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2021/10/25

ホンダ系チーム、公式予選コメント(10/23)

Max Verstappen (C)Honda Racing
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第17戦アメリカGPの予選は、最終アタックまでもつれ込む僅差の戦いとなり、Red Bull Racing Hondaが1-3グリッドを獲得しました。

フェルスタッペンが今季9度目のポールポジション獲得。ペレスが3番手に続く前日に続き、気温が30℃まで上がる中、Q1がスタート。
Hondaパワーユニット勢は、4台ともに好ペースを見せ、マックス・フェルスタッペンの2番手を筆頭に、セルジオ・ペレスが3番手、ピエール・ガスリーが7番手、角田裕毅が11番手となって、全車がQ2へ進出しました。

Q2では、Red Bull Hondaが2台ともミディアムタイヤでアタック。Scuderia AlphaTauri Hondaはガスリーがミディアム、角田がソフトと選択を分けました。

ここでは、フェルスタッペンが首位に立ち、ペレスが2番手に。
ガスリーと角田も8番手と10番手に入り、前戦トルコGPに続き、Hondaパワーユニット勢は、4台全車がQ3進出を果たしました。

Q3では、全車がソフトタイヤを履いてのアタックとなり、1度目のアタックでは、ペレスがトップタイムをマーク。
フェルスタッペンが2番手に続き、1-2体制となります。
フロントロー独占を目指して2度目のアタックへ向かいましたが、最終盤でわずかに雨が落ちてきます。
そんな中、フェルスタッペンは全車で唯一1分33秒台に入れる好ラップで、自身12回目のポールポジションを獲得します。

ペレスは最後の雨の影響もあり、2番手にわずか0.015秒差の3番手。
ガスリーと角田は9番手と10番手でセッションを終えましたが、バルテリ・ボッタス(メルセデス)のグリッド降格により、ガスリーは8番グリッドからのスタートとなる予定です。

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日のアメリカGP2日目は、昨日と同様に外気温・路面温度ともに高めのコンディションの中で行われました。
予選では、前回のトルコGPに続きHonda PUを搭載する4台のマシンがQ3に進出し、Red Bull Racing Hondaのフェルスタッペン選手がポールポジションを獲得しました。
同僚のペレス選手が3番手。2位に非常に僅差で予選1-2は逃しましたが、いいポジションからのスタートとなります。
そして、Scuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手が9番手、角田選手が10番手。

両チームともに金曜日の走行結果から車体そしてPUのセットアップを煮詰めてFP3で走行し、その変更がいい方向に機能していることを確認した上で、さらに予選に向け最適化を進めて臨みました。
結果として、それぞれ競争力のあるパッケージに仕上げることができたと思います。
明日のレースは、また厳しい戦いになると思います。
まずはいいスタートを決め、4台のマシンともにいいポジションで終われるよう、チームとともに気温などのコンディションも十分に考慮して準備を進めます」

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(予選 1位)

「予選結果には驚きましたが、ポールポジションを獲得できてうれしいです。
僕にとっては、ここまで楽なレースウイークにはなっておらず、バランスを追い求めていたので、Q3のラップですべてをまとめられてとても満足しています。
今日のチーム全体のパフォーマンスにも満足していて、2人そろってQ3でいいラップができたことがうれしいです。
昨日に比べてバランスが改善し、マシンはかなり快適に感じました。
予選でこのペースを示せたことは、明日のレースに向けてもポジティブですが、絶対にタフな戦いになると予想しています。
明日は気温が上がってタイヤにも厳しくなるので、面白い展開の筈です。
明日も自分たちの戦いに集中していきます。
クリーンなスタートを切って、できるだけ速く走れればと思います」

【セルジオ・ペレス(レッドブル)】(予選 3位)

「 今日の結果はうれしいですが、ポールポジションを目指せるペースがあったので、100%満足はしていません。
少し残念ではありますが、最終アタックでかなり強い雨が降り始めたため、最後尾を走行していてセクター3でタイムをロスしてしまったのは少し不運でした。
最後のアタックは非常に厳しい戦いで、最終ラップの結果で決まることは分かっていました。
マックスとルイス(ハミルトン)は素晴らしい仕事をしましたし、僕らはそれぞれ妥当なポジションに収まりました。
今週末、競争力を見せられていることは、これからに向けて自信を与えてくれますし、これまでのハードワークの結果です。
そして、ここからもさらに向上していけると思っています。
明日に向けていいポジションにつけられましたが、長くさまざまなことが起きるレースになる筈です。
ここではファンの皆さんの大きな声援があるので、素晴らしい結果を届けられればと思います」

【角田 裕毅(アルファタウリ)】(予選10位)

「今日はFP3から向上を果たすことができましたし、まずまずだったと思います。
セッション序盤のペースではQ2進出も厳しいかもしれないと思っていたので、いい一日になってよかったです。
オースティンは初めてということもあり、レースウイークを通じて向上し、徐々にペースを上げていく必要があります。
チームメートを見ると、まだタイムの伸びしろはありますが、トップ10からスタートできるのはいいことです。
このレースウイーク中、チームがマシンに多くの変更を加えてくれたことがいい方に行っています。
エンジニアとメカニックにはとても感謝しています」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(予選 9位)

「今日は満足のいく一日でした。
僕らの上位には、4つのトップチームだけなので、明日はいい位置からスタートできます。
金曜日が予想よりも厳しかったのですが、今日に向けて改善することができましたし、バルテリ(ボッタス)のペナルティーによって8番手からのスタートになります。
ミディアムタイヤでQ2を突破できたのもいいことで、明日は戦略の幅が広がります。
このコースはタイヤに厳しいので、非常に僅差の戦いになると思います。
採れる戦略は多くあるので、今夜はそれぞれの可能性を確認し、明日に向けてベストなものを選んでいきます」

提供:本田技研工業(株)

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