« ホンダ系チーム、決勝レースコメント(9/26) | トップページ | ホーナー代表(レッドブル)、「望み得る最高の結果」 »

2021/09/27

ハミルトン、ミディアム – ハード – インターミディエイトを使用して優勝: FORMULA 1 通算100勝を達成 (ピレリ)

 (C)Pirelli Motorspotr
拡大します

2021 ロシアグランプリ 決勝
2021 年 9 月 26 日、ソチ

キーポイント
• 4番グリッドからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンが、Formula 1 通算100勝目を挙げ、チャンピオンシップ首位の座を奪還しました。多くのドライバー同様、2ストップ戦略を採ったハミルトンは、C4コンパウンドのP Zeroイエロー・ミディアムでスタートして、27周目にC3のP Zeroホワイト・ハードへ交換し、雨が降った終盤にCinturatoグリーン・インターミディエイトを使用しました。その結果、マクラーレンのランド・ノリスを抜いてトップに立ちました。ノリスは、ポールポジションからスタート後、レースの大半でトップを走行していましたが、インターミディエイトへ交換するタイミングが遅くなり、順位を落として7位でフィニッシュしました。
• レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、20番グリッドからスタートして2位を獲得しました。ミディアム - ハードと繋いだフェルスタッペンは、雨の終盤にインターミディエイトへ交換しました。• 7名のドライバーがハードで、他のドライバーはミディアムでスタートしました。雨が降り出す前まで、ドライバーたちは理論的に最速の戦略である「ミディアム – ハード」もしくは「ハード – ミディアム」の戦略を採っていました。

各コンパウンドのパフォーマンス
• ハード C3 : グリッド後方の多くのドライバーがオープニングスティントで使用しました。また、6番グリッドからスタートしたアルピーヌのフェルナンド・アロンソは6位でフィニッシュしました。最後方からスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ハードでオープニングスティントを走行して2位を獲得しました。セルジオ・ペレス、アントニオ・ジョヴィナッツィ、アロンソの3名がハードで36周のオープニングスティントを走行しました。ハードは、レースを通して良好なウォームアップと確固たる一貫性を示しました。
• ミディアム C4: トップ5グリッドのドライバーを始めとして、多くのドライバーがミディアムでスタートしました。数台の左フロントタイヤにグレイニングが発生したものの、ミディアムは良好な耐久性を示しました。ノリスは、ミディアムで28周を走行してハードへ交換しました。
• ソフト C5: グレイニングが発生しやすい冷涼で「グリーン」な路面は、ソフトには不向きなコンディションでした。ソフトを使用したドライバーは、アルファタウリの角田裕毅のみで、角田はインターミディエイトへ交換する前の2周をソフトで走行しました。
• インターミディエイト: レース結果の鍵を握りました。ハミルトンに代表されるように、降雨開始後すぐにインターミディエイトへ交換したドライバーたちは、最終数ラップで決定的なアドバンテージを得ました。

ピレリ F1およびカーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「昨日のウェットコンディション後は、今日の最終数ラップまで雨は降りませんでしたが、その雨がレースを決定付けました。ドライバーたちは、スタート時のタイヤを自由に選択でき、未使用のスリックタイヤをフルに保有していたので、雨が降るまで最大限にタイヤを活用してドライコンディション下で走行することができました。スタート時、雨で「リセット」された路面はスライディングを誘発し、グレイニングを発生させましたが、後にグレイニングは解消されました。ハードタイヤの耐摩耗性能は、今日のコンディションに適しており、35周以上の長いスティントがいくつか見られました。また、ランド・ノリスは、ミディアムで28周を走行しました。しかしながら、勝敗を分けたのは、インターミディエイトタイヤでした。最後の重要な局面で、ウェット予選での経験を活かしたチームがインターミディエイトの性能を最大限に引き出すことができました」

ピレリジャパンプレスリリース

 

20210927

|

« ホンダ系チーム、決勝レースコメント(9/26) | トップページ | ホーナー代表(レッドブル)、「望み得る最高の結果」 »