盛況のモナコGP、それでも契約延長には疑問符
2022 Scene (C)Pirelli Motorsport
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2022年のモナコGPは、悪天候による赤旗中断などリスクはあったものの多くの観客を満足させ概ね成功裡に終わった。
ただその裏で進められていたとみられる2023年以降の開催契約については、まだ進捗がみられていないことがわかった。
イギリスGPと並んで1950年の現代F1の黎明期にスタートしたモナコGPは、これまで多くの点で特別扱いが認められていて、それ自体が聖域として独自の存在を誇ってきた。
しかし現在のF1オーナーであるリバティ・メディアはこの特別扱いを終了させようと考えているようだ。
そのひとつである木曜日スタートの変則スケジュールは、今年すでにモナコ側がF1の軍門に降っている。
その他にもモナコGPは「グランプリ開催料の一部免除」やロジスティクス(物流)の見地から「日程の変更」、さらにモナコだけに許されている「独自スポンサーの獲得」など争点は多岐に渡っているようだ。
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