« フリー2回目、ペレス(レッドブル)がトップタイム記録 | トップページ | ペレス&シューマッハの接触事故はお咎めなしに »

2021/10/23

ホンダ系チーム、フリー走行コメント(10/22)

Sergio Perez (C)Redbull Racing
拡大します
第17戦アメリカGPが、テキサス州のオースティンにあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開幕。
FP2でセルジオ・ペレスがトップタイムをマークし、Hondaパワーユニット勢は順調な滑り出しとなりました。

Red Bull Racing Honda、Scuderia AlphaTauri Hondaの4台が、Acuraのロゴをまとって臨む今大会。FP1から高温多湿のコンディションになったものの、両チームともに精力的に走行を重ねました。

FP1では、マックス・フェルスタッペンの3番手を筆頭に、ピエール・ガスリーが6番手、ペレスが7番手と3台がトップ10入り。
ペレスは、セッションの終盤にミック・シューマッハ(ハース)との軽い接触がありましたが、マシンに大きな影響はなく、走行を継続できました。

COTA初走行となる角田裕毅は、FP1で全ドライバー中最多の周回を走行。
徐々にペースを上げながらコースの習熟を進め、FP2では16番手となりました。

ガスリーはFP2で12番手にとどまり、フェルスタッペンも多くのトラフィックに遭いながら8番手タイムをマークしましたが、ペレスは2番手に約0.25秒差をつけてトップタイムをマーク。
2年ぶりの開催となったCOTAの初日を首位で終えました。

土日にかけて気温はさらなる上昇が予想されていますが、この日収集したデータをもとに、土曜の予選へ向けて前進すべく、準備を進めていきます。

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「2年ぶりのアメリカGP初日は、ここ数年と比較すると気温・湿度ともに高い状況での開催になりました。
今週末は、Acuraブランドのロゴをマシンやヘルメット、レーシングスーツに載せて走行しています。
マシンにAcuraのロゴが載るのは初めてで、特に米国で広く知られるAcuraブランドを付けてレースができることをうれしく思っています。
また、今回は100%の観客動員でレースが開催されており、グランドスタンド、観客席から多くの声援を送ってくれているのを大変うれしく思います。

今日は通常の初日と同じく、コンディションに応じてPUのセッティング最適化を進め、順調にプログラムを消化することができました。
今週末もれわれの強力なライバルと戦うため、予選・レースに向け戦闘力を上げるべく、今日のデータを解析して予選・レースに向けてセッティングを煮詰めていきます」

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(3- 8番手)

「楽な一日にはならず、コースはかならバンピーでマシンの調整に苦労しましたが、いくつかポジティブな面はあったので、今夜も引き続き取り組んでいきます。
FP2では、トラフィックに阻まれる形でソフトタイヤでのアタックができませんでした。
明日は予選でいいラップが出せるように、すべてが上手くいけばと思います」

【セルジオ・ペレス(レッドブル)】(7- 1番手)

「今日はいい一日となり、FP2は希望を持てる内容でしたが、明日の予選は非常に僅差の戦いになる筈です。
メルセデス勢はかなり手強いことが明らかだったので、勝負所で彼らがどうなるのか見ていきます。
僕らはあとコンマ数秒上げなければならないと思うので、明日はポールポジション争いができるように上手くまとめていかなければなりません。
マシンを向上させるために、エンジニアと試すことがたくさんあります。
ロングランのペースやタイヤデグラデーションの面でも伸びしろがあると思いますが、おおむねポジティブな初日となりました」

【角田 裕毅(アルファタウリ)】((18-16番手)

「オースティンでの初日を楽しむことができました。
初めてのサーキットですが、すぐにいいアプローチをつかむことができて、ドライビングが楽しかったです。
ただ、ここまでマシンのペースはあまりよくないので、今夜はやるべきことが多くありますし、ターン19でのトラックリミットにも苦戦しました。
すべてのデータを解析して、明日は再び力強いパフォーマンスが発揮できるはずだと思います」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(6-12番手)

「今日の午後はかなり厳しいセッションになりました。
マシンがまったく反応しないような感じだったので、明日に向けてやるべきことが多くあります。
今シーズンで最もタフなFP2だったと思います。
これまでどのサーキットでも競争力を発揮できていたので不思議ですが、ここオースティンではとても厳しい状況です。
今夜はハードワークをしますが、まだペースは上げられると思いますし、予選ではもっと戦闘力のある状態にできる自信があります」

提供:本田技研工業(株)

|

« フリー2回目、ペレス(レッドブル)がトップタイム記録 | トップページ | ペレス&シューマッハの接触事故はお咎めなしに »