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2021年9月

2021/09/20

ヘルメットカメラの画像に懸念の声も

Image (C)Alpine F1 Team
F1は、ベルギーGPのフリー走行セッションで、史上初めての試みとなる『ヘルメットカメラ』の映像をアロンソ(アルピーヌ)によりお披露目、また今回のイタリアGPでもラッセル(ウィリアムズ)により披露した。
いずれもドライバー目線に近いこれまでにない画角ということですこぶる好評価を得たとされている。

しかし同時にステアリングホイールに表示されるドライバーへの様々なデータも視野に入るため、ライバルに知られたくないデータの流出を警戒する向きもある。
そのためデータの公開には制限を設けようとする動きも始まってきた。
ちなみに同様の試みにトライした他のカテゴリーでは映像の該当部分にボカシを入れているケースもあるということだ。

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周冠宇(中国)のF1昇格はスーパーライセンス待ちか

周 冠宇 (C)Renault Sport
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来季のF1シートはほぼ埋まりつつあり、残されたのは事実上アルファロメオ・レーシングだけとみられている。
一つはキミ・ライコネンの引退によるものだが、こちらはすでにバルテリ・ボタス(メルセデス)の加入が確定している。

そこで注目を集めるのは母国のイタリア自動車クラブから大きなエールを受けるアントニオ・ジョビナッツィの去就だが、チームはこれについて言及していない。
ここに現F2ドライバーである周冠宇(チョウ・グアンユー)の昇格を予測する向きも多い。
周冠宇には中国から3000万ユーロ(約39億円)ともいわれるスポンサーマネーが支援に廻っているとも言われていて魅力的だ。
周冠宇は現在オーストラリアのピアストリに次ぐランキング2位に位置していてスーパーライセンス獲得も有力となっている。

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伝統のモナコGP、イベント・スケジュール変更か

Montecarlo Street Circuit (C)Pirelli Motorsport
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F1はまもなく2022年のレースカレンダーが発表される見通しだが、グランプリウィークのイベント・スケジュール変更を強いられるものがあるかも知れない。

俎上に挙がっているのは、1950年初開催と伝統を誇るモナコGPだ。
モンテカルロの狭い市街地特設コースを舞台とするこのモナコGPは、コースだけでなくスケジュールも唯一木曜日スタートと、異彩を放っているもの。
その主な理由はモナコが観光立国であることから、イベントの期間を長くしてより経済効果を上げるためとみられている。

しかしグランプリの標準化を図る昨今の流れの中で、モナコGPも他に倣って金曜日からスタートする3日間のイベントに揃えようとされている。
ただ実現するかどうかはまだ霧の中と言える。

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2021/09/19

メルセデス、アルボンを通しての技術情報漏洩を警戒

Alexander Albon(R) (C)Williams Racing
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ウィリアムズ・レーシングは2022年のレースドライバーとして全レッドブル・レーシングのアレクサンダー・アルボンの起用を決めているが、ウィリアムズにPU(パワーユニット)を供給するメルセデスは、同選手を通じてメルセデス・エンジンの技術的な情報がレッドブル側に漏洩することを警戒しているようだ。

というのも、チームは離脱したもののアルボンはまだレッドブルとの良好な関係を維持しているとされるからだ。
このためメルセデス側の関係者はウィリアムズとアルボンとの契約について、メルセデスの知的財産を保護する条項が盛り込まれていることを示唆している。

ただ、アルボン本人は「まだすべてのことに説明を受けた訳ではなく、それが具体的にどういうことを意味するのか知らない」と、防御線を張った。

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フェラーリ・チームがプライベートテスト敢行

Imola Circuit (C)Pirelli Motorsport
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今週、ロシアGPまでのインターバルを利用して、フェラーリ・チームがイタリアのイモラ・サーキットで2日間に渡るプライベートテストを敢行したことがわかった。

ただレギュレーションでシーズン中の本格テストは禁止されているため、2018年仕様の旧型車『SF71』を使った制限付きのプロモーション走行とみられる。
16日(木)がルクレール、翌17日(金)をサインツが担当、主にシミュレーターや空洞設備実験用のデータ収集を行ったとのこと。

コンストラクターズ・チャンピオンシップで3番手を争うフェラーリだが、このところのマクラーレン勢の活躍により今大きく後れを取っていて挽回が迫られる状況になっている。

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メルセデス代表、スプリント予選に懐疑的見解

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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今年のイギリスGPでF1史上初として導入、先のイタリアGPで2度目の試みが行われた『スプリントレース予選方式』だが、メルセデスAMGチームのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターはこれに懐疑的な見解を示している。

ウォルフ氏は「グランプリの週末に変化をもたらすという意味ではスプリント予選は有効だと思うが、全体としてメリットがあるかについはまだみんなが混乱している状況なのではないか。
もしここで無理をしてクラッシュしたり順位を落としてしまえば、それが直ちに決勝レースのグリッド、ひいてはレース結果に直結することになる。
しかしそれに対して得られるポイントは上位3台だけ、しかも最大でも3ポイントに過ぎないからね。
残念ながらこれではみんな慎重になってリスクを冒せないだろう。
つまりつまらない100キロということになる」と語り、今後検討の余地があることを訴えた。

今年は最後にサンパウロでもスプリント予選が行われることになっている。

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2021/09/18

イタリア自動車連盟、ジョビナッツィ残留に政府支援期待

ACI (C)Ferrari S.p.A
イタリアのACN(各国のモータースポーツ権能団体)でイタリアGPの主催者でもあるACI(Automibile Club d'Italie:イタリア自動車クラブ)のアンジェロ・スティッキ・ダミアーニ会長が、現在唯一のイタリア人F1ドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)の残留を熱望、政府にも支援を働き掛ける姿勢を明らかにした。

多くの来季シートが埋まる中、ジョビナッツィが所属するアルファロメオ・レーシングはチームメイトであるキミ・ライコネンの1引退は決まったものの、ジョビナッツィの残留を含めいまだそのラインナップが確定していない。

一方で今年36年ぶりに復活したオランダGPは、母国ドライバーであるフェルスタッペン(レッドブル)の活躍もあって最高の盛り上がりをみせている。
ダミアーニ会長がイタリア人ドライバーを失いたくない気持ちであるのは明確なことだ。

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F1責任者、「2022年も全23戦開催を目指す」

Hockenheim Stand (C)Mercedes Motorsport
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F1は近く2022年のF1カレンダーを発表になる予定だが、F1の責任者であるステファーノ・ドメニカリ/CEOは、来季も史上最多となる全23戦の開催を目指していることを示唆した。

本来であれば今年のF1も当初全23戦が組まれていたのだが、新型コロナウイルスの影響で複数のグランプリが中止に追い込まれた。
いくつかは代替開催で補ったものの、日本GPなどの分は消滅したままで、結局今の段階で22戦に縮小を余儀なくされている。

来シーズンも見通しはまだ不透明な部分があるが、ドメニカリ氏はドイツGPの復活についてはホッケンハイム、ニュルブルクリンクを含め明確に否定しているという。

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アロンソ、「イタリアGPの事故はインシデント(出来事)」

 Image
イタリアGP決勝レースで起きたフェルスタッペン(レッドブル)とハミルトン(メルセデス)とのシケインでの事故について、同GPのレーススチュワード(審査委員)はフェルスタッペンの側に大きな責任があるとして次戦3グリッド降格というペナルティを科した。

しかしこれについてアルピーヌF1のフェルナンド・アロンソは「起こるべくして起きた通常のレーシング・インシデント(出来事)」と、タイトルを争った元チャンピオンとしての見解を示した。

「今回の事故はマシンが縁石でジャンプした後、マシンが乗り上げる形で止まったから大きな騒動になっているけれど、実態はそんなたいしたことじゃない。
今回、スピードだって低かったし、たまたまタイヤどうしが接触してジャンプしたから派手に見えたもの。
彼らはいま共にタイトルを懸けて限界ギリギリで戦っている際中で、お互いにわかってバトルを繰り広げているんだ。
だから彼ら自身は共にちゃんとアクシデントの本質をわかっている筈さ」

アロンソによればこのペナルティは無用のものということだ。

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2021/09/17

マクラーレン、ジョナサン・ニール氏が離脱へ

Jonathan Neale (C)McLaren Group
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マクラーレン・グループは、最高執行責任者であるジョナサン・ニール/COO(59歳)が今年後半にも退社することを明らかにした。

ニール氏は2001年にマクラーレンに入社してF1オペレーション・ディレクターを担当。
2005年にマネージング・ディレクターに昇格、2008年にはルイス・ハミルトンのドライバーズ・タイトル獲得に貢献、2015年からはチーフ・オペレーション・オフィサーとしてマクラーレン・グループ全体の経営に携わってきた。

マクラーレンにとって在籍20年にも及ぶキーパーソンだが、現在F1の現場からは離れているため退社による直接的な影響はないとみられる。

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ピレリの18インチ径タイヤテストに暗雲

18inch Tyre Image (C)Pirelli Motorsport
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F1では2022年シーズンから大きくレギュレーションが変更されるが、その一つである18インチ径タイヤの導入に備え、独占サプライヤーであるピレリではウィリアムズ・レーシングを除く全チームと共同でこれまで各地で開発テストを重ねてきた。

その最終として、今週は2日間に渡りフランスのマニクール・サーキットを舞台にアルピーヌF1チームのテスト&リザーブドライバーのダニール・クビアトによるテストの予定が組まれていた。
しかし初日は順調だったものの、2日目はマシンにトラブルが発生し、予定したテストプログラムが消化できなかったという。
そのためピレリではプログラムを完遂させるため、再度のテスト日程を組むべくFIA(国際自動車連盟)と交渉中とのことだ。

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マクラーレン代表、「イタリアGP完勝は実力じゃない」

McLaren Team (C)McLaren Racing
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先のイタリアGPで実に2010年以来となる1-2勝利を収めたマクラーレン・チームは、その後ウォーキングのファクトリーに関係者を集めて祝勝会を開き勝利に酔いしれた。
しかし同チームのアンドレアス・ザイドル代表は「勝利はわれわれの実力じゃない」と、陣営を戒めた。

「確かにこの勝利は感動すべきもので、今われわれのモチベーションは最高に盛り上がっているが、しかしこれがほんとうの実力というものではない。
喜ぶのはこれで終わり、いつまでも夢中になるのは誤りだ。
今回はたまたま勝てたが、まだ上位チームとわれわれとの間には間違いなく大きなギャップがある。
彼らのように毎週、どのレースでも勝てるマシンを持って初めてトップ争いができるというものだ」

今回の勝利でコンストラクターズ・チャンピオンシップ3位争いでは大きなポイント差をつけたが、伝統チームの指揮官の目はさらに上位を見据えているようだ。

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メルセデス、MGU-Hの廃止に同意の姿勢

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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F1はエネルギーの見直しが図られるカーボン・ニュートラル時代の到来を見据え、2026年を目途に大きくPU(パワーユニット)のレギュレーションを変更しようとしているが、その一つであるMGU-H(熱エネルギー回生システム)が廃止になるかも知れない。

というのも、この準備会合には現行のエンジン・サプライヤーの他、新たに共にフォルクスワーゲン・グループであるアウディ&ポルシェ両社が関心をみせているが、改革の一つとしてMGU-H(熱エネルギー回生システム)の廃止を提言しているとされる。
それによれば装置は複雑な上に市販車への技術転換に貢献する要素が確認できないという。

既存メーカーの一つで影響力を持つメルセデスは、新サプライヤーの参入を図るため、これを受け入れる姿勢であるとのことだ。

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2021/09/16

アストンマーティン、来季もベッテル&ストロールで

Aston Martin F1 (C)Aston Martin F1 Team
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16日(木)、アストンマーティンF1は2022年シーズンも今季と同じセバスチャン・ベッテル&ランス・ストロールというドライバー・ラインナップで戦うことを正式発表した。

ベッテルは2年目、ストロールのほうは前身のレーシング・ポイント時代を含め4年目ということになる。
今季はベッテルが現在ランキング12位、ストロールが13位にランクされている。

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F1、トゥ奪い合いの激化に懸念の声

Monza Image (C)Pirelli Motorsport
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F1サーキットの中でも随一の高速コースであるモンツァのイタリアGPでは、各ドライバーとも前車のスリップストリームを使うべく、戦略が展開された。
伝えられるところによれば、モンツァ・サーキットの場合前車のスリップストリームが使えた場合には単独でのラップに比べ、1周約0.7秒の短縮になる計算という。

しかしこれが激化すると、有利なポジションの奪い合いのため熾烈なバトルが引き起こされて危険なシーンも現れているのが事実だ。
そのためチーム関係者からはこれ以上過剰なバトルになるのを防ぐため、早急にルール作りを進める必要があると指摘されている。

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レッドブル、ピットストップのタイムロスは人的ミス

Redbull/Pit (C)RedBull Racing
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レッドブル・レーシングは、先のイタリアGP決勝レース中フェルスタッペンのピットストップで起きた大幅なタイムロスについて検証した結果、マシンや機器等に異常は確認されず、人的ミスによるものだったと結論づけた。

これは、当時リカルド(マクラーレン)に次ぐ2位のポジションを争っていた中、23周目にピットイン、タイヤ交換に臨んだ際に通常2秒ほどで終える作業が右フロントタイヤで手間取り、実に10秒以上というレッドブルらしからぬ大幅なタイムロスを演じた。
結果、これが遠因となってライバルであるハミルトン(メルセデス)と最初のシケインで交錯することとなり不幸なアクシデントに結び付いたものだ。

これについて同チームのクリスチャン・ホーナー代表は「本来の作業ができていれば、両車が交錯するような事態は起きなかった筈」と、無念の表情をみせた。

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フェルスタッペン(レッドブル)、ソチで4基目PU投入か

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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イタリアGPでのハミルトン(メルセデス)とのアクシデントの責任を問われ、次戦ロシアGPではすでに3グリッド降格のペナルティが決まっているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)陣営は、これに併せ4基目のPU(パワーユニット)を投入する構えとみられている。

F1レギュレーションでは年間使えるPU(パワーユニット)には制限が設けられていて、すでに3基を投入したフェルスタッペンの場合、今後の残りレース数を考えるとどこかのレースで4基目の投入は必至となっている。

その場合決勝レースを最後尾グリッドからスタートというペナルティを受けることになるが、今回のペナルティと併せて消化すれば3グリッド降格は事実上意味がなくなるためだ。
また元々次のソチ・サーキットはメルセデスAMG勢にアドバンテージがあるスとみられていることもあるようだ。

最後尾スタートでも、もし今回のイタリアGPでボタスがみせたような表彰台まで追い上げができればフェルスタッペンにとって御の字だろう。

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2021/09/15

F1、若手ドライバーの金曜フリー起用を義務化へ

Ros Brawn (C)Brawn GP F1 Team
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F1は、次世代ドライバーの育成を推進するため、2022年シーズンから一部グランプリで若手ドライバーの起用を義務付けることを検討していることがわった。

それによれば来シーズンの何戦かで、金曜日のフリー走行1回目セッションにおいて全チームに一人の若手ドライバー出走の機会を義務付けようというもの。

現在のレギュレーションでは通常のシーズン中テストが禁じられているため、各チーム共経験のないドライバーに出走のチャンスを与えられないでいる。
今回の案ではそうした現状のマイナス面補填を後押ししようとするものだ。

F1のロス・ブラウン/モータースポーツ・ディレクターは「計画の具体的な内容はまだ決定していない」としながらも、実現に意欲をみせている。

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ライコネン(アルファロメオ)、次戦ロシアGPから復帰へ

Kimi Raikkonen (C)Alfaromeo Racing
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新型コロナウイルス検査で陽性だったことから、先のオランダGP2日目セッションか以降自主隔離に入り次のイタリアGPも含め欠場を続けていたアルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネンは、来週のロシアGP(9月26日決勝)から現場復帰する方向であることを明らかにした。

オランダから戻ったライコネンはスイスの自宅で静養を続けていて体調は心配ないという。
なおその間2戦の代替ドライバーには同チームのリザーブ&開発ドライバーであるベテランのロバート・クビサが起用され。それぞれ15位と14位で完走した。

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『公約』果たしたバルテリ・ボタス(メルセデス)

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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イタリアGPではスプリント予選で最速、決勝レースに向けてポールポジションの権利を獲得しながらペナルティにより最後尾スタートとなったバルテリ・ボタス(メルセデス)だったが、レース前に広言した通り、「表彰台に上がる」という『公約』を実現させてみせた。

「レース前、確かに今日は表彰台に上がると言ったんだけれど、まさかほんとうに実現できるとは思わなかった。
みんなとの約束が果たせうれしいよ。
僕のキャリアの中でも、これだけ順位を上げたレースはないと思うな。
レースではオーバーテイクやバトルを思い切り楽しむことができた。
とりわけペレスとの争いは面白かったね。
最終的に(ライバルである)レッドブルよりも多くのポイントが得られたことにも満足しているよ」と、ボタス。

ただ残念ながらこのレースの『ドライバー・オブ・ザ・デー』に選出されたのは3年ぶりに優勝したリカルド(マクラーレン)のほうとなっている。

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2021/09/14

リカルド(マクラーレン)、イタリアGPで3冠獲得

McLaren/Pitstop (C)McLaren Racing
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日曜日に行われたイタリアGP決勝レースで最速のピットストップタイム(DHLファステスト・ピットストップ・アワード)を記録したのは、マクラーレン・レーシングのクルーだった。

最速タイムは優勝したダニエル・リカルドが27周目に行ったピットストップで、今回最速の2.40秒というもの。
常連のレッドブルはフェルスタッペンのピットストップでは10秒以上も掛かる失態を演じたが、ペレスを全体の2番手である2.49秒で送り出しいる。

また2018年以来の優勝を遂げたリカルドは、このレースの『ドライバー・オブ・ザ・デー』にも選出されただけでなく、レース中のファステストラップである『DHLファステストラップ・アワード』も最終ラップに記録、3冠すべて獲得という圧巻ぶりをみせた。

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優勝リカルド(マクラーレン)、「人生最良の日」

Daniel Ricciardo (C)McLaren Group
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2018年のモナコGP(レッドブル)以来となる優勝を飾ったマクラーレン・チームのダニエル・リカルド(32歳:オーストラリア)は、「人生で最良の日になった」と、その喜びを表した。

「もちろんF1で優勝というのは初めてのことじゃないけれど、この感動はこれまでで最高のものになったね。
というのもマクラーレンに移籍してからなかなかマシンの性格と僕のドライビング・スタイルとが合わずに苦労を強いられていたからね。
結果が出せない間、ほんとうに苦しかった。
だから今回の優勝はその分まで含め喜びもひとしおだよ」と、通算8勝目のリカルド。

さらに違うのは、ベッテルと鎬を削っていたレッドブル時代と違い、マクラーレンではチームメイトとの仲が良いということだろう。
2位に入ったランド・ノリスは、今回の勝利を心から祝福しているようだ。

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アクシデントのハミルトン(メルセデス)、「ハローに感謝」

 Image
12日行われたイタリアGP決勝レースで、フェルスタッペン(レッドブル)のマシンに乗り上げられるという大きな事故に見舞われたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは、ハロー(頭部保護装置)に感謝するとコメントした。

マシンを降りてから事故の大きさを確認したハミルトンは、あらためて怪我のなかったことに感謝。
とりわけレッドブルのマシンの下敷きになりながら頭部を守ったコクピットについて、「ハローに感謝するよ」と、言及した。
しかしアクシデントの原因についてはフェルスタッペンがスペースのない所に無理に突っ込んだためと、明言した。

一方、自己の責任を問われて次戦3グリッド降格のペナルティを受けたフェルスタッペンは、事故はバトルによる通常のインシデント(出来事)の範中だったと主張している。

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2021/09/13

マクラーレン、ミディアム – ハードの 1ストップ戦略でワンツーフィニッシュを飾る (ピレリ)

 (C)Pirelli Motorspotr
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2021 イタリアグランプリ 決勝
2021年9月12日、モンツァ

キーポイント
• マクラーレンのダニエル・リカルドが劇的なイタリアグランプリを制し、チームメイトのランド・ノリスが2位でフィニッシュしました。レースでは、タイトル争いを演じているレッドブルのマックス・フェルスタッペンとメルセデスのルイス・ハミルトンが、26周目に接触事故でコースアウトし、セーフティーカーが導入されました。
• マクラーレンの両ドライバーは、C3コンパウンドのP Zeroイエロー・ミディアムからC2のP Zeroホワイト・ハードへ繋ぐ1ストップ戦略を採りました。
• マクラーレンと異なる戦略による最上位ドライバーは、メルセデスのバルテリ・ボッタスでした。ボッタスは、土曜日のスプリント予選でポールポジションを獲得しましたが、パワーユニット交換によるペナルティで後方グリッドからハードでスタートし、ミディアムへ交換しました。トップ10ドライバー中でただ一人、ファイナルスティントをミディアムで走行したボッタスは、スピードのアドバンテージを活かして3位を獲得しました。ハミルトンも、リタイアするまで同様の戦略を採っていました。
• スプリント予選のフォーマットに従い、全ドライバーはスタート時に装着するタイヤを自由に選択することができました。メルセデスの両ドライバー、アルファロメオのロバート・クビサ、アルファタウリのピエール・ガスリーはC2コンパウンドのハードを選択しました。その他のドライバーは、C3のミディアムを装着してスタートしました。
• 53周のレース終了まで、気温30℃前後で路面温度が40℃を超える温暖なコンディションが継続しました。

各コンパウンドのパフォーマンス
• ハード C2 : 大半のドライバーがファイナルスティントで使用し、レースの鍵を握るコンパウンドとなりました。注目すべき例外であるボッタスは、ハードでスタートし、最終的に3位でフィニッシュしました。温暖な天候がハードの使用を促進しました。ドライバーたちは、ほとんどデグラデーションが無いハードを使用して、最大限までプッシュすることができました。リカルドは、ハードでファステストラップポイントを獲得しました。
• ミディアムC3: 多くのドライバーがスタート時に装着したミディアムタイヤは、レースのもう一つの重要なコンパウンドとなりました。ミディアムは、デグラデーションと性能間の良好なバランスを示しました。
• ソフト C4: ソフトを使用した唯一のドライバーは、ハースのニキータ・マゼピンでした。マゼピンは、3回のピットストップを行いました。今日の気温は、ソフトを最大限に活用するには高過ぎるものでした。

ピレリ F1およびカーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「マクラーレンの両ドライバーが使用したミディアム – ハードと繋ぐ戦略は、他の多くのドライバーも採用しました。しかし、メルセデスのバルテリ・ボッタスは、リバースストラテジーが機能することを示しました。ここでのハードタイヤの性能は、ダニエル・リカルドがファイナルラップでファステストラップを記録したことからも裏付けられました。リカルドは、リスタート以後のレースを完璧にマネージしていました。今日の温暖な天候は、ハードとミディアムの使用を促進しました。
ソフトタイヤがそのスピードのアドバンテージを発揮するには少し暖か過ぎましたが、ミディアムとハードは最小限のデグラデーションを示していました」

ピレリジャパンプレスリリース

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ホンダ系チーム、決勝レースコメント(9/12)

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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モンツァ・サーキットで行われたイタリアGPの決勝は、Hondaパワーユニット勢3台が完走を逃す結果となる中、セルジオ・ペレスが奮闘を見せて5位フィニッシュを果たしました。

前日のスプリント予選でクラッシュを喫したピエール・ガスリーは、スタートが最後尾となることが決まっていたことから、パワーユニット(PU)を交換。
エナジーストアが新スペックとなったため、レギュレーションによってピットレーンスタートが決まりました。
しかし、レコノサンスラップでガスリーが異常を報告。
これを修復してのスタートとなりました。

角田裕毅は、一度グリッドに着いたものの、こちらも問題が発覚し、グリッド上での修復を断念。
ガレージに戻ったものの解決することができず、スタートに間に合いませんでした。
さらに、ガスリーも1周目を終えてリタイアせざるを得ず、Scuderia AlphaTauri Hondaは2台ともポイントを逃す厳しい結果となりました。

ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンは、ターン1でダニエル・リカルドに先行を許し、2番手で追走する形になりました。
戦略を駆使してポジションを上げるべく、23周目にピットストップを行いましたが、作業時間が長くなり、集団の中でレースに復帰する形となりました。

挽回を期して追い上げたフェルスタッペンは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)のピットアウト直後にターン1で並びかけますが、そのまま2台が接触。
双方が絡んでコース外にストップし、ともにリタイアとなりました。

これによってセーフティカーが出動したタイミングで、ペレスがピットイン。
ミディアムタイヤからハードタイヤに交換し、4番手でレースへ復帰しました。

ペレスは3番手に浮上しますが、このオーバーテイクの際にコース外を走行してアドバンテージを得たとして、5秒加算のタイムペナルティーが科されます。
その後も1-2番手を走行するマクラーレン勢の後方でペースを維持し、背後で追い上げるバルテリ・ボッタス(メルセデス)の追撃も振り切ったペレスは、3番手のままでチェッカーフラッグを受け、5秒が加算されて5位入賞となりました。

これで後半戦の皮切りとなった3連戦が終了。
次戦は、9月26日(日)に決勝が行われる、ソチでのロシアGPです。

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「 今日のイタリアGPは、Red Bull Racing Hondaのペレス選手のみが完走と、我々Honda勢にとっては非常に厳しい結果になりました。

9番手からスタートしたペレス選手は粘り強く走って3番手でフィニッシュしましたが、レース中に5秒のペナルティーを受けたことからレースリザルトとしては5位入賞となりました。
コンストラクターズチャンピオンシップを争っているチームにとって、貴重なポインを持ち帰ってくれました。

一方で、Scuderia AlphaTauri Hondaは2台のマシンともにトラブルを抱え、角田選手がスタート前、ガスリー選手がスタート直後にリタイアすることとなってしまいました。
中盤のフェルスタッペン選手とハミルトン選手との接触により、フェルスタッペン選手がリタイアを喫し、Honda勢としては3台がリタイアとなってしまいました。
この先の残る後半戦、まだまだレースは続きます。
ここからもチャンピオンシップ獲得に向けては厳しい戦いが続いていきますので、われわれはすぐにこの先のレースに向けて準備に入ります。
最後に、本日のレースで1-2フィニッシュを果たしたかつてのパートナーであるマクラーレンに祝福の言葉を贈ります」

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(決勝 リタイヤ)

「今日はポジションを巡って(ルイス・ハミルトンと)激しいバトルを展開していましたが、そういった状況では、コーナーで2人が息を合わせて走る必要があります。
ただ、今日はルイスが僕を押しやる形でスペースを残さず、2台がクラッシュしてしまいました。
彼がピットを出たときに、すでに僕にスペースを与えない動きを取り始め、そのまま1コーナーに進入していたため、トラック上の緑色の部分を走行せざるを得ませんでした。
非常にタイトでしたが、外側に回る余裕はありました。
ただ、その後、オレンジ色の縁石の上に押しこまれ、乗り上げる形になりました。
本来は、激しいながらもフェアにレースをしたかったと思っています。
(次戦の3グリッド降格の)ペナルティーには全く同意できませんし、これはレーシングインシデントだと思っています。
今日起こったことは残念ですが、2人ともプロのドライバーですし、ここからも前を向いていくのみです」

【セルジオ・ペレス(レッドブル)】(決勝 5位)

「波乱の多いレースでしたが、表彰台を逃したことはとても残念です。
ペナルティーについては、もっと広い視野で見てもらえれば、僕がシャルル(ルクレール/フェラーリ)の前にいて、あの場面は僕のコーナーだったということが分かると思いますが、しょうがないことなので、挽回すべく取り組みました。
僕らはチームとして可能な限りのことはやりましたが、オーバーテイクができず、前のマシンに接近し続けるのが本当に難しかったです。
マクラーレンはとても速く、勝つのは厳しかったです。
今週末の彼らは調子がよく、特に直線ではついていくのが大変でした。
トラクションは強力で、僕は彼らを脅かすことができませんでした。
ただ、チームとしてもここは相性がよくないので、気持ちを切り替えてロシアでの戦いを楽しみにしています。
まだチャンピオンシップ争いの道のりは長いです」

【角田 裕毅(アルファタウリ)】(決勝 リタイヤ)

「グリッドへ向かうラップでメカニカルトラブルを発見しました。
グリッド上で解決しようとしたのですが、それができずにガレージへと引き返し、レースに間に合うようにトライしました。
メカニックは問題を解決すべく頑張ってくれたのですが、不運にもスタートすることができませんでした。
走行距離が増やせずにこのマシンでの経験が積めなかったことは厳しいのですが、切り替えてロシアへとフォーカスしていきます」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(決勝 リタイヤ)

「レースウイークのスタートは素晴らしく、予選でも引き続きいいパフォーマンスが発揮できたのですが、昨日のスプリント予選以降はとても残念な形になってしまいました。
レコノサンスラップで異常があることが分かったのですが、レースまでに解決できませんでした。
僕らのホームレースだけに、2台とも走れないというのは厳しい結果です。
マシンパフォーマンスがいいことは分かっているので、ハードワークをして次のレースの準備に取り組むことが重要です」

提供:本田技研工業(株)

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フェルスタッペン(レッドブル)に3グリッド降格のペナルティ

FIA
イタリアGPのレーススチュワードは、12日(日)の決勝レース中に起きたハミルトン(メルセデス)との事故について、無理なドライビングをしたフェルスタッペン(レッドブル)の側に大きな責任があるとして次戦ロシアGPでの3グリッド降格と2点のペナルティ・ポイントを科すことを明らかにした。

フェルスタッペン本人は通常のレーシング・インシデント(出来事)であると主張しているが、チームはこれを受け入れることを表明している。

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角田裕毅(アルファタウリ)のトラブルはブレーキ

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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イタリアGP決勝レースをスタートすら出来ずに終えた角田裕毅(アルファタウリ)のトラブルは、ブレーキ関連のものだった模様と報じられている。

これについてチームは詳細を明確にしていないものの、レコノサンスラップからスタートまでのわずかな時間に解決することはできなかったと釈明した。
角田は「少しでも距離を重ねたかったけれど、0周リタイヤは残念」と、心情を明かしている。

なお同チームではブレーキペダルに異常を訴えたピエール・ガスリーもやはり1周しただけでリタイヤを余儀なくされており、トラブル原因の早急な究明が求められる。

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2021/09/12

波乱のイタリアGPはリカルド優勝! マクラーレン勢が1-2

Daniel Ricciardo (C)McLaren Group
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9月12(日)15時(日本時間:22時)から第14戦イタリアGPの決勝レースがモンツァ・サーキットを舞台に全53周で行われた。
スタート時の天候は曇り、気温は28度、路面温度45度、路面はドライコンディションとなっている。
なおスプリント予選でクラッシュしたガスリー(アルファタウリ)はギヤボックス交換等を行い、ピットレーンスタートとなっている。
フォーメーションラップ直前、チームメイトの角田裕毅(アルファタウリ)のマシンもガレージに戻され、結局スタートできず。ブレーキトラブルと伝えられている。

オープニングラップ、ジョビナッツィ(アルファロメオ)が接触してコースアウト、イエローコーションと共にセーフティカーが入る。
トップはリカルド(マクラーレン)、2番手にフェルスタッペン(レッドブル)。以下ノリス(マクラーレン)、ハミルトン(メルセデス)が続く。
5周目、ガスリーがガレージに戻り、リタイヤ。
これで早くもアルファタウリ2台が消えた。
ジョビナッツィに危険なコース復帰があったとして5秒のタイムペナルティが通告される。
20周目、オコン(アルピーヌ)に対しベッテルへの幅寄せで同じく5秒のタイムペナルティ。
24周目、リカルドに続いてピットインしたフェルスタッペンが大きくタイムロスして順位を落とす。
一方その間にハミルトンがノリスを抜いて首位に立つ。
その後タイヤ交換を終えコースに復帰したハミルトンがフェルスタッペンとシケインで接触して重なるようにして共にストップ、セッションは再びイエローコーションとセーフティカー導入となった。
この事故はレース後の審議対象案件とされた。

31周目にレース再開。
この時点のトップはリカルド。
38周目、ペレスがルクレールをかわした際のシケインカットで5秒のタイムペナルティを通告される。
これでマクラーレンの2台に続いてボタスが3位に上がると共にペレスはフェラーリよりも遅れることになりそうだ。
さらにマゼピンに対してもシューマッハへの接触で5秒のタイムペナルティ。

53周のレースを終え、リカルド(マクラーレン)が優勝、2位にもチームメイトのノリスが入った。
リカルドの優勝は2018年のレッドブルでのモナコGP以来、自身通算8勝目となる。
またマクラーレンの優勝は2012年のブラジルGP以来でここのでのウィナーはジェンソン・バトン。
またマクラーレンの1-2勝利となるとさらに2010年カナダGPのハミルトン&バトンまで遡る。
3位ボタス(メルセデス)、4位ルクレール(フェラーリ)、5位ペナルティのペレス(レッドブル)、6位サインツ(フェラーリ)、7位ストロール(アストンマーティン)、8位アロンソ(アルピーヌ)、9位ラッセル(ウィリアムズ)、10位オコン(アルピーヌ)までが入賞。
以下、11位ラティフィ(ウィリアムズ)、12位ベッテル(アストンマーティン)、13位ジョビナッツィ(アルファロメオ)、14位クビサ(アルファロメオ)、15位シューマッハ(ハース)までが完走。
リタイヤはマゼピン(ハース)、ハミルトン(メルセデス)、フェルスタッペン(レッドブル)、ガスリー(アルファタウリ)、そして角田裕毅(アルファタウリ)の5台となった。
F1次戦は2週間後、ソチ・サーキットで行われるロシアGP(9月26日決勝)になる。

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ニキータ・マゼピン(ハース)、ピットレーン速度違反で罰金

FIA
イタリアGPのレーススチュワード(審査委員)は、11日(土)行われたフリー走行2回目セッション中、ニキータ・マゼピンにピットレーン速度違反があったとして、ハースF1チームに対し700ユーロ(約9万1千円)の罰金を科したことを明らかにした。

それによればマゼピンは制限80キロのところを86.8キロで走行したとのこと。
レギュレーションでは制限を超えたキロ数に100ユーロを乗じた金額の罰金が科せられることが決まっているが、最大1,000ユーロを上限としている。

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ホンダ系チーム、スプリント予選コメント(9/11)

Max Verstappen (C)Honda Racing
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イタリアGPのスプリント予選では、マックス・フェルスタッペンが2位に入り、2ポイントを獲得。
1位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)がグリッドペナルティーを受けることから、明日の決勝レースではポールポジションからのスタートとなります。

オープニングラップでは、3番グリッドからスタートしたフェルスタッペンが好発進。
首位のボッタスに迫り、2番手にポジションを上げます。
6番グリッドのピエール・ガスリーも素晴らしいスタートで、4番手を伺いますが、ダニエル・リカルド(マクラーレン)と接触してフロントウイングにダメージを負います。

このウイングがマシンの下に潜り込む形となり、ガスリーは高速コーナーのグランデでコントロールを失い、コースアウト。
バリアに当たってしまい、リタイアとなりました。
このクラッシュによるダメージは現在調査中で、明日はピットレーンスタートの必要があるかを精査しています。

角田裕毅も、スタート直後にロバート・クビサ(アルファロメオ)と接触してフロントウイングを破損。
ピットに戻って交換したため、最後尾から挽回を期す形に。
またセルジオ・ペレスは序盤のバトルでポジションを落とし、同じく追い上げのレースとなりました。

Red Bull Racing Hondaの2台とガスリーはミディアムタイヤを選択しましたが、角田はソフトタイヤでスタート。
この利点を活かし、8周目のターン1でニキータ・マゼピン(ハース)をオーバーテイクします。
ここからさらに16番手までポジションを上げた角田は、明日のレースで15番グリッドからのスタートとなります。
なお、このレース中に記録した最高速356km/hが、全体で最速となりました。

9周目、ペレスはランス・ストロール(アストンマーティン)にターン1で仕掛けますが、シケインをショートカットする形となったため、一度ポジションを返上。
その次のラップの同じコーナーで、アウトサイドから抜き去り、9位に浮上。
決勝では8番グリッドとなります。

フェルスタッペンは、好調なペースを見せるも、リスクは犯さずにポジションを守り切って2位でフィニッシュ。
明日はポールポジションを手にするとともに、2ポイントを獲得してドライバーズチャンピオンシップでのリードを5ポイントに拡大しました。

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日のスプリント予選では、3番手からスタートしたRed Bull Racing Hondaのフェルスタッペン選手がポジションを1つ上げて2位を獲得しました。
本日トップでフィニッシュしたマシンのペナルティーが決定していますので、明日はフェルスタッペン選手がポールポジションからのスタートとなり、非常によい結果を得ることができました。

チームメートのペレス選手はスタートでポジションを落としたものの、DRSトレインでオーバーテイクが難しい状況の中で、スタートポジションと同じ9位まで挽回して終了しました。

6番グリッドからスタートしたScuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手が、スタート直後の混乱での接触によってリタイアとなったことは非常に残念に思っています。
角田選手もスタート直後に接触があり、フロントウィングを交換。
最後尾まで下がりましたが、そこからいいオーバーテイクを見せて16番手までポジションを取り戻すことができています。

本日のスプリント予選は18ラップで行われましたが、本番レースは53ラップです。
通常のレースフォーマットとは異なり、スタート時に使用するタイヤのコンパウントは自由になります。
本日の結果を見直した上で、各チームはさらに戦闘力を上げるべく色々な検討を加えた戦略を立てて臨んでくる筈です。
今日は2つのチームで明暗が分かれてしまいましたが、十分な準備をして、明日の本番レースでは4台のマシンがいいレースをできるように準備をして臨みます」

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(予選 2位)

「僕らにとって、このようなコースで明日ポールポジションからスタートできるのは、とてもポジティブです。
今日はいいスタートが切れて、予想以上に上手くいきました。
チャンピオンシップポイントも獲得できましたし、明日先頭からスタートできるのも素晴らしいことです。
今日はバルテリ(ボッタス/メルセデス)に近づくべく全力を尽くしましたが、明日はルイス(ハミルトン/メルセデス)が4番手からのスタートでペースも僕らよりいいと思うので、タフなレースになると予想しています。
僕らがここではメルセデスより速さがないことは分かっています。
明日はクリーンなスタートを決めて、序盤で少し差を広げられればと思いますし、終盤でそれが重要になる筈です。
面白いバトルになるでしょうし、何が起きるかを見ながら、プッシュし続けて最良の結果を出せるように取り組んでいきます」

【セルジオ・ペレス(レッドブル)】(予選 9位)

「明日のレースではチャンスがあると思います。
8番手スタートで、戦略によって順位を上げる機会が増える筈です。
もう少し順位を上げておきたかったのですが、スタートがあまりよくなくて、追い抜きも厳しかったです。
今夜はペース向上のためにハードワークに取り組みますが、レースを楽しみにしています。
ストロールとのインシデントについては、行き場が全くなかったので縁石にヒットしてダメージを負わないようにコーナーをカットせざるを得ませんでしたが、可能な限りすぐにポジションを戻しました」

【角田 裕毅(アルファタウリ)】(予選16位)

「フラストレーションの溜まる一日でした。
かなりいいスタートが決まり、いくつかポジションを上げてターン4へ入りましたが、クビサ選手と接触してフロントウイングにダメージを負ってしまいました。
その交換のためにピットインした後は、挽回するドライビングができたと思いますし、順位を上げられました。
マシンの感触はよく、ペースもかなりよかったです。
ソフトタイヤでのチャンスを最大に活かせたので、この経験を明日のレースにもつなげたいです。
厳しい戦いになると思いますが、ポイントを目指して順位を上げることが目標です」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(予選20位)

「とても残念で、いい一日にはなりませんでした。
ミディアムタイヤで素晴らしいスタートが決まり、ランド(ノリス/マクラーレン)とルイス(ハミルトン/メルセデス)をパスすることができました。
ターン1でのダニエルの動きに少し驚き、彼の後部にわずかに接触してフロントウイングにダメージを負いました。
最初はそれがどのくらいひどいのか分かりませんでしたが、完全に破損していて、ターン3ではマシンの下に入ってしまったので、全く曲がることができずにウォールへ真っすぐ行ってしまいました。
明日の目標は、もちろんポイント獲得にトライすることです。
今日は大きく順位を上げることが難しそうに見えたので、今夜はリプレイを見返し、オーバーテイクが可能な場所を検討します。
ここでは何が起きてもおかしくありませんが、明日は挽回に向けてベストを尽くします」

提供:本田技研工業(株)

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フェルスタッペン、言うことなしのスプリント予選結果

Max Verstappen (C)Honda Racing
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今季2回目となるスプリント予選方式のフォーマットとなったイタリアGPだが、チャンピオンシップ争いで壮絶なバトルを続けているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にとっては、上出来な展開になったと言えそうだ。

というのもまずはライバルであるハミルトン(メルセデス)がスタートに失敗し5位という後方に留まったこと。
さらに日曜日の決勝レースのグリッドを決めるスプリント予選を制したのがボタス(メルセデス)だったこと。
既報のようにボタスは今回ペナルティによりグリッド最後尾が決まっていて、2位となったフェルスタッペンがポールポジションに昇格することになる。
さらにはフェルスタッペンとハミルトンとの間にマクラーレンの2台が入ったことだ。
予選では上位に食い込んだマクラーレン勢だが、決勝レースのペースはあまり良くなく、とりわけストレートが速いのでオーバーテイクが難しいということだ。
決勝レースでは追い上げを期すハミルトンにとって大きな障害になることだろう。

今回のボタスのように、いずれPU(パワーユニット)交換によるペナルティが必至とみられるフェルスタッペンにとって、今回はポイント争いを優位に進めておきたい絶好のチャンスである筈だ。

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スプリント予選はボタス(メルセデス)が制す

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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9月11日(土)16時30分(日本時間:23時30分)から今季2度目となるイタリアGPのスプリントレース予選がモンツァ・サーキットを舞台に18周で行われた。
スタート時の天候は曇り、気温は28度、路面温度44度、路面はドライコンディションとなっている。
フリー走行でクラッシュしたサインツ(フェラーリ)も修復なって無事このスプリント予選に参加となっている。
PU(パワーユニット)等の交換で降格となるボタス(メルセデス)だが、ペナルティは決勝レースでのグリッドに適用されるので、ここでは最前列にマシンを着けている。
使用タイヤは自由で、ソフトとミディアムに選択が分かれているようだ。

オープニングラップでハミルトンが遅れ5番手に、ガスリー(アルファタウリ)が他車と接触してコースアウト・クラッシュしてセーフティカーに、また角田裕毅(アルファタウリ)も接触してフロントノーズ交換にピットインして後退した。
4周目に再開されたレースは18周でチェッカーフラッグ、最初に潜り抜けたのはボタス(メルセデス)。
ただし明日の決勝レースは最後尾となる。
実質ポールポジションとなる2番手はフェルスタッペン(レッドブル)、3-4番手にマクラーレンのリカルド&ノリス、ノリスは最後までハミルトンの猛追を押さえてみせた。
6-7番手にフェラーリのルクレール&サインツ、8番手大健闘のジョビナッツィ(アルファロメオ)、9番手ペレス(レッドブル)、10番手ストロール(アストンマーティン)、11番手アロンソ(アルピーヌ)、12番手ベッテル(アストンマーティン)、13番手オコン(アルピーヌ)、14番手ラティフィ(ウィリアムズ)、15番手ラッセル(ウィリアムズ)、16番手角田裕毅(アルファタウリ)、18番手クビサ(アルファロメオ)、19番手シューマッハ(ハース)、そしてリタイヤはガスリー(アルファタウリ)の1台となった。

このスプリント予選の1位から3位まではそれぞれ3点から1点までのチャンピオンシップ・ポイントが付与される。
明日日曜日は15時(日本時間:22時)より注目の決勝レースが行われる。

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2021/09/11

フリー2日目、クビサ(アルファロメオ)が好走6番手

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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9月11日(土)12時(日本時間:19時)からモンツァ・サーキットを舞台に2021年F1第14戦イタリアGPのフリー走行2日目セッションが行われた。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は24度、路面温度33度、コースはドライコンディションとなっている。

27分過ぎ(残り33分)、サインツ(フェラーリ)がアスカリでコントロールを失いタイヤバリアにクラッシュ、コース上にストップしたためセッションは赤旗中断となった。
ドライバーは無事とみられるが、マシンはフロント部にかなりのダメージを負った模様。
この時点でトップはフェルスタッペン(レッドブル)、2番手ペレス(レッドブル)、3番手ガスリー(アルファタウリ)、4番手ラティフィ(ウィリアムズ)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手角田裕毅(アルファタウリ)の順。

残り約21分でセッション再開。
このセッションもメルセデスAMG勢が最速で、トップはハミルトンの1'23.246。
これに1'23.468でボタスが続いた。
3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手ペレス(レッドブル)、5番手オコン(アルピーヌ)、6番手クビサ(アルファロメオ)、7番手ジョビナッツィ(アルファロメオ)、8番手アロンソ(アルピーヌ)、9番手ガスリー(アルファタウリ)、10番手ノリス(マクラーレン)。
以下、ルクレール(フェラーリ)、リカルド(マクラーレン)、ラティフィ(ウィリアムズ)、ラッセル(ウィリアムズ)、操縦性に難を訴えていた角田裕毅(アルファタウリ)は15番手、マゼピン(ハース)、ストロール(アストンマーティン)、ベッテル(アストンマーティン)、シューマッハ(ハース)、そしてクラッシュのサインツ(フェラーリ)となった。
この後16時30分(日本時間:23時30分)から注目のスプリントレース予選が18周で行われる。

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ピットレーンの危険リリースで2チームに罰金

FIA
イタリアGPのレース・スチュワードは、アルファロメオ・レーシングとアストンマーティンF1の2チームにそれぞれ5千ユーロ(約65万円)の罰金を科したことを明らかにした。

それによれば10日(金)行われた予選Q2セッション中、アタックに向かうためエステバン・オコン(アルピーヌF1)とセバスチャン・ベッテル(アストンマーティンF1)は共にガレージから危険なスタートをして他車の進路を妨害したというもの。
実際、ハミルトン(メルセデス)らが接触事故直前の緊急回避を強いられているシーンが国際映像で流れていた。

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ホンダ系チーム、公式予選(9/10)

Max Verstappen (C)Honda Racing
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イタリアGPは今季2度目のスプリント予選フォーマットで行われ、初日は60分間のフリー走行とノックアウト形式の予選が行われました。
Hondaパワーユニット勢は、マックス・フェルスタッペンが3番手、ピエール・ガスリーが6番手と各チームそれぞれ1台がトップ6入りしました。

全20台が出走したQ1では、各車がお互いのトウ(スリップストリーム)を使おうと駆け引きし、コース上には多くのトラフィックが発生。
これをいかに避けるかがタイム向上のカギになりました。
Hondaパワーユニット勢は、4台揃ってQ1突破タイムをマークしましたが、角田裕毅はベストタイムを記録した最終アタックでトラックリミット違反(コース外走行)の裁定が下され、17番手となってQ2進出を逃しました。

Q2でも、各チームがコースインのタイミングを見計らったことで、ピットレーン上で混雑が起こります。
マシン同士のニアミスがあった中、Hondaパワーユニット勢は混乱の影響を受けず、フェルスタッペン、ガスリー、セルジオ・ペレスの3台がそろってQ3へ進出しました。

Q3では、Red Bull Racing Hondaの2台が連なってコースイン。
ペレスが先行してフェルスタッペンにトウを受けさせる戦略で、フェルスタッペンは1分19秒台に入れるベストタイムをマークして、3番手で予選を終え、ペレスは9番手となりました。

ガスリーはここ数戦の予選の好調さを維持して、6番手タイムをマーク。
明日のスプリント予選での3列目スタートを決めました。

明日のスプリント予選は、18周(最大30分間)で争われます。レース中のピットストップの義務はなく、スタートタイヤは自由に選択可能となります。

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「 スプリント予選形式で行われるイタリアGPの初日、本日はFP1に続いて明日のスプリントクオリファイセッション(レース)のグリッドを決める予選が行われました。
Red Bull Racing Hondaのフェルスタッペン選手が3番手を獲得、プラクティスの開始から通常よりやや苦戦していたことを考慮すると、結果はまずまずだと思っています。
チームメートのペレス選手はQ3でトウを使うことができず、9番手となりました。

昨年このレースで優勝したScuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手については、今日も安定したパフォーマンスで6番手となり、今週末もいい走りを見せてくれることを期待しています。
Q1を突破したかと思われた角田選手はトラックリミットにより17番手と残念な結果でしたが、マシンに速さはありますので、明日はオーバーテイクを見せてくれると思っています。

1時間のプラクティスセッションの走行結果から予選開始までの2時間半のみでセッティングを決定しなければならないところが、通常スケジュールで行われるレースと大きく異なります。
したがって、今日はチームとHondaのメンバーにとっていつも以上に時間との戦いとなりました。
今週末はわれわれにとって簡単なレースにはならないと考えていますが、スプリントクオリファイセッション、そして本番レースと多くのチャンスもあると考えます。
ポジティブな結果を得るべく、両チームと一緒にベストを尽くします」

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(予選 3位)

「最高の予選とはなりませんでしたが、このコースでは僕らはいつも厳しい戦いになると考えています。
FP1では期待よりも苦戦しましたが、予選を通じて挽回できたと思います。
3番手に満足していますし、それ以上を望むのは現実的ではありません。
スプリント予選ではもっと上位に近づけると思いますが、ここでは何が起きるか分からないので、プレッシャーはかけ続けていきます。
明日の午前にはFP2があるので、そこでロングランペースに取り組めますが、このコースではロングストレートが厳しい筈です。
それでも、明日はポイントを持ち帰れればと思います」

【セルジオ・ペレス(レッドブル)】(予選 9位)

「今日は厳しい予選でした。
明日のスプリントレースでは集団の中でポジションアップを狙いますが、DRSトレインの状態が続くので難しいかもしれません。
ロングランのペースはよかったですし、レースでは色々なことが起こると思いますので、どうなるか楽しみにしています。
日曜に向けて、いい状態に持っていけるようにしたいと思います」

【角田 裕毅(アルファタウリ)】((予選17位)

「今日は本当に残念でしたが、仕方ないことです。
トラックリミットは誰にとっても同じ条件なので、そこでミスをしてしまったことが残念です。
明日のスプリント予選は、DRSトレインの中でのレースになるので、オーバーテイクは難しく、厳しい戦いになると思いますが、ベストを尽くして順位を上げられるようにトライします。
いいスタートを決めることが重要で、それが最大のオーバーテイクチャンスだと思います」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(予選 6位)

「今日はとても満足のいく一日でした。
すべてを出し尽くして、6番手に入るいいラップになったと思います。
僕らはポテンシャルを最大限に引き出すことができ、特にQ3では全力でアタックすることができました。
難しい予選で、ここではみんながトウを得るために猫とネズミの追いかけっこのような状況になるのがいつものことです。
クリーンなラップを確保することが重要で、それが今日は上手くいったので本当にうれしいです。
今日6番手に入ったことで、今季11回目のトップ6入りとなりました。
この結果はチームの素晴らしい仕事ぶりを表していると思います。
明日は18周の緊迫した戦いになります。
上位のポジションを維持できるように挑み、日曜のレースでもいいポジションからスタートできるようにしたいです」

提供:本田技研工業(株)

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イタリアGP予選、意地のボタスが最速タイム記録

Monza Circuit (C)Pirelli Motorsport
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9月10日(金)18時(日本時間:25時)から高速で知られるモンツァ・サーキットを舞台に2021年F1第14戦イタリアGPの公式予選が行われた。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。

渋滞を怖れたメルセデスAMG勢がQ3開始と共に真っ先にコースイン、ハミルトンがまずトップタイムをマーク、これにフェルスタッペン、マクラーレンの2台が続いた。
2度目のアタックの結果、トップはボタス(メルセデス)が1'19.555で逆転、しかし残念ながら昨年のハミルトンのポールタイム(1'18.887)には及ばなかった。
ボタスの予選1位は今年のポルトガルGP以来となるが、今回はまだポールポジションとはカウントされない。
2番手ハミルトン(メルセデス)、3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手ノリス(マクラーレン)、5番手リカルド(マクラーレン)、6番手ガスリー(アルファタウリ)、7番手サインツ(フェラーリ)、8番手サインツ(フェラーリ)、9番手ペレス(レッドブル)、10番手ジョビナッツィ(アルファロメオ)というトップ10グリッドとなった。
なおボタスは事前にPU(パワーユニット)関連を交換しているとのことで、土曜日のスプリント予選レースはこの順位のグリッドでいくものの、日曜日の決勝レースではスプリント予選の結果に関わらず最後尾スタートとなる。

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予選Q2、再びメルセデスAMG勢が1-2タイム

引き続きイタリアGP予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。
なお、通常の上位10台のタイヤ制限は今回適用されない。

最初のアタックではメルセデスAMG勢に続きマクラーレンの2台が続いて気を吐いた。
トラフィックに見舞われたアロンソはまだノータイム。
2回目のアタックに向かうマシンでピットロードは大渋滞。
トップはハミルトン(メルセデス)、2番手ボタス(メルセデス)、3番手ノリス(マクラーレン)、4番手フェルスタッペン(レッドブル)、5番手リカルド(マクラーレン)、6番手ガスリー(アルファタウリ)、7番手ジョビナッツィ(アルファロメオ)、8番手サインツ(フェラーリ)、9番手ルクレール(フェラーリ)、10番手ペレス(レッドブル)までがQ3進出。

ここでの敗退はベッテル(アストンマーティン)、ストロール(アストンマーティン)、アロンソ(アルピーヌ)、オコン(アルピーヌ)、そしてラッセル(ウィリアムズ)の5台となった。

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予選Q1、メルセデスAMG勢が最速タイム

9月10日(土)18時(日本時間:25時)からモンツァ・サーキットを舞台にイタリアGPの公式予選Q1が始められた。
この結果により、明日のスプリント予選レースのスターティンググリッドが決められる。
18分間で行われるここでは全20台中、下位5台がノックアウトとなる。
なおタイヤはすべてソフトタイヤが指定されている。
天候は曇り、セッション開始時の気温は25度、路面温度は33度、コースはドライコンディションとなっている。

ここがホームレースとなるフェラーリ勢からコースイン。
アタック中のフェルスタッペンが一瞬パワーを失い緊張が走る。
トップはハミルトン(メルセデス)、以下ボタス(メルセデス)、ノリス(マクラーレン)、フェルスタッペン(レッドブル)、サインツ(フェラーリ)、ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ルクレール(フェラーリ)、リカルド(マクラーレン)、ペレス(レッドブル)、ベッテル(アストンマーティン)、ストロール(アストンマーティン)、ガスリー(アルファタウリ)、アロンソ(アルピーヌ)、オコン(アルピーヌ)、ラッセル(ウィリアムズ)までがQ2進出。

ここでの敗退はラティフィ&ラッセル、角田裕毅(アルファタウリ)、シューマッハ(ハース)、クビサ(アルファロメオ)、そしてマゼピン(ハース)の5台となった。
角田は最後のアタックがラインオーバーでタイム無効とされ5番手から転落した。

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2021/09/10

フリー1回目、ハミルトン(メルセデス)が最速

Monza Circuit (C)Pirelli Motorsport
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9月6日(金)14時30分(日本時間:21時30分)からモンツァ・サーキットを舞台に2021年F1第14戦イタリアGPのフリー走行1回目セッションが始められた。

天候は晴れ、セッション開始時の気温は27度、路面温度41度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは今回5種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC2、ミディアムのイエローにC3、そしてレッドのソフトにC4という中間の部類に位置する3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。
なおアルファロメオでは前戦に続きコロナ禍のライコネンに替えてクビサを起用している。
またアストンマーティンF1は映画『007』とタイアップした特別カラーリングになっている。

このセッション、トップタイムはハミルトン(メルセデス)で1'20.926。
これに1'21.378のフェルスタッペン(レッドブル)が続いた。
以下、3番手ボタス(メルセデス)、4番手ストロール(アストンマーティン)、5番手ガスリー(アルファタウリ)、6番手ベッテル(アストンマーティン)、7番手サインツ(フェラーリ)、8番手アロンソ(アルピーヌ)、9番手リカルド(マクラーレン)、10番手ペレス(レッドブル)。
ルクレール(フェラーリ)は11番手、角田裕毅(アルファタウリ)は14番手だった。
このあと18時(日本時間:25時)から翌日のスプリント予選のスターティンググリッドを決める公式予選が行われる。

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アルファロメオ、イタリアGPもクビサが代役出場へ

Robert Kubica (C)Alfaromeo Racing
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アルファロメオ・レーシングは今週行われるイタリアGP(モンツァ)にも、同チームのリザーブ&開発ドライバーであるロバート・クビサがキミ・ライコネンの替わりに代役出場することを正式発表した。

それによればザンドフールトで受けたPCR検査で新型コロナウイルス陽性であることが判明し、オランダGPを2日目から欠場したライコネンは、現在もなお規定により自宅で隔離中であり、今週のイタリアGP出場は不可能であるためという。

クビサのF1レース参戦は、前戦オランダGPに続くものとなる。
なお前回は予選18位、決勝15位だった。

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モンツァでの会議にもアウディ&ポルシェ参加

 Audi (C) Audi AG
F1は大きくレギュレーションの変更が予定される2025年に備え基本的な方針を策定するため全エンジン・サプライヤーの代表が集まって会談の場を設けているが、6月のレッドブルリンク(オーストリアGP)に続き今週のモンツァ(イタリアGP)でもアウディ&ポルシェ両社が参加することがわかった。

来たるべきカーボン・ニュートラル時代に備えこれまでPU(パワーユニット)の仕様や燃料などについて検討が行われているが「新参」の両社はいずれも4輪駆動システムを提案していることなどが伝えられていて議論の行き先に注目が集まる。

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イタリアGPの週末、3日間共に雨の心配はなし

Monza/Bank (C)Williams F1
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今週、伝統のモンツァ・サーキットで開催される2021年第14戦イタリアGPの開催地である北部モンツァ地方の天候について、地元気象台はフリー走行&公式予選の金曜日、フリー走行&スプリント予選レースの行われる土曜日はいずれも曇り、決勝レースの日曜日は晴れとの予報を出している。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
9月10日(金) フリー走行・公式予選 曇り 17- 29度 10%
9月11日(土) フリー走行・予選レース 曇り 17- 29度 10%
9月12日(日) 決勝レース 晴れ 17- 29度 10%

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2021/09/09

イタリアGPのスチュワードにビタントニオ・リウッツィ氏

Vitantonio Liuzzi (C)Ex.Hispania Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週行われるF1第14戦イタリアGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元F1ドライバーのビタントニオ・リウッツィ氏(40歳:イタリア)を指名した。
同氏がスチュワードを務めるのは今年のハンガリーGP以来で今季3度目、通算5度目ということになる。

世界カート選手権を制したリウッツィ氏はその後ジュニア・フォーミュラを経て2005年にレッドブル・レーシングからF1デビュー。
トロ・ロッソやフォース・インディア、HRTと渡り最高位6位、2011年にF1から引退、FIAのフォーミュラEでスチュワードなどを務めた。
さらにスーパーGTに参戦するなど日本にも関係が深いドライバーだった。

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ウィリアムズ、アルボン(前レッドブル)と来季契約結ぶ

Williams 2022 Duo (C)Williams Racing
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8日(水)、ウィリアムズ・レーシングはラッセルのメルセデスAMGチーム移籍に伴い2022年のレースドライバーとして前レッドブルのアレクサンダー・アルボン(25歳:タイ)と契約を結んだことを正式発表した。

2019年に当時のトロ・ロッソからF1デビュー、シーズン途中にレッドブル・レーシングに昇格して活躍(最高位3位)したがセルジオ・ペレスにシートを奪われ、今季は同チームのテスト&リザーブドライバーを務めながらDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦(現在ランキング6位)していた。

また同時に来季3シーズン目となるニコラス・ラティフィ(26歳:カナダ)の残留も発表、これにより2022年のウィリアムズ・レーシングはラティフィ&アルボンという新しい顔ぶれになる。

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離脱のラッセル、「ウィリアムズとの別れは複雑な気分」

George Russell (C)Mercedes Motorsports
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噂通り、メルセデスAMGチームへの抜擢が明らかとなったジョージ・ラッセル(23歳:イギリス)だが、複雑な心情であることを口にした。

「僕にとって歴史的な日になった。
間違いなくメルセデスAMGチームに加入というのは僕のキャリアで重要なステップになるけれど、同時に長い間世話になったウィリアムズ・チームから離れるということだからね。
ウィリアムズはF1で特別な存在であり、そこで働いている連中はみんな誇りを持っていたね
僕もその一員としてたゆまぬ努力をしてきたつもりだ。
チームにとってとても苦しい時期だったけれど、誰も諦めたりはしなかったよ。
今年の残されたレースは少ないけれど、できるだけ良い形でウィリアムズの最後を締め括りたいと思っているんだ」と、ラッセル。

非凡な才能が評価されるラッセルだが、新しいチームメイトは稀代のチャンピオン。
これまでとは比べものにならないレベルのパフォーマンスが要求される筈だ。

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2021/09/08

角田裕毅、「経験積ませてくれるチームに感謝」

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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イタリアGPを前に、来季アルファタウリの残留が正式発表された角田裕毅は「経験積ませてくれるチームに感謝している」とのコメントを述べた。

伝統的に新人の発掘に長けているレッドブル・グループ(レッドブル・レーシング&アルファタウリ)だが、その一方で戦績が優れないとあればシーズン半ばの交替も辞さない厳しいドライバー起用でも知られ、これまでわずかな期間で放出された例は枚挙に暇ない。

今季アルファタウリではガスリーが素晴らしい安定感で着々とポイントを重ねているのに対し、ここまで全戦でチームメイトに後れを取っている角田は断を下されても仕方がない状況だった。
しかしレッドブル・グループは「長期的視野で角田を育成する」として、珍しく「温情」をみせた様相。
来季シートが保証されたことで、チームも角田自身も腰を据えて成長を図ることだろう。

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メルセデスAMG、ラッセル(現ウィリアムズ)の加入を発表

George Russell (C)Williams F1
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7日(火)、メルセデスAMGチームは現ウィリアムズ・レーシングのジョージ・ラッセル(23歳:イギリス)が来季加入することを正式発表した。
これはかねて噂になっていたものだが、放出されることになるバルテリ・ボタスの移籍先(アルファロメオ)が発表されるのを待っていたとみられる。

メルセデスの育成ドライバーでもあるラッセルは2020年のサクヒールGPでハミルトンの代替出場も経験していてもう少しで初優勝というところまで迫る好パフォーマンスをみせて評価されていた。
これにより2022年のメルセデスAMGチームのドライバー・ラインナップはすでに複数年契約を更新したルイス・ハミルトンとの強力コンビネーションになる。

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ロバート・クビサ、「ポーランドには3人のF1ドライバー」

Robert Kubica (C)Alfaromeo Racing
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アルファロメオ・レーシングはライコネンが新型コロナウイルスの陽性反応を示したため、リザーブ&開発ドライバーであるロバート・クビサ(36歳:ポーランド)をオランダGPで起用した。
レース結果は15位というものだったが、クビサは「2019年まで在籍したウィリアムズ時代とは比べものにならなかった」と自讃した。

「2019年の頃のウィリアムズは全然戦闘力がなかったからね。
他のマシンとは別の次元の走りしかできなかった。
その点今回は十分にF1のバトルが楽しめたよ」と、F1で98戦のベテラン。
その上で、「ポーランドには歴史上3人のF1ドライバーがいるんだ。
それはF1に出ては遠ざかり、またカムバックを繰り返したこの僕のことなんだけどね」と、煙に巻いた。

今週のイタリアGPへの参戦はまだ誰になるか決定していない。

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2021/09/07

角田裕毅(アルファタウリ)、来季のF1残留が決定

Alphatauri Duo (C)Scuderia Alphatauri
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7日(火)、スクーデリア・アルファタウリは2022年のドライバー・ラインナップを発表、引き続きピエール・ガスリーと角田裕毅という顔ぶれで戦うことが確定した。
ガスリーは5年目のF1、角田は2年目のシーズンということになる。

なお兄弟チームであるレッドブル・レーシングもすでに来シーズンもマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスという体制を継続することを決めており、これでレッドブル・グループ2チーム4人がすべて残留となった。

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オランダGPの最速ピットストップは再びレッドブル

Redbull/Pitstop (C)Redbull Racing
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日曜日に行われたオランダGP決勝レースで最速のピットストップタイム(DHLファステスト・ピットストップ・アワード)を記録したのは、再び常連レッドブル・レーシングのクルーだった。

最速タイムはマックス・フェルスタッペンが40周目に行ったピットストップで、同チームとしては平凡な2.15秒というもの。
2番手はボタス(メルセデス)の2.18秒だった。

またこのレースの『ドライバー・オブ・ザ・デー』は、オーバーテイクが困難といわれたザンドフールトで、ピットレーンスタートから8位まで追い上げをみせたセルジオ・ペレス(レッドブル)。
そして『ファステストラップ・アワード』に輝いたのはルイス・ハミルトン(メルセデス)で、最終ラップにチームメイトから1'11.097で奪い返しポイント1と併せ獲得した。

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アルボン(前レッドブル)、ウィリアムズ入りの可能性

Alexander Albon (C)Scuderia Toro Rosso
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昨シーズンまでフェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル・レーシングのレースドライバーを務めたアレクサンダー・アルボン(25歳:タイ)に来季ウィリアムズ・レーシング入りの噂が広まっている。

それによればボタスの移籍で空いたシートには現ウィリアムズのジョージ・ラッセルの加入が確実視されていて、さらにその空いたウィリアムズにアルボンが起用されるというもの。
ただこれについてメルセデス勢の総帥トト・ウォルフ氏(メルセデスAMG)は、「アルボンが現在のレッドブル開発ドライバーとしての契約を解除するこが大前提。
レッドブル傘下のドライバーがメルセデス・パワーに乗るというのはあり得ないこと」と、牽制している。

なおウィリアムズのシートにはメルセデス子飼いのドライバーであるニック・デ・フリース(26歳:オランダ)の名前も囁かれている。

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「最速タイム更新はうっかりミス」と、ボタス(メルセデス)

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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5日(日)行われたオランダGP決勝レース終盤、メルセデスAMGチームは当時上位を走っていたボタスをピットに入れ最後のタイヤ交換を行った。
その時点でこのレースのファステストラップはハミルトンが持っていたが、この後ボタスが塗り替えてしまったため、ハミルトンはあと2周というところで緊急ピットイン、再度ファステストラップによるチャンピオンシップ・ポイント1点の確保を強いられることとなった。

これについてパドックでは「来季シートを失うことになったボタスの意趣返し」という穿った見方が駆け巡ることとなった。
しかし当のボタスは、次のように釈明している。

「ハミルトンの記録は書き換えないよう言われていたんだけど、ちょっと気が乗りすぎてうっかりタイムを出してしまったんだよ。
無線で言われてあわてて戻したんだけどね」

最終コーナー手前で速度を落としたボタスだったが間に合わず記録更新。
ハミルトンに「要らぬプレッシャー」を与えることとなった。

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2021/09/06

アルファロメオ、来季ボタスの加入を発表

6日(月)、アルファロメオ・レーシングは2022年のレースドライバーとしてバルテリ・ボタス(現メルセデス)と契約したことを正式発表した。
契約は複数年。
同チームではキミ・ライコネンの今季限りでの引退がすでに決まっている。

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フェルスタッペン、全3種類のコンパウンドを使用してホームグランプリを制す (ピレリ)

 (C)Pirelli Motorspotr
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2021 オランダグランプリ 決勝
2021 年 9 月 5 日、ザントフォールト

キーポイント
• レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、全3種類のコンパウンドを使用する2ストップ戦略で、自身のホームグランプリで完勝しました。C3コンパウンドのP Zeroレッド・ソフトでスタートしたフェルスタッペンは、C2のP Zeroイエロー・ミディアムで第2スティントを走行し、C1のP Zeroホワイト・ハードでフィニッシュしました。
• 2位を獲得したメルセデスのルイス・ハミルトンは、フェルスタッペンと異なる戦略を採りました。ソフトでスタートしたハミルトンは、その後の2スティントをミディアムで走行し、レース終盤で、ソフトへ交換してファステストラップポイントを獲得しました。
• トップ5の順位は、スターティンググリッドの順位通りでした。しかし、トップ6で5種類の異なる戦略が展開され、各チームによる戦略の多様性を示していました。
• レッドブルのセルジオ・ペレスは、ただ一人ハードコンパウンドを装着してピットレーンからスタートしました。その後、ミディアム – ソフトと繋ぐ戦略で8位入賞を果たし、ドライバー・オブ・ザ・デイに選ばれました。
• 1ストッパーと2ストッパーが混在した中、7名が2ストッパーでした。3ストッパーは、ハミルトンただ一人でした。
• 昨日までよりも高温のコンディションとなり、最高路面温度は32℃でした。

各コンパウンドのパフォーマンス
• ハード C1 : フェルスタッペン優勝の鍵となりました。また、多くのドライバーがファイナルスティントでハードを使用しました。数名のドライバーがハードで40周以上を走行した中、ウィリアムズのニコラス・ラティフィは47周を走行しました。
• ミディアムC2: マクラーレンのランド・ノリスが、42周のオープニングスティントをミディアムで走行しました。また、トップ3が第2スティントでミディアムを使用しました。ハミルトンは、終盤までミディアムで記録したファステストラップを維持していましたが、終了間際、ソフトを使用してファステストラップを更新しました。
• ソフト C3: 大半のドライバーがソフトでスタートしました。メルセデスの両ドライバーは、ファステストラップポイントを確保すべく、終盤にソフトへ交換しました。ソフトのデグラデーションは想定内でしたが、摩耗率は予測よりも高いものでした。

ピレリ F1およびカーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「我々が選択した全3種類のコンパウンドは、卓越した役割を演じ、改装されたエキサイティングなこのサーキットで数多くの戦略が有効であることを示しました。また、ドライバーたちは終始最大限にプッシュしていました。昨日までよりも高温のコンディションになったことで、タイヤへの負荷が大きくなりました。したがって、最も硬い組み合わせを選択して正解だったと思います。レース前のロングラン機会が不足していたこともあり、摩耗率は予測よりも高くなりましたが、デグラデーションは想定内でした。終了間際にメルセデスがソフトへ交換する前まで、中古のミディアムタイヤはファステストラップを記録できる性能を示していました。熱狂のホームグランプリで優勝したマックス・フェルスタッペンとレッドブルを祝福します」

ピレリジャパンプレスリリース

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ホンダ系チーム、決勝レースコメント(9/05)

Max Verstappen (C)Honda Racing
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ザントフォールト・サーキットで行われたオランダGPの決勝は、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンがペースで他を圧倒し、今季7勝目を挙げました。
母国出身ドライバーの勝利にサーキットは沸き立ち、フェルスタッペンは熱狂的な声援で祝福を受けました。

レース前、セルジオ・ペレスのマシンに新たなパワーユニット(PU)を投入し、グリッド降格ペナルティーを受けました。
これは戦略的な理由によるもので、ハンガリーGPでのクラッシュによってPUがダメージを負っていたことや、予選16番手というグリッドなどの状況を総合的に判断して新コンポーネントの投入を決定しました。
この中にはスペックの異なるものもあったことから、レギュレーションによりペレスはピットレーンスタートとなりました。

スタートポジションは、フェルスタッペンがポールポジション、ガスリーが4番手というポジションは変わらないものの、他車のピットレーンスタートにより、角田裕毅が14番グリッド、ペレスはピットレーンから19番手スタートとなりました。

スタートタイヤは、予選でQ3に進出したフェルスタッペンとガスリーが、Q2で使用したソフトタイヤ。
角田はソフトタイヤを選択した一方、ペレスはハードタイヤで序盤のスティントを長くする戦略を採りました。

スタートで大きな混乱はなく、フェルスタッペン、ガスリー、角田は順位をキープ。
ペレスは追い上げを図ってプッシュしますが、ハースのマシンにターン1でオーバーテイクを仕掛けた際にロックアップしてしまい、タイヤを傷めたことで、8周目にミディアムタイヤへ交換を余儀なくされました。

追い抜きが難しいコース特性ながら、ペレスはロスを取り戻すべく、ターン1と11を巧みに使って、前を行くマシンを次々とオーバーテイク。
ほぼ全車が1度目のピットストップを終えた時点で、ポイント圏内へと浮上しました。

リードを保ったまま周回を重ねていたフェルスタッペンは、2番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)のピットインに反応し、21周目にミディアムタイヤへと交換。
ハミルトンの前でコースへ戻ります。これで先頭に立ったのは、1ストップ戦略を目指すべくピットを遅らせたバルテリ・ボッタス(メルセデス)でしたが、ペースに勝るフェルスタッペンは間もなく追いつき、ターン1手前でオーバーテイク。
相手のピットインを待つことなく、再びリードを奪います。

ガスリーは24周目にミディアムタイヤへと交換。
背後のフェラーリ勢との差をにらみながらレースを進めます。
角田は、PUにデータ異常が見られたため、残念ながらピットに戻ってそのままリタイアとなりました。これについては、現在調査を進めています。

40周目、フェルスタッペンは2度目のピットインでハードタイヤに交換。これもハミルトンのタイヤ交換に反応した動きでしたが、ここでも前に出て、リードを盤石なものにしていきます。

ペレスは、レース終盤の55周目に2度目のピットストップを行い、ソフトタイヤへと交換。
12番手でコースに戻ると、オーバーテイクを重ねていきます。
ダニエル・リカルド(マクラーレン)をターン1のアウト側から攻略して入賞圏内の10番手にポジションを上げると、さらにはランド・ノリス(マクラーレン)をパスして9番手に。
最後はエステバン・オコン(アルピーヌ)を交わして8位に入賞しました。
また、ガスリーも順位を守って4位フィニッシュを果たし、12ポイントを獲得しました。

リードを守りきったフェルスタッペンは、ハミルトンが再びタイヤ交換を行ったこともあり、約21秒の大量リードでチェッカーフラッグへ。
自身初の母国GPでポール・トゥ・ウインを果たしました。
これがHondaとしては通算87勝目、さらには1991年以来のシーズン8勝目となります。

次戦は1週間後、3連戦の最後となるイタリアGPです。
超高速のモンツァ・サーキットでの戦いは、Scuderia AlphaTauri Hondaにとってのホームグランプリとなります。

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日のオランダGP決勝は、Red Bull Racing Hondaのフェルスタッペン選手の素晴らしい走りとレース展開で優勝を獲得することができました。
2台のメルセデスを相手に簡単なレースではありませんでしたが、チームの的確な戦略とピット作業により、彼らの猛追を押さえてのポール・トゥ・フィニッシュとなりました。
加えて、週末を通して、素晴らしい雰囲気を作り上げてくれたオランダのファンにも、感謝の言葉を送ります。

4番手からスタートしたScuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手は、1ストップ戦略を採り、こちらも追い上げてくるフェラーリの2台を相手に素晴らしいパフォーマンスで周回を重ね、チームにとって貴重な大量ポイントを持ち帰ってくれました。

ペレス選手については、昨日の予選結果も踏まえて新PUの投入を決定し、ピットレーンからのスタートとなりました。
オーバーテイクの難しいこのサーキットでいくつもの追い抜きを見せて8位入賞という結果は、非常によかったと考えています。

角田選手については粘り強い走りを見せていたものの、PUのデータに異常が見られたためにリタイアすることを決めました。
ここから詳細を確認していきます。
フェルスタッペン選手の母国GPということで、大きなプレッシャーを感じながらのレースでもありましたが、優勝を飾れてホッとした部分もあります。

われわれHondaにとっては一度きりのオランダGPになってしまいましたが、皆さんに喜んでもらえる結果を出せたことと、その温かい大声援は我々の思い出の一つになると思います。
来週に控えるイタリアGP、またその後もまだまだシーズンは続きますので、ここからも2つのチームとともにプッシュを続けていきます」

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(決勝 1位)

「 ホームコースで勝利できたことは本当に素晴らしいことですし、ドライバーズチャンピオンシップでのリードもとてもいい気分です。
レースウイークへ入るときには期待がとても高かったので、それを満たすのは決して簡単ではありませんでしたが、観衆の皆さんはとてつもない雰囲気だったので、ここで勝ててとてもうれしいです。

レースはかなりタフでした。
ルイス(ハミルトン)はすごくプレッシャーをかけてきましたし、メルセデスは2台ともとてもいいペースでしたが、僕らは必要な時に確実に3秒の差を確保できていたことが、とても重要だったと思います。
チーム全体のパフォーマンスにすごく満足しています。正しいタイミングでピットインして、レースをしっかりとマネージすることができました。
このコースでの72ラップはとても面白かったですし、これだけのファンの前なら尚更です。
レース中ずっと凄まじい歓声で、これまでこんな経験をしたことはありません。
今夜はもちろん自宅でも祝いますが、モンツァはすぐですし、チャンピオンシップ争いは僅差なので、最高のパフォーマンスを発揮したいと思います」

【セルジオ・ペレス(レッドブル)】(決勝 8位)

「今日は全力を尽くしました。
どのオーバーテイクも限界まで攻めて、かなりのリスクを取る必要がありました。
PU交換によってピットレーンスタートになったので、ダメージを最小限に抑えることが重要でした。
終盤にランド(ノリス)と接触したのは残念で、マシンの右側に大きなダメージを負ってしまいました。彼に僕が見えなかったとは思いませんし、十分なスペースが残されていなかったので、レーシングインシデントだと考えています。
そこからは大きくグリップが低下しましたが、それがなければ6位までは狙えた筈です。
オランダのファンの皆さんはレースウイークを通じて素晴らしかったので、もっといい結果を出したかったです。
ここからはまた先を見据えて、モンツァでは強さを取り戻せるように取り組んでいきます」

【角田 裕毅(アルファタウリ)】(決勝リタイヤ)

「今日の結果はとても残念です。
PUのデータに異常が見られ、リタイアせざるを得ませんでした。
そこまでレースはかなり上手くいっていて、マシンのペースもよかったのですが、オーバーテイクは難しかったです。
今は、モンツァを楽しみにしています。
これまでいい経験ができているサーキットですが、今週末と同様のアプローチを取り、徐々にペースを上げていきます。
来週こそ全力が出せればと思います」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(決勝 4位)

「今日の4位は素晴らしい結果です。
これ以上は望めないくらいの位置で、12ポイントを獲得しました。
ここザントフォールトでの72ラップはとても楽しく、素晴らしいコースです。
今日は面白いレースで、すべてに満足しています。
マシンはとても速く、望み通りのセットアップに仕上げることができました。
チームはレースウイークを通じて素晴らしい仕事ぶりで、今日は飛ぶように速かったですね!
ここから昨年優勝したモンツァへと戻るのはとてもエキサイティングな気分ですし、当然ながら期待もとても高くなっています。
今週末はパッケージの力を最大限引き出せたので、来週のイタリアではどうなるか、面白い戦いになると思います」

提供:本田技研工業(株)

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オランダGP、ピットエリアの狭さは今後の課題か

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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事実上の初開催とも言える実に36年ぶりとなるグランプリを実現させたザンドフールト・サーキット、事前の情報ではコースが狭く短いためオーバーテイクがほとんどできないとみられてきた。
しかし実際には数多くのオーバーテイクシーンがみられ、セルジオ・ペレス(レッドブル)がこのレースの『ドライバー・オブ・ザ・デー』に選出されたのも後方スタートからオーバーテイクを重ね8位入賞を果たしたからだった。

それでもピットエリアの狭さには各チーム共閉口していたようだ。
モナコ同様60キロに制限されたピットレーンでは渋滞もみられ、改善を望む声が多かった。
決勝レースでピットインが集中する混乱が起きなかったことで、主催者は胸をなで下ろしていることだろう。

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ピットレーン速度違反のラッセル、罰金はなし

FIA
オランダGPのレーススチュワード(審査委員)は、5日(日)行われた決勝レース中にウィリアムズ・レーシングのジョージ・ラッセルがピットレーン速度違反をしたことについて、通例の罰金は科さないことを明らかにした。

それによればラッセルは60キロの制限のところ、61.1キロで通過。
(今回のオランダGPはピットレーンが狭いため60キロとされていた)
通常であればチームに数万円の罰金が科せられるケースだが、今回はレース中すでに5秒のタイムペナルティが科せられていたためとみられる。

ピットレーン速度違反は、規定では制限を超えたキロ数に100ユーロ(約1万3千円)を乗じた金額の罰金が科せられることになっている。

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2021/09/05

オランダGPはホームのフェルスタッペンがポールTOウィン

Max Verstappen (C)Honda Racing
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9月05(日)15時(日本時間:22時)から今季F1第13戦オランダGPの決勝レースが36年ぶりザンドフールト・サーキットを舞台に全72周で行われた。
スタート時の天候は晴れ、気温は21度、路面温度35度、路面はドライコンディションとなっている.。
なお既報のようにアルファロメオは新型コロナ検査で陽性となったライコネンに替えてリザーブ&開発ドライバーであるロバート・クビサを参戦させている。
また14番グリッドのラティフィ(ウィリアムズ)と16番グリッドのペレス(レッドブル)はPU(パワーユニット)の交換等によりいずれもピットレーンからのスタートとなっている。

レースはフェルスタッペンがリード、序盤上位は予選グリッドの順位で変わらず。
アルピーヌのアロンソ&オコンが7-8番手で激しいバトルを繰り広げる。
接触があったか、シューマッハが早々にピットインしてハードに替える。
10周目、フェルスタッペンがリードラップ通算1,000周目を記録。
35周目、ラッセル(ウィリアムズ)がピットレーン速度違反で5秒のタイムペナルティを通告される。
ペレスは最後尾から現在8位までアップ。
39周目、ハミルトンが意表を突いて2度目のピットイン、フェルスタッペンは翌周にピットインして応じる。
結果、フェルスタッペン、ハミルトン、ボタスの順位に変動なし。
44周目、マゼピン(ハース)がトラブルかガレージに戻される。
51周目、「ノーパワー」を訴えた角田裕毅(アルファタウリ)もガレージへ戻って戦列を去った。
67周目、9位を争うノリスとペレスがタイヤを接触させる激バトル。
71周目、ボタスに奪われたファステストラップを取り戻すためハミルトンがピットイン。

規定の72周を終え、ポールからスタートしたフェルスタッペン(レッドブル)が最初のチェッカーフラッグを受け、ホームグランプリとなった観客席はオレンジの煙で覆われた。
ホームストレートに戻ったウィナーはオランダ国旗をまとい再び声援を浴びる。
フェルスタッペンの優勝は前戦ベルギーGPに続くもので今季7勝目、自身通算17勝目になるもの。
2位は最後にファステストラップを記録したハミルトン(メルセデス)。
3位ボタス(メルセデス)、4位ガスリー(アルファタウリ)、5位ルクレール(フェラーリ)、6位アロンソ(アルピーヌ)、7位サインツ(フェラーリ)、8位ペレス(レッドブル)、9位オコン(アルピーヌ)、10位ノリス(マクラーレン)までが入賞。
以下、11位リカルド(マクラーレン)、12位ストロール(アストンマーティン)、13位ベッテル(アストンマーティン)、14位ジョビナッツィ(アルファロメオ)、15位クビサ(アルファロメオ)、16位ラティフィ(ウィリアムズ)、17位最後にストップしたラッセル(ウィリアムズ、18位シューマッハ(ハース)までが完走。
リタイヤとなったのは角田裕毅(アルファタウリ)とマゼピン(ハース)の2台だった。

F1次戦は3週連続での開催、モンツァ・サーキットで行われるイタリアGP(9月12日決勝)になる。

オランダGP決勝レースの結果はこちら
オランダGPの画像はこちら

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他車アタック妨害のマゼピン&シューマッハ、お咎めなしに

FIA
オランダGPのレーススチュワード(審査委員)は、審議対象とされた共にハースF1チームのニキータ・マゼピンとミック・シューマッハ両名について、いずれもお咎めなしとしてペナルティを科さないこを明らかにした。

これは、4日(土)行われた公式予選Q1セッション中、アタックしようとしたアストンマーティンF1のセバスチャン・ベッテルの走行を二人が妨害したというもの。
アタックできなかったベッテルはQ1敗退となっている。
スチュワードは両名の言い分や車載映像、関連するデータを調査した結果、妨害は故意ではなくペナルティには該当しないと判断した。

しかしマゼピンとシューマッハとは当時互いに相手が自分の走行を邪魔したと強く主張していて、再びチーム内バトルが勃発したことを隠していない。
なおシューマッハは「結果的に、僕のことを気に掛けてくれる先輩(ベッテル)の邪魔をしてしまい申し訳ない気持ち」と悔やむ姿勢をみせている。

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ホンダ系チーム、公式予選コメント(9/04)

Max Verstappen (C)Pirelli Motorsport
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オランダGPの予選がザントフォールト・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペンが今季7度目のポールポジションを獲得。
ピエール・ガスリーは自己最高タイの4番手に入りました。

フェルスタッペンへ声援を送る大観衆がサーキット全体をオレンジ色に染め上げる中、Q1がスタート。走行が進むごとに路面状況が改善されていく度合いが大きく、後からアタックしたマシンが大幅にタイムを上げます。
こうした中、アタックへ向かう際のトラフィックも多くなり、セルジオ・ペレスは最終アタックに入れないままQ1を終了。
トップ3まで約0.5秒差ながら、前のマシンとわずか0.041秒差で16番手となり、Q2進出を逃しました。

フェルスタッペン、ガスリー、角田裕毅の3人はQ2へ進出。
しかし、ここで今度は角田を不運が襲います。
1度目のアタックで15番手となった角田裕毅は、2度目のアタックでタイム向上を図りますが、ウイリアムズのジョージ・ラッセル、ニコラス・ラティフィが相次いでクラッシュを喫し、セッションは2度の赤旗中断に。
2度目の赤旗の時点で残り時間は1分38秒のみとなったことから、セッションは再開されず、各車最初のアタックのみで終わり、角田は15番手となりました。
この結果、角田とペレスが8列目で並び、明日はスタートタイヤが選択可能となりました。

赤旗の影響でQ3はスタートが遅れたものの、セッション自体はスムーズに進み、フェルスタッペンは1度目のアタックで1分8秒台のタイムをマーク。
2度目のアタックではさらにタイムを上げて、ポールポジションを獲得。
母国の観衆からは大声援が送られました。
これが、フェルスタッペンにとっては通算10回目、Honda F1にとっては87回目のポールポジションとなりました。

ガスリーも素晴らしいパフォーマンスを見せ、フェルスタッペンとメルセデス勢2台に続く2列目4番グリッドを獲得。
自身の予選最高位に並ぶ結果となりました。

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「 今日は、初の母国GPでの予選となったRed Bull Racing Hondaのフェルスタッペン選手が見事にポールポジションを獲得。
ホームの大観衆を前に、圧巻のパフォーマンスを見せてくれました。
また、Scuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手も、自身最高位タイとなる 2列目4番グリッド獲得と、素晴らしい結果になりました。
チームメートの角田選手はセッションごとにペースを上げていきましたが、Q2最後のアタック中に赤旗中断となり、タイムを更新しないままにQ2敗退が決まってしまったことを、残念に思っています。
また、ペレス選手についてもQ1の2回目のアタックがタイムアウトによりスタートできず、Q1敗退で16番手と、事前に望んでいたような結果にはなりませんでした。

このサーキットでのオーバーテイクは難しいため、明日のレースではいいスタートを切ることがとても大切になります。
また、今日のような赤旗やセーフティカーの可能性も大いにあり得ますので、あらゆる状況を視野に入れ、チームと一緒に万全の準備を進めます。
レースウイーク開始以降、ザントフォールト・サーキットの周りには多くのフェルスタッペン選手のファンが集まっています。
オレンジに染まったスタンドからは大声援が送られ、私たちHondaのメンバーにとっては、まるでホームの鈴鹿にいるような感覚にもなります。
その声に応えるためにも、明日はいい結果を得られればと思っています」

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(予選 1位)

「ポールポジションを獲得できて最高の気分ですし、それがホームレースであればさらに満足感は高まるものです。
フィニッシュラインを通るたびに、みんな熱狂的な声援を送ってくれましたし、グランドスタンドで楽しんでいる皆さんを見ることができたのは素晴らしいことでした。

FP1からこのコースでのドライビングは楽しかったのですが、予選で燃料搭載量を減らしてのアタックはものすごかったです。
セクター2やバンクのあるコーナーでは全開で、その感覚がとてもよく、大いにドライビングを楽しみました。
鈴鹿のようなリズムが重要な高速コースで、F1マシンのグリップを感じることができますし、チャレンジしがいがあるので、こういうコースはとても楽しいです。

今日はチーム全体が上手くいき、昨日に比べてもう一段マシンを改善することができました。
予選は赤旗によって難しい状況もありました。
ミスができない環境は面白いですし、エキサイティングさが増しますが、自分のラップはよかったと思います。
(最終アタックで)タイムを失った場所が2か所ありました。
ターン3出口のバンピーな部分で2段シフトアップをしてしまったこと、そして最終コーナーを抜けたところでDRSが開かなかったことです。
DRSについては原因を確認していく必要があります。
ただ、幸いにもこのラップのタイムでポールポジションに届きました。
このコースではオーバーテイクが非常に難しく、前からスタートできることは重要なので、明日はスタートがカギになりますし、タイヤをケアする必要もあります。
また、新しいコースでは波乱が起きやすいので、その点も注意が必要です。
今日も僅差だったように、メルセデスは強いと思うので、明日も思っているほどすんなりとはいかない筈です」

【セルジオ・ペレス(レッドブル)】(予選16位)

「今日はマシンが素晴らしかったので、このような結果になってしまったことは本当に残念です。
予選までにマシンを大きく改善できていたので、フロントローに2台のマシンが並ぶことも可能だったと思います。
それだけに、こんな結果になるとは考えていませんでした。
Q1の最後のアタックは、みんなピットレーンからとても時間をかけてスタートしていたため、1.5秒の差で時間切れとなり、アタックを開始することができませんでした。
本当に不運だったと思います。
ここからチームとして今日のことをよく振り返り、今後のレースに向けて、さらに強くなっていかなくてはいけないと思います。
明日のレースではオーバーテイクが本当に難しくなります。
ただ、何が起こるか誰にも分からないサーキットでもあるので、波乱を避けながら何かしらチームの力になれればと思っています」

【角田 裕毅(アルファタウリ)】(予選15位)

「今週末重ねてきた進歩には満足していますし、徐々にラップタイムを上げていくというアプローチが上手くいっていました。
ここはドライビングが本当に面白いですし、予選セッションも楽しめて、マシンにも自信があったので、Q2へ進めてよかったです。
その後、赤旗で新品タイヤでの最終アタックができなかったのは不運でしたが、しょうがないことです。
ペースは明らかによくQ3へ進める可能性もあったので予選については複雑な気持ちもありますが、今日の内容については満足しています」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(予選 4位)

「今日の予選4番手はとてもうれしいです。
フリー走行では少し苦戦してペースが不足しており、ここまで来るのは簡単ではなかったです。
タイムを向上させられる部分が見つかり、アタックではとても力強いラップができました。
明日のレースで2列目からスタートできるのは素晴らしいことです。
このコースではレースでのオーバーテイクがかなり難しいので、予選がどれだけ重要か分かっていましたし、とてもいい仕事ができました。
チームは最高のマシンを与えてくれて、明日は上位からスタートできるので、いい結果を持ち帰るために全力を尽くします」

提供:本田技研工業(株)

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メルセデス・パワー勢、全車エンジン交換へ

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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メルセデス製パワーユニットを搭載する4つのチーム(メルセデスAMG、マクラーレン、アストンマーティン、ウィリアムズ)では、5日(日)の決勝レースを前に全車走行距離の少ないより新しい仕様のものに載せ替えることがわかった。

これは、金曜日に行われたフリー走行2回目セッションで、ハミルトンのマシンにトラブルが発生したための対策。
このトラブルは「オイルシステムの異常」だったと説明されているが、具体的な原因の特定に至っていなかったとみられる。
これによりすでにフリー走行2回目セッションを前に別のトラブルから載せ替えを強いられていたベッテル(アストンマーティン)などは再度交換する羽目に。

メルセデス・パワー陣営ではエンジンに負荷の掛かるイタリアGPに向けて組んでいたエンジンのやり繰りを、再度見直すことを強いられることになる。

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赤旗中追い抜きのフェルスタッペン、危うく命拾い

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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36年ぶり開催の母国グランプリで、念願のポールポジション獲得を果たしたレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンだが、あわや予選グリッド降格のペナルティを受ける危機にあった。

これは3日(金)に行われたフリー走行2回目セッション中、ハミルトン(メルセデス)がコース上にストップしたことでセッションが赤旗中断になった際、ちょうどアタック中だったフェルスタッペンが前を走行していたストロール(アストンマーティン)のマシンを規則に反して追い抜いてしまったというもの。

結果次第ではグリッド降格の危機にあったフェルスタッペンだが、本人聴取の結果、前車との速度差があまりに大きかったことから止むを得なかったと判断されペナルティは科せられないことが確定した。
ちなみに今回のドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)はアメリカ人のベテラン、ダニー・サリバン氏だった。

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2021/09/04

オランダGP予選、フェルスタッペン(レッドブル)が母国でPP獲得

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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9月4日(土)15時(日本時間:22時)からザンドフールト・サーキットを舞台に2021年F1第13戦オランダGPの公式予選が始められた。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定となる。

Q3最初のアタックでフェルスタッペンがメルセデスAMG勢の二人を押さえてトップに。
ガスリーは4番手でフェラーリ勢を押さえている。
さらに渾身のタイムアタックが繰り広げられた結果、オランダGPのポールポジションは最後のアタックでさらにタイムを短縮したフェルスタッペン(レッドブル)の手に、ベストタイムを1'08.885とした。
前戦ベルギーGPに続くポールポジションで、今季6回目、自身通算10回目の快挙となった。
2番手は最後に1'08.923と肉薄してみせたハミルトン(メルセデス)、3番手ボタス(メルセデス)、4番手ガスリー(アルファタウリ)、5番手ルクレール(フェラーリ)、6番手サインツ(フェラーリ)、7番手に自己最高位のジョビナッツィ(アルファロメオ)、8番手オコン(アルピーヌ)、9番手アロンソ(アルピーヌ)、そして10番手にリカルド(マクラーレン)というトップ10グリッドになった。
角田裕毅(アルファタウリ)は15番手、ペレス(レッドブル)は16番手。
36年ぶりとなるオランダGP決勝レースは5日(日)15時(日本時間:22時)から全72周で行われる。

オランダGP公式予選の結果はこちら
オランダGPの画像はこちら

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予選Q2、連続赤旗中断で時間切れ、角田裕毅敗退

引き続きオランダGP予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。
また上位10台はここでベストタイムを記録したタイヤが明日・決勝レースのスタートタイヤとなる。

1回目の走行では真っ先にコースインしたフェルスタッペンが1'09.071をマークしてメルセデスAMG勢を押さえてトップに立った。
その後単独でアタックを試みていたラッセル(ウィリアムズ)が最終コーナー手前でスピン・クラッシュ、コースに復帰はしたもののセッションは赤旗中断となった。
いったんガレージに戻ったラッセルだが、結局マシンを降りた。
一方、暫定10番手のジョビナッツィ(アルファロメオ)のマシンは何か作業中だ。

残り4分でセッション再開。
アタックが始まった直後、今度はラティフィ(ウィリアムズ)がコースアウト・クラッシュ。
またもウィリアムズ勢に悲運が襲った。
セッションは再び赤旗となり、このままQ2は時間切れで終了に。

トップはフェルスタッペン(レッドブル)、2番手ルクレール(フェラーリ)、3番手ガスリー(アルファタウリ)、4番手ハミルトン(メルセデス)、5番手ボタス(メルセデス)、6番手リカルド(マクラーレン)、7番手サインツ(フェラーリ)、8番手オコン(アルピーヌ)、9番手アロンソ(アルピーヌ)、10番手ジョビナッツィ(アルファロメオ)までがQ3進出。

ここでの敗退はラッセル(ウィリアムズ)、ストロール(アストンマーティン)、ノリス(マクラーレン)、ラティフィ(ウィリアムズ)、そして角田裕毅(アルファタウリ)の5台となった。

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予選Q1、角田裕毅が突破もペレス敗退

9月4日(土)15時(日本時間:22時)からザンドフールト・サーキットを舞台に2021年F1第13戦オランダGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で行われるここでは全20台中、下位5台がノックアウトとなる。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は18度、路面温度は35度、コースはドライコンディションとなっている。
なおアルファロメオはコロナ検査で陽性のライコネンに替えてクビサを起用、また予選に先立って行われたフリー走行でクラッシュしたサインツ(フェラーリ)も修復を終え無事コースインしている。

トッフはルクレール(フェラーリ)で1'09.829。
2番手もフェラーリのサインツ、3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手ジョビナッツィ(アルファロメオ)、5番手ラティフィ(ウィリアムズ)、6番手ハミルトン(メルセデス)、7番手オコン(アルピーヌ)、8番手ボタス(メルセデス)、9番手リカルド(マクラーレン)、10番手ガスリー(アルファタウリ)、11番手ラッセル(ウィリアムズ)、12番手アロンソ(アルピーヌ)、13番手ストロール(アストンマーティン)、14番手角田裕毅(アルファタウリ)、15番手ノリス(マクラーレン)までがQ2進出。
ここでの敗退はペレス(レッドブル)、ベッテル(アストンマーティン)、クビサ(アルファロメオ)、シューマッハ(ハース)、そしてマゼピン(ハース)の5台となった。

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フリー3回目、フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイム

Max Verstappen (C)Honda Racing
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9月4日(土)12時(日本時間:19時)からザンドフールト・サーキットを舞台にオランダGPのフリー走行3回目セッションが行われた。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は17度、路面温度26度、コースはドライコンディションとなっている。
なお既報のようにアルファロメオ・レーシングは新型コロナ検査で陽性となったライコネンの代役として同チームのリザーブ&開発ドライバーであるロバート・クビサを起用している。

そのクビサから真っ先に4-5台がコースイン、その中にやはり多くの周回を重ねたいハミルトン(メルセデスAMG)や角田裕毅(アルファタウリ)の姿もみられた。
開始約20分(残り40分)、好タイムを出していたフェラーリのサインツが2コーナーでスピン・クラッシュ、セッションは今週4回目となる赤旗中断に。
ドライバーは無事とみられるが、マシンはかなりのダメージを負った模様。
残り29分でセッション再開。
熾烈なトップ争いの結果、地元ファンの声援を受けたフェルスタッペン(レッドブル)がトップタイム1'09.623を記録。
2-3番手にボタス&ハミルトンのメルセデスAMG勢、4番手ペレス(レッドブル)、5番手アロンソ(アルピーヌ)、6番手ノリス(マクラーレン)、7-8番手ストロール&ベッテルのアストンマーティン勢、9番手ルクレール(フェラーリ)、10番手ガスリー(アルファタウリ)の順。
角田裕毅(アルファタウリ)は17番手に留まった。
この後15時(日本時間:22時)から注目の公式予選が行われる。

オランダGPフリー走行3回目の結果はこちら
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クビサ(アルファロメオ)、コロナのライコネンに替わりオランダGP出場

Robert Kubica (C)Alfaromeo Racing
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4日(土)、アルファロメオ・レーシングはオランダGPのフリー走行3回目セッションを前に同チームのキミ・ライコネンの替わりにリザーブ&開発ドライバーのロバート・クビサが決勝レースを含む残りのセッションに参加することを正式発表した。

それによればライコネンはザンドフールトで受けたPCR検査で新型コロナウイルス陽性であることが判明し、規定により隔離されるためという。

クビサのF1レース参戦は、2019年のF1アブダビGP以来となる。
なおF1は3連戦の真っ只中にあるが、キミ・ライコネンがどの時点で復帰できるかは現段階で不明とのこと。

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ハミルトン(メルセデス)のトラブルはオイルシステムの異常

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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3日(金)行われたオランダGPフリー走行2回目セッションで、赤旗中断の原因を作ったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)のトラブルは、PU(パワーユニット)のオイルシステムの異常だったことが明らかにされた。

この日フリー走行1回目セッションでトップタイムをマークしたハミルトンは、しかし午後のセッションでは開始早々コース上にストップ。
それまでに記録したタイムで全体の11番手に留まったものの、貴重な走行時間を大きく失うことなった。
回収されたマシンを調査したチームは、その原因がオイルシステムの異常動作にあったとして、翌日に向け対策を施したという。

ザンドフールトはF1初めてのコースということで、この日は各チーム共により多く走ってデータを収集したいところだったが、午前はベッテル(アストンマーティン)が、午後はハミルトンとマゼピン(ハース)がそれぞれ赤旗中断を呼んで走行を妨げた。

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ホンダ系チーム、フリー走行コメント(9/03)

Honda F1 Staff (C)Honda Racing
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1985年以来36年ぶりにザントフォールト・サーキットで開幕したオランダGPの初日、赤旗中断の影響で走行時間が限られたものの、Hondaパワーユニット勢は好調な走りを見せて周回を重ねました。
同国出身のマックス・フェルスタッペンの応援団が多く詰めかけ、サーキットはオレンジ一色に。熱狂的な声援の中でのセッションとなりました。

FP1は、開始約20分に差し掛かるところで、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)のマシンがパワーユニットのトラブルでコース上にストップ。
セッションは赤旗中断となりましたが、マシン撤去の際にFIAのネットワークトラブルも重なって中断が長引き、残り6分での再開となりました。

走行再開後にアタックラップを走れたフェルスタッペンは、このセッションで2番手タイムをマーク。
ピエール・ガスリーが10番手に入り、コース上の混雑によってクリーンラップが取れなかったセルジオ・ペレスは16番手となりました。
角田裕毅は3周を走行したものの、PUにマイナートラブルの修復に時間を要し、タイムを記録せずにこのセッションを終えました。

FP2も、序盤でルイス・ハミルトン(メルセデス)がコース上にマシンを止めて赤旗中断となります。
さらに、再開後もターン11でニキータ・マゼピン(ハース)がスピンしてグラベル上にストップ。このマシン回収のために再び中断となります。
フェルスタッペンは新品ソフトタイヤでアタックラップに入っており、全体ベストのペースで走行していたものの、この赤旗によってアタックを中断。
再開後は新品タイヤでのアタックができず、5番手となりました。

しかし、Red Bull Racing Honda、Scuderia AlphaTauri Hondaともに連続走行でのペースはよく、ガスリーが7番手、ペレスは12番手につけました。
角田はFP1で失った走行時間を取り戻すべく精力的に周回を重ね、30周を走行してペレスから0.15秒差の13番手となりました。

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「初走行となった今日のオランダGP初日は、FP1、FP2ともにトラブルやコースアウトによって赤旗中断が発生するなど、走行時間を削られることとなりました。
そのような状況でしたが、最低限のメニューは消化して貴重なデータを得ることができています。

FP1でScuderia AlphaTauri Hondaの角田選手のPUに不具合が発生し、その修復に時間を要してしまいましたが、FP2で問題なく走行できることを確認しました。
FP1とFP2で色々と試したセッティングの結果とその実走データを元に、それぞれのチームとHondaのエンジニアは、比較解析の作業を行います。
他チームもセットアップを詰め、パフォーマンスを上げてくることと思いますので、われわれも負けないように最適化を進めて、大きな声援をくれるファンに応えられればと思います」

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(2- 5番手)

「今日はいい一日になりましたし、オレンジに染まったスタンドのファンが楽しんでいる姿を見られたことは本当によかったです。
このサーキットは高速コーナーが多く、ドライビングも楽しいので、ようやくここでレースができたこともうれしく思っています。
僕のパフォーマンスについては、ベストタイムがユーズドタイヤによるものだったので、今日のラップタイムが実力を示しているとは思っていません。
別のラップでもっといいタイムを出していましたが、マゼピン選手のスピンがあって途中でやめてしまったので、それがなければもう少しポジションは上だったと思います。
まだ金曜日なので、ここから詳細を詰めていき、明日に向けて改善点を確認していきます。
今日はロングランペースはよかったのですが、ここではスターティンググリッドが重要になるので、今夜の作業でさらなるステップアップを図り、明日の予選は全力でプッシュしたいと思います」

【セルジオ・ペレス(レッドブル)】(16-12番手)

「こうした昔ながらのサーキットをドライブするのは素晴らしい気分でした。
普段のコースとは大きく異なり、右コーナーが多く連続しているレイアウトはとても独特で、フィジカル面でもチャレンジになります。
このコースでの経験はなく、全く初めてなので、赤旗による中断が多かったことでリズムに乗るのが難しかったです。
マシンを信頼して攻めていくためには、自信を持ってセッションに入っていく必要がありますが、まだ完璧に快適とは言い難い状態で、いくつか見直す部分があり、パッケージの力を最大に引き出すためにどうするか判断しなければなりません。
グランドスタンドに多くのファンが詰めかけて楽しんでいる光景は素晴らしかったので、それがレースウイークを通じて向上していくエネルギーになってくれればと思います」

【角田 裕毅(アルファタウリ)】(20-13番手)

「午前はいくつか空力コンポーネントをテストしましたが、PUにちょっとした問題が発生して、調査のために走行を切り上げざるを得ませんでした。
走行できなかった時間は他のマシンのオンボード映像をたくさん見て、午後のセッションまでにできるだけ多くを学ぶようにしました。
FP2では初めてプッシュしたラップができましたが、ここはランオフエリアが狭いので、最初は気負わずに入りました。
最終的にはかなり満足のいくラップができるようになり、まだ今夜取り組むべき課題はあるものの、マシンには自信が持てています。
チームにとってもこうしたデータは重要なので、明日の予選に向けた準備も整う筈です。
レースでのオーバーテイクは難しくなるので、予選がとても大事になると思います。
明日は全力を尽くしたいです」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(10-7番手)

「今日は本当に楽しい一日でした。
コースは素晴らしく、とてもユニークで、特にターン3はバンクによってまるで犬ぞりで滑走しているようでした。
セッションは赤旗による中断が多かったので、プログラムをすべて消化するのは難しかったのですが、大体のことはできています。
まだ望んでいたほどの状態にはなっていないと思うので、明日に向けてもう少しパフォーマンスを上げられるように、今晩取り組んでいきますし、達成できる自信はあります。
明日はQ1でのトラフィックが課題になるはずで、上手く混乱を避けられるように臨む必要があります。
レースに向けては、オーバーテイクが非常に難しいと思うので、いいスタート位置を手にすることが重要です」

提供:本田技研工業(株)

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角田裕毅のトラブルはPU(パワーユニット)関連

角田 裕毅 (C)Scuderia Alphatauri
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3日(金)午前に行われたフリー走行1回目セッションでガレージに留まったまま結局ノータイム、少しでも周回を重ねたい初サーキットで痛恨の『ガレージタイム』を過ごしたアルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、それでも「他のマシンの走行をモニターを観て学習した」と、笑顔をみせた。

空力の測定装置を付けてコースインしてまもなくスピンを演じた角田だったが、その後走行できなかったのはそのせいでなく、PU(パワーユニット)関連に小さな障害が発見されたため、その修復に時間が掛かった影響という。
フリー走行2回目セッションでは遅れを取り戻すべく周回を重ねたが、いきなり受けた初コースの洗礼は大きかったようだ。

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F1ドライバーら、オレンジ・アーミーの発煙筒に懸念

Orange Army (C)Redbull Racing
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F1ドライバーは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が母国グランプリを迎えるのにあたり、地元の熱烈なファンの集まりで知られる『オレンジ・アーミー』について、発煙筒の過度な使用に警戒感をみせていることがわかった。

フェルスタッペンの母国オランダのナショナルカラーであるオレンジに染まったこの応援団はこれまたオレンジの発煙筒で気勢を上げることで知られる。
しかし前戦ベルギーGPなどでは一時コースの視界にまで煙が及ぶことがあったことから異例の声明を発することになったもの。

情熱的なオランダのファンは、しばしば羽目を外して非難の的になることがあるのも事実だ。

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2021/09/03

フリー2回目、ハミルトン(メルセデス)にトラブル

Zandvoolt Circuit (C)Pirelli Motorsport
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引き続き9月3日(金)15時(日本時間:22時)からザンドフールト・サーキットを舞台に2021年F1第13戦オランダGPのフリー走行2回目セッションが始められた。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は34度、路面温度47度、コースはドライコンディションとなっている。
なお午前ストップしたベッテル(アストンマーティン)、そして角田裕毅(アルファタウリ)も参加している。

開始直後、いきなり午前のセッションで最速だったハミルトン(メルセデス)がエンジントラブル(?)でストップ、赤旗中断となった。
35分過ぎ、今度はマゼピン(ハース)がコースアウトしてグラベルベッドにスタック、再びセッションは赤旗中断、ちょうどフェルスタッペンがアタックラップ中のことだった。
40分(残り20分)で再開、今度はフェラーリ勢が調子を上げている。

60分間のセッションを終え、トップはルクレール(フェラーリ)の1'10.902。
これにチームメイトのサインツ(フェラーリ)が1'11.056のタイムで続いた。
3番手はオコン(アルピーヌ)、4番手ボタス(メルセデス)、5番手フェルスタッペン(レッドブル)、6番手アロンソ(アルピーヌ)、7番手ガスリー(アルファタウリ)、8番手ノリス(マクラーレン)、9番手ジョビナッツィ(アルファロメオ)、10番手ベッテル(アストンマーティン)となった。
ストップしたハミルトン(メルセデス)は11番手、ペレス(レッドブル)は12番手、角田裕毅(アルファタウリ)は13番手だった。
明日はフリー走行3回目セッションと注目の公式予選が行われることになっている。

オランダGPフリー走行2回目の結果はこちら
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フリー1回目、角田裕毅(アルファタウリ)ノータイムに

Zandvoolt Circuit (C)Pirelli Motorsport
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9月3日(金)11時30分(日本時間:18時30分)から36年ぶりザンドフールト・サーキットを舞台に2021年F1第13戦オランダGPのフリー走行1回目セッションが始められた。

天候は晴れ、セッション開始時の気温は18度、路面温度22度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは今回5種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC1、ミディアムのイエローにC2、そしてレッドのソフトにC3という最も堅い部類に位置する3種のタイヤを選択・持ち込んでいる。

まずサインツ&ルクレールのフェラーリ勢からコースイン、空力の計測装置をつけた角田裕毅(アルファタウリ)がいきなりスピンするシーンがみられた。
30分過ぎ、ベッテル(アストンマーティン)がエンジントラブルのためピットレーン出口でストップ、マシン回収のためセッションは赤旗中断に。
セッション再開、各車精力的に周回を重ねるが、角田はトラブルか唯一走れずにいる。

トップはハミルトン(メルセデス)の1'11.500、これにフェルスタッペン(レッドブル)が1'11.597で続いた。
以下、サインツ&ルクレールのフェラーリ勢、ボタス(メルセデス)、アロンソ&オコンのアルピーヌ勢)、ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ストロール(アストンマーティン)、そしてガスリー(アルファタウリ)というトップ10に。
ペレス(レッドブル)は16番手、角田はノータイムの20番手だった。
このあと15時(日本時間:22時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。

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ジョージ・ラッセル、ニック・デ・フリースのF1昇格を支持

Nyck de Vries (C)Mercedes Motorsports
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前戦雨のベルギーGPで2位表彰台を獲得するなどその非凡な才能が評価されるジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)は、来季メルセデスAMGチームへの抜擢が取り沙汰されているが、実現した場合、その後任としてF2チャンピオンであるニック・デ・フリース(26歳:オランダ)を念頭に置いていることを示唆した。

「デ・フリースには才能があり、それは間違いなくF1ドライバーとしてのレベルに達してる。
ただF1には20人といった限られた枠しかなく、誰かが外れないとシートが空くことがない。
新人には厳しい狭き門なんだ。
でももしチャンスがあるならば、僕は彼をF1に推薦するね」と、言外に自身の後任としてウィリアムズ・レーシングに採用を打診する姿勢をみせた。

ラッセルがF2タイトルを獲った翌年の2019年、デ・フリースは念願のF2チャンピオンに輝いたがF1へのステップアップはならず。
昨年はメルセデスからフォーミュラEに参戦、こちらでもチャンピオンとなってみせた。

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アルファロメオにメルセデス・エンジン搭載の噂

Alfaromeo Racing (C)Sauber Motorsport AG
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フェラーリ陣営の一角であるアルファロメオ・レーシングに、なんとメルセデス・エンジンにスイッチという仰天の噂が勃発、パドックを賑わせている。

それによれば今シーズン限りでメルセデスAMGチームのシートを失うことになりそうなバルテリ・ボタスを、メルセデスが同社製パワーユニット供給と合わせて実現させようというもの。
これまでボタスには同じくメルセデス・エンジンを搭載する古巣のウィリアムズ・レーシングに復帰という見方が有力だった。

ただアルファロメオ・レーシングは実質前ザウバー・チームによって運営されていて、更新したばかりの契約相手アルファロメオ・ブランドはフェラーリ陣営に属するものであり事態は複雑。
簡単にスイッチが実現できるかは疑問だ。

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オランダGPの週末、3日間共に雨の心配はなし

Zandvoort Circuit

今週、36年ぶりザンドフールト・サーキットで開催される2021年第13戦オランダGPの開催地である北ホラント州地方の天候について、地元気象台はフリー走行の金曜日、公式予選の行われる土曜日、決勝レースの日曜日ともにいずれも晴れないし曇りで雨の心配はないと予報している。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
9月03日(金) フリー走行 晴れないし曇り 11- 19度 20%
9月04日(土) 公式予選 晴れないし曇り 11- 20度 10%
9月05日(日) 決勝レース 晴れないし曇り 13- 23度 10%

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2021/09/02

オランダGPのスチュワードにダニー・サリバン氏

Danny Sullivan (C)Sauber Motorsport AG
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるオランダGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元F1ドライバーであるダニー・サリバン氏(71歳:アメリカ)を指名した。
同氏のスチュワードは2019年のメキシコGP以来となるもので実に2年ぶり、自身通算26回目で、これはエマニュエル・ピロ氏の38回、デレック・ワーウィック氏の34回に次ぐものということになる。

サリバン氏は1983年シーズンに当時のティレル・チームから1年間F1に参戦、最高位はモナコGPの5位。
その後アメリカに戻って参戦したインディカー・シリーズで活躍。
1988年にはシリーズ・チャンピオン、1985年のインディ500レースで優勝したことで知られる。

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ライコネン(アルファロメオ)、今季限りの現役引退発表

Kimi Raikkonen (C)Alfaromeo Racing
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9月1日(水)、アルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネン(41歳:フィンランド)は今季限りでのF1の現役から引退することを自ら正式発表した。
ライコネンの引退については従前から囁かれてきたが、イタリアGPでの発表という周辺の予想を裏切って今回突然発表されたもの。

F1では通算20回の優勝、18回のポールポジション、100回の表彰台を獲得、2007年には念願のチャンピオンに輝いた。
後任にはシューマッハ(ハース)など多くの名前が取り沙汰されているがチームからはまだアナウンスされていない。

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キミ・ライコネン、イタリアGPで現役引退発表の予感

Kimi Raikkonen (C)Sauber Motorsport AG
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今季限りでの現役引退が取り沙汰されるアルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネン(フィンランド)について、イタリアのメディアが9月12日(日)に予定されるイタリアGP(モンツァ)で正式発表されるとの見通しを伝えた。

2001年、21歳の時に当時のザウバー・チームからF1デビューを果たしたライコネンは、一時はF1から離れた時期もあったが通算20年近くに渡って参戦、
通算21勝を記録するなどして2007年にはフェラーリで念願のチャンピオンに輝いた。
しかし最近はマシンの戦闘力不足もあり入賞するのがやっととなっていて引退の噂が持ち上がっているもの。
なおまもなく42歳になるという年令は現役ドライバーの中で最年長となるものだ。

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2021/09/01

ペレス(レッドブル)、「夏休み前に契約延長決まってた」

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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夏休み明け初戦ベルギーGPの会場で正式発表されたセルジオ・ペレスの来季レッドブル・レーシング残留だが、本人は夏休みのかなり前から契約延長は決まっていたことを明かした。

2011年にF1デビューを果たしたペレスは今年F1で11年目になるベテラン。
昨シーズンはサクヒールGPで念願の初勝利を記録したがレーシング・ポイントから契約更改の声は掛からなかった。
しかしその経験とポテンシャルを評価したレッドブルが獲得、さらに今回2年目の契約を早々に決めたもの。
レッドブルでのフェルスタッペンのチームメイトはこのところ2年続いたケースはなく、これは極めて異例のことでもある。

ペレスは「自分の役割を理解した上で夏休みを送っていた」と、内情を明かしている。

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アルファロメオ、ベルギーGPのレース不成立を主張

Image (C)Pirelli Motorsport
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アルファロメオ・レーシングは、29日(日)行われたベルギーGP決勝レースについて、不成立であるべきだとの異例の声明を明らかにした。

それによればベルギーGPは全車セーフティカーの背後で一列になってパレードを行っただけでレースと呼べるものではなく、不成立とすべきというもの。

今回グリッド後方で2台共にノーポイントに終わったアルファロメオはコンストラクターズ・ポイント3点のままだったが、直近のライバルで今回予選上位でクリアしたウィリアムズ・レーシングは2台共にポイント獲得、一気に20ポイントまで伸ばしてみせたもの。
ちなみに2戦前までのウィリアムズは0ポイントだった。

もしもレース不成立であれば、現在の17ポイント差は前戦の7ポイント差まで縮小されるが、いまさら不成立とされることはないとみられる。

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シャルル・ルクレール、「ウェットはフェラーリの弱点」

Ferrari/Wet (C)Ferrari S.p.A
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今シーズン初のウェットレースとなったベルギーGPの結果、コンストラクターズ・ランキングで同点3位だったフェラーリ・チームはライバルのマクラーレン・レーシングに先行を許し、3.5点差の4位に後退することとなった。

これについて同チームのシャルル・ルクレールは「ウェットレースはフェラーリの弱点であることがわかった」とその背景を明らかにした。
「今シーズン初めてのウェットレースは難しいものだった。
路面の水はそれほどじゃなかったけれど、とにかく視界が悪くてとてもまともに走れる状況じゃなかった。
5メートルも離れたら、もう前のクルマがまったく見えなかったからね。
だからレースを打ち切ったスチュワードの判断は正しかったと思うよ。
そしてもう一つわかったことは、ウェットの場合、僕らのマシンはライバルよりもコントロールが難しいということだ。
これについては今後改善する必要がある」

雨の予選でマクラーレンの2台が4-10番手だったのに対し、フェラーリ勢は11-13番手に留まった。

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