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2021/12/05

ホンダ系チーム、公式予選コメント(12/04)

Max Verstappen (C)Honda Racing
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第21戦サウジアラビアGPの予選はポールポジション獲得を狙ったマックス・フェルスタッペンは果敢な走りを見せ、最後のアタックの最終コーナーまでは2位に大きな差を開けてポールポジションを獲得するかに思われましたが、惜しくも壁との接触によりポールポジション獲得は果たせませんでした。
しかし、予選ではHondaパワーユニット勢4台すべてが力強いパフォーマンスを見せ、日曜日に行われる決勝に向けてトップ8からのグリッドポジションを確保しました。

予選Q1では、Red Bull Racing Honda、Scuderia AlphaTauri Hondaの両チームがセルジオ・ペレスをトップに4人のドライバーがトップ10入りを果たしました。

ミディアムタイヤでの走行となったQ2でも、引き続きHondaパワーユニット勢はすばらしいパフォーマンスを発揮。
ペレスの2番手に続いてフェルスタッペンが3番手をマークしました。
角田は5番手となりQ3へ進出を決めると、チームメイトのガスリーが6番手と続き、Honda勢全車がQ2を突破しました。
明日の決勝は4台ともにミディアムタイヤからのスタートとなります。

Q3予選終盤に3番手につけていたフェルスタッペンはトップ2を占めるメルセデス勢を上回り、ポールポジションに向けてアタックを開始。
セクター2まで0.2秒以上、上回る速さを見せましたが、最終コーナーの出口で奥まで行き過ぎてしまい、壁と接触。
最後のアタックラップを走り切ることができませんでした。
フェルスタッペンは決勝3番手からのスタートとなります。

ペレスはQ3を5番手で終え、ガスリーが同じく、3列目からスタートの6番手となりました。
角田はトラフィックの影響を受けたものの、8番手からのスタートとなり、Hondaパワーユニット勢全員がポイント獲得が見える位置からのスタートとなります。

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「サウジアラビアGPの2日目が終了しました。
Honda PUを搭載するRed Bull Racing HondaとScuderia AlphaTauri Hondaの4台のマシンは、FP3と予選で非常に力強い走りを見せて、4台そろってQ3進出を果たしました。

Red Bull Racing Hondaのフェルスタッペン選手は、予選Q3最終アタックの最終コーナー出口で惜しくもウォールに接触してストップ。
そこまでは最速タイムを記録していたこともあり、ポールポジションを逃して3番手に終わったことは残念ですが、速さはありますので明日のレースに期待が持てます。
チームメートのペレス選手は、Q3でマシンのバランスに苦戦し、ラップをまとめきれず5番手にとどまりました。

また、Scuderia AlphaTauri Hondaの両ドライバーも健闘して、ガスリー選手が6番手、角田選手はQ3最後のアタックでトラフィックに引っかかりタイムを伸ばせず、そこまでのペースから見ると残念な8番手という結果になりました。

最終のスターティンググリッドは期待していたようなものにはなりませんでしたが、全車速さがありますので、レースでは十分にパフォーマンスを発揮して、よい結果に結び付けられればと思います。
初開催のコースですので、さまざまなことが起こり得ます。
想定される懸案などに対してわれわれが迅速に対応できるよう、十分に準備をして明日のレースに臨みます」

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(予選 3位)

「最終コーナーまではとても調子よくまとめられていたアタックラップでした。
いつもと変わらずコーナーにアプローチしたつもりが、リアを失ってしまいました。
自分自身にとてもがっかりしています。
残念な結果になりましたが、今シーズンはまだ残り2レースある中でなにが起こるかわかりません。
予選ではとてもいいマシンを用意できたと感じていますし、ペースもよく、全てがかみ合ってきているように思うので明日のレースに希望を持っています。
明日はトップについていくことができれば、チャンスが生まれる筈ですので、いい戦いができるようがんばります」

【セルジオ・ペレス(レッドブル)】(予選 5位)

「Q1ではトップタイムをマークしましたが、Q3では僕が採ったタイヤのアプローチが適切でなかったと思っています。
突然アンダーステアが出て、Q2のタイムに及ばなかったので、少し残念です。
今回のタイヤは扱いが難しく、正しい温度域に入れないとバランスが大きく異なりますが、それが僕に起こってしまいました。
また、フィジカル面でも厳しいコースで、身体にもメンタルにも大きなストレスがかかるので、セッションごとに調子を上げていくのは大変です。
今日は僕らチームにとってはいい一日にはなりませんでしたが、明日戦える余地は十分にあります。
長いレースになる筈で、何が起こるか分かりません。
楽しみにしていますし、今日のペースはよかったので、スタートからポジションを上げて序盤で表彰台圏内まで行ければと思います。
明日のグリッドはクリーンなサイドなので、それがアドバンテージになれば、スタートが大きなチャンスですし、そこからトップまで混戦に持っていければと思います」

【角田 裕毅(アルファタウリ)】(予選 8位)

「今日は複雑な気分です。
Q1とQ2のパフォーマンスは素晴らしかったと思いますし、とても満足していますが、Q3での最終アタックでトラフィックに遭い、タイムを失いました。
もっと上位のグリッドからスタートできた筈なので、今はフラストレーションを感じています。
ただ、今日は多くのポジティブな点がありました。
特に、ミディアムタイヤでQ2を突破できたことで、明日は周りのドライバーと同じタイヤでのスタートになります。
ここはドライブしていて本当に楽しいサーキットなので、レースが楽しみですし、ポイントもしっかりと獲得できればと思います」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(予選 6位)

「またも予選トップ6入りを果たし、素晴らしい一日になりました。
今回はマシンにあまり自信が持てず、セッション全般でバランスに苦しんでいたので、少し難しかったです。
予選セッションが進むごとに改善していかなければなりませんでしたが、すべてを上手くまとめられましたし、自分のラップにはとても満足しています。
セルジオ(ペレス)とはわずか0.002秒と、ほぼ差がなかったので、少しフラストレーションはありますが、それでも明日のスタートポジションはポイント獲得に向けて素晴らしい位置です」

提供:本田技研工業(株)

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