« ホンダ系チーム、決勝レースコメント(9/05) | トップページ | アルファロメオ、来季ボタスの加入を発表 »

2021/09/06

フェルスタッペン、全3種類のコンパウンドを使用してホームグランプリを制す (ピレリ)

 (C)Pirelli Motorspotr
拡大します

2021 オランダグランプリ 決勝
2021 年 9 月 5 日、ザントフォールト

キーポイント
• レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、全3種類のコンパウンドを使用する2ストップ戦略で、自身のホームグランプリで完勝しました。C3コンパウンドのP Zeroレッド・ソフトでスタートしたフェルスタッペンは、C2のP Zeroイエロー・ミディアムで第2スティントを走行し、C1のP Zeroホワイト・ハードでフィニッシュしました。
• 2位を獲得したメルセデスのルイス・ハミルトンは、フェルスタッペンと異なる戦略を採りました。ソフトでスタートしたハミルトンは、その後の2スティントをミディアムで走行し、レース終盤で、ソフトへ交換してファステストラップポイントを獲得しました。
• トップ5の順位は、スターティンググリッドの順位通りでした。しかし、トップ6で5種類の異なる戦略が展開され、各チームによる戦略の多様性を示していました。
• レッドブルのセルジオ・ペレスは、ただ一人ハードコンパウンドを装着してピットレーンからスタートしました。その後、ミディアム – ソフトと繋ぐ戦略で8位入賞を果たし、ドライバー・オブ・ザ・デイに選ばれました。
• 1ストッパーと2ストッパーが混在した中、7名が2ストッパーでした。3ストッパーは、ハミルトンただ一人でした。
• 昨日までよりも高温のコンディションとなり、最高路面温度は32℃でした。

各コンパウンドのパフォーマンス
• ハード C1 : フェルスタッペン優勝の鍵となりました。また、多くのドライバーがファイナルスティントでハードを使用しました。数名のドライバーがハードで40周以上を走行した中、ウィリアムズのニコラス・ラティフィは47周を走行しました。
• ミディアムC2: マクラーレンのランド・ノリスが、42周のオープニングスティントをミディアムで走行しました。また、トップ3が第2スティントでミディアムを使用しました。ハミルトンは、終盤までミディアムで記録したファステストラップを維持していましたが、終了間際、ソフトを使用してファステストラップを更新しました。
• ソフト C3: 大半のドライバーがソフトでスタートしました。メルセデスの両ドライバーは、ファステストラップポイントを確保すべく、終盤にソフトへ交換しました。ソフトのデグラデーションは想定内でしたが、摩耗率は予測よりも高いものでした。

ピレリ F1およびカーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「我々が選択した全3種類のコンパウンドは、卓越した役割を演じ、改装されたエキサイティングなこのサーキットで数多くの戦略が有効であることを示しました。また、ドライバーたちは終始最大限にプッシュしていました。昨日までよりも高温のコンディションになったことで、タイヤへの負荷が大きくなりました。したがって、最も硬い組み合わせを選択して正解だったと思います。レース前のロングラン機会が不足していたこともあり、摩耗率は予測よりも高くなりましたが、デグラデーションは想定内でした。終了間際にメルセデスがソフトへ交換する前まで、中古のミディアムタイヤはファステストラップを記録できる性能を示していました。熱狂のホームグランプリで優勝したマックス・フェルスタッペンとレッドブルを祝福します」

ピレリジャパンプレスリリース

20210906

|

« ホンダ系チーム、決勝レースコメント(9/05) | トップページ | アルファロメオ、来季ボタスの加入を発表 »