redbull Racing
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かねて噂が囁かれていたピエール・ガスリー(アルファタウリ)の移籍が今週にも発表される見込みと伝えられている。
それによれば移籍先はアルピーヌF1で、オコンのチームメイトとして、すでに離脱が確定しているアロンソの後任となる。

実現すれば空いたアルファタウリのレースシートにはいま話題のニック・デ・フリース(27歳:オランダ)が抜擢されるということで、角田裕毅とのフレッシュなコンビということになるという。

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3位のサインツ(フェラーリ)、「ペースが上がらなかった」

Carlos Sainz (C)Pirelli Motorsport
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シンガポールGPで3位表彰台を獲得したフェラーリ・チームのカルロス・サインツは、しかしレース中ペースが上がらず勝利を窺う状況ではなかったと明かした。

「とりわけ最初のタイヤセットでは、なぜかペースが上がらず、ペレスやルクレールと争うレベルじゃなかった。
スタートはうまくいって、ハミルトンをかわすことができたけれど、その後は逆にハミルトンを抑えるのがやっとだったんだ。
せっかくこの週末は順調だったのに、肝心のレースではマシンのフィーリングが変わってしまったんだよね。

それを考えればなんとか表彰台に上がれたのは上出来かも」と、サインツ。
連続開催となる今週の鈴鹿に向け、早急に原因を探さなければならないとした。

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2022/10/03

レース後審議もペレス(レッドブル)の勝利確定

FIA
シンガポールGPのレーススチュワード(審査委員)は、レース後の審議対象とされた勝利者セルジオ・ペレス(レッドブル)についての調査を行った結果、二つの違反に対し、戒告と5秒のタイム・ペナルティとしたことを明らかにした。
この結果、2位のルクレール(フェラーリ)に7.595秒の差を付けていたためペレスの優勝が確定した。

違反はいずれもセーフティカー先導時に10車身以上の間隔キープが規定されているにも関わらず異常に接近したというものでそれぞれ異なるセーフティカー先導時に計2回同じ違反を繰り返したという。
スチュワードは、最初のケースでは雨のコンディションから警告のみ、2度目は5秒のタイム・ペナルティに科す事由があるとした。

どちらの面子も立てた『F1版大岡裁き』と言えそうだ。

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ハミルトン(メルセデス)、禁止ヒアス装着で罰金

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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シンガポールGPのレーススチュワード(審査委員)は、ルイス・ハミルトンが禁止されているアクセサリーを許可なく装着して参加していたとしてメルセデスAMGチームに2万5千ユーロ(約355万円)の罰金を科したことを明らかにした。

ジュエリー等の禁止規定は今シーズン当初から伝えられていたが、ハミルトンからはその仕組み上完全にはすぐに取り外せないとして抵抗が続けられていた。
しかし今回、チームから提出された申告書にはナシとされていたにも関わらず実際には装着してドライブしたことが発覚したもの。

ただしスチュワードの処分はハミルトン本人に対してではなく、申請書に不正確な記入があったとしてチームに対して科せられた。

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シンガポールGPはペレス(レッドブル)が暫定優勝

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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10月2日(日)、雨のあと予定より約1時間遅れて21時05分(日本時間:22時05分)から2022年F1第17戦シンガポールGPの決勝レースがマリーナ・ベイ・サーキットを舞台に全61周の予定で行われた。
スタート時の天候は曇り、気温は26度、路面温度29度、路面はウェットパッチが各所に残る複雑なコンディションとなっている。
また日曜日の観客数は30万2千人と報告された。
なおラッセル(メルセデス)がPU(パワーユニット)交換によりピットレーンスタートとなっている。

オープニングラップで2番手スタートのペレスが首位に躍り出る。
7周目、周冠宇(アルファロメオ)が5コーナーでラティフィ(ウィリアムズ)と接触クラッシュしてマシンを降り、イエローコーションと共にセーフティカー先導となる。
11周目にレース再開。
21周目に6位でフェルスタッペン(レッドブル)の猛追を受けていたアロンソ(アルピーヌ)がエンジントラブルを訴えてストップ。
直後、9位の角田裕毅(アルファタウリ)がエンジンストールからスローダウンして順位を落とす。
26周目、アルボン(ウィリアムズ)がウォールにヒットシテストップ、VSC(バーチャル・セーフティカー)に。
33周目、4位のハミルトン(メルセデス)がウォールにヒット、フロントウィングを損傷させるも走行続行。
36周目、12位だった角田裕毅(アルファタウリ)が同様にクラッシュ、こちらはリタイヤとなった。
そのマシン回収のためセーフティカー先導となる。
カウントが周回数でなく残り時間になり37分との表示となった。
(残り時間がゼロになった時点の周回がファイナルラップになる)
再スタート直後フェルスタッペンがタイヤロックさせ痛恨のコースオフ。
フラットスポットのためピットインへ。
ラッセル(メルセデス)がシューマッハ(ハース)と接触てシューマッハはパンク。
残り2周、フェルスタッペンは姿勢を乱したハミルトンをパス、一方首位のペレスはルクレールに5秒以上のギャップをつけたことになる。

優勝はオープニングラップからレースを支配したペレス(レッドブル)で、今年モナコGP以来となる自身通算4勝目を記録。
みごとエースの代役としての務めを果たしてみせた。
2-3位にフェラーリのルクレール&サインツ、4-5位にノリス&リカルドのマクラーレン勢、6位ストロール(アストンマーティン)、7位フェルスタッペン(レッドブル)、8位ベッテル(アストンマーティン)、9位ハミルトン(メルセデス)、10位ガスリー(アルファタウリ)までが入賞。
「」、ボタス(アルファロメオ)、マグヌッセン(ハース)、シューマッハ(ハース)、ラッセル(メルセデス)までが完走。
リタイヤとなったのは角田裕毅(アルファタウリ)、オコン(アルピーヌ)、アルボン(ウィリアムズ)、アロンソ(アルピーヌ)、ラティフィ(ウィリアムズ)、そして周冠宇(アルファロメオ)の6台となった。

なおペレス(レッドブル)には「セーフティカーの間隔を確保しなかった」として審議対象とされたが、結論はレース後に聴取の末、結論を出すとされている。
それが何秒のタイム・ペナルティかにより1位2位が入れ替わる可能性がある。
F1次戦は連続開催で10月09日(日)、鈴鹿サーキットを舞台にわれらが日本GPが3年ぶりに予定されている。

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2022/10/02

シンガポールGP決勝レースは雨でディレー

2日(日)20時(日本時間:21時)からスタート予定のシンガポールGPだが、予報通りに雨。
ディレーが宣言され、19時半現在、修正されたタイムスケジュールは15分後に発表と通知されている。

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シューマッハ(ハース)の危険リリースはお咎めなしに

FIA
シンガポールGPのレーススチュワード(審査委員)は、調査対象としていたミック・シューマッハ(ハース)の危険なリリースについて、お咎めなしとしたことを明らかにした。

それによればシューマッハは1日(土)に行われたフリー走行3回目セッション中、タイヤ交換のためピットインした際に右リヤタイヤが完全に装着されていないまま発進してしまったというもの。

関係者からの事情聴取やデータ等を精査した結果、ドライバーがすぐにマシンを停車させるなど対応を取ったとしてペナルティなどを科さないことを決めたという。

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FIA、昨年度の各チーム会計監査報告を公開へ

FIA
F1は昨年度からコストキャップ(予算上限)を掛けることで合意しているが、これに対するFIA(国際自動車連盟)の監査報告を10月5日に公開することが明らかになった。

これについては一部のチームが予算額をオーバーしているのでは、とかねて疑心暗鬼が広まっていた。
伝えられるところではレッドブル・レーシングやアストンマーティンらの名前が挙げられていたという。
ただこの監査報告は最終的なもので、内容について異議は受け付けられないとのことだ。

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角田裕毅(アルファタウリ)、「苦境から挽回できた」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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2戦前のオランダGP以来となるトップ10内からのスタートが決まったことを受け、アルファタウリの角田裕毅はあらためて決勝レースに意欲をみせた。

「フリー走行ではいろいろと問題に遭遇したため思うように走れていなかったのでトップ10からスタートできるというのはご褒美だね、うれしいよ。
マシンには火災まであったのに、チームのみんなが素晴らしい仕事をしてパーフェクトな準備をしてくれた。
昨日の段階で、まさかQ3まで残れるとは考えてもいなかったからね。
スリックでもう1周できていればもっと前のグリッドになったかも知れないけれど、それは望みすぎというもの。
それはこれから学んでいくよ」

日曜日の決勝レースでは着実にポイントを稼ぎたいと締め括った。

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2022/10/01

シンガポールGPポールはルクレール(フェラーリ)の手に

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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10月1日(土)21時(日本時間:22時)からマリーナ・ベイ・サーキットを舞台に2022年F1第17戦シンガポールGPの公式予選が行われた。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。
天候は曇り、Q3開始時の気温は26度、路面温度は28度、コースはほぼドライコンディションとなっているが、まだインターミディエイトとソフトタイヤとが入り混じっている。
やがてすべてのドライバーがスリックタイヤを装着してのアタックに。

宣言通りにポールポジションを獲得したのはルクレール(フェラーリ)。
前戦イタリアに続くもので今季9回目、自身通算18回目の快挙となった。
2位はペレス(レッドブル)でわずか0.022秒という僅差でポールを逸した。
3位ハミルトン(メルセデス)、4位サインツ(フェラーリ)、5位アロンソ(アルピーヌ)、6位ノリス(マクラーレン)、7位ガスリー(アルファタウリ)、8位フェルスタッペン(レッドブル)、9位マグヌッセン(ハース)、そして10位に角田裕毅(アルファタウリ)というトップ10グリッドになった。

フェルスタッペンはポールを奪取するスピードを持ちながら、アタック中にチームの指示で不可解なストップ。
マシントラブルなどではなく、戦術上の燃料切れの可能性が窺われている。
シンガポールGP決勝レースは2日(日)20時(日本時間:21時)から全61周で行われる。

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予選Q2、アルファタウリ勢揃って突破

引き続きシンガポールGP予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。
路面はほとんどドライになったものの、まだ濡れた部分が残っている難しい状況。
トップはルクレール(フェラーリ)、続いてハミルトン(メルセデス)、フェルスタッペン(レッドブル)、ペレス(レッドブル)、アロンソ(アルピーヌ)、サインツ(フェラーリ)、ガスリー(アルファタウリ)、角田裕毅(アルファタウリ)、ノリス(マクラーレン)、マグヌッセン(ハース)までがQ3進出。

ここでの敗退はラッセル(メルセデス)、ストロール(アストンマーティン)、シューマッハ(ハース)、ベッテル(アストンマーティン)、周冠宇(アルファロメオ)の5台となった。

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予選Q1、フェルスタッペン(レッドブル)が最速

10月1日(土)21時(日本時間:22時)からシンガポールGPの予選Q1が始められた。
18分間で行われるここでは全20台中、下位5台がノックアウトとなる。
天候は曇り、セッション開始時の気温は26度、路面温度は27度、コースはウェット路面となっている。

次第に路面は乾きつつあるのでインターミディエイトに変更が多くなる。
結果、トップはフェルスタッペン(レッドブル)、ハミルトン(メルセデス)、ルクレール(フェラーリ)、ペレス(レッドブル)、サインツ(フェラーリ)、ラッセル(メルセデス)、マグヌッセン(ハース)、角田裕毅(アルファタウリ)、アロンソ(アルピーヌ)、周冠宇(アルファロメオ)、ベッテル(アストンマーティン)、ガスリー(アルファタウリ)、ストロール(アストンマーティン)、シューマッハ(ハース)、ノリス(マクラーレン)までがQ2進出。

ここでの敗退はボタス(アルファロメオ)、リカルド(マクラーレン)、オコン(アルピーヌ)、アルボン(ウィリアムズ)、ラティフィ(ウィリアムズ)の5台となった。

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ウェットのフリー3回目はルクレール(フェラーリ)最速

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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10月1日(土)18時(日本時間:19時)からマリーナ・ベイ・サーキットを舞台に2022年F1第17戦シンガポールGPのフリー走行3回目セッションが行われた。
天候は残念ながら雨、セッション開始時の気温は26度、路面温度29度、コースはウェットコンディション、ピットレーン出口がクローズされていて、実質赤旗と同様になっている。

結局30分遅れでセッション開始。
フリー走行なので延長はなく、公式予選前の重要な30分となった。
数多くのスピンシーンはみられたが、幸いクラッシュ等はなく終了。
トップはポール狙いを広言するルクレール(フェラーリ)。
これにフェルスタッペン(レッドブル)、サインツ(フェラーリ)、アロンソ(アルピーヌ)、ペレス(レッドブル)、ストロール(アストンマーティン)、オコン(アルピーヌ)、ベッテル(アストンマーティン)、ラッセル(メルセデス)、リカルド(マクラーレン)と続いた。
ハミルトン(メルセデス)は12番手、ガスリー(アルファタウリ)2番手、ファストラップを前車(ハミルトン?)に邪魔されたという角田裕毅(アルファタウリ)は15番手。
チームとの無線を国際放送で「抜かれ」ていた。
この後、21時(日本時間:22時)から注目の公式予選が行われる予定となっている。

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不完全燃焼の角田裕毅(アルファタウリ)、「もっと走りたかった」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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シンガポールGPのコースであるマリーナ・ベイ・サーキット自体が初体験であるだけでなく、マシンもアップデートということで多くの周回を予定していたアルファタウリの角田裕毅だったが、フリー走行2回目セッション中火災に見舞われるというアクシデントで走行は打ち切りを余儀なくされた。

「本音としてはもっともっと走りたかった。
まずコースを十分覚えなくてはならなかったのに、ソフトタイヤでのアタックも、燃料を積んでのロングランもアップデートの評価も何もできなかった。
コース自体はモナコとバクーが入り混ざったような感じでトリッキー。
路面はかなりバンピーだけど、とても楽しいコースだよ」

チームは懸念されるにわか雨の可能性も考慮しつつ、土曜日の公式予選に向け準備を整えたいとしている。

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ルクレール(フェラーリ)、「来季にシフト」主張

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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今回のシンガポールGP初日もチームメイトであるサインツと共にフロントロウに並ぶなど好調さをみせるフェラーリ・チームだが、ルクレールは早くも「来シーズンに向けての戦いに軸足を移すべき」、と主張した。

「ここシンガポールは体力的にきつい戦いになるから、高温に耐えられるようサウナでトレーニングを重ねてきたよ。
でもここで勝ったとしてもそれほど恵みが与えられる訳じゃない。
チャンピオンシップの行方はおおかた見えているからね。
それなら限られたリソースを来年の戦いにシフトするべきだと思うんだ」と、ルクレール。

早ければこのシンガポールGPでタイトルが決まる可能性もある。

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