F1のドメニカリ/CEO、「ピアストリ騒動は特殊なケース」
Oscar Piastri (C)McLaren Racing
FIA(国際自動車連盟)のCRB(契約承認委員会)の判断を仰ぐ大きな騒動にまでなったオスカー・ピアストリの契約問題を受け、「ジュニア育成ドライバー制度」を持つメルセデスやフェラーリ、レッドブルなど複数のチームからシステムに懐疑的な見解が示されている。
それは、将来有望F1ドライバーに成長させるべく年数を掛けて育ててきたドライバーが、簡単に他陣営に引き抜かれてしまうのではプログラムが成り立たないとの主張。
ピアストリの場合、アルピーヌが2023年にF1デビューさせるべく他チーム(ウィリアムズ?)から、あるいはアロンソが移籍の意思をみせてからは自チームからと奔走したものの、まさかの本人が拒否、一方的にマクラーレン・レーシングへの移籍が発表されたもの。
これについてF1のステファーノ・ドメニカリ/CEOは「今回の問題の本質はF1チームの育成プログラムに原因があったのではなく、アルピーヌが契約上でミスを犯し、ピアストリを不安定な立場に置き続けたチーム側に落ち度がある希有なケース」と、説明している。
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