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2022年2月

2022/02/28

新規参戦目論むアンドレッティ、ルノー・パワーを確保

Mario Andretti (C)Williams F1
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インディカー・シリーズでアンドレッティ・オートスポーツを率いるアンドレッティ親子はF1新規参戦の計画を否定していないが、その重要な要素となるPU(パワーユニット)の供給について、ルノー・スポールとすでに合意したことを明らかにした。
計画では新チーム『アンドレッティ・グローバル』をスタートさせるという。

既存チームの買収が成功すれば2024年にも、としていたマリオ・アンドレッティ氏だが、ハースなど既存チームの買収は不首尾だった模様。
ただまったくの新規参戦となると2億ドル(約230億円)とも言われる参戦保証金が必要とされていて、FIA(国際自動車連盟)がどう判断するかは不明だ。

マリオ&マイケル・アンドレッティ親子は共にF1参戦の経験があり、マリオ氏のほうは1978年チャンピオンに輝いている。(ロータス・フォード)

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アルファロメオ、2022年新型車『C42』を正式発表

Alfaromeo Ferrari 『C42』 (C)Alfaromeo Racing
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アルファロメオF1チームは、2022年シーズンを戦う新型車『C42』をオンラインで正式発表した。

シーズン前テストの前半が終了したという異例の時期だが、これは当初から予定されていたもの。
テストではカモフラージュされたカラーリングに覆われていたが、おそらくスポンサー関連の交渉が結着していなかったためとみられる。

アルファロメオはレースドライバーが二人とも変更となる唯一のチームで。2022年はメルセデスAMGチームから移籍のバルテリ・ボタスと新人である周冠宇(中国)という組み合わせとなる。

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一部チームの新型車はオーバーウェイト」と独紙報じる

2022 F1 (C)Ferrari S.p.A
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今年最初のシーズン前テストは全10チームの2022年新型車が参加して行われたが、一部チームのマシンは現段階で規定より重量がオーバーしていて、開幕戦までに最大10キロの減量が求められているとのことだ。

これはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が報じたもので、複数のチームが該当すると指摘している。
ただ元々超軽量な素材を駆使して製作されたF1マシンからさらに10キロを減量するのは超難題。
該当チームではドライバーにもダイエットが指示される可能性がありそうだ。、

なお2022年F1レギュレーションではヘルメットを加えたドライバーを含め最低重量がこれまでの752キロから43キロ加えた795キロまでと規定されている。

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2022/02/27

アルボン(ウィリアムズ)、「空力特性良くなった」

Williams Mercedes 『FW44』 (C)Williams Racing
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019年から2年間をレッドブル・レーシングで走り、1年のインターバルを置いて今年はウィリアムズ・レーシングから参戦のアレクサンダー・アルボン(25歳:タイ)が、レギュレーション変更の主眼となった新エアロダイナミックスについて次のように語っている。

「新しいレギュレーションは前車に近づいた時の乱気流を押さえて安定を図るのが目的と聞いているけれど、それは良くなったと思うな。
1秒くらいのギャップまてはさほど変化がないようだけど、もっと近づいた時には明らかにこれまでよりも安定したと感じられる。
これで実際のースになった時、どんなバトルができるのか今からとても楽しみだよ」と、前向き姿勢。

2022年のF1レギュレーションではこれまでのようなウィングではなく主にフロアパネルによるグランドエフェクト効果によるダウンフォースを狙っているとされる。

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ガスリーのクラッシュで角田裕毅の出番なしに

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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バルセロナ合同テスト最終日の25日(金)は、各車ペースを上げた影響か、クラッシュやストップが相次いだ。
この日は午後のセッションを人工的なウェットコンディションにしてピレリの新しいウェットタイヤのテストが予定通り行われたが、最後は路面が乾いてくるのに合わせ、結局ドライタイヤでの走行が復活した。

午前にアロンソ(アルピーヌ)が小さな出火と共にマシントラブルでストップ、以降の走行を断念。
さらにガスリー(アルファタウリ)がクラッシュしてマシンにダメージを負ったため角田 裕毅にステアリングを渡すことができなかった。
続いて新人の周冠宇(アルファロメオ)クラッシュ&ストップ、加えてベッテル(アストンマーティン)もストップ、午後にはマゼピン(ハース)もストップしてその都度セッションの赤旗中断を招いた。

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ハースF1、『ロシア色一掃』の動き

Pietro Fittipaldi (C)Haas F1 Team
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ハースF1チームはレースドライバーであるニキータ・マゼピンと共にタイトル・スポンサーもロシアを代表する化学肥料会社『ウラルカリ』とロシア色の強いチームだが、それが今回のロシア軍によるウクライナ侵攻のニュースで超逆風にさらされることになりそうだ。

すでにF1はハースF1のホームグランプリとも言えるロシアGPの開催中止を決めているが、今回の騒動でウラルカリとのスポンサー契約が打ち切られる可能性が出て来たというもの。
そしてこれがさらに飛び火して、マゼピン自身もF1シート喪失があり得ると伝えられた。
その場合、後任のドライバーには同チームのテスト&開発ドライバーであるピエトロ・フィッティパルディ(25歳:ブラジル)の名前がすでに持ち上がっている。

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2022/02/26

F1、今年のロシアGP開催中止を決定

Rusian GP (C)Pirelli Motorsport
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ロシア軍によるウクライナ侵攻のニュースはF1関係者の間でも衝撃を呼んでいるが、F1は今年のロシアGP開催の中止を決定、発表した。

それによればF1はFIA(国際自動車連盟)、そして各F1チームの代表とバルセロナ・サーキットで緊急会合を開き、協議の結果今年9月のロシアGP開催は無理と判断したとのことだ。
さらに一部にはイスタンブール・サーキットでのトルコGPが早くも代替開催の候補として挙げられているという。
2020年に復活したトルコGPは、昨年もコロナ禍のなか開催されたが、今年のカレンダーからは外れている。

しかしこれに対しロシアGPの主催者は「まだ問題解決への道はある」として現段階での中止の決定に反発、前売りのチケット販売も継続するとの意思をみせている。

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バルセロナ合同テスト3日目タイム(最終:2/25)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'19.138 94
2 G.ラッセル GBR Mercedes 1'19.233 66
3 S.ペレス MEX Redbull 1'19.556 74
4 M.フェルスタッペン HOL Redbull 1'19.756 59
5 S.ベッテル GER Aston Martin Merrcedes 1'19.824 48
6 C.ルクレール MON Ferrari 1'19.831 44
7 C.サインツ ESP Ferrari 1'20.072 86
8 A.アルボン THA Williams Mercedes 1'20.318 94
9 N.ラティフィ CAN Williams Mercedes 1'20.699 13
10 D.リカルド AUS McLaren Mercedes 1'20.790 86
11 L.ノリス GBR McLaren Mercedes 1'20.827 52
12 F.アロンソ ESP Alpine Renault 1'21.242 12
13 周 冠宇 CHI Alfaromeo Ferrari 1'21.939 41
14 P.ガスリー FRA Alphatauri Redbull 1'22.469 40
15 N.マゼピン RUS Haas Ferrari 1'26.229 9
16 V.ボタス FIN Alfaromeo Ferrari 1'30.433 10

   * 2021 PP-Time:1'16.741 L.ハミルトン/Mercedes (5/08)
   * 2022 TestTime : 1'19.568 L.ノリス/McLaren Mercedes (2/23)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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マゼピン(ハース)、予定通りロシアGP開催主張

Nikita Mazepin (C)Haas F1 Team
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ロシア軍によるウクライナ侵攻で、F1のパドックにも波紋が広がっているが、すでに始まった「ロシアGP開催中止」の声に、ロシア出身のドライバーであるハースF1のニキータ・マゼピンが反発している。

マゼピンは母国ロシアのスポーツ紙『スポーツ・エクレスプレス』に、「僕に何ができるかはわからないけれど、そうしたことを理由にグランプリを中止するというのは間違っていると思う。
問題になっているウクライナとロシアGPのソチとは大きく離れているし、そもそもスポーツの世界に政治を持ち込むというのは誤りだよ。
ロシアGPは予定通り行われる筈だし、僕もそこにいる、間違いないよ」と、主張した。

ロシアGPが行われる9月まではまだ日があり、情勢がどうなっているかは誰にも読めないところだ。

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2022/02/25

合同テスト2日目トップはルクレール(フェラーリ)

Ferrari 『F1-75』 (C)Ferrari S.p.A
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10チーム16人のドライバーが走行したバルセロナ・サーキットでのシーズン前テスト2日目は、初日も2番手と好調さを見せていたフェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムを記録して順調なところをみせた。

また2番手には角田裕毅の同僚であるピエール・ガスリー(アルファタウリ)がこの日最多の147ラップを周回して続いている。
しかしセルジオ・ペレスに交代した姉妹チームであるレッドブルのほうは、ギヤボックスのトラブルに見舞われストップ、今回のテストで最初の赤旗中断を招いた。
トラブルは深刻なものではないとしているが、同じコンポーネンツをアルファタウリでも使用するため気掛かりなところではある。
また今季唯一のルーキードライバーである中国の周冠宇が、初めてアルファロメオのマシンを走らせた。

なおこの日ロシアによるウクライナ侵攻のニュースが現地にも伝えられ、今やF1でも大きな存在となっているロシアとの関わりに、パドックにも暗い陰が襲い掛かってきた。
今回のテストは明日25日(金)に最終日を迎える。

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ロシア・スポンサーのハースF1、ウクライナ騒動で困惑

Haas VF-22 Coloring (C)Haas F1 Team
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ロシアによるウクライナ騒動で、ハースF1チームが困惑を隠せないでいる。
というのも同チームのタイトル・スポンサーである『ウラルカリ』はロシアを代表する化学肥料会社。
そのため今季のハースF1のマシンはロシア国旗をイメージしたカラーリングになっているからだ。
国際的な非難を回避するためか、同チームはバルセロナ合同テストの最終日、国旗部分のカラーリングを変更、ベース部分と同様の白にして臨む意向を明らかにした。

なおウラルカリの経営者は同チームのレースドライバーであるニキータ・マゼピンの父親ドミトリー氏だ。

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ベッテル(アストンマーティン)、ロシア侵攻に抗議姿勢

Sebastian Vettel (C)Aston Martin F1 Team
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ロシア軍によるウクライナ侵攻のニュースは世界を震撼とさせているが、これにセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が声を挙げた。
ベッテルは。「F1はこうした行為は許さないという姿勢を断固として示すべきでロシアGPの開催はキャンセルすべき」と主張した。

今後の展望はまだまったく不明で予断を許さないが、「もしロシアGPの開催が強行されるのであれば、自分はボイコットする」とボルテージを上げた。

今シーズンのロシアGPは第17戦、9月25日決勝レースというスケジュール。
過去ベッテルはポールポジションはあるものの優勝の記録はない。

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バルセロナ合同テスト2日目タイム(2/24)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 C.ルクレール MON Ferrari 1'19.689 79
2 P.ガスリー FRA Alphatauri Redbull 1'19.918 147
3 D.リカルド AUS McLaren Mercedes 1'20.288 126
4 C.サインツ ESP Ferrari 1'20.546 66
5 G.ラッセル GBR Mercedes 1'20.537 71
6 S.ベッテル GER Aston Martin Merrcedes 1'20.784 74
7 S.ペレス MEX Redbull 1'21.430 58
8 N.マゼピン RUS Haas Ferrari 1'21.512 42
9 A.アルボン THA Williams Mercedes 1'21.531 47
10 周 冠宇 CHI Alfaromeo Ferrari 1'21.885 71
11 N.ラティフィ CAN Williams Mercedes 1'21.894 61
12 L.ストロール CAN Aston Martin Merrcedes 1'21.920 55
13 M.シューマッハ GER Haas Ferrari 1'21.949 65
14 E.オコン FRA Alpine Renault 1'22.164 125
15 V.ボタス FIN Alfaromeo Ferrari 1'22.288 21
16 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'22.562 40

   * 2021 PP-Time:1'16.741 L.ハミルトン/Mercedes (5/08)
   * 2022 TestTime : 1'19.568 L.ノリス/McLaren Mercedes (2/23)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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シーズン前テスト、最終日はウェットコンディションで

Max Verstappen (C)Honda Racing
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現在バルセロナ・サーキットで行われている合同テストの最終日(25日)午後に、ピレリタイヤとF1は人工的なウェットコンディションを造り出し、全チーム参加によるウェットテストを行うことを確認した。

なお今シーズンからドライタイヤ同様、ウェットタイヤも18インチ径になるだけでなく、タイヤ本体もコンストラクションやコンパウンドなどが変更されているとのこと。

ただ、もしもそれまでにウェットタイヤを装着するような自然現象の雨に見舞われた場合には人工雨はキャンセルされることになっている。
地元気象台の予報では降水確率は10%とされている。

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2022/02/24

角田裕毅(アルファタウリ)、「良いスタートができた

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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バルセロナ合同テスト初日、2022年新型車『AT03』のテストを行ったアルファタウリの角田裕毅は、「シーズンの良いスタートが切れた」と、その手応えを語った。

「去年のクルマとはずいぶんとフィーリングが異なるね。
マシンは信頼性が高く、トラブルが出ることもなく順調に初日を終えることができたことは良かった。。
予定したテストプログラムもすべて行うことができて、とても生産的な一日になったよ。
新しいマシンを理解するためにもれは大切なこと。
今はとにかくたくさん走ってデータを収集することが肝心だから、スタッフのみんなに感謝しているよ」

角田はこの日7番手タイム、トータル121周を周回、これはスペインGPのレース2回分に匹敵するものだ。

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ノリス(マクラーレン)がテスト初日のトップタイム記録

Lando Norris (C)McLaren Racing
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いよいよ2022年シーズンのF1幕開けを告げるシーズン前テストがスタートした。
2月23日(水)からの3日間はスペインGPの舞台であるバルセロナ・サーキット。
今シーズンはここ数年で最もレギュレーションの変更部分が大きく、これまでの勢力分布図が一新される可能性もある。
ただ開幕戦前のテストでは、手の内を明かさないケースもあり、もちろん各車で条件が異なることから単純にタイムを比べられないのは毎年のことだ。

まずその初日、トップタイムを記録したのはマクラーレン・メルセデスのランド・ノリスだった。
途中、マシントラブルでコースにストップする場面はあったもののノリスはただ一人ベストタイムを1分19秒台に入れ、この日トータル103ラップを周回して終えた。
明日の2日目は僚友であるダニエル・リカルドがステアリングを握る予定。
これに午前と午後を分担したフェラーリのルクレール&サインツが揃って続いてみせた。
二人153周もの周回を重ねている。
バルセロナでのテストは25日(金)まで3日間行われる。

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バルセロナ合同テスト1日目タイム(2/23)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 L.ノリス GBR McLaren Mercedes 1'19.568 103
2 C.ルクレール MON Ferrari 1'20.165 80
3 C.サインツ ESP Ferrari 1'20.416 73
4 G.ラッセル GBR Mercedes 1'20.784 77
5 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'20.929 50
6 S.ベッテル GER Aston Martin Merrcedes 1'21.276 52
7 角田 裕毅 JPN Alphatauri Redbull 1'21.638 121
8 F.アロンソ ESP Alpine Renault 1'21.746 127
9 M.フェルスタッペン HOL Redbull 1'22.246 147
10 V.ボタス FIN Alfaromeo Ferrari 1'22.572 23
11 A.アルボン THA Williams Mercedes 1'22.760 66
12 M.シューマッハ GER Haas Ferrari 1'22.962 23
13 L.ストロール CAN Aston Martin Merrcedes 1'23.327 67
14 N.ラティフィ CAN Williams Mercedes 1'23.379 66
15 N.マゼピン RUS Haas Ferrari 1'24.505 20
16 R.クビサ POL Alfaromeo Ferrari 1'25.909 9

 

   * 2021 PP-Time:1'16.741 L.ハミルトン/Mercedes (5/08)
   * 2020 TestTime : 1'15.732 V.ボタス/Mercedes (2/21)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

 

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豊田章男氏、FIA(国際自動車連盟)の評議委員に

豊田 章男 (C)Toyota Gazoo Racing
FIA(国際自動車連盟)がこのほど明らかにしたところによれば、改選となったFIAの評議委員にトヨタ自動車の豊田章男社長が新たに選出されたとのこと。

FIAの評議員会は16名で構成され、FIAの最高意思決定機関となる。
これまで評議委員は各国の自動車連盟などから人材が登用されるのが通例だったが、豊田氏のような大手自動車メーカーのトップが就くのは初めてのケースという。
なお同氏は自身も現役ドライバーとして実際にレースやラリーに参加するモータースポーツ愛好家で、この分野にも造詣が深いことで知られる。

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2022/02/23

角田裕毅(アルファタウリ)、ミサノでテスト

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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2022年新型車『AT03』をお披露目したアルファタウリが、その後チームの本拠地ファエンツァに近いイタリアのミサノ・サーキットにマシンを持ち込みシェイクダウン・テストを行ったことがわかった。

残念ながら天候は雨模様だったが、規定によりフィルミングデーを使った制限付きのテストをガスリー&角田裕毅の両レースドライバーにより新型車の初ドライブを完了したということだ。

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マリオ・アンドレッティ氏、「新規参戦認められれば即対応」

Mario Andretti (C)Williams F1
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現在インディカー・シリーズに参戦中のアンドレッティ・オートスポーツが、2024年シーズンからの新規F1参戦を目指しFIA(国際自動車連盟)に申請したことが報じられたが、チーム代表であるマイケル・アンドレッティ氏の父親でモーターレーシング界に名を馳せたアンドレッティ一家の代表格であるマリオ氏も地元紙『インディスター』の取材にこれを認めている。

「われわれは真剣にF1参戦を計画しているんだ。
事実、そのための準備は整えられつつあり、FIAからOKが出ればその翌日にも活動を始める用意が出来ている」と、1978年のF1チャンピオンは前向き姿勢。

さらにF1参戦が実現した場合のドライバーを聞かれると、同チームから現在インディカー・シリーズ参戦中のコルトン・ハータ(21歳:アメリカ)の名前をまず挙げた。
同選手はやはりインディカーで活躍したブライアン・ハータ氏の子息だ。

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レッドブルは初日から王者フェルスタッペンが搭乗

Redbull 『RB18』 (C)RedBull Racing
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2022年シーズンも連続タイトル獲得を図るレッドブル・レーシングが23日(水)からスタートするバルセロナ合同テストの担当を発表、それによれば王者となったマックス・フェルスタッペンが初日から『RB18』のコクピットに収まる予定となっている。

レッドブル・レーシングでは今月9日にいち早く新型車『RB18』を発表しているが、この時のマシンは撮影用のもので、真の新型車『RB18』は手の内をまだ公開していないとみられる。
果たして新型車の出来映えがエースから合格点がもらえるか、注目される。

・2月23日(水) マックス・フェルスタッペン
・2月24日(木) セルジオ・ペレス
・2月25日(金) フェルスタッペン/ペレス

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FIA技術責任者、「新型車まだ違法箇所はない」

Nikolas Tombazis (C)Ferrari S.p.A
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今週水曜日からスタートする最初のシーズン前テストを控え、ほぼすべてのチームが2022年新型車を発表しているが、これについてFIA(国際自動車連盟)の技術責任者であるニコラス・トムバジス氏(53歳:ギリシャ)が次のように言及している。

「各チームのマシンを見てきたが、これまでのところまだ私を不快にするような違法行為は確認されていない。
レギュレーションを忠実に守ってマシンを作れば、特定のチームが他を出し抜くような抜け道はおそらくない筈だ。
でもバルセロナで実車を見るまではまだ安心はできない。
なんせ彼らは抜け道を探すのが得意な連中だからね」

今シーズンから導入された新規則では、とりわけ空力面で大きな変更がされている。
そのエアロダイナミックスのエキスパートであるトムバジス氏は、かつてフェラーリやマクラーレンに所属、チーフ・デザイナーとして現在とは逆の立場でルールに向き合っていたことになる。

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2022/02/22

開幕2戦でカラーリング変更のアルピーヌF1チーム

Alpine Renault 『A522』 (C)Alpine F1
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2022年シーズンを戦う新型車『A522』を発表した。アルピーヌF1チームだが、開幕2戦と第3戦以降とはカラーリングを変更して臨むことがわかった。

今回同チームには、以前フォース・インディアを支えたことで馴染み深いオーストリアの水処理会社『BWT』がタイトル・スポンサーとなったため、同社の象徴であるピンクを配したものになっている。
しかしピンクを強調したカラーリングは開幕2戦だけに使用、第3戦以降はピンクの部分を縮小しアルピーヌのカラーであるブルーの部分を広くしたものが使われるということだ。
ただその真意については明かされていない。

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アルピーヌF1チーム、2022年新型車『A522』を正式発表

Alpine Renault 『A522』 (C)Alpine F1
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2月21日(月)、アルピーヌF1チームは2022年シーズンを戦う新型車『A522』を発表、オンラインで世界に発信した。
マシンのカラーリングは昨季同様アルピーヌのコーポレイテッドカラーであるブルーを基調にしながら、新たにタイトル・スポンサーとなったオーストリアの水処理会社『BWT』の象徴であるピンクを配したものになっている。

なお同チームの正式チーム名は『BWTアルピーヌF1チーム』に、チーム代表にオットマー・サフナウアー氏、また2022年ドライバー・ラインナップは昨季と同じくフェルナンド・アロンソとエステバン・オコンというものになる。

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FIA、決勝レースへのQ2タイヤ使用義務廃止認める

Image (C)Honda Racing
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すでに報じられていたように、決勝レースへのQ2タイヤ使用義務は今シーズン廃止されることをFIA(国際自動車連盟)が認めた。

これは、予選Q3に進出した10人のドライバーにだけ課せられていた、予選Q2で使用したタイヤでスタートしなければならないという義務を撤廃するもの。

なお昨年から導入されたスプリントレース予選については、このルールが適用されず、全ドライバーが自由にスタートタイヤを選択できるようになっていた。

今回FIAが発表した2022年のF1レギュレーションでは、この予選Q3に進出した各車がQ2で最速タイムを出したタイヤを装着しなければならないという条文が削除されている。

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2022/02/21

「辞めるなんて言ってない」と、ハミルトン(メルセデスAMG)

Mercedes 『W13』 (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームの2022年新型車『W13』のシェイクダウン・テストの現場に昨年の最終戦アブダビGP以来となる顔を見せたルイス・ハミルトンは、一部で噂になっていた『電撃引退説』について言及、これを一蹴した。

「そもそも僕のほうから辞めるなんて一度も言ってないからね。
僕はただ去年F1で起きたことを理解するため、ちょっと下がったポジションに身を置くべきだと考えたんだ。
その間、僕の廻りには家族がいて、素晴らしいオフを過ごすことができたよ」

確かにトト・ウォルフ代表などチーム関係者は引退説を終始否定していたが、最大の火元はバーニー・エクレストン氏の個人的な憶測から始まったようだ。

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F1、スタート前のセレモニーを簡略化へ

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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F1は、2020年シーズンからスタート前に『We Race As One』を合言葉とした人類の多様性を訴えるセレモニーを定例化させてきたが、今シーズンはこれを廃止する方針を明らかにした。

この運動の先頭に立っていたハミルトン(メルセデス)やベッテル(アストンマーティン)らからは突然の廃止に異論が出されているというが、F1のステファーノ・ドメニカリ/CEOは全チームに通知を出したことを認めている。

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オースティンのアメリカGP、2026年まで開催契約延長

Circuit of the Americas (C)Pirelli Motorsport
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COTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で開催されているアメリカGPが、F1との間で2026年まで契約を延長することで合意したことを明らかにした。

アメリカでは今シーズンからマイアミGPも開催が決まっているが、さらにラスベガスでも再開催の気運が高まっていて、F1人気がこれまでになく高揚している。

インディアナポリスでのアメリカGPが終了した後、2012年に初開催となったオースティンのアメリカGPはこれまで計9回開催、そのうちハミルトン(メルセデスAMG)が最多となる5回の優勝を記録している。
また2輪モトGPの開催を視野に、このオフにはサーキット路面の再舗装工事が行われたことが報告されている。

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2022/02/20

アルボン(ウィリアムズ)も2022年型車の視界を指摘

Wiliams 『FW44』 (C)Williams Racing
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先に2022年新型車『FW44』を発表したウィリアムズ・レーシングは、その後フィルミングデーを利用したシェイクダウン・テストをシルバーストーン・サーキットを舞台に行った。

しかしニコラス・ラティフィと共にステアリングを握ったアレクサンダー・アルボン(元レッドブル)は、他チームのドライバー同様視界に難があることを指摘した、
「天候に恵まれなかったのは残念だけど、これは仕方ない。
マシン自体に特に問題はなかったけれど、やはり視界が悪いね、
18インチ径タイヤになったこともあるし、そこにレギュレーションで決められた空力付加物が付いたからね。
いくつかのサーキットではドライブに影響が出るかも知れないよ」

この問題についてはシミュレーターによるテストを行った段階から指摘されていた。

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マイケル・アンドレッティ氏、2024年の新規参入申請を認める

Andretti Autosport (C)Andretti Autosport
かつては自身もF1ドライバーで、現在はインディカー・シリーズで重要なポジションを占めるアンドレッティ・オートスポーツを運営するマイケル・アンドレッティ氏が、2024年からのF1新規参戦を目指し、FIA(国際自動車連盟)に申請を行ったことを認めたことがわかった。

同氏はF1進出を図るべくザウバー・モータースポーツと交渉を進めていたとされるが、その後ザウバーはアルファロメオ・レーシングに変更して実質参戦を継続している。
もしまったくの新規参戦となると2億ドル(約230億円)とも言われる参戦保証金が必要とされていて、これについては不明だ。

なおマイケル氏の父親マリオ氏は1978年のF1チャンピオン(ロータス・フォード)だ。

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ハミルトン(メルセデスAMG)、新型車『W13』で現場復帰

Mercedes 『W13』 (C)Mercedes Motorsports
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昨シーズン最終戦のアブダビGP以来、表舞台に姿を表すことのなかったメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンだが、2022年新型車の『W13』のプライベートテストに参加したことがわかった。

伝えられるところでは同チームは他チーム同様フィルミングデー規定を利用し、今シーズン迎え入れた新しいチームメイトであるジョージ・ラッセルも参加し、実質的なシェイクダウン・テストを本拠地ブラックリーに近いシルバーストーン・サーキットで行ったとのこと。
しかし当日イギリスは暴風雨『ユニス』が来襲したということで、ラッセルによれば「コースに留まるのがやっと」という強風に見舞われたと語っている。

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2022/02/19

トト・ウォルフ(メルセデス)、「『W13』はすべてが新しい」

Mercedes 『W13』 (C)Mercedes Motorsports
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昨シーズン、ドライバーズ・タイトルこそ逸したとはいえ、2014年から実に9年連続でコンストラクターズ・チャンピオンシップを制してきたメルセデスAMGチームは、今回の2022年新型車『W13』について、「すべてが新しい」と、その仕上がりに自信をみせた。

「われわれにとって、これだけの変化は初めてのことだ。
実績だけでは変化について行けないからね。
そしてそれはマシン開発にあたるすべてのエンジニアにとって高いモチベーションの原動力になったことは疑いがない。
ブラックリー(シャシー部門)でも、またブリックスワース(エンジン部門)においても、それぞれすごい熱意が感じられたよ。
いまそれが形になって、みんな満足している筈だ」と、トト・ウォルフ代表。

このところハミルトンの意向もあってかブラックのカラーリングが目立つ同チームのマシンだったが、今シーズンからは本来のシルバーアローに回帰している。

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メルセデスAMGチーム、2022年新型車『W13』を正式発表

Mercedes 『W13』 (C)Mercedes Motorsports
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2月18日(金)、メルセデスAMGチームは2022年シーズンを戦う新型車『W13』をブラックリーの本拠地で発表、オンラインで世界に発信した。
マシンのカラーリングはすでに伝えられた通り、コーポレイテッドカラーであるシルバーアローを基調としたものになっている。

なお同チームの2022年ドライバー・ラインナップはエースのルイス・ハミルトン、そしてウィリアムズ・レーシングから移籍のジョージ・ラッセルというドライバー・ラインナップになる。

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オットマー・サフナウアー氏、噂通りアルピーヌF1に

BWT Alpine logo (C)Alpine F1 Team
オーストリアの水処理関連企業の大手である『BWT』とタイトル・スポンサー契約を結んだことを明らかにしたアルピーヌF1チームは、さらに昨年までアストンマーチンに所属していたオットマー・サフナウアー氏がチーム代表に就任すると発表した。
これはアルピーヌF1チームの戦力アップを目指して体制強化を図る改編の一環で、この人事も以前から噂になっていたもの。

オットマー・サフナウアー氏は2009年に当時のフォース・インディア・チームに加入、これまで長期に渡ってチームを牽引してきたが、新生アストンマーティンF1となった2021年の成績は期待を裏切るものだったようだ。

アルピーヌCEOのローレン・ロッシ氏はこの人事について、「オットマー・サフナウアーの加入はわれわれがタイトル争いに加わることを目指すうえで強力なステップになる」と、自信をみせた。

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2022/02/18

FIA、マイケル・マシ/F1レースディレクターを解任

Checker Image (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)のモハメド・ベン・スレイエム新会長は、昨季F1でレースディレクターを務めたマイケル・マシ氏の解任を発表、後任にWEC(世界耐久選手権)でレースディレクターを務めたエドゥアルド・フレイタス氏と元DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)で同じくレースディレクターを務めたニールス・ウィティヒの2人を指名した。
今季からはこの二人が交代でF1レースディレクターを務めることになる。

2019年始め、それまで経験豊富で人望も厚かったチャーリー・ホワイティング/レースディレクターが急死、マイケル・マシ氏はその後任として同ポジションに就いてきた。
しかしタイトルの掛かった昨季最終戦アブダビGPで誤ったレース運営をしたとしてメルセデスAMGチームが猛抗議、控訴を取り下げる替わりにFIAが解明した一連のフロセスの公開を求めていたもの。

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フェラーリ、2022年新型車『F1-75』を正式発表

Ferrari 『F1-75』 (C)Ferrari S.p.A
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2月17日(木)、スクーデリア・フェラーリは2022年シーズンを戦う新型車『F1-75』をイタリアの本拠マラネロで発表、オンラインで世界に発信した。
マシンのカラーリングはすでに伝えられた通り、イタリアン・レッドにブラックを配した落ち着いたものになっている。

また同チームの2022年ドライバー・ラインナップは昨季と同じ組み合わせで、ルクレール&サインツというものになる。

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2022年新型車、ドライバーからの視界に難点か

Pirelli 18inch Tyre (C)Pirelli Motorsport
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マシン・レギュレーションが大きく変更された2022年新型車はすでに半数のチームでお披露目されているが、早くもその難点が指摘されている。
マクラーレン・レーシングのランド・ノリスはそれはドライバーの視界だということだ。

それによればエアロダイナミックスを規制された新型車は、大型化したフロントタイヤに加え、マシンの挙動を揺るがす乱気流を抑えるための空力付加物が装着されるため、コクピットからの視界がこれまでより妨げられるのだという。

ノリスは「とりわけ接近戦になるモナコやシンガポールなどのレースでは視界に問題が出ることが考えられる」との懸念を示している。

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2022/02/17

アストンマーティン代表、BMWのF1復帰に否定的

Sebastian Vettel (C)BMW Sauber F1
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今シーズンからアストンマーティンF1の代表を務めるマイク・クラック氏(49歳:ベルギー)が、一部に期待論のあるBMWのF1復帰について、その可能性を否定している。

自身がBMWモータースポーツの責任者だったクラック氏は、かつてBMW・ザウバー・チームとしてセバスチャン・ベッテルを擁してF1に参戦していた当時、チーフ・エンジニアとして現場を率いた人物。
同氏によればBMWはF1から離れた時も、常にその動向について注意を払い続けているということだが、しかし現状BMWがワークスチームとしても、またエンジン・サプライヤーとしての参入も検討議題には挙がっていないとのことだ。

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ノリスの長期契約でマクラーレンに緊張感

Lando Norris (C)McLaren Group
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先にマクラーレン・レーシングは同チームのレースドライバーであるランド・ノリス(22歳:イギリス)との契約を2025年まで延長したことを明らかにしたが、この異例の長期契約が波紋を呼んでいる。

それによれば、これまで経験豊富で優勝8回を記録するダニエル・リカルド(32歳:オーストラリア)のほうがエース格とみられていたのに対し、ノリスはまだ優勝未経験、ポールポジションが1回あるのみだからだ。

これについて同チームのアンドレアス・ザイドル代表は、「この契約はノリスのほうを優先させるという意味ではない。
そもそもわれわれのチームに『ナンバーワン』とかはないからね」と、噂を一蹴している。
またリカルド自身も「チームメイトの契約について自分が干渉することはない」と、大人の対応をみせているという。

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角田裕毅(アルファタウリ)のヘルメットにも『HRC』ロゴ

Helmet (C)Scuderia Alphatauri
ホンダがF1から撤退したことにより、これまでレッドブル・レーシング&アルファタウリのリヤウィング等に大きく掲載されていた『HONDA』のロゴはなくなったが、2022年マシンのリヤカウル部には控えめに『HRC』(ホンダ・レーシング)のロゴが掲載されている。

そしてこのほどお披露目された角田裕毅(アルファタウリ)のヘルメットにも『HRC』のロゴが確認されていて、引き続きサポートがあることが示唆された。
なお角田のヘルメットは2021年のものから一新、オレンジ色をベースとした鮮やかなものになっている。

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2022/02/16

アルファロメオの新型車テスト画像が流出

 Image
2022年新型車の発表がまだ行われていないアルファロメオF1チームだが、公開前に行ったシェイクダウン・テストの画像が流出していることがわかった。

それによれば場所はフェラーリの本拠地フィオラノ・サーキット。
マシンは正式カラーリングではなく白黒の迷彩スターティンググリッド模様になっていて、ステアリングを握っているのはメルセデスAMGチームから移籍したバルテリ・ボタスとみられる。

同チームの新型車発表は最も遅い2月27日(日)を予定。
唯一レースドライバーが二人とも変更となる同チームは、上記ボタスと新人の周冠宇(前アルピーヌF1テストドライバー)という組み合わせになる。
これまで非フェラーリ系だった二人にとっていずれもフェラーリ製パワーユニットは初体験ということだ。

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ウィリアムズ、2022年新型車『FW44』を正式発表

Williams 『FW44』 (C)Williams Racing
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2月15日(火)、ウィリアムズ・レーシングは2022年シーズンを戦う新型車『FW44』を発表、オンラインで世界に発信した。

カラーリングが一新された『FW44』は引き続きメルセデス製パワーユニットを搭載するが、今回はさらにギヤボックスもメルセデス製のものが使われているとのこと。

なお同チームのドライバー・ラインナップは新加入のアレクサンダー・アルボン(前レッドブル)、そして残留2年目のニコラス・ラティフィという組み合わせになる。

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途中で打ち切りレースのポイント・システム変更へ

2021 Scene (C)Pirelli Motorsport
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悪天候に見舞われた昨年のベルギーGPでは、スタート・ディレイや赤旗中断が繰り返された挙げ句、結局実質的なレースが行われないまま規定によりトップ10のマシンにハーフ・ポイントが授与される結果となった。

しかしこれについて非難の声が各方面から持ち上がったため、FIA(国際自動車連盟)は今シーズンから次のようにポイント・システムを変更することを明らかにした。

【新ポイント・システム】

・リーダーが、セーフティカーおよび/またはバーチャルセーフティカーの介入なしに、最低2周走らなかった場合、ポイントは付与されない。

・リーダーが2周以上走行し、予定されたレース距離の25%未満だった場合は、上位5人にポイント付与。
1位:6点
2位:4点
3位:3点
4位:2点
5位:1点

・リーダーが予定されたレース距離の25%以上50%未満を完走した場合、上位9人にポイント付与。
1位:13点
2位:10点
3位:8点
4位:6点
5位:5点
6位:4点
7位:3点
8位:2点
9位:1点

・リーダーが予定されたレース距離の50%以上75%未満を完走した場合、上位10人にポイント付与。
1位:19点
2位:14点
3位:12点
4位:9点
5位:8点
6位:6点
7位:5点
8位:3点
9位:2点
10位:1点

新ポイント・システムは、WMSC(世界モータースポーツ評議会)の承認を得たうえで正式に確定する。

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2022/02/15

アルファタウリ『AT03』はすでにシェイクダウン完了

Alphatauri Duo (C)Scuderia Alphatauri
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2022年新型車『AT03』をお披露目したアルファタウリだが、オンライン発表の前にすでにシェイクダウン・テストを完了していることを明らかにした。

規定によりテストはフィルミングデーを使った制限付きのもので、ドライバーはガスリー&角田裕毅の両レースドライバー、場所はイモラ・サーキットで行われたということだ。

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2022年のスプリントレース予選も計3レースで

 FIA
FIA(国際自動車連盟)のF1委員会は、2022年シーズンのスプリントレース予選について協議した結果、昨シーズン同様、結局計3レースでの導入になったことを明らかにした。

導入されるのはロマーニャGP(イモラ・サーキット)、オーストリアGP(レッドブルリンク)、そしてブラジルGP(インテルラゴス・サーキット)の3レース。
当初は少なくとも倍の6レースには導入としていたが、コスト増などの問題でチーム側と折り合いが付かなかった模様。

なおスプリントレース予選が導入されたグランプリでの「ポールポジション」は、スプリント予選の勝者(決勝レースのポールシッター)ではなく、金曜日の予選で最速ラップを記録したドライバーということを確定させた。
また昨季は上位3名だけだったポイントは1位から8位までに拡大させ、それぞれ8-7-6-5-4-3-2-1ポイントが与えられることを決めた。
最終的にはWMSC(世界モータースポーツ評議会)で承認される見通し。

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アルファタウリ、2022年新型車『AT03』を正式発表

Alphatauri 『AT03』 (C)Scuderia Alphatauri
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2月14日(月)、スクーデリア・アルファタウリは2022年シーズンを戦う新型車『AT03』をイタリアの本拠ファエンツァで発表、オンラインで世界に発信した。

新レギュレーションとなった2022年シーズン、アルファタウリ『AT03』は、姉妹チームであるレッドブル・レーシングの『RB18』とギアボックス、ハイドロリック・システム、リアサスペンションなど多くのパーツを共有している。
注目のPU(パワーユニット)もレッドブル・レーシング同様、HRC(ホンダ・レーシング)が開発したものを継続して搭載、エンジンカバーには 『HRC』のロゴが入っている。
また同チームのドライバー・ラインナップは昨季と同じ組み合わせで、ガスリー&角田裕毅となる。

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ラッセル、メルセデスAMGチームのファクトリーを訪問

Mercedes Factory Image (C)Mercedes Motorsport
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今シーズン、古巣のウィリアムズからメルセデスAMGチームに移籍を果たしたジョージ・ラッセル(23歳:イギリス)が、新天地である同チームのイギリス・ブラックリーにあるファクトリーを訪問した。

移籍前にもハミルトンの代役を務めるなどメルセデス・チームのマシンは馴染みあるものだが、ファクトリーを訪問するのは初めてということでF1マシンの製造工程などを見学、同時にスタッフたちと挨拶を交わした。

ラッセルはさらにブリックスワースにあるPU(パワーユニット)製造工場も訪問、興味深く見学したという。
そして「もう新型車のシェイクダウンが待ちきれないよ」とはやる気持ちを表した。
同チームの新型車発表は2月18日(金)にオンラインで行われる予定。

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2022/02/14

アルファタウリの新型車写真が流失か

Alphatauri Duo (C)Scuderia Alphatauri
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スクーデリア・アルファタウリの2022年新型車の写真が発表前に流失したと報じられ、話題を呼んでいる。

流失したとされるのは同チームの新型車『AT03』(仮称)の外観部分で、マシン全体の大部分が映り込んでいるとされていて、本家レッドブルのマシン『RB18』同様、これまでの『HONDA』に替わり小さくなった『HRC』(ホンダ・レーシング)のロゴが確認できるということだ。

同チームもドライバー・ラインナップは昨季と同じ組み合わせで、ガスリー&角田裕毅。
新型車は今日14日(月)夜20時に正式発表の予定。

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2022年新型車は「レーシングカートの感覚」

Aston Martin 『AMR22』 (C)Aston Martin F1 Team
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2022年新型車『AMR22』を発表後、フィルミングデーを使っていち早く実質上のシェイクダウン・テストをシルバーストーン・サーキットで行ったアストンマーティンF1は、新型車の感覚は「レーシングカートのようなもの」と、表した。

同チームのアンドリュー・グリーン/テクニカル・ディレクターは、「2022年のレギュレーションではダウンフォースをウテングでなく主にフロアで獲得するマシンになる。
その結果、ドライバーズ・タイトルには(サスペンションを持たない)レーシングカートに乗っているような感覚になる」と説明している。

ただレギュレーション変更のもう一つの目的である(接近戦が可能な)オーバーテイクが容易になるかどうかは単独テストではまだ確かめようがない」としている。

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新型車発表のマクラーレン、「まだやるべきこと残ってる」

McLaren 『MCL36』 (C)McLaren Racing
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例年より早めのスケジュールで2022年新型車の発表を行ったマクラーレン・レーシングだが、実際にはまだマシンを走らせる段階にはないようだ。

新型車『MCL36』のシェイクダウン・テストについて、同チームのアンドレアス・ザイドル代表は次のように説明している。
「実のところまだ走行テストを行なう予定にはなっていない。
今後さらに残った部分の開発を詰めて、それからなのでおそらく最初のテストはシーズン前テスト直前くらいになるだろう」

今年のシーズン前テストは2月23日(水)からバルセロナ・サーキットで行われる予定。
ちなみにやはりもう新型車発表を済ませたアストンマーティンF1のほうは、フィルミングデーを使い11日(金)すでにシルバーストーン・サーキットでシェイクダウンを済ませたと伝えられている。

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2022/02/13

マクラーレン、「ノリスとの長期契約は勝利へのメッセージ」

Lando Norris (C)McLaren Group
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マクラーレン・レーシングは同チームのランド・ノリス(22歳:イギリス)との契約を2025年まで延長したことを明らかにしたが、まだ優勝経験のない若手ドライバーとしては異例の措置に様々な見解が示されている。

これについて同チームのアンドレアス・ザイドル代表は、「ノリスはすでにその片鱗が示されているように優れた才能を持ったドライバーだ。
われわれと彼の共通の目標はまず優勝することで一致している。
そしてそれがまだ数年先になるだろうことも認識している。
そのために長期契約を結んだんだ」と、その意味合いを説明した。

ただこの青田買いのため、マクラーレン側は相当な出費になることを認めている。
伝えられるところでは、ノリスの年棒は現在の500万ドル(約5億8千万円)とみられるところ、今回の契約改定で一気に1年で1,400万ドル(約16億円)つまり4年間で総額5,600万ドル(約64億円)を稼ぐトップドライバー級に名乗りを挙げることとなった。

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メルセデスAMGチーム、ハミルトンの現役続行を強調

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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昨シーズンの最終戦で敗れ、ドライバーズ・タイトルの連続奪取を逃がし、その後表舞台には一切現れず一部に現役引退の噂も流れていたルイス・ハミルトンだが、所属するメルセデスAMGチームは同選手の現役続行をあらためて強調した。
これについてはハミルトン自身が自らのSNSで「帰って来たよ」とのメッセージを掲載したもののそれでも噂は沈静化していなかったもの。

メルセデスAMGチームは2月18日(金)に予定される2022年新型車『W13』の発表会にハミルトン&ラッセル両名のレースドライバーが出席することは間違いないとしている。

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アルピーヌF1、『BWT』とタイトル・スポンサー契約

BWT Alpine logo (C)Alpine F1 Team
アルピーヌF1チームは、オーストリアの水処理関連企業の大手である『BWT』とタイトル・スポンサー契約を結んだことを明らかにした。
これにより同チームの2022年正式チーム名は『BWTアルピーヌF1チーム』となる。

『BWT』は以前、フォース・インディア・チームでもタイトル・スポンサーを務めたが、そのコーポレイテッドカラーである鮮やかなピンクに覆われたマシンの衝撃は記憶に新しい。
2021年はアストンマーティンF1チームのスポンサーにも就いていた。

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2022/02/12

マクラーレン、2022年新型車『MCL36』を正式発表

McLaren 『MCL36』 (C)McLaren Racing
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2月11日(金)、マクラーレン・レーシングは2022年シーズンを戦う新型車『MCL36』を英国ウォーキングにある本拠のテクノロジー・センターで発表、オンラインで世界に発信した。
発表会はインディカー・シリーズなどマクラーレンが参戦する他のカテゴリーと共同で行われた。

新型コロナウイルスの影響で計画が遅れ、この『MCL36』がメルセデス製パワーユニットを搭載し、開発に時間を掛けた本格的な新型車になると自信をみせている。
注目のカラーリングはマクラーレン伝統のパパイヤオレンジをベースにライトブルーとブラックが配されたものになっている。
なお2022年のレースドライバーは昨季と同じダニエル・リカルド&ランド・ノリスというラインナップになる。

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バーレーンGP、2036年まで長期の開催契約結ぶ

Bahrain Circuit (C)Pirelli Motorsport
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バーレーン・サーキットを舞台に行われるバーレーンGPは、F1と2036年までという異例の長期開催契約を結んだことを明らかにした。

同グランプリは2004年に初開催。
2011年など国内の政情不安から開催されない年もあったが、現在はオーストラリアGPに替わって開幕戦を担当するなど定着している。
またシーズン前テストの開催地としても選ばれている。

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暗号通貨の『クリプト』、マイアミGPのタイトル・スポンサーに

 『crypto.com』
今年5月8日に第5戦としてF1初開催が決まっているアメリカ第2のマイアミGPに、暗号通貨の『クリプト』がタイトル・スポンサーに就くことが明らかになった。

マイアミGPは、NFLチーム(アメリカン・フットボール)のマイアミ・ドルフィンズの本拠地であるフロリダのハードロック・スタジアムの施設内に設置されるサーキットで開催される予定。
すでに前売りチケットが先行販売されているが、人気は上々ということで気運はすでに盛り上がっている。

クリプトのクリス・マルシャク/CEOは、「アメリカの暗号通貨拠点になりつつあるこのマイアミで、われわれがF1とのグローバルなパートナーシップに基づいて最初のタイトル・パートナーになることを喜んでいる」と、語った。

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2022/02/11

フェラーリ、チームウェアのカラーリング変更

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
フェラーリ・チームは、2022年シーズンに向けレースドライバーを始めとするスタッフのウェアのカラーリングを変更したことを明らかにした。

それによれば新しいカラーリングはこれまでのように真紅をベースとするものの、胸部と袖部分にはブラックを配した落ち着いたものになっている。
これを着用するレースドライバーはルクレール&サインツの2年目コンビだ。

なお注目の2022年新型車『F1-75』はバルセロナ・サーキットでのシーズン前テスト1週間前にあたる17日(木)に跳ね馬の本拠地であるマラネロで行われることになっている。

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アストンマーティンF1、2022年新型車『AMR22』発表

Astonmartin 『AMR22』 (C)Aston Martin F1 Team 拡大します 2月10日(木)、アストンマーティンF1チームは2022年シーズンを戦う新型車『AMR22』を英国ゲイドンの本社で発表、オンラインでその模様を配信した。

 

マシンはコーポレイテッドカラーである鮮やかなブリティッシュ・グリーンを纏ったものに。
また新たにサウジアラビアの未来エイドリアン・ニューイ石油会社である『アラムコ』がタイトル・スポンサーに就いたことにより、今シーズンのチーム名は『アストンマーティン・アラムコ・コグニザントF1チーム』となった。
ドライバーは引き続きセバスチャン・ベッテル&ランス・ストロールという顔ぶれになる。

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マクラーレン、ランド・ノリスとの契約延長

Lando Norris (C)McLaren Group
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まだ2022年の新型車発表が行われていないマクラーレン・レーシングだが、これに先駈け同チームのレースドライバーであるランド・ノリス(22歳:イギリス)との契約を延長したことがわかった。
契約は2025年までの3年間とみられる。

元々ジュニア育成ドライバーとしてマクラーレンに所属していたノリスは、まだ19歳の2019年に同チームからF1デビュー。
これまでポールポジション1回、5回の表彰台を経験しているが、最高位は2位でまだ優勝経験はない。

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2022/02/10

レッドブル『RB18』に『HRC』のロゴ

HRC logo (C)Redbull Racing
今シーズンもタイトル獲得を狙うレッドブル・レーシングは新型車『RB18』を発表したが、そのリヤカウルには『HRC』のロゴが掲載されていた。

HRC(Honda Racing Corporation)はホンダのモータースポーツ活動をすべて牽引する組織。
F1から撤退したホンダF1も規模を大幅に縮小した上で他のカテゴリーと共にこのHRCの一角として活動を継続することになる。

今シーズン、形の上ではレッドブル・パワートレインズからPU(パワーユニット)がレッドブル・レーシング&アルファタウリに供給されるが、少なくとも当面はさくら研究所やイギリス現地の拠点でホンダの力強いサポートが行われることになるとみられている。

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『オラクル』がレッドブルのタイトル・スポンサーに

Redbull 『oracle』 (C)RedBull Racing
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2022年新型車『RB18』を発表したレッドブル・レーシングは、合わせてアメリカの大手IT会社である『オラクル』がチームのタイトル・スポンサーに付いたことを明らかにした。

これにより正式チーム名は『ORACLE Red Bull Racing』(オラクル・レッドブル・レーシング)となる。
また同社のロゴが新『RB18』のサイドポッドとリヤウィングの背面に掲載される。

今回の契約について同社のアリエル・ケルマン(最高経営責任者)は、「F1、とりわけそのトップチームであるレッドブル・レーシングのチャレンジングな姿勢はオラクルの戦うイメージと合致する」と、その商業的戦略について語っている。

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マクラーレン、最新仕様風洞設備は今年末に完成

McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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マクラーレン・レーシングが自前で建設中だったテクノロジー・センターの新しい風洞設備は、完成が今シーズン末になることがわかった。
当初の計画では2024年に完成としていたので予定よりだいぶ早くなった模様だ。

現代のモーターレーシングでは実車を使わずコンピュータによるCFD(計算流体力学)を用いた開発が主流になりつつあるが、それでも風洞設備によるデータ収集はエアロダイナミックスの設計に欠かせない要素。

F1ではコスト削減のため使用制限も案じられる中、マクラーレン・レーシングは巨費を掛けて設置に動く模様だ。
なお現在同チームでは、かつてトヨタF1のベースだったドイツ・ケルンのTGR-E(トヨタ・ガズーレーシング・ヨーロッパ GmbH)の風洞設備を使用しているとのことだ。

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レッドブル・レーシング、新型車『RB18』発表

Redbull 『RB18』 (C)RedBull Racing
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2月9日(水)、レッドブル・レーシングは2022年シーズンを戦う新型車『RB18』を正式発表した。

昨シーズンはタイトル奪取のためシーズン最後まで『RB16B』の改良に務めた同チームだが、『RB18』のほうはエイドリアン・ニューイ氏が開発チームを率い、デザインされたとのこと。
なお搭載されるPU(パワーユニット)はホンダ製のもので、エンジンカバーにはHRC(ホンダ・レーシング)のロゴが掲載されている。

なおアメリカのIT大手『オラクル』がタイトル・スポンサーについたことが発表された。
ドライバーは引き続きマックス・フェルスタッペン&セルジオ・ペレスという顔ぶれになる。

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2022/02/09

ウィリアムズ、2月15日(火)に新型車『FW44』発表へ

2021 Williams 『FW43B』 (C)Williams Racing
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ウィリアムズ・レーシングは来たる2月15日(火)に2022年シーズンを戦う期待の新型車『FW44』をオンラインで発表することを明らかにした。
2022年のレースドライバーにはレッドブルから移籍したアレクサンダー・アルボンと残留した3年目のニコラス・ラティフィという顔ぶれになる。

これにより2月9日のレッドブル・レーシングを皮切りに全10チームの新型車発表のスケジュールが出揃ったことになる。

【2022年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名 場所
2月09日(水) レッドブル・レーシング 『RB18』 オンライン
2月10日(木) アストンマーティン 『AMR21』 ゲイドン本社
2月11日(金) マクラーレン・レーシング 『MCL36M』 テクノロジー・センター
2月14日(月) スクーデリア・アルファタウリ 『AT03』 ファエンツァ(?)
2月15日(火) ウィリアムズ・レーシング 『FW44』 オンライン
2月17日(木) フェラーリ 『SF22』 マラネロ本社
2月18日(金) メルセデス 『W13』 オンライン(?)
2月21日(月) アルピーヌF1 『A522』 バルセロナ(?)
2月23日(水) ハースF1 『VF-22』 バルセロナ
2月27日(日) アルファロメオ・レーシング 『C42』 オンライン
*マシン名等は非公式です。

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ハースF1新型車、ロシア国旗カラーで物議も

Haas VF-22 Coloring (C)Haas F1 Team
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ハースF1チームはいち早く2022年新型車『VF-22』のカラーリングを発表したが、これが一部で物議を醸していることを同チームのギュンター・シュタイナー代表自身が認めている。

新しいカラーリングは同チームのタイトル・スポンサーにもなっているロシアの化学肥料会社『ウラルカリ』(ニキータ・マゼピンの父親であるドミトリー・マゼピン氏が経営)の支援があることからロシア国旗を構成する白、青、赤の3色が象徴的に配されていて議論を呼んでいる。

これについて同代表は「F1はスポーツであって政治的な意味はない」と強調しているが、しかしロシアはスポーツ界におけるドーピング疑惑によりWADA(世界アンチ・ドーピング・エージェンシー)からロシア人アスリートが国名や国旗の使用が禁じられていることから、『VF-22』のカラーリングが違反と判定された場合、カラーリングの変更が要求される可能性があるという。

なお『VF-22』のマシン本体は2月23日(水)にスタートするバルセロナ・サーキットのシーズン前テストでお披露目される予定になっている。

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2022/02/08

ウィリアムズ、ザク・オサリバンをドライバー・アカデミーに

Wiliams Motorhome (C)Williams Racing
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ウィリアムズ・レーシングは同チームのFDA(F1ドライバー・アカデミー)にF3ドライバーのザク・オサリバン(17歳:イギリス)を迎えることを正式発表した。

ザク・オサリバンは2021年のイギリスF3選手権で7勝を挙げてシリーズ・チャンピオンに輝いた期待の若手ドライバー。
今シーズンはステップアップして名門カーリン・モータースポーツからFIA-F3選手権に参戦することになっている。

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ルノー色が変貌しつつあるアルピーヌF1チーム首脳陣

Otmar Szafnauer (C)Sahara Force India F1
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昨季アルピーヌ部門のCEO(最高経営責任者)に就いたローラン・ロッシ氏は、同F1チームの代表にオットマー・サフナウアー氏が就任する可能性を示唆した。
同氏は先月アストンマーティンF1の代表から外れたばかり。

またテクニカル・ディレクターのパット・フライ氏(元フェラーリ&マクラーレン)がチーフ・テクニカル・オフィサーに、新しいテクニカル・ディレクターにはマット・ハーマン氏を起用する方針。

その一方、ルノー時代から同チームのアドバイザーを務めてきた4回のF1チャンピオンであるアラン・プロスト氏や、エクゼクティブ・ディレクターだったマルチン・ブコウスキー氏らが離脱するなどアルピーヌF1の体制はルノー色が変貌しつつある。

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2022/02/07

FIA、安全委員長にサム・マイケル氏を起用へ

Sam Michael (C)McLaren Group
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FIA(国際自動車連盟)が、元マクラーレン・チーム等のサム・マイケル氏(50歳)を安全委員会の委員長に起用する方針を固めたことがわかった。

オーストラリア出身のマイケル氏は大学で機械工学を学んだあと、1993年に当時のロータスを皮切りにジョーダンやウィリアムズ等のチームで技術部門を率い、2014年に加入したマクラーレンでのスポーティング・ディレクターを最後に一旦は現場を離れて母国にもどっていた。
その後2017年からはFIAで安全問題の専門家として働いていた。
F1を知り尽くした専門家の委員長への起用で、F1の安全性はさらなる進化が期待される。

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決勝レースへのQ2タイヤ使用義務は廃止へ

Image (C)Honda Racing
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これまで予選及びレース戦略の足枷にもなっていた、決勝レースへのQ2タイヤ使用義務は今シーズン廃止されることが決まった。
これは、予選Q3に進出した10人のドライバーにだけ課せられていた、予選Q2で使用したタイヤでスタートしなければならないという義務が撤廃されるもの。

この規則のため、スターティンググリッドに明暗が生じたり、予選Q3に進出して獲得した10番グリッドに比べ、Q2で敗退して得た11番グリッドのほうが決勝レースのスタートタイヤを自由に選べるなど不公平が生じていたとされる。
今季はこの規則変更があったことで、より実力に見合った真のバトルが期待できそうだ。

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ハースF1の新型車『VF-22』はマラネロ生まれ

Simone Resta (C)Ferrari S.p.A
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ハースF1チームは4日(金)に2022年シーズンを戦う新型車『VF-22』を先駈けて発表したが、これはカラーリングのお披露目が主体で、真の2022年マシンはシーズン前テストがスタートする23日(水)にテスト地であるバルセロナ・サーキットで正式発表されるということだ。

F1レギュレーションが大きく変更になる2022年マシンの開発にリソースを傾注するためとし、昨年はシーズン中の開発を控えたため、ハースF1チームとしては2年ぶりの「真の新型車」となる期待作。

マシン開発を行ったのはイタリア・イモラ生まれのシモーネ・レスタ氏(48歳)とされる。
ボローニャ大学を出たレスタ氏は当時のミナルディ・チームからF1キャリアをスタート、フェラーリ在籍中の2020年、ザウバー・チーム(現在のアルファロメオ・レーシング)に移籍、技術部門の責任者だったヨルグ・ザンダーの後任としてテクニカル・ディレクターに就いていた。
場所もフェラーリの本拠地マラネロの一角に新たに構えたファクトリーということで、跳ね馬チームとの密接な関係を示唆している。

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2022/02/06

ハミルトン(メルセデス)、自身のSNSで『復帰宣言』

Lewis Hamilton
昨年12月のF1最終戦アブダビGPでの騒動以来、完全に沈黙を守ってきたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が、突然『復帰宣言』を行って注目を集めている。

これは、自身のSNSであるツイッターに、グレートキャニオンと思しき大渓谷に佇むポートレートと共に「帰って来たよ」との短いメッセージが書き込まれたもの。
突然消息を絶ったため、一部でF1から引退するのではないか、との憶測を呼んでいたが、これでチームも胸をなで下ろしたことだろう。
23日(水)からスタートするシーズン前テストには元気な顔をみせる筈だ。

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フジテレビ、今年もCS放送でF1全戦放映

Image (C)Pirelli Motorsport
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フジテレビは、2022年シーズンも同社のCS放送『フジテレビNEXT』を通じF1全戦を放映することを明らかにした。
これまで同様、金曜日のフリー走行から日曜日の決勝レースまで全セッションを完全生中継する。

放送はCS放送(フジテレビNEXTライブ・プレミアム/月額1749円)&オンデマンド(フジテレビNEXTsmart/月額1320円)となる。
ホンダはF1撤退したものの唯一の日本人ドライバーである角田裕毅(アルファタウリ)の活躍に期待が掛かる。

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F1、関係者全員に例外なしのワクチン接種正式確認

Virus Image
2022年のF1は、すでに報じられていた通りパドックに入る関係者ら全員に例外なしのワクチン接種を義務付けることを正式に確認した。
これによりチームやドライバーらスタッフ全員に加え、競技役員やオフィシャル、サーキット関係者やF1特有のゲストらにも例外なくワクチン接種を求めることになる。
FIA(国際自動車連盟)の承認も得たということで、今後F1レギュレーションにも記載されるという。

こうした動きには、先月テニスの全豪オープンで起きたノバク・ジョコビッチ選手の騒動がきっかけとなったことは間違いないようだ。
当地で行われるオーストラリアGPの主催者は「F1が例外としてワクチン非接種が認められることはあり得ない」と、強調している。

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2022/02/05

スプリントレース予選、金銭補償で契約難航

Image (C)Mercedes Motorsports
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昨シーズン、初めてイギリスGPなど3レースで実施した『スプリントレース予選』方式について、今年は倍の6レースに拡大を念頭にチーム側と金銭補償を続けてきたが、未だ合意には至っていないという。

伝えられるところでは、F1側は最初の5レースで1回に50万ドル(約5,750万円)、それ以降のレースは1回15万ドル(1,725万円)で、6レースの場合には計265万ドル(約3億50万円)がチームに支払われる案を提示。
しかし一部のチームが強く増額を主張しているため合意することができないでいるという。
このためF1側は、導入するレースを昨年同様の3レースに縮小する新たな案を提示する方針とみられる。

改定案は2月14日(月)に予定されるF1委員会に諮られる見通しだ。

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ハースF1チーム、新型車『VF-22』のカラーリング発表

Haas VF-22 Coloring (C)Haas F1 Team
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4日(金)、ハースF1チームは他に先駈けて今シーズンを戦う新型車『VF-22』のカラーリングを発表した。

ただし今回はカラーリングだけで、マシン本体は今後発表される予定という。
23日(水)から始まるシーズン前テストでは、これと異なるほんとうの新型車『VF-22』が登場するものとみられる。

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フェルスタッペン(レッドブル)、『ローレウス賞』にノミネート

FIA Prize (C)Redbull Racing
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2021年のF1ドライバーズ・タイトルに輝いたマックス・フェルスタッペン(24歳:オランダ)が、各分野のスポーツで顕著な活躍をした人物や団体に授与される『ローレウス賞』の2022年候補にノミネートされたことがわかった。

今回フェルスタッペンがノミネートされたのは同賞のうちの花形である『年間最優秀男子選手』部門。
F1ドライバーとしては過去2002・2004年にミハエル・シューマッハが、2014年にセバスチャン・ベッテル、そして2020年にはルイス・ハミルトンらが受賞している。

なお団体の『年間最優秀チーム』部門には、2018年に受賞したメルセデスAMGチームが今回再びノミネートされている。

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2022/02/04

アストンマーティンF1に新タイトル・スポンサー

『aramco』(C)Aston Martin F1 Team
アストンマーティンF1は、新たにサウジアラビアの国営石油会社である『アラムコ』とタイトル・スポンサー契約を結んだことを明らかにした。
これにより同チームの正式名はこれまでの『アストンマーティン・コグニザントF1チーム』から『アストンマーティン・アラムコ・コグニザントF1チーム』というものになる。

契約は単に商業的なものに留まらず、同チームの燃料や潤滑油など具体的なテクニカル・サポートまで広く展開されるものということだ。
なおアラムコはF1ともグローバル・パートナー契約を長期に渡り契約している。

新契約を踏まえたアストンマーティンの2022年新型車『AMR22』(仮称)は2月10日(木)にゲイドンの本社で発表されることになっている。

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レッドブルの新型車『RB18』は2月9日にお披露目

2011 Redbull 『RB16B』 (C)RedBull Racing
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レッドブル・レーシングは2022年シーズンを戦う新型車『RB18』(仮称)を来たる2月9日(水)に発表することを明らかにした。
発表はSNSを介したオンラインで行われるが、公式サイトを通じて応募することによりファンも参加することができるという。

ドライバーは昨季に続いてフェルスタッペン&ペレスというラインナップ。
2021年、同チームのマックス・フェルスタッペンが悲願のドライバーズ・タイトルを獲得したことにより、同チームとして2014年以来となる栄光のカーナンバー1が復活することになる。

【2022年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名 場所
2月09日(水) レッドブル・レーシング 『RB18』 オンライン
2月10日(木) アストンマーティン 『AMR21』 ゲイドン本社
2月11日(金) マクラーレン・レーシング 『MCL36M』 テクノロジー・センター
2月14日(月) スクーデリア・アルファタウリ 『AT03』 ファエンツァ(?)
2月17日(木) フェラーリ 『SF22』 マラネロ本社
2月18日(金) メルセデス 『W13』 オンライン(?)
2月21日(月) アルピーヌF1 『A522』 バルセロナ(?)
2月27日(日) アルファロメオF1 『C42』 オンライン
*マシン名等は非公式です。

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レッドブル&メルセデス共にクラッシュテスト・クリア主張

FIA
各チームの2022年新型車発表のスケジュールが報告される中、昨季のタイトル争いで最後までデッドヒートを繰り広げたレッドブル・レーシングとメルセデスAMGの2チームの新型車が、FIA(国際自動車連盟)によるクラッシュテストのクリアに失敗したと報じられていたが、両チームはいずれもこの報道を否定している。

元々情報は公開されたものではないが、急速に広がる噂に両チーム共対応を強いられた模様で、SNSなどでクラッシュテスト失敗を否定する見解を示した形。
順調であれば、2月23日(水)にスタートする最初のシーズン前テストまでに新型車発表の期日は発表される筈だ。

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2022/02/03

メルセデス離脱のボタスにビッグ・プレゼント

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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2021年シーズンを最後に5シーズンに渡って在籍したメルセデスAMGチームを離脱したバルテリ・ボタス(32歳:フィンランド)に、チームからビッグ・プレゼントが贈られたことがわかった。

それはなんと実物のF1マシン『W08』というもの。
しかもこれはボタスが同チームに加入した2017年、移籍4戦目で初優勝を遂げたマシンであるとということだ。
メルセデスで通算10勝を記録したボタスにとっても忘れられない記念のものだ。

もちろん大喜びのボタスだが、「プレゼントと聞いた時には自宅のマントルピースの上に乗せようと思っていたけれど、実物大のF1マシンじゃ置き場所がないね」と、うれしい悲鳴を挙げているという。

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アルファロメオF1チームの新型車は2月27(日)に発表へ

Alfaromeo f1 logo (C)Alfaromeo F1 Team

アルファロメオF1チーム・オーレンは2022年仕様の新型車『C42』(仮称)を来たる2月27日(日)にオンラインで発表することを明らかにした。

これはこれまで明らかになった発表スケジュールでは最も遅いもので、最初のバルセロナでのシーズン前テストには暫定カラーリングで参加、テスト翌日に発表した後、バーレーンでの2回目のシーズン前テストでは本番用の正式カラーリングをお披露目するということだ。

なお旧型車ザウバー・チームがサポートするアルファロメオF1は、唯一ドライバー・ラインナップが一新されて臨むチームで、今季はメルセデスから移籍のバルテリ・ボタスと、ルーキーの周冠宇という組み合わせになる。

【2022年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名 場所
2月10日(木) アストンマーティン 『AMR21』 ゲイドン本社
2月11日(金) マクラーレン・レーシング 『MCL36M』 テクノロジー・センター
2月14日(月) スクーデリア・アルファタウリ 『AT03』 ファエンツァ(?)
2月17日(木) フェラーリ 『SF22』 マラネロ本社
2月18日(金) メルセデス 『W13』 オンライン(?)
2月21日(月) アルピーヌF1 『A522』 バルセロナ(?)
2月27日(日) アルファロメオF1 『C42』 オンライン
*マシン名等は非公式です。

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ピレリタイヤ、「1ストップでも退屈しない」

Pirelli 18inch Tyre (C)Pirelli Motorsport
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大幅なレギュレーションの改定によりマシンが大きく変更される2022年は、タイヤも一新されることになっているが、グラデーションの低下など耐久性の向上により、決勝レースでは1ストップ作戦が主流になるとみられている。
このためレースに変化がなく退屈なものになってしまうのではとの懸念が広がっているようだ。

しかしこれについて同社でF1タイヤ責任者のポジションにあるマリオ・イゾーラ/ヘッド・オブ・カーレーシングは、次のような見解を示している。
「2022年のレギュレーションは、エアロダイナミックスなどの改定によりレースバトルを増やす方向になっている。
これが成功すれば、タイヤ交換などなくてもスリリングなショーは演じられる筈。
観客が失望するなんて心配は無用になるさ」

さらに「タイヤはF1にとって重要なものではあるが、レースの主役ではない」と、付け加えた。

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2022/02/02

フェラーリの2022年新型車は『F1-75』に

『F1-75』logo (C)Ferrari S.p.A
フェラーリ・チームは来たる2月17日(木)に2022年シーズンを戦う新型車を発表することを明かしているが、その名称が『F1-75』となることを公表した。

昨年のものは『SF21』というものだったため、順当であれば『SF22』になると思われたが、またフェラーリらしい連続性のないものとなった。
(SFはスクーデリア・フェラーリ)
新名称の『75』は、今年フェラーリが創立75周年を迎えることから名付けられたとみられる。

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山本雅史氏(ホンダF1)、独立して新たな活動スタート

山本 雅史 (C)Honda Racing
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2月1日、すでに報じられていたように、ホンダF1プロジェクトの現場責任者としてタイトル獲得に貢献した山本雅史マネージング・ディレクターが、ホンダを退社、正式に独立して新たな活動をスタートさせた。

今後は自ら立ち上げたコンサルタント会社『MASAコンサルティング・コミュニケーションズ』を介し、外部からレッドブル・パワートレインズとホンダらとの活動を支えることになるという。
これまで主体として行ってきたホンダとレッドブルによる若手育成プログラムも今後継続される。

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オーストラリアGP、3年ぶりの開催に前売り好調

Albert Park Circuit (C)Pirelli Motorsport
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2020年は開幕戦としてフリー走行まで開催に向け進行しながらもセッション直前に中止が決定、2021年も新型コロナウイルスの影響で開催に至らなかったアルバートパーク特設コースのオーストラリアGPだが、3年ぶりとなる2022年のイベントはチケット販売が好調ということだ。

主催者であるAGPC(オーストラリア・グランプリ株式会社)によれば、予想より上回っているため、グランドスタンドの増設も検討しているとのこと。

なおオーストラリアGPでは昨年一部に導入された『スプリントレース予選方式』を希望しているとのことだが、これまでのところまだ結論は出されていない。

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2022/02/01

レッドブル、フェルスタッペンと契約交渉へ

Max Verstappen (C)Honda Racing
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レッドブル・レーシングは、同チームのエースであるマックス・フェルスタッペン(24歳:オランダ)との契約について、近く交渉を始めることを明らかにした。
現在のフェルスタッペンとの契約は2022年末までということで、交渉されるのは2023年以降についてのものになる。

伝えられるところでは、現契約は推定2,500万ドル(約28億7,500万円)。
念願のタイトル獲得を考えると大幅アップが期待されそうだが、レッドブルのヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーは「コストキャップの制限を考えれば大幅なアップというのは現実的でない」と、内部事情を明かす。

なお契約交渉などフェルスタッペンのマネージメントはレイモンド・フェルミューレン氏が管理しているが、ご多分に漏れず『タフ・ネゴシエータ』であるということだ。

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メルセデスの新型車にも、クラッシュテストに失敗の噂

2021 Mercedes 『W12』 (C)Mercedes Motorsports
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ドライバーズ・チャンピオンシップ奪還に挑むメルセデスAMGチームだが、今季仕様である新型車『W13』(仮称)がFIA(国際自動車連盟)によるクラッシュテストに失敗したとイタリアのメディアが伝えた。

同チームでは2月18日(火)に新型車発表すべくスケジュールがすでに公表されているが、情報では再製作の時間に余裕がなく発表は遅れ、最悪シーズン前テスト初日である23日(水)にも間に合うか、疑問とまで伝えられている。
ただこれについてメルセデスAMG側は遅れを否定している。

なお既報のように今季もライバルと目されるレッドブル・レーシングでも同様にFIAのクラッシュテストに失敗したと報じられている。

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ホンダF1、2025年までエンジン供給実質継続の案も

Honda V6 Power Unit(C)Honda Racing
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2021年限りのF1撤退をホンダが表明、その後はPU(パワーユニット)に関する知的財産権をレッドブル側に譲渡と伝えられてきた。
具体的にはその後2022年はホンダが生産をバックアップするものの、次に大きくエンジン規定が変更される2025年末までを目途に新設のレッドブル・パワートレインズがレッドブル&アルファタウリ両チームにエンジン供給する方針とされてきた。

しかし同グループの重鎮であるヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーは、最近の協議により双方の計画に変更があったことを示唆している。

同氏によれば、知的財産権の譲渡は行わず、現在のエンジン規定が継続される2025年末まで実質的にホンダが引き続き主体的にエンジンを製作、2チームに供給を続ける案が検討されているというもの。
これにはアウディ&ポルシェなど2026年からの新規参入サプライヤーには、現行の3メーカー(メルセデス、フェラーリ、ルノー)よりも優遇される規定が検討されている背景もあるようだ。

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