サウジアラビアGPの準備に懸念の声も
Jeddah Ciucuit (C)Jeddah Ciucuit
今年12月5日(日)に2021年の第21戦として開催が予定されている中東サウジアラビアGPのジェッダ・ストリート・サーキットについて、FIA(国際自動車連盟)のマイケル・マシ/レースディレクターから懸念の声が示されている。
新グランプリの舞台となるジェッダ・ストリート・サーキットは全長6.175km、27のコーナーを持つ高速サーキットで、紅海沿岸のジェッダ・コーニッシュに新設されるもの。
しかしその準備について、マシ氏は「実際にグランプリを開くにはまだやるべきことが残されているのに現場のムードは楽天的に過ぎる」と、心配顔。
このコースのデザインを担当したのはこれまで多くのグランプリコースを完成させてきたヘルマン・ティルケ氏の事務所で今回の責任者カーステン・ティルケ氏はそのヘルマン氏の子息。
主催者であるサウジ自動車・オートバイ連盟会長ハリド・ビン・スルタン・アル・ファイサル王子は「世界最高のグランプリを提供できる」と自信をみせてはいる。
現場ではまだ仕上げ工事が行われているというが、このほど再度視察に訪れたというマシ氏は「何より肝心なことは安全にレースが行われること。
それはすべてのことより優先される」と、息巻いている。
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