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2022/07/04

カルロス・サインツ、スリリングなシルバーストンで、キャリア初優勝をポールトゥウィンで飾る (ピレリ)

 (C)Pirelli Motorsports
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FORMULA 1 AWS GRAND PRIX DU CANADA 2022 – SUNDAY

THE RACE TYRE STORY
• フェラーリのカルロス・サインツが、イギリスグランプリをポールトゥウィンで制しましたが、これはレースの一部を語るものに過ぎません。レースは、オープニングラップで赤旗中断となり、マクラーレンのランド・ノリスとダニエル・リカルド以外の全ドライバーがタイヤ交換を行って再スタートしました。
• もう一つの重要なポイントは、レース終盤に発生したセーフティーカー導入のタイミングでした。これは、レッドブルのセルジオ・ペレスにとって絶好のタイミングで訪れ、後方グリッドからスタートしたペレスは2位を獲得しました。一方、フェラーリのシャルル・ルクレールにとっては不利なタイミングとなり、ルクレールは、P Zeroホワイト・ハードタイヤを装着したままステイアウトしました。セーフティーカー後の再スタート時、トップを走行していたルクレールは、新品のP Zeroレッド・ソフトタイヤを装着したサインツ、ペレス、そしてハミルトンにオーバーテイクされ、4位でフィニッシュしました。
• 全3種類のコンパウンドが重要な役割を演じました。スタート時のグリッドは、ハード、ソフト、そしてP Zeroイエロー・ミディアムタイヤが登場しました。トップ4で4種類の異なる戦略が展開され、上位から下位まで緊迫した闘いが見られました。
• 中でも、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとハースのミック・シューマッハとの間で、最終コーナーまで7位争いが繰り広げられました。シューマッハは、Formula 1キャリア初のポイントを獲得しました。

HOW THE COMPOUNDS MADE THE DIFFERENCE
ハードC1: 気温20℃、路面温度30℃の比較的冷涼なコンディション下、ウォームアップが難しい状況でしたが、ハードは優れた耐久性を示し、長いスティント走行を可能にしました。一旦作業温度領域に到達すると、ハードタイヤは非常に一貫した性能を示しました。
ミディアム C2: 2周目の再スタート時に大半のドライバーが装着するなど、レースでのメインタイヤとなりました。性能と耐久性のバランスに優れたミディアムを使用して、ペレスはレースの半分以上を占める34周を走行ししました。ミディアムは、印象に残るペレスの追い上げの鍵となりました。
ソフトC3: スタート時、フェルスタッペンはソフトの卓越したスピードを活かして、サインツを抜いてトップに立ちました。また、終盤のセーフティーカー導入周回後、大半のドライバーが最後のスプリント用にソフトを装着し、ソフトタイヤの本領が発揮されました。ハミルトンは、ソフトタイヤでファステストラップを記録し、彼のホームレースでの感動的な表彰台に花を添えました。

ピレリ F1およびカーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「近年でも屈指のスリリングなレースが見られました」
「まず、最も重要なこととして、我々一同は、オープニングラップで発生した危険なクラッシュに巻き込まれたドライバーたちが無事であったことに大変安堵しています。F1の素晴らしい安全基準が証明された出来事でした。その後、近年でも屈指のスリリングなレースが見られ、上位から下位まで、数々の闘いが展開され、タイヤ戦略が鍵を握りました。2022年型マシンとタイヤのパッケージがオーバーテイクを促進し、レースを盛り上げているのかどうかを疑問視している人たちへ、今日のレースがその答えです!」

ピレリジャパンプレスリリース

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