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2021/10/09

ホンダ系チーム、フリー走行コメント(10/08)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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トルコGPの初日がイスタンブール・パークで開幕し、特別デザインをまとったHondaパワーユニット勢4台のマシンがフリー走行2セッションに臨みました。

昨年のグリップ不足は改善し、FP1のタイムは1年前と比較して約6秒向上。
昨年とは特性が大きく異なっていることから、各チームともマシンバランスをつかむことに時間を割きました。

Red Bull Racing Hondaは、マックス・フェルスタッペンがFP1で2番手タイムをマーク。
セルジオ・ペレスが10番手に続きました。
Scuderia AlphaTauri Hondaも好調な滑り出しで、ピエール・ガスリーが8番手。角田裕毅は初走行のサーキットで習熟を深め、18番手でセッションを終えました。

FP2では、角田がタイムを伸ばして11番手に。
9番手となったガスリーに約0.1秒でした。
このセッションでは風が強く厳しいコンディションとなり、ガスリーはターン6でハーフスピンを喫します。

その中で、Red Bull Racing勢はマシンバランスを探りながらの走行でしたが、2台ともにトップ5に入り、ペレスが4番手、フェルスタッペンが5番手となりました。

明日の土曜は雨の可能性が予報されており、両チームとも予選に向けてさらなる向上を果たせるよう、走行データを見直していきます。

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日のトルコGP初日は、Honda PUを搭載した4台のマシンが、ドライコンディションの下で順調にプログラムを消化しました。
新舗装で非常に滑りやすかった昨年と比較すると、路面のグリップが大きく向上しており、車体・PUともにその状況に合わせたセッティングの最適化を進めました。
まだまだ改善の余地はありますので、今日収集したデータをもとに明日の予選、そしてレースに向けてさらなる調整を進めていきます。

ここトルコGPでは、両チームとも、リアウイングに日本のファンの皆さまへの感謝を表した『ありがとう』のメッセージを入れています。
また、Red Bull Racing Hondaは、そのメッセージに加えてHondaがF1に初めて挑戦した当時の『白』を基調としたカラーリングを施したマシンで参戦しています。
われわれHondaのメンバーも、チームメンバーともに一段と士気を高めて今週末のレースに臨みます」

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(2-5番手)

「ここはとても素晴らしいサーキットで、特にコンディションがいいと尚更ですが、今日は最高の一日にはならなかったので、今夜はやることが多くなりそうです。
FP1とFP2で少し異なることを試しましたが、このコースでのデータはあまり多く持っていないので、まだ改善できる点を探しています。
ルイス(ハミルトン/メルセデス)は決勝でグリッド降格ペナルティーを受けますが、僕らは自分たちのことに集中しなければなりません。
いくつか試してみることがあるので、明日の予選までに改善を果たせればと思いますし、何ができるか確認していきます。
レースウイークの残りの走行が楽しみです」

【セルジオ・ペレス(レッドブル)】(10-4番手)

「ポジティブな初日となり、今晩取り組むことを加味すると、予選ではよさそうです。
今日は路面のグリップ量に驚きました。
一般的なサーキットと同じくらいでしたが、安定はしていないので、まだ難しくはありました。
コーナーの入口のほうが出口よりもグリップが少ない場面があったので、ドライバーとしてはその特性に合わせるのが難しいです。

ここではメルセデスが強そうに見えますが、今夜取り組んでコンマ数秒向上させ、明日は戦えるようになればと思います。
予選向けに一周を通じたバランスを取ろうとするとロングランペースが少し落ちますが、ここはオーバーテイクがしやすく、レースペースが重要なので、どこで妥協するかがカギになります。
明日の予選は雨の可能性もありますが、天候がどうなろうともしっかりと準備をしていきます」

【角田 裕毅(アルファタウリ)】(18-11番手)

「イスタンブール・パークはとても素晴らしいコースで、初めての走行を心から楽しみました。
徐々に自信を深めることができて、午後にはいいペースを発揮できたと思います。
今日のコンディションは風が強かったものの上々でしたが、明日は雨が降るかもしれないので、また難しくなるはずです。
天候がどうなるか注視して、できる限り準備はしますが、ここまでのマシンバランスには満足していますし、大きな進歩を見せられていると思います」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(8-9番手)

「今日はマシンの感触が最高とはいきませんでしたが、それでも僕らは2台ともにいいポジションにつけられたことはポジティブですし、明日はさらに向上できるはずです。
アンダーステアになる場面が多く、マシンバランスにはあまり満足できていないので、対処していかなければなりません。
これは他の多くのドライバーにも起きていると思うので、改善するために何ができるかを分析する必要があります。
FP3でも引き続きパフォーマンスの向上に取り組んでいきたいです」

提供:本田技研工業(株)

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