ホンダ系チーム、フリー走行コメント(12/10)
角田 裕毅 (C)Honda Racing
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第22戦アブダビGPがヤス・マリーナ・サーキットで開幕。
Red Bull Racing HondaとScuderia AlphaTauri Hondaの両チームにとって幸先のいいレースウイーク初日となりました。
アブダビGPの開催地であるヤス・マリーナ・サーキットは、マックス・フェルスタッペンが勝利を挙げた2021年から改修が施されました。
2つのシケインが撤去され高速コーナーに変わり、最終セクターに微調整が加わりました。
FP1では新しいレイアウトに慣れることからはじまり、昨年の感覚を取り戻しながら、フェルスタッペンがトップタイムをマークしました。
セルジオ・ペレスはフェルスタッペンと0.3秒差で4番手となり、その後ろにはわずか0.015秒差で角田裕毅が5番手につけ力強さを見せました。
ピエール・ガスリーは7番手となり、Hondaパワーユニット勢4台がトップ7に入る幸先のいいスタートを切りました。
このカタールGP、サウジアラビアGPと同じ日没に開催されたFP2は、予選・決勝と同じような時間帯で行われ、予選・決勝のシミュレーションとなるセッションになりました。
照明に照らされたFP2は、チャンピオンが決まる日曜日の決勝を想定した走行が行われ、フェルスタッペンが4番手となりその後ろ5番手にペレス、そして角田が7番手とガスリーが10番手と続き、Hondaパワーユニット勢への期待が高まる初日となりました。
【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】
「シーズン最終戦・アブダビGPの初日は、昨年から改修されたサーキットの変化を理解するところから開始しました。
今日の時点で昨年の予選のポールポジションのタイムよりも10秒以上もタイムアップしており、非常に高速化していることがわかります。
PUとしては、事前のシミュレーションをもとに、高速化したトラックにデータを最適化することにフォーカスし、4台のマシンとともにセッションを順調に消化していきました。
本日収集したデータをもとに明日の予選、そして明後日のレースに向けて、さらにパフォーマンスを上げる努力を進めます。
今日の走りからも、今回もライバルは強力で、楽な予選・レースにはならないと見ています。
最後の最後まで力を尽くし、タイトルを目指して戦っていきます」
【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(1- 4番手)
「改修された新しいコースレイアウトが気に入っています。
特に最終セクターにある高速コーナーは走っていてとても楽しめました。
FP1とFP2の間にセットアップの変更をいくつか行いましたが、どれもポジティブな方向に進んでいると思います。
まだいろいろ学びながら解析をしている段階です。
ショートランはペースが少し足りず、思い通りにはならなかったのですが、ロングランではもっと戦える位置にいると思います。
明日はすべてをうまくまとめ、いい予選にしたいです」
【セルジオ・ペレス(レッドブル)】(4- 5番手)
「昨年からの改修によりどれだけコースが改善されたのか、個人的にはあまり分かっていません。
確かに走っていて楽しいトラックではあるのですが、レースの面でどう改善されたのかは少し不透明だと思います。
今日のセッションを終えて、改善すべきことがいくつかあると感じています。
チーム内では2台で全く違ったセットアップで走行したので、お互いのデータをよく分析して予選に向けたベストなセッティングを見つけだせるように努めます。
明日のFP3でもより多くのことを習得し、予選に向けて力強さを持って臨みたいと思います」
【角田 裕毅(アルファタウリ)】(5- 7番手)
「ここは昨年ヤングドライバーテストでも走っています。
走った経験を持って臨むレースウイークは今シーズンはあまり多くはなかったので、このレースウイークに向けてのアプローチにはとても役立っています。
新しいレイアウトを楽しんで走行できていますし、まだ改善する点はありますが、ペースは悪くないと感じています。
チームは2台のデータをシェアしながらセットアップを進めることができるので、明日の予選に向けていい状態だと思います。
チームはこのサーキットを得意としているしペースもよさそうなので、引き続き改善に努め、予選ではQ3進出を目指します」
【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(7-10番手)
「レイアウトがまるで別物のように変わり、新しいトラックは高速コーナーが多くとても楽しいサーキットになりました。
今日はいくつか今までと違ったことを試しましたが、あまりしっくりきていません。
明日の予選までに煮詰めることがありそうです」
提供:本田技研工業(株)
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