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2021/09/26

波乱のロシアGPはハミルトン(メルセデス)が劇的勝利

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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9月26(日)15時(日本時間:21時)から今季F1第15戦ロシアGPの決勝レースがソチ・サーキットを舞台に全53周で行われた。
心配された天候は一応回復したものの、スタート時の空は曇が厚く気温は19度、路面温度22度と低い。
路面はドライコンディションだが風が強く雨になる可能性もありそうだ。
なお予選7位のボタス(メルセデス)がその後PU(パワーユニット)コンポーネンツ交換で16番グリッドに降格となっている。

オープニングラップでサインツがノリスをかわして首位に立つ。
また後方では角田が大きく順位を落としている。
サインツは早めのピットインで順位を落として再びノリスが首位に、2位にもリカルドでハミルトンを押さえる。
最後尾からスタートしたフェルスタッペンは着実に順位を上げ、上位に迫る。
33周目、シューマッハ(ハース)がマシントラブルを訴えガレージに戻ってマシンを降りる。
暫定の首位を走っていたペレスがピットインしたが、右リヤタイヤ交換に手間取って遅れる。
これで首位ノリス、これをハミルトンが追撃、3位サインツ、フェルスタッペンは7位。
残り7周ほどというところでついに雨粒の報告。
首位のノリスにいよいよハミルトンが肉薄状態に。
3位にはサインツを抜いてペレスが挙がる。
アストンマーティンはストロールとベッテルが接触するハプニング。
滑りやすくなり、ピットストップするマシンが相次ぐが首位のノリスはステイ、しかし雨脚は強くなり濡れた路面にスピンしてついに順位を明け渡す。

結局早めにタイヤ交換を決断した4番手スタートのハミルトン(メルセデス)が劇的勝利。
イギリスGP以来の優勝で今季5勝目、そして自身通算100勝目を記録した。
2位は最後の混乱を切り抜けたフェルスタッペン(レッドブル)がみごと最後尾からの表彰台を獲得した。
3位サインツ(フェラーリ)、4位リカルド(マクラーレン)、5位ボタス(メルセデス)、6位アロンソ(アルピーヌ)、7位に初勝利を目の前で逃がしたノリス(マクラーレン)、8位ライコネン(アルファロメオ)、9位ペレス(レッドブル)、そして10位ラッセル(ウィリアムズ)までがポイント獲得。
以下、11位ストロール(アストンマーティン)、12位ベッテル(アストンマーティン)、13位ガスリー(アルファタウリ)、14位オコン(アルピーヌ)、15位ルクレール(フェラーリ)、16位ジョビナッツィ(アルファロメオ)、17位角田裕毅(アルファタウリ)、18位マゼピン(ハース)、19位ストップしたラティフィ(ウィリアムズ)までが完走、リタイヤはシューマッハ(ハース)の1台となった。
F1次戦はトルコGP(10月10日決勝)になる。

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